JP3216201U - デンタルガム - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガムを提供する。【解決手段】デンタルガム1は、担体11と、複数の歯の保健成分を有し、歯の保健成分が担体11の表面または内部に分布しており、歯の保健成分にプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤と、を含む。プロバイオティクス細菌は、人類の腸管プロバイオティクス細菌叢であり、人体に有益なプロバイオティクス細菌である。ペットの歯ぎしり天性を利用し、ペットがデンタルガム1に対して、3分以上かじることを誘発し、ペットの歯を清潔にすると共に、増粘剤にプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスとを混ぜ合わせて、ペットの口腔内部に大量に付着させ、プロバイオティクスによってプロバイオティクス細菌の定植を促進し、プロバイオティクス細菌の優位性を形成し、口腔の病原菌と、人体に有害なばい菌の成長を抑制する。【選択図】図1A
Description
本考案はデンタルガムに関し、特にペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガムに関する。
経済発展につれて、ペットは人々の生活にどんどんと入り込んで来ている。ペット、特に犬や猫に餌を与えたとき、食物残渣が歯にくっつくと歯垢や歯石の増生につながり、これによりばい菌が繁殖し、ついには歯周病、歯の折損、下顎の骨折や口腔炎などにつながる。
現在、一般に歯周炎は、口腔偏性嫌気性細菌、タンネレラ・フォーサイシア、フソバクテリウム・ヌクレアタム、歯周病菌などの細菌が原因であると考えられている。ペット口腔内部の微生物のバランスが崩れると、口腔病気を誘発する。さらに、各種の口腔の病気によって、微生物叢をアンバランスに悪化させ、病菌の繁殖が助長される。犬のペットを例とすると、2〜8歳のペットの歯周病の発病率は60〜80%と報道されており、さらに、年齢の増加に従って増加している。ペットが口腔疾病を患った場合、治療方法は主に口腔を清潔にし、超音波による歯石除去や、広域抗生物質を用いて消炎するなどの方法がある。しかし、ペットの口腔を清潔にするには多くの時間を必要とする。抗生物質で治療する方法は、短期間に一定の効果はあるものの、抗生物質によって口腔内部従来の微生物集団の失調を引き起こしてしまい、最後には口腔の問題を悪化させる。このほか、ペットの口腔が病菌を帯び、口腔病を患ってしまうと、ペットの健康に影響を与えるのみならず、そもそも犬は飼い主を舐める嗜好があるため、口腔内部の病菌が人間の皮膚(口、顔、腕など)に拡散して、人間体の健康に影響してしまう。特に抵抗力の弱い幼児や年配者にもたらす危害はさらに大きいものである。個別のケースとして、飼い主が口腔病を患わったペットに舐められたあと、体に悪い反応が引き起こされた。この問題について、現時点では確実に実行可能な解決方法はない。
ペットのデンタルガムは、一種のペット玩具であり、骨、ボール、サイクル、棒、靴または顆粒状等に形成されている。よく見かけるものは、犬のデンタルガムである。犬には骨をかじる嗜好があるため、犬のデンタルガムの設計形状も犬の遊びに合わせている特長がある。重要なのは、一種の犬のデンタルガムは、犬の口腔清掃のための咀嚼物である。犬がデンタルガムを常にかじる一方、定期的に歯を磨くことにより、犬口腔の溶菌斑と歯垢の形成を減速させることができる。犬に歯磨きすることはなかなか難しいため、定期的に歯磨きする効果もまちまちである。犬にデンタルガムを与えることによって、歯磨きより良い効果が得られるほか、歯齦炎及びその他歯垢の形成を軽減できる。食用の過程は歯を安定に維持し、口腔清掃の過程でもある。犬の成長段階では歯床が痒い感覚がするため、この期間にデンタルガムを与えれば不快感を和らげることができる他、家の物品も破壊されない。さらに、口腔清掃の効果を期待できる。
現在のデンタルガムは主に動物の革、牛の革または豚の皮から仕上げられるデンタルガム、あるいはデンプン、動物蛋白粉末、植物繊維などを混ぜて幹状、球状とするデンタルガム、もしくはゴムを金型成形加工によりデンタルガムとして圧出されているものがある。しかし、これらはあくまでもペットの歯を清浄する目的のものである。すなわち、デンタルガムの剛性からの摩擦効果を利用して、清浄目的が達成される。このようなやり方は、食物の残渣を一定程度に清掃でき、歯石を少なくし、プラーグの形成を軽減できるものの、口腔内部菌種バランスの維持、病菌の繁殖などの問題解決に至らず、ペット口腔の健康に良い効果が期待できない。この他、現在は一種のペット食品にバチルス桿菌または乳酸菌などのプロバイオティクス細菌が添加されている。しかし、それもペットの腸内健康を目的としたものであり、口腔病気の病菌繁殖、伝染への配慮を持っては設計されていない。さらに、ペットがこの種のペット食品を食用する場合、かかるペット食品が口腔内で滞留する時間は1分足らずであるため、プロバイオティクス細菌の活性化に充分な時間が与えられて繁殖及び定植することはできず、充分な数に至らないがために、口腔内部にプロバイオティクス細菌優位性を持つ菌叢を形成できない。
