JP3214595B2 - トラフ蓋自動敷設装置およびトラフ蓋敷設方法 - Google Patents

トラフ蓋自動敷設装置およびトラフ蓋敷設方法

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JP3214595B2 JP27447394A JP27447394A JP3214595B2 JP 3214595 B2 JP3214595 B2 JP 3214595B2 JP 27447394 A JP27447394 A JP 27447394A JP 27447394 A JP27447394 A JP 27447394A JP 3214595 B2 JP3214595 B2 JP 3214595B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気浮上式鉄道や通
常の軌条鉄道等に沿って設けたトラフ上に蓋を自動的に
敷設するトラフ蓋自動敷設装置、およびこのトラフ蓋自
動敷設装置を用いてトラフ上に蓋を敷設するトラフ蓋敷
設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気浮上鉄道や通常の軌条鉄道等の両側
または片側に電力ケーブル等を敷設するトラフを設けた
場合、このトラフに蓋をする必要がある。従来、この蓋
をトラフ上に敷設するトラフ蓋敷設作業は、台車に複数
の蓋を積んで移動しながら、単に蓋を吊るクレーンを用
いて人が人力で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の単なるクレ
ーンを利用する方法では、必ずしも軽度でない労力を要
する上、極めて非能率的で、蓋敷設工事を短期間に行う
ことが困難であった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、車両走行路に沿って側方に設けたトラフに蓋をする
作業を能率的に、かつ短期間で施工できるトラフ蓋自動
敷設装置、およびトラフ蓋敷設方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、車両走行路に沿って側方に設けたトラフ上に蓋を
自動的に敷設するトラフ蓋自動敷設装置であって、車両
走行路に沿って走行可能な車両本体と、この車両本体上
に設けられて複数の蓋を積み重ねた状態でかつ走行路長
手方向に並べて積載可能な荷役台と、前記車両本体に伸
縮、起伏、旋回可能に設けられ、かつ前記荷役台上の蓋
を荷積みして側方のトラフ上に敷設可能なハンドリング
装置とを備え、前記ハンドリング装置は、基端部が前記
車両本体の後部に設置された伸縮、起伏、旋回可能なブ
ーム、及びこのブームの先端に設けられて昇降自在なフ
ックを有するクレーン装置と、このクレーン装置のフッ
クに吊持されて前記蓋を吸着しまたは放すことができる
吸着装置とを備え、 前記ハンドリング装置に、前記ブー
ムを自動的に伸縮、起伏、旋回させることにより、前記
荷役台に積載された蓋を所定の順序に従って荷積みして
トラフ上の荷卸し位置に敷設する制御手段とを設けてな
り、この制御手段には現場において前記蓋の荷積み位
置、荷卸し方向、荷卸し位置等が設定可能であると共
に、荷積み作業開始前に前記ハンドリング装置の原点位
置が設定可能であり、さらに、前記制御手段は、前記荷
役台に走行路長手方向に沿って2列に並べかつ複数段に
積み重ねて積載された蓋を、最前列から途中列まで横順
荷積みして車両本体の左右に位置するトラフのいずれ
か一方に走行路の前方側から長手方向に沿って複数枚敷
設する工程と、この複数枚敷設した時点で前記車両本体
を前記走行路の後方側へ移動させる工程と、この工程の
後に前記荷役台に積載された蓋を、前記途中列からさら
に後列側に横順に荷積みし、前記トラフの後方側から前
方側へ連続して複数枚敷設して、前記前方側に敷設され
た蓋と連設させる工程とを行わせる制御が可能である
とを特徴とする。
【0006】請求項記載の発明は、前記吸着装置に、
吸着させた前記蓋を両側から把持し叉は放すことができ
る蓋クランプ装置を設けたことを特徴としている。
【0007】請求項記載の発明は、前記クレーン装置
のブームの先端には、このブームの先端が障害物に接近
した場合に、このブームを停止させて前記障害物との衝
突を防止するためのスイッチが設けられていると共に、
前記クレーン装置の基端部には前記ブームの伸縮量、起
