JP3214836B2 - 高純度シリコン及び高純度チタンの製造法 - Google Patents

高純度シリコン及び高純度チタンの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高純度シリコン及
び高純度チタンの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高純度シリコンは半導体や太陽電池等の
製造に不可欠の材料であり、その製造法として従来はジ
ーメンス法と呼ばれるSiHCl3 の高温還元析出法が
主流であった。しかしこの方法は多くのコストがかかる
ため、コストダウンを図る目的で、粗SiとCl2 から
得られたSiCl4 の亜鉛還元法やナトリウム還元法が
検討されている。特にSiCl4 のナトリウム還元法は
反応し易く、SiHCl3 に比較して取り扱いの危険性
が少ない点で有利であると考えられる。このSiCl4
のナトリウム還元法には、高温法、中温法、低温法の3
種類の方法がある。しかし何れの方法にも、下記のよう
な問題があった。
【0003】高温法 高温法は、SiCl4 とNaをNaClの沸点以上、S
iの融点以上である1500〜2000℃の気相(Na
蒸気、SiCl4 ガス、アルゴン中)で反応させる方法
である。溶融Siを回収し、反応NaClは廃棄するか
Na製造装置へ送られる。しかし、高温法はエネルギー
コストが高く、気相のために生成Siが細かくまたO2
などの不純物が多く、原料歩留りが悪いという問題があ
った。
【0004】中温法 中温法は、SiCl4 とNaとを900〜1000℃の
Naの沸点以上で反応させる方法であり、Naを加熱蒸
発し、SiCl4 ガスと反応させる。この方法によれ
ば、NaClの融点である800℃以上の溶融塩中に細
かいSiが分散した混合物が生成されるが、SiとNa
Clとは比重が近似しており分離が難しいために、通常
は水でNaClを溶解してSiを回収する。しかし回収
されたSiは細かくて表面積が大きく、不純物が多い欠
点があるうえ、分離・回収の歩留りも悪いという問題が
ある。また、水に溶けたNaClを乾燥溶融して電解
し、Naを回収するのにエネルギーコストがかかるとい
う問題もあり、NaCl水溶液は廃棄処分されている。
【0005】低温法 低温法は、200℃以上800℃以下の液体Na中で、
もしくは液体Naを反応槽に注入しながらSiCl4
スと反応させる方法である。この方法では固体のNaC
lとSiとの混合物が得られるが、Siの分離回収に付
いては中温法と同じ問題がある。
【0006】更に上記したNaClとSiの分離性の問
題以外に、SiCl4 のナトリウム還元法には高温法、
中温法、低温法に共通して下記の欠点があった。 いずれの反応によってもSiの微粉しか得られず、
不純物が多く歩留りが悪い。 純度の高いNaはコストが高い。 Naはいわゆるダウンズ法と呼ばれるNaCl−C
aCl2 の溶融塩電解によって得られるが、電力原単位
が大きく、Ca等の不純物の多い欠点がある。 Naを製造工場から移送する場合にも、あるいは自
ら製造する場合にも、Naの取り扱いに熟知した人とそ
のための特別な設備が必要となる。 Naを専用に取り扱うには、安全設備等、多大な設
備投資が必要となる。
【0007】一方、高純度チタンの製造法としては、従
来からTiCl4 のナトリウム還元法が知られている。
この方法は、約900℃の圧力容器中にTiCl 4 とN
aとを封じ反応させ、長時間をかけてTi粒の成長を図
るもので、生成したTi粒をNaClから分離して回収
するには、水や水蒸気によりNaClを溶解させる方法
が取られている。
【0008】しかしこのTiCl4 のNa還元法にも、
下記のような問題があった。 純度の高いNaのコストが高く、競合プロセスであ
るTiCl4 のMg還元法(クロール法)に太刀打ちで
きず、実用化された工場も廃棄に至っている。 生成するTiは細かく、Ti原料として真空溶解し
にくいものであると同時に、不純物が多く歩留りも悪
い。 Siと異なりTiとNaClとは比重差があるが、
