JP3215852B2 - 皺改善シート、その使用方法および皺改善シート用水賦活性貼付剤 - Google Patents

皺改善シート、その使用方法および皺改善シート用水賦活性貼付剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚の皺を改善す
るシート、皺改善シートの使用方法、および、そのシー
トに用いられる、皮膚への濡れ性を改善した皺改善シー
ト用水賦活性貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】人は年齢とともに皮膚の皺が増え、特に
考え込んだり、眉をひそめたりという顔の表情の動きや
クセによって生じる眉間の皺は、実際の年齢よりも表情
を老けさせ、暗い印象を他の人に与える場合がある。そ
こで、皮膚の皺を改善したり、予防することを目的とし
た種々の皮膚化粧料が、販売されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、皮膚化粧料
を使用して皮膚の皺を改善するには、長期間の連続使用
を必要とするので、皮膚の皺発生部位に皮膚化粧料を施
すだけの方法ではなく、小道具的なものを単独で使用す
るか、上記皮膚化粧料と併用することによって、皮膚に
刺激や損傷を与えることなく、物理的に皮膚の皺を改善
する方法が求められている。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、皮膚にテーピング的効果を与えることによって、目
尻や額等の皺の定着を防ぎ、連用すると皺を目立たなく
することができ、安全性が高く皮膚に刺激や損傷を与え
ない皺改善シート、皺改善シートの使用方法、および、
そのシートに用いられる皺改善シート用水賦活性貼付剤
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者らは、テーピング的に用いられる皺改善シ
ートの基材や貼付剤の種類、形状、使用方法等について
鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明の皺改善シートは、坪量が30〜130g/
2 である木材繊維由来の紙(1)の裏面部(2)に、
コラーゲン加水分解物からなる貼付性成分と、保湿剤と
を含む貼付剤であって、前記コラーゲン加水分解物は、
ゼリー強度50〜350gのゼラチンと、ゼリー強度5
0g未満で重量平均分子量50,000未満のコラーゲ
ンペプチドからなり、前記ゼラチンの前記コラーゲンペ
プチドに対する重量割合が2/8〜9/1であることを
特徴とする皺改善シート用水賦活性貼付剤が塗工されて
なるシートである。
【0006】本発明の皺改善シートの使用方法は、皺改
善シートの裏面部(2)表面を多価アルコールと水とを
含有する化粧液で濡らしておいて、前記シートを皮膚表
面に貼付し、前記シートが乾燥してから所定時間経過後
に前記シートを皮膚表面から剥がす方法である。本発明
の皺改善シート用水賦活性貼付剤は、皺改善シートの製
造に用いられる上記貼付剤である。
【0007】
【発明の実施の形態】皺改善シート用水賦活性貼付剤 本発明の皺改善シート用水賦活性貼付剤は、必須成分と
して貼付性成分と保湿剤とを含み、後述の皺改善シート
の製造に用いられる貼付剤である。貼付性成分はコラー
ゲン加水分解物からなり、コラーゲン加水分解物はゼラ
チンおよびコラーゲンペプチドからなる。貼付性成分
は、水を含有する後述の化粧水等で濡らすことによっ
て、皺改善シートを皮膚表面に貼付し、貼付直後から長
時間にわたって剥がれないようにして、皮膚の皺を改善
する作用を長時間維持する働きを有する。さらに、コラ
