JP3215063B2 - 管端用キャップ - Google Patents

管端用キャップ

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JP3215063B2
JP3215063B2 JP05702597A JP5702597A JP3215063B2 JP 3215063 B2 JP3215063 B2 JP 3215063B2 JP 05702597 A JP05702597 A JP 05702597A JP 5702597 A JP5702597 A JP 5702597A JP 3215063 B2 JP3215063 B2 JP 3215063B2
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弘一 平田
義悟 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,管の端部の開口
を塞ぐ管端用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば,道路用フェンスの支柱や横桟に
鋼管を用いた場合に,管端の開口を塞ぐキャップとし
て,図7,図8に示すように,プラスチック製のキャッ
プ本体1の内部中央に設けた軸2の先端部に,半径方向
の先端縁が管Pの内面に接触する長さで放射状に配され
た複数の羽根部3を持つ放射状板ばね4を固定した管端
用キャップ5を用いることがある。この管端用キャップ
5を管Pの端部開口に押し込むと,放射状板ばね4の各
羽根部3の先端縁が管Pの内壁に圧着して抜け止めが図
られる。この種の従来の管端用キャップ5においては,
放射状板ばね4の各羽根部3の先端縁の形状は,図8に
示す通り,円周方向の両隅部にいずれも同じ直角状の尖
ったカド部c,dを持つ形状であり,羽根部3の幅中心
線に関して対称的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の管端用キャップ
5において,羽根部3の先端縁の円周方向の両隅部が尖
ったカド部c,dとなっているので,このカド部c,d
が管壁に強くかみ込み,十分な係合力を得ることができ
る。しかし,両隅部が尖っていると,この放射状板ばね
4を管Pの内部に押し込む際にも強い引っ掛かりとなっ
て,大きな押し込み力を必要とし,この管端用キャップ
5の押し込み操作が容易でないという問題があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で,管壁に対する強い係合力を得ることができると同時
に,この管端用キャップを管内に押し込む操作が容易な
管端用キャップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,管端に被せられる有底筒状のキャップ本体と,こ
のキャップ本体の内部中央に固定された板ばね取付柱
と,半径方向の先端縁が管の内面に接触する長さで放射
状に配された複数の羽根部を持ち,中心部が前記板ばね
取付柱の先端部に回転および管長手方向の移動がないよ
うに固定された放射状板ばねとからなるとともに,前記
放射状板ばねの各羽根部の先端縁の形状が,円周方向の
片側隅部に直角状のカド部を持ち他側隅部に円弧状のア
ール部を持つ形状であることを特徴とする。
【0006】請求項2は,請求項1の管端用キャップに
おいて,板ばね取付柱を角柱状に形成するとともにその
先端近傍に鍔部を設け,放射状板ばねの中心部に前記板
ばね取付柱の先端側部分に嵌合する角穴を設け,前記板
ばね取付柱に嵌合した放射状板ばねを前記鍔部に押し付
け固定する板ばね押さえを設けたことを特徴とする。
【0007】請求項3は,請求項2の管端用キャップに
おける板ばね押さえが,放射状板ばねを鍔部に押し付け
るための押さえ部と,角筒状の板ばね取付柱の壁部にあ
けた係合用穴に内側から係合する複数の爪を備えたこと
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図6の一実施例を参照して説明する。図1は本発明の
一実施例の管端用キャップ11の断面図,図2は同底面
図,図3は図1の分解図,図6はこの管端用キャップ1
1を管Pに取り付けた状態の部分断面図である。実施例
の管端用キャップ11は,道路用フェンスの丸鋼管によ
る支柱の上端開口を塞ぐもので,支柱である管Pの端部
に被せられる有底円筒状のキャップ本体12と,このキ
ャップ本体12の内部中央に固定された板ばね取付柱1
3と,この板ばね取付柱13の先端部に取り付けた放射
状板ばね14と,この放射状板ばね14を固定する板ば
ね押さえ15とからなっている。なお,図1,図3等に
