JP3214522B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP3214522B2
JP3214522B2 JP03088493A JP3088493A JP3214522B2 JP 3214522 B2 JP3214522 B2 JP 3214522B2 JP 03088493 A JP03088493 A JP 03088493A JP 3088493 A JP3088493 A JP 3088493A JP 3214522 B2 JP3214522 B2 JP 3214522B2
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茂樹 沢
民也 秋本
修 木▲崎▼
正人 小幡
文男 来住
裕之 谷山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の種類の記録シ
ートを画像形成装置本体側に給紙する給紙装置に係り、
さらに詳しくは、複数のシート収納段を有するシート収
納手段に一個所からシートを補給可能に構成された給紙
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスの省スペースを図るため
操作者の前面から用紙補給が可能ないわゆるフロントロ
ーディング方式の複写機が提案されている。この種の複
写機にあっては給紙段が複数設けられているため、最下
段に用紙を補給しなければならない場合には下腿部を著
しく屈曲させなければならず操作性の点で向上の余地が
ある。また近年業務の国際化により国内に就業する欧米
人が増加している。一般に欧米人は畳に座る習慣がな
く、用紙を補給する際、膝を著しく屈曲する姿勢を取る
ことは、苦しい姿勢となるので非常に嫌がる傾向にあ
る。これは当然欧米各国で使用される場合にも言えるこ
とである。
【0003】また、現在市場で使用されている給紙カセ
ットや給紙トレイなどのシート収容部の形式には、予め
セットされる記録シートのサイズが限定されている形式
のものと、異なる複数のサイズが必要に応じ適宜収容可
能な形式のものに2分される。このうち、異なる複数の
サイズのものを適宜収容可能な形式ものは、サイドフェ
ンスとエンドフェンス、言い換えれば記録シート幅方向
の位置決め部材と、給送方向の位置決め部材をシート収
容部に設け、これらのフェンスをシートサイズに合わせ
てオペレータが手で調整していた。
【0004】このように、従来から各種の給紙装置が提
案され、使用されているが、特に、記録シートの補給に
ついては、複写装置、ファクシミリ、プリンタ、および
印刷装置などの画像形成装置の全般にわたり、給紙手段
に対する記録シートの補給位置に関する操作性が問題に
なっている。すなわち、一般的に従来からの給紙手段、
言い替えれば給紙装置は、システム上、画像形成装置本
体の下部に設けられている場合が多く、異なるサイズの
記録シートが多段に設けられたシート収納段にそれぞれ
収納されたものでは、記録シートの補給時、下段のシー
ト収納段になればなるほど記録シートの補給に際して上
述のように腰を屈めなければならず、非常に苦しい姿勢
を強いられている。これを回避するものとして、例えば
特開昭64−29873号公報に開示されているような
技術が知られている。
【0005】この従来技術は、単一サイズの記録シート
を大量に収納して画像形成装置本体に供給する大容量給
紙装置に関するものであり、記録シートを収納するため
の複数の収納室が設けられ、最上段の収納室にオペレー
タが記録シートを補給可能な構造になっている。この構
造では、各記録シート収納室間に記録シートを載置し、
2枚の左右方向に揺動可能な可動ガイドを設け、この可
動ガイドを給紙部が設けられている最下段の収納室およ
び他の収納室内の記録シート残量に応じて適宜揺動さ
せ、順次上段の収納室から下段の収納室へ記録シートを
自重落下させ、最下段の収納室から記録シートを画像形
成装置、この場合は、ファクシミリに給送するようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
技術は、複数に仕切られたシート収納部間で記録シート
を自重落下させ、給紙部が唯一設けられている最下段の
シート収納部まで記録シートを順次移動させ、比較的高
い位置に記録シート補給位置を設定することができるの
で、シートの補給に伴う操作性を向上させてはいる。し
かし、この方式では、記録シートの自重落下の際の下段
シート収納部上への衝突によって発生する衝撃力、自重
落下時の記録シートへの風圧、および記録シートを載置
している可動ガイド揺動時の記録シートと可動ガイドと
の摩擦力などの外力によって記録シートは落下後バラバ
ラな不揃いな状態となる。このため、この不揃い状態に
よって次段のシート収納部への自重落下障害および給紙
動作時のジャムやスキューなどの給紙不良が生じること
があった。
【0007】また、この従来技術における記録シートの
移動は、可動ガイドの揺動によるものであるが、可動ガ
イドの揺動が記録シートの幅方向(給紙方向に対して垂
直な方向)であるため、可動ガイドの揺動空間が特別に
必要になる。可動ガイドは、2分割構造によって記録シ
ートの幅方向にそれぞれ揺動するが、この特別な揺動空
間は少なくともシート収納部の両側部合わせて、収納さ
れている記録シートの幅半分程度必要となり、装置全体
が略2倍程度の大きさになってしまっていた。さらに可
動ガイド2分割両開きという構造をとっていることか
ら、記録シート載置面中央部に一定量の空間が生じ。こ
れによって最も荷重が集中している記録シート中央部が
陥没状態となり、載置状態でも記録シートのずれが生
じ、用紙の不揃いを招来し、このシートの不揃いによっ
てその後の処理に不具合を生じることがあった。
【0008】なお、上述の従来技術は単一サイズの記録
シートを大量に収納して画像形成装置本体に供給する大
容量給紙装置を対象に考えられており、記録シートサイ
ズの異なるものには適応できなかった。
【0009】この発明は、このような従来技術の実状に
鑑みてなされたもので、その第1の目的は、複数段設置
された記録シート収容部へのシート補給操作性を向上さ
せる給紙装置を提供することにある。また、第2の目的
