JP3216172U - アンテナ設置補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一人でもアンテナ設置作業を行うことができるアンテナ設置補助装置の提供。【解決手段】アンテナ設置補助装置1は、アンテナ11を屋根10に設置する際にアンテナマスト12を立設した状態で保持するための装置である。アンテナ設置補助装置1は、アンテナマスト12に固定される連結部2と、一端が連結部2に保持され、他端には屋根10に載置される載置部32が設けられた一対のロッド3と、一端に設けられ連結部2に係止される係止部43と、他端に設けられ屋根10に引掛けられる引掛部42と、を有する一対のロープ部材4と、を備えている。一のロッド3と他のロッド3とは、アンテナマスト12に対して対称の位置になるように連結部2に保持され、一のロープ部材4と他のロープ部材4とは、アンテナマスト12に対して対称の位置になるように連結部2に係止される。【選択図】図1

Description

本考案は、アンテナ設置補助装置に関し、特にテレビアンテナを屋根に設置する際にアンテナを一時的に固定するためのアンテナ補助装置に関するものである。
従来のテレビアンテナ建柱補助具は、テレビアンテナ支柱を仮押さえするための抱持管と、抱持管を垂直方向に固定した水平中継管と、水平中継管の両外端から延びる幅調節可能なコ型脚と、から構成される(例えば、特許文献1)。テレビアンテナ支柱を屋根馬の支承管に差し込んだ状態で抱持管を固定することでテレビアンテナ支柱が仮押さえされた状態となり、作業員は両手を使って支線の張設作業を行うことができる。
特許文献2に記載の屋根馬では、基台部の下部に取り付けられた結合枠に4つの脚部がピンで固定されている。脚部は、開脚度を変えることができるため、アンテナシステムの安定性を保つことができる。アンテナマストとほぼ同じ長さを持つマスト保持筒にアンテナマストを挿入し、マスト保持筒を基台部に取り付けることで、アンテナを屋根馬に固定する。
実開平7−16408号公報 特開平11−355018号公報
しかし、従来のアンテナ建立補助具では、アンテナを仮押さえすることはできてもアンテナ建立補助具が屋根に対して固定されていないため、風などの影響により仮押さえしているアンテナが倒れる可能性があった。また、アンテナ建立補助具は、瓦など凹凸のある屋根に設置する際は、4本の脚だけでは安定性に欠けていた。さらに、従来の屋根馬についても同様に、屋根に対して屋根馬が固定されていないためアンテナが倒れる可能性があった。特に、アンテナマストとほぼ同じ長さのマスト保持筒を有する屋根馬でアンテナを支えているため、アンテナのバランスが悪くなってしまっていた。
そこで、本考案では、一人でもアンテナ設置作業を行うことができるアンテナ設置補助装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために第1の考案は、アンテナを屋根に設置する際にアンテナマストを立設した状態で保持するアンテナ設置補助装置であって、アンテナマストに固定される連結部と、一端が前記連結部に保持され、他端には屋根に載置される載置部が設けられた一対のロッドと、一端に設けられ前記連結部に係止される係止部と、他端に設けられ前記屋根に引掛けられる引掛部と、を有する一対のロープ部材と、を備え、一の前記ロッドと他の前記ロッドとは、前記アンテナマストに対して対称の位置になるように前記連結部に保持され、一の前記ロープ部材と他の前記ロープ部材とは、前記アンテナマストに対して対称の位置になるように前記連結部に係止されることを特徴とするアンテナ設置補助装置を提供する。
第2の考案は、第1の考案のアンテナ設置補助装置であって、前記ロープ部材は、前記係止部と前記引掛部とを繋ぐロープをさらに有し、前記係止部は、前記係止部と前記引掛部との間の前記ロープの長さを調節可能であることを特徴としている。
