JP3215587B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP3215587B2 JP31047594A JP31047594A JP3215587B2 JP 3215587 B2 JP3215587 B2 JP 3215587B2 JP 31047594 A JP31047594 A JP 31047594A JP 31047594 A JP31047594 A JP 31047594A JP 3215587 B2 JP3215587 B2 JP 3215587B2
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばヒートポンプル
ームエアコンの熱交換器に用いられるものであり、詳し
くはパラレルフロー型熱交換器又はサーペンタイン型熱
交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の熱交換器は図及び図に示すよ
うに、垂直方向に向けられ水平方向に並列状態に配置さ
れた複数の偏平管21と、該偏平管21の間で垂直方向
に蛇行上に配置されたコルゲートフィン22と、上記偏
平管21の各々の両端を接続する中空ヘッダ23とから
構成されている。
【0003】上記偏平管21は複数個が垂直方向に向け
られて水平方向で平行に配置されており、当該偏平管2
1間に該偏平管21に当接し熱的に接続された上記コル
ゲートフィン22を垂直方向に蛇行状に配置している。
上記コルゲートフィン22には熱交換を促進するために
冷却風の通風上流側と下流側に、当該通風上流側と下流
側とで傾き方向が逆になるように同一形状のルーバ24
が設けられていた。
【0004】そして、上記熱交換器に図の矢印Bのよ
うに送風されると、送風Bはコルゲートフィン22の間
に流入してルーバ24の隙間を流れながら熱交換を行
う。冷媒は偏平管21の中に設けられた多数の小孔25
を熱交換を行いながら流れる。このとき、一般には、上
記熱交換器を蒸発器として使用する場合は図の小孔2
5を一方向に冷媒は流れ、凝縮器として使用する場合は
小孔25を逆方向に流れ、上記中空ヘッダ23はこの冷
媒の上記偏平管21への出入り口を形成するものであ
る。
【0005】また、従来の熱交換器の他の例を図とと
もに説明すると、水平方向に蛇行状に配置した偏平管2
6の間にコルゲートフィン27を蛇行状に垂直方向に配
置したサーペンタイン型熱交換器があった。
【0006】しかし、上記の両者の熱交換器は蒸発器と
して使用するときの考慮がなされていないため、蒸発器
として用いるときには次のような問題が生じていた。す
なわち、蒸発器においては冷却風を熱交換器に送風する
ことにより、冷却風中の水分がフィン面上で結露する
が、この結露した結露水の流下がコルゲートフィン27
によって妨げられ、フィン間に多量の水が滞留して冷却
風の通風抵抗が増大し熱交換効率を低下させるという不
都合を生じていた。
【0007】そして、蒸発器としてエアコン(空気調和
機)の室外機として用いられた場合(ヒートポンプの暖
房運転時)には、熱交換器を通る空気がコルゲートフィ
ン27を介して冷却され、空気が保有していた水分がコ
ルゲートフィン27の表面で結露し、フィン表面の温度
が氷点下の場合に結露水が凍結してコルゲートフィン2
7の表面に着霜し、この着霜が時間とともに成長し通風
路を閉塞してしまう場合がある。
【0008】これを、一般に着霜による目詰まりとい
い、着霜目詰まりにより能力が低下したときには逆サイ
クル運転等によって霜を融解する所謂除霜を行うが、融
解水の流下がやはりコルゲートフィン27によって妨げ
られるため、多量にフィン間に融解水が滞留し、暖房運
転を再開したときにこれらの滞留水が凍りつくため、熱
交換器の性能が発揮できず、結果的に短時間で再び着霜
により目詰まりになるという不都合を有していた。
【0009】このような不都合を解消するために図
示すように、偏平管28は複数個が垂直方向に向けられ
て水平方向で平行に配置されており、当該偏平管28間
に該偏平管28に当接し熱的に接続されたコルゲートフ
ィン29を水平方向に蛇行状に配置している。上記コル
ゲートフィン29には熱交換を促進するために冷却風が
