JP3215951U - 空気注入弁つき硬式テニスボール - Google Patents

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Abstract

【課題】使用して内部の気圧が減少した硬式テニスボールに空気を注入して長期間使用でき、あるいは、気温や気圧が変わっても空気の注入量で反発を調整でき、強い打撃でも空気注入部の破損を防止した硬式テニスボールを提供する。【解決手段】硬式テニスボールの殻1に内側から外側に向かって円柱形の穴を設け、穴の底は閉じておき、中央に小孔を設ける。そして穴と小孔に、側面に鍔7aと一端に突起8aのある空気注入弁3aを装着する。またはさらに、殻1の内側と空気注入弁の境の付近に、中心に穴の開いている補強円盤12を装着する。これにより、貫通孔9を介して硬式テニスボールに空気を注入して長期間使用でき、内部気圧を変え反発を調整でき、空気注入部の破損を防止できる。【選択図】図5

Description

本考案は、使用して内部の気圧が減った硬式テニスボールに空気を注入して、長期間使用できる、あるいは、気温や気圧が変わっても空気の注入量でバウンドを調整できる、空気注入弁つき硬式テニスボールに関するものである。
従来の硬式のテニスボールは、プレッシャーボールと称され内圧が気圧より高く(ほぼ1.8気圧)缶など高気圧を維持するものの中に入れられており、使用するときに開缶していた。
また、内圧は気圧とほぼ同じだが、やや厚いゴムなどを使ったノンプレシャーボールがある。
更に、気圧の低いところで使う高地専用テニスボールがある。
また、内圧を調整することができるような、空気注入方式も考案されていた(例えば、文献1から4参照)。
特開平9−94312号公報 特開平8−71182号公報 実用新案登録第3154714号公報 公開実用新案公報昭63−122457号公報
従来の硬式テニスボールは、加圧されている缶から取り出して使用していると、徐々に中の気体が漏れてしばらくするとバウンドが落ちてきて使えなくなる。
ノンプレッシャーボールは、試合球としてはあまり使われず、プレッシャーボールと比べ、やや厚いゴムが使われている物が多く、やや重く、打球感や、バウンドが異なるものが多く、練習し辛かった。
高地専用テニスボールは、低地でのバウンドは低く抑えられており、気圧の低い高地でしか使えなく、高価である。
特許文献1では、逆支弁の構造が弱く、しわができたりすきまができたりして、空気が漏れる可能性が大きく、単に接着剤で付けるだけでは、ボールに加えられた打撃で破損する可能性がある。
特許文献2では、栓にキャップをかぶせる形の空気注入弁を取り付けてあるが、構造が大きく質量がありボールの殻に負荷が大きくかかり、はめこんであるだけなので、ボールの殻の内側と栓の接するところに負荷が集中して、そこが破損しやすくなる。
特許文献3では、ボールの殻と空気注入弁を一体に接合するとあるが、硬式テニスボールの殻は硬いゴムであり、空気注入弁は柔らかなゴムであって、両者の材質が異なるため強い接着力は得られず、ボールに加えられた打撃でボールの殻の内側と空気注入弁の接するところに負荷が集中して、そこが破損する可能性が大きい。
特許文献4では、へそと称する空気注入弁をボールの殻に貼着しただけであり、打撃により破損しやすい。
硬式テニスボールを構成するゴム材料からなる殻の内面の所定の位置に内側から外側に向かって円柱状の穴を設け、穴の底は閉じておき、底の中心付近に小孔を外側に貫通しておき、その円柱状の穴に空気注入弁を装着することを特徴とするものである。
空気注入弁は、空気注入器により中空ボールに空気を注入するときに用いられる貫通孔を有する空気注入弁であって、ほぼ円柱状でその側面に鍔を付け、装着時に外側にあたる所の面の中央付近に突起を形成することを特徴とするものである。
硬式テニスボールの殻と空気注入弁の接着力が弱い場合は、前記殻の円柱状の穴に空気注入弁装着し、さらに、殻の内側と空気注入弁の境の付近を中に穴の開いている補強円盤を装着することを特徴とするものである。
硬式テニスボールの殻に円柱状の穴を作り、空気注入弁に鍔を付けること、さらには場合により補強円盤を付けることで、打撃による殻の破損を防ぐことができる。
