JP3215662U - 被服 - Google Patents
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Abstract
【課題】アトラクションの待ち時間中に遊戯をしていても、前方に進んでいることがわかり、後方に人や周辺の人に迷惑をかけることがない被服を提供する。【解決手段】碁盤の目状の遊戯部3と遊戯部3に着脱可能な複数の駒4とを備えた被服1であって、上半身に着用されるTシャツからなる被服本体部2と、被服本体部2の正面又は背面には直線が直交している碁盤の目状からなる遊戯部3と、遊戯部3上で使用される将棋の駒である複数の駒4と、遊戯部3の枠外には、複数の駒4を載置するための載置部5とを備え、遊戯部3及び載置部5に係止部6を設け、複数の駒4の表裏面には係止部6に係合可能な係合部を設けることで、複数の駒4を遊戯部3又は載置部5に対して着脱可能にした被服1を構成する。【選択図】図1
Description
本考案は、被服上で遊戯ができる被服に関するものである。
従来より、大人から子供まで楽しめる将棋、囲碁、オセロ、チェス等の所謂知能型盤上遊戯がある。この盤上遊戯は、所定の升目に駒を配置して対戦する対局ゲームであることが知られている。なお、ここでいう駒とは、将棋やチェスの駒の他、オセロや囲碁の石を含むものである。そして、この盤上遊戯は、主に床又は机の上に基板を設けて、その基板上で対局する。
しかしながら、この盤上遊戯をするためには、ある程度の広さがあるスペースや遊戯者の人数を確保する必要がある。そのため、それらが整わなければ対局することができない。また、使用する駒を紛失した場合、その駒を買い直さなければならない不便さもある。
そこで、近年、スマートフォンや携帯電話等の所謂モバイル端末機器を用いて盤上遊戯を手軽に楽しむことができるゲームが普及している(特許文献1)。このモバイル型ゲームは、携帯端末にアクセスしている遊戯者同士がインターネット上で対局できるゲームである。
そのため、このモバイル端末機を利用してゲームをすれば、盤上遊戯のようなスペースの確保が不要となる。また、遊戯者が不足していても、インターネット上で対局ができるので、一人で遊ぶことが可能である。更に、インターネット上のゲームなので駒を紛失する心配もない。
そして、このモバイル型ゲームは、モバイル端末機器を利用するため、例えば、遊園地等の娯楽施設のアトラクションの待ち時間の間でも手軽に楽しむことができる。しかしながら、ゲームに集中し過ぎると、前方が進んでいるにもかかわらず、それに気づかず、後方の人や周辺の人に前方が進んでいる旨を指摘されることがある。そのため、アトラクション待ちをしている人に迷惑をかける欠点がある。
そこで、本考案は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、アトラクションの待ち時間中に遊戯をしていても、前方が進んでいることがわかり、後方の人や周辺の人に迷惑をかけることがない被服の提供を目的としたものである。
上記課題を解決すべく本考案は、碁盤の目状の遊戯部と前記遊戯部上で遊戯するための複数の駒とを備えた被服であって、上半身に着用される被服本体部と、前記被服本体部の正面又は背面に形成した碁盤の目状の遊戯部と、前記遊戯部上で使用するための複数の駒と、前記遊戯部の枠外に形成され、前記駒を載置するための載置部とを備え、前記遊戯部及び載置部に係止部を設け、前記複数の駒の表裏面には前記係止部に係合可能な係合部を設けることで、前記複数の駒を遊戯部又は載置部に対して着脱可能にしたことを特徴とする。
また、本考案は、前記駒は将棋の駒であることを特徴とする。
以上の手段を有する本考案によれば、娯楽施設のアトラクションの待ち時間中に遊戯をしていても、着用者が前方に進めば、それに伴い遊戯者も必然的に前方に進むことになるため、後方の人又はその周囲の人に迷惑をかけることがないという効果を奏する。
また、本考案は、駒の表裏面には、遊戯部に設けた係止部に係合可能な係合部を備えているので、駒を紛失することはないという効果を奏する。
さらに、本考案は、被服上で遊戯ができるので、場所を取らず、いつでもどこでも手軽に遊戯ができるという効果を奏する。
また、本考案は、盤上遊戯からなるユニークで斬新的なデザインが施されているため、周囲から注目されるという効果を奏する。
以下に、本考案の被服を各図面に基づいて詳細に説明する。図1は、遊戯部上に駒を係合させた状態を示す本被服の背面図、図2は、将棋の駒の拡大表裏面図である。
図1に示すように、本被服1は、その被服本体部2の背面に碁盤の目状(格子状)からなる遊戯部3を設けたTシャツである。本被服1は、Tシャツに限定されるものではなく、トレーナー、ワイシャツ、コート等、遊戯部3を設けることができるスペースのある被服であれば、いずれであってもよい。
また、本実施形態では、被服本体部2の背面に遊戯部3を設けたが、その前面又は両面に遊戯部3を設けても良い。特に、両面に遊戯部3を設ければ、デザイン性が更に高まるので注目の的になるとともに、一度に大勢で遊戯ができるので、利用価値も高まることになる。