第3の考案は、第1又は第2の考案のアンテナ設置補助装置であって、前記連結部は、一の前記ロッドを保持する第1挟持部と、他の前記ロッドを保持する第2挟持部と、前記第1挟持部と前記第2挟持部との間に前記アンテナマストを挟持した状態を維持する固定部と、を有し、前記固定部は、ボルトと前記ボルトに螺合されるナットとにより構成され、前記係止部は、前記ボルトに係止されることを特徴としている。
第4の考案は、第1から第3のいずれかの考案のアンテナ設置補助装置であって、前記ロッドは、直線状に延びる本体部と、アンテナマストを固定する屋根馬に係止させる係止フックを有し長さが調節可能な紐材と、を有し、前記載置部は、円弧状に湾曲した湾曲部と、前記湾曲部と前記本体部とを結ぶ枝部と、を有し、前記湾曲部には、前記屋根との間で摩擦抵抗となる滑り止め部が設けられていることを特徴としている。
第1の考案によると、アンテナマストに固定された連結部に屋根に引掛けられた引掛部を有するロープ部材が係止されているため、アンテナ設置補助装置が屋根に対して固定される。これにより、風などによってもアンテナが倒れることがなく作業者はアンテナマストから手を離してアンテナ設置作業を行うことができる。また、アンテナ及びアンテナマストは一対のロッドと一対のロープ部材とによって4つの方向から支持されているため、より強固にアンテナマストを屋根に対して固定することができる。さらに、一対のロッドはそれぞれアンテナマストに対して対称の位置になるように連結部に保持されるとともに一対のロープ部材はそれぞれアンテナマストに対して対称の位置になるように連結部に係止されているため、様々な方向の負荷に対してアンテナマストを屋根に安定的に固定することができる。通常のアンテナ設置作業は、一人がアンテナマストを保持しもう一人がアンテナマストを屋根に対して固定する作業を行うため最低でも二人必要だったが、アンテナ設置補助装置を使用することにより一人でアンテナ設置作業を行うことができる。また、アンテナマストは、屋根に対して固定されているため、アンテナマストを安全帯の係止部として利用することができる。これにより、アンテナ設置作業を安全に行うことができる。
第2の考案によると、係止部が係止部と引掛部との間のロープの長さを調整可能であるため、アンテナマストに対して対称の位置にあるロープの長さを調節することによりアンテナマストの傾きを調整することができる。これにより、簡単にアンテナマストを屋根に対して垂直に設置することができる。
第3の考案によると、連結部は第1挟持部と第2挟持部とをボルトとナットとで固定することによってアンテナマストを挟持しているため、風などの影響によってアンテナマストと連結部とがずれることを抑制できる。また、ロープ部材の係止部をボルトに係止しているため、連結部に新たに係止部を係止させるための部材を設けることなく簡易な構造で係止部と連結部とを係止することができ、アンテナ設置補助装置の部品点数を削減することができる。
第4の考案によると、ロッドが屋根馬に係止される係止フックを備えているため、ロッドと屋根馬とを固定することができる。これにより、より強固にアンテナ及びアンテナマストを屋根に対して固定することができる。また、屋根に載置される載置部に円弧状に湾曲した湾曲部が設けられているため、瓦の円弧に沿って載置部を配置することができる。さらに、湾曲部に滑り止め部が設けられているため、載置部と屋根とが滑ることを防止することができる。これにより、より安定的にアンテナマストを屋根に対して固定することができる。
従って、本考案によれば、一人でもアンテナ設置作業を行うことができるアンテナ設置補助装置を提供することができる。
本考案の実施の形態のアンテナ設置補助装置を屋根に設置した際の斜視図。 本考案の実施の形態のアンテナ設置補助装置の連結部をアンテナマストに固定したときの斜視図。 本考案の実施の形態のアンテナ設置補助装置の分解斜視図。 本考案の実施の形態のアンテナ設置補助装置を屋根に設置しワイヤーでアンテナマストを屋根に対して固定したときの斜視図。 本考案の実施の形態のアンテナ設置補助装置の載置部を瓦に載置したときの図。