は、簡単な構成で省スペース化に対応できる給紙装置を
提供することにある。また、第3の目的は、載置状態で
用紙の不揃いが生じることのない給紙装置を提供するこ
とにある。また、第4の目的は、不揃い等が原因となっ
て給紙不良を招来することのない給紙装置を提供するこ
とにある。さらに、第5の目的は、異なるサイズの記録
シートをシート収容部間で確実に移動させることができ
る給紙装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、画像形成装置に付設され、垂直方向
に並設された複数の記録シート収容手段のそれぞれから
記録シートを給紙手段を介して画像形成装置に給紙し、
当該記録シートに画像を形成させる給紙装置において、
1つの記録シート収容手段に収容された記録シートを他
の記録シート収容手段へ一括して移送する記録シート移
送手段を備えた構成になっている。の手段は、画像
形成装置に付設され、垂直方向に並設された複数の記録
シート収容手段のそれぞれから記録シートを給紙手段を
介して画像形成装置に給紙し、当該記録シートに画像を
形成させる給紙装置において、記録シート収容手段内で
前記記録シートを載置するシート載置手段と、シート載
置手段に載置された記録シートの一端側を上下方向から
把持する把持手段と、把持手段によって記録シートを把
持した状態で、前記シート載置手段を記録シート載置状
態から非載置状態に移動させる第1の移動手段と、第1
の移動手段によるシート載置手段の移動に連動して前記
把持手段を1つの記録シート収容手段から他の記録シー
ト収容手段に移動させる第2の移動手段と、第2の移動
手段による把持手段の移動完了後、前記把持手段による
記録シートの把持を解除する解除手段とを備えた構成に
なっている。
【0011】また、第の手段は、第の手段において
紙無しとなった記録シート収容手段を検出するペーパー
エンド検出手段をさらに備え、ペーパーエンドとなった
1つの記録シート収容手段の1段上の他の記録シート収
容手段に対して前記第2の移動手段による把持手段の移
動が行われるようになっている。
【0012】また、第の手段は、第の手段におい
て、さらに、前記ペーパーエンド検出手段によって検出
される紙無しとなった記録シート収容手段が複数あるか
どうかを判別する判別手段と、この判別手段によって紙
無しとなった記録シート収容手段が複数あると判別され
たとき、前記把持手段を紙無しとなった下から2番目の
記録シート収容手段に移動させる移動制御手段を備えた
構成になっている。
【0013】また、第の手段は、第1または第2の手
段において、複数の記録シート収容手段のうちの1つが
シート補給段に設定されている。
【0014】また、第の手段は、第の手段におい
て、前記シート補給段が装置本体から引き出し自在に設
けられている。
【0015】また、第の手段は、第の手段におい
て、前記シート補給段に記録シートを補給するための1
つのシート補給用開口部を備えた構成になっている。
【0016】また、第の手段は、第の手段におい
て、前記第1の移動手段によるシート載置手段の記録シ
ート載置状態から非載置状態への移動が、シート搬送方
向であって、把持手段による記録シートの移動経路から
退避した位置まで行われるように設定したものである。
【0017】また、第の手段は、第または第の手
段において、前記シート載置手段は、記録シート搬送方
向に屈曲自在であり、記録シート搬送方向と直交する方
向には屈曲不能に形成されている。
【0018】また、第10の手段は、第の手段におい
て、前記シート載置手段を、ジャバラ構造体によって形
成してある。
【0019】また、第11の手段は、第、第、また
は第10の手段において、前記シート載置手段を、記録
シート給送方向と対向する方向に屈曲状態で、かつ、記
録シート給送方向と略直角な方向に退避自在に設けてあ
る。
【0020】また、第12の手段は、第の手段におい
て、前記記録シート収容手段が、シート搬送方向に延伸
する複数の第1の支持部材と、シート搬送方向と直交す
る方向に延伸し、前記第1の支持部材と結合した第2の
支持部材とから形成され、前記シート載置手段が、前記
第1の支持部材上をシート搬送方向に移動可能であっ
て、シート載置手段の移動により第1の支持部材と第2
の支持部材によって形成される記録シート載置領域が全
面開口可能に設定した構成になっている。
【0021】また、第13の手段は、第の手段におい
て、前記シート載置手段は、前記把持手段が記録シート
を把持する際の第1の位置と、前記第2の移動手段によ
って把持手段が各記録シート収容手段間を移動するとき
に設定される第2の位置と、記録シートが各記録シート
収容手段間を移動するときに設定される第3の位置とを
移動可能に構成され、前記第1の位置は前記第2の位置
の、第2の位置は第3の位置のそれぞれ記録シート給送
方向上流側に設定され、さらに、第3の位置は、前記シ
ート載置手段が記録シート載置領域から退避した位置に
設定された構成になっている。
【0022】また、第14の手段は、第または第13
の手段において、前記シート載置手段の記録シート給送
方向先端縁に切欠部を設けたものである。
【0023】また、第15の手段は、第の手段におい
て、前記把持手段を、記録シート上端面に当接し、記録
シートを分離給送する給紙ローラと、記録シート下端面
に当接し、記録シートを加圧する加圧手段とから構成し
てある。
【0024】また、第16の手段は、第15の手段にお
いて、さらに、前記把持手段を駆動制御する制御手段を
備え、当該制御手段は、記録シート収容手段間の記録シ
ートの移動を行う第1の移動モードと、記録シート収容
手段からの搬送のために記録シートを引き出して給紙す
る第2の移動モードとを有し、第1の移動モード設定時
には、前記加圧手段をシート載置手段の高さまで上昇さ
せ、第2の移動モード設定時には、前記加圧手段を予め
設定された加圧位置まで上昇させるように構成してあ
る。
【0025】また、第17の手段は、第16の手段にお
いて、前記制御手段を、前記第2の移動モードの実行の
際に、前記加圧手段を前記給紙ローラの下降量に応じて
上昇させるように設定してある。
【0026】また、第18の手段は、第の手段におい
