JP3216170B2 - 厚肉高強度角鋼管の製造方法 - Google Patents

厚肉高強度角鋼管の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高層の建築物などに
用いられる厚肉高張力角鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、角鋼管の製造方法には、 電縫鋼管を冷間で角成形する方法(例えば特開昭61−
115614号、特開昭63−2515号) 電縫鋼管のコーナー部を局部的に加熱し角成形する方
法 プレス方式、すなわち鋼板を溝形にプレス成形し向か
い合わせて、突き合わせ部を溶接し角鋼管とするか、あ
るいは鋼板の4箇所をプレスで圧し曲げ突き合わせ部を
溶接し角鋼管とする方法(例えば特開昭52−75647号) 4枚の鋼板を角溶接して角鋼管とする方法などの技術
が用いられてきた。
【0003】しかし、これらの従来技術では、その技術
固有の理由から厚肉太径の高強度角鋼管の製造が困難と
なっていた。
【0004】すなわち、上記およびの方法では、角
鋼管のサイズは元の電縫鋼管のサイズに制限されるた
め、辺長500mmで板厚20mm程度が限界であり、厚肉太径
の角鋼管の製造はできない。また、上記の方法でもプ
レス能力の制約から辺長1000mm板厚30mm程度が限界であ
る。さらに、およびの方法では、コーナー部が冷間
で強制加工されるため、降伏比(降伏強さを引張強さで
除した値)が90%程度以上と高い値になる。一方、上記
の方法では太径厚肉の角鋼管が製造可能となるが、4
コーナーすべて溶接するため、能率や製造コストに問題
がある。
【0005】従って、以上の従来技術ではいずれの方法
でも厚肉太径の高強度角鋼管の製造が困難となっていた
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来技術に対し、厚肉高強度角鋼管の製造として、UO
E鋼管を角成形することも理論上は考えられる。
【0007】しかし、太径厚肉の高張力角鋼管をUOE
鋼管から角成形により製造する場合、角鋼管の製造可能
範囲はUOE鋼管そのものの製造可能範囲により限定さ
れる場合が多いので現状のUOE鋼管の製造では、プレ
ス能力の制限により厚肉高張力化に限界があり、その限
界は板厚40mmで引張強さ450N/mm2程度である。従っ
て、これ以上の高強度の角鋼管を製造する場合も、40mm
未満の薄肉角鋼管しか製造できない。
【0008】本発明は以上のような問題に鑑み、厚肉高
張力角鋼管を製造するためになされたもので、特にUO
E鋼管を用いて板厚40mm以上で引張強さ490N/mm2以上
の角鋼管を製造する方法を提供することをその目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】UOE鋼管を角成形する
場合、上述のようにプレス能力の限界から、引張強さ45
0N/mm2以上の角鋼管を製造しようとするとその肉厚が
40mm未満と制約されてしまう。
【0010】本発明者らは、このようなUOE鋼管を用
いた場合の問題に対し、用いられるべきUOE鋼管はも
とより素材たる鋼および製管される鋼材の要素、処理条
件などをあらゆる角度から鋭意研究・検討した結果、鋼
の成分組成、鋼材の圧延条件または熱処理条件および角
成形温度条件を限定することで、板厚40mm以上で引張強
さ490N/mm2以上の角鋼管が製造し得ることを見い出し
た。
【0011】本発明は、本発明者らの以上の知見に基づ
き創案されたもので、C:0.03〜0.20wt%、Si:0.05〜
0.50wt%、Mn:0.30〜2.00wt%、Cu:0.80〜1.50wt%、
Ceq:0.25〜0.35wt%(但し、Ceqは下記数式よりなる)
を含み残部が不可避不純物からなる鋼を、またはC:0.0
3〜0.20wt%、Si:0.05〜0.50wt%、Mn:0.30〜2.00wt
%、Cu:0.80〜1.50wt%、Ceq:0.25〜0.35wt%(但
し、Ceqは下記数式よりなる)を含み、かつNi:0.05〜
2.00wt%、Cr:0.05〜2.00wt%、Mo:0.05〜2.00wt%、
V:0.005〜0.10wt%、Ti:0.005〜0.10%のうち1種以
上を含み、残部が不可避不純物からなる鋼を、1200℃以
下で加熱し、次に終了温度が800℃以上となるように圧
延をし、次に空冷以下の冷却速度で冷却した後、UOE
方式により製管し、その鋼管を400〜700℃に加熱しつ
つ、角形に成形することを特徴とする厚肉高強度角鋼管
の製造方法である。
【0012】
【数5】
【0013】また、上記発明において鋼の圧延条件を限
定しない場合、強度の高い鋼材となってしまうおそれが
ある。高強度の鋼材を用いて製管したUOE鋼管では、
