JP3214709B2 - Lng貯蔵設備のbog液化システム及びその装置 - Google Patents

Lng貯蔵設備のbog液化システム及びその装置

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    • F25JLIQUEFACTION, SOLIDIFICATION OR SEPARATION OF GASES OR GASEOUS OR LIQUEFIED GASEOUS MIXTURES BY PRESSURE AND COLD TREATMENT OR BY BRINGING THEM INTO THE SUPERCRITICAL STATE
    • F25J1/00Processes or apparatus for liquefying or solidifying gases or gaseous mixtures
    • F25J1/02Processes or apparatus for liquefying or solidifying gases or gaseous mixtures requiring the use of refrigeration, e.g. of helium or hydrogen ; Details and kind of the refrigeration system used; Integration with other units or processes; Controlling aspects of the process

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LNG(液化天然ガ
ス)の貯蔵設備におけるBOG(蒸発ガス)の液化シス
テム及びその装置に関する。更に詳しくはBOG液化の
ための熱交換有効伝熱面積を変化させることにより、B
OG液化の冷媒であるLNG量を制御することなく安定
的にBOGを液化させる液化システム及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】LNGはクリーンエネルギーとして現在
その使用量は極めて多くなっている。LNGは、我が国
においてはその殆どが輸入に依存し、受入れのLNG基
地では断熱性の低温貯槽に貯蔵されている。LNGはメ
タン等の低沸点成分からなり、貯蔵中外部入熱により蒸
発していわゆるBOGが多量に発生する。発生したBO
Gは、通常、気化LNGの送出ガス配管系に混入して需
要先に送ることで処理されているが,送出ガス圧力が高
くなるに従ってBOGコンプレッサーの消費動力が増大
することになる。そこで消費電力の軽減を目的に、従来
からBOGの処理に関して種々の方法が提案されてい
る。それらは、およそ2種に分類され、その一としては
LNGと直接接触させ吸収液化する方法であり、他はL
NGと熱交換器を介して熱交換して液化する方法であ
る。
【0003】例えば、特開平2−240499号公報の
BOG処理は、BOGに炭素数2〜4の飽和炭化水素を
BOGに添加してLNGとの熱交換の効率を図るもので
あるが、そのシステムの概要は、図4に示したようにB
OGコンプレッサーにてBOGを昇圧後、熱交換器にて
気化されるLNGと熱交換し液化して液化BOGドラム
に貯留した後、LNGと合流して気化器に送るものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような液化システ
ムの場合、BOGの液化圧力は、BOG量や冷媒として
のLNG量等の運転条件及び熱交換器の性能等に依存す
る。従って、これらの運転条件のいずれかが変動した場
合、液化システムの運転圧力が安定しない。例えば、熱
交換器に供給されるLNG量が増大しBOG液化圧力が
急激に低下した場合、そのまま放置したときにはBOG
とLNGの熱交換は理論的にはいずれバランスするが、
所定運転条件にて設計されたコンプレッサーやポンプ等
の運転が安定せず、ポンプでは過渡的にキャビテイショ
ンが発生する等の不都合が生じることになる。
【0005】例えば、図2にBOG液化圧力と熱交換が
行われるLNG量とBOG量との比(以下、LNG/B
OG量比とする。)との関係を示した。図2において、
実線のようにBOG液化圧力は、LNG/BOG量比
の変動に伴い変化する。しかし、BOG量やLNG量に
