JP6364304B2 - 貼付剤及び包装用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、有効成分を表面にコーティングした多数の微小突起を有する貼付剤に関し、特に、目尻に貼付して使用する貼付剤に関する。また、本発明は、かかる貼付剤を収容する包装用容器にも関する。
化粧料や薬剤等の経皮吸収を向上させるためにいわゆる微小突起アレイデバイスを用いた貼付剤が従来から知られている。代表的な微小突起アレイデバイスとしては、例えば下記特許文献1に記載されているものがあり、これは、基板と、この基板上にアレイ状に配設され化粧料又は薬剤等の有効成分が表面にコーティングされた多数のテーパ状微小突起とから構成されている。微小突起アレイデバイスは、支持体と粘着剤層とからなるカバー材に保持されて貼付剤を構成する。かかる貼付剤を使用すべく皮膚に貼り付けると、微小突起が皮膚表面に当接され或いは穿刺され、有効成分が皮膚に効果的に投与される。特に目尻にできる皺(いわゆるカラスの足跡)に対しては、例えば先端部の形状が平坦又は丸みを帯びた角質層を超えて刺さり込まない微小突起(角質層を貫通しない微小突起)を皮膚に押し付け、皺を引き伸ばし、加圧されて薄くなった角質層を通して適用することで、皮膚表面を穿刺するよりも有効成分を安全に痛みなく適用部位にまんべんなく浸透させることができる。そのような用途では、目尻の皺は目尻に近い部位が最も深いため、微小突起アレイデバイスを可能な限り目尻に近い部位に配置することが望ましい。
しかしながら、目尻に近い部位に貼付剤を配置しようとする場合、カバー材の目尻側の外縁と微小突起アレイデバイスの目尻側の外縁との間の距離が短くなり、その部分のカバー材が皮膚から剥がれてしまうおそれがある。特に、微小突起アレイデバイスの基板として剛性の高いものを用いた場合や、角質層を貫通しない微小突起を用いた場合、微小突起アレイデバイスが皮膚の弾力により浮き上がり易く、その傾向が強い。カバー材が一部でも皮膚から剥がれた場合、微小突起先端部の皮膚への密着性が不十分となるおそれがあり、有効成分の皮膚への送達性が低下してしまう。
国際公開第2011/148994号
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高い剛性の微小突起アレイデバイスを目尻に近い部位に配置してもカバー材が皮膚から剥がれにくい貼付剤を提供することにある。
上記目的を達成するために、次のように、本願発明者らは目尻周辺部の皮膚の状態や筋肉の動き等に着目し、鋭意検討を行った。
目尻の皺は、目尻からこめかみ周辺に向かって放射状に広がり、その部位には目の周囲を覆う眼輪筋や上顎の上方の側頭部を広く覆う側頭筋が存在する。眼球を単に動かした際、或いはまぶたを単に開閉した際、側頭筋は余り動かないため、貼付剤のカバー材は、目尻からこめかみにかけての横方向の寸法については、目尻から側頭筋の手前までの領域に貼付できる最大寸法とすることが好ましく、また、上下方向においては可能な限り大きくすることがよいことが分かった。
眼輪筋についても、眼球を動かしただけ、或いはまぶたを開閉しただけの場合、眼輪筋は活発に動くものの、目尻周辺部の皮膚については大きな伸縮はみられない。その一方で、目尻から口元にかけての領域には、頬と口を動かす小頬骨筋、大頬骨筋があり、その外側には顎を上下に動かす咬筋が存在するが、これらの筋肉は、顔の表情を大きく動かすと、上下、左右に異なる方向に動き、これらの筋肉を覆う皮膚にカバー材を貼り付けた場合、剥がれや皺ができ易いことが分かった、このため、目尻とこめかみとを結ぶ線よりも下方の皮膚領域においては、カバー材の下縁は目尻から外方にかけて斜め下方に延びるようにし、カバー材の下部の上下方向寸法を制限することが好ましいことが分かった。
さらに、目尻とこめかみとを結ぶ線よりも上方の領域においては、眉が存在するため、これをカバー材は避けて貼り付けられるべきである。よって、目尻とこめかみとを結ぶ線よりも上方の皮膚領域においては、カバー材の上縁は目尻から外方にかけて斜め上方に延びるようにすることが好ましい。