ーゲン加水分解物は、皮膚への刺激を抑制し、皺改善シ
ートを皮膚から剥がす時に、角質層を剥離する等、皮膚
に損傷等を生じさせるのを防止することができる。
【0008】ゼラチンは、その製造方法については限定
はなく、コラーゲンの加水分解タンパク質であり、牛
骨、牛皮、豚皮等を原料として、一般的には、酸処理法
またはアルカリ処理法によって製造されたものである
が、酵素法で得られたものでも良い。ゼラチンは、貼付
性が長時間持続する性質、すなわち、貼付保持性が高
く、ゼラチン自身の硬さが皺改善シートに付与されるよ
うになるため、皮膚の皺を改善する作用は長時間維持さ
れる。
【0009】ゼラチンの重量平均分子量は、通常、約5
万〜約30万であり、好ましくは約5万〜約10万であ
る。ゼラチンの重量平均分子量が約5万未満であると、
貼付保持性が低下する。他方、ゼラチンの重量平均分子
量が大き過ぎると、皮膚への濡れ性が悪くなり、貼付性
が低下する。ゼラチンのゼリー強度は、JIS K65
03に従って測定された値であり、通常、50〜350
g、好ましくは50〜150gである。ゼラチンのゼリ
ー強度が50〜350gの範囲を外れると、貼付性と貼
付保持性とが低下する。
【0010】コラーゲンペプチドは、その原料および製
造方法については特に限定はなく、動物由来の組織や、
(未)精製したコラーゲン、ゼラチン等を、酸処理法、
アルカリ処理法または酵素法等で、加水分解して低分子
化したものである。コラーゲンペプチドは、ゲル化能が
極めて小さいため、水を吸収し易く、皺改善シートを皮
膚表面に速やかに貼付できる。
【0011】コラーゲンペプチドの重量平均分子量は、
通常、50,000未満であり、好ましくは5,000
〜20,000であり、5,000未満であっても良
い。コラーゲンペプチドの重量平均分子量が50,00
0以上であると、分子量が大きすぎて、皮膚への濡れ性
が悪くなり、貼付性が低下する。コラーゲンペプチドの
ゼリー強度は、JIS K6503に従って測定された
値であり、通常、50g未満、好ましくは0〜10g、
さらに好ましくは0〜5gである。コラーゲンペプチド
のゼリー強度が50g以上であると、ゲル化能が大きく
なるため、水を吸収する速度が遅くなり、その皮膚への
濡れ性が悪く、貼付性が低下し、皺改善シートを皮膚表
面に速やかに貼付できなくなる。
【0012】なお、コラーゲンペプチドは、特に、ゼリ
ー強度0gで、重量平均分子量5,000未満のもの
が、水を吸収する速度が速く、その皮膚への濡れ性が速
やかに発揮されるようになるため好ましい。ゼラチンの
コラーゲンペプチドに対する重量割合(ゼラチン/コラ
ーゲンペプチド)は、2/8〜9/1であることが必要
であるが、好ましくは2/8〜8/2である。前記重量
割合が2/8未満であると、貼付保持性が低下する。他
方、前記重量割合が9/1を超えると、皮膚への濡れ性
が低下する。
【0013】コラーゲン加水分解物は、ゼラチンおよび
コラーゲンペプチドの2種類からなり、それぞれの成分
の利点が相乗的に発揮されるため、貼付直後から長時間
にわたって貼付性が保持され、皺改善シートが剥がれな
いようにして、皮膚の皺を改善する作用を長時間維持す
る働きを有する。保湿剤は、皺改善シートに保湿性を付
与してシート全体を柔軟にし、シートがカールするのを
防止するとともに、濡水により貼付性成分の再活性化を
促進し、皮膚への貼付性を向上させることができる成分
である。
【0014】保湿剤としては、たとえば、グルコース、
フラクトース等の単糖類や、マルトース、シュクロース
等の二糖類等の糖類;グリセリン、ソルビトール、キシ
