JPH0637965Y2 - 管端用キャップ - Google Patents

管端用キャップ

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JPH0637965Y2
JPH0637965Y2 JP1989099752U JP9975289U JPH0637965Y2 JP H0637965 Y2 JPH0637965 Y2 JP H0637965Y2 JP 1989099752 U JP1989099752 U JP 1989099752U JP 9975289 U JP9975289 U JP 9975289U JP H0637965 Y2 JPH0637965 Y2 JP H0637965Y2
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正孝 村田
功 辻井
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日鐵建材工業株式会社
株式会社平田商店
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、管の端部の開口を塞ぐ管端用キャップに関
する。
[従来の技術] 例えば、道路用フェンス等の支柱の横桟に鋼管を用いた
場合、通常、支柱の頂部や横桟の両端等の開放された管
端(管の端部)にキャップを取り付けて、管端の開口を
塞ぐことが行われる。この種のキャップは通常、溶接に
より管に固定されるが、煩雑なこの溶接作業を不要とす
るために、従来、第8図、第9図に示すように管Pの端
部に被せられるキャップ本体1の内面中央に軸2を垂直
に固定し、この軸2に放射状に配された複数の羽根部3a
を持つ放射状板ばね3を取り付けた構造のキャップが用
いられている。
このキャップ4を管端に押し込むと、放射状板ばね3の
各羽根部3aの周縁が管Pの内壁に圧着して抜け止めが図
られることになる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来の管端用キャップ4では、放射状板ば
ね3を単に軸2の先端に取り付けているのみであり、羽
根部3aが管端方向および奥方のいずれの方向にも同様に
たわみ得るので、キャップにこれを外す方向の力が加わ
った時、各羽根部3aが管端方向に凸の湾曲形状にたわ
み、(すなわち、第8図の湾曲と逆の湾曲をし)、これ
により放射状板ばね3が管端側に移動し易くなり、キャ
ップ4が外れ易くなる。
なお、放射状板ばね3の形状をあらかじめ図示のように
管端方向に凹の湾曲した形状としたものもあり、これに
より、羽根部3aが逆向きに湾曲することを防ぐ効果が得
られるが、やはり羽根部3aが管端方向および奥方のいず
れの方向にもたわみ得るので、キャップの外れ防止とし
て必ずしも確実ではない。また、放射状板ばね3の羽根
部3aを、湾曲した形状とし、かつ管Pの内径に合った適
切な長さに設定することは必ずしも容易でない、という
問題もある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、管端への
装着が容易であり、かつ、確実な外れ防止が図られる管
端用キャップを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決する本考案は、管端に被せられるキャッ
プ本体と、このキャップ本体の内面中央に垂直に固定さ
れた軸と、周縁が管の内壁に接触する長さで放射状に配
された複数の羽根部を持ち、中心部が前記軸に取り付け
られた放射状板ばねと、前記軸の先端に取り付けられ、
前記放射状板ばねのキャップ本体側と反対側の面を,前
記軸に受け止められる中心部の径dより大きな径Dの範
囲で,かつ,放射状板ばねの羽根部の周縁近傍のみがは
み出る態様で受ける受け部材とを備えた管端用キャップ
である。
[作用] 上記構成の管端用キャップの放射状板ばね部分を管内に
押し込むと、その放射状板ばねの羽根部の周縁が管の内
壁に接触し管端方向に向かって凹の湾曲形状に若干たわ
みながらスムーズに内部に移動し、キャップ本体が管端
の開口を塞ぐ。この動作に際には,軸に受け止められる
のは小さな径dの中心部だけなので放射状板ばねの羽根
部が管端側にたわむことに対する制約はない。
管端に取り付けられた管端用キャップに引き抜き力が加