本考案の目的は、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガムを提供する。
本考案の課題に対する技術考案を以下のとおり詳細説明する。
本考案は、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガムを提供し、かかるデンタルガムは、担体と、複数の歯の保健成分とを有し、歯の保健成分が担体表面または内部に分布しており、歯の保健成分にプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤と、が含まれている。
プロバイオティクス細菌は、ビフィズス菌属及び/または乳酸桿菌属及び/または桿菌属プロバイオティクス細菌を含むものが好ましい。
ビフィズス菌属は、ビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ビフィドバクテリウム菌、ブレーベ菌、ビフィドバクテリウム‐インファンティス、ビフィドバクテリウム‐アドレセンティス、ビフィオバクテリアム・ロンガムのうち少なくとも一種が好ましいが、この限りではない。
乳酸桿菌属は、アシドフィルス菌属、乳酸カゼイ菌属、ラクトバチルス・クリスパータス属、ラクトバチルス・ブルガリカス属、デルブリュック乳酸杆菌亜種、発酵乳酸杆菌属、ラクトバチルス・ガセリ属、ラクトバチルス‐ヘルヴェティクス属、ラクトバチルス・ジョンソニー属、ラクトバチルス・パラカゼイ菌属、植物性乳酸菌属、ラクトバチルス・ロイテリ菌属、ラクトバチルス・ラムノサス属、ラクトバチルス‐サリヴァリゥス属のうち少なくとも一種が好ましいが、この限りではない。
桿菌属は、バチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスのうち少なくとも一種が好ましいが、この限りではない。
プロバイオティクス細菌は、ビフィズス菌属、乳酸桿菌属、バチルス桿菌属のうち一種または多種プロバイオティクス細菌を任意の混合比に混合して得られることが好ましい。
プロバイオティクス細菌の培地と培養方法としては、当分野の一般的な培地と培養方法が用いられる。
前述のプロバイオティクス細菌においては、適量の凍結乾燥保護剤をさらに添加し、凍結乾燥保護剤によって生菌泥を凍結乾燥させ、プロバイオティクス細菌(菌粉末)を取得することが好ましい。
プロバイオティクス菌は、機能性オリゴ糖、機能性オリゴ糖を含むが、この限りではない。また、イソマルトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、イヌリンのうち少なくとも一種を含むが、この限りではない。
増粘剤は、植物類増粘剤及び/または動物種増粘剤が好ましい。そのうち、植物類増粘剤はデンプン、セルロース、タンニン、アラビアゴム及アルギン酸ナトリウムなどを含むが、この限りではない。動物種増粘剤は、コラーゲン、ゼラチン、血液アルブミン粘着剤、カゼインと、シェラックなどを含むが、この限りではない。
担体の材質は、生地、ゴム、プラスチック、デンプン、蛋白、繊維、骨粉のうち少なくとも一種を含むが、この限りではない。蛋白は、植物蛋白、動物皮革を含むが、この限りではないことが好ましい。
デンタルガムは、靭性と伸長性とを有しており、ペットが咀嚼すると、デンタルガムの伸長性によって、内部に含まれたプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤とを放出することが好ましい。
デンタルガム組成の質量百分率として、プロバイオティクス細菌粉末0.1〜3%、プロバイオティクス1〜20%、デンプン15〜40%、動物/植物蛋白粉末25〜45%、骨粉5〜15%、増粘剤0.5〜10%を含むことが好ましい。
あるいは、デンタルガム組成の質量百分率として、プロバイオティクス細菌0.1〜1%、プロバイオティクス10〜20%、デンプン20〜35%、動物/植物蛋白粉末30〜40%、骨粉5〜15%、増粘剤0.5〜10%を含むことが好ましい。
本考案のデンタルガムは歯の保健機能を有するペット玩具であり、一定程度の靭性と伸長性とを有し、ペットの咀嚼によって砕けることはなく、ペットの歯ぎしり天性を充分に満足できるほか、ペットが本考案のデンタルガムを3分以上かじると、デンタルガムの伸長性によって、プロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤とを放出し、ペットが長く噛みしめる期間を通じて、ペットの歯を清潔にすることができるほか、増粘剤とプロバイオティクス細菌とプロバイオティクスとを混ぜ合わせることによって、ペットの口腔内部に大量に付着される。さらに、プロバイオティクスによって、プロバイオティクス細菌の定植が促進され、優れたプロバイオティクス細菌群を形成し、口腔病菌の繁殖を抑制し、極めて良いペット口腔健康を達成し、口内異臭や不快な匂いを消去する有益な効果を有する。
本考案に選択されたプロバイオティクス菌は、イソマルトオリゴ糖、マルトオリゴ糖と、キシロオリゴ糖、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、イヌリンのなどを含む。プロバイオティクスが有益な菌の繁殖によって、優位性菌群を形成して、優位性菌群のバランスをとる目的を達成する。プロバイオティクス菌は、病原菌細胞と結合して、病原菌の粘膜に対する付着力を弱ませることによって、感染予防の働きを果たす。