流通する透孔30が設けられていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記図に示す熱交換
器であれば、フィンの表面で結露した結露水の流下に対
してはコルゲートフィンの壁面での抵抗がなく、結露水
の滞留は防止されるが、フィンの壁面の透孔が空気の流
通路となるため通風抵抗が非常に大きくなり、熱交換効
率が悪くなるという問題を有していた。
【0011】本発明の熱交換器は上記の問題に鑑みなさ
れたものであり、フィンに偏平管若しくは隣接するフィ
ンと当接する突起部が設けられ、該フィンを偏平管に平
行に配置することにより、結露水の滞留を防止するとと
もに通風抵抗を低下させて熱交換効率を向上させること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の熱交換器は、偏平断面を有し前記偏平断面
内を冷媒が流通する偏平管を垂直方向に並列に複数配置
し、隣接する前記偏平管の間に並列に配置された複数の
フィンを有する熱交換器において、隣接する偏平管の間
に、上記フィンの空気流通側平面に矩形状に形成された
突起部を有する突起部付きフィンと、平板状のフィンと
を交互に配置し、前記突起部は前記偏平管若しくは隣接
する平板状フィンと当接するよう配置している。
【0013】
【0014】
【0015】
【作用】本発明の熱交換器であれば、フィンの表面で結
露した結露水はフィン表面を流下し、送風された空気は
フィンとフィンとの間を流通し、フィンが偏平管から伝
えられた熱をフィン間を流通する空気に放熱して熱交換
を行う。このとき、フィンに設けられた矩形状に形成さ
れた突起部が偏平管若しくは隣接するフィンに当接して
いるので該突起部を介して熱の伝達を行い熱交換効率を
向上させる。そして、フィン間を流通する空気の通風抵
抗を増加させることなく、熱交換を行う。
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】本発明の熱交換器の第1実施例を図1乃至図
3とともに説明する。
【0019】本発明の熱交換器は、複数の偏平管1が垂
直方向に向けられて、水平方向に並列状態に配置され、
該偏平管1の間に平板状の複数のフィン2と突起部付フ
ィン3が垂直方向に向けられて上記偏平管1と平行に配
置されている。上記フィン3は上記偏平管1若しくは隣
接するフィン2と当接する台形状に形成された突起部4
が表裏に設けられている。
【0020】そして、例えば左側の上記偏平管1の次に
上記突起部付フィン3を配置し、該突起部付フィン3の
次にフィン2を平行に配置し、以後、突起部付フィン3
とフィン2とを交互に配置し、右側の上記偏平管1の前
には上記突起部付フィン3を配置している。このよう
に、突起部付フィン3と平板状のフィン2とを交互に配
置することにより、突起部付フィン3と平板状のフィン
2との間に位置する突起部4の数を少なくし、小さな通
風抵抗で偏平管1と突起部フィン3及び平板状のフィン
2との熱伝導を良好に行い得るようにしている。
【0021】上記構成の熱交換器を蒸発器として用いた
場合は、通風空気は図1の矢印Aに示すように突起部付
フィン3と平板状のフィン2との間を流れながら熱交換
を行う。このとき、突起部付フィン3と平板状のフィン
2とが交互に配置されているので、突起部付フィン3の
突起部4の数は必要最小限に抑えられており、フィン間
の通風抵抗は最小となり送風による熱交換が効率よく行
われるとともに、偏平管1と突起部付フィン3との間及
び各フィン2,3間での熱伝導が突起部4により効率よ
く行われ、送風された空気による熱交換効率を向上させ
る。
【0022】そして、突起部付フィン3及び平板状のフ
ィン2の表面で結露した結露水は、該突起部付フィン
3,平板状のフィン2,偏平管1の表面を下方へ流下し
て行くが、偏平管1及び各フィン2,3は垂直方向に向
けて配置されているので、結露水は円滑に流下しほとん
ど滞留せず、上記偏平管1及び各フィン2,3に着く霜
もほとんどなく、着霜による目詰まりも極力防止するこ
とができ、熱交換効率を向上させることができる。
【0023】次に、本発明の熱交換器の第2実施例を図
4とともに説明する。
【0024】本発明の熱交換器は、複数の偏平管が垂直
方向に向けられて、水平方向に並列状態に配置され、該