以上から、カバー材の形状は、目尻の部分から耳への方向にかけて末広がりの形状、すなわち略扇形、略三角形、略菱形、略平行四辺形等の形状とすることがよいことが分かった。
このような形状においては、カバー材全体を皮膚にしっかりと貼り付けることができるため、微小突起アレイデバイスをカバー材の目尻側となる縁部に近い部位に配置しても、カバー材の剥離を防止ないしは抑制することができる。
また、微小突起の先端が尖っている場合或いは微小突起が長い場合、微小突起アレイデバイスは殆ど位置ずれを起こすことはなく、その位置ずれが原因となるカバー材の剥がれが生じにくいいことが分かった。これは、微小突起の全高が160μmを超えるものであると角質層を貫通し、いわゆるアンカリング効果が生ずることで微小突起アレイデバイスが皮膚面に固定され易いからであると考えられる。一方、微小突起の全高が160μm以下の比較的短い微小突起で先端面が平坦状ないしは球面状となっている場合、微小突起は角質層を貫通しないが、そのような場合には、カバー材の下側で微小突起アレイデバイスの位置ずれが生じる現象が見られた。このような角質層を貫通しない微小突起を有する貼付剤でも、カバー材を上記形状とすることで、カバー材が皮膚にしっかりと貼り付けられ、微小突起アレイデバイスの位置ずれ、ひいてはカバー材の剥離を防止ないしは抑制できることも判明した。ここで、微小突起の全高とは、微小突起アレイデバイスの基板に隣接する微小突起の面から微小突起の先端までの長さをいう。
かかる検討結果に基づき、本発明による貼付剤は、
剛性の高い基板と、この基板の一面に配設された、角質層を貫通しない全高が160μm以下の複数の微小突起とを備え、微小突起の表面に有効成分がコーティングされた微小突起アレイデバイス、及び、
支持体と、この支持体の一面に形成された粘着剤層とを備え、微小突起アレイデバイスを覆うようにして前記基板の他面が粘着剤層に付着されたカバー材
を具備する、人の顔の目尻に貼付する貼付剤であって、
当該貼付剤を目尻に貼付した状態において、カバー材が目尻側から耳への方向にかけて所定の基準点から末広がりの形状となっており、
カバー材の前記基準点と微小突起アレイデバイスの、前記基準点に最も近い縁部との間の距離が1.5〜6mmの範囲内となるよう、微小突起アレイデバイスがカバー材に配置されていることを特徴とする。
上記形状を有するカバー材の付着力を確保するためには、カバー材の前記基準点とカバー材の、前記基準点から最も離れた縁部との間の距離は20〜35mmの範囲内とし、カバー材の前記基準点とカバー材の、前記基準点から最も離れた縁部とを結ぶ線に対して直角な方向におけるカバー材の最大長さは20〜50mmの範囲内とすることが好ましい。
また、様々な皺に対応するために、微小突起アレイデバイスは円形であることが好適であり、その半径は3〜10mmの範囲内であることがよい。
かかる貼付剤は、搬送や保管のために、剥離ライナーが粘着剤層の露出面に剥離可能に付着されていることがよく、剥離ライナーの剥離を容易にするために、剥離ライナーには、微小突起アレイデバイスの側方を通って延びる切断線が設けられていることが好ましい。
さらに、本発明は、上述した貼付剤を2枚並べて収容する包装用容器にも関する。この包装用容器は、容器本体と、この容器本体を覆う蓋体とを備え、容器本体が、該容器本体を2つの収容領域に仕切るべく設けられた第1の仕切り部を有し、蓋体が、該蓋体を2つの収容領域に仕切るべく設けられた第2の仕切り部を有することを特徴とする。蓋体にも仕切り部を設けているため、蓋体を下側にして包装用容器を開けた場合でも、貼付剤が水平方向に動いて重なり合うことを防止することができる。
上述したように、本発明によれば、貼付剤のカバー材全体が目尻周辺部の皮膚にしっかりと付着することになり、微小突起アレイデバイスの微小突起の皮膚に対する密着性が向上する。これにより、微小突起にコーティングされた有効成分が迅速に皮膚に送達ないしは浸透し、有効成分の効果が向上する。