わった場合、放射状板ばねの各羽根部は管の奥方に向か
って凹の湾曲形状にたわもうとする。しかし、受け部材
が放射状板ばねの羽根部を前記中心部の径dと比べて十
分大きな径Dの範囲で受け止めるので、つまり、放射状
板ばねの羽根部の周縁の近傍まで受け止めるので,各羽
根部のたわみ可能な部分の長さが短く、羽根部のたわみ
が制限される。したがって、各羽根部の周縁と管内壁と
の間の圧着力が弱まることは防止され、確実な外れ防止
が図られる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図〜第7図を参照して説明
する。
第1図は本考案の一実施例の管端用キャップ10を丸管P
の管端に取り付けた状態の断面図、第2図は第1図にお
けるII〜II線断面図、第3図は組み立て工程段階の分解
斜視図である。
管端用キャップ10は、管端に被ぶせられるキャップ本体
12とこのキャップ本体12の内面中央に垂直に固定された
軸13と、放射状に配された例えば十字形をなす4枚の羽
根部14aを持ち中心部が前記軸13に取り付けられたステ
ンレス等による放射状板ばね14と、軸13の先端に取り付
けられ、前記放射状板ばね14のキャップ本体12側と反対
側の面を受ける受け部分15とからなっている。前記羽根
部14aは若干たわんだ状態でも周縁が管Pの内壁に接触
する長さであり、前記受け部材15は,前記軸13の径d
(すなわち放射状板ばね14が軸13に受け止められる中心
部の径)より十分大きく,放射状板ばね14の羽根部14a
の周縁近傍のみがはみ出るような径Dの円形とされてい
る。実施例では、軸13と一体のキャップ本体12、および
受け部分15はポリエチレンなどによるプラスチック成形
品を用いている。
第3図に示すように、組み立て前の軸13は、放射状板ば
ね14の中心穴14bに挿通される小径部13aと中心穴14bよ
り十分大きな大径部13bとの段付き形状とされている。
また、受け部分15は、管Pの内径より小さく、中心部に
前記軸13の小径部13aを挿通させる穴15aを持ち、また、
放射状板ばね14の回り止めを図るための円弧状突片15b
を4カ所に設けて、この突片15b間に羽根部14aを嵌合さ
せる切り欠き部15cを形成している。
前記軸13およびキャップ本体12と放射状板ばね14と受け
部分15とを一体に組み立てる場合、放射状板ばね14の4
つの羽根部14aを受け部分15の前記切り欠き部15cに嵌合
させ、軸3の小径部13aを放射状板ばね14の中心穴14bお
よび受け部分15の穴15aに通し、穴15aから突出した小径
部13aの先端を加熱軟化させて押し潰す熱カシメにより
一体化させる。
上記構成の管端用キャップ10を管端に装着する場合、放
射状板ばね14部分を管内に押し込むと、その放射状板ば
ね14の羽根部14aの周縁が管Pの内壁に接触し管端側に
向かって凹の湾曲で若干たわみながらスムーズに内部に
移動し、第1図のように、キャップ本体12が管端の開口
を塞ぐ。この場合、放射状板ばね14の羽根部14aが管端
側にたわむことに対する制約はない。
上記のようにして管端に取り付けられた管端用キャップ
10に引き抜き力(第1図で右向きの力)が加わった場
合、放射状板ばね14の各羽根部14aは管Pの奥方(第1
図で左方)に向かって凹の湾曲形状にたわもうとする。
しかし、受け部分15が放射状板ばね14の羽根部14aの周
縁の近傍まで受け止められるので、各羽根部14aのたわ
み可能な部分の長さが著しく短く、羽根部14aはほとん
どたわまない。したがって、各羽根部14aの周縁と管内
壁との間の圧着力が弱まることは防止され、確実な外れ
防止が図られる。
なお、実施例の放射状板ばね14の羽根部14aは、管端に
装着する前の形状はフラットである(湾曲していない)
が、あらかじめ管端方向に凹に湾曲した形成としておく
ことも可能である。この場合においても受け部分15は前
述と同様に機能するから、羽根部をあらかじめ湾曲させ
て、引き抜き力が加わった時の羽根部の管内壁に対する
圧着力を強くした効果が確実になる。
本考案の管端用キャップ10は、内面に凹凸のない単なる
管に堅固に装着できる点で使用価値が高いが、第4図に
示すように、管Pの内面に周方向の溝21を設け、管端用
キャップを管Pに装着した時に羽根部14aが前記溝21に
