JP3215126U - 梱包材 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良く運搬できる梱包材を提供する。【解決手段】4つの側壁5〜8により角筒状に形成された主板部と、主板部の一端に折り曲げ可能に接続され、折り曲げられた状態で箱体の底壁9を構成する底板部と、主板部の他端であって、4つの側壁のうち1つの側壁8と対応する位置に折り曲げ可能に接続され、主板部の内面に重ねられる補強板部と、主板部の他端であって、補強板部が設けられていない位置に折り曲げ可能に接続され、折り曲げられた状態で箱体の上蓋10を構成する上蓋部とを備え、補強板部と、主板部の補強板部が重ねられる部位に、それぞれ指掛け用の貫通穴26、35が形成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、袋状容器を運搬可能に収容する梱包材に関する。
液状物や粉体材料などの流体材料を運搬するためには、これらを袋状容器に充填し、この袋状容器を梱包材に収容して行うことがある。この種の従来の梱包材としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に記載された梱包材は、4つの側壁と底壁および上蓋とからなる箱状に形成されている。4つの側壁のうち、互いに対向する2つの側壁には、作業者が運搬時に指を挿入するための手掛け孔がそれぞれ形成されている。
特開2009−166885号公報
特許文献1に開示された梱包材では、作業者が2つの側壁の手掛け孔にそれぞれ指を掛けて両手で運搬しなければならない。このため、作業者が梱包材を1個ずつ運搬しなければならないから、運搬の効率が低くなるという問題があった。なお、一方の手掛け孔のみに指を掛けて片手で梱包材を運搬すると、塗料などの液体が充填された袋状容器の重量で側壁が破けるおそれがある。
本考案の目的は、効率良く運搬できる梱包材を提供することである。
この目的を達成するために、本考案に係る梱包材は、4つの側壁と底壁および上蓋とからなる箱体の前記側壁となる角筒状に形成された主板部と、前記主板部の一端に折り曲げ可能に接続され、前記主板部に対して折り曲げられた状態で前記箱体の底壁を構成する底板部と、前記主板部の他端であって、前記4つの側壁のうち1つの側壁と対応する位置に折り曲げ可能に接続され、前記主板部の内面に重ねることが可能な補強板部と、前記主板部の他端であって、前記補強板部が設けられていない位置に折り曲げ可能に接続され、前記主板部に対して折り曲げられた状態で前記箱体の上蓋を構成する上蓋部とを備え、前記補強板部と、前記主板部における前記補強板部が重ねられる部位には、それぞれ指掛け用の貫通穴が形成されているものである。
本考案は、前記梱包材において、前記補強板部の大きさは、パテ定盤として使用可能な大きさであってもよい。
本考案は、前記梱包材において、さらに、前記主板部の中に収容される容器を囲む筒状の支持枠を備え、前記支持枠は、前記主板部の内面に接着され、平板状に畳まれた収納形態にある前記主板部の中に、平板状に折り畳まれた状態で収容されていてもよい。
本考案は、前記梱包材において、前記支持枠は、前記主板部が前記収納形態から角筒状の使用形態に移行することによって、前記主板部の内面によって押されて平板状から筒状に変形するものであってもよい。
本考案は、前記梱包材において、前記上蓋部は、前記主板部の中に収容される容器の注出筒体と対応する位置にミシン目を有し、前記ミシン目は、前記注出筒体が嵌合する半円状の穴と、この穴との間に前記注出筒体を挟む係止片との輪郭となる形状に形成されていてもよい。
本考案によれば、補強板部が主板部の内面に重ねられることにより、主板部における指掛け用の貫通穴が形成された部分が補強板部によって補強される。このため、この梱包材は、作業者が指掛け用の貫通穴に指を掛けて片手で持って運搬することができるものとなる。したがって、本考案によれば、作業者が両手を使うことで2個の梱包材を一度に運搬することができるから、効率良く運搬できる梱包材を提供することができる。