発明による貼付剤の一実施形態を示す正面図である。 図1の貼付剤を示す斜視図である。 (a)〜(e)はそれぞれ図1の貼付剤の背面図、平面図、底面図、右側面図、左側面図、正面図である。 図1のB−B部分におけるA−A参考拡大断面図である。 図2のC−C、D−D部分拡大図である。 本発明の貼付剤を目尻に貼付した状態を概略的に示す説明図である。 剥離ライナーが設けられた本発明の貼付剤を示す正面図である。 本発明の貼付剤を収容するための包装用容器を示す、開いた状態での斜視図である。 (a)〜(f)はそれぞれ図8の包装用容器を閉じた状態で示す正面図、背面図、平面図、底面図、右側面図、左側面図、正面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。なお、全図を通して同一又は相当部分には同一符号を付し、その重複した説明は省略する。
図1は本発明による貼付剤10の一実施形態を示す正面図、図2はその斜視図、図3の(a)〜(e)はそれぞれその背面図、平面図、底面図、右側面図、左側面図、正面図である。また、図4は図1のB−B部分におけるA−A参考拡大断面図であり、図5は図2のC−C、D−D部分拡大図である。さらに、図6は、本発明の貼付剤10を目尻に貼付した状態を概略的に示す説明図である。
図示実施形態に係る貼付剤10は、目尻の皺に対して適用する化粧用又は治療用の貼付剤であり、微小突起アレイデバイス12と、この微小突起アレイデバイス12を覆い且つ皮膚に当接させるためのカバー材14とから構成されている。
微小突起アレイデバイス12は、図4に明示するように、基板16と、基板16の一方の面にアレイ状に配置された多数の微小突起18とから構成されている。
本実施形態において、基板16は、剛性が高いが、伸縮性及び可撓性が低い材料から形成されている。基板16の材料は、本実施形態ではポリ乳酸であるが、特に限定されるものではなく、シリコン、ケイ酸化合物等のセラミクス類や、チタン、アルミニウム、鉄、ステンレス鋼、銅、銀、錫等の金属材料や、それらの2種以上からなる合金や、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、フッ素樹脂、ポリエステル、ポリアミド、フェノール樹脂、(メタ)アクリル酸エステル重合体、ポリオキシメチレン、ポリオキシエチレン等のポリオキシアルキレンや、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンや、エチレン酢酸ビニル共重合体(又はそのケン化物)、ポリビニルピロリドン等の樹脂材料であってもよい。また、基板16は、前述の材料の他、めっき、蒸着、積層、その他の方法によって異なる成分が加えられたものでもよい。
また、本実施形態において、基板16は、使用者により異なる様々な目尻の皺を好適にカバーすることができるよう円形の薄板となっているが、形状は特に限定されるものではなく、多角形、方形等であってもよい。基板16の寸法についても特に限定はないが、図示の円形基板16の場合、目尻の窪みの標準的な大きさを考慮し、厚さは0.2〜4mmの範囲、半径は3〜10mmの範囲が好適であり、より好ましくは4〜8mmであり、本実施形態では厚さ約0.3mm、半径約6.5mmとなっている。
さらに、本実施形態の基板16は、土台部16aと、微小突起18が突設されるテラス部16bとからなり、土台部16aは厚さが約0.2mm、テラス部16bは厚さが約0.1mmとなっている。土台部16aの裏面、すなわちテラス部16bとは反対側の面は平坦な面とされている。また、テラス部16bは八角形となっている。
微小突起18は、本実施形態では、テラス部16b上に正方格子状に配列されている。このように配列することで、最外周部の微小突起18を八角形のテラス部16bの外周縁内に確実に配置することが可能となる。微小突起18の配列は、この他、斜方格子状、長方格子状、同心円状、六角格子状、歪斜格子状、ランダム状等とすることができ、場所によって配列が異なってもよいし、配列状態に粗密があってもよい。また、微小突起18の配列に応じてテラス部16bの形状は如何様なものとしてもよく、また、土台部16aとテラス部16bとを同形としてもよい。