て、前記把持手段を、記録シート上端面に当接する第1
の挟持部材と、記録シート下端面に当接する第2の挟持
部材とから構成し、さらに、少なくとも一方の挟持部材
の記録シートとの当接面に弾性部材を設けてある。
【0027】また、第19の手段は、第の手段におい
て、前記把持手段を、記録シート上端面に当接する第1
の挟持部材と、記録シート下端面に当接する第2の挟持
部材とから構成し、さらに、少なくとも一方の挟持部材
の記録シートとの当接面に高摩擦部材を設けてある。
【0028】また、第20の手段は、第の手段におい
て、前記把持手段を、記録シート上端面に当接する第1
の挟持部材と、記録シート下端面に当接する第2の挟持
部材とから構成し、さらに、第1および第2の挟持部材
の記録シートの当接面を同一の材質によって略同一形状
に形成してある。
【0029】さらに、第21の手段は、第、第15
18、第19または第20の手段において、前記把持
手段によって把持される記録シートの一端側を記録シー
ト給紙方向の先端縁に設定してある。
【0030】
【作用】上記第1の手段によれば、1つの記録シート収
容手段に収容された記録シートを他の記録シート収容手
段へ一括して移送する記録シート移送手段を備えている
ので、1枚の記録シートはもとより、複数枚の記録シー
トでも1つの束として他の記録シート収容手段に一度に
簡単に移送することができる。上記第の手段によれ
ば、記録シートを記録シート収容手段間で移動させる
際、把持手段によってシート載置手段上に載置された記
録シートを把持する。一方、シート載置手段は、第1の
移動手段によって記録シート載置状態から非載置状態に
移動させられ、シートの移動が可能な状態になる。この
ようにしてシート載置手段が非載置状態に移動し、例え
ば直ぐ下の記録シート収容手段との間が開放されると、
把持手段が記録シートを把持した状態で、第2の移動手
段によって直ぐ下の他の記録シート収容手段に移動させ
る。そして、移動が完了すると、解除手段によって把持
手段の記録シートの把持状態が解除され、記録シートは
当該他の記録シート収容手段のシート載置手段上に載置
される。このように把持した状態で移動させることによ
って他の記録シート収容手段に移動させたとき、シート
の不揃いが生じることがなく、それゆえジャム、スキュ
ーの発生を防止できる。
【0031】上記第の手段によれば、記録シートの移
動に際しては、把持手段は、第2の移動手段によってペ
ーパーエンド検出手段によって紙無しとなった記録シー
ト収容手段の1段上の記録シート収容手段に移動させら
れ、前記第1の手段によってペーパーエンドとなった記
録シート収容手段の上の記録シート収容手段から把持手
段によって記録シートを把持した状態で記録シートを移
動させ、当該ペーパーエンドとなった記録シート収容手
段のシート載置手段上に記録シートを載置する。これに
よって記録シートが不揃いになることなく記録シートの
移動を完遂できる。
【0032】第の手段によれば、ペーパーエンド検出
手段によって検出される紙無しとなった記録シート収容
手段が複数あるかどうかを判別手段によって判別し、も
し複数あると判別されたときには、移動制御手段は、紙
無しとなった下から2番目の記録シート収容手段に記録
シートを補給すべく把持手段を移動させる。これによっ
てダウンタイムの短縮と操作性の向上を図ることが可能
になる。
【0033】第の手段によれば、記録シート収容手段
のうちの1つがシート補給段に設定されているので、記
録シートの補給は、特定のただ1つの記録シート収容手
段に行えば、自動的にペーパーエンドとなった記録シー
ト収容手段に記録シートの補給が実行され、記録シート
の補給操作が楽になる。
【0034】第の手段によれば、ただ1つのシート補
給段が引き出し自在に設けられているので、記録シート
の補給はそのシート補給段を引き出して行えばよく、記
録シートの補給が楽になる。特に、シート補給段を最上
段に設定すれば、腰を屈めることなく記録シートの補給
を行うことができる。
【0035】第の手段によれば、1つのシート補給段
に対して、シート補給用開口部から記録シートを補給す
ることで、シート補給段を引き出す必要がなくなり、そ
の分のスペースを省くことが可能になる。
【0036】第の手段によれば、シート載置手段は、
シート搬送方向に移動して記録シートの移動経路から退
避した状態で待機する。これによって、把持手段は、記
録シートを把持して退避したシート載置手段による開口
を利用して他の記録シート収容手段に移動し、当該記録
シート収容手段のシート載置手段上に載置される。この
際、シート載置手段は、シート搬送方向に移動に移動し
て退避するため、特にシート載置手段の退避のためにス
ペースを割く必要がなくなる。
【0037】第の手段によれば、シート載置手段の弾
性変形の形態を記録シート搬送方向に屈曲自在、かつ幅
方向に屈曲不能にすることにより、記録シートを載置し
たときの剛性を確保するとともに、退避動作が安定して
行えるようになる。
【0038】第10の手段によれば、シート載置手段を
ジャバラ構造にすることによって、簡単な構成でシート
載置手段の弾性変形の形態を記録シート搬送方向に屈曲
自在、かつ幅方向に屈曲不能にすることを可能にし、記
録シートを載置したときの剛性を確保するとともに、退
避動作が安定して行えるようになる。
【0039】第11の手段によれば、記録シート載置手
段は、記録シートの給送と関係ない位置に記録シートの
退避位置を設定でき、さらに、退避したときには屈曲状
態となっているので、これによって省スペース化を図る
ことが可能になる。
【0040】第12の手段によれば、第1及び第2の支
持部材によってほぼ4角形の支持構造を有し、シート載
置手段は、シート搬送方向に平行な第1の支持部材上を
シート搬送方向に移動する。また、第1及び第2の支持
部材上に位置するシート載置手段のシート載置領域は、
前記移動によって全面的に開放される。このため、記録
シートの移動に際しては、シート載置手段を第1の支持
部材によって支持させた態でシート載置領域から退避さ
せるだけで、簡単にシート移動のための開放領域が形成
され、これによって、記録シートの不揃いなく、記録シ
ートの移動が可能になる。
【0041】第13の手段によれば、記録シート載置手
