JP3214950U - 二段式背圧触媒コンバータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ハニカム担体の圧力と温度を低下させてタービンブレードを破損せず、排気効率を改善する二段式背圧触媒コンバータを提供する。【解決手段】二段式背圧触媒コンバータは、本体10、テールチューブ40及びハニカム担体20を有する。ハニカム担体は本体内に堅固に取り付けられ、吸気開口に対して比較的近接する第1のセクション21及び排気開口に対して比較的近接する第2のセクション22を有する。第1のセクションの開孔の密度は第2のセクションの開孔の密度よりも高い。このため、第1のセクションを通過するとき廃ガスは膨張に十分なスペースを有し、よって圧力及び温度がともに低下し、背圧や押し戻しの問題が解決される。テールチューブは本体内に堅固に取り付けられてバッフル42を形成する。廃ガスはハニカム担体を通過した後にバッフルに当たって乱流を発生させ、ガスを減速させてガスを貴金属被膜と完全に反応させることができる。【選択図】図2
Description
本考案は、内燃機関の排気管の触媒コンバータに関し、特に車両用触媒コンバータに係わる。
触媒コンバータは、排気管内に装着される装置であり、触媒としてプラチナ、パラジウム、ロジウムなどの貴金属被膜を採用し、触媒機構により有毒ガスを低減する。有毒ガスを完全に変換させるために、先行技術は一般的にハニカム担体を使用して表面積を増加させて反応を完了させる。
従来から、触媒コンバータは、本体及びハニカム担体と組み合わされている。本体は、任意の形状とすることができる中空のチューブであり、ハニカム担体は本体に装着されている。ハニカム担体の断面は高密度格子型構造であり、前述の貴金属被膜はハニカム担体の開孔の壁に着膜される。
前述のハニカム担体の開孔の密度は各開孔の何所においても一定であり、一般的には1000〜1200cpsi(セル/平方インチ)である。このような高密度構造は以下のような欠点がある。
第1に、有毒ガスは開孔の高密度のためにハニカム担体を遅速で通過し、一方、この間にエンジンはまだ排気しており、それで背圧が発生し、ガスを押し戻すことさえある。よって、タービンブレードはガスの遅速流速度の結果である増加圧力によって生じる高温に因り破壊される。
第2に、上述の背圧は、低速での排気効率を低下させ、エンジンの出力効率に影響し、一方、この間にエンジンはまだ高速で作動している。
この欠点を解消するために、本考案は二段式背圧触媒コンバータを提供して、上述の問題を緩和又は回避せんとする。
本考案の主目的は担体の圧力及び温度を低下することができる二段式背圧触媒コンバータを提供することであり、よって高温に因りタービンブレードが破損されず、かつ排気効率が改善されるようにする。
二段式背圧触媒コンバータは本体、テールチューブ及びハニカム担体を備える。本体は中空であり、吸気開口及び排気開口を有する。テールチューブは本体の排気開口内に堅固に取り付けられ、かつ本体内に取り付けられて本体内にバッフルを形成する。ハニカム担体は本体内に堅固に取り付けられ、互いに接続される第1のセクション(前段)及び第2のセクション(後段)を有する。第1のセクションは第2のセクションに対して吸気開口に近接して配置され、第2のセクションは第1のセクションに対して排気開口に近接して配置される。第1のセクション及び第2のセクションはそれぞれ複数の開孔を有する。第1のセクションの開孔の密度は第2のセクションの開孔の密度よりも高い。
ハニカム担体は異なる密度の第1のセクション及び第2のセクションを有し、第1のセクションの開孔の密度は第2のセクションの開孔の密度よりも高い。したがって、廃ガスは圧力を低下しながら膨張させるのに十分な空間を有し、これにより背圧及び押し戻しガスの問題を解決し、第1のセクションに蓄積された圧力を解放する。さらに、本体内に取り付けられるテールチューブによって形成されるバッフルは有毒ガスが第2のセクションを通過するときに乱流を生成し、よって有毒ガスが第2のセクションに滞留して完全に変換されるのを可能にする。
本考案の他の目的、利点及び新規な特長は以下の詳細な説明から図面と併せて参照すれば一層明らかとなる。
以下、本考案にしたがう触媒コンバータをその好ましい実施例について図面を参照して詳述する。
図1及び図2を参照するに、本考案にしたがう二段式背圧触媒コンバータは本体10と、ハニカム担体20と、接続チューブ30と、テールチューブ40とを備える。