微小突起18の配列が、例えば、正方格子、斜方格子、長方格子、歪斜格子、六方格子等の配列である場合に、その単位格子の面積に対する単位格子内の微小突起18の頂部面の総面積の比率は、250/90000〜40000/90000程度の範囲であることが、有効成分の皮膚への送達性の点で好ましい。かかる比率が小さい場合、微小突起18は角質層を貫通して深部まで達し易く、逆に比率が大きい場合、微小突起18は角質層を貫通せず位置ずれを生じ易い傾向を有する。
また、微小突起18の形状は、底面(基板16に隣接する面)から先端へ向けて細くなる形状であり、本実施形態では、図5に示すように、角質層を貫通しない切頭四角錐となっている。この形状は、特に限定されるものではなく、円錐、四角錐以外の多角錐等でもよく、先端も切頭形ではなく先端が尖った形状や、丸められた形状等でもよい。
微小突起18の全高(底面から先端までの長さ)は、有効成分がコーティングされている微小突起18の先端が角質層を貫通しないように、例えば160μm以下であればよい。さらに、有効成分が皮膚に対して十分に浸透するための量を微小突起18にコーティングするためには、40〜160μmの範囲であることがより好ましく、本実施形態では約150μmである。また、全ての微小突起18が同一の全高、形状である必要もない。
微小突起18の底面の大きさは、全ての微小突起18が同一である必要はなく、およそその外接円の半径として、10〜300μmの範囲であるとよい。また、微小突起18は、内部に空隙を有しても(中空)、有さなくても(中実)、或いは部分的な凹凸(溝、穴、窪み、凸部)形状を有してもよい。
微小突起18は基板16と同じ材料で一体的に形成されること、すなわち本実施形態ではポリ乳酸から形成されることが好ましい。その場合、リソグラフィー、プラズマエッチング、プラズマデポジション、湿式化学エッチング、ドライエッチング、めっき、スパッタリング、化学蒸着(CVD)法、エピタキシー、微小モールド法、レーザー加工、収束イオンビーム、微細機械加工、インプリント法、ホットエンボス法等の製法によって形成することができる。なお、微小突起18を形成するための材料は、特に限定されるものではなく、基板16と異なる材料であってもよいし、その製法についても前記のものに限らない。
微小突起18の表面には、有効成分を含むコーティング組成物がコーティングされている。通常、コーティング組成物には、薬剤や化粧料等の生理活性を有する有効成分の他、任意に担体が含有される。担体とは、例えば、高分子有機化合物、低分子の有機化合物、無機化合物、多価アルコール、水、糖類、アミノ酸等が例示されるが、特に限定はない。コーティング組成物は、固体でなく流体又は半固体であってもよい。コーティング組成物を微小突起18に塗布する方法は、特に限定はないが、例えば浸漬法によれば特に微小突起18の先端部に塗布することができ、有効成分の皮膚への浸透性が高まるために有利である。浸漬法による場合、コーティング組成物に例えば水などを組成物のための溶媒として配合し、それを微小突起18に塗布した後に、乾燥させることによって溶媒分を除去してもよい。また、微小突起18の表面に例えば油脂等の成分を塗布または散布することにより、皮膚への密着性、潤滑性を高めたり、有効成分の皮膚への送達性、浸透性を高めたりすることもできる。
上述したような微小突起アレイデバイス12は、カバー材14に取り付けられる。カバー材14は、図4に示すように、支持体20と、その一面に積層された粘着剤層22とを備えるシート状の積層体である。
支持体20は、特に限定されないが、フィルムや織布、不織布、編布等の布帛や、発泡シートや箔等からなり、これらを積層した素材からなるものでもよい。また、支持体20の材質は、これも特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルや、ポリウレタンや、ポリカーボネートや、ナイロンや、ポリアクリロニトリルや、ポリプロピレン等のポリオレフィンや、ポリオキシメチレン、ポリオキシエチレン等のポリオキシアルキレンや、エチレン酢酸ビニル共重合体(又はそのケン化物)等を用いることができ、例えばこれらを混合した繊維・積層したフィルムなどを用いてもよい。図示実施形態の支持体20については、ポリウレタンからなるフィルムの一面にポリエチレンテレフタレートからなる不織布を積層した積層構造のものとしたものである。