遊戯部3は、縦横に直線が描かれ、それらが直交している碁盤の目状からなる。その升目8中には、駒4と係合するための係止部6が升目毎に1つ設けられている。また、本実施形態では、遊戯を将棋として例にあげているため、升目8の数は、縦9及び横9の合計81となっているが、チェスであれば縦8及び横8の合計64等、遊戯によって対応した数の升目が形成されることになる。
駒4は、図2に示すように、本実施形態では将棋の駒であり、その表裏面には遊戯部3と係合可能な係合部7が縦方向にそれぞれ2箇所、計4箇所設けられている。また、駒4の素材は木材、プラスチック等、いずれでもよいが、できるだけ軽量で、かつ、弾力性に富むコルクが好ましい。安価で簡単に駒4を量産することができるからである。更に、駒4は、将棋の駒に限定されるものではなく、チェスの駒、オセロの石、碁石等、所謂盤上遊戯で使用される駒であればいずれであってもよい。
載置部5は、遊戯部3の枠外に設けられ、対局中に対戦相手から、取得した駒4を載置するための矩形状のスペースである。載置部5の大きさに特に限定はないが、多くの駒4を載置できるようにできるだけ広いことが好ましい。また、駒4と係合するための係止部6が載置部5の全面に設けられている。そのため、載置部5に駒4を載置したら、駒4と載置部5とが係合するため、駒4が紛失することはない。
係止部6及び係合部7は、遊戯部3と駒4との着脱を、載置部5と駒4との着脱を可能にさせるための部材である。具体的には、磁石、シール、両面テープ等、容易に着脱可能とさせる部材であれば特に限定されないが、安価で丈夫な面ファスナーがより好ましい。
次に、本被服1を用いたゲームのやり方について説明する。
まず、背面に遊戯部3が設けられた本被服1を着用する。なお、本被服1を着用せずに、例えば、卓上や床上に本被服1を広げることによって、遊戯をすることも勿論可能である。
そして、駒4に設けた係合部7と遊戯部3に設けた係止部6とを係合させて、通常の将棋と同様の箇所に駒4を並べる。ゲームのやり方は、通常の将棋と同じ要領で行い、駒4の進め方も通常の将棋と同じである。また、対局中に対戦相手から取った駒4は係止部6が設けられた載置部5に載置させることができる。
ここで、遊戯部3、駒4及び載置部5には係合部7と係止部6を設けているので、本被服1の着用者が起立したまま、遊戯ができる。従って、例えば、遊園地等の娯楽施設におけるアトラクションの待ち時間に手軽に遊戯ができる。
また、その待ち時間において、遊戯者が遊戯に集中していても、着用者が前方に進行すれば、それに伴い遊戯者も必然的に前方に進行することになる。そのため、前方が進行していることに気付かずに、後方の人や周囲に人から「前が進んでいる」等の声掛けをされることがなくなる。すなわち、後方の人やその周辺の人に迷惑をかけることがない。
更に、係合部7と係止部6は面ファスナーからなるため、対局中でも遊戯用被服1から勝手に駒4が剥離されることはない。そのため、駒4が紛失することがなく、駒の買い直し等の心配がなくなる。
また、着用者が起立したまま遊戯が可能である。そのため、遊戯をするためのスペースを確保する必要がない。即ち、場所を問わず遊戯ができる。
更に、被服本体部2の正面及び背面の両面に遊戯部3を設けることもできる。そうすれば、一度に大勢で遊戯をすることができ利便性が優れるとともに、デザイン性が更に高まるので周囲から注目される。
以上、本考案の実施形態を詳述したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではない。そして本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことができる。
1 被服
2 被服本体部
3 遊戯部
4 駒
5 載置部
6 係止部
7 係合部
8 升目
2 被服本体部
3 遊戯部
4 駒
5 載置部
6 係止部
7 係合部
8 升目
Claims (2)
- 碁盤の目状の遊戯部と前記遊戯部上で遊戯するための複数の駒とを備えた被服であって、
上半身に着用される被服本体部と、
前記被服本体部の正面又は背面に形成した碁盤の目状の遊戯部と、
前記遊戯部上で使用するための複数の駒と、
前記遊戯部の枠外に形成され、前記駒を載置するための載置部とを備え、
前記遊戯部及び載置部に係止部を設け、前記複数の駒の表裏面には前記係止部に係合可能な係合部を設けることで、前記複数の駒を遊戯部又は載置部に対して着脱可能にしたことを特徴とする被服。 - 前記駒は将棋の駒であること特徴とする請求項1に記載の被服。
Priority Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018000221U Expired - Fee Related JP3215662U (ja) | 2018-01-23 | 2018-01-23 | 被服 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2018
- 2018-01-23 JP JP2018000221U patent/JP3215662U/ja not_active Expired - Fee Related
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