本考案に係る梱包材の斜視図である。 梱包材の台紙の平面図である。 支持枠の斜視図である。 平板状に畳まれた支持枠の斜視図である。 袋状容器の斜視図である。 組立前の台紙の平面図である。 台紙を平板状に畳む行程を示す斜視図である。 外箱の底壁を組み立てる行程を示す斜視図である。 外箱の底壁を組み立てる行程を示す斜視図である。 補強板部を角筒状の主板部の中に折り込んだ状態を示す斜視図である。 支持枠を主板部の中に挿入する行程を示す斜視図である。 支持枠の組立前の状態を示す平面図である。 袋状容器を主板部の中に挿入する行程を示す斜視図である。 内蓋板を閉じた状態を示す斜視図である。 外蓋板から紙片を切り離すとともに係止片を切り起こした状態を示す斜視図である。 外蓋板の半円状の切欠きに袋状容器を係合させた状態を示す斜視図である。 係止片を袋状容器に係合させる行程を示す斜視図である。 補強板部を外箱から引き出す行程を示す斜視図である。 第2の実施の形態による台紙と支持枠用台紙の平面図である。 外箱の台紙の上で支持枠が平板状に折り畳まれた状態を示す平面図である。 外箱の台紙が平板状に折り畳まれた状態を示す平面図である。 外箱と支持枠が開く行程を説明するための模式図である。
(第1の実施の形態)
以下、本考案に係る梱包材の一実施の形態を図1〜図18を参照して詳細に説明する。この実施の形態による梱包材は、実用新案登録請求の範囲の請求項1、請求項2および請求項5に記載した考案に係るものである。
図1に示す梱包材1は、箱体からなる外箱2と、この外箱2の中に収容された支持枠3および袋状容器4などによって構成されている。袋状容器4には、塗料、シーリング材、接着剤等の建築工事や内外装工事に供される材料あるいは食品材料等、液体状、粘性体状、粉体状または粒体状の各種流体材料が充填される。
外箱2は、第1〜第4の側壁5〜8と、これらの第1〜第4の側壁5〜8の下端に接続された底壁9と、第1〜第4の側壁5〜8の上端に接続された上蓋10とを備えている。
外箱2と支持枠3の材料は、梱包材1として必要な強度を有しかつ人力で持ち上げられる重量であれば、どのような材料であっても使用することができる。この実施の形態による外箱2を形成する材料は、段ボールである。
外箱2は、図2に示す1枚の段ボール製の台紙11を折り曲げて形成されている。図2は、台紙11を外箱2の外側から見た状態で描いてある。なお、台紙11を折り曲げられた状態に保持するためには、粘着テープ12(図1参照)や図示していない接着剤などを用いる。
台紙11は、外箱2の第1〜第4の側壁5〜8になる主板部13と、外箱2の底壁9になる底板部14と、外箱2の上蓋10になる上蓋部15と、この上蓋部15と隣接して主板部13に接続された補強板部16などによって構成されている。この台紙11の表裏両面には、撥水剤あるいは防水剤が塗布されている。
主板部13は、外箱2の第1〜第4の側壁5〜8を水平方向に一列に並ぶように展開させた形状に形成されている。図2においては、最も右に第1の側壁5と対応する第1の側板21が設けられ、第2〜第4の側壁6〜8と対応する第2〜第4の側板22〜24がこの第1の側板21から図2において左に向けてこの順序で並んでいる。
第1〜第4の側板21〜24は、主板部13に設けられた複数の折り線13a〜13cを境界として形成されている。
この主板部13は、折り線13a〜13cで折り曲げられ、図1に示すように角筒状になる形態で使用される。以下においては、主板部13が角筒状に折り曲げられた形態を単に「使用形態」という。
第1の側板21における第2の側板22とは反対側の側部には、図1において右側に突出する突片25が折り曲げ可能に接続されている。この突片25と第1の側板21の境界には折り線13dが形成されている。また、第1の側板21の左右方向の中央であって上部には、指掛け用の第1の貫通穴26が形成されている。
第2の側板22の右側であって上部には、指掛け用の第2の貫通穴27と、接着剤注入用の相対的に小さい第3の貫通穴28とが形成されている。
第4の側板24の右側であって上部には、指掛け用の第4の貫通穴29が形成されている。
この主板部13の一端(図2においては下端)には、複数の板からなる底板部14が折り曲げ可能に接続されている。これらの板は、第1の側板21の下端に接続された第1の外底板31と、第2の側板22の下端に接続された第1の内底板32と、第3の側板23の下端に接続された第2の外底板33と、第4の側板24の下端に接続された第2の内底板34である。
第1の側板21と第1の外底板31の境界には折り線13eが形成され、第2の側板22と第1の内底板32との境界には折り線13fが形成されている。第3の側板23と第2の外底板33との境界には折り線13gが形成され、第4の側板24と第2の内底板34との境界には折り線13hが形成されている。