段が、把持手段の記録シートに対する処理状態に応じて
3つの位置、言い換えれば、記録シートが記録シート収
容手段にセットされるときの位置、記録シートが記録シ
ート収容手段から分離給送されるときの位置、及び記録
シートが記録シート収容手段間で移動させられるときの
位置に、各種動作に応じてそれぞれ待機位置を変えるよ
うに設定されている。これによって前記各種動作が確実
に行われるようになる。
【0042】第14の手段によれば、シート載置手段の
記録シート給送方向先端縁に切欠部を設けてあるので、
記録シートを把持するとき、シート載置手段をシート把
持手段に隣接させても確実に記録シートを把持すること
ができ、記録シートの不揃いを招くことなく、記録シー
トを移動させることができる。
【0043】第15の手段によれば、給紙ローラと加圧
手段とから把持手段が構成され、給紙ローラは記録シー
トの上端面に当接し、加圧手段は記録シートの下端面に
当接するので、両者によって記録シートの把持が行える
とともに、給紙ローラによって最上位の記録シートを呼
び出して給紙することができる。これにより、記録シー
トの不揃いを招来することなく、確実な給紙が可能とな
る。
【0044】第16の手段によれば、制御手段には、2
つの移動モードが設定され、記録シート収容手段間にお
いて記録シートの移動を行う第1の移動モードと、給紙
を行う第2のモードとによって把持手段の動作条件をそ
れぞれのモードに応じて適切な状態に設定した。これに
よって、記録シートの移動のときには記録シートの不揃
いをなくし、記録シートの給紙のときには、確実な給紙
が可能になる。
【0045】第17の手段によれば、加圧手段は、給紙
ローラの下降量に応じて上昇し、適性な挟持圧が持続す
るように制御されるので、確実な給紙が可能になる。
【0046】第18の手段によれば、第1及び第2の挟
持部材からなる把持手段の少なくとも一方の挟持部材に
設けられた弾性部材の弾性変形による把持によって記録
シートを確実に把持することができる。
【0047】第19の手段によれば、第1及び第2の挟
持部材からなる把持手段の少なくとも一方の挟持部材に
設けられた高摩擦部材によって大きな摩擦力によって把
持するので、記録シートの把持が確実になる。
【0048】第20の手段によれば、記録シートとの当
接面を同一の材質によって同一の形状に形成してあるの
で、記録シートの挟持部分の挟持圧力による変形を防止
することができ、これによって記録シートの把持が確実
になる。
【0049】第21の手段によれば、シートを把持する
位置が記録シート給紙方向の先端縁の一定の位置に設定
されているので、記録シートのサイズが異なっても、安
定した保持が可能になり、記録シートのサイズにかかわ
らず確実に給紙することができる。
【0050】
【実施例】以下、図面を参照し、この発明の実施例につ
いて説明する。
【0051】図1はこの発明の実施例に係る画像形成装
置の全体を示す内部構成図である。まず、この図1を参
照して実施例に係る画像形成装置の全体のシステムにつ
いて説明する。
【0052】図1において、このシステムは、給紙装置
1と画像形成装置2からなり、装置全体のほぼ下半分に
給紙装置1が、また、その上部に画像形成装置2がそれ
ぞれ配されている。画像形成装置2のさらに上部には原
稿自動送り装置3が設けられている。原稿自動送り装置
3の下面に当たる画像形成装置の上端部にはコンタクト
ガラス4が設置されており、原稿自動送り装置3にセッ
トされた原稿は、複写信号が入力されるとコンタクトガ
ラス4上に自動給送される。
【0053】コンタクトガラス4上に給送された原稿
は、画像形成装置2内に設けた画像読取部5により読み
取られ、デジタル信号に変換される。画像書込部6では
上記デジタル信号に基づき、レーザ光が感光体7に照射
される。感光体7は複写信号が入力されると時計回りに
回転し、帯電チャージャ8により均一な電位に帯電さ
れ、画像情報は画像書込部6で前記レーザ光の照射によ
り潜像化され、現像装置9により顕像化される。次い
で、トナーにより顕像化された画像は転写チャージ10
によりシート上に転写される。一方、感光体7に残留し
たトナーはクリーニング装置11により清掃され、感光
体7表面、除電ランプ12により均一に除電される。こ
れらの各行程で画像形成の1サイクルが形成される。
【0054】シートは給紙装置1より、レジストローラ
20部に給送され、所定のタイミングで転写部へ給送さ
れる。あるいは、所謂手差しトレイ19からシートを給
送することもできる。シートは転写後、搬送装置13を
経て、定着装置14で定着され、排紙部15に排出され
る。なお、これらの画像形成工程は、公知の電子写真プ
ロセスである。
【0055】給紙装置1の内部には、9段の収納段から
なるシート収納部270が配設されており、その最上段
のみ、装置前側方向に引き出し可能となっている。2〜
9段目のシート収納部270b〜iは各々全く同様の構
成となっており、通常用いられる給紙カセットの機能を
果たす。なお、以下、最上段に対応するものには添字a
を、2段目に対応するものには添字bを、・・・9段目
に対応するものには添字iといったアルファベットを付
して具体的な段数を明確に示す。また、シート収納部2
70は前カバーで一体に覆われており、給紙装置1から
脱着する構造にはなっていない。この各段のシート収納
部270a〜iは、それぞれシート積載トレイ246お
よびエンドフェンス350を備えている。
【0056】このようにシンプルな構成であり、給紙カ
セットを使用しないので当然カセットの脱着を行う必要
もないことから、通常の給紙装置のスペースで給紙カセ
ットタイプの倍以上の給紙段数を確保できる。実施例で
は、1段当たり約250枚のシートを想定しているが、
特に限定されるものではない。また、最大8種類のシー
トサイズに対応できるため、ユーザは所望のサイズがな
いという煩わしさはほとんど味わうことはない。ただ
し、通常使用サイズが限定されている場合が多く、使用
頻度の高いサイズを複数段セットして対応しても良い。
【0057】1段目のシート積載トレイ246は、シー
ト収納部270にシートエンドが発生した場合のシート
補給用トレイであり、通常、シートはセットされていな