伏角、旋回角を制限するリミットスイッチがそれぞれ設
けられていることを特徴としている。
【0008】請求項記載の発明は、請求項記載のト
ラフ蓋自動敷設装置を用いてトラフに蓋を敷設するトラ
フ蓋敷設方法であって、前記荷役台に走行路長手方向に
沿って2列に並べかつ複数段に積み重ねて積載された蓋
を、最前列から途中列まで横順に荷積みして車両本体の
左右に位置するトラフのいずれか一方に走行路の前方側
から長手方向に沿って複数枚敷設する工程と、この複数
枚敷設した時点で前記車両本体を前記走行路の後方側へ
移動させる工程と、この工程の後に前記荷役台に積載さ
れた蓋を、前記途中列から後列側に横順に荷積みし、
記トラフの後方側から前方側へ連続して複数枚敷設し
て、前記前方側に敷設された蓋と連設させる工程とを備
えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1のトラフ蓋自動敷設装置を用いてトラ
フ上に蓋を敷設する場合、荷役台上の蓋をハンドリング
装置を伸縮、起伏、旋回させて荷積みすると共に、荷積
みした状態でハンドリング装置を伸縮、起伏、旋回させ
てトラフの上の定位置に荷卸して蓋をトラフ上に敷設す
る。その敷設の際、車両本体の後部に設けられたクレー
ン装置の基端部を基軸としてブームを伸縮、起伏、旋回
させることにより、このブームの先端を荷役台上の荷積
み位置に移動させ、荷積み位置においてブームの先端か
らフックに吊持された吸着装置を荷積み位置の蓋の上に
降ろし、この吸着装置で蓋を吸着して荷積みし、この荷
積みした蓋をブーム先端付近まで巻き上げた状態で、ブ
ームを伸縮、起伏、旋回させて先端に吊持された蓋をト
ラフ上の所定の荷卸し位置に移動させ、この荷卸し点で
フックを降ろして前記トラフ上に蓋を敷設する。また、
制御手段により予めブームの伸縮、起伏、旋回等の動き
の方向や手順をプログラミングしておくことにより、荷
役台に積載された蓋を設定された手順に従って荷積みす
ると共に、荷積みした蓋をトラフ上の荷卸し位置に手順
に従って敷設する。また、制御手段には現場の状況に応
じて適宜荷積み位置、荷卸し方向、荷卸し位置等が適宜
設定される。さらに、荷積み作業開始前にハンドリング
装置の原点位置を設定すれば、その後ブームは原点位置
から自動的に上記設定された手順に従って荷積み位置と
荷卸し位置との間を移動して、敷設作業を行う。また、
荷役台の長手方向に沿って蓋が2列に並べて積載された
蓋が、任意の位置から走行路長手方向に沿って横順に荷
積みされ、この荷積みされた蓋が車両本体の左右に位置
するトラフのいづれか一方に敷設されていく。また、
役台に積載された蓋を荷積みして車両本体の左右に位置
するトラフのいづれか一方に敷設する際には、まず、
行路の前方側から後方側へ長手方向に沿って複数枚連続
して敷設する。蓋を複数枚連続して敷設した時点で、車
両本体を走行路の後方側へ移動させて所定の位置で停車
させる。次いで荷役台に積載された蓋をトラフの後方側
から前方側へ向かって複数枚連続して敷設する。最後に
敷設する蓋が、既に前方側に敷設された最後の蓋と連設
される。
【0010】請求項において、吸着装置に吸着荷積み
された蓋の両側部が蓋クランプ装置で把持されているた
め、吸着装置に万一故障が発生して蓋が吸着装置から離
脱した場合にも蓋が落下することがない。
【0011】請求項記載において、ブームの先端が障
害物に接近した場合に、ブームの先端に設けられたスイ
ッチが作動して、ブームの動きを停止させ、ブームが障
害物と衝突して破損するのが防止される。またクレーン
装置の基端部には予めブームの伸縮量、起伏角、旋回角
を制限するリミットスイッチが設けられているため、予
め予想される危険な範囲にブームが移動しようとした場
合にも自動的に停止し、危険な動き、無駄な動きが抑制
される。さらに、リミットスイッチにクレーン装置の原
点位置を設定しておけば、クレーン装置が原点位置に達
したことを表示手段等によって確認することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図14
を参照して説明する。図1は本発明の一実施例のトラフ
蓋自動敷設装置の正面図、図2は同平面図、図3は図1
における右側面図である。この実施例は磁気浮上式鉄道
の走行路1に沿ってその両側に設けたトラフ2上にコン
クリートの蓋を自動的に敷設するトラフ蓋自動敷設装置
である。トラフ2には電力ケーブル等が収容される。実