角形成形が困難となることから、製管前の鋼材はその強
度をある程度抑えることが必要となる。
【0014】このため、上記成分組成の鋼を圧延条件を
限定せず加熱後圧延を行った場合は、鋼材に熱処理を施
して製管前にその強度を低下させる必要がある。すなわ
ち、C:0.03〜0.20wt%、Si:0.05〜0.50wt%、Mn:0.3
0〜2.00wt%、Cu:0.80〜1.50wt%、Ceq:0.25〜0.35wt
%(但し、Ceqは上記数式よりなる)を含み、残部が不
可避不純物からなる鋼を、またはC:0.03〜0.20wt%、S
i:0.05〜0.50wt%、Mn:0.30〜2.00wt%、Cu:0.80〜
1.50wt%、Ceq:0.25〜0.35wt%(但し、Ceqは上記数式
よりなる)を含み、かつNi:0.05〜2.00wt%、Cr:0.05
〜2.00wt%、Mo:0.05〜2.00wt%、V:0.005〜0.10wt
%、Ti:0.005〜0.10wt%のうち1種以上を含み、残部
が不可避不純物からなる鋼を加熱後圧延を行った場合
は、次にその鋼材を空冷以下の冷却速度で冷却し、次に
Ac3温度以上に再加熱し、次に空冷以下の速度で冷却し
た後、UOE方式により製管し、その鋼管を400〜700℃
に加熱しつつ、角形に成形する。
【0015】次に、本発明の重量比における鋼の成分限
定理由を説明する。
【0016】C:0.03〜0.20wt% Cは角成形後の強度確保のため0.03wt%以上添加する
が、0.20wt%以上添加するとUOE鋼管製造時のシーム
溶接金属の高温割れ感受性を増加させるので上限は0.20
wt%とする。
【0017】Si:0.05〜0.50wt% Siは脱酸のため必要であり、0.05wt%以上添加するが、
一方で過剰に添加すると靱性を劣化させるので、上限を
0.50wt%とする。
【0018】Mn:0.30〜2.00wt% Mnは鋼板の靱性向上と脱酸のため必要であり、0.30wt%
以上添加するが、一方で過剰に添加すると逆に靱性の劣
化を招くので上限を2.00wt%とする。
【0019】Cu:0.80〜1.50wt% 400〜700℃の加熱角成形により高強度化を図るためε−
Cuを析出させる必要があり、Cu添加量が0.80wt%未満に
なると充分な析出が認められない。このため下限を0.80
wt%とする。また、1.50wt%を超えて添加しても強度上
昇効果は飽和すると共にHAZ靱性の落下を招くので添
加量の上限は1.50wt%とする。
【0020】 Ceq:0.25〜0.35wt%(但し、Ceqは下記数式よりなる) 本発明者らは、下式で示されるCeqと、角成形後の鋼管
および成形前の鋼板との関係を調べた結果、特に上記Ce
qは鋼管の強度に影響を与える重要な要因であることを
見い出した。図1はCeqと鋼管および鋼板の強度との関
係を示すグラフであり、図中Aのグラフが600℃加熱中
に角成形した鋼管の強度を示している。同グラフに示さ
れるように、Ceqが0.25wt%未満では引張強さ490N/mm
2に達せず、所望の高強度が得られない。従って、Ceqの
下限を0.25wt%とする。一方、図中BおよびCのグラフ
は成形前の鋼板の強度を示しており、Bは1150℃で圧延
開始、900℃で終了した鋼板、Cは加熱後圧延を行い、
空冷後950℃で再加熱し、さらにその後空冷を行った鋼
板の強度の推移をそれぞれ示している。両グラフに示さ
れるように、Ceqが0.35wt%を超えると鋼板の引張強さ
も上昇していくのがわかるが、鋼板をUOE成形するに
は成形前の鋼板自体の強度は低い方が好ましく、このた
め、UOE成形をより容易に行う見地から、Ceqの上限
を鋼板の強度が450N/mm2以下となる0.35wt%とする。
【0021】
【数6】
【0022】以上は、本発明の必須成分であるが、母材
の強度靱性改善を図るため、Ni、Cr、Mo、V、Tiのうち
1種以上を添加してもよい。これらを添加する際の成分
限定理由を次に説明する。
【0023】Ni:0.05〜2.00wt% NiはHAZ靱性に悪影響を及ぼさずに母材の強度靱性を
改善するため0.05wt%以上を添加するが、2.00wt%を超
えて添加するとHAZの硬化性ならびに靱性に悪影響を
及ぼすので上限を2.00wt%とする。
【0024】Cr:0.05〜2.00wt% Crは母材および溶接部の強度を高めるため0.05wt%以上
添加するが、2.00wt%を超えるとHAZの硬化性ならび
に靱性を劣化させるので上限を2.00wt%とする。
【0025】Mo:0.05〜2.00wt Moは母材に強度ならびに靱性を向上させるため0.05wt%
以上添加するが、2.00wt%を超えるとHAZの焼入性を
増して溶接性を劣化させるので上限を2.00wt%とする。