リトール、マンニトール、ポリグリセリン、エチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール等の多価アルコール等を挙げることができ、2種以
上を併用するのが好ましいが、1種単独でもよい。
【0015】上記糖類と多価アルコールとの配合割合
(糖類/多価アルコール)は、60/40〜95/5が
好ましく、さらに好ましくは70/30〜90/10で
ある。特に、保湿剤としてソルビトールやグリセリン等
の多価アルコールを用いると、保湿力が高く、シートが
カールするのを効果的に防止することができるが、その
添加量が多いと、貼付性を維持できなくなることがあ
る。また、グルコースやシュクロース等の糖類では、皮
膚への濡れ性および貼付性を向上させる働きもある。
【0016】皺改善シート用水賦活性貼付剤は、貼付性
成分および保湿剤以外に、通常、水を含み、これら以外
に、カビの発生や細菌の繁殖を防止するための防腐剤;
製造時に発生することがある泡を防止するための消泡
剤;皮膚へのなじみを向上させるための界面活性剤;コ
ラーゲンや修飾コラーゲン、エラスチン、ムコ多糖等の
皺改善効果を発揮し、薬効作用を有する保湿成分;ポリ
ビニルアルコール等の貼付性補助成分;香料;ビタミン
剤;ホルモン剤;抗炎症剤;薬効効果を有する生薬抽出
物;酸化防止剤;pH調整剤;紫外線吸収剤;殺菌剤;
顔料;色素;樹脂パウダー等の粉体;水以外の溶媒等を
添加することができる。特に、皺改善シート用水賦活性
貼付剤は防腐剤を含むものがよい。また、添加薬剤を皺
改善シート用水賦活性貼付剤に配合する量については限
定はなく、適宜配合すればよい。貼付性成分、保湿剤お
よび添加薬剤は、いずれも、化粧品や医薬品等に用いる
ことができる純度のものであればよい。
【0017】皺改善シート用水賦活性貼付剤中に含まれ
る上記各成分の配合割合は、特に限定されないが、貼付
性成分および保湿剤の配合割合(貼付性成分/保湿剤)
は、通常、20/80〜80/20、好ましくは40/
60〜70/30である。前記重量割合が20/80未
満であると、貼付力が低く、長時間にわたって貼付性を
維持することができないし、保湿剤の配合割合が多すぎ
て、べとつきが生じ、取扱いが困難である。他方、前記
重量割合が80/20を超えると、皺改善シートに保湿
性が十分に付与されなくなり、シート全体が硬くなり、
カールし、皺改善シートの皮膚への貼付性が低下し、使
用時の感触、柔軟性が低下することがある。
【0018】皺改善シート用水賦活性貼付剤中に含まれ
る貼付性成分および保湿剤の合計量の割合は、皺改善シ
ートを製造する際の塗工性および皺改善シートの貼付性
を考えて決定され、皺改善シート用水賦活性貼付剤全体
に対して、通常、30〜70重量%、好ましくは40〜
60重量%である。貼付性成分および保湿剤の合計量
が、30重量%未満であると、皺改善シート用水賦活性
貼付剤が希薄すぎて、後述の皺改善シートを製造するた
めには、多量に塗工しても貼付力が低く、長時間にわた
って貼付性を維持することができなくなることがある。
他方、貼付性成分および保湿剤の合計量が、70重量%
を超えると、粘度が高くなり、皺改善シート用水賦活性
貼付剤そのものを製造しにくくなり、その流動性が低
く、使用しにくくなる。
【0019】皺改善シート用水賦活性貼付剤中の貼付性
成分および保湿剤以外の成分は、通常、水を主成分と
し、適宜、添加薬剤を含むものである。皺改善シートおよびその使用方法 本発明の皺改善シートは、木材繊維由来の紙(1)の裏
面部(2)に、上記皺改善シート用水賦活性貼付剤が塗
工されてなるシートである。
【0020】木材繊維由来の紙は、皺改善シートの基材
であり、たとえば、針葉樹、広葉樹等の木材を抄紙して