合わせて熱交換器の性能即ち熱交換能を変化させること
は容易でない。従って、LNG貯槽の圧力制御に基づき
BOG処理量が変動した場合、BOG液化圧力の変動を
抑制し所定に保持するように熱交換器に供給するLNG
量を変化させることになる。例えば、図4に示した液化
システムにおいて、熱交換器に供給するLNG量を制御
するシステムを組み込んだ系統図を図5に示した。図5
において、BOG量の変動に応じてBOG液化圧力を変
動させないように対応するLNG量を調整する場合、液
化BOGドラム4の内圧(または熱交換器3の入口Aの
BOG圧力)を圧力計9で検出し、その信号に基づき流
量調節弁10を作動し、冷媒のLNG量を調整すること
ができる。
【0006】しかしながら、上記の制御方法ではLNG
は、BOGの負荷変動に応じて流量制御が行われた後、
気化器5に送られることになり、一方、LNG気化器5
の負荷は、通常、ガス需要側の要求に基づきガス主管圧
力制御器11により制御される。従って、BOGの液化
のための熱交換をした後のLNGを気化器5に送るとき
には、熱交換器3からのLNG量はBOG液化圧力によ
り制御され変動するため、LNG気化器5の負荷をガス
主管圧力制御器11にて制御しようとする場合、熱交換
器3からのLNGとは別に、ガス主管圧力により制御で
きるLNGを気化器に直接送入する配管系24が必要と
なる。更にまた、このLNGを気化器に直接送入するL
NG量は、ガス主管圧力制御器11による信号から前記
冷媒のLNG量及びLNGに合流する液化BOG量の各
流量信号を演算器12にて減算した信号により制御する
ことになり、制御システムが複雑となる。
【0007】本発明は、上記のBOGを昇圧後、気化さ
れるLNGと熱交換器にて熱交換し液化するBOG処理
システムにおいて、熱交換器に供給するBOG及び/ま
たはLNGの流量を制御することなく、且つBOG液化
圧力の変動を抑制してBOG液化圧力を所定に保持する
ように制御する液化システム及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、LNG
貯蔵設備より発生するBOGを、該貯蔵設備より払出さ
れて気化器に送られるLNGと熱交換して液化するBO
G液化システムにおいて、プレートフィン型熱交換器で
BOG流路内に液化BOGの液面を保持してBOGとL
NGとを熱交換すると共に、該液面レベルを調節して所
定のBOGとLNGとの熱交換量に制御することを特徴
とするLNG貯蔵設備のBOG液化システムが提供され
る。
【0009】また、上記システムにおいて、該熱交換器
からの液化BOGを液化BOGドラムに貯留し、且つ所
定量払出すと共に、該ドラムを該熱交換器より上方位置
に設置し、BOG液化圧力と該ドラム内圧との圧力差を
制御して該液面レベルを調節するLNG貯蔵設備のBO
G液化システムが提供される。
【0010】更にまた、LNG貯蔵設備より発生するB
OGを、該貯蔵設備より払出されて気化器に送られるL
NGと熱交換して液化する装置において、BOGとLN
Gの熱交換を行うプレートフィン型熱交換器を設置し、
LNG貯蔵設備から該熱交換器のBOG流路入口へBO
G配管を配設し、該熱交換器のBOG流路出口と液化B
OGドラム間に液化BOGパイプを配設し、該ドラムを
該熱交換器より上方位置に設置すると共に、該BOG配
管から該ドラムにBOGバイパスを配設し、BOG液化
圧に応じ作動する圧力制御弁を該バイパスに配置するこ
とを特徴とするLNG貯蔵設備のBOG液化装置が提供
される。
【0011】
【作 用】本発明は、上記のように構成し、所定のBO
G液化圧力下でのBOG液化の運転操作にてプレートフ
ィン型熱交換器内のBOG流路に液化BOG液面を形成
保持するように設定し、更に液化BOGドラムの設置位
置をBOGとLNGとの熱交換を行うプレートフィン型
熱交換器の位置より上方とすることにより、BOG液化
圧力に一致する熱交換器内のBOG流路液面上の圧力P
1 と熱交換出口の過冷却BOGの飽和圧力にほぼ一致す
る液化BOGドラム内の圧力P2 との差(P 1 −P2
は、熱交換器内BOG流路内液面H1 と液化BOGドラ
ムの液面H2(一定)との差によるΔP=( H2 −H
1 )×ρ(但し、ρは液密度を表す。)に一致してバラ
ンスすることになる。この場合、BOG量またはLNG
量が変動して液化圧力が変動しP1'となったとき、BO