本考案の実施の形態によるアンテナ設置補助装置1を、図1乃至図5に基づいて説明する。以下の記載において、平行、直行とは、完全に平行、直行ではなく略平行、略直行を含む概念である。図1、図2、及び図4のように、上下前後左右方向を定義する。
図1に示すように、アンテナ設置補助装置1は、アンテナ設置作業の際にアンテナ11、アンテナマスト12、及び屋根馬13を屋根10に対して一時的に固定するための装置である。アンテナ設置補助装置1は、アンテナマスト12の先端にアンテナ11が固定され、アンテナマスト12の下端が屋根馬13に固定された状態で屋根10に固定する。アンテナ11からは同軸ケーブル15が延び、アンテナマスト12は屋根馬13の円筒部13Aに挿入されることにより屋根馬13に固定される。図4に示すように、アンテナ設置作業では、最終的にアンテナ11、アンテナマスト12、及び屋根馬13がワイヤー固定部12Aから延びる4本のワイヤー14によって屋根に固定される。
アンテナ設置補助装置1は、連結部2と、一対のロッド3と、一対のロープ部材4と、から構成されている。図2に示すように、連結部2はアンテナマスト12を挟持することにより、アンテナマスト12に対して固定されている。連結部2は、第1挟持部21と、第2挟持部22と、ボルト23と、ナット24と、ロッド保持部25と、回動支持部26と、から構成されている。ボルト23及びナット24は、本考案の固定部に相当する。
第1挟持部21は、略コ字状の金属製プレートであって、後方に延出する2本のボルト23が設けられている。第1挟持部21の前面には、ロッド保持部25を左右方向に延びる軸Sを中心に回動可能に支持する回動支持部26が設けられている。第1挟持部21の左右方向中央部であって、上下におけるコ字状の先端部分にはアンテナマスト12と当接する凹部21aが形成されている。凹部21aは、前方に向けて円弧状に窪みアンテナマスト12の外径に沿うような形状をなしている。
第2挟持部22は、略コ字状の金属製プレートであって、前後方向に貫通し左右方向に長い長孔22aと、右端部から左方向に向けて窪むように形成された略U字状の溝22bと、が形成されている。長孔22aには一のボルト23が挿入され、溝22bには他のボルト23が挿入される。第2挟持部22の後面には、第1挟持部21と同様に、ロッド保持部25及び回動支持部26がそれぞれ設けられている。第2挟持部22の上下におけるコ字状の先端部分には、第1挟持部21と同様に、アンテナマスト12と当接する図示せぬ凹部が形成されている。連結部2をアンテナマスト12に固定する際は、凹部21aとアンテナマスト12とを当接させるとともに第2挟持部22の凹部とアンテナマスト12とを当接させ、ボルト23を長孔22a及び溝22bに挿通させ、ナット24を締める。
各ロッド3は、略同一の構成であるため一方のロッド3についてのみ以下に説明する。図3に示すように、ロッド3は、ロッド保持部25に挿入される被挿入部31と、屋根10に載置される載置部32と、被挿入部31と載置部32とを繋ぐ棒状の本体部33と、を備えている。本体部33の長手方向中央から載置部32寄りの位置には、紐材34が設けられている。紐材34は、一端が本体部33に固定され、一端と他端34Aとの間に係止フック35が設けられている。係止フック35はロープラチェットであって、他端34Aを引っ張ることにより一端と係止フック35との距離を調整することができる。
載置部32は、円弧状に湾曲した湾曲部36と、一端が本体部33に固定され他端が湾曲部36に固定された枝部37と、を備えている。湾曲部36は円筒状のパイプを円弧状に湾曲させることにより形成されており、径方向の内側部分であって屋根10と当接する箇所には、摩擦抵抗となる滑り止め部36Aが設けられている。ここでいう屋根10と当接する箇所とは、湾曲部36を湾曲している屋根10の棟10Bに載置したときに棟10Bと当接する円弧形状の内側部分、及び湾曲部36を平坦な屋根に載置した際に屋根と当接する底面をいう。本実施の形態では、滑り止め部36Aとして天然ゴムを用いているが、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、又は熱可塑性エラストマーを用いてもよい。枝部37は、湾曲部36を補強するための補強材である。
