JP3215124B2 - 電子交換機システム - Google Patents

電子交換機システム

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JP3215124B2
JP3215124B2 JP15902291A JP15902291A JP3215124B2 JP 3215124 B2 JP3215124 B2 JP 3215124B2 JP 15902291 A JP15902291 A JP 15902291A JP 15902291 A JP15902291 A JP 15902291A JP 3215124 B2 JP3215124 B2 JP 3215124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は課金データを管理できる
ようにした電子交換機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交換機はマイクロプロセッサを制
御の中枢として使用するようになり、益々高インテリジ
ェント化と高機能化が図られるようになった。そして、
マイクロコンピュータを使用した構内交換用のディジタ
ル電子交換機は、内線と外線を収容し、内線相互間、内
線と外線間の交換接続を行うと云った基本機能の他、内
線別課金管理機能等、様々なサ−ビス機能を実現してい
る。
【0003】ところで、構内交換用のこのような交換機
における課金管理機能は、通話料金計算をする装置であ
る課金装置を設けて、この課金装置で課金データの一括
管理を行い、通話毎に交換機より送られて来る通話情報
により課金装置で課金データに基づき、通話料金の計算
を行うように構成されていた。そして、交換機ではこの
課金装置で計算された通話料金を受け取って、内線別に
保存することにより、内線別の課金管理を行う。
【0004】通話料金が計算されるまでのデータの流れ
の概略を具体的に説明する。構内交換用の交換機に接続
されたいずれかの内線電話機が発呼し、外線接続用の番
号(“0”番等の特番)をダイヤルしたとする。すると
交換機はこれによって、空き局線に繋がる加入者回路
(トランク回路)を探し、交換機内の局線接続用のイン
タフェースである当該加入者回路を介して局線に発呼
し、これによって、局交換機は当該局線にダイヤルトー
ンを送ってをダイヤル情報待ちの状態となったことを知
らせる。発呼内線電話機からダイヤル操作によりダイヤ
ル情報を発信すると、局交換機はこのダイヤル情報に基
づき、対応の加入者に対して回線を接続し、呼び出し音
を送る。
【0005】構内交換用の交換機は内線が発呼すると、
どの内線番号の内線であるかを認識し、発呼内線が局線
への接続のための特番をダイヤルした段階でそれに続く
ダイヤル操作によるダイヤル情報と、先の認識した内線
番号とを交換機内部の記憶部に記憶する。そして、相手
が応答すると、構内交換用の交換機の制御部は内線番号
対応に「通話開始時刻」を記憶し、内蔵の時計機能によ
り通話時間の計測を開始する。そして、相手または発呼
内線電話機のいずれかのオンフックにより、回線が切断
され、復旧した時点で構内交換用の交換機は通話時間の
計測を終了し、該交換機の制御部は記憶部に記憶されて
いた「発信内線電話番号(外線発呼内線の内線番
号)」、「通話開始時刻」、「通話時間」、「相手先電
話番号」を編集して課金計算情報として課金装置に転送
する。
【0006】課金装置の制御部はこの課金計算情報と、
課金装置内の記憶部に格納されている課金データに基づ
き、演算処理して通話料金の計算を行い、どの「発信内
線電話番号」の内線の通話料金であるかがわかるように
して構内交換用の交換機に送る。構内交換用の交換機は
課金装置からの通話料金計算結果を該当の発信内線電話
番号対応に記憶部に記憶する。
【0007】このように、内線より外線に対して発呼が
あると、構内交換用の交換機は内線電話番号毎に「通話
開始時刻」、「相手先電話番号」を記憶部に蓄積し、通
話時間の計測を開始し、相手側電話機または発呼側内線
電話機がオンフックして復旧した時点で通話時間の計測
を終了し、制御部は「発信内線電話番号」、「通話開始
時刻」、「通話時間」、「相手先電話番号」を編集して
課金装置に転送し、これに基づく通話料金の計算結果を
課金装置から得て、構内交換用の交換機は外線に通話し
た内線対応にその通話料金の計算結果を保存する。従っ
て、各内線に対するこれら蓄積情報を集計することによ
り、各内線別に利用料金を管理することができる。