施例のトラフ2の幅は900mm〜1200mm程度の
範囲で複数種ある。実施例の蓋15はトラフ2の幅に合
わせた幅と500mmの長さ(配列ピッチ方向(トラフ
長手方向)の寸法)を持つ。
【0013】このトラフ蓋自動敷設装置3は、走行路1
を走行する車両本体5と、この車両本体5のフレーム6
上に固定されて蓋15を積載する荷役台7を備えてい
る。車両本体5の各車輪8はいずれもタイヤ式であり、
車両本体5の左右側面に走行路1の側壁面に接触するガ
イドタイヤ9および安全確保のための鋼製のストッパ車
輪10が取り付けられている。また、フレーム6の後部
にはタイヤ11aを走行路面上で転がしてその回転数を
エンコーダで検出して車両本体5の移動距離を検出する
距離検出装置11が設けられている。さらに車両本体5
の前部には運転室12が、車両本体5の後部にはヂーゼ
ル発電機13、車両本体5吊り上げ金具14等が設置さ
れている。なおフレーム6の後方部には、蓋敷設作業時
に下降して走行路1に突き当ててフレーム6を走行路1
に固定するアウトリガーを設けるようにしても良い。
【0014】前記荷役台7には、蓋15を複数枚積み重
ねた状態(以下、この複数枚積み重ねた蓋群を積層蓋群
と呼ぶ)でかつ走行路長手方向(図1等で左右方向)に
並べて積載される。この実施例では荷役台7上に10枚
積み重ねた積層蓋群を8×2列積載するようにしてい
る。荷役台7は蓋15を積載可能かつ現場の特性を考慮
して鋼板製の構造とされ、荷役台7の両側部には走行路
長手方向に沿って落下防止用の手摺16が設けられてい
る。
【0015】前記車両本体5には、荷役台7に積載され
た蓋15をトラフ2に敷設するためのハンドリング装置
21が設けられている。このハンドリング装置21は、
基端部が前記車両本体の後部に設置されて伸縮、起伏、
旋回可能なブーム22を有するクレーン装置23と、前
記ブーム22の先端に昇降可能に設けられたフック24
と、このフック24に吊持された吸着装置25とから構
成されている。
【0016】この実施例のクレーン装置23は、ブーム
22の基端部22aが車両本体5の後端部に垂直軸回り
に旋回可能に立設されると共にブーム本体22bが長手
方向に3段に伸縮可能とされている。そして、ブーム本
体22bは基端部22aに鉛直方向に起伏自在に接続さ
れており、油圧駆動で長手方向に伸縮しかつ鉛直方向に
起伏する。ブーム本体22bの先端にはケーブル26に
よってフック24が吊持され、ケーブル26はブーム本
体22bに沿って配設され、かつブーム本体22bの基
端部に取り付けられたケーブルリール27に巻回されて
いる。そして、前記ケーブルリール27を駆動してケー
ブル26を巻き上げたり或いは送り出したりすることに
よりフック24を昇降させるようにしている。
【0017】ブーム本体22bの先端部には、このブー
ム本体22bの先端が障害物(例えば、図3に示すよう
にトンネル内で施工を行う際のトンネルの壁面)に接近
した場合に、この障害物との衝突を防止するためのマイ
クロスイッチ30が3方向に設けられている。またブー
ム本体22bの基端部にはブーム本体22bの伸縮量と
起伏角とをそれぞれ制限する第1のリミットスイッチ3
1、および第2のリミットスイッチ32が設けられ、基
端部22aには旋回角度を制限する第3のリミットスイ
ッチ33が設けてある。
【0018】さらにクレーン装置23は、手動、リーモ
ートコントロール、ラジオコントロールの3つのモード
によって操作可能であると共に、荷役台7の後部に設置
された制御盤34内に組み込まれた制御手段によって、
ブーム22を自動的に伸縮、起伏、旋回させ、荷役台に
積載された蓋15を所定の順序に従ってトラフ2上に敷
設することができる。この制御手段は、現場において蓋
15の荷積み開始位置、荷卸方向、荷卸し位置等の設定
が可能である。なお、クレーン装置23は、通常状態
(敷設作業以外の状態)では最短の長さに縮めた状態に
収納されている(図1中破線部)。
【0019】吸着装置25は、通常状態では荷役台7の
最前部中央に配設されており、敷設作業時にはブーム2
2のフック24に吊持されて用いられている。吸着装置
25は、図4ないし図7に示すように、箱状の装置本体
25aの上部にフック24に係止される吊下金具25b
が設けられ、装置本体25aの下側には蓋15を吸着す
る吸引パッド25cが設けられている。そして吸着装置
25は吸着ボタン25dを押すと真空ポンプが起動して
