JP3215298U - 結合具 - Google Patents

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雄二 佐上
雄二 佐上
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Abstract

【課題】軟質発泡樹脂をはじめとする軟質素材からなる各種マスコット装着物に対する引張強度が格段と高まる結合具を提供する。【解決手段】頭頂部1aが環状に形成されるヒートン部1と、ヒートン部1に連結され装着物に挿入されるヒートン受け部2を備える結合具Aにおいて、ヒートン受け部2が、多数の穴H群が設けられた矩形状薄板に形成される。【選択図】図1

Description

本考案は、マスコット等を模した装着物と携帯電子機器などを、ストラップなどを介して連結可能とする結合具に関するものであり、特に、装着物が軟質素材からなる場合に好適な結合具に関するものである。
従来より、各種マスコットを模した装着物とストラップなどを介して携帯電子機器を連結するための結合具が知られており、例えば、軸状の挿入部を備える吊り具が公知である(先行技術参照)。
特開2016−168247公報
従来の結合具においては、結合具と装着物が離脱することを防止するため、装着物に挿入される部材に突出片などを形成させることにより、外部に露出したヒートン部からの引張方向に対して抵抗が生ずるような構成が各種採用されている。
しかしながら、近時、ストラップなどのマスコットの素材として触り心地の良い発泡ポリウレタンが用いられるが、当該素材は極めて軟質であるため、上記のような形態を備える結合具がヒートン部から強い力により引っ張られた場合、突出片などの面的な抵抗により、素材自体を引きちぎってしまうことがある。
本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであって、軟質発泡樹脂をはじめとする軟質素材からなる各種マスコット装着物に対する引張強度が格段と高まる結合具を提供するものである。
本考案は、請求項1に記載のように、頭頂部が環状に形成されるヒートン部と、前記ヒートン部に連結され装着物に挿入されるヒートン受け部を備える結合具において、前記ヒートン受け部が、多数の穴群が設けられた矩形状薄板に形成されることを特徴とするものである。
本考案は、請求項2に記載のように、頭頂部が環状に形成されるヒートン部と、前記ヒートン部に連結され装着物に挿入されるヒートン受け部を備える結合具において、前記ヒートン受け部が、矩形状穴が格子状に設けられた矩形状薄板に形成されることを特徴とするものである。
本考案は、請求項3に記載のように、請求項1又は請求項2に記載された結合具において、ヒートン部が、ヒートン受け部の外周部において連結されることを特徴とするものである。
本考案は、請求項4に記載のように、請求項1乃至請求項3の何れかに記載された結合具において、ヒートン受け部が装着物と一体成形されていることを特徴とするものである。
本考案は、請求項1乃至請求項4に記載した構成を採用することにより、軟質発泡樹脂をはじめとする軟質素材からなるマスコット装着物との結合性が極めて高い結合具を提供することが可能となる。
本考案に係る結合具の一実施形態を表した斜視図である。 本考案に係る結合具の一実施形態を表した側面図である。
以下、図1〜図2を参照し、本考案に係る結合具の一実施形態に関して詳細に説明する。
本考案に係る結合具Aは、携帯電子機器などと、ストラップなどを介して各種マスコットなどを模してデザインされた装着物(図示せず)を連結させるために使用されるものである。
ヒートン部1は、頭頂部1aが環状に形成されており、これを介して携帯電子機器などの媒体とストラップなどを介して連結することが可能となる。
ヒートン部1は、ヒートン受け部2と連結しており、装着物に結合する際には、ヒートン部1が装着部から外部へ露出しており、ヒートン受け部2が装着物内に挿入された状態となる。
ヒートン受け部2は、穴群が設けられる矩形状薄板に形成される。
穴群は、特に限定されるものではないが、図示のような、矩形状の穴Hが格子状に全面に配されるなどの態様が想定される。
例えば、従来提供されているヒートン受け部に相当する部材の形状は、外部からの引張方向に対して、突起片などを施した構成にあっては、当該突起片の面的な抵抗はあるものの、発泡ポリウレタンのような軟質素材にあっては、その過度な抵抗により受け部が素材自体を引きちぎり挿入箇所周辺を引きちぎりながら離脱することになる。
また、ヒートン受け部の形態が細棒状である場合は、面的な抵抗は生じないが、装着物との一体性に乏しく、装着物からすっぽ抜けてしまう恐れがある。
一方、結合具が装着部と一体成形される本考案においては、穴群を介してヒートン受け部2が装着物の素材と一体化し、強固な結合が実現することとなり、引張方向に対する耐久力が飛躍的に向上することになる。
また、矩形状薄板とすることにより、軟質素材に挿入されていても、面的な過度な抵抗は生ずることはなく、強度な引張力に対しても、受け部による素材引きちぎるなどの破損はみられない。
なお、ヒートン1部は、ヒートン受け部2の外周部において連結されている。すなわち、ヒートン部を、ヒートン受け部の面中央において連結される構成にあっては、上述のように面的な抵抗が過度に生じてしまうが、本考案においては素材を破損させるような抵抗が生ずることはない。
結合具の素材は特に限定されないが、例えば、ヒートン受け部はTPUやTPRなどの熱可塑性樹脂などが選択される。
結合具と装着部とは一体成形されるものであるが、成形方法に特段の限定はなく、一般的な熱可塑性樹脂の成形法により行うことが可能である。
例えば、インモールド成形において、金型内に結合具をセットしたうえ、各種形状に成形される装着部の素材である発泡ポリウレタンを流し込み、射出時の熱と圧力により、結合具と装着物を一体成形する方法が挙げられる。
A 結合具
1 ヒートン部
2 ヒートン受け部
H 穴

Claims (4)

  1. 頭頂部が環状に形成されるヒートン部と、前記ヒートン部に連結され装着物に挿入されるヒートン受け部を備える結合具において、前記ヒートン受け部が、多数の穴群が設けられた矩形状薄板に形成されることを特徴とする結合具。
  2. 前記ヒートン受け部が、矩形状穴が格子状に設けられた矩形状薄板に形成されることを特徴とする請求項1に記載された結合具。
  3. 前記ヒートン部が、前記ヒートン受け部の外周部において連結されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された結合具。
  4. 前記ヒートン受け部が装着物と一体成形されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された結合具。
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