本考案で選択されたプロバイオティクス細菌は、人類の腸管プロバイオティクス細菌叢であり、人体に有益なプロバイオティクス細菌である。プロバイオティクス菌は、ペットがデンタルガムを噛むことによって、ペットの口腔内部に定植し、人体に害する病菌を抑制し、ペット口腔内部の健康を維持できるほか、ペット、特に犬が飼い主を舐めることによって、人体にもたらす危険性を軽減できる。本考案において選択されたプロバイオティクス菌は、ビフィドバクテリウム・ビフィダム菌とバチルス桿菌種であり、例えば、ラクトバチルス・ロイテリ菌、トオリゴ糖、ラクトバチルス・ラムノサス、ラクトバチルス‐サリヴァリゥス、バチルス‐コアグランスなどをペットの口腔内部に植入し、プロバイオティクス菌によってペット口腔内部の有害な微生物を抑制し、ペット口腔内部の健康を維持する。そのうち、ラクトバチルス‐サリヴァリゥス菌はミュータンス連鎖球菌において、低いpH環境でも生存できるため、ミュータンス連鎖球菌にターゲットに絞って、抑制することができる。ラクトバチルス・ロイテリ菌には、ロイテリン菌と、ロイテリン周期蛋白を分泌することができる。両者とも広域な殺菌作用を有しており、虫歯の予防、口腔の保健に重要な働きがある。一方、バチルス‐コアグランスは、口腔の保健に重要な働きを有し、ミュータンス連鎖球菌の成長を有効に抑止できると共に、免疫系統の機能を増強させて、病原体に抵抗し、炎症性サイトカインを軽減できる。
本考案のペットデンタルガムの形状は特に限定されることなく豊富な形状とすることができ、ペットの玩具にすることができるほか、ペットの健康が保障される。本考案のペットデンタルガムは、新たに栄養分またはエネルギーを提供する必要はなく、味付けとして、少量の蛋白粉末と、骨粉を添加することで、ペットの歯に極めて良い咀嚼と研磨働きを提供できるとともに、歯の保健目的を達成できる。
審査官の方々の本考案内容のさらなる理解を図るため、以下の説明を図面とともに参考にしていただきたい。
[実施例1]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、担体11と、複数の歯の保健成分12とを有し、歯の保健成分12にプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤と、を含む。プロバイオティクス細菌0.1%、イソマルトオリゴ糖1%、セルロース10%、ゼラチン20%、血液アルブミン粘着剤23.9%、デンプン40%、骨粉5%の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、担体11と、複数の歯の保健成分12とを有し、歯の保健成分12にプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤と、を含む。プロバイオティクス細菌0.1%、イソマルトオリゴ糖1%、セルロース10%、ゼラチン20%、血液アルブミン粘着剤23.9%、デンプン40%、骨粉5%の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌は、ビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ブレーベ菌、アシドフィルス菌属、ラクトバチルス・クリスパータス属、デルブリュック乳酸杆菌亜種、バチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスによって組み合わせられる。
ビフィズス菌属プロバイオティクス細菌(ビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ブレーベ菌を含む)は、ビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ブレーベ菌をそれぞれ5%の接種量により、BS液体培地に注入し、37℃条件において、48h培養した後、菌体を収集して、それぞれ生菌数1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ブレーベ菌が得られた。
乳酸桿菌属プロバイオティクス細菌(アシドフィルス菌属、ラクトバチルス・クリスパータス属、デルブリュック乳酸杆菌亜種を含む)について、アシドフィルス菌属、ラクトバチルス・クリスパータス属、デルブリュック乳酸杆菌亜種)について、アシドフィルス菌属、乳酸カゼイ菌属、発酵乳酸杆菌属、ラクトバチルス‐サリヴァリゥス属をそれぞれ5%の接種量により、MRS液体培に接種し、37℃条件において、48h培養した後、菌体を収集した。それぞれ得られた生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのアシドフィルス菌属、ラクトバチルス・クリスパータス属、デルブリュック乳酸杆菌亜種である。