Tiの粒子が細かいことと溶融塩の付着性から溶融Na
Clからの分離は難しい。比重差分離を行っても結局歩
留りが悪く、不純物の多いものしか得られない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、原料として純度の高いNaを必要
とせず、また生成物の分離を従来よりも低コストで行う
ことができる高純度シリコン及び高純度チタンの製造法
を提供するためになされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の高純度シリコンの製造法は、βア
ルミナ質の隔壁を備えた電解槽内で、NaClと、Na
Clよりも低融点の金属塩またはNaClよりも低融点
の溶融塩を形成する複合金属塩との混合物を電気分解
し、陰極側に移動させたNaをSiCl4 ガスと反応さ
せて高純度の金属Siを生成させることを特徴とするも
のである。また本発明の高純度チタンの製造法は、βア
ルミナ質の隔壁を備えた電解槽内で、NaClと、Na
Clよりも低融点の金属塩またはNaClよりも低融点
の溶融塩を形成する複合金属塩との混合物を電気分解
し、陰極側に移動させたNaをTiCl4 ガスと反応さ
せて高純度の金属Tiを生成させることを特徴とするも
のである。
【0011】このように本発明によれば、βアルミナ質
の隔壁を備えた電解槽内でNaClと、NaClよりも
低融点の金属塩またはNaClよりも低融点の溶融塩を
形成する複合金属塩との混合物を電気分解することによ
り、不純物を全く含まないNaイオンのみを陰極側に移
動させ、SiCl4 やTiCl4 と反応させて高純度シ
リコンや高純度チタンを製造することができる。従って
従来のような純度の高いNaを必要としない。また陰極
側にSiやTiとNaClが生成されるが、NaCl
と、NaClよりも低融点の金属塩またはNaClより
も低融点の溶融塩を形成する複合金属塩との混合物を用
いることにより溶融塩の粘性を低め、SiやTiとの融
点の差を利用したろ過による固液分離法により、目的と
するSiやTiを従来のような高い分離コストを必要と
せず容易に取り出すことができる。以下に本発明の好ま
しい実施形態を示す。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は本発明
の第1の実施形態を示す図である。1は電解槽であり、
その内部はNaイオンのみを透過させる固体電解質であ
るβアルミナ質の隔壁2により、陽極室3と陰極室4と
に区画されている。陽極室3には陽極5が、また陰極室
4には陰極6が設けられている。
【0013】電解槽1内には、NaClと、NaClよ
りも低融点の金属塩またはNaClよりも低融点の溶融
塩を形成する複合金属塩との混合物が充填されており、
陽極5と陰極6間に直流電圧を加えることによりNaC
lの電気分解を行う。βアルミナ質の隔壁2は上記した
ようにNaイオンのみを透過させる性質を持つため、N
aは陰極室4に移動する。
【0014】このようにNaClを溶融塩の状態で電気
分解するのは、Na生成の電力原単位が小さいためであ
る。しかし、βアルミナの耐熱性を考慮すると溶融塩の
温度はできるだけ低温であることが好ましく、また容器
材料からの不純物の混入を考慮しても低温が好ましい。
従って、本発明ではNaClの単体にNaClよりも低
融点の金属塩、又はNaClよりも低融点の溶融塩を形
成する複合金属塩を添加して融点を下げる。この目的
で、陽極室3にはNaCl−ZnCl 2 、NaCl−K
Cl、NaCl−AlCl3 、NaCl−LiCl、N
aCl−BaCl2 、NaCl−MgCl2 、NaCl
−BeCl2 などを充填することが好ましい。また陰極
室4にはNaCl−KCl、NaCl−LiCl、Na
Cl−MgCl2 、NaCl−ZnCl2 、NaCl−
BaCl2 、NaCl−BeCl2 などを充填すること
が好ましい。これらの金属塩を用いることにより、溶融
塩の温度を350℃以下とすることができ、特にNaC
l−ZnCl2 を用いれば250℃まで下げることがで