各ロープ部材4は、略同一の構成であるため一方のロープ部材4についてのみ以下に説明する。ロープ部材4は、ロープ41と、引掛部42と、係止部43と、を備えている。ロープ41の一端に引掛部42が固定され、一端と他端41Aとの間に係止部43が設けられている。引掛部42は、円筒状のパイプを略J字状に湾曲させることにより形成されている。引掛部42とロープ41とは、引掛部42に貫通孔を形成し、図示せぬ金属製のフックを当該貫通孔に貫通させて引掛部42と図示せぬフックとを係合させ、図示せぬフックとロープ41とを締結している。これにより、引掛部42の貫通孔に直接ロープ41を締結する場合と比べて、ロープ41の締結部が破断することを防止できる。特に、アンテナマスト12を固定するロープ部材4には強い引っ張り応力がかかるため貫通孔の縁でロープ41が破断する虞があるが、本考案によると図示せぬフックを介して引掛部42とロープ41とが固定されているため、ロープ41の破断を防止することができる。
係止部43はロープラチェットであって、他端41Aを引っ張ることにより引掛部42と係止部43との距離を調整することができる。
次に、アンテナ設置補助装置1を用いて、アンテナ11、アンテナマスト12、及び屋根馬13を屋根10に固定する方法について説明する。
作業者は、アンテナ設置補助装置1、アンテナ11、アンテナマスト12、屋根馬13を屋根10の上に運び、屋根馬13を屋根10の略中心の位置に配置し、アンテナ11を設置する位置決めを行う。アンテナ11とアンテナマスト12とを互いに接続するとともに、アンテナ11に同軸ケーブル15を接続する。
アンテナマスト12のワイヤー固定部12Aに、4本のワイヤー14の一端を固定する。なお、図1においては、ワイヤー14の図示を省略する。ロープ部材4の引掛部42を屋根10の縁10Aに引掛け、係止部43を屋根馬13の近傍に配置しておく。このとき、引掛部42を屋根10の縁10Aに設けられている雨樋に引掛けることが好ましい。屋根馬13の円筒部13Aにアンテナマスト12を差込んでアンテナ11を立て、屋根馬13に設けられた図示せぬアンテナマスト12固定用のボルトで屋根馬13にアンテナマスト12を固定する。
連結部2を屋根10から高さ1.3〜1.4mほどの位置に固定する。詳細には、図2に示すように、各ナット24を緩めて左のボルト23を長孔22a内でスライドさせるとともに右のボルト23を溝22bから離脱させ、凹部21aとアンテナマスト12とを当接させる。再び右側のボルト23を溝22b内に挿入するとともに左のボルト23を長孔22aでスライドさせ、第2挟持部22の凹部とアンテナマスト12とを当接させる。各ナット24を締めることで、連結部2とアンテナマスト12とが互いに固定される。右のボルト23は一端が開口している溝22bに挿入されているため、単に貫通孔が形成されている場合と比較すると、ナット24をボルト23から離脱させることなく、ナット24とボルト23とを係合させた状態で連結部2をアンテナマスト12に固定することができる。これにより、アンテナ設置補助装置1の取り付け作業時間を短縮することができる。
図1に示すように、一対のロッド3を第1挟持部21のロッド保持部25及び第2挟持部22のロッド保持部25にそれぞれ挿入し、滑り止め部36Aを屋根10の棟10Bと当接するように載置する。係止フック35を屋根馬13の円筒部13Aの縁に引掛け、他端34Aを引っ張ることでロッド3と屋根馬13とを固定する。作業者は、アンテナマスト12を屋根馬13に立てた後は、一方の手でアンテナマスト12が倒れないように保持しつつ作業を行う。