これらの第1、第2の外底板31,33、および第1、第2の内底板32,34は、詳細は後述するが、使用形態にある主板部13に対して折り曲げられた状態で、上述した外箱2の底壁9を構成する。
主板部13の他端(図2においては上端)であって、第1の側板21と対応する位置には、補強板部16が折り曲げ可能に接続されている。この実施の形態においては、第1の側板21と対応する位置が本考案でいう「4つの側壁のうち1つの側壁と対応する位置」に相当する。
第1の側板21と補強板部16との境界には折り線13iが形成されている。補強板部16は、使用形態にある角筒状の主板部13の開口部分より僅かに小さくなるような大きさに形成されており、折り線13iで折り曲げられて角筒状の主板部13の中に挿入され、第1の側板21と重なることができるように形成されている。この実施の形態による補強板部16の大きさは、この補強板部16を主板部13から切り離してパテ定盤として使用可能な大きさである。
補強板部16の左右方向の中央部であって下部には、指掛け用の第5の貫通穴35が形成されている。すなわち、この補強板部16と、主板部13における補強板部16が重ねられる部位(第1の側板21)には、それぞれ指掛け用の貫通穴(第1の貫通穴26と第5の貫通穴35)が形成されている。第5の貫通穴35は、補強板部16が第1の側板21に重ねられた状態で第1の貫通穴26と連通するように形成されている。
主板部13の他端(図2においては上端)であって、補強板部16が設けられていない位置には、複数の板からなる上蓋部15が折り曲げ可能に接続されている。これらの板は、第2の側板22の上端に接続された第1の内蓋板41と、第3の側板23の上端に接続された外蓋板42と、第4の側板24の上端に接続された第2の内蓋板43である。第2の側板22と第1の内蓋板41との境界には折り線13jが形成されている。第3の側板23と外蓋板42との境界には折り線13kが形成されている。第4の側板24と第2の内蓋板43との境界には折り線13lが形成されている。
これらの第1および第2の内蓋板41,43と、外蓋板42は、詳細は後述するが、使用形態にある主板部13に対して折り曲げられた状態で、上述した箱体の上蓋10を構成する。
第1および第2の内蓋板41,43は、主板部13からの突出量が相対的に多くなる本体部41a,43aと、主板部13からの突出量が相対的に少なくなる幅狭部41b,43bとによって構成されている。これら第1および第2の内蓋板41,43の本体部41a,43aは、使用形態にある角筒状の主板部13の開口部内で互いに重なり合うことなく水平方向に並ぶ大きさに形成されている。このように本体部41a,43aどうしが並ぶことにより、幅狭部41b,43bどうしの間に開口部分44(図14参照)が形成される。
外蓋板42は、使用形態にある角筒状の本体部の開口部を塞ぐことが可能な大きさに形成されている。
図2に示す外蓋板42の左右方向の中央部であって上部には、指掛け用の第6の貫通穴45が形成されている。また、この外蓋板42の左右方向の中央部であって下部には、ミシン目51が形成されている。このミシン目51は、円形部52と係止片部53の輪郭となる形状に形成されている。円形部52がミシン目51に沿って外蓋板42から切り離され、係止片部53がミシン目51に沿って外蓋板42から切り起こされることにより、図15に示すように、外蓋板42に半円状の穴54と、この穴54と対向する半円状の切欠き55を有する係止片56とが形成される。円形部52の直径は、円形部52が切り離されて形成された半円状の穴54と半円状の切欠き55とに後述する袋状容器4の注出筒体57(図5参照)が嵌合する直径である。
係止片部53は、図2に示すように、一端が第3の側板23に接続されるとともに、他端が円形部52に接続された四角形状に形成されている。この係止片部53の中間部には、破線状の切り込みからなるハーフカット線58が形成されている。このため、外蓋板42から切起こされた係止片56の中間部は、このハーフカット線58が稜線となるように折り曲げることができる。
外蓋板42の半円状の穴54と係止片56との間には、詳細は後述するが、外箱2を組み立てる過程で注出筒体57が嵌合状態で挟まれる
支持枠3は、図3に示すように、筒状に形成されている。この実施の形態による支持枠3は、段ボールあるいは厚紙によって板状に形成された台紙61(図12参照)を使用して形成されている。筒状の支持枠3を形成する方法は後述する。この支持枠用台紙61の表裏両面には、撥水剤あるいは防水剤が塗布されている。