吸引パッド25cに蓋15が吸着し、離脱ボタン25e
を押すと真空ポンプが停止して吸引パッド25cから蓋
15が離脱するようになっている。この吸着装置25の
下部には、機械式の蓋クランプ装置35が設けられ、こ
の蓋クランプ装置35によって蓋15を吸引して移動す
る際に、万一故障が発生しても蓋15が落下するのを防
止する。
【0020】蓋クランプ装置35は、図6に示すように
2本の平行に配置されたフレーム35aと、このフレー
ム35a間を連結する2本の連結部材35bと、さらに
連結部材35bの間の中央部付近を連結するチャンネル
材35cとで枠体が形成され、この枠体の2本のフレー
ム35a間の両端部付近に回転ロッド35eが取り付け
られ、この回転ロッド35eがフレーム35の外側に突
出した両端付近には、この回転ロッド35eと共に回転
して蓋15を両側から把持する4個のクランプ35fが
取り付けられ、さらに回転ロッド35eの一方の端部に
はクランプ35fを回転させるためのハンドル35gが
固定されている。そして、前記チャンネル材35cの中
央部には、図7に示すように内側に向かって取付板35
hが固定されており、この取付板35hを上記吸引パッ
ド25cの上面側に固定することにより、蓋クランプ装
置35を吸着装置25に取り付けるようにしたものであ
る(図4、5参照)。なおクランプ35fを、把持する
蓋15の長さ方向に伸縮可能かつ固定可能とし、蓋15
の一方の位置決め手段としてもよい。
【0021】図8、9は車両本体5の後部に設けられた
距離検出装置11の説明図であり、距離検出装置11
は、走行路面上を転がるタイヤ11aと、このタイヤ1
1aをフレーム6の後部側面に取り付けるアーム部11
bと、前記タイヤ11aの回転数をエンコーダで検出し
て車両本体5の移動距離を検出する検出手段11cとを
備えてる。前記アーム部11bはフレーム6側に固定さ
れる固定アームと、この固定アームに対して上下方向に
回動自在とされて前記タイヤ11aを支持する回転アー
ムとからなり、これによってタイヤ11aが走行路面に
追従して上下動可能とされている。また回転アームの所
定の位置に係止部11dが設けられる一方、固定アーム
には前記係止部11dに着脱自在なピンによって係合す
る係合部11eが取り付けられ、通常(距離検出が不
要)時には、回転アームを上側に折曲げて、前記係止部
11dを係合部11eにピン接合することによりタイヤ
11aをフレーム6側に支持するようになっている(図
8中の2点鎖線参照)。なお図1ないし3図中、符号4
0はブーム本体22bの先端付近に設けられた作業灯、
41は運転室屋根部に設けられた回転灯、42は車両本
体5の後端部に設けられて他車を牽引するためのピン式
連結器である。
【0022】次にこの実施例のトラフ蓋自動敷設装置を
用いてトラフ2上に蓋15を敷設する作業方法について
説明する。予め、荷役台7上に必要数の蓋15を積載す
る。この場合、図1、図2等に示すように、例えば10
枚程度を積み重ねた蓋群(積層蓋群)が走行路長手方向
にほぼ接触して並ぶように積載する。図示例では走行路
幅方向の右側と左側との2列に積載している。この蓋1
5の積み込み方法は、例えば図示略のパレット上に2つ
の積層蓋群を乗せ、このパレット毎に2つの積層蓋群を
フォークリフトあるいはクレーン等で荷役台7上に積み
込む。必要数の蓋15の積み込みが済むと、車両本体5
を運転して蓋施工場所まで走行した後、所定の位置に停
車する。
【0023】図10は蓋15をハンドリング装置21を
用いて左右のトラフ2上に敷設する際の施工順序を蓋1
5に符番した状態を示すものである。まず、2列に積載
された蓋15を走行路の右側のトラフ2に敷設する作業
方法について説明する。右側のトラフ2に敷設する場合
には、まず、荷役台7のNO.1の蓋15荷積み位置(車両
本体5の既設マーキング位置)に合わせてトラフ2上の
荷下ろし(敷設)開始位置をマーキングAした後、蓋1
5の前列側から横順に取り出して行く。即ち、蓋15に
符番された順序に従って、まず最上段、最前列のNO.1の
蓋15を荷積みして右側のトラフ2のNO.1の蓋15の位
置に敷設する。次に、NO.1の左横に位置する最前列のN
O.2の蓋15を荷積みして、右側のトラフ2のNO.2の蓋
15の位置に敷設する。次に、NO.1の後列に位置するN
O.3の蓋15を荷積みして右側のトラフ2のNO.3の蓋1
5の位置に敷設する、以下同様にしてNO.4、NO.5・・・NO.