きる。
【0015】上記のように、電気分解によって純粋なN
aイオンのみがβアルミナ質の隔壁2を介して陰極室4
に移動するので、このNaをSiCl4 ガスと反応させ
て高純度のSiを生成させる。SiCl4 ガスは陰極室
4に直接吹き込んでも、あるいはNaを別の反応槽に移
送したうえでSiCl4 ガスを吹き込んでもよい。この
結果、SiCl4 がNaにより還元されて、細粒状の高
純度シリコンがNaClとともに生成される。
【0016】この結果、融点が1414℃であるSi粒
子がNaClを含む溶融塩中に分散した状態の生成物が
得られるので、フィルタ7による固液分離を行えば目的
とするSiを容易に取り出すことができる。またSiが
除去された後の溶融塩は高温のまま陽極室3に戻せばよ
いので、従来のように多くのエネルギーは不要となり、
高い分離コストを必要とせずに高純度シリコンを分離す
ることができる。
【0017】(第2の実施形態)図2に示す第2の実施
形態は、電解槽1の陽極室3には第1の実施形態と同様
にNaCl−ZnCl2 、NaCl−KCl、NaCl
−AlCl3 、NaCl−LiCl、NaCl−MgC
2 、NaCl−BaCl2 、NaCl−BeCl2
どを充填するが、陰極室4には溶融金属を充填する。こ
の溶融金属としては低融点であり、しかも金属間化合物
を作りにくいか作っても分解され易い金属を選択する。
具体的には、Pb、Sn、Bi、In、Ga、Zn、A
l、Cd及びこれらの合金が好ましい。またNaでもよ
い。
【0018】第2の実施形態においても、電気分解によ
って純粋なNaイオンのみがβアルミナ質の隔壁2を介
して陰極室4に移動し、SiCl4 ガスとの接触により
高純度シリコンがNaClとともに生成される。これら
の生成物を含む溶融金属は分離槽8で比重差を利用して
分離され、陰極室4に戻される。一方、生成物は水蒸気
分離槽9でNaClを水に溶かし、高純度シリコンを分
離することができる。当然のことながら、図3に示すよ
うにNaClとSiとの混合粉にZnCl2 等のNaC
lと低融点合金を形成する金属塩を添加して、フィルタ
7により分離することもできる。
【0019】本法の溶融金属を使う利点は下記の通りで
ある。 Naは溶融金属中にほぼ均一に溶解しているので、
SiCl4 との反応効率が高く、適度な反応速度が得ら
れる。(これに対して溶融塩の場合には、Naが溶融塩
の上部に浮上した液体相になっており、そこに吹き込ま
れたSiCl4が反応するために急激な反応を起こすと
ともに、未反応のSiCl4 量が多くなる。 溶融金属は粘性も低く、電気伝導度も高いので、機
械的ポンプや不純物の入りにくい電磁ポンプで容易に移
送でき、連続化が容易となる。 金属相中で生成したSiは、NaClよりは金属と
の親和性がありNaClと分離し易いだけでなく、Si
粒子が低温反応の割に成長し易い。
【0020】このことから、図4に示すようにSiを含
む溶融金属を電解槽1とは別の成長槽12に電磁ポンプ
等により移送し、Siを成長させたあとでSiを回収す
る方法も考えられる。電解槽1は容器や電極材料による
不純物混入の点から温度を高くしにくいが、成長槽12
では材料を選んで高温化でき、Naの沸点以上での成長
も可能で、かつNaClの蒸発分離さえも容易となる。
【0021】図4の方法では、SiCl4 をNa還元し
た陰極室4の溶融金属と生成したSiとNaClを成長
槽12である真空溶解炉に送り、高周波加熱コイルによ
り例えば1500℃で加熱する。その結果、溶融金属層
(例えばGa)と溶解Si層ができ、NaClはガスと
して飛散するので高純度金属Siにインゴットが容易に
得られる。なお、溶融金属にCdやZnを用いると金属
Siのみが得られる。真空溶解炉として水冷銅ルツボに
よる高周波誘導部でコールドクルシブルといわれるもの
を使用すると、不純物の混入が少なくなる。
【0022】(第3の実施形態)上記した第1及び第2
の実施形態では外部からSiCl4 ガスを供給したが、
図5に示す第3の実施形態では電解槽1の陽極5として