この実施の形態による支持枠用台紙61の長手方向(支持枠3の周方向)の2箇所には、指掛け用の穴の形状にミシン目62が形成されている。このミシン目62によって囲まれた紙片を切り離すことによって、支持枠3に指掛け用の穴63(図3参照)が形成される。なお、この支持枠3は、図4に示すように、平板状に折り畳むことが可能である。この支持枠3は、平板状に折り畳まれた形態で上述した外箱2の台紙11と重ねて保管したり、外箱2を組み立てる場所まで運ぶことができる。
この支持枠3は、両端の開口が上下方向を指向する姿勢で外箱2の中に収容される。支持枠3の上下方向の長さは、この支持枠3が外箱2の底壁9の上に載置された状態でその上端が上蓋10の近傍に位置するような長さである。支持枠3の内径は、後述する袋状容器4を収容可能な径である。また、支持枠3には、上下方向に延びる多数の折り線64が支持枠3の周方向に所定の間隔を並ぶように形成されている。
袋状容器4は、図5に示すように、袋状に形成された容器本体65と、この容器本体65の上端部に取付けられた注出筒体57とによって構成されている。この実施の形態においては、この袋状容器4が本考案でいう「容器」に相当する。容器本体65は、柔軟性を有する軟質の合成樹脂材料によって形成されている。注出筒体57は、容器本体65を形成する合成樹脂材料より硬質の合成樹脂材料によって円筒状に形成されている。
注出筒体57は、容器本体65に溶着された円筒66と、この円筒66の先端部に螺着されるキャップ67とによって構成されている。円筒66には、容器本体65に溶着される第1のフランジ66aと、円筒66の中間部に位置する第2のフランジ66bと、キャップ67と螺合する雄ねじ66cとが設けられている。上述した外蓋板42の半円状の穴54と切欠き55は、円筒66における、第1のフランジ66aと第2のフランジ66bとの間の部位が嵌合するように形成されている。これらの半円状の穴54と切欠き55は、詳細は後述するが、第1のフランジ66a(容器本体65)と第2のフランジ66bとの間に位置付けられる。
(第1の実施の形態による組立手順の説明)
次に、この実施の形態による梱包材1を組み立てる手順を図6〜図17を参照して説明する。梱包材1を組み立てるためには、先ず、図6に示すように、台紙11の裏面11aであって第4の側板24の端縁部分に接着剤71を付ける。この接着剤71は、第4の側板24に液状の接着剤を塗布したり、両面テープ(図示せず)を貼付けることによって付けることができる。
そして、台紙11の主板部13を折り線13aと折り線13cとで折り、図7に示すように、第1の側板21を第2の側板22に対して折り曲げるとともに、第4の側板24を第3の側板23に対して折り曲げる。この状態で突片25を第4の側板24の内面と重ねるようにして第4の側板24に接着剤71を介して接着する。なお、台紙11は、このように主板部13が平板状に折り畳まれた「収納形態」になる状態で保管したり、組立場所まで運ぶことができる。
外箱2は、収納形態にある台紙11の主板部13を拡げて組み立てられる。主板部13を拡げるためには、主板部13を更に折り線13bと折り線13dとで折って行う。主板部13は、拡げられることにより、角筒状の使用形態になる。
次に、図8に示すように、台紙11を底板部14が上に位置する姿勢とし、第1および第2の内底板32,34を主板部13の開口部分が塞がれるように主板部13に対して折り曲げる。そして、図9に示すように、第1および第2の外底板31,33を主板部13に対して折り曲げて第1および第2の内底板32,34に重ね、この状態で第1の外底板31と第2の外底板33とを粘着テープ72によって主板部13に固定する。このように第1および第2の外底板31,33が主板部13に固定されることにより、外箱2の底壁9が形成される。
その後、図10に示すように、補強板部16を主板部13に対して折り曲げて角筒状の主板部13の中に挿入し、主板部13の第1の側板21に重ねる。そして、図11に示すように、角筒状の主板部13の中に上方から支持枠3を挿入する。
筒状の支持枠3を形成するためには、図12に示すように、板状の支持枠用台紙61の一端部に接着剤73を付ける、この支持枠用台紙61を円筒状に曲げる。そして、この支持枠用台紙61の両端部どうしを互いに重ねて接着剤73によって接着する。支持枠3の指掛け用の穴63は、支持枠3が主板部13の中に挿入される以前に、ミシン目62で囲まれた紙片を支持枠3から切り離すことによって形成しておく。