得られた紙が用いられる。この紙は、植物繊維特有の吸
水性を有し、また、紙が吸水した時の膨張度と、吸水し
た紙が乾燥した時の収縮度との寸法差によって、この皺
改善シートを使用する際に、シートを水等を含む化粧液
等で濡らして、皮膚表面に貼付し乾燥した時に、皮膚表
面に過度の緊張感を与えるのである。
【0021】特に、上記効果が得られる紙の坪量は、3
0〜130g/m2 であり、30g/m2 未満では、化
粧液のシートへの吸水量が少なく、皮膚表面への緊張感
も劣り、また、130g/m2 を超えると、シートが厚
くなり、皮膚形状へのフィット性が劣り、様々な皺に対
応できないので、上記坪量の範囲の紙を選ぶ必要があ
る。特に、最適な紙質として、苛性ソーダと硫化ソーダ
とを主成分とする薬剤等で木材片を煮詰めて製造され
た、晒クラフト紙が、適度の耐水性を有するので好まし
い。
【0022】皺改善シートは、上記皺改善シート用水賦
活性貼付剤を紙の裏面部に塗工し、乾燥することによっ
て得られ、乾燥後、適宜、所定の形状に裁断したもので
あってもよい。皺改善シート用水賦活性貼付剤を紙に塗
工する方法としては特に限定はないが、たとえば、ロー
ルコーターなどにより枚葉塗布法および回転巻き取り法
等の方法で製造することができる。
【0023】皺改善シート用水賦活性貼付剤を紙に塗工
する塗工量については、特に限定はないが、十分な貼付
性を確保し、塗工後の乾燥によって生じるひび割れや、
皺改善シートのそりを防ぐためには、20〜100g/
2 であるのが好ましく、さらに好ましくは30〜80
g/m2 である。塗工量が20g/m2 未満であると、
貼付性が低い。他方、塗工量が100g/m2 を超える
と、上記ひび割れや、そりが発生する。
【0024】塗工後の乾燥方法については、特に限定は
なく、常法で行うことができ、たとえば、熱風、蒸気、
赤外線等によって水や溶媒を蒸発させて乾燥させる方法
がある。皺改善シートは裁断したものでもよく、その形
状としては、略4辺形状、略円形状等、の形状であっ
て、その表面の略中央部には、シートを幅方向に横切
る、少なくとも1本のミシン目状の破断可能な半切断線
を設ける必要がある。たとえば、上記4辺形状に裁断さ
れたシートの対角線上に、ミシン目状の半切断線を、1
本形成することによって、皮膚表面に貼付した時に、皮
膚の形状に沿って、半切断線で自然に折り曲げられるの
で、皮膚が凹凸のある形状であっても皺改善シートはフ
ィット性に優れるようになる。また、半切断線に沿って
シートを切断すると、小さな形状の皺改善シートが得ら
れので、目尻や眉間等の小さな部位にも貼付することが
できるのである。
【0025】本発明の皺改善シートの使用方法は、上記
皺改善シートの裏面部(2)表面を、直接化粧液で濡ら
すか、または、皮膚表面を化粧液で濡らした後に、前記
シートを皮膚表面に貼付し、前記シートが乾燥してから
所定時間経過後に前記シートを皮膚表面から剥がす方法
である。化粧液は、多価アルコールと水とを含有するも
のであれば、特に限定はなく、可溶化系、乳化系、分散
系のいずれの化粧液であってもよい。多価アルコールと
しては、たとえば、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、ポリエチレレングリコール、グリセ
リン等を挙げることができ、1種単独、または、2種以
上を併用してもよい。多価アルコールは、皺改善シート
の乾燥速度を調整するとともに、皺改善シートの裏面部
に塗工された皺改善シート用水賦活性貼付剤成分の皮膚
賦活作用を増強する役目がある。化粧液中の多価アルコ
ールの含有量は、0.1〜40重量%が好ましく、0.