い。このシート補給用トレイ246は、機械全体の中間
の高さにあり、シート補給は全てここにセットされ、ユ
ーザーは、腰を屈めることなく作業できる。
【0058】シート収納部270の右側には、給紙ユニ
ット406が、1つだけ設けてあり、それが1〜9段目
まで上下に移動することにより、各トレイのシートを給
送する。通常各トレイ毎に給紙機構を有するため、トレ
イ数が多ければ多いほどコスト及びスペースを必要とす
る不具合があり、それが大幅に改善されている。給紙ユ
ニット406の右側には、搬送ベルト419が1〜9段
目のトレイから給送されるシートに対応するように給送
装置1の下から上まで縦方向全域にわたって張設されて
いる。搬送ベルト419の内側にある帯電チャージャー
420により、搬送ベルト419は帯電し、給紙ユニッ
ト406によりフィードされたシートを静電吸着し、自
らの回転によりシートを上方に搬送し、画像形成装置2
と給紙装置1の中間部に設けた搬送ガイド板55部で、
シートを分離する。分離されたシートは一対の搬送ガイ
ド板55にガイドされ、一対の搬送ローラ56により、
レジストローラ20部に給送される。
【0059】搬送ベルト419の下方は駆動ローラ41
7により支持され、上方は除電ローラ418により支持
されている。シートは搬送ベルト419に静電吸着され
ているため、除電ローラ418により電荷をアースに落
とし、分離しやすくしている。また、除電ローラ418
に代えて別途除電チャージャーを設けても良い。 シー
トジャム及びメンテナンス時の対応のために、給紙ユニ
ット406と搬送ベルト419が一体で、給紙装置1か
ら奥側を支点に右側に開閉可能となっている。給紙ユニ
ット開閉部17が、右側に開いた状態では、シート収納
部270は右側から、給紙ユニット406は左側から開
口状態となっているため手の出し入れが可能となりジャ
ム処理等を行うことができる。
【0060】シートエンド発生時、シートは給紙ユニッ
ト406に保持されることにより、各トレイ間を移動す
るが(後述)、その際シート積載トレイ246は、シー
トの移動の妨げとならないように、左側に退避する機構
が設けられている。このシート積載トレイ246は、シ
ート給送方向に折り曲げ自在になっており、シート積載
トレイ246が退避する場合、左端より徐々にトレイ収
納部60に折り曲がりながら収納されていく。
【0061】トレイ収容部60は、給紙装置1の左端に
設けられ、シート積載トレイ246が1個分収容できる
縦長のスペースを有している。つまり複数のシート積載
トレイ246が同時にトレイ収容部60に収容されるこ
とはない。このように、シート積載トレイ246の開閉
移動が省スペースにて可能な構成となっており、装置の
小型化及びトレイの多段化に寄与している。
【0062】ここで、シートを各トレイ間を移動させる
ための構成の概略について説明する。
【0063】1つのトレイに載置されたシート束を他の
トレイに移動させるシート移動手段は、シート供給手段
すなわち給紙ユニット406により構成されている。給
紙ユニット406には、加圧保持板468と呼出ローラ
436とが設けられ、移動対象となるシート収納部27
0(a〜iのいずれか)に加圧保持板468を下げた状
態で対向させ、エンドフェンス350によりシート束を
加圧保持板468上に先端が突き当たるまで押し出し、
次いで、加圧保持板468を上昇させると、呼出ローラ
436との間で所定の圧力で挟持することができる。こ
の状態で、当該シート収納部270(a〜i)のシート
積載トレイ246をトレイ収容部60側に退避させ、給
紙ユニット406をすぐ下の収納段に対向する位置に下
げる。その収納段のシート積載トレイ246を給紙ユニ
ット406側に進出させて、シート束をそのシート積載
トレイ246上に乗せ、加圧保持板468と呼出ローラ
436間の挟持力を解除する。そして、シート積載トレ
イ246を給紙位置まで後退させる。これを繰り返すこ
とにより、最下段のシート収納部270iが空になった
場合でも、最上段のシート収納部270aにシートを補
給するだけで、空いたシート収納部270(a〜iのい
ずれか)にシートの補給が行われることになる。
【0064】また、上記構成により、装置全体として設
置スペースが最小限になるよう工夫されている。つま
り、装置左側は排紙部15も画像形成装置2からほとん
どはみでない構成であるし、給紙装置1も左カバー21
で完全に覆われており、左側にスペースはほとんで必要
としない。また、装置右側については、ジャム処理時等
多少開閉するスペースあるだけでよい。ユーザはシート
セットをはじめ、全ての操作を装置の前側でできるし、
設置場所も余り制約を受けないメリットがある。また、
画像形成装置2は光学系をデジタルに想定しているた
め、画像の縦横変換等の機能を持たせば、転写シートの
セット方向を例えば横に統一するようなこともできる。
本実施例では、シートサイズB4以上縦送り、A4以下
横送りに統一し、トレイにセットされるシートサイズの
種類が増えすぎないようにしているが、これに限定され
るものではない。
【0065】まず、記録シートの給紙装置1へのセット
について説明する。
【0066】画像形成装置2の下に備えられている給紙
装置1は、複数段のシート載置用のトレイ(記録シート
収納部270)を有する異サイズ混載の多段給紙システ
ムになっている。給紙装置1の所定のシート補給口から
シート束99をセットすると、給紙装置1内でシート搬
送方向に移動自在な第1段のシート積載トレイ246a
に直接セットされたシート束99がシート搬送方向上流
側へ移動し、上下に移動自在な給紙ユニット406によ
って、シート給紙、または、シート束99を別の記録シ
ート収納部270へ移動させる動作が行われる。
【0067】給紙装置1内の複数の記録シート収納部2
70のうち、最上段の第1記録シート収納部270aの
シート積載トレイ246aのみ、手前方向に引き出せる
引き出しトレイ100と一体構造になっていて、シート
補給口はこの1ヶ所のみとし、他のシート収納部には、
シート束99を第1シート収納部270aから順次移動
さるシステムとするので、図2に示すようにハイポジシ
ョン(床面から約600〜800mm)での給紙が可能
になり、図3に示したような、従来の各段がカセットに