【0008】ところで、課金装置の課金データは発信点
の加入者区域を中心に、市内および各市外区域別の基本
ダイヤル通話料金を市内、市外局番別にまとめた通話料
金計算テーブルであり、通常、ROM(読出し専用メモ
リ素子)にデータを書き込んで、これを課金装置にセッ
トしてある。そして、通話料金を計算する際に、通話相
手の市内、市外局番をもとにして該当の基本ダイヤル通
話料金を読出し、これと通話時間とにより、通話料金を
求める。そして、この求めた通話料金を構内用の交換機
に送って課金管理を行う。
【0009】このように、課金データについては、課金
装置内の記憶部にROMで保持している。そして、電気
通信事業者が通話料金改定を行った際にはこの課金デー
タは新料金体系に改める必要があるが、ROMで提供さ
れているため、新料金体系の課金データが書き込まれた
ROMと差し替えなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、課金装置
の接続された構内交換機においては、内線から外線を使
用するとその通話料金を課金装置が計算して構内交換機
に送るので、内線別に課金管理を行うことができる。
【0011】しかしながら、通話料金計算のもとになる
課金データはROMで提供されており、通話料金の体系
が変更されると新料金体系の課金データが書き込まれた
ROMと交換しなければならない。新料金体系の課金デ
ータが書き込まれたROMは構内交換機のメーカの提供
するものであり、しかも、通話料金体系の変更は一般的
に改定日の午前零時に行うことから、ROMの切り替え
作業は深夜作業を余儀無くされ、また、一斉に切り替え
る必要があることから、対象となる設置交換機台数が多
く、且つ、広範囲に散在するからと云って、前もって切
り替えたり、あるいは改定後に順番に切り替えると云っ
たことが許されず、従って、どうしても、切り替え作業
が短期間のうちに集中してしまうことが避けられない。
【0012】そのため、電気通信事業者が通話料金の改
定を行ったときは保守管理業者にとって人手の確保が大
変である。また、近年では所謂新電電と呼ばれる長距離
回線のサービス会社のサービスや、移動無線電話のサー
ビスも提供されており、また、複数の国際通話サービス
会社のサービスもあることから、電気通信事業者の通話
料金改定も頻繁となり、人手不足の折り、対応に困難を
極める。
【0013】そこで、この発明の目的とするところは、
電気通信事業者の通話料金改定があっても、課金装置の
課金データの変更を通話料金体系改定の実施時期に合わ
せて自動的に行うことができるようにし、且つ、構内交
換機の設置場所が広範囲に分散されていても、出向くこ
となく自動的に変更可能にした電子交換機システムを提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、内線と外
線とを収容した交換機と、内線から外線に発信した際
に、前記交換機から転送された相手先電話番号情報と通
話時間とに基づき、自己が保持する各利用区間対応の料
金計算情報である課金データを用いて料金の計算を行な
い、内線別の課金管理を行なう課金計算装置とを備える
電子交換機システムにおいて、前記交換機に設けられ、
課金データを保管する第1の記憶手段と、この第1の記
憶手段の保管課金データを前記課金計算装置に転送する
転送制御手段と、前記課金計算装置に設けられ、前記転
送制御手段によって転送された保管課金データを更新保
持する第2の記憶手段とを具備する。また、転送制御手
段は、指令された時期に、前記第1の記憶手段の保管課
金データを前記課金計算装置に転送することを特徴とす
る。
【0015】
【作用】上記構成において、交換機に設けられた第1の
記憶手段に更新すべき新課金データを保管しておき、転
送指令を時期の指定とともに転送制御手段に与えておく
と、転送制御手段はこの指定された時期に第1の記憶手
段に保管してあった新課金データを課金計算装置に転送
する。そして、課金計算装置では自己の内蔵する第2の
記憶手段に、この転送制御手段によって転送された課金
データを取り込み、更新保持する。
【0016】このように本発明は、課金データを交換機
で保持し、指定時期に課金計算装置へ自動転送するよう
にして課金データの更新管理を行っているので、電気通
信事業者の料金改定等に伴う課金データの変更も、交換
機に接続される保守用ターミナルでいつでも容易に行う
ことができるようになる。そして、自動的に更新させる