本体10は中空であり、吸気開口及び排気開口を有する。好ましい実施例において、本体10は互いに順次接続される膨張セクション11、担体セクション12及びテーパーセクション13をさらに備える。膨張セクション11の開口部は上記の吸気開口であり、膨張セクション11の内径は吸気開口から担体セクション12に向かって漸次増大する。テーパーセクション13の開口は上記の排気開口であり、テーパーセクション13の内径は担体セクション12から排気開口に向かって漸次減少する。しかしながら、本体10の内径は膨張セクション11及びテーパーセクション13がなくても実施可能であるのでこれに限定されることはなく、本体10の内径は吸気開口から排気開口まで同じ大きさである。
ハニカム担体20は本体10の内壁に堅固に取り付けられている。具体的には、ハニカム担体20は本体10の担体セクション12の内壁上に堅固に取り付けられている。ハニカム担体20は互いに接続された第1のセクション(前段)21及び第2のセクション(後段)22を有する。第1のセクション21は第2のセクション22に対して吸気開口に近接して配置され、第2のセクション22は第1のセクション21に対して排気開口に近接して配置される。図2及び図3を参照するに、第1のセクション21及び第2のセクション22はそれぞれ複数の開孔211、221を有し、第1のセクション21の開孔211の密度は第2のセクション22の開孔221の密度よりも高い。
好ましい実施例において、第1のセクション21の開孔211の密度は100〜150cpsi、好ましくは100cpsiである。第2のセクション22の開孔221の密度は60〜100cpsi、好ましくは60cpsiである。しかしながら、開孔211、221の密度は上記の範囲及び値に限定されるものではない。
さらに、好ましい実施例において、ハニカム担体20の第1のセクション21の長さは好ましくは第2のセクション22の長さより短いが、これに限定されない。別法として、第1のセクション21の長さ及び第2のセクション22の長さは同等とすることができ又は第1のセクション21の長さは第2のセクション22の長さよりも長くてもよい。
さらに、有毒ガスを還元するための触媒としての貴金属被膜が第1のセクション21の開孔211の内壁上及び第2のセクション22の開孔221の内壁上に着膜される。好ましい実施例において、貴金属被膜は白金、パラジウム又はロジウムで作成されるが、これらに限定されない。また、本考案における開孔211、221の総表面積は従来のハニカム担体の全表面積よりも小さい。何故なら、第1のセクション21の開孔211の密度及び第2のセクション22の開孔221の密度は従来のハニカム担体の密度よりも小さいからである。したがって、開孔211、221の内壁上の貴金属被膜の濃度はより高いので従来のハニカム担体と同じ触媒効率を達成することができる。
接続チューブ30はエンジンの排気開口に接続され、本体10の吸気開口に連通している。具体的には、接続チューブ30は膨張セクション11に堅固に取り付けられているが、これに限定されるものではなく、接続チューブ30及び膨張セクション11は突合せ継手又は他の任意の手段によって接続することもできる。また、接続チューブ30の壁を貫通して取付開孔31が形成されて酸素センサを取り付けることができる。
テールチューブ40は本体10の排気開口に堅固に取り付けられ、外部環境と連通している。具体的には、テールチューブ40は本体10のテーパーセクション13内に堅固に取り付けられている。テーパーセクション13の内径はテールチューブ40の外径よりも大きいので、テーパーセクション13内に取り付けられるテールチューブ40の一部はバッフル42を形成している。また、テールチューブ40の壁を貫通して取付開孔41が形成されて酸素センサを取り付けることができる。さらに、図1を参照するに、好ましい実施例において、テールチューブ40は直線チューブであることが好ましいが、これに限定されるものではない。第2の実施例において、図5を参照するに、テールチューブ40Aは上向きに湾曲したチューブであってもよい。
使用にあたり、本考案の二段式背圧触媒コンバータは排気管の中間部又は端部に取り付けられる。図4を参照するに、エンジンが作動しているとき、有毒ガスは接続チューブ30から本体10内に流入し、その後第1のセクション21に進入し、本体10の膨張セクション11を通過した後の最初の時間に変換される。開孔211の密度が高く、開孔211の直径が小さいため、第1のセクション21内におけるガスの流速が遅い。第1のセクション21を通過した後、ガスは第2のセクション22に進入し、ここで開孔221の直径はより大きくて第2の変換を行なう。このとき、ガスの流速は、第1のセクション21において起こる第1の変換の流速に比べて速い。ガスが第2のセクション22を通過した後、本体10の内壁に比較的近傍のガスはテーパーセクション13の内壁に沿って流れ、テーパーセクション13内に取り付けられたテールチューブ40の一部によって形成されるバッフル42に衝突し、それでバッフル42の近傍で乱流が発生する。乱気流はガスの流れを減速させ、次いでガスは第2のセクション22に長く滞留して、ガスが変換される時間を延長する。このすべての後、ガスはテールチューブ40を通過し、外部環境に排出される。また、本体10がテーパーセクション13を有しておらず、本体10の内径が一定の大きさであるとしても、ガスは本体10の内壁に沿って流れてバッフル42に衝突し、乱気流を発生させる。