図2に示すように、係止部43をボルト23に引掛けて他端41Aを引っ張ることで、屋根10に引掛けられた引掛部42と係止部43との間のロープ41が張って連結部2と屋根10とが固定される。これにより、アンテナ11、アンテナマスト12、及び屋根馬13と屋根10とを一時的に固定することができ、作業者はアンテナマスト12から手を離して両手で作業を行うことができる。図1に示すように、アンテナ設置補助装置1を組み立てた状態では、アンテナマスト12に対して一のロッド3と他のロッド3とが略対称の位置になるとともに、アンテナマスト12に対して一のロープ部材4と他のロープ部材4とが略対称の位置になる。換言すると、上方から見て、各ロッド3が略直線状になるようにアンテナマスト12を支持するとともに、各ロープ部材4が略直線状になるようにアンテナマスト12を支持している。ロッド3と隣接するロープ部材4とは連結部2に対して略90°の位置に配置されており、アンテナマスト12は前後左右の4方向からアンテナ設置補助装置1に支持されている。作業者は、左右のロープ部材4の係止部43でロープ41の長さを調整することにより、アンテナマスト12の傾きを調整し、アンテナマスト12が屋根10に対して垂直になるように調整する。
図4に示すように、作業者は、予めワイヤー固定部12Aに固定しておいた各ワイヤー14を釘14Aで屋根10の四隅に固定し、同軸ケーブル15をアンテナマスト12にテープ等で固定する。アンテナ設置補助装置1をアンテナマスト12から取外し、アンテナ設置作業を終了する。
アンテナ11の方向を変更する際は、アンテナマスト12を回転させることでアンテナ11の向きを調整する。このとき、ワイヤー固定部12Aはアンテナマスト12に対して回転可能であるため、ワイヤー14でアンテナマスト12を支持した状態のままアンテナマスト12を回転させることができる。
図5に、瓦屋根の場合の載置部32の載置方法を示す。湾曲部36は瓦100の曲がりに沿うように形成されており、ロッド3は滑り止め部36Aと瓦100とが当接するように瓦100に載置される。このとき瓦100の凸部110と湾曲部36とを当接させてもよい。これにより、ロッド3が瓦100に対して滑ることを防止できる。また、平坦な屋根に載置部32を載置する場合には、湾曲部36の底面にも滑り止め部36Aが設けられているため、ロッド3が平坦な屋根に対して滑ることを防止できる。
このような構成によると、アンテナマスト12に固定された連結部2に屋根10に引掛けられた引掛部42を有するロープ部材4が係止されているため、アンテナ設置補助装置1が屋根10に対して固定される。これにより、風などによってもアンテナ11が倒れることがなく作業者はアンテナマスト12から手を離してアンテナ設置作業を行うことができる。また、アンテナ11及びアンテナマスト12は一対のロッド3と一対のロープ部材4とによって4つの方向から支持されているため、より強固にアンテナマスト12を屋根10に対して固定することができる。さらに、一対のロッド3はそれぞれアンテナマスト12に対して対称の位置になるように連結部2に保持されるとともに一対のロープ部材4はそれぞれアンテナマスト12に対して対称の位置になるように連結部2に係止されているため、様々な方向の負荷に対してもアンテナマスト12を屋根10に安定的に固定することができる。通常のアンテナ設置作業は、一人がアンテナマスト12を保持しもう一人がアンテナマスト12を屋根に対して固定する作業を行うため最低でも二人必要だったが、アンテナ設置補助装置1を使用することにより一人でアンテナ設置作業を行うことができる。
このような構成によると、係止部43が係止部43と引掛部42との間のロープ41の長さを調整可能であるため、アンテナマスト12に対して対称の位置にあるロープ41の長さを調節することによりアンテナマスト12の傾きを調整することができる。これにより、簡単にアンテナマスト12を屋根に対して垂直に設置することができる。
このような構成によると、連結部2は第1挟持部21と第2挟持部22とをボルト23とナット24とで固定することによってアンテナマスト12を挟持しているため、風などの影響によってアンテナマスト12と連結部2とがずれることを抑制できる。また、ロープ部材4の係止部43をボルト23に係止しているため、連結部2に新たに係止部43を係止させるための部材を設けることなく簡易な構造で係止部43と連結部2とを係止することができ、アンテナ設置補助装置1の部品点数を削減することができる。