5〜20重量%であることが特に好ましい。また、化粧
液中の水の含有量は、10〜90重量%であることが好
ましい。
【0026】上記化粧液中の多価アルコールと水以外の
成分としては、通常の化粧水、乳液、クリームに配合さ
れる成分を挙げることができ、たとえば、油性成分、エ
タノール、界面活性剤、ビタミン剤、生理活性成分、防
腐剤等が配合できる。特に、皺改善シートを皮膚に確実
に貼付するためには、油性成分の配合量の少ない化粧液
が好ましい。
【0027】なお、単なる水や、化粧液以外の水を含む
組成物で、皺改善シートの裏面部表面を濡らして用いる
ことも可能ではあるが、化粧液で濡らした場合より皺の
改善が見られず、しかも、刺激感が少し生じる。皺改善
シートは、化粧液で濡らしておいて、顔面等の皺の部位
に貼付し、前記シートが乾燥してから所定時間(少なく
とも1〜10時間)経過後に、皮膚表面から剥がされ
る。シートを剥がすに当たっては、皮膚に貼付した皺改
善シートの上から水等を塗布することによって、剥離時
の刺激感をさらに逓減させることができる。顔面の皺の
部位としては、特に限定はなく、たとえば、眉間部分、
眉間から額にかけての部分、眉の上の部分、目尻部分等
を挙げることができる。
【0028】上記使用方法によって、目尻や額等の皺の
定着を防ぐことができ、皺改善シートを連用(たとえ
ば、約1〜2か月程度)することによって、皺を目立た
なくすることができる。本発明の皺改善シート3は、図
1(斜視図)および図2(断面図)に示すようであり、
菱型形状をしており、たとえば、横方向が66mm、縦
方向が38mmで、縦方向の対角線上には、1本のミシ
ン目状の半切断線(図1で、4の破線部分に相当)が設
けられ、破断可能に形成されている。その表面部は、た
とえば、坪量が75g/m2 の晒クラフト紙(オークル
系の色目に着色)からなる紙部1であり、その裏面部
に、上記皺改善シート用水賦活性貼付剤を塗工し、乾燥
された塗膜部2で構成されている。
【0029】上記皺改善シート3は、図3(斜視図)に
示すように、その複数枚が容器10に収納されている。
容器10は、図3に見るように、収納部11と蓋部12
とヒンジ部13とからなり、収納部11と蓋部12とは
ヒンジ部13を介して一体化されている。また、容器1
0はヒンジ部13によって開閉できるようになってい
る。収納部11には、皺改善シート3の形状に合わせた
凹部11aが設けられている。そして、蓋部12には、
凹部11aに対応する位置関係の箇所に、凸部12aが
形成されている。凸部12aの形状は、凹部11aの形
状の略相似であって縮小された形状である。容器10と
しては、たとえば、厚さ0.3mmのポリ塩化ビニルが
用いられる。
【0030】複数枚の皺改善シート3は、図4(断面
図)にみるように、容器10に収納される。凸部12a
は、凹部11aに収納された複数枚の皺改善シート3
を、上下方向に押さえるための高さを有しており、皺改
善シート3を容器10に入れて運搬中に、容器10内で
皺改善シート3が凹部11aの外に移動したり、塗膜部
2が吸湿するのを防止することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて、本発明
をさらに具体的に説明する。 (実施例1)アルカリ処理ゼラチン(新田ゼラチン
(株)製、重量平均分子量:8万、JIS K6503
に従って測定したゼリー強度は、148gであった。)
およびコラーゲンペプチド(商品名:水溶性ゼラチン、
新田ゼラチン(株)製、重量平均分子量:2万、JIS
K6503に従って測定したゼリー強度は、0gであ
った。)からなる貼付性成分、グリセリン、ソルビトー
ル、砂糖、水を用意して、表1に示すに配合で各成分を
混合し、皺改善シート用水賦活性貼付剤(1)を調製し