カバー材14の粘着剤層22は、SIS、PIB、天然ゴム、(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体、シリコーン等から選択される粘着基剤と、必要に応じて混合する、可塑剤、粘着付与樹脂、充填剤等のその他の成分の組成からなる。本実施形態では、シリコーン系の粘着剤が用いられ、支持体20の、不織布とは反対側の面(ポリウレタンフィルム)に約100μmの粘着剤層22が形成されている。
カバー材14の形状はいわゆる末広がりの形状となっており、本実施形態においては、図1〜図3に示すように、略扇状ないしは略三角形状であり、より詳細には略二等辺三角形状となっている。なお、所定の基準点P(図1)から外方に向かって末広がり形状となっていればよいので、略菱形、平行四辺形等も含まれる。本実施形態では、カバー材14の各角及び各辺縁は適当な丸みが付けられているが、カバー材14の周縁は直線からなるものとしてもよい。
カバー材14の形状及び寸法は、上述した微小突起アレイデバイス12の全体を十分に覆いこれを保持できるものであることが必須条件であり、例えば、図1のd1は約20〜35mm、d2は約20〜50mmが好ましく、本実施形態ではd1は27.7mm、d2は40.25mmとされている。かかる形状及び寸法とした理由は次の通りである。
本実施形態の貼付剤10は図6に示すような状態で目尻に貼付される。その目尻の周辺部にできる皺は、上述したように、目尻からこめかみ周辺に向かって放射状に広がり、その部位には目の周囲を覆う眼輪筋や上顎の上方の側頭部を広く覆う側頭筋が存在する。眼球を単に動かした際、或いはまぶたを単に開閉した際、側頭筋は余り動かないため、貼付剤のカバー材は、目尻から側頭筋の手前までの領域に貼付できる寸法とすることが好ましく、結果として貼付剤10の基準点Pからの距離d1は約20〜35mmの範囲内であることが好適となる。20mm未満の場合、貼付剤10を目尻に適用する際、貼付剤10を摘むための部分が少なく、微小突起が手に触れ、破損又は汚損してしまうおそれがある。
一方、上下方向においては可能な限り大きくすることがよいように考えられるが、次の理由から制限される。すなわち、眼輪筋については、眼球を動かしただけ、或いはまぶたを開閉しただけの場合、眼輪筋は活発に動くものの、目尻周辺部の皮膚については大きな伸縮はみられない。その一方で、目尻から口元にかけての領域には、頬と口を動かす小頬骨筋、大頬骨筋があり、その外側には顎を上下に動かす咬筋が存在するが、これらの筋肉は、顔の表情を大きく動かすと、上下、左右に異なる方向に動き、これらの筋肉を覆う皮膚にカバー材を貼り付けた場合、剥がれや皺ができ易い。このため、目尻からこめかみを結ぶ線よりも下方の皮膚領域においては、カバー材14の下辺縁は目尻から外方にかけて斜め下方に延びるようにすることが好適である。また、目尻からこめかみを結ぶ線よりも上方の領域においては、眉が存在するため、これをカバー材14は避けて貼り付けられるべきであるため、カバー材14の上辺縁は目尻から外方にかけて斜め上方に延びるようにすることが好適である。さらに、カバー材14を、図1の線Eに関して線対称に構成すれば、左右関係なく使用でき、便利である。その結果として、カバー材14の上下方向、すなわち線Eに対して直角の方向における最大長さd2は約20〜50mmの範囲内であることが好適となる。このd2についても、20mm以上としたのは、20mm未満の場合には、貼付剤10を目尻に適用する際、貼付剤10を摘むための部分が少なく、微小突起が手に触れ、破損又は汚損してしまうおそれがあるからである。