【0026】V:0.005〜0.10wt% Ti:0.005〜0.10wt% これらの元素は強度の上昇と靱性の改善に効果がある
が、0.10wt%を超えて添加するとHAZ靱性の劣化を招
くので、添加量の上限は0.10wt%とする。また添加量の
下限はその効果の認められる0.005wt%とする。
【0027】本発明では以上の組成成分よりなる鋼を加
熱後圧延を行い、UOE成形が可能な鋼板とする。この
ため鋼板自体の強度をある程度抑えるべく、圧延条件を
上述のように1200℃以下で加熱し、かつ終了温度が800
℃以上となるように設定し、空冷以下でその鋼を冷却す
る。次に、この圧延条件について説明する。
【0028】加熱温度:1200℃以下 加熱温度は圧延された鋼板の機械的性質に影響を及ぼ
し、加熱温度が1200℃を超えるとオーステナイトの結晶
粒径が粗大化して焼入性が増加し、上記成分よりなる本
発明鋼であっても鋼板の強度を低く抑えることが困難と
なる。また、鋼板の組織も粗大となり角成形後において
も良好な靱性値が得られないので、熱処理をせずにUO
E鋼管とする場合には鋼加熱温度は1200℃以下とする。
なお、加熱温度の下限は限定しないが、加熱温度が900
℃未満になると、圧延時の荷重の増加や圧延効率の低下
を招くので加熱温度の下限は900℃程度がより好まし
い。
【0029】圧延終了温度:800℃以上 上記成分よりなる鋼板をUOE鋼管とする場合、圧延終
了温度が800℃未満になると、いわゆる未再結晶温度域
低温域での圧延またはα+γ2相域圧延となり強度の上
昇を招き、鋼板の強度を低く抑えることはできない。こ
のため、圧延終了温度は800℃以上とする。
【0030】冷却速度:空冷以下 圧延後の冷却速度の増加は、鋼板強度の上昇を招くの
で、冷却速度は空冷以下とする。
【0031】また、圧延条件を限定しない場合は、確実
に鋼板の強度を抑えるため、上述した条件の下、熱処理
を行う。次に、その熱処理条件を説明する。
【0032】熱処理温度:Ac3温度以上 圧延後の熱処理温度がAc3温度未満になると冷却後の組
織が混粒になり靱性の劣化を招く。また、Ac3温度未満
の2相域に加熱すると硬い島状マルテンサイトが生成す
るため、成形前の鋼板の強度上昇を抑えることができな
い。Ac3以下の加熱温度による熱処理で鋼板の強度をあ
る程度抑えようとすると時間がかかり現実的でない。従
って、熱処理温度はAc3温度以上とする。なお、加熱温
度の上限は限定しないが、工業的に可能な温度範囲1000
℃以下程度が好ましい。
【0033】再加熱後の冷却速度:空冷以下 圧延後の冷却の場合と同様、冷却速度の上昇は鋼板の強
度上昇を招くため、冷却速度は空冷以下とする。
【0034】以上のような条件下、本発明では製板され
た鋼板をUOE方式により製管し、その後加熱して角成
形する。最後に、角成形温度の限定理由を説明する。
【0035】角成形温度:400〜700℃ ε−Cuを析出させて、角成形後の角鋼管の強度上昇を
するため、角成形温度は重要となる。角成形温度が70
0℃を超えると、誘導加熱のような急速加熱プロセスを
採用してもいわゆる過時効となり強度の上昇が小さくな
る。また加熱温度400℃未満ではε−Cuの充分な析出が
起こらず強度の充分な上昇が見込めないのみならず、角
成形時の変形荷重が大きくなる。従って、角成形時の加
熱温度は400〜700℃が望ましい。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0037】表1の成分組成よりなる鋼を製造し、厚板
プロセスで50mm鋼板とした後、まずその鋼板の強度を測
定し、次に測定した鋼板のうち強度450N/mm2以下のも
のについてUOE成形した後誘導加熱で加熱して角成形
した鋼管の強度と靱性とを測定した。鋼板の測定結果は
表2に、最終的な角鋼管の測定結果は表3にそれぞれ示
す。
【0038】なお、強度は全厚の試験片(ASTM A370)
で、靱性は1/2tのシャルピー試験(試験温度0℃)で
評価した。また、強度450N/mm2以下の鋼板のみUOE
成形したのは、強度がそれを超すものはUOE成形が極
端に困難になるためである。
【0039】実施例1および2は請求項1の発明の製造
条件を、実施例3〜7は請求項2の発明の製造条件を、
実施例8〜10は請求項3の発明の製造条件を、実施例
11〜19は請求項4の発明の製造条件をそれぞれすべ
て満足しているが、いずれも表3に示すように角鋼管の
強度が500N/mm2以上の高い値となっている。特に、実
施例9は他の実施例とくらべて圧延する際の加熱温度が
高くかつ終了温度が低くなっており、実施例13は圧延
する際の加熱温度が高く、また実施例14は圧延終了温
度が低くなっているが、その後の熱処理により角鋼管の
高強度が得られるものとなっている。
【0040】比較例1〜5は本発明の成分組成、圧延条