ことができることから、料金改定時期に合わせて、更新
できるようになり、料金改定の切り替え時期に集中して
多くの人手を煩わすと云ったことがなくなり、事前に準
備できるので保守管理も容易になる。
【0017】従って、この発明によれば、電気通信事業
者の通話料金改定があっても、課金装置の課金データの
変更を通話料金体系改定の実施時期に合わせて自動的に
行うことができるようになり、且つ、構内交換機の設置
場所が広範囲に分散されていても、出向くことなく自動
的に変更可能にした電子交換機システムを提供できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。図1は交換機と課金装置間の接続構成
を示すシステム構成図、図2は本発明を実現する交換機
側の課金データ管理プログラムのフローチャート、図3
は同じく本発明を実現する課金装置側の課金データ管理
プログラムのフローチャートである。また、図4は交換
機、課金装置それぞれで課金データ管理に必要なテーブ
ルおよびフラグを示している。
【0019】図1において、1は交換機、2は課金装
置、4‐1〜4‐nは局線、7‐1〜7‐nは内線電話
機、11は保守用ターミナルである。交換機1は交換回
路3、加入者回路5‐1〜5‐n、内線回路6‐1〜6
‐n、制御部8、記憶部9、通信制御部10とより構成
されている。これらのうち、交換回路3は内線相互ある
いは内線から外線(局線)、そして、外線から内線への
交換接続を行うものであり、前記制御部8はこの交換回
路3の交換動作の制御をはじめ、全体の各種制御を司る
ものである。また、この制御部8には時計機能があり、
カレンダ情報や現在の日時の情報を得ることができる。
【0020】前記記憶部9は前記制御部8の各種制御プ
ログラムや各種テーブル、そして、設定した機能内容等
のデータを記憶するものであり、保守用ターミナル11
は前記記憶装置4に記憶してある各種テーブルや機能内
容等のデータを変更したり、追加したり削除する等の作
業や各種コマンドを与えたり、記憶部9の保持情報内容
を読出したりすることができるものであって、キーボー
ドやキャラクタ表示装置を有している。
【0021】この保守用ターミナル11は交換機1内の
通信制御部10に接続されることにより、制御部8と情
報の授受を行うことができる。すなわち、通信制御部1
0は外部と制御部8との間での通信を行うためのもので
あり、データ授受の他にコマンド授受等を行うことがで
きる。
【0022】内線回路(ライン回路)6‐1〜6‐nは
各内線毎に設けた接続インタフェースであり、交換回路
3と各内線電話機との接続インタフェースとなる。加入
者回路(局線トランク)5‐1〜5‐nは交換回路3と
それぞれ対応する局線4‐1〜4‐nとのインタフェー
スをとり、また、着信検出、回線捕捉のための直流ルー
プ閉結等を行う回路である。また、内線回路6‐1〜6
‐nおよび加入者回路5‐1〜5‐nは制御部8により
監視され、発信、着信、終話、ビジー、復旧等の状態情
報を制御部8で検知できるようになっている。
【0023】交換機1の機能の一つとして課金管理があ
り、通話毎に記憶部9に記憶した「発信内線電話番号
(外線発呼内線の内線番号)」、「通話開始時刻」、
「通話時間」、「相手先電話番号」を編集して課金計算
情報として通話終了時に課金装置2に送り課金計算させ
て、その計算結果を貰い、内線対応に集計すると云った
機能を持たせてある他、課金データ変更保守管理機能が
あり、通話料金体系の変更時に対象となる通信事業者の
識別情報と新通話料金体系の情報および改定日時の情報
を前もって保守ターミナル11から入力しておくと、そ
の改定日時にこれらの情報を課金装置に送る機能を持た
せてある。通信制御部10は課金装置2と通信路21を
介して接続されている。
【0024】また、課金装置2は通話料金を計算するた
めの課金データを有しており、通話毎に交換機1より送
られて来る課金計算情報と課金データにより通話料金の
計算を行うものであって、通信制御部12、制御部1
3、キー入力検出部14、キー入力装置15、記憶部1
6、表示制御部17、表示器18、印字制御部19、印
字装置20とより構成されている。
【0025】これらのうち、通信制御部12はデータ授
受のための通信制御を行う回路であり、制御部13は課
金装置2の構成要素の各種制御を司るとともに、交換機
1から受信する課金計算情報と課金データにより通話料
金の計算を行い、通信制御部12を介して交換機1に伝
送したり、交換機1から受信する更新用課金データを通