また、円柱状の穴を作り空気注入弁を挿入することで、空気注入器の針の長さを短くできて針が折れる危険性を減らすことができ、穴の分だけ質量の増加を抑えることができ、穴の底を閉じて小孔をつけ、そこから空気注入弁の突起を外に出すことで、硬式テニスボールの表面の変化を小さく抑えることができる。
本考案によれば、空気を注入することで硬式テニスボールが長く使え経済的であり、不要球がゴミとなる無駄を減少させることができ、硬式テニスボールを製造するときの発泡剤や加圧する缶が必要なく安価に製造できる。
今までのプレッシャーボールの形態をほぼそのまま使えるため、本考案の硬式テニスボールの弾みはほぼ同じであり、気温や気圧が変わっても空気量を変えて弾みを調整することができる。
本考案の硬式テニスボールと空気注入弁の断面図である。フェルトは省略してある。 本考案の硬式テニスボールの殻の円柱状の穴の断面図(a)と、ボールの中心から見た円柱状の穴の正面図(b)である。 側面に鍔を付けた空気注入弁の断面図である。 図3の空気注入弁の斜視図である。 本考案の補強円盤を取り付けた空気注入弁の断面図である。 凸状にした補強円盤を取り付けた空気注入弁の断面図である。 図6の空気注入弁(a)と補強円盤(b)、空気注入弁と補強円盤を組み合わせた状態(c)の斜視図である。
以下、図面を参照して本考案の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1から図4は、本考案の第1実施形態に係り、図1は、第1実施形態に係る硬式テニスボールとそれに装着された空気注入弁の断面図、図2は、硬式テニスボールの殻の円柱状の穴と小孔の断面図と正面図、図3は鍔を側面につけた空気注入弁の拡大した断面図、図4は前記注入弁の斜視図である。
硬式テニスボールを構成するゴム材料からなる殻1の内面の所定の位置に、内側から外側に向かって、直径が約3〜13mmで深さが約0.5〜3mmの円柱状の穴4を設け、穴4の底4aは閉じておき、底4aの中心付近に直径が約1〜5mmの小孔5を外側に貫通しておく。
空気注入弁3は、直径が約3〜10mmで高さが約5〜12mmのほぼ円柱状であり、空気注入器により中空ボールに空気を注入するときに用いられる貫通孔9を有する空気注入弁3であって、ソフトテニスボールに使われている空気注入弁を使うこともできる。
ソフトテニスボール用の空気注入弁は、形が円柱状の物や、鼓状の物、オーリングが使われている物などがあるが何れも使うことができる。
硬式テニスボールの殻1と空気注入弁3が、ある程度強い接着力を得られる場合は(例えば、硬式テニスボールの核に天然ゴムが入っており、空気注入弁が天然ゴムであり加硫接着ができる場合)前記空気注入弁の側面に鍔7を付け、さらに装着時に外側にあたる所の空気注入弁3の面の中央付近に突起8を形成する。
鍔7は、直径が、約4〜20mmで、厚さは、約0.2〜3mm、突起8は小さな円柱状で高さは約0.5〜4mm、直径は、約1〜4mmが適当である。
図3に示すように、空気注入弁3を穴4に装着し突起8は小孔5に装着し、鍔7は、硬式テニスボールの殻1の内側に接着する。
図3において空気注入弁から鍔7を取り去ると、図3の円柱状の穴の底4aの外周10と、殻1の内側の面と空気注入弁の境11に、打撃による負荷(特にスマッシュでハードコートにボールがたたきつけられた場合大きな撃力となる)がかかり、亀裂が入ったり剥離したりするが、鍔7を付けると打撃による力が殻1と鍔7の間に分散するため破損しにくくなる。
また、硬式テニスボールの殻1に作った円柱状の穴4に空気注入弁3を装着することにより、空気注入弁3の接着面が増え、打撃による力を接着面に分散することにより、剥離を防ぐことができ、さらに、貫通孔9に垂直な空気注入弁3の振動を穴4の側面で抑える効果がある。
また、硬式テニスボールの殻1の厚さの分空気注入器の針を長くしなければならず、折れることもあり危険であるが、空気注入弁3の付近の殻1に円柱状に穴4を作ることにより薄くすれば、針の長さを短くおさえられ、その危険性は減る。
また、穴4を作らないで空気注入弁を取り付けた場合は、その質量で重心がボールの球の中心からやや外れ、僅かではあるがボールの飛び方に影響が出るが、穴4を作る分その影響を減らすことができる。