桿菌属プロバイオティクス細菌(バチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスを含む)について、バチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスをそれぞれ5%の接種量により、LB液体培地に注入し、37℃条件において、48h培養した後、菌体を収集した。それぞれ得られた生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのバチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスである。
ビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ブレーベ菌、アシドフィルス菌属、ラクトバチルス・クリスパータス属、デルブリュック乳酸杆菌亜種、バチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスを(1:1:1:1:1:1:1:1)の質量百分率(ただし、この限りではない)比例で混合して、プロバイオティクス細菌の菌泥を獲得した上、プロバイオティクス細菌菌泥及び凍結乾燥保護剤を質量百分率により1:1混合し、凍結乾燥により、プロバイオティクス細菌粉末が得られた。
製造方法は、前述の配合比に基づいて、デンタルガム1各組の分量を量り取り、均一に混合して、プレス成形加工により、本考案のペットの歯と口の保健を提供するデンタルガムが得られた。上記製品は、図1Aと、図Bを参照する。図からわかるように、デンタルガム12が担体11へ均一に分散しされている。
[実施例2]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌0.3%、フラクトオリゴ糖8%、ガラクトオリゴ糖10%、コラーゲン0.5%、タンニン20%、アラビアゴム18.2%、デンプン37%、骨粉6%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム‐アドレセンティス、ビフィオバクテリアム・ロンガム、ラクトバチルス・ガセリ属、ラクトバチルス‐ヘルヴェティクス属、ラクトバチルス・ジョンソニー属、バチルス‐コアグランス、枯草菌按などを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。製造方法として、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクス、増粘剤及びその他の組成を充分に均一混合した後、プレス成形加工し、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤の混合物を表面に塗って、歯の保健効果を有するデンタルガム1が得られる。結果は図2Aと、図2Bを参照する。図から分かるように、デンタルガム12は増粘剤の働きにより、担体11表面に付着されている。
[実施例3]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
ププロバイオティクス細菌0.5%、キシロオリゴ糖3%、アルギン酸ナトリウム9.5%、カゼイン20%、シェラック25%、デンプン35%、骨粉7%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム菌、ビフィドバクテリウム‐インファンティス、ラクトバチルス・パラカゼイ菌属、ラクトバチルス・ブルガリカス属、乳酸カゼイ菌属、発酵乳酸杆菌属、バチルス‐コアグランス、バチルス−リケニフォルミスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。製造方法として、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクス、増粘剤及びその他の組成を充分に均一混合した後、プレス成形加工し、歯の保健効果を有するデンタルガム1が得られる。上記製品は、図3Aと、図3Bを参照する。図からわかるように、デンタルガム12が担体11へ均一に分散しされている。
[実施例4]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌0.7%、乳果オリゴ糖8%、大豆オリゴ糖8%、ゼラチン2%、セルロース20%、アルギン酸ナトリウム23.3%、デンプン30%、骨粉8%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ビフィドバクテリウム‐アドレセンティス、アシドフィルス菌属、ラクトバチルス・ガセリ属、ラクトバチルス・パラカゼイ菌属、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクス、増粘剤及びその他の組成を充分に均一混合した後、プレス成形加工した後、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤の混合物を表面に塗って、歯の保健効果を有するデンタルガム1が得られる。結果は図4Aと、図4Bを参照する。図から分かるように、デンタルガム12は増粘剤の働きにより、担体11表面に付着されている。