信事業者別の課金データテーブル(リード・ライト可能
な記憶部16に設けてある)に格納したり、キー入力装
置15からのキー入力情報をキー検出部14を介して受
取り、コマンドであればその内容に対応する処理や制御
を実行をしたり、データであればそのデータの取り込み
を行ったりする。また、表示器18に対する情報の表示
を行ったり、印字装置20に対する印字制御を行ったり
する。表示制御部17は制御部13よりの指令に従い、
表示器18に対する表示制御を行うものであり、印字制
御部19は制御部13よりの指令に従い、印字装置20
の印字駆動制御を行うものである。通信制御部12は通
信路21を介して接続されており、交換機1とデータ授
受を可能にしている。なお、記憶部16はリード・ライ
ト可能な記憶素子で構成されているが、これはバッテリ
・バックアップ付のRAM若しくは、不揮発性RAM
等、書き替え可能で、且つ、主電源が失われてもデータ
を保持できるような素子を使用する。次に上記構成の本
システムの作用を説明する。
【0026】以下、通話料金が計算されるまでのデータ
の流れの概略を、図1のシステムを用いて説明する。交
換機1に接続された内線電話機7‐1、〜7‐nのいず
れかが、加入者回路5‐1、〜5‐nを介して局線発信
を行い、相手が応答すると制御部8は内線電話番号毎に
「通話開始時刻」、「相手先電話番号」を記憶部9に蓄
積し、通話時間の計測を開始する。次に相手または内線
電話機7‐1、〜7‐nがオンフックし、通話が切断さ
れて復旧した時点で通話時間の計測を終了し、制御部8
は「発信内線電話番号」、「通話開始時刻」、「通話時
間」、「相手先電話番号」を編集してこれを課金計算情
報として通信路21を介して課金装置2に転送する。課
金装置2の制御部13は通信制御部12を経由して受信
した課金計算情報を記憶部16に格納されている課金デ
ータに基づき、演算処理して通話計算を行う。利用した
網がいずれの通信事業者のものであったかは、「相手先
電話番号」に含まれる一連のダイヤル番号情報で管理で
きる。求めた通話料金の情報は交換機1に転送され、交
換機1では通話した内線に対応させてこの通話料金の情
報を記憶部9に記憶する。
【0027】ところで、ある通信事業者の通話料金体系
改定があるとする。この場合、保守用ターミナル11に
て当該通信事業者の新通話料金体系の課金データを作成
する。課金データは本交換機の設置されている通話区域
を中心としての市内,各市外区域別の基本秒数と割引き
時間帯データ、そして、通信事業者識別情報である。こ
れを市外番号との対応のもとに所定のフォーマットでテ
ーブル化する。
【0028】そして、保守用ターミナル11より課金デ
ータの変更指令を与える。するとこの変更指令を受けた
交換機1の制御部8では図4に示す通信事業者別課金デ
ータフラグの該当フラグをセットし、保守用ターミナル
11からの新課金データの受信を受け入れる態勢となる
ので、保守用ターミナル11から新課金データを転送す
る。これを受けて交換機1の制御部8ではこのデータを
取り込み、対応する通信事業者用の課金データテーブル
としてまとめ、記憶部9に記憶する。
【0029】このようにして必要な課金データテーブル
を用意したならば、転送処理管理機能を実行させる。こ
れは保守用ターミナル11から新通話料金体系への切り
替え時期を通信事業者名の情報(コードでも良い)と共
に入力して制御部8に与えるか(第1の方法)、若しく
は保守用ターミナル11から通信事業者名の情報と共に
転送指令を発令するか(第2の方法)、若しくは課金装
置2のキー入力装置15より通信事業者名の情報と共に
転送要求を発令するか(第3の方法)により、実行させ
ることができる。
【0030】いずれの方法であってもこの発令により交
換機の制御部8は図4に示す通信事業者別課金データフ
ラグのうち、通信事業者名の情報で指定された通信事業
者対応のフラグをセットする。そして、第1の方法の場
合では転送時期の管理を開始し、制御部8内部の時計機
能により得られる時間情報を参照して、指定の転送時期
に到達すると制御部8では転送処理を開始する。また、
第2の方法および第3の方法で指令や要求を行った場合
は、制御部8はただちに転送処理を開始する。
【0031】そして、この処理を実行開始すると交換機
の制御部8では最初に記憶部9における通信事業者別課
金データフラグ401を検索し、どの通信事業者に対す
る課金データの転送要求があるかを判断する(S2
1)。もし、フラグがセットされているものがなけれ
ば、そのまま処理を終了する。