なっている多段給紙システムのように下方の引き出し式
給紙カセット101に給紙を行うときには屈んでシート
束99を補給する必要はなくなり、オペレータにとって
非常に楽な姿勢でシートの補給が可能になる。
【0068】また、第1記録シート収納部270aのみ
を給紙口とするため、複数段の記録シート収納部270
は全て共通のシート補給口を持つことになり、図3のよ
うな従来の多段給紙装置に比べて、構造が複雑な引き出
し式のカセットを複数用いる必要もなくなる。
【0069】図2に示した実施例において、シートの補
給を行う場合、まず、引き出しトレイ100を手前側に
引き出し、シート載置用のシート積載トレイ246の載
置面上に直接シート束99をセットする。その際、移動
可能なシート積載トレイ246は、図4に示したシート
積載トレイ246の移動時の基準となるホームポジショ
ン252に位置しており、他の位置に停止していた場
合、または移動中の場合は、引き出しトレイ100のロ
ック条件に相当し、引き出しトレイ100は引き出せな
いようになっている。なお、引き出しトレイ100を引
き出し、シートセットが完了し、引き出しトレイ100
が再び閉じられた後に、シート束99を載置したシート
積載トレイ246は、給紙、若しくはシート移動を行う
ために給紙ユニット406方向に前進する。
【0070】シート束99を直接シート積載トレイ24
6にセットする際は、引き出しトレイ100の構造体の
手前側支持部材の内側にあるシート側端基準壁261
(図21)にシート束99の側面を突き当てるようにセ
ットし、奥側は手動で移動可能なサイドフェンス331
(図14)をシート束99のもう一方の端面に突き当た
るところまで移動してセットした後、引き出しトレイ1
00を給紙装置1側に移動させ、給紙装置1内に収納す
る。
【0071】また、上記の実施例は、シート補給用の引
き出しトレイ100が手動で引き出される場合について
述べたが、ワンタッチで引き出しトレイの開閉を行うオ
ートローディングタイプにしても実現可能である。な
お、引き出しトレイ100aが自動的に開閉するオート
ローディング方式の場合の給紙装置1の実施例を図5に
示す。なお、引き出しトレイ100aは図6のような構
成となる。
【0072】すなわち、引き出しトレイ100aは、パ
イプ状の構造体110によって一体成型されており、引
き出し方向の手前側と奥側にそれぞれ側板111,11
2が設けられている。各々の内側にシート搬送方向に平
行な方向に移動自在なシート積載トレイ246のガイド
部材が設けられ、引き出しトレイ100aはシート載置
用のトレイ246と一体で引き出し可能になっている。
【0073】パイプ状の構造体110のシート幅に平行
な方向な部材は、引き出しトレイ100aの奥行き方向
より延長されており、本体側に設けられた引き出しトレ
イ100aのガイド部材113,114と嵌合してい
る。構造体110のシート搬送方向下流側の奥行き方向
の部材には、図7の斜視図に示すようにラック115が
設けられており、これに噛合するようにピニオン116
が設けられている。ピニオン116は本体内に設けられ
た駆動源117で駆動され、引き出しトレイ100a
は、構造体110がガイド部材113,114によって
ガイドされることによって移動動作を行う。
【0074】オートローディングタイプの引き出しトレ
イ100aの動作は、オペレータが引き出しトレイ10
0aの手前側側板であるトレイ前カバー111若しく
は、操作部に設置されたオートロードキーを操作する、
または、前カバー11を軽く押すことにより、引き出し
トレイ100aはワンタッチで開放するように設定され
ている。開放動作は、常に行われるものではなく、本体
側制御部に後述の引き出しトレイ100aのロック条
件、ロック解除条件が設定されており、その条件に従っ
て開放動作は行われる。
【0075】オートロードキーが操作されると、引き出
しトレイ100aのロック部材118のロック状態が解
除され、次に、本体内の駆動源117がピニオン116
に駆動伝達を開始し、引き出しトレイ100aの開放動
作が開始する。なお、この実施例では、駆動源117と
してDCモータが使用されている。
【0076】ロック機構の構成は、図9に示すように鉤
爪状のロック部材118がスプリング122を介して、
図示しないソレノイドに連結されている。ロック解除条
件になると、ソレノイドがONし、引き出しトレイ10
0aの前カバー111に設けられたロック溝123から
ロック部材118が外れる構成になっている。なお、ロ
ック機構は引き出しトレイの100aのシート搬送方向
の上流、下流の両側に2つ設けている。
【0077】図10に示す引き出しトレイ100aのシ
ート搬送方向後端に設けられたフィラー124が、本体
側に設けられたトレイ位置(開口量)検知センサ631
を切っているときは、引き出しトレイ100aが閉まっ
ている時であり、フィラー124が移動してセンサ63
1から外れると開放動作が開始したと判断する。
【0078】また、図8に示すように ピニオン116
の側面近傍には、発光素子119と受光素子120が配
設され、さらに、ピニオン116の側面の一部には、他
の部分と反射率の違う反射板121が設けられいる。こ
れによりピニオン116が回転すると発光素子119か
ら出射された光が1回転毎に反射板121が通過すると
きだけ異なった光として受光素子に入射するので、受光
素子120のカウンタ(図示しない)がその回数をカウ
ントすることにより、ピニオン116の回転数をカウン
トし、所定回転したとき開放動作が自動的に停止するよ
うになっている。このカウンタのカウント開始は、フィ
ラー124がセンサ631から外れた時点から開始す
る。
【0079】また、駆動源117をパルスモータにする
ことによって、所定の距離だけ移動させるのに相当する
回転数分だけパルスを刻み、そのパルスのカウントは、
フィラー124とセンサ631の組み合わせにより制御
を行うように構成することもできる。
【0080】引き出しトレイ100aの前カバーの正面
の側部に寄った箇所には、非接触の障害物検知センサ1
25が設けられ、引き出しトレイ100aの開放動作の
際、引き出しトレイ100aの開放進行方向の障害物を