8までの8枚の蓋15を右側のトラフ2に敷設する。そ
して、トラフ2上に8枚敷設する工程が完了した後に
は、蓋15のN0.8の後端位置にマーキングBを行った
後、車両本体5を走行路1に沿って後方へ移動させ、車
両本体5のマーキング位置を前記マーキングBの位置に
合わせて停車させる。この状態において、前記工程に続
いて荷役台7のN0.9の蓋15を荷積みして右側のトラフ
2のNO.8の蓋15から蓋8枚分の間隔を隔てた後方の後
方のNO.1の蓋15の位置に敷設する。次に、荷役台7の
NO.10の蓋15を荷積みして、トラフ2のNO.2の蓋15
の位置に敷設する。以下同様にして荷役台7のNO.11、N
O.12・・・NO.16の蓋15をトラフ2のNO.3、NO.4・・・NO.8
の位置に走行路の前面側に向かって敷設していく。最後
に荷役台7のNO.16の蓋15がトラフ2のNO.8の位置に
敷設され、これによってトラフ2の前方側の最後に敷設
されたNO.8の蓋15に連設され、荷役台7上の積層蓋群
の最上段の蓋15の敷設が完了する。そして、トラフ2
の後方のNO.1の蓋15の後端部にマーキングCを行った
後、前記車両本体5を後方に移動させてマーキングCに
荷積み位置を合わせ、この状態においてクレーン装置2
3を積層蓋群の2段目のNO.1の蓋15の位置に復帰さ
せ、この2段目のNO.1の蓋から前記工程を繰り返して順
次トラフ2に敷設していく。これによって、クレーン装
置23の動きが無駄なく制御され、効率よく敷設作業を
行わせることができる。
【0024】また、2列に積載された蓋15を走行路の
左側のトラフ2(図10中破線部側)に敷設する場合に
は、まず車両本体5の荷積み位置のマーキングに合わせ
てトラフ2の荷卸し位置の開始点にマーキングaをした
後、上記右側のトラフ2に敷設した荷積み順序に従って
荷役台7の積層蓋群のNO.1の蓋15から横順にハンドリ
ング装置21によって荷積みして、順次トラフ2上の荷
下ろし位置にNO.1、NO.2・・・NO.8まで敷設する。走行路
の前方の敷設が終わると、NO.8の蓋15の後端にマーキ
ングbをした後、車両本体5を後方に移動させて、マー
キングbに荷積み位置のマーキングを合わせ、以下上記
工程と同様の取り出し順序に従ってトラフ2の後方側か
らNO.1、NO.2・・・NO.8と前方側へ敷設する。
【0025】上記の敷設作業では、トラフ2に8枚の蓋
15を敷設した後、車両本体5を移動させる際には、ト
ラフ2側にマーキングA、B、C・・・した位置に、車両
本体5の荷卸し位置を一致させるように移動させるが、
車両本体5の正確な移動距離は距離検出装置11で検出
されて運転室37内にデジタル表示される。なお、蓋1
5の長さを500mmとした場合の8枚分の移動距離は
500mm×8枚=4、000mmとなる。
【0026】この実施例の装置には、上述した荷役台7
からの蓋15の荷積み位置、荷積み順序、トラフ2への
荷卸し方向、叉は荷卸し位置等に合わせてクレーン装置
23の動きを制御する制御手段が備えられ、これによっ
て蓋15の敷設作業が自動的に行われるようになってい
る。これによって、荷役台7の積層蓋群の蓋15の荷積
み順序は、必ずしもNO.1の蓋15から取り出す必要はな
く、例えばNO.6或いはNO.11等に配置された途中の蓋1
5から取り出すようにプログラムを設定することもで
き、敷設作業に中断が生じた場合にも、前の作業に継続
して蓋の敷設作業を行う事ができる。
【0027】次に図11ないし図14に示すフローチャ
ートを用いて、この実施例のハンドリング装置21の操
作方法について説明する。まず、車両本体5を蓋15を
敷設するトラフ2の所定の位置に移動させた後、現場に
おいて制御盤34のブレーカをオンすることによりハン
ドリング装置21を起動させると共に、制御盤34に設
けられた次の各種スイッチの設定、選択を手動にて行う
(ステップ1)。このステップ1では、手動運転、ステ
ップ運転、自動運転等のモード切換スイッチの選択、左
右どちらのトラフ2に蓋15を敷設するかを選択する荷
卸し方向スイッチの選択、蓋15をトラフ2のどの位置
に敷設するかを選択する荷卸し位置スイッチの選択、蓋
15の大きさ等を選択する蓋種類スイッチの選択、どの
位置に荷積みされた蓋15から取り出すかを決める荷積
み位置ステップNOの設定、トラフ2のどの位置に蓋15
を敷設するのかを決める荷卸し位置ステップNOの設定等
を行う。(なお、ここで自動運転とはブーム22が三軸
方向に同時に移動する運転方法であり、またステップ運
転とはブーム22が一軸づつ移動する運転方法であ
る。)
【0028】つぎに上記の各種選択、設定を行った後
に、原点復帰スイッチをオンすることにより(ステップ
2)、クレーン装置23の動きに異常が無いかどうかが