おいて符合12aで示す中央の軸状の部分は,キャップ
本体12のプラスチック成形上の要請によるものであ
り,特別な機能を持つものではない。
【0009】前記板ばね取付柱13は,図3のA−A断
面を示す図4のように,六角形の筒状(図4参照)をな
し,先端近傍(図1,図3で下端近傍)に同じく六角形
の鍔部13aを持ち,この鍔部13aに隣接する上側に
おいて板ばね取付柱13の六面の各壁部にそれぞれ係合
用穴13bをあけている。実施例の板ばね取付柱13
は,キャップ本体12と材質の異なるプラスチックで成
形したもので,キャップ本体12の内奥部に合わせた形
状の基部13cをキャップ本体12の内奥部に一体に嵌
合固着している。
【0010】前記放射状板ばね14は図5に示すよう
に,放射状に配置された例えば12枚の羽根部16を持
ち,中心部に前記板ばね取付柱13の先端部に嵌合する
六角形の角穴17を有している。この放射状板ばね14
の各羽根部16の先端縁の形状は,図2,図5の通り,
円周方向の片側隅部には直角状の尖ったカド部aを持
ち,他側隅部には円弧状のアール部bを持つ形状であ
る。前記カド部aはすべての羽根部16について同じ側
(したがって,アール部bはこれと反対で同じ側)にあ
る。この放射状板ばね14の材質は,管Pの材質より硬
度の高いものを用いる必要があるが,管端用キャップ1
1を管Pに被せた後に管端用キャップ11に働く引き抜
き力を考慮して選定する。管が鋼管である場合は,防錆
も考慮してステンレスばね鋼が適切である。
【0011】前記板ばね押さえ15は,プラスチック製
であり,図1,図2,図3等に示すように,板ばね取付
柱13の先端部に嵌合させた放射状板ばね14を鍔部1
3aに押し付けるための押さえ部15aと,板ばね取付
柱13の内部に挿入されて六面の各壁部の前記係合穴1
3bに内側から係合する6つの爪15bを備えている。
なお,15cはプラスチック成形上の要請による単なる
穴で,特別な機能を持つものではない。
【0012】上記の管端用キャップ11において,放射
状板ばね14の角穴17を六角形の板ばね取付柱13の
先端部に嵌合させ,板ばね押さえ15の6つの爪15b
を板ばね取付柱13の内部に押し込み,係合用穴13b
に図1のように係合させると,放射状板ばね14は,板
ばね押さえ15の押さえ部15aで鍔部13aに押し付
け固定され,これにより板ばね取付柱13の先端部に回
転および管長手方向の移動がないように固定される。
【0013】この管端用キャップ11は,図6に示すよ
うに,管Pの端部に被せて,開口部を塞ぐ。管端用キャ
ップ11を管Pに被せる際,放射状板ばね14を管Pの
内部に押し込むが,この放射状板ばね14を管P内に押
し込む操作は,管端用キャップ11を図2において左方
向(矢印(イ)方向)に回転させながら行う。すなわ
ち,放射状板ばね14の羽根部16の円弧状のアール部
b側が回転方向の前部となるように回しながら押し込
む。このように押し込むと,この円弧状のアール部bが
管Pの内壁にかみ込むことは少ないので,スムーズに放
射状板ばね14を管Pの奥に押し込むことが可能であ
る。そして,この放射状板ばね14を図6に示すように
奥まで押し込んだ後,図2において右回り(矢印(ロ)
方向)に回転(すなわちカド部aが回転方向の前部とな
るように回転)させると,尖ったカド部aが管Pの内壁
にかみ込み,これにより各羽根部16の先端縁が管Pの
内壁に強く係合する。したがって,管端用キャップ11
は管Pから容易に外れなくなる。
【0014】また,前記のように放射状板ばね14を管
P内に押し込みむ際,放射状板ばね14は,各羽根部1
6の先端縁が管Pの内壁に接触して管端方向に向かって
凹の湾曲形状に若干たわみながら内部に移動し,図6の
ように,各羽根部16が管端方向に向かって凹の湾曲形
状に若干たわんだ状態で管Pの内壁に係合する。したが
って,この管端用キャップ11に引き抜き力が加わった
場合,この引き抜き力は各羽根部16の先端縁が管壁に
さらに食い込むように作用し,管端用キャップ11の抜
き止めが図られる。この羽根部16の湾曲によるかみ込
み作用と,前述のカド部aによるかみ込み作用との両者
が相まって,管端用キャップ11は管Pに容易に外れな
いように取り付けられる。
【0015】なお,実施例では放射状板ばね14の羽根
部16を12枚としたが,その枚数は2枚以上であれば
任意である。また,放射状板ばね14を板ばね取付柱1
3に管長手方向の移動がないように固定する手段は,実
施例のような鍔部13bと板ばね押さえ15とによるも
のに限定されない。また,放射状板ばね14を取り付け
る板ばね取付柱13は,実施例では六角形筒状とした
が,三角,四角,五角その他の角形筒状とすることがで