た。皺改善シート用水賦活性貼付剤(1)を、50g/
2 の塗工量で、坪量が75g/m2 の晒クラフト紙
(オークル系の色目に着色)に塗工し、乾燥して皺改善
シート(1)を得た。
【0032】皺改善シート(1)の表面に、化粧水A
(エタノールを8重量%、グリセリンを3重量%、ポリ
オキシエチレン(60)を0.5重量%、ヒアルロン酸
ナトリウムを0.5重量%、パラオキシ安息香酸ナトリ
ウムを1.2重量%、精製水86.8重量%、合計10
0重量%)を用いて皺改善シート(1)全体が湿るよう
に塗り、ガラスの表面に張りつけた。十分に乾燥させた
後、皺改善シート(1)を剥離させてその貼付性を5段
階で評価したところ、4であった。なお、貼付性は、貼
付性が最も強いものを5、貼付性が最も弱いものを1と
評価した。なお、上記で評価した貼付性は、皮膚への濡
れ性および貼付保持性を総合的に評価したものである。 (実施例2〜5および比較例1〜3)表1および2に示
すに配合で各成分を混合し、皺改善シート用水賦活性貼
付剤(2)〜(5)および比較皺改善シート用水賦活性
貼付剤(1)〜(3)を調製し、実施例1と同様にして
皺改善シート(2)〜(5)および比較皺改善シート
(1)〜(3)を得た。これらについて実施例1と同様
に貼付性を評価し、その結果を表1および2に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】(参考例) 〔皺改善シート用水賦活性貼付剤の塗布量の検討〕皺改
善シート用水賦活性貼付剤(2)を、塗工量10〜12
0g/m2 の範囲で種々に変更して、上記と同じ晒クラ
フト紙に塗工し、乾燥して皺改善シートを得た。得られ
たそれぞれの皺改善シートについて、上記貼付性を評価
した。さらに、それぞれの皺改善シートについて、皺改
善シート用水賦活性貼付剤を塗工後の乾燥によって生じ
るひび割れと、皺改善シートのそりの程度を5段階で評
価した。すなわち、ひび割れおよびそりの全くないもの
を5、ひび割れが多数生じ、大きくそり返ったものを1
と評価した。
【0036】塗工量と貼付性との関係(○)、および、
塗工量とひび割れおよびそりとの関係(△)を図5にプ
ロットした。図5にみるように、貼付性とひび割れおよ
びそりとの両方がほぼ満足できる塗工量は、20〜10
0g/m2 であり、30〜80g/m2 であると両方が
優れるようになる。 (実施例6)紙部として上記と同じ晒クラフト紙を用意
し、その一方の表面に上記皺改善シート用水賦活性貼付
剤(2)および防カビ剤とからなる皺改善シート用水賦
活性貼付剤Aを塗工(塗工量:50g/m2 )し、乾燥
して塗膜部とし、皺改善シートを得た。この皺改善シー
トから、図1および図2に示すように、菱型形状で、た
とえば、横方向が66mm、縦方向が38mmで、縦方
向の対角線上には、1本のミシン目状の半切断線(図1
で、4の破線部分に相当)が設けられ、破断可能に形成
されている皺改善シート(6)を作製した。
【0037】上記のようにして得られた皺改善シート
(6)を、実施例1で使用した化粧水Aを用いて湿らせ
て、20人のパネラーそれぞれの顔の皺の目立つ部位
に、睡眠前にシートを貼付し、睡眠後に乾燥したシート
を剥離して、1か月連用した。そして、連用後に、「皺
が改善された」、「刺激感がない」、の各項目について
アンケートを行い、下記の評価基準に基づいて評価し
た。その評価結果を表3に示す。評価基準 ○:20人中、「良好」と回答した人が15人以上であ
る。
【0038】△:20人中、「良好」と回答した人が1
0人以上15人未満である。 ×:20人中、「良好」と回答した人が10人未満であ
る。 (比較例4)多価アルコールを含まない化粧水B(エタ
ノールを8重量%、ポリオキシエチレン(60)を0.