以上から、本実施形態において、カバー材14は図1の基準点Pから外方にかけて末広がり形状、すなわち略扇状ないしは略三角形状、より詳細には略二等辺三角形とした。
このようなカバー材14に対し、本実施形態では、微小突起アレイデバイス12は、基準点Pの近傍に配置され、微小突起アレイデバイス12の基板16の裏面がカバー材14の粘着剤層22に付着される。基板16の裏面は平坦であり、基板16の剛性が高いため、微小突起アレイデバイス12はしっかりとカバー材14の粘着剤層22に付着する。また、微小突起18が比較的短く、角質層を貫通せずアンカリング効果が低いものであっても、微小突起アレイデバイス12に対するカバー材14の保持力は高いので、微小突起アレイデバイス12の位置ずれが起きにくく、よってカバー材の剥離が防止ないしは抑制される。
また、カバー材14の基準点Pと微小突起アレイデバイス12の、基準点Pに最も近い縁部との間の距離をd3とすると、d3は1.5mm〜6mm程度とされることが好適である。本実施形態ではd3は5.5mmとされている。d3を1.5mm以上としたのは、目尻の皺に対して効果的に貼付剤10を適用するには、角質層を貫通しない微小突起18を目尻の皺の部分に押し付け目尻の皺を引き伸ばさなければならないが、そのためには、微小突起アレイデバイス12をできるだけ目尻に近い位置に配置することが望ましく、d3が1.5mm未満であると、微小突起アレイデバイスが皮膚から浮き上がり、カバー材14の基準点Pの周辺部が皮膚から剥がれ易いからである。逆に、d3を6mm以下としたのは、d3が6mmよりも大きいと、目尻の皺から微小突起アレイデバイス12が外れてしまい、有効成分を効率的に適用することができないからである。
また、本実施形態では、カバー材14として、図1の線Eに平行な方向(以下「第1方向F」という)における伸縮性が、この方向に対して直角な方向(以下「第2方向G」という)に比して低いものが用いられている。
なお、カバー材14は、ロール状に巻かれた原反から引き出された基材を切断して製造されるが、一般に、ロール状に巻かれた原反の幅方向が第1方向F、ロール状の原反の巻かれた方向が第2方向Gとなる。
カバー材14の伸縮性を10%モジュラスで表すと、第1方向Fにおけるモジュラス値が第2方向Gにおけるモジュラス値よりも大きいことを前提として、限定的なものではないが、第1方向Fにおいては1.5N/25mm以上、第2方向Gにおいては1.5N/25mm以下であることが好適であり、より好適には、第1方向Fにおいては約1.5〜5N/25mm、第2方向Gにおいては約0.01〜1.5N/25mmであり、さらに好ましくは、第1方向Fにおいては1.5〜3N/25mm、第2方向Gにおいては0.1〜1.5N/25mmである。本実施形態では第1方向Fにおいては約2.0N/25mm以上、第2方向においては約1.4N/25mm未満となっている。なお、カバー材14の10%モジュラスは、JIS L1096に準じ、伸長速度300mm/minでカバー材の所定の方向に10%伸長した状態における幅25mmあたりの引張荷重値を測定して求めたものである。
カバー材14が第1と第2の方向F,Gにおいて共に伸縮性が高い場合には、通常、カバー材14を第2方向Gに引っ張ると、カバー材14は第1方向Fにおいて収縮することになる。しかし、本実施形態では、第1方向Fは第2方向Gに比して非収縮性であるため、カバー材14を第2方向Gに引き伸ばしても、カバー材14の第1方向Fにおける収縮率は小さい。しかも、本実施形態では、カバー材14に付着された微小突起アレイデバイス12の基板16が高い剛性を有するものであるため、カバー材14を第2方向Gに引っ張っても、微小突起アレイデバイス12が付着している領域及びその周辺部は第1方向Fにおいては殆ど寸法的に変化しない。このため、カバー材14を第2方向Gに引っ張った際、微小突起アレイデバイス12をカバー材14の基準点Pの近傍に配置しても、カバー材14の基準点Pと微小突起アレイデバイス12の外縁との最短距離d3は変化せず、当該部分の付着性は変化しない。