Gバイパスに配置された圧力制御弁の開度を調整して液
化BOGドラム内に一部供給されるBOG量を調節する
ことにより、液化BOGドラム内力をP2'へ変化させ
て、ΔPをΔP’に変化させることにより熱交換器内の
BOG液面H1 を上下に移動させて、BOG液化のため
の有効伝熱面積を増減させることができる。即ち、前記
の図2において、現実のLNG量とBOG量の比は増減
するにも拘らず、熱交換器の性能を変化させLNGとB
OGとの熱交換量を所定に保持して線上の点におけ
るBOG液化圧力が変動することがなく直線上に沿っ
て運転されることになる。
【0012】例えば、BOG量が減少しBOG液化圧力
が低く変動した場合、バイパスの圧力制御弁の開度を調
節して、液化BOGドラムに供給するBOG量を増加し
てP2 をP2'へ上昇させることにより、熱交換器内のB
OG液面を押上げ有効伝熱面積を減少させることができ
るため、熱交換器内に導入されるLNG量を変動させる
必要がない。このとき、液化BOGドラムに供給される
BOGは、ドラム内圧を高めると共に一部は液化BOG
液面で凝縮液化する。また、BOG量が増加またはLN
G量が減少した場合には、バイパスの圧力制御弁が絞ら
れてドラム内圧がP2'がP2 の方向に低下し、熱交換器
内の液面が引き下げられ減少した有効伝熱面積を回復し
て増加させることができる。
【0013】本発明は、上記のようにBOG液化圧力の
変動を抑制することができるように作用するため、所定
のBOG液化圧力下でのBOG負荷に対応する冷媒LN
G量でプレートフィン型熱交換器にて熱交換して運転す
るBOG液化装置に、対応の冷媒LNG量以上のLNG
を特に制限することなく流通させることができる。即
ち、本発明のBOG液化システムにおいては、熱交換器
に供給する冷媒LNG量は、所定のLNG/BOG量
比、例えば、LNG/BOG量比が図2における点よ
り大きな領域においては、BOG負荷に応じて制御する
必要がなく、BOGを液化するため熱交換器を経由して
LNGをLNG気化器に送入する場合にあっても、ガス
需要に基づくガス主管圧力制御信号のみに基づきLNG
気化器の負荷制御が可能となり、上記従来のBOG液化
システムにおいて必要であったLNG気化器への直接送
入配管が不要となる。また、既存の負荷制御方式を備え
たLNG気化器が設置されているLNG設備に、本発明
のBOG液化装置を容易に組み込むこともできる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。但し、本発明は下記実施例により制限されるもので
ない。図1は、本発明をLNG基地に応用した一実施例
の系統図である。LNG貯蔵タンク1より発生するBO
GはBOGコンプレッサー2にて加圧後、ライン21を
経てプレートフィン型熱交換器3に送られる。熱交換器
3に送られたBOGは、前記タンク1から払出されLN
Gポンプ6にて昇圧されたLNGと熱交換され液化され
た後、熱交換器3より上方に設置された液化BOGドラ
ム4に貯留される。またライン21から圧力調節弁10
を配置したバイパス22を液化BOGドラム4に配設
し、圧力調節弁10は圧力制御計9によりライン21の
BOG液化圧力を測定して圧力制御される。液化BOG
ドラム4に貯留された液化BOGは、ライン23を経て
液化BOGポンプ7にて昇圧後に熱交換器3からのLN
Gと合流し、主管圧力制御器11により流量制御させる
流量調節弁13が配置されたライン24を経てLNG気
化器5へ送られて気化された後、送出ガス配管系8を通
じ発電所等ガス需要先に送られる。
【0015】上記のように構成された図1において、運
転BOG液化圧力5kg/cm2 GでBOGを10,0
00Nm3 /Hr(7t/Hr)を再液化する場合を説
明する。BOGは、ライン21からプレートフィン型熱
交換器3に上部よりBOG流路Bの入口Aに供給し、一
方、LNGポンプ6より払出される−160℃の53t
/HrのLNGは、プレートフィン型熱交換器3の下部
よりLNG流路Eの入口Dに供給され、BOGとLNG
とはプレートフィン型熱交換器3にて向流にて熱交換す
る。熱交換器3内のBOGは、流路Bを下方に流れる間
に流路B内の所定位置にて−140℃にて全量凝縮し、
更に0.7℃程度過冷却されて熱交換器3のBOGの出
口Cから出る。
【0016】この際の熱交換器内の熱負荷−温度曲線を