[実施例5]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌0.9%、イヌリン、5%、アラビアゴム2.5%、コラーゲン20%、ゼラチン20.6%、デンプン22%、骨粉9%、ゴム20%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ビフィオバクテリアム・ロンガム、ラクトバチルス・クリスパータス属、ラクトバチルス‐ヘルヴェティクス属、ラクトバチルス・ブルガリカス属、バチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、ゴム以外のプロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤をあらかじめに混合した後、ゴムを担体として表面に塗って、ペットの歯と口の保健を提供するデンタルガムが得られる。
[実施例6]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌2.4%、イソマルトオリゴ糖7%、フラクトオリゴ糖7%、血液アルブミン粘着剤7%、セルロース15%、タンニン15.6%、デンプン32%、骨粉14%。
バイオティクス細菌粉末を活性化した後のビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ビフィドバクテリウム菌、ドイツ乳酸菌亜種、ラクトバチルス・ジョンソニー属、乳酸カゼイ菌属、バチルス‐コアグランス、枯草菌按などを質量百分率によって組み合わせ凍結乾燥保護剤を質量百分率により1:1混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、前述配合比に基づいて、デンタルガム各組の分量を量り取り、均一に混合して、プレス成形加工により、本考案のペットの歯と口の保健を提供するデンタルガムが得られた。
[実施例7]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌1.7%、ガラクトオリゴ糖8%、タンニン4%、血液アルブミン粘着剤20%、カゼイン20.3%、デンプン20.3%、骨粉11%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ビフィドバクテリウム‐インファンティス、ラクトバチルス・ガセリ属、発酵乳酸杆菌属、ラクトバチルス‐サリヴァリゥス属、バチルス‐コアグランス、バチルス−リケニフォルミスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクス、増粘剤及びその他の組成を充分に均一混合した後、プレス成形加工した後、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤の混合物を表面に塗って、歯の保健効果を有するデンタルガムが得られる。
[実施例8]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌2%、キシロオリゴ糖5%、乳果オリゴ糖5%、カゼイン5%、アラビアゴム20%、アルギン酸ナトリウム23%、デンプン23%、骨粉12%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ブレーベ菌、ビフィドバクテリウム‐アドレセンティス、ラクトバチルス・ガセリ属、ラクトバチルス・ブルガリカス属、ラクトバチルス・ロイテリ菌属、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、前述配合比に基づいて、デンタルガム各組の分量を量り取り、均一に混合して、プレス成形加工により、本考案のペットの歯と口の保健を提供するデンタルガムが得られた。
[実施例9]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌2.2%、大豆オリゴ糖6%、イヌリン6%、シェラック6%、セルロース17%、アラビアゴム20%、デンプン30%、骨粉13%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのブレーベ菌、ビフィオバクテリアム・ロンガム、ラクトバチルス‐ヘルヴェティクス属、乳酸カゼイ菌属、ラクトバチルス・ラムノサス属、バチルス‐コアグランス、枯草菌などを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクス、増粘剤及びその他の組成を充分に均一混合した後、プレス成形加工した後、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤の混合物を表面に塗って、歯の保健効果を有するデンタルガムが得られる。
[実施例10]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌1.4%、フラクトオリゴ糖7%、セルロース3%、コラーゲン15%、シェラック20%、デンプン24%、骨粉10%、生地20%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのブレーベ菌、ビフィドバクテリウム菌、ラクトバチルス・ジョンソニー属、発酵乳酸杆菌属、植物性乳酸菌属、バチルス‐コアグランス、バチルス−リケニフォルミスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、織生地以外のプロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤をあらかじめに呼び混合した後、織生を担体として表面に塗って、ペットの歯と口の保健を提供するデンタルガムが得られる。