支持枠3は、外箱2内に収容されて外箱2の底壁9の上に載せられた状態で主板部13に接着することができる。この接着は、例えば第2の側板22に形成されている第3の貫通穴28に外箱2の外から接着剤(図示せず)を注入することによって行うことができる。この接着剤は、第2の側板22の内面と支持枠3の外面との間で濡れ拡がり、これら両者を互いに接着する。
支持枠3を外箱2内に収容した後、図13に示すように、支持枠3の中に袋状容器4を挿入する。図13は、理解し易いように袋状容器4を膨らんだ状態で描いてある。しかし、実際の袋状容器4は、容器本体65の一側部と他側部とが密着して1枚のシート状を呈する形状である。
袋状容器4を支持枠3内に挿入した後、図14に示すように、第1および第2の内蓋板41,43を主板部13の開口部分が塞がれるように主板部13に対して折り曲げ、図15に示すように、外蓋板42のミシン目51で囲まれた円形部52から円形の紙片74を切り離すとともに、ミシン目51で囲まれた係止片56を切り起こす。このように切り離し作業が行われることによって、外蓋板42に半円状の穴54と、先端部に半円状の切欠き55を有する係止片56とが形成される。
その後、図16に示すように、外蓋板42を主板部13に対して折り曲げて主板部13の上端に重ね、この外蓋板42の半円状の穴54の開口縁部を注出筒体57の第1のフランジ66aと第2のフランジ66bとの間に嵌合させる。図16と図17は、注出筒体57の雄ねじ66cを省略して描いてある。この作業は、注出筒体57を第1および第2の内蓋板41,43どうしの間に形成された開口部分44(図14参照)と、外蓋板42から係止片56が切り離されて形成された空間75(図16参照)とに通して外蓋板42から上方に突出させた状態で行う。なお、このとき、注出筒体57からキャップ67を取外しておくことにより、第1のフランジ66aを視認し易くなり、作業性が向上する。
次いで、図17に示すように、係止片56をハーフカット線58で折り曲げて係止片56の先端部を注出筒体57に対して傾斜させ、切欠き55の開口縁部を注出筒体57の第1のフランジ66a(容器本体65)と第2のフランジ66bとの間に挿入する。この状態で係止片56を注出筒体57に向けて押して注出筒体57に係合させる。このように係止片56が注出筒体57に係合されることにより、注出筒体57が外蓋板42の半円状の穴54を有する部分と、係止片56とによって挟まれて外蓋板42に保持される。
その後、図1に示すように、外蓋板42の先端部を例えば粘着テープ12によって主板部13に固定する。このように外蓋板42が主板部13に固定されることにより、この実施の形態による梱包材1の組立作業が完了する。
袋状容器4への流体材料の充填は、上述したように梱包材1を組み立てた後に行う。この実施の形態による梱包材1は、流体材料が袋状容器4に充填された状態でこの梱包材1を運搬するにあたって、2つの運搬形態を採ることができる。第1の運搬形態は、作業者が1個の梱包材1を両手で持って1個ずつ運搬する形態である。この第1の運搬形態を採るときは、作業者が片方の手の指を第2の側板22の第2の貫通穴27に掛け、他方の手の指を第4の側板24の第4の貫通穴29に掛けて行う。
第2の運搬形態は、作業者が一方の手で梱包材1を持つとともに他方の手で他の梱包材1を持ち、梱包材1を一度に2個運搬する形態である。この第2の運搬形態を採るときは、作業者が親指を外蓋板42の第6の貫通穴45に挿入し、人差し指から小指までの4本の指を第1の側板21の第1の貫通穴26と補強板部16の第5の貫通穴35とに挿入し、片手で梱包材1の上端部を把持して行う。
この実施の形態による梱包材1においては、補強板部16が主板部13(第1の側板21)の内面に重ねられることにより、主板部13における指掛け用の第1の貫通穴26を有する上端部が補強板部16によって補強される。このため、この梱包材1は、上述した第2の運搬形態を採る場合であっても、主板部13が破けたりすることなく運搬を行うことができる。
したがって、この実施の形態によれば、作業者が両手を使うことで2個の梱包材1を一度に運搬することができるから、効率良く運搬できる梱包材を提供することができる。
この実施の形態による補強板部16の大きさは、パテ定盤として使用可能な大きさである。このため、梱包材1を運搬した後に補強板部16を主板部13から切り離すことにより、補強板部16を無駄にすることなくパテ定盤として利用することができる。補強板部16を外箱2から切り離すためには、先ず、外蓋板42と第1の側板21とに貼付けられた粘着テープ12を剥がすか、あるいは外蓋板42と第1の側板21との境界に沿って切断する。