図3に示す。図3において、線aは5kg/cm2 Gで
のBOG凝縮曲線を、また線bはLNG昇温曲線を示
し、それぞれA点及びD点で熱交換器3に供給され、熱
交換器内で線a及びbに沿って冷却凝縮と昇温され、C
点及びF点で熱交換器3から出る。液化BOGドラム4
は熱交換器3の上方に設置し、ドラム4内の気相圧は、
熱交換器3の出口Cの過冷却された液化BOGの飽和圧
にほぼ一致して約4.8kg/cm2 Gである。従っ
て、出口Cからの液化BOGは、熱交換器内のBOG液
化圧力5kg/cm2 Gとの圧力差0.2kg/cm2
Gにより、自圧にてドラム4に供給される。この場合、
液化BOGドラムは、液化BOGの密度ρにより若干変
化するが、熱交換器3内に形成される液面より約4〜5
m上方位置に設置することになる。液化BOGドラム4
に貯留された液化BOGを払出しポンプ7にてライン2
4に払出すことにより、ドラム4内の液面は一定に保持
され、また、熱交換器3のBOG流路内に形成された液
面も一定に保持される。
【0017】ライン24に払出された液化BOGは、熱
交換器3のLNGの出口FからのLNGと合流して、流
量調節弁13を経てLNG気化器5に送られる。上記の
ようにBOG液化及びLNG気化操作が、BOG量1
0,000Nm3/Hr(7t/Hr)未満で、且つL
NG/BOG量比(53/7)が約7.6で定常的に運
転されている場合には、バイパス22に配置した圧力調
節弁10は一定の定常状態で上記システムはバランス
し、熱交換器3の運転圧力は約5kg/cm2 Gに保持
される。
【0018】上記システムにおいて、圧力調節弁10を
定常状態のままでは、BOG流量やLNG流量等の運転
条件が変動してLNG/BOG量比が変化したときは、
図4に示したシステムと同様に、例えば、図2に示した
実線上に沿ってBOG液化圧力が変化するような挙動
を示す。即ち、例えば、LNG気化器5の負荷増加に伴
い熱交換器3のLNGの入口Dに送られるLNG流量が
増加したとき、図3におけるLNG昇温曲線bが線b’
のように傾きが小さくなりBOG凝縮曲線aとの温度差
が大きくなる。そのため、急激なBOG凝縮のためライ
ン21内の圧力が低下し、BOG側は、液化圧力が自動
的に低下し凝縮温度が下がることにより、LNG昇温曲
線b’との平均温度差ΔTを一定に保つようにバランス
するし、また一方、BOG流量が低下して熱負荷が減少
する場合も、同様にBOG側について液化圧力が自動的
に低下し凝縮温度が下がることにより、LNG昇温曲線
b’との平均温度差ΔTを小さくすることで、伝熱量を
低下させてバランスするためである。
【0019】一方、本発明のシステムにおいては、LN
G流量の増加またはBOG流量の低下がある場合、即ち
LNG/BOG量比が増加した場合には、熱交換器3へ
のライン21の圧力、即ちBOG液化圧力P1 から低下
したP1'が圧力計9にて検出され、検出された圧力信号
に基づきバイパス22の圧力調節弁10の開度が開く方
向に調節されて、BOGの一部が液化BOGドラム4の
気相部に導入される。その結果、液化BOGドラム4内
の圧力P2 が直ちにP2'に上昇し、BOG液化圧力とド
ラム内圧との差ΔPがΔP’(P1'−P2')に低下し、
ドラム内の液面H2 はほぼ一定に保持されるため、H1
はH1'に上昇してΔP’にバランスしてBOG液化圧力
の低下が抑制される。即ち、熱交換内の液面の上昇によ
り、熱交換器内のBOG液化のための有効伝熱面積が減
少して、LNGとBOGとの熱交換量が一定に保持さ
れ、BOG液化システムの運転が定常化され制御され
る。
【0020】また、逆にLNG流量減少またはBOG流
量が増加したとき、即ちLNG/BOG量比が低下した
ときは、例えば、BOG量10,000Nm3 /Hr
(7t/Hr)以下で、且つLNG/BOG量比(53
/7)が約7.6より大きな範囲で、上記と同様にBO
G液化圧力P1 を圧力計9にて検出し、検出した圧力信
号に基づきバイパス22の圧力調節弁10の開度を閉じ
る方向に調節して、液化BOGドラム4の気相部に導入
するBOG量を減少させてドラム4内の圧力P2'を
2'' に低下させて、ドラム内の液面H2 と熱交換器内
の液面H1'' との液面差が大きくなるように熱交換器内
のBOG液面を押し下げ、有効伝熱面積を一部回復させ
てやることにより、BOG液化圧力の上昇が抑制され、