本考案の二段式背圧触媒コンバータが使用されるとき、第1のセクション21を通過して変換された廃ガスは比較的大きな直径の開孔を有する第2のセクション22に進入する。より大きな開孔は廃ガスによって圧力を解放し、流速を増加させ、背圧を低減し、低速での排出効率を高め、タービンブレードが高温によって破壊されるのを回避する目的を達成する。さらに、本考案の開孔の密度は従来技術の開孔の密度よりも低いので、本考案はより効率的に圧力を低減することができる。
本考案の幾つかの特徴及び利点が上記の説明において考案の構造及び特徴の細部と共に記載したが、この開示は単なる例示である。その変更は、特に部品の形状、サイズ及び配置の問題において実用新案登録請求の範囲が表明する用語の広い一般的な意味によって示される全範囲に亘り本考案の原理内で詳細に実行できる。
10・・・本体
11・・・膨張セクション
12・・・担体セクション
13・・・テーパーセクション
20・・・ハニカム担体
21・・・第1のセクション(前段)
22・・・第2のセクション(後段)
211、221・・・開孔
30・・・接続チューブ
31、41・・・取付開孔
40、40A・・・テールチューブ
42・・・バッフル
11・・・膨張セクション
12・・・担体セクション
13・・・テーパーセクション
20・・・ハニカム担体
21・・・第1のセクション(前段)
22・・・第2のセクション(後段)
211、221・・・開孔
30・・・接続チューブ
31、41・・・取付開孔
40、40A・・・テールチューブ
42・・・バッフル
Claims (7)
- 中空である本体を備え、前記本体は
吸気開口と、
排気開口とを有し、
前記本体の前記排気開口内に堅固に取り付けられ、前記本体内に取り付けられて本体内にバッフルを形成するテールチューブと、
前記本体内に堅固に取り付けられ、互いに接続される第1のセクション及び第2のセクションを有するハニカム担体とを備え、
前記第1のセクションは前記第2のセクションに対して前記吸気開口に近接して配置され、前記第2のセクションは前記第1のセクションに対して前記排気開口に近接して配置され、
前記第1のセクション及び前記第2のセクションはそれぞれ複数の開孔を有し、前記第1のセクションの前記開孔の密度は前記第2のセクションの前記開孔の密度よりも高いことを特徴とする二段式背圧触媒コンバータ。 - 前記第1のセクションの長さは前記第2のセクションの長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の二段式背圧触媒コンバータ。
- 前記第1のセクションの前記開孔の密度は100〜150cpsiであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の二段式背圧触媒コンバータ。
- 前記第1のセクションの前記開孔の密度は100cpsiであることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載の二段式背圧触媒コンバータ。
- 前記第2のセクションの前記開孔の密度は60〜100cpsiであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の二段式背圧触媒コンバータ。
- 前記第2のセクションの前記開孔の密度は60cpsiであることを特徴とする請求項5記載の二段式背圧触媒コンバータ。
- 前記本体は、
担体セクションを有し、前記ハニカム担体は前記担体セクションに取り付けられ、前記本体は、
前記担体セクションに接続されるテーパーセクションを有し、前記排気開口は前記テーパーセクション上に形成され、前記テールチューブは前記テーパーセクション内に取り付けられ、
前記テーパーセクションの内径は前記担体セクションから前記排気開口に向かって漸次減少することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の二段式背圧触媒コンバータ。
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2017
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