[実施例11]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌2.6%、ガラクトオリゴ糖7%、キシロオリゴ糖8%、タンニン8%、コラーゲン5%、血液アルブミン粘着剤10%、カゼイン10%、デンプン34%、骨粉15%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのブレーベ菌、ビフィドバクテリウム‐インファンティス、アシドフィルス菌属、ラクトバチルス‐ヘルヴェティクス属、発酵乳酸杆菌属、ラクトバチルス‐サリヴァリゥス属、バチルス‐コアグランスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、前述配合比に基づいて、デンタルガム各組の分量を量り取り、均一に混合して、プレス成形加工により、本考案のペットの歯と口の保健を提供するデンタルガムが得られた。
[実施例12]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌3%、乳果オリゴ糖5%、大豆オリゴ糖5%、イヌリン10%、ゼラチン10%、セルロース10%、アラビアゴム10%、アルギン酸ナトリウム17%、デンプン15%、骨粉15%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィドバクテリウム‐アドレセンティス、ビフィドバクテリウム菌、ラクトバチルス・クリスパータス属、ラクトバチルス・ジョンソニー属、ラクトバチルス・ロイテリ菌属、枯草菌などを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクス、増粘剤及びその他の組成を充分に均一混合した後、プレス成形加工し、プロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤の混合物を表面に塗って、歯の保健効果を有するデンタルガムが得られる。
[実施例13]
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
本実施例において、ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガム1は、以下の質量百分率によって組み合わせられる。
プロバイオティクス細菌2.8%、乳果オリゴ糖6%、血液アルブミン粘着剤7%、タンニン7%、アルギン酸ナトリウム18.2、デンプン27%、骨粉9%、市販のペット玩具20%。
プロバイオティクス細菌粉末を活性化した後の生菌数は1.0〜5.0×108cfu/gのビフィオバクテリアム・ロンガム、ビフィドバクテリウム菌、ビフィドバクテリウム‐インファンティス、デルブリュック乳酸杆菌亜種、ラクトバチルス・ブルガリカス属、ラクトバチルス・ラムノサス属、バチルス−リケニフォルミスなどを質量百分率に基づいて混合した後、凍結乾燥保護剤を質量百分率に基づいて1:1に混合して、凍結乾燥させる。
プロバイオティクス細菌の培養方法は、実施例1と同じである。
製造方法として、玩具以外のプロバイオティクス細菌、プロバイオティクスと、増粘剤をあらかじめ混合した後、玩具を担体として表面に塗って、ペットの歯と口の保健を提供するデンタルガムが得られる。
本考案のペットデンタルガムが口腔疾病の回復効果を検証するため、菌株の共同培養実験と犬の歯周病回復試験を用いて、本考案が歯周病に対する治療効果を検証する。
1.菌抑制特性研究
歯周病病原菌ミュータンス連鎖球菌、口腔偏性嫌気性細菌、フソバクテリウム・ヌクレアタム、タンネレラ・フォーサイシア培養物を106CFU/mLに希釈した後、それぞれ0.1mLを取って、牛肉エキスペプトンの平板培地に塗布し、試験カップ(Oxford cup)(直径8mm)をプレート上に取り付けて、その中に100μLを加えて、実施例1のプロバイオティクス細菌の組み合わせ菌液体を37℃の環境で24時間を培養した後、無菌生理食塩水をブランク対照直径=100mとして、阻止帯の大きさを測定する。実験結果は、表1に示すとおりである。
歯周病病原菌ミュータンス連鎖球菌、口腔偏性嫌気性細菌、フソバクテリウム・ヌクレアタム、タンネレラ・フォーサイシア培養物を106CFU/mLに希釈した後、それぞれ0.1mLを取って、牛肉エキスペプトンの平板培地に塗布し、試験カップ(Oxford cup)(直径8mm)をプレート上に取り付けて、その中に100μLを加えて、実施例1のプロバイオティクス細菌の組み合わせ菌液体を37℃の環境で24時間を培養した後、無菌生理食塩水をブランク対照直径=100mとして、阻止帯の大きさを測定する。実験結果は、表1に示すとおりである。
実験結果から、プロバイオティクス細菌の組み合わせと、ミュータンスレンサ連鎖球菌との組み合わせ、口腔偏性嫌気性細菌、フソバクテリウム・ヌクレアタム、タンネレラ・フォーサイシアこの4種の病原菌とも良い菌抑制効果が示された。
2.菌株共同培養実験
実施例1のプロバイオティクス細菌の組み合わせをそれぞれミュータンス連鎖球菌、口腔偏性嫌気性細菌、フソバクテリウム・ヌクレアタム、タンネレラ・フォーサイシアと、を液体培地に入れ、37℃条件で共同培養すると共に、それぞれの培養時間でサンプルを引き抜いて、プレート計数法を用いて、プロバイオティクス細菌による病原菌の抑制現象を観察した。