BOG液化システムの運転が所定のBOG液化圧力で定
常化され制御される。
【0021】
【発明の効果】本発明は、LNG貯蔵設備から発生する
BOGをプレートフィン型熱交換器にてLNGと熱交換
して液化する装置で、液化BOGを貯留する液化BOG
ドラムを熱交換器より上方位置に設置し、且つ熱交換器
内に液化BOGの液面を形成保持することにより、気化
するLNG量の変動に応じてBOG液化のための伝熱有
効面積を適宜増減制御して対応できるため、BOG液化
運転圧力を変動させる必要がなく、LNG気化器を含め
たBOG液化システム全体の運転制御が容易である。ま
た、本発明のBOG液化装置は既存の負荷制御方式を備
えたLNG気化器が設置されているLNG設備にも対応
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】LNG基地に適用した本発明の一実施例の系統
図である。
【図2】BOG液化圧力とLNG/BOG量比との関係
を示したグラフである。
【図3】熱交換器内の熱負荷−BOG冷却及びLNG昇
温温度曲線を示したグラフである。
【図4】従来のBOG液化装置の系統図である。
【図5】図4のBOG液化装置に従来の制御方式を組込
んだ系統図である。
【符号の説明】
1 LNG貯蔵タンク 2 BOGコンプレッサー 3 プレートフィン型熱交換器 4 液化BOGドラム 5 LNG気化器 6 LNGポンプ 7 液化BOGポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 邦男 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12 番1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 千葉 隆司 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東京電力株式会社内 (72)発明者 佐々木 敏郎 東京都千代田区内幸町一丁目1番3号 東京電力株式会社内 審査官 阿部 利英 (56)参考文献 特開 平2−240499(JP,A) 特開 昭59−133899(JP,A) 特開 昭52−95317(JP,A) 特開 昭63−275897(JP,A) 特開 昭57−146998(JP,A) 実開 平1−81472(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17C 5/00 - 9/02 F17C 13/00 - 13/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LNG貯蔵設備より発生するBOGを、
    該貯蔵設備より払出されて気化器に送られるLNGと熱
    交換して液化するBOG液化システムにおいて、プレー
    トフィン型熱交換器でBOG流路内に液化BOGの液面
    を保持してBOGとLNGとを熱交換すると共に、該液
    面レベルを調節して所定のBOGとLNGとの熱交換量
    に制御することを特徴とするLNG貯蔵設備のBOG液
    化システム。
  2. 【請求項2】 該熱交換器からの液化BOGを液化BO
    Gドラムに貯留し、且つ所定量払出すと共に、該ドラム
    を該熱交換器より上方位置に設置し、BOG液化圧力と
    該ドラム内圧との圧力差を制御して該液面レベルを調節
    する請求項1記載のLNG貯蔵設備のBOG液化システ
    ム。
  3. 【請求項3】 LNG貯蔵設備より発生するBOGを、
    該貯蔵設備より払出されて気化器に送られるLNGと熱
    交換して液化する装置において、BOGとLNGの熱交
    換を行うプレートフィン型熱交換器を設置し、LNG貯
    蔵設備から該熱交換器のBOG流路入口へBOG配管を
    配設し、該熱交換器のBOG流路出口と液化BOGドラ
    ム間に液化BOGパイプを配設し、該ドラムを該熱交換
    器より上方位置に設置すると共に、該BOG配管から該
    ドラムにBOGバイパスを配設し、BOG液化圧に応じ
    作動する圧力制御弁を該バイパスに配置することを特徴
    とするLNG貯蔵設備のBOG液化装置。
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