嵌合するような使用方法も可能である。これにより、抜
け止め防止は一層確実となる。また、第5図に示すよう
に、嵌合Pの内面に周方向の突起22を設けても、同様に
抜け止めが一層確実となる。
なお、放射状板ばね14の羽根14aの数については、実施
例のごとき4枚のものに限らず、2枚以上の種々の場合
が考えられる。
また、実施例では、熱カシメにより軸13に放射状板ばね
14および受け部分15を固定しているが、軸13の先端面に
ねじ穴を設け、このねじ穴にねじ込んだねじで放射状板
ばね14および受け部分15を締め付け固定する方法を採用
してもよい。
また、実施例では、軸13・キャップ本体12および受け部
分15をプラスチックで形成しているが、金属材を用いる
ことも当然可能である。
また、方向の管端用キャップは、道路用フェンスなどの
支柱や横桟などに用いる管に限らず、管端の開口を塞ぐ
ために用いるものであればいかなる管でもよい。
さらに、管の断面形状についても丸管に限らず角形管に
も適応可能である。第6図、第7図に角形管用の管端用
キャップ20の一実施例を示す。
各部の構成は第1図〜第3図に示した丸管の場合と基本
的には同じなので、各部に同一の符号を付して示すが、
角形管用の場合は、キャップ本体12の形状を角形管の断
面に合わせて四角形にし、また、放射状板ばね14の各羽
根部14aの周縁は、角形管の平坦な内壁面に対応して直
線状にする。受け部分15の形状については、限らずしも
角形にする必要はない。
また、角形管用の管端用キャップの場合、放射状板ばね
14の4つの羽根部14aを角形管内壁のコーナ部にそれぞ
れ当てる構成とすることもできる。これにより放射状板
ばねが安定して管内壁に係合する。
また、管の断面形状は三角形でも当然適用可能である。
[考案の効果] 本考案の管端用キャップは上記の通り構成されているの
で、溶接などを必要とせずに管端に容易に装着すること
ができ、そして、管端に一旦取り付けられた後は、放射
状板ばねの各羽根部が管の奥方に凹の湾曲形状にたわむ
ことが受け部材により防止されるので、放射状板ばねの
管内壁にたいする圧着力が弱まることがなく、キャップ
の外れ防止が確実に図られる、という効果を奏する。
また、放射状板ばねの各羽根部をあらかじめ湾曲させて
おくことを必要としないので、放射状板ばねの製作が容
易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す管端用キャップの断面
図、第2図は第1図におけるII-II線断面図、第3図は
組み立て工程段階の分解斜視図、第4図は管側に溝を設
けた使用例を示す要部拡大断面図、第5図は管側に突起
を設けた使用例を示す要部拡大断面図、第6図は角形管
に適応した管端用キャップの断面図、第7図は第6図に
おけるVII-VII線断面図、第8図は従来の管端用キャッ
プの断面図、第9図は第8図におけるIX-IX線断面図で
ある。 10,20…管端用キャップ、12…キャップ本体、13…軸、1
3a…小径部、13b…大径部、14…放射状板ばね、14a…羽
根部、15…受け部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管端に被せられるキャップ本体と,このキ
    ャップ本体の内面中央に垂直に固定された軸と,周縁が
    管の内側に接触する長さで放射状に配された複数の羽根
    部を持ち,中心部が前記軸に取り付けられた放射状板ば
    ねと,前記軸の先端に取り付けられ,前記放射状板ばね
    のキャップ本体側と反対側の面を,前記軸に受け止めら
    れる中心部の径dより大きな径Dの範囲で,かつ,放射
    状板ばねの羽根部の周縁近傍のみがはみ出る態様で受け
    る受け部材とを備えたことを特徴とする管端用キャッ
    プ。
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JPS59123792U (ja) * 1983-02-08 1984-08-20 株式会社カクユ− パイプ材の端部閉塞具
JPS6119547U (ja) * 1984-07-11 1986-02-04 積水樹脂株式会社 パイプ開口端部の保護キヤツプ

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