件または熱処理条件をいずれも満足しているものの、角
形成形の際の加熱温度が比較例1〜3および5では低
く、一方比較例4ではやや高くなっている。このため、
最終的な鋼管の強度は高くても460N/mm2前後にとどま
っている。また、比較例6〜9は用いる鋼の成分組成自
体が本発明の範囲外となっており、角鋼管の強度も著し
く低くなっている。また、Ceq値が本発明の範囲からは
ずれる鋼Oでは、熱処理を施しても鋼板の強度が高くな
っており、UOE成形もできなかった。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る厚肉
高強度角鋼管の製造方法によれば、板厚40mm以上のUO
E鋼管を用いて引張強さ490N/mm2以上の角鋼管を製造
できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ceqと鋼管および鋼板の強度との関係を示すグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清都 泰光 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−35722(JP,A) 特開 昭61−115614(JP,A) 特開 昭58−93815(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 8/00 - 8/10 C22C 38/00 - 38/60

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.03〜0.20wt%、Si:0.05〜0.50wt
    %、Mn:0.30〜2.00wt%、Cu:0.80〜1.50wt%、Ceq:
    0.25〜0.35wt%(但し、Ceqは下記数式よりなる)を含
    み、残部が不可避不純物からなる鋼を、1200℃以下で加
    熱し、次に終了温度が800℃以上となるように圧延を
    し、次に空冷以下の冷却速度で冷却した後、UOE方式
    により製管し、その鋼管を400〜700℃に加熱しつつ、角
    形に成形することを特徴とする厚肉高強度角鋼管の製造
    方法。 【数1】
  2. 【請求項2】 C:0.03〜0.20wt%、Si:0.05〜0.50wt
    %、Mn:0.30〜2.00wt%、Cu:0.80〜1.50wt%、Ceq:
    0.25〜0.35wt%(但し、Ceqは下記数式よりなる)を含
    み、かつNi:0.05〜2.00wt%、Cr:0.05〜2.00wt%、M
    o:0.05〜2.00wt%、V:0.005〜0.10wt%、Ti:0.005
    〜0.10wt%のうち1種以上を含み、残部が不可避不純物
    からなる鋼を、1200℃以下で加熱し、次に終了温度が80
    0℃以上となるように圧延をし、次に空冷以下の冷却速
    度で冷却した後、UOE方式により製管し、その鋼管を
    400〜700℃に加熱しつつ、角形に成形することを特徴と
    する厚肉高強度角鋼管の製造方法。 【数2】
  3. 【請求項3】 C:0.03〜0.20wt%、Si:0.05〜0.50wt
    %、Mn:0.30〜2.00wt%、Cu:0.80〜1.50wt%、Ceq:
    0.25〜0.35wt%(但し、Ceqは下記数式よりなる)を含
    み、残部が不可避不純物からなる鋼を、加熱後圧延を行
    い、次に空冷以下の冷却速度で冷却し、次にAc3温度以
    上に再加熱し、次に空冷以下の速度で冷却した後、UO
    E方式により製管し、その鋼管を400〜700℃に加熱しつ
    つ、角形に成形することを特徴とする厚肉高強度角鋼管
    の製造方法。 【数3】
  4. 【請求項4】 C:0.03〜0.20wt%、Si:0.05〜0.50wt
    %、Mn:0.30〜2.00wt%、Cu:0.80〜1.50wt%、Ceq:
    0.25〜0.35wt%(但し、Ceqは下記数式よりなる)を含
    み、かつNi:0.05〜2.00wt%、Cr:0.05〜2.00wt%、M
    o:0.05〜2.00wt%、V:0.005〜0.10wt%、Ti:0.005
    〜0.10wt%のうち1種以上を含み、残部が不可避不純物
    からなる鋼を、加熱後圧延を行い、次に空冷以下の冷却
    速度で冷却し、次にAc3温度以上に再加熱し、次に空冷
    以下の速度で冷却した後、UOE方式により製管し、そ
    の鋼管を400〜700℃に加熱しつつ、角形に成形すること
    を特徴とする厚肉高強度角鋼管の製造方法。 【数4】
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