【0032】通信事業者別課金データフラグ(401)
のいずれかのフラグセットされていれば、課金データ転
送要求があると判定され、この場合、通信事業者別課金
データフラグ401を分析してどの通信事業者のものか
を知る(S22)。例えば、NTT(日本電信電話会
社)のものか、KDD(国際電信電話会社)のものか、
あるいはNCCn(所謂新電電等)のものであるか、対
象の特定をする。
【0033】次にこれをもとにどの通信事業者の課金デ
ータ転送要求であるかを判断する(S23)。そして、
対象となる通信事業者の課金データの転送を、図4に示
す課金データ伝送フレーム402のフォームにより実行
する(S24〜S26)。
【0034】これはNTT用のものであれば市外局番と
基本秒数データ、割引時間帯データを含み、KDD用で
あれば国番号と基本秒数、割引時間帯データ、基本料金
を含むと云った具合である。
【0035】制御部8はこのフォームに従い、情報を編
集して更新用課金データとして通信制御部10を介して
課金装置2に送る。このようにして順次、課金データを
更新用課金データとして転送し、最後のデータの後には
終了コードを付す。そして、転送が終了するとその転送
対象となった通信事業者の通信事業者別課金データフラ
グをリセットし(S27)、ステップS21に戻る。
【0036】このようにして通信事業者別課金データフ
ラグのセットされているものがすべてなくなるまで、通
信事業者別に課金データを転送処理する。最終的にフラ
グがすべてリセットされた時点でセットされた通信事業
者の課金データフラグがなくなるので、転送処理を終了
する。これにより転送を要求されたすべての通信事業者
の課金データが更新用課金データとして交換機1から課
金装置2へ通信路21を介して転送される。
【0037】次に課金装置2側の動作を説明する。交換
機1より通信路21を経由して送られた課金データは課
金装置2側の通信制御部12で受信され、これにより課
金装置2側では課金データ受信処理機能(図3)が起動
される。課金データ受信処理機能は通常の課金計算処理
と課金データ更新処理の2つの機能からなり、転送課金
データを受けた制御部13は課金データ受信処理機能の
実行により、まず、受信データは更新用課金データか否
かを判断し(S31)、その結果、更新用課金データで
なければ(つまり、課金計算情報)であれば、通常の課
金計算情報として従来通りこの情報を元にした課金計算
処理が実行され、通話料金が計算されるる(S34)。
そして、この求められた通話料金の情報は交換機1に転
送され、交換機1ではその制御部8が課金管理のために
その通話料金を該当の通話内線に対応させて記憶保存す
る。
【0038】ステップS31での判断の結果、更新用課
金データと判定されれば、次に順次送られてくる更新用
課金データを判別しながら、つまり、終了コードとなっ
たか、課金データであるかを判断し(S32)、終了コ
ードを受信するまでは受信課金データを一時的に蓄積す
るために、課金装置2の記憶部16における作業用エリ
ア(403)(図4(c)参照)に一旦、格納する。そ
して、終了コードを受信した時点で作業用エリア(40
3)から記憶部16における該当する通信事業者毎の課
金テーブル(404,405〜)エリアに転送して処理
を終了する。
【0039】このようなものであるから、電気通信事業
者が通話料金改定を行うときに課金装置側のROM交換
作業が不要となり、交換機の保守用ターミナル11から
変更作業を行うだけで、その場であるいは日時指定で料
金改定に対応できる。また、交換機1に変復調装置を接
続することにより、交換機1の遠隔保守機能で遠隔地か
らも容易に変更作業ができるようになる。
【0040】このように本システムは、内線と外線を収
容した交換機であって、課金計算手段を有し、内線から
外線に発信した際の相手先電話番号情報と通話時間とを
もとに、自己が保持する各利用区間対応の料金計算情報
である課金データを用いて料金の計算を行い、内線別の
課金管理を行うようにした電子交換機システムにおい
て、課金データを保管する第1の記憶手段と、指令され
た時期にこの第1の記憶手段の保管課金データを前記課
金計算手段に転送する制御手段と、課金計算手段に設け
られ、制御手段によって転送された課金データを更新保
持する第2の記憶手段とを具備して構成したものであ
り、このような構成において、第1の記憶手段に更新す
べき新課金データを保管しておき、転送指令を時期の指
定と共に制御手段に与えておくと、制御手段はこの指定