粗なSiを用い、陽極側に生成したClを陽極5のSi
と反応させてSiCl4 を生成させる。陽極室3には第
1の実施形態と同様にNaCl−ZnCl2 、NaCl
−KCl、NaCl−AlCl3 、NaCl−LiC
l、NaCl−MgCl2 、NaCl−BaCl2 、N
aCl−BeCl2 などを充填し、陰極室4には第1の
実施形態と同じ溶融塩または第2の実施形態と同じ溶融
金属を充填する。
【0023】生成されたSiCl4 ガスは精製されたう
えで反応槽10に送り込まれ、陰極室4から移送された
Naと反応して高純度シリコンが生成される。このよう
に第3の実施形態によれば粗Siを陽極5として用い、
電気分解により陽極室3に移動するClと反応させて系
内においてSiCl4 ガスを生成することができる。従
って、粗Siを別装置(一般的には流動床反応層)でS
iCl4 を、エネルギーをかけて作る必要はない。なお
後述するTiの場合にはTi電極を使う方法もあるが、
粗Siとは異なりコストアップになるので好ましくな
い。
【0024】図5には、反応槽10で生成されたSiを
分離するための2通りの方法が図示されている。第1の
方法は反応槽10の金属もしくは合金と生成したSiと
NaClをフィルタ7に循環し、ろ過により高純度シリ
コンとNaClを金属もしくは合金と分離する方法であ
る。この方法は比較的低温で実施できる利点がある。第
2の方法は、反応槽10の生成物にZnCl2 を添加
し、NaClの融点を下げたうえで分離槽11で350
℃程度の温度で溶融し、高純度シリコンのみを分離する
方法である。このとき分離槽11で生成されるZnCl
2 とNaClは、電解槽1の陽極室3に戻せばよい。
【0025】(第4の実施形態)以上に高純度シリコン
の製造法を説明したが、高純度チタンも全く同様の方法
で製造することができる。図6に示す第4の実施形態
は、前記の高純度シリコンに関する第2の実施形態に対
応するものであり、電解槽1の陽極室3には第2の実施
形態と同様にNaCl−ZnCl2 、NaCl−KC
l、NaCl−AlCl3 、NaCl−LiCl、Na
Cl−MgCl2 、NaCl−BeCl2 などを充填
し、陰極室4には溶融金属を充填する。高純度チタンを
製造する場合には、この溶融金属としてZn、Cd及び
これらの合金を選択することが好ましい。
【0026】この第4の実施形態においても、電気分解
によって純粋なNaイオンのみがβアルミナ質の隔壁2
を介して陰極室4に移動する。前記のSiCl4ガスに
代えてTiCl4 ガスが吹き込まれ、高純度チタンがN
aClとともに生成される。これらの生成物を含む溶融
金属は分離槽8で比重差を利用して分離され、陰極室4
に戻される。一方、生成物は水蒸気分離槽9でNaCl
を水に溶かし、高純度チタンを分離することができる。
【0027】Siについて図4に示したと同様、Ti粒
子を成長させて回収することもできる。図7に示すよう
に、約500℃の陰極室4をZnの金属として電解し、
TiCl4 をNa還元した生成物とこの金属Znを成長
槽12である真空溶解炉へ移送する。真空溶解炉で約1
500℃で加熱するとNaClとZnは蒸発し、スポン
ジチタンが得られる。このスポンジチタンは破砕しTi
の粉末冶金の原料としてもよく、溶解してインゴットを
作ることもできる。
【0028】またTiの融点である1800℃程度で加
熱すればTiのインゴットが得られる。即ち、TiCl
4 からTiインゴットやTiスポンジを連続プロセスで
製造できるようになり、生産性が向上したプロセスとな
る。(Mg還元を使うクロール法はバッチ法であり、N
a従来の還元法である。ハンター法もバッチ法でいずれ
も連続製造に成功していない。)
【0029】なお、Tiの場合はTiとZnとNaCl
とは比重差があるので、図8に示すように真空加熱する
前に低温でZnを、また更に高温でNaClを大方分離
しておくと、NaClとZnの蒸発エネルギーが少なく
て済む。
【0030】なお、前記第1の実施形態の方法も、Si
Cl4 をTiCl4 に置き換えるだけでそのまま高純度