検知し、例えば、オペレータが給紙装置正面のごく近傍
にいた場合、引き出しトレイの開放動作を禁止したり、
十分に開放動作を行うための距離が得られないと判断す
ると、開放動作を自動的に中断することが可能となって
おり、突然開放動作を開始するなどの危険が回避できる
ようになっている。
【0081】また、非接触式の障害物検知センサ125
の代わりに障害物に引き出しトレイ100aが接触した
際に、その駆動源117が受ける負荷トルクにより障害
物を検知し、上述の非接触のセンサ125の時と同様の
作用をするように構成することもできる。
【0082】シート束99をセットした後、サイドフェ
ンス331をセットして、引き出しトレイ100aを閉
める場合は、引き出しトレイ100aを給紙装置1本体
方向に軽く押すことにより、本体内の引き出しトレイ1
00aのガイド部材113、114に設けられた図示し
ない押圧トルク感知センサにより押されたことを判断す
るか、または、オートロードキーが押されることによ
り、引き出しトレイ100aは閉鎖動作を始める。
【0083】閉鎖動作を行う際は、駆動源117を開放
動作を行うときとは逆方向に回転させ、フィラー124
が再びセンサ631を切るまで移動させ、センサ631
はフィラー124に切られることにより、引き出しトレ
イ100aが完全に閉鎖されたことを感知し、ロック機
構のソレノイドをOFFし、ロック部材118をロック
溝123に勘合させることによって引き出しトレイ10
0aのロックを行う。また、センサ631がフィラー1
24に切られる際に、受光素子120内のカウンタをリ
セットし、次のOPEN動作に備える。これにより、セ
ンサ631とフィラー124の組み合わせによって引き
出しトレイ100aの開閉動作のホームポジションの検
出機能と兼ねるようにすることができる。
【0084】引き出しトレイ100aの閉鎖動作を開始
する際、必要以上の力が加わった場合には、ガイド部材
113,114に設けられた図示しない押圧トルクリミ
ッタが働き、当該トルクリミッタのダンパ機能により正
規に設定された速度よりもはるかに速い速度で引き出し
トレイ100aが移動することがないような構成にし、
乱暴な閉鎖動作が行われても給紙装置1自体に大きな振
動を与えることがなく、また、オペレータによって急速
な閉鎖動作が行われても、危険が発生することもないよ
うになっており、さらに、閉鎖動作中に引き出しトレイ
100aが、その進行方向にオペレータの指等の障害物
を検知すると、後述の制御部が閉鎖動作の中断させ、ま
たは禁止させ、オートロードによる人体の巻き込みなど
の危険を防止している。
【0085】さらに、他の実施例について図を参照して
説明する。
【0086】図11、図12及び図13は他の実施例に
係る画像形成装置の斜視図である。同図において、画像
形成装置2の下に備えられた給紙装置1′は、複数段の
記録シート収納部270を有する異サイズ混載の多段給
紙システムとして構成されている。全ての記録シート収
納部270は給紙装置1′の本体内に固設され、外装カ
バー171で覆われており、最上段の記録シート収納部
270aに対応する外装前面部にのみシート補給用の開
口部172が設けられている。シート補給用の開口部1
72は、設計上、給紙装置1′の設置面(床面)上約6
00〜600mm間に設定されており、オペレータがシ
ート補給時に屈むことなくシートの補給が行うことが可
能となっている。
【0087】また、前記開口部172には、開口部17
2を遮蔽する開閉自在なドア173が設けられている。
このドア173は、図14に示すロック部材174によ
って開閉自在なるフリー状態と、開閉不可なるロック状
態とに選択的に制御され、例えば記録シート収納部27
0内でペーパーエンドが発生した場合、ドア173はフ
リー状態に設定され、記録シート収納部内にペーパーが
存在し、画像形成装置2で画像形成動作中の場合、ドア
173はロック状態に設定される。
【0088】次に、シートのセット動作に関して説明す
る。
【0089】図14に示した給紙装置1の複数の記録シ
ート収納部270のうちの1つでペーパーエンドが発生
した場合、画像形成装置1本体の図示しない操作表示部
にペーパーエンドを示す表示がなされ、ドア173がフ
リー状態に設定される。このようにドア173がフリー
になると、図15に示すように補給用の開口部172に
所望のサイズのシートをへ挿入する。この時、シート束
99の先端縁部がドア173に当接し、ドア172はシ
ートの挿入圧力によって開口する。
【0090】次いで図15ないし図17に示すように、
シート束99はオペレータによってさらに開口部751
内へ挿入され、シートは最上段の記録シート収納部27
0aのシート積載トレイ246上に載置される。
【0091】シート積載トレイ246上にはサイドフェ
ンス331が所定の位置、例えばトレイの幅方向中央位
置で待機しており、挿入されるシート先端縁からの当接
圧力により一旦シート挿入方向奥側(図中矢印a方向)
に移動する。しかし、図18に示すようにシート束99
がオペレータの手から離れて全てシート積載トレイ24
6上に載置された後、奥側に移動させられていたサイド
フェンス331が手前方向に移動し(図中矢印b方
向)、シート積載トレイ246上でシート束99は給紙
装置1′の手前基準で揃えられる。そして、この揃え動
作終了後、サイドフェンス331は再度奥側に移動し、
トレイ246上から退去する。
【0092】引き続き、シートトレイに関連する構成に
ついて説明する。
【0093】画像形成装置2の下に備えられている給紙
装置1内に複数段設けられたトレイの第1収納部、言い
換えれば第1段の記録シート収納部270aは、引き出
し状に本体から引き出せる引き出しトレイ100と一体
化している。
【0094】引き出しトレイ100の概要を図19の要
部斜視図に示す。
【0095】引き出しトレイ100は、シートの給送方
向に平行な一対の支持部材271とシートの幅方向の支
持部材273,274の各方向2つずつの支持部材から
なる構造体に、シート給送方向に平行な方向に自在に移
動可能なシート積載トレイ246と、その駆動手段24
2(図49)が設けられている。また、支持部材271
は、前カバーも兼ねている。支持部材271の内側に