された時期に第1の記憶手段に保管してあった新課金デ
ータを前記課金計算手段に転送し、課金計算手段では自
己の内蔵する第2の記憶手段に、この制御手段によって
転送された課金データを取り込み、更新保持すると云う
ものである。
【0041】このように本発明は、課金データを交換機
で保持し、指定時期に課金計算手段へ自動転送するよう
にして課金データの更新管理を行っているので、電気通
信事業者の料金改定等に伴う課金データの変更も、交換
機に接続される保守用ターミナルでいつでも容易に行う
ことができるようになる。そして、自動的に更新させる
ことができることから、料金改定時期に合わせて、更新
できるようになり、料金改定の切り替え時期に集中して
多くの人手を煩わすと云ったことがなくなり、事前に準
備できるので保守管理も容易になる。
【0042】特に本システムでは、電気通信事業者が通
話料金改定を行うときでも、交換機側の課金データを変
更した後、課金データを課金計算手段(課金装置)に転
送するタイミングを指定しておけば、電気通信事業者が
通話料金改定を実施するときに、それに合わせた指定日
時(主に深夜帯)に自動的に新料金に改定の対応をとる
ことが可能になることにより、通話料金改定時刻に課金
データの切り替えのための作業員を各交換機に派遣して
一斉に作業に入ると云った負担が解消し、極めて有用で
ある。
【0043】従って、この発明によれば、電気通信事業
者の通話料金改定があっても、課金装置の課金データの
変更を通話料金体系改定の実施時期に合わせて自動的に
行うことができるようになり、且つ、構内交換機の設置
場所が広範囲に分散されていても、出向くことなく自動
的に変更可能にした電子交換機システムを提供できる。
なお、本発明は上記し、且つ、図面に示す実施例に限定
することなくその要旨を変更しない範囲内で適宜変形し
て実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
電気通信事業者の通話料金改定があっても、課金装置の
課金データの変更を通話料金体系改定の実施時期に合わ
せて自動的に行うことができるようになり、且つ、構内
交換機の設置場所が広範囲に分散されていても、出向く
ことなく自動的に変更可能にした電子交換機システムを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明システムにおける交換機の制御部による
課金データの課金装置への転送処理を示すフローチャー
ト。
【図3】本発明システムにおける課金装置の制御部によ
る課金データの課金装置への受信処理をする課金データ
受信処理を示すフローチャート。
【図4】本システムにて使用する各種テーブルおよびデ
ータフォーマットの説明をするための図。
【符号の説明】
1…交換機、課金装置、3…交換回路、4‐1〜4‐n
…局線、5‐1〜5‐n…加入者回路、6‐1〜6‐n
…内線回路、7‐1〜7‐n…内線電話機、8…制御
部、9…記憶部、10…通信制御部、11…保守用ター
ミナル、12…通信制御部、13…制御部、14…キー
入力検出部、15…キー入力装置、16…記憶部、17
…表示制御部、18…表示器、19…印字制御部、20
…印字装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内線と外線とを収容した交換機と、内線
    から外線に発信した際に、前記交換機から転送された相
    手先電話番号情報と通話時間とに基づき、自己が保持す
    る各利用区間対応の料金計算情報である課金データを用
    いて料金の計算を行ない、内線別の課金管理を行なう課
    金計算装置とを備える電子交換機システムにおいて、前記交換機に設けられ、 課金データを保管する第1の記
    憶手段と、 この第1の記憶手段の保管課金データを前記課金計算装
    に転送する転送制御手段と、 前記課金計算装置 に設けられ、前記転送制御手段によっ
    て転送された保管課金データを更新保持する第2の記憶
    手段とを具備したことを特徴とする電子交換機システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記転送制御手段は、指令された時期
    に、前記第1の記憶手段の保管課金データを前記課金計
    算装置に転送することを特徴とする請求項1記載の電子
    交換機システム。
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