実施例1のプロバイオティクス細菌の組み合わせをそれぞれミュータンス連鎖球菌、口腔偏性嫌気性細菌、フソバクテリウム・ヌクレアタム、タンネレラ・フォーサイシアと、を液体培地に入れ、37℃条件で共同培養すると共に、それぞれの培養時間でサンプルを引き抜いて、プレート計数法を用いて、プロバイオティクス細菌による病原菌の抑制現象を観察した。
プロバイオティクス細菌の組み合わせと、ミュータンス連鎖球菌と共同培養36h後、ミュータンス連鎖球菌の存在を特定できないことから、プロバイオティクス細菌の組み合わせによるミュータンス連鎖球菌の抑制作用が示されている。
プロバイオティクス細菌の組み合わせと口腔偏性嫌気性細菌と16h共同培養した後、口腔偏性嫌気性細菌の存在を特定できないことから、プロバイオティクス細菌の組み合わせによるロバイオティクス細菌の抑制作用が示されている。
プロバイオティクス細菌の組み合わせと、フソバクテリウム・ヌクレアタムと16h共同培養した後、ミフソバクテリウム・ヌクレアタムの存在を特定できないことから、プロバイオティクス細菌の組み合わせによるフソバクテリウム・ヌクレアタムの抑制作用が示されている。
プロバイオティクス細菌の組み合わせと、タンネレラ・フォーサイシア菌と共同培養20h後、タンネレラ・フォーサイシア菌の存在を特定できないことから、プロバイオティクス細菌の組み合わせによるタンネレラ・フォーサイシア菌の抑制作用が示されている。
3.犬歯周病の回復試験
歯周病と口臭を患う3歳の犬5組を選択し、各組3頭について、実験を実施する。
歯周病と口臭を患う3歳の犬5組を選択し、各組3頭について、実験を実施する。
実験組1:毎日実施例1のデンタルガムを投与する。
実験組2:毎日実施例2のデンタルガムを投与する。
実験組3:毎日実施例5のデンタルガムを投与する。
実験組4:毎日実施例13のデンタルガムを投与する。
実験組5:毎日実施例5と同じ配合を投与するが、プロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤組成のデンタルガムを取り除いており、すなわち、配合にデンプンと、牛骨粉のみしかない。
実験組6:毎日市場から購入した豚の皮を原料としたデンタルガムを投与する。
実験組7:毎日市場から購入したゴムを原料としたデンタルガムを投与する。
実験組8:毎日市場から購入した乳酸菌を含めた犬飼料を投与する。
連続して14日飼育する。さらに、実験開始と終了時、滅菌済み1cm×1cmのフィルターシートを5組の犬の口腔歯周組織両側から任意に菌を採集して、1.0mLの生理食塩水に浸した後10倍シリーズで希釈した後、プレート計数法により集落数、実験組と対照組の口腔内部細菌の成長状況を観察同時に、実験前後犬口腔の悪臭が除去されたかを確認する。
表6の結果より、14日の飼育試験を経過後、実験組1、2、3と、4犬の歯周病状況の改善が顕著である一方、実験組5、実験組6、実験組7犬の口腔の病原菌数の低下は明らかでない、実験組8の口腔病原菌の数量がやや上昇している。実験の結果から、本考案のデンタルガムによる歯周病に対する改善効果が顕著である。
実験前後の犬口腔の悪臭の確認結果は、表7に示すとおりである。
実験の結果より、14日間の飼育実験後、実験組1、2、3と、4犬口腔の悪臭匂いが消えており、一方、実験組5、実験組6、実験組7と、実験組8犬口腔の悪臭匂いが依然として存在している。実験の結果から、本考案のデンタルガムによる犬口腔の悪臭匂いの改善効果は顕著である。
4.かじり時間の対比実験
歯が健常な3歳の犬5組を選択し、各組3頭について、実験を実施する。
歯が健常な3歳の犬5組を選択し、各組3頭について、実験を実施する。
実験組1:毎日実施例1のデンタルガムを投与する。
実験組2:毎日実施例2のデンタルガムを投与する。
実験組3:毎日実施例5のデンタルガムを投与する。
実験組4:毎日実施例13のデンタルガムを投与する。
実験組5:毎日実施例5と同じ配合を投与するが、プロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤組成のデンタルガムを取り除いており、すなわち、配合にデンプンと、骨粉のみしかない。
実験組6:毎日市場から購入した豚の皮を原料としたデンタルガムを投与する。
実験組7:毎日市場から購入したゴムを原料としたデンタルガムを投与する。
実験組8:毎日市場から購入した乳酸菌を含めた犬飼料を投与する。
前述各実験組のデンタルガムまたは犬飼料の取り付けと、体積大きさが同じベースで、犬のかじり時間を計算し、平均値を取った。結果は表8を参照する。