5重量%、ヒアルロン酸ナトリウムを0.5重量%、パ
ラオキシ安息香酸ナトリウムを1.2重量%、精製水8
9.8重量%、合計100重量%)を用いて、実施例6
の皺改善シート(6)を湿らせ、実施例6と同様にアン
ケートを行い、その評価結果を表3に示す。 (比較例5)上記皺改善シート(6)を製造するのに用
いられる皺改善シート用水賦活性貼付剤Aをデンプンか
らなる貼付剤に変更して、比較皺改善シート(5)を得
た。化粧水Aを用いて、比較皺改善シート(5)を湿ら
せ、実施例6と同様にアンケートを行い、その評価結果
を表3に示す。
【0039】
【表3】
【0040】
【発明の効果】本発明の皺改善シートは、これを皮膚に
テーピングすることによって、目尻や額等の皮膚の様々
な部位の皺の定着を防ぎ、連用すると皺を目立たなくす
ることができる。また、皺改善シートには、皺改善シー
ト用水賦活性貼付剤が用いられているため、その安全性
は高く、皮膚に刺激や損傷を与えることはない。
【0041】本発明の皺改善シートの使用方法は、目尻
や額等の皺の定着を防ぐことができ、皺改善シートを連
用すること(たとえば、約1〜2か月程度)によって、
皺を目立たなくすることができる。本発明の皺改善シー
ト用水賦活性貼付剤は、安全性が高く皮膚に刺激や損傷
を与えない物性を有し、皺改善シートの製造に用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皺改善シートの斜視図である。
【図2】本発明の皺改善シートの断面図である。
【図3】本発明の皺改善シートが収納される容器の斜視
図である。
【図4】本発明の皺改善シートが収納される容器の断面
図である。
【図5】皺改善シート用水賦活性貼付剤の塗工量と貼付
性との関係と、塗工量とひび割れおよびそりとの関係と
を示す図。
【符号の説明】
1 紙部 2 塗膜部 3 皺改善シート 4 半切断線 10 容器 11 収納部 11a 凹部 12 蓋部 12a 凸部 13 ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸橋 智香子 神奈川県横浜市金沢区釜利谷西3−27− 6 (72)発明者 高橋 真哉 大阪府八尾市二俣2丁目22番地 新田ゼ ラチン株式会社大阪工場内 (72)発明者 寺内 晃一 大阪府八尾市二俣2丁目22番地 新田ゼ ラチン株式会社大阪工場内 (72)発明者 小田 哲靖 大阪府八尾市二俣2丁目22番地 新田ゼ ラチン株式会社大阪工場内 (72)発明者 石川 哲也 東京都台東区上野1丁目10番10号 新田 ゼラチン株式会社東京支店内 (72)発明者 新井 憲夫 静岡県富士宮市ひばりが丘122 (56)参考文献 特開 昭63−162610(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50 A45D 44/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】坪量が30〜130g/m2 である木材繊
    維由来の紙(1)の裏面部(2)に、コラーゲン加水分
    解物からなる貼付性成分と、保湿剤とを含む貼付剤であ
    って、前記コラーゲン加水分解物は、ゼリー強度50〜
    350gのゼラチンと、ゼリー強度50g未満で重量平
    均分子量50,000未満のコラーゲンペプチドからな
    り、前記ゼラチンの前記コラーゲンペプチドに対する重
    量割合が2/8〜9/1であることを特徴とする皺改善
    シート用水賦活性貼付剤が塗工されてなる皺改善シー
    ト。
  2. 【請求項2】前記紙(1)が菱型形状をなし、少なくと
    も1本の破断可能なミシン目状半切断線(3)が紙
    (1)の表面にシートを幅方向の対角線で横切るように
    設けられている、請求項1に記載の皺改善シート。
  3. 【請求項3】皺改善シート用水賦活性貼付剤の塗工量が
    20〜100g/m2 である、請求項1または2に記載
    の皺改善シート。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれかに記載の皺
    改善シートの裏面部(2)表面を多価アルコールと水と
    を含有する化粧液で濡らしておいて、前記シートを皮膚
    表面に貼付し、前記シートが乾燥してから所定時間経過
    後に前記シートを皮膚表面から剥がす、皺改善シートの
    使用方法。
  5. 【請求項5】コラーゲン加水分解物からなる貼付性成分
    と、保湿剤とを含む貼付剤であって、 前記コラーゲン加水分解物は、ゼリー強度50〜350
    gのゼラチンと、ゼリー強度50g未満で重量平均分子
    量50,000未満のコラーゲンペプチドからなり、前
    記ゼラチンの前記コラーゲンペプチドに対する重量割合
    が2/8〜9/1であることを特徴とし、請求項1から
    3までのいずれかに記載の皺改善シートの製造に用いら
    れる皺改善シート用水賦活性貼付剤。
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