偏平管の間に平板状の複数のフィン5と突起部付フィン
6が垂直方向に向けられて上記偏平管と平行に配置され
ている。
【0025】上記フィン6は上記偏平管若しくは隣接す
るフィン5と当接する突起部7が表裏に設けら、該突
起部7の間に送風される空気が流通するルーバ8が設け
られている。上記平板状のフィン5にも送風される空気
が流通するルーバ9が設けられている。
【0026】上記突起部付フィン6のルーバ8及び平板
状のフィン5のルーバ9は、熱交換を促進するために送
風される空気の通風上流側と下流側に、当該通風上流側
と下流側とで傾き方向が逆になるように同一形状に形成
されている。
【0027】上記構成の熱交換器を蒸発器として用いた
場合は、通風空気は突起部付フィン3と平板状のフィン
2との間を流れるときに、ルーバ8及びルーバ9を通り
通風空気と各フィン5,6との接触状態を向上させ、熱
交換効率を向上させる。そして、突起部付フィン6及び
平板状のフィン5の表面で結露した結露水は、該突起部
付フィン6,平板状のフィン5,偏平管の表面を下方へ
流下して行くが、偏平管及び各フィン5,6は垂直方向
に向けて配置されているので、結露水は円滑に流下しほ
とんど滞留せず、上記偏平管及び各フィン5,6に着く
霜もほとんどなく、着霜による目詰まりも極力防止する
ことができ、熱交換効率を向上させることができる。
【0028】
【0029】なお、上記構成の熱交換器は、パラレルフ
ロー型,サーペンタイン型のいずれの熱交換器にも用い
ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の熱交換器は上記のような構成で
あるから、フィンの表面で結露した結露水がフィン表面
を円滑に流下し、フィン表面に滞留することなくフィン
への着霜を極力防止することができるので、着霜による
目詰まりを防止することができる。しかも、矩形状に形
成された突起部により偏平管若しくは隣接するフィンが
当接しているので、偏平管とフィンとの間及びフィン間
での熱伝導が効率よく行われ、送風された空気による熱
交換効率を向上させることができる。
【0031】また、本発明の熱交換器は上記のような構
成であるから、上記効果の他に、フィン間に位置する突
起部を必要最小減に抑え、通風抵抗を小さくすることが
できるので、送風による熱交換効率を低下させることな
く、偏平管とフィンとの間及びフィン間の伝熱効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器の第1実施例の要部斜視図で
ある。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の平板状のフィンと突起部付フィンを示す
分解斜視図である。
【図4】本発明の熱交換器の第2実施例の平板状のフィ
ンと突起部付フィンを示す分解斜視図である。
【図5】従来の熱交換器の一例を示す斜視図である。
【図6】図5の部分拡大斜視図である。
【図7】従来の熱交換器の他の例を示す斜視図である。
【図8】従来の熱交換器のその他の例を示す部分斜視図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 39/02 F28F 1/14 F28F 1/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平断面を有し前記偏平断面内を冷媒が
    流通する偏平管を垂直方向に並列に複数配置し、隣接す
    る前記偏平管の間に並列に配置された複数のフィンを有
    する熱交換器において、隣接する偏平管の間に、 上記フィンの空気流通側平面に
    矩形状に形成された突起部を有する突起部付きフィン
    と、平板状のフィンとを交互に配置し、前記突起部は前
    記偏平管若しくは隣接する平板状フィンと当接するよう
    配置たことを特徴とする熱交換器。
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JPWO2019008696A1 (ja) * 2017-07-05 2020-05-21 三菱電機株式会社 熱交換器、冷凍サイクル装置、及び熱交換器の製造方法
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