表8の実験結果から分かるように、実験組1、2、3、4の実験犬が本考案のデンタルガムをかじる時間が3分を超えており、プロバイオティクスと、プロバイオティクス細菌が増粘剤の働きによって、犬の口腔または歯の表面へ充分に付着し、プロバイオティクスによって、プロバイオティクス細菌の定植が促進され、優位性なプロバイオティクス細菌群の形成を促進すると共に、口腔病原菌の繁殖を抑制し、ペット口腔健康をうまく維持し、口腔悪臭の消去効果がある。一方、口内異臭や不快な匂いの消去効果が現れる実験組5のデンタルガムには歯の保健成分がないため、デンタルガムの靭性と、伸長性に影響し、犬のかじり時間も比較的に短い。実験組6と7の犬デンタルガムの材質は豚の皮、ゴムを主としており、一定の硬さを有するため、犬のかじり時間が2.5−3分の間である。しかし、実験組6と7にはペットの歯と口の保健を提供する歯の保健成分を添加していないため、本考案によるデンタルガム歯の保健効果を有しない。さらに、実験組8の犬餌はペット食品であり、市販大部分のペット食品と同じく、犬のかじり時間が比較的に短く、口腔滞留時間が1分足らず、プロバイオティクス細菌を活性化させる時間はまったくない、充分な繁殖や定植数も達成できなく、口腔内部に優位性のプロバイオティクス細菌、菌叢が形成されない。
1 デンタルガム
11 担体
12 歯の保健成分
11 担体
12 歯の保健成分
Claims (10)
- ペットの歯と口に保健効果を提供できるデンタルガムであって、
前記デンタルガムは、担体と、複数の歯の保健成分と、を含み、
前記歯の保健成分が前記担体の表面または内部に分布しており、
前記歯の保健成分にプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤とを含むことを特徴とする、デンタルガム。 - 前記プロバイオティクス細菌は、人間の腸内のプロバイオティクス細菌群であり、人体に有益なプロバイオティクス細菌を含むビフィズス菌属及び/または乳酸桿菌属及び/または桿菌属プロバイオティクス細菌を含むことを特徴とする、請求項1記載のデンタルガム。
- 前記ビフィズス菌属は、ビフィドバクテリウム‐ビフィダム、ビフィドバクテリウム菌、ブレーベ菌、ビフィドバクテリウム‐インファンティス、ビフィドバクテリウム‐アドレセンティス、ビフィオバクテリアム・ロンガムのうち少なくとも一種を含むことを特徴とする、請求項2記載のデンタルガム。
- 前記乳酸桿菌属は、アシドフィルス菌属、乳酸カゼイ菌属、ラクトバチルス・クリスパータス属、ラクトバチルス・ブルガリカス属、デルブリュック乳酸杆菌亜種、発酵乳酸杆菌属、ラクトバチルス・ガセリ属、ラクトバチルス‐ヘルヴェティクス属、ラクトバチルス・ジョンソニー属、ラクトバチルス・パラカゼイ菌属、植物性乳酸菌属、ラクトバチルス・ロイテリ菌属、ラクトバチルス・ラムノサス属、ラクトバチルス‐サリヴァリゥス属のうち少なくとも一種を含むことを特徴とする、請求項2記載のデンタルガム。
- 前記桿菌属は、バチルス‐コアグランス、枯草菌、バチルス−リケニフォルミスのうち少なくとも一種を含むことを特徴とする、請求項2記載のデンタルガム。
- 前記プロバイオティクスは、機能性オリゴ糖、機能性オリゴ糖を含むイソマルトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、乳果オリゴ糖、大豆オリゴ糖、イヌリンのうち少なくとも一種を含むことを特徴とする、請求項1記載のデンタルガム。
- 前記増粘剤は植物類増粘剤及び/または動物種増粘剤であり、
前記植物類増粘剤は、デンプン、セルロース、タンニン、アラビアゴム及アルギン酸ナトリウム、動物種増粘剤を含むコラーゲン、ゼラチン、血液アルブミン粘着剤、カゼイン、シェラックを含むことを特徴とする、請求項1記載のデンタルガム。 - 前記担体の材質は、生地、ゴム、プラスチック、デンプン、蛋白、繊維、骨粉のうちの一種またはそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1記載のデンタルガム。
- 前記デンタルガムが靭性及び伸長性を有し、
ペットの咀嚼によって、前記デンタルガムが持つ伸長性を用いて前記デンタルガムに含まれるプロバイオティクス細菌と、プロバイオティクスと、増粘剤とが放出されることを特徴とする、請求項1記載のデンタルガム。 - 前記デンタルガムは、プロバイオティクス細菌0.1〜3%、プロバイオティクス1〜25%、デンプン5〜40%、動物/植物蛋白粉末1〜10%、骨粉1〜15%、増粘剤0.5〜15%の組成成分を有することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項記載のデンタルガム。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110195029A (zh) * | 2019-04-18 | 2019-09-03 | 郑州和合生物工程技术有限公司 | 一种高效拮抗变形链球菌的凝结芽孢杆菌、该菌菌粉制作方法、含有该菌粉的口香糖及应用 |
KR20200143045A (ko) * | 2019-06-14 | 2020-12-23 | 이종혁 | 반려동물 구취 억제용 껌과자 및 그 제조방법 |
KR20200144347A (ko) * | 2019-06-18 | 2020-12-29 | 주식회사 펫클럽 | 치석제거가 가능한 반려동물용 껌 |
KR20210122389A (ko) * | 2020-03-31 | 2021-10-12 | 이상석 | 치주질환 예방용 개껌 |
-
2018
- 2018-03-01 JP JP2018000742U patent/JP3216201U/ja active Active
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