そして、外蓋板42の先端部をめくるようにして第1の側板21との間に隙間を形成し、その隙間に例えばカッター(図示せず)を挿入して補強板部16と第1の側板21との境界を切断する。その後、図18に示すように、補強板部16を外箱2から上方に引き出す。主板部13から切り離された補強板部16をパテ定盤として使用するときは、作業者が手の親指を第5の貫通穴35に通して補強板部16の端部を把持する。
補強板部16を取り出した後、外蓋板42を第1の側板21に粘着テープによって再び固定する。外蓋板42が第1の側板21に固定されることにより袋状容器4の注出筒体57を外蓋板42によって保持することが可能になる。
この実施の形態による上蓋部15の外蓋板42は、使用形態にある主板部13の中に収容される袋状容器4の注出筒体57と対応する位置にミシン目51を有している。このミシン目51は、注出筒体57が嵌合する半円状の穴54と、この穴54との間に注出筒体57を挟む係止片56との輪郭となる形状に形成されている。このため、ミシン目51に沿って外蓋板42を切断することによって、袋状容器4の注出筒体57を保持する機構を手作業で簡単に形成することができる。したがって、この実施の形態によれば、袋状容器4を組付ける作業を含めて組み立てが容易な梱包材1を提供することができる。
この実施の形態による支持枠3は、主板部13に接着されている。このため、支持枠3が主板部13に対して移動することがないから、この梱包材1の中の袋状容器4に充填された内容物を運搬中に容易に撹拌することができる。
(第2の実施の形態)
支持枠は、主板部を筒状に形成する以前に主板部に接着しておくことができる。この実施の形態を図19〜図22を用いて説明する。図19〜図22において、図1〜図18によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
図19に示す台紙11の裏面11aには、支持枠用台紙61が接着剤81によって接着されている。詳述すると、支持枠用台紙61の長手方向の中央部(例えば第2の側板22)の上端部と、主板部13の長手方向の中央部の上端部とが、いわゆる点接着となるように接着剤81を介して互いに接着されている。この接着は、液状の接着剤あるいは両面テープを用いて行う。この実施の形態の接着箇所は1箇所であるが、2箇所以上でもよい。
この実施の形態による外箱2の台紙11は、補強板部16が予め切り離されている。補強板部16を切り離す位置は、第5の貫通穴35の位置である。詳述すると、第5の貫通穴35より主板部13側に位置する基部16aが残存する位置である。この位置で補強板部16が切断されることにより、補強板部16に第5の貫通穴35の一部が開放されて切り欠き82が形成される。
このため、切り離された補強板部16をパテ定盤として使用するにあたって、作業者が親指を切り欠き82に挿入し、手で補強板部16を把持することが可能になる。なお、補強板部16は、このように主板部13から切り離すことなく、支持枠3の台紙61が主板部13に接着される以前に、第1の側板21と重なるように折り曲げておくことも可能である。補強板部16が予め折り曲げられて主板部13の中に収容されていると、第1の実施の形態を採るときと同様に、外箱2を運搬した後に補強板部16を主板部13から切り離して引き出すことが可能である。
支持枠3の台紙61が接着された外箱2の台紙11を使用して梱包箱1を組み立てるためには、先ず、図19に示すように、支持枠用台紙61の長手方向の一端部に接着剤73を付ける。この接着剤73は、液状の接着剤あるいは両面テープである。そして、図20に示すように、支持枠用台紙61の一端と他端とを長手方向の中央部で重ねて接着剤73によって互いに接着し、筒状の支持枠3を形成する。
そして、この筒状に形成された支持枠3を平板状となるように折る。なお、支持枠用台紙61は、外箱2の台紙11に接着する以前に、図20に示すような形態、すなわち、両側から畳まれて両端部どうしが互いに接着され、平板状になる形態とすることができる。この場合は、平板状に畳まれた支持枠3を外箱2の台紙11に接着することになる。このように支持枠3を外箱2の台紙11に接着した後、外箱2の台紙11の第4の側板24に接着剤71を付ける。