判断される(ステップ3)。ここで原点出しを行う場合
は、ブーム本体22bが必ず格納状態にあることを確認
すると共に、ブーム本体22bが旋回原点にあることを
知らせる旋回原点青ランプが点灯していることを確認す
る。クレーン装置23の動きに異常が無い場合には、ブ
ーム本体22bの起伏を下げる動作と、ブーム本体22
bの長さを縮める動作と、ブーム本体22bを手動にて
旋回させる動作とを行い(ステップ4)、ブーム22が
原点リミット(クレーン装置23に設けられた第1のリ
ミットスイッチ31、第2のリミットスイッチ32、第
3のリミットスイッチ33の各原点位置)に達したかど
うかが判断される(ステップ5)。なお、クレーン装置
23の動きに異常がある場合には、異常処理ループ(ス
テップ6)へ進み、異常ランプ(赤)が点灯し、シグナ
ルホーンが5秒間鳴る。この場合には、異常の原因を調
べて修理すると共に手動モードでブーム本体22bを移
動させた後、自動のステップモードを選択する。つい
で、リセットスイッチをオンとし異常ランプが消えてス
テップ3に戻る。
【0029】ステップ5において、ブーム22が原点リ
ミットに達した場合には、ブーム本体22bの起伏が停
止して起伏原点青ランプが点灯し、またブーム本体22
bの伸縮が停止して伸縮原点青ランプが点灯する。そし
てこれら青ランプの点灯を確認した後、ブーム本体22
bの先端のフック24に吸着装置25を取り付ける。こ
の場合のブーム本体22bは、図1、2に示すように、
車両本体5の幅方向の中心線上に位置すると共に、ブー
ム本体22bの先端は荷役台7の最前部に置かれた吸着
装置25の中央部に位置した状態となる(ステップ
7)。この状態において、制御盤34の荷積み作業(※
1)のスタートスイッチをオンとすることにより、スタ
ート押ボタンランプが赤色に点灯して遠隔操作箱の使用
が可能となり(ステップ8)、ハンドリング装置21が
荷積み点に移動し(ステップ9)、クレーン装置23の
動きに異常がないかどうかが判断され(ステップ1
0)、異常がない場合には、設定されたステップ、即ち
取り出すべき蓋15の位置へ吸着装置25が移動したど
うかが判断され(ステップ11)、吸着装置25が設定
されたステップ(蓋15の位置)に達した場合には、荷
積ステップNO表示がステップアップして、ブーム本体2
2bの伸縮、起伏、旋回が停止する(ステップ12)。
なお、初回のみはスタートNO.設定と同じとなる。ステ
ップ10において異常がある場合には、異常処理ループ
(ステップ6)へ戻る。
【0030】ステップ12でブーム22の動きが停止す
ると、荷積みした蓋15が8枚になったかどうかが判断
され(ステップ13)、8枚になっていない場合には、
巻き下げスイッチをオンとしてケーブルリール27から
ケーブル26を送り出して吸着装置25を荷積みし蓋1
5の表面に接触させた後、巻き下げスイッチをオフとす
る(ステップ14)。このとき遠隔操作箱の使用が可能
となる。なお、ステップ13において、取り出した蓋1
5が8枚に達した場合には、シグナルホーンが1秒間鳴
り、これを確認した後、距離検出装置11で検出される
車両本体5の移動距離を見ながら車両本体5を走行路の
後方側へ4m移動させて定位置に停車させ(ステップ1
5)、ステップ14へ進む。吸着装置25を蓋15の表
面に接触させた状態で、荷役台7上の作業員が吸着装置
25の吸着ボタン25dをオンとして、蓋15を吸引パ
ッド25cに吸着させ(ステップ16)、ついでフック
24の巻き上げスイッチをオンして蓋15を所定の高さ
まで巻き上げる(ステップ17)。ここで、蓋15をわ
ずかに巻き上げて積層蓋群との間に所定の隙間が形成さ
れた時点で、一旦巻き上げを停止させ、作業員が吸着装
置25の下部に設けられた蓋クランプ装置35を手動で
操作し、クランプ35fを回転させて蓋15の両側を把
持し、吸着装置25が故障した場合にもにクランプ35
fで蓋15が落下するのを防止する。
【0031】この状態において、スタートスイッチをオ
ンとし(ステップ18)、ブーム本体22bの先端をト
ラフ2の荷卸し位置に移動させ(ステップ19)、クレ
ーン装置23の動きに異常が無いかどうかが判断される
(ステップ20)。異常が無い場合には、蓋15がトラ
フ2上の設定された位置に達した否かの判断が行われる
(ステップ21)。ステップ20において、異常がある
場合、例えばトンネル内で蓋敷設作業を行う際に(図3
参照)、トンネル側壁面50にブーム本体22bの先端
のマイクロスイッチが当たってクレーン装置23が停止
するような場合には、ステップ6の異常処理ループへ戻
る。ステップ21において蓋15が設定されたトラフ2
上の設定された位置に達した場合には、ブーム本体22
bの伸縮、起伏、旋回が停止されて荷卸しステップNO.