チタンの製造に用いることができる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれば
従来のような純度の高いNaを必要とせずに、高純度シ
リコンや高純度チタンを安価に製造することができる。
またNaClと、NaClよりも低融点の金属塩または
NaClよりも低融点の溶融塩を形成する複合金属塩と
の混合物を用いることにより、従来のような高いエネル
ギーコストを必要とせず、目的とするSiやTiを高い
分離コストを必要とせず容易に取り出すことができる。
更に本発明によれば危険物である金属Naを直接取り扱
う必要もない利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のフローを示す図である。
【図2】第2の実施形態のフローを示す図である。
【図3】第2の実施形態の変形例を示す図である。
【図4】第2の実施形態の他の変形例を示す図である。
【図5】第3の実施形態のフローを示す図である。
【図6】第4の実施形態のフローを示す図である。
【図7】第4の実施形態の変形例を示す図である。
【図8】第4の実施形態の他の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 電解槽、2 βアルミナ質の隔壁、3 陽極室、4
陰極室、5 陽極、6 陰極、7 フィルタ、8 分
離槽、9 水蒸気分離槽、10 反応槽、11分離槽、
12 成長槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−212725(JP,A) 特開 平2−311316(JP,A) 特開 平4−358030(JP,A) 特開 昭63−17214(JP,A) 特開 昭53−17577(JP,A) 特表 昭60−500334(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25C 1/00 - 7/08 C01B 33/033 C22B 34/12

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 βアルミナ質の隔壁を備えた電解槽内
    で、NaClと、NaClよりも低融点の金属塩または
    NaClよりも低融点の溶融塩を形成する複合金属塩と
    の混合物を電気分解し、陰極側に移動させたNaをSi
    Cl4 ガスと反応させて高純度の金属Siを生成させる
    ことを特徴とする高純度シリコンの製造法。
  2. 【請求項2】 NaClよりも低融点の金属塩が、Zn
    Cl2 、KCl、AlCl3 、LiCl、MgCl2
    BaCl2 、BeCl2 の何れかである請求項1に記載
    の高純度シリコンの製造法。
  3. 【請求項3】 電解槽の陰極室に溶融金属を充填した請
    求項1又は2に記載の高純度シリコンの製造法。
  4. 【請求項4】 陽極に粗Siを用い、陽極側に生成した
    Clとの反応によりSiCl4 を生成させ、このSiC
    4 をNaと反応させる請求項1又は2に記載の高純度
    シリコンの製造法。
  5. 【請求項5】 βアルミナ質の隔壁を備えた電解槽内
    で、NaClと、NaClよりも低融点の金属塩または
    NaClよりも低融点の溶融塩を形成する複合金属塩と
    の混合物を電気分解し、陰極側に移動させたNaをTi
    Cl4 ガスと反応させて高純度の金属Tiを生成させる
    ことを特徴とする高純度チタンの製造法。
  6. 【請求項6】 NaClよりも低融点の金属塩が、Zn
    Cl2 、KCl、AlCl3 、LiCl、MgCl2
    BaCl2 、BeCl2 の何れかである請求項5に記載
    の高純度チタンの製造法。
  7. 【請求項7】電解槽の陰極室に溶融金属を充填した請求
    項5又は6に記載の高純度チタンの製造法。
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