き,さらには円筒状とすることもできる。ただし,円筒
状とした場合は,放射状板ばね14の回転を拘束するた
めの手段が別途必要である。さらに,板ばね取付柱13
は,筒状である必要はなく,中実でもよい。この場合に
は,実施例のような爪15bを持つ板ばね押さえ15は
使用できず,その他の手段を講じる。また,実施例では
板ばね取付柱13の基部13cを大きく形成し,キャッ
プ本体12の内奥部に一体に嵌合固着したが,キャップ
本体12と一体にプラスチック成形することもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明の管端用キャップによれば,放射
状板ばねの各羽根部の先端縁の形状が,円周方向の片側
隅部に直角状のカド部を持ち他側隅部に円弧状のアール
部を持つ形状であるから,この管端用キャップを管の端
部に被せる操作に伴って放射状板ばねを管の内部に押し
込む際,アール部が前部となる向きに放射状板ばねを回
転させることで,この管端用キャップの押し込みをスム
ーズに行うことができる。そして,押し込んだ後,カド
部が前部となる向きに回転させると,このカド部が管の
内壁に強くかみ込み,放射状板ばねの管の内壁に対する
強い係合力が得られる。このように,管端用キャップの
管への装着が容易であるとともに,管から容易に外れな
い取付を行うことができる。
【0017】請求項2あるいは請求項3によれば,放射
状板ばねを板ばね取付柱に回転および管長手方向の移動
がないように固定する手段として構成が簡単であり,ま
た固定操作も簡単であり,しかも確実な固定が行われ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管端用キャップの縦断面図
である。
【図2】図1の管端用キャップの底面図である。
【図3】図1の管端用キャップを分解して示した図であ
る。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】上記管端用キャップにおける放射状板ばねの平
面図である。
【図6】上記管端用キャップを管の端部開口に取り付け
た状態を示す要部断面図である。
【図7】従来の管端用キャップの縦断面図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【符号の説明】
11 管端用キャップ 12 キャップ本体 13 板ばね取付柱 13a 鍔部 13b 係合用穴 13c 基部 14 放射状板ばね 15 板ばね押さえ 15a 押さえ部 15b 爪 16 羽根部 a 直角状のカド部 b 円弧状のアール部 17 角穴
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−38760(JP,U) 実開 昭61−19547(JP,U) 実開 平2−27093(JP,U) 実開 昭62−163690(JP,U) 実公 昭46−34590(JP,Y1) 実公 昭49−2568(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 59/00 - 59/06 F15L 55/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管端に被せられる有底筒状のキャップ本
    体と,このキャップ本体の内部中央に固定された板ばね
    取付柱と,半径方向の先端縁が管の内面に接触する長さ
    で放射状に配された複数の羽根部を持ち,中心部が前記
    板ばね取付柱の先端部に回転および管長手方向の移動が
    ないように固定された放射状板ばねとからなるととも
    に,前記放射状板ばねの各羽根部の先端縁の形状が,円
    周方向の片側隅部に直角状のカド部を持ち他側隅部に円
    弧状のアール部を持つ形状であることを特徴とする管端
    用キャップ。
  2. 【請求項2】 前記板ばね取付柱を角柱状に形成すると
    ともにその先端近傍に鍔部を設け,前記放射状板ばねの
    中心部に前記板ばね取付柱の先端側部分に嵌合する角穴
    を設け,前記板ばね取付柱に嵌合した放射状板ばねを前
    記鍔部に押し付け固定する板ばね押さえを設けたことを
    特徴とする請求項1記載の管端用キャップ。
  3. 【請求項3】 前記板ばね押さえは,前記放射状板ばね
    を鍔部に押し付けるための押さえ部と,角筒状の板ばね
    取付柱の壁部にあけた係合用穴に内側から係合する複数
    の爪を備えたことを特徴とする請求項2記載の管端用キ
    ャップ。
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