表示がステップアップする(ステップ22)。またステ
ップ21において異常があるある場合には、ステップ1
9へ戻る。
【0032】ステップ22において、ブーム本体22b
の動きが停止すると、巻き下げスイッチをオンとし、フ
ック24をトラフ2上の所定の位置まで降下させた後、
定位置においてスイッチをオフとし巻き下げを停止する
(ステップ23)。蓋15がトラフ2上の所定の位置に
停止すると、トラフ2付近の作業員が吸着装置25の離
脱ボタン25eを押して吸引パッド25cから蓋15を
離脱させ(ステップ24)、ついでフック24の巻き上
げスイッチをオンして巻き上げた後、定位置において巻
き上げスイッチをオフにして巻き上げを停止させ(ステ
ップ25)、次の荷積み作業(※1)のステップ8へ戻
る。図14は、作業途中で荷積み点や荷卸し点を変更す
る際のモードを示すフローチャートであり、荷積み点、
荷卸し点のリセットスイッチをオンとし(ステップ2
6)、ついでスタートスイッチを押すことにより(ステ
ップ27)、つぎの荷積み作業(※1)のステップ8へ
進む。このフローはクレーン装置23の停止中であれ
ば、いつでも作動させることが可能であり、ステップ2
6では荷積み及び荷卸し点共ステップNO.表示がデジス
イッチの設定NO.になり、またステップ27では表示NO.
からスタートとする。
【0033】
【発明の効果】本発明のトラフ蓋自動敷設装置によれ
ば、蓋の敷設作業が車両本体の一定距離の走行とハンド
リング装置の伸縮、起伏、旋回との組み合わせによる無
駄な動きのない効率的な動作で行われるので、多数の蓋
をトラフ上に連続的にかつ能率的に敷設することがで
き、蓋敷設作業の省力化が図られるとともに、工事期間
を短縮することができる。また、車両走行路の左右いず
れのトラフに対しても蓋を能率的に敷設できる。また、
ハンドリング装置がクレーン装置と、ブーム先端のフッ
クに吊持される吸着装置とで構成されているため、ハン
ドリング装置を簡単な構造とすることができ、操作の容
易性、コストの低減を図ることができる。また、予め設
定された位置、方向、手順に従ってブームを自動的に移
動させることができるため、マニュアルで作業を行う場
合に較べて格段の効率化を図ることができると共に、作
業を安全に行うことができる。また、蓋を任意の荷積み
位置からトラフ上に敷設することができるため、敷設作
業を様々な状況に対応させて行うことができる。また、
トラフの前方側に敷設した蓋に対してトラフの後方側か
ら前方側へ向かって敷設していくようにしたので、クレ
ーン装置の動きの無駄をなくすことができる。
【0034】請求項のトラフ蓋自動敷設装置によれ
ば、吸着装置に蓋クランプ装置を設けたので、吸着装置
が万一故障した場合にも、蓋が落下して破損したり、事
故の発生が防止される。
【0035】請求項のトラフ蓋自動敷設装置によれ
ば、ブームの先端にスイッチを設けたので、ブームの先
端部が障害物に衝突する前にクレーン装置の動きを停止
させて、装置の破損や事故の発生を防止することができ
る。またクレーン装置の動きを制限するリミットスイッ
チを設けたので、クレーン装置の危険な動きや無駄な動
きを防止することができ、かつクレーン装置の原点位置
を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すトラフ蓋自動敷設装置
の正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】図1における右側面図である。
【図4】図1における吸着装置の正面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】図1における蓋クランプ装置の平面図である。
【図7】図6における蓋クランプ装置の吸着装置への取
り付け部分の拡大断面図である。
【図8】図1における距離検出装置を説明するための車
両本体の後部を一部拡大した正面図である。
【図9】同右側面図である。
【図10】図1における荷役台上の蓋の敷設順序を説明
するための説明図である。
【図11】図1における実施例のハンドリング装置の操
作方法のフローチャートである。
【図12】図1における実施例のハンドリング装置の操
作方法のフローチャートである。
【図13】図1における実施例のハンドリング装置の操
作方法のフローチャートである。
【図14】図1における実施例のハンドリング装置の荷