空気注入弁3の装着時に外側にあたる平面の中央付近に突起8を作り、それを小孔5に装着することで、そこから空気ポンプの針を挿入でき、小孔5であるため、空気注入弁3の装着によるボールとラケットの間の摩擦の変化を小さくできる。
(第2実施形態)
図5から図7は、本考案の第2実施形態に係り、図5、6は、第2実施形態に係る空気注入弁の拡大した断面図、図7は、第6図の空気注入弁の斜視図である。
空気注入弁をつける硬式テニスボールの殻1の形は、第1実施形態と同じである。
硬式テニスボールの殻1や空気注入弁3の鍔7の材質により、お互いの接着力が弱くて(例えば殻1が合成ゴム、鍔7が天然ゴムでできている場合など)鍔7が殻1から剥離する可能性がある場合は、例えば、第1実施形態の空気注入弁3の鍔7を側面のなかで突起のついている方の端に設置した形の空気注入弁3aと鍔7aにする。
鍔7aの厚さは、約0.2〜3mmが適当であり、直径は、約4〜20mmが適当である。
突起8aは、小さな円柱状で高さは約0.5〜4mm、直径は、約1〜4mmが適当である。
前記の空気注入弁3aの鍔7aを硬式テニスボールの殻1の穴4に接着し、突起8aは小孔5に装着し、更に鍔7aの周りを中に穴の開いた補強円盤12で覆う。
この中に穴の開いた補強円盤12の直径は、約3〜20mmで、厚さは、約0.5〜4mmが適当であり、穴の大きさは、空気注入弁が挿入できる大きさとなる。
この補強円盤12はボールの殻1と同質の物を使うことにより、強い接着力を持つことができ、補強円盤12と空気注入弁3aは弱い接着力であるが、鍔7aと空気注入弁3aを押さえ込む構造になっているため、剥離や亀裂が入ることはほとんどない。
硬式テニスボールの殻1と空気注入弁3aの突起8aが付いている面は、内圧で殻1の円柱状の穴4の底4aに押しつけられているため弱い接着力でも空気が漏れることはない。
この補強円盤12は、図5に示すように上部が平らな形でも良いが、図6、7の様に凸状の補強円盤12aにしてボールの殻に埋め込むようにしても効果的である。
凸状の補強円盤12aは、円柱を2段に積み重ねた様な形になっており、上段のやや小さな円柱の直径は穴4の直径以下の大きさ、下段のやや大きな円柱の直径はそれより約2〜10mm大きくし、2段合わせた厚さは、約0.5〜5mmが適当である。
このように、本考案は、硬式テニスボールの殻1に穴4を作り、空気注入弁に鍔を付けたり補強円盤で覆うことにより、内部に空気を注入して長期間使用でき、内部気圧を変えて反発を調整でき、空気注入部の破損を防止できる硬式テニスボールを提供することができるものである。
1 硬式テニスボールの殻
2 フェルトを貼る層
3 空気注入弁(鍔を側面に装着)
3a 空気注入弁(鍔を上端に装着、補強円盤が平)
3b 空気注入弁(鍔を上端に装着、補強円盤が凸状)
4 円柱状の穴
4a 円柱状の穴の底
5 小孔
6 フェルト
7 鍔(側面に装着)
7a 鍔(上端に装着、補強円盤が平)
7b 鍔(上端に装着、補強円盤が凸状)
8 突起(3用)
8a 突起(3a用)
8b 突起(3b用)
9 貫通孔
10 円柱の穴の底の周辺部
11 円柱の穴の入り口の周辺部
12 補強円盤(形状が平)
12a 補強円盤(形状が凸状)
13 空気注入弁(鍔を上端に装着、補強円盤が凸状)に補強円盤(形状が凸状)を 装着したもの

Claims (3)

  1. 硬式テニスボールを構成するゴム材料からなる殻の内面の所定の位置に内側から外側に向かって設けた円柱状の穴と、かつ、内側から見た穴の底は閉じておくと共に底の中心付近に外側に貫通した小孔を設けた前記殻において、前記円柱状の穴に空気注入弁を装着したことを特徴とする硬式テニスボール。
  2. 請求項1に記載した空気注入弁は、中空ボールに空気注入器により空気を注入するときに用いられる貫通孔を有する空気注入弁であって、ほぼ円柱状で側面に鍔を有し、装着時に外側にあたる所の面の中央付近に突起を有することを特徴とする空気注入弁。
  3. 請求項1の殻の円柱状の穴に請求項2の空気注入弁を装着し、さらに、殻の内側と空気注入弁の境の付近を、中心に穴の開いている補強円盤を装着したことを特徴とする硬式テニスボール。
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