上でも述べたように、眼輪筋については、眼球を動かしただけ、或いはまぶたを開閉しただけの場合、眼輪筋は活発に動くものの、目尻周辺部の皮膚については大きな伸縮はみられないが、目尻から口元にかけての小頬骨筋、大頬骨筋、咬筋が動くと目尻周辺部もそれに応じて僅かに上下方向に伸縮する。しかし、本実施形態では、目尻周辺部にカバー材14を、上下方向に第2方向Gを合わせて貼付するため(図6参照)、皮膚の動きによってはカバー材14は剥がれにくく、したがって微小突起18の皮膚に対する密着性が維持され、ひいては有効成分の皮膚への送達性や浸透性が向上することなる。その結果として本発明による貼付剤10が目尻の皺の改善に有効なものとなることは容易に理解されよう。
なお、この貼付剤10には、粘着剤層22の露出面を覆いその粘着性を維持するために、図7に示すよう、剥離ライナー24が設けられることが好適である。剥離ライナー24は貼付剤10の縦横寸法よりも大きな縦横寸法を有する矩形形状となっており、その中心部には、微小突起アレイデバイス12が剥離ライナー24と接して破損することを防止するために、微小突起アレイデバイス12が通る円形の貫通穴26が形成されている。勿論、貫通穴26に代え、微小突起アレイデバイス12の微小突起18に触れないような凸状のカバー部を設けてもよい。また、この剥離ライナー24には、剥離を容易にするために、切断線28が形成されている。図示実施形態では、切断線28は貫通穴26には向かわず、その側方を通って一端縁から他端縁に延びている。切断線28の各端部は切欠き状とすることで、切断がより容易となる。
剥離ライナー24の材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルや、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンや、ポリアクリロニトリルや、紙等のセルロース又はセルロース誘導体や、アルミニウム等の金属や、ポリカーボネートや、ナイロンや、ポリオキシメチレン、ポリオキシエチレン等のポリオキシアルキレンや、エチレン酢酸ビニル共重合体(またはそのケン化物)等が例示される。また、これらの材料を適宜混合あるいは積層してもよい。さらに、粘着剤層22が当接する剥離ライナー24の面は、粘着剤層22の離型を容易化する表面処理を施してもよい。この表面処理としては、例えば、シリコーン、テフロン等の離型剤を剥離ライナー24の基材シートの表面に塗布して形成することができる。
上述したような貼付剤10を使用する場合、剥離ライナー24を備える場合はまずそれを剥離して除去し、微小突起アレイデバイス12の微小突起18を目尻周辺部の皮膚に当接させ、カバー材14によってそれを皮膚に固定した状態で用いる(図6)。本発明の貼付剤10を適用する時間は、特に限定はないが、1〜100分が例示される。
図8及び図9は、上述したような貼付剤10を2枚並べて収容できる包装用容器30を示している。この包装用容器30は、容器本体32と、容器本体32を覆いその上部開口部を閉じる蓋体34とから構成されている。容器本体32の長手方向中央部には第1の仕切り部が36形成されており、容器本体32の内部を2つの収容部に区切っている。各収容部に1枚の貼付剤10が収容され、貼付剤10の水平方向の移動を防止することができる。また、蓋体34にも、その長手方向中央部に2つの第2の仕切り部38が形成されている。これらの第2の仕切り部38は、蓋体34を容器本体32にかぶせた状態では、第1の仕切り部36の両側に配置され、第1の仕切り部36と共に1本の仕切り壁を形成する。また、蓋体34を容器本体32から取り外し、蓋体34の内面を上に向けた状態では、第2の仕切り部38は蓋体34の内部を2つの収容部に区切るよう機能する。このため、使用者が包装用容器30の上下を間違え、蓋体34を下側にして包装用容器30を開けた場合でも、貼付剤10は蓋体34の収容部に収容され、第2の仕切り部38によって水平方向の移動が防止される。これによって、貼付剤10が重なり合わず、包装用容器30からの取出しが容易となる。