その後、図21に示すように、外箱2の台紙11の長手方向の両側に位置する第1の側板21と第4の側板24とをそれぞれ隣接する他の側板(第2の側板22と第3の側板23)に対して折り曲げ、突片25を第4の側板24に接着剤71によって接着する。このように外箱2の台紙11が畳まれることにより、平板状に折り畳まれた状態の支持枠3が、収納形態にある主板部13の中に収容されることになる。
次に、主板部13を収納形態から使用形態になるように拡げる。このとき、図22に示すように、主板部13の中に収容されている支持枠3が主板部13の内面によって押され、平板状から筒状に変形する。主板部13が角筒状の使用形態になった後は、第1の実施の形態と同一の手順で外箱2を組み立てることができる。主板部13が角筒状に形成された後、補強板部16の基部16aを主板部13に対して折り曲げて主板部13の中に収容する。このとき、この基部16aを支持枠3と第1の側板21との間に挿入して第1の側板21に重ねる。このように基部が第1の側板21と重なることにより、第1の実施の形態を採るときと同様に、第1の側板21における、指掛け用の第1の貫通穴26の近傍の部位が基部16aによって補強される。
この実施の形態による支持枠3は、主板部13の内面に接着され、収納形態にある主板部13の中に、平板状に折り畳まれた状態で収容されている。
この実施の形態においては、主板部13が収納形態となる状態で保管されていた台紙11を組立場所で組み立てて、外箱2を形成する組立工程において、支持枠3を主板部13に組付ける作業を行う必要がない。このため、この実施の形態によれば、組立作業が簡単な梱包材を提供することができる。
また、支持枠3が主板部13に接着されていて主板部13に対して移動することがないから、この梱包材1の中の容器に充填された内容物を運搬中に容易に撹拌することができる。
この実施の形態による支持枠3は、主板部13が収納形態から使用形態に移行することによって、主板部13の内面によって押されて平板状から筒状に変形する。このため、この実施の形態によれば、平板状に畳まれている支持枠3を筒状に拡げる作業が不要であるから、組立作業がより一層簡単になる。
1…梱包材、3…支持枠、4…袋状容器、5…第1の側壁、6…第2の側壁、7…第3の側壁、8…第4の側壁、9…底壁、10…上蓋、13…主板部、14…底板部、15…上蓋部、16…補強板部、26…第1の貫通穴、35…第5の貫通穴、51…ミシン目、54…半円状の穴、56…係止片、57…注出筒体。

Claims (5)

  1. 4つの側壁と底壁および上蓋とからなる箱体の前記側壁となる角筒状に形成された主板部と、
    前記主板部の一端に折り曲げ可能に接続され、前記主板部に対して折り曲げられた状態で前記箱体の底壁を構成する底板部と、
    前記主板部の他端であって、前記4つの側壁のうち1つの側壁と対応する位置に折り曲げ可能に接続され、前記主板部の内面に重ねることが可能な補強板部と、
    前記主板部の他端であって、前記補強板部が設けられていない位置に折り曲げ可能に接続され、前記主板部に対して折り曲げられた状態で前記箱体の上蓋を構成する上蓋部とを備え、
    前記補強板部と、前記主板部における前記補強板部が重ねられる部位には、それぞれ指掛け用の貫通穴が形成されていることを特徴とする梱包材。
  2. 請求項1記載の梱包材において、
    前記補強板部の大きさは、パテ定盤として使用可能な大きさであることを特徴とする梱包材。
  3. 請求項1または請求項2記載の梱包材において、
    さらに、前記主板部の中に収容される容器を囲む筒状の支持枠を備え、
    前記支持枠は、前記主板部の内面に接着され、平板状に畳まれた収納形態にある前記主板部の中に、平板状に折り畳まれた状態で収容されていることを特徴とする梱包材。
  4. 請求項3記載の梱包材において、
    前記支持枠は、前記主板部が前記収納形態から角筒状の使用形態に移行することによって、前記主板部の内面によって押されて平板状から筒状に変形することを特徴とする梱包材。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載の梱包材において、
    前記上蓋部は、前記主板部の中に収容される容器の注出筒体と対応する位置にミシン目を有し、
    前記ミシン目は、前記注出筒体が嵌合する半円状の穴と、この穴との間に前記注出筒体を挟む係止片との輪郭となる形状に形成されていることを特徴とする梱包材。
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