このような構成によると、ロッド3が屋根馬13に係止される係止フック35を備えているため、ロッド3と屋根馬13とを固定することができる。これにより、より強固にアンテナ11及びアンテナマスト12を屋根10に対して固定することができる。また、屋根10に載置される載置部32に円弧状に湾曲した湾曲部36が設けられているため、瓦100の円弧に沿って載置部32を配置することができる。さらに、湾曲部36に滑り止め部36Aが設けられているため、載置部32と屋根10とが滑ることを防止することができる。これにより、より安定的にアンテナマスト12を屋根10に対して固定することができる。
本考案の実施の形態は、上記の実施の形態に限定されず、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
上記の実施の形態では、ロッド3の本体部33は単体で構成されていたが、2つの円筒部材を組み合わせることにより伸縮可能に構成してもよい。このとき、ロッドの位置決めはピン等によって固定することが好ましい。これにより、ロッドが圧縮応力によって縮むことを防止できる。
上述の実施の形態では、被挿入部31をロッド保持部25に挿入することによりロッド3を連結部2に対して固定したが、これに限定されない。例えば、被挿入部の径をロッド保持部よりも大きくし、ロッド保持部を被挿入部に挿入してもよい。これにより、ロッド3が拡径し強度を向上させることができる。
1 アンテナ設置補助装置
2 連結部
3 ロッド
4 ロープ部材
10 屋根
11 アンテナ
12 アンテナマスト
13 屋根馬
21 第1挟持部
22 第2挟持部
23 ボルト
24 ナット
32 載置部
33 本体部
34 紐材
35 係止フック
36 湾曲部
36A 滑り止め部
41 ロープ
42 引掛部
43 載置部

Claims (4)

  1. アンテナを屋根に設置する際にアンテナマストを立設した状態で保持するアンテナ設置補助装置であって、
    アンテナマストに固定される連結部と、
    一端が前記連結部に保持され、他端には屋根に載置される載置部が設けられた一対のロッドと、
    一端に設けられ前記連結部に係止される係止部と、他端に設けられ前記屋根に引掛けられる引掛部と、を有する一対のロープ部材と、を備え、
    一の前記ロッドと他の前記ロッドとは、前記アンテナマストに対して対称の位置になるように前記連結部に保持され、
    一の前記ロープ部材と他の前記ロープ部材とは、前記アンテナマストに対して対称の位置になるように前記連結部に係止されることを特徴とするアンテナ設置補助装置。
  2. 前記ロープ部材は、前記係止部と前記引掛部とを繋ぐロープをさらに有し、
    前記係止部は、前記係止部と前記引掛部との間の前記ロープの長さを調節可能であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ設置補助装置。
  3. 前記連結部は、一の前記ロッドを保持する第1挟持部と、他の前記ロッドを保持する第2挟持部と、前記第1挟持部と前記第2挟持部との間に前記アンテナマストを挟持した状態を維持する固定部と、を有し、
    前記固定部は、ボルトと前記ボルトに螺合されるナットとにより構成され、
    前記係止部は、前記ボルトに係止されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ設置補助装置。
  4. 前記ロッドは、直線状に延びる本体部と、前記アンテナマストを固定する屋根馬に係止させる係止フックを有し長さが調節可能な紐材と、を有し、
    前記載置部は、円弧状に湾曲した湾曲部と、前記湾曲部と前記本体部とを結ぶ枝部と、を有し、
    前記湾曲部には、前記屋根との間で摩擦抵抗となる滑り止め部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ設置補助装置。
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