また、貼付剤10を収容する際、貼付剤10の微小突起アレイデバイス12がこの包装用容器30に触れないよう、容器本体32の微小突起アレイデバイス12に対向する位置には円形の凹部40が設けられている。蓋体34には、包装用容器30を閉じた状態でこの凹部40の周辺部に位置し容器本体32の底面に極めて小さな隙間をもって或いは隙間なく対向する凸状押さえ部42が形成されている。貼付剤10が包装用容器30に収容された状態では、貼付剤10は押さえ部42と容器本体32の底面との間で挟まれ、貼付剤10の上下方向の移動が防止される。なお、図示実施形態において押さえ部42は円弧形となっているが、その形状はこれに限定されるものではなく、例えば不連続に配置されたものも考えられる。
さらに、容器本体32には、貼付剤10の取出しを容易にするための指掛け用凹部44が形成されている。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲を逸脱することなく、種々変形や変更が可能なことはいうまでもない。
10…貼付剤、12…微小突起アレイデバイス、14…カバー材、16…基板、16a…土台部、16b…テラス部、18…微小突起、20…支持体、22…粘着剤層、24…剥離ライナー、26…貫通穴、28…切断線、30…包装用容器、32…容器本体、34…蓋体、36…第1の仕切り部、38…第2の仕切り部、40…凹部、42…押さえ部、44…指掛け用凹部。

Claims (5)

  1. 基板と、前記基板の一面に配設された、角質層を貫通しない全高が160μm以下の複数の微小突起とを備え、前記微小突起の表面に有効成分がコーティングされた微小突起アレイデバイス、及び、
    支持体と、前記支持体の一面に形成された粘着剤層とを備え、前記微小突起アレイデバイスを覆うようにして前記基板の他面が前記粘着剤層に付着されたカバー材
    を具備する、人の顔の目尻に貼付する貼付剤であって、
    前記カバー材の縁部上に定めた基準点から、前記カバー材の、前記基準点から最も離れた縁部に向けて、前記カバー材は末広がりの形状となっており、
    前記カバー材の前記基準点と前記微小突起アレイデバイスの、前記基準点に最も近い縁部との間の距離が1.5〜6mmの範囲内となるよう、前記微小突起アレイデバイスが前記カバー材に配置されており、
    前記微小突起アレイデバイスが円形であり、その半径が3〜10mmの範囲内であり、
    当該貼付剤は、前記基準点を目尻に配した状態で、前記基準点と前記カバー材の、前記基準点から最も離れた縁部とを結ぶ線が目尻から耳への方向に向くようにして人の顔に貼付されるようになっている、貼付剤。
  2. 前記カバー材の前記基準点と前記カバー材の、前記基準点から最も離れた縁部との間の距離が20〜35mmの範囲内である、請求項1に記載の貼付剤。
  3. 前記カバー材の前記基準点と前記カバー材の、前記基準点から最も離れた縁部とを結ぶ線に対して直角な方向における前記カバー材の最大長さが20〜50mmの範囲内である、請求項2に記載の貼付剤。
  4. 剥離ライナーが前記粘着剤層の露出面に剥離可能に付着されており、
    前記剥離ライナーが、前記微小突起アレイデバイスの側方を通って延びる切断線を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の貼付剤。
  5. 容器本体と、前記容器本体を覆う蓋体とを備える貼付剤入り包装用容器であって
    前記容器本体が、該容器本体を2つの収容領域に仕切るべく設けられた第1の仕切り部を有し、
    前記蓋体が、該蓋体を2つの収容領域に仕切るべく設けられた第2の仕切り部を有し、
    前記蓋体を前記容器本体にかぶせた状態において、前記第1の仕切り部と前記第2の仕切り部とが1つの仕切り壁を形成するようになっており、
    前記容器本体における前記2つの収容領域のそれぞれに請求項1〜4のいずれか一項に記載の貼付剤が収容されている、貼付剤入り包装用容器
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