積み点、荷卸し点を変更する場合の操作方法のフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 走行路 2 トラフ 3 トラフ蓋自動敷設装置 5 車両本体 7 荷役台 15 蓋 21 ハンドリング装置 22 ブーム 22a 基端部 22b ブーム本体 24 フック 25 吸着装置 30 スイッチ(マイクロスイッチ) 31、32、33 リミットスイッチ 35 蓋クランプ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 四百苅 成夫 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 鳥井 和彦 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式 会社フジクラ内 (72)発明者 鈴木 実 東京都台東区北上野1丁目10番14号 日 本鉄道建設公団関東支社内 (56)参考文献 特開 平6−72320(JP,A) 実開 平1−85391(JP,U) 実開 平1−75091(JP,U) 実開 平6−65382(JP,U) 実開 昭63−200589(JP,U) 実公 平4−52237(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 9/00 B61D 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両走行路に沿って側方に設けたトラフ
    上に蓋を自動的に敷設するトラフ蓋自動敷設装置であっ
    て、 車両走行路に沿って走行可能な車両本体と、この車両本
    体上に設けられて複数の蓋を積み重ねた状態でかつ走行
    路長手方向に並べて積載可能な荷役台と、前記車両本体
    に伸縮、起伏、旋回可能に設けられ、かつ前記荷役台上
    の蓋を荷積みして側方のトラフ上に敷設可能なハンドリ
    ング装置とを備え、 前記ハンドリング装置は、 基端部が前記車両本体の後部
    に設置された伸縮、起伏、旋回可能なブーム、及びこの
    ブームの先端に設けられて昇降自在なフックを有するク
    レーン装置と、このクレーン装置のフックに吊持されて
    前記蓋を吸着しまたは放すことができる吸着装置とを備
    え、 前記ハンドリング装置に、 前記ブームを自動的に伸縮、
    起伏、旋回させることにより、前記荷役台に積載された
    蓋を所定の順序に従って荷積みしてトラフ上の荷卸し位
    置に敷設する制御手段とを設けてなり、この制御手段に
    は現場において前記蓋の荷積み位置、荷卸し方向、荷卸
    し位置等が設定可能であると共に、荷積み作業開始前に
    前記ハンドリング装置の原点位置が設定可能であり、 さらに、前記制御手段は、 前記荷役台に走行路長手方向
    に沿って2列に並べかつ複数段に積み重ねて積載された
    蓋を、最前列から途中列まで横順に荷積みして車両本体
    の左右に位置するトラフのいずれか一方に走行路の前方
    側から長手方向に沿って複数枚敷設する工程と、この複
    数枚敷設した時点で前記車両本体を前記走行路の後方側
    へ移動させる工程と、この工程の後に前記荷役台に積載
    された蓋を、前記途中列からさらに後列側に横順に荷積
    みし、前記トラフの後方側から前方側へ連続して複数枚
    敷設して、前記前方側に敷設された蓋と連設させる工程
    を行わせる制御が可能であることを特徴とするトラフ
    蓋自動布設装置。
  2. 【請求項2】 前記吸着装置に、吸着させた前記蓋を両
    側から把持し叉は放すことができる蓋クランプ装置を設
    けたことを特徴とする請求項記載のトラフ蓋自動敷設
    装置。
  3. 【請求項3】 前記クレーン装置のブームの先端には、
    このブームの先端が障害物に接近した場合に、このブー
    ムを停止させて前記障害物との衝突を防止するためのス
    イッチが設けられていると共に、前記クレーン装置の基
    端部には前記ブームの伸縮量、起伏角、旋回角を制限す
    るリミットスイッチがそれぞれ設けられていることを特
    徴とする請求項記載のトラフ蓋自動敷設装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のトラフ蓋自動敷設装置を
    用いてトラフに蓋を敷設するトラフ蓋敷設方法であっ
    て、 前記荷役台に走行路長手方向に沿って2列に並べかつ複
    数段に積み重ねて積載された蓋を、最前列から途中列ま
    で横順に荷積みして車両本体の左右に位置するトラフの
    いずれか一方に走行路の前方側から長手方向に沿って複
    数枚敷設する工程と、この複数枚敷設した時点で前記車
    両本体を前記走行路の後方側へ移動させる工程と、この
    工程の後に前記荷役台に積載された蓋を、前記途中列か
    ら後列側に横順に荷積みし、前記トラフの後方側から前
    方側へ連続して複数枚敷設して、前記前方側に敷設され
    た蓋と連設させる工程とを備えたことを特徴とするトラ
    フ蓋布設方法。
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