は、それと平行にシートをセットする際の基準となるシ
ート端面基準壁261aが設けられている。
【0096】支持部材271には、各々、シート積載ト
レイ246aが移動する際にその移動を円滑に行うため
のチャンネル状のガイドレールであるトレイガイド20
9,210(図50)が設けられている。このうち、ト
レイガイド209は前部横方向のガイドであって、トレ
イガイド210は後部横方向のガイドである。
【0097】支持部材274は、引き出しトレイ100
にセットされたシート束99の給紙ユニット406側を
開口状態にしておくためにステー状になっており、取り
付け位置は、給紙ユニット406の移動の妨げにならな
いように、図20の正面図に示すように給紙ユニット4
06の移動スペースの範囲外になるところに位置し、給
紙ユニット406が、最上段のシート収納部270aの
給紙位置にきても、支持部材274と給紙ユニット40
6が接触しない位置関係の高さに配してある。このよう
な位置に支持部材274を配することによって、引き出
しトレイ100を引き出した場合に、引き出しトレイ1
00の上面が全面開口になり、図21の平面図に示すよ
うに、セットしようとするシート束99のシート給送方
向に対して前後に空間的余裕ができるので、シート束9
9のセットを両手で無理なく行うことが可能になる。
【0098】また、支持部材274の引き出しトレイ1
00の内側には、図22に示すようにサイドフェンス3
31移動用のガイド溝276が設けられている。図22
は支持部材274を引き出しトレイ100の内側より見
た様子を示すものである。
【0099】支持部材273は、引き出しトレイ100
の内側から見た図23に示すように側板状になってお
り、シート積載トレイ246が移動する際に通過できる
ような貫通したシート積載トレイ246の断面より一回
り分だけ大きい溝277と、サイドフェンス331の移
動をガイドするガイド溝275が設けられている。この
ガイド溝275は引き出しトレイ100の内側に設けら
れている。
【0100】支持部材273,274の引き出しトレイ
100の外側上部には、引き出しトレイ100を本体か
ら引き出すための引き出しレール278,279が設け
られており(図19)、これらが本体側に設けられた図
示しない引き出しレールガイドに嵌合させてあり、引き
出し開放条件の時は給紙装置1より自在に出し入れが可
能にしてある。
【0101】引き続き、上記のように構成された引き出
しトレイ100の動作について説明する。
【0102】支持部材273の引き出しトレイ100の
外側下部には、図58の要部平面図に示すように図10
で示したものと同様のフィラー282が設けられてお
り、本体内に設けられているトレイ位置検知センサ63
1と組み合わせ、引き出しトレイ100の開閉検知を行
っている。フィラー282がセンサ631を切っている
場合は、引き出しトレイ100が閉鎖されている状態で
あり、切っていない場合は、開放されている状態である
と制御部600(後述の図103)は判断する。
【0103】本体制御部600には、前にも述べたが引
き出しトレイ100のロック条件、およびロック解除条
件があらかじめ設定されており、ロック条件に当てはま
っている場合は、図57の画像形成装置の全体を示す斜
視図からもわかるように、本体の引き出しトレイ横に設
けられているOPEN/COSEキー283を押して
も、引き出しトレイ100のロック機構は解除されず、
引き出すことができない構造になっている。閉鎖解除条
件に当てはまっている場合は、キー283を押すとロッ
ク機構は解除され、引き出しトレイ100は引き出し可
能となる。
【0104】前述のシート積載トレイ246は、シート
給送方向に移動自在なトレイ形状をしており、シート給
送方向と平行な方向に凹凸が繰り返された言わば蛇腹の
ような形状を呈しており、図26、図27および図28
の要部正面図に示すように、シート給送方向には屈曲可
能で、シート幅方向には屈曲しない構成にしてある。そ
の際、図24の要部正面図に示すようには溝幅x1 があ
る程度の大きさを持つと、図26のように上側(溝の開
口側)に屈曲するが、図25のようにx2 を限りなく0
に近づけると、図27に示すようにほとんど上側には屈
曲しないようになる。ただし、図28に示すように下側
(溝の突出側)には屈曲する。
【0105】図29はシート積載トレイ246の上面図
である。同図において、トレイ上面に形成された凹凸
は、シートを載置する部分と、駆動手段がかみ合う部分
とでピッチが変えてある。図30は図29のA−A線断
面図であり、シートを載置する部分の横断面を示し、図
35は、その部分詳細図である。また、図31は図29
のB−B線断面図であり、駆動手段が噛み合う部分の横
断面を示し、図36は、その部分詳細図である。また、
駆動手段が噛み合う部分は、シート積載トレイ246の
側面図である図34に示すように、シートを載置する部
分よりも一段低くなっており、シートがセットしやすい
ように配慮されている。さらに、図32は図29のC−
C線断面図の、図33は図29のD−D線断面図の各々
一部を表している。
【0106】シート積載トレイ246は、例えば、板金
にプレス加工を施し、上記のような構造を持たせて構成
する。シート積載トレイ246の給紙ユニット側の先端
には図29に示すように、長方形の切り欠き部255が
設けられており、シート移動の際にシート束99の先端
縁のホールドエリアになり、給紙ユニット406に取り
付けられて加圧従動レバー461と、加圧保持板468
がシート束99の下側に直接入り込めるようになってい
る。また、給紙ユニット406が、シート移動のために
移動する際、給紙位置253に停止しているシート積載
トレイ246上にシートがない場合は、シート積載トレ
イ246が待機位置252まで後退しなくても、切り欠
き部255を給紙ユニット406の加圧従動レバー46
1が通り抜けられるようになっている。
【0107】切り欠き部255の周辺は、シート積載ト
レイ246の他の部分と比較して、部材自体の強度を上
げている。すなわち、図30からも分かるように当該部
分の周辺は、他の部分と比較して、凹凸の深さを浅く
し、このような構成にすることにより、単純な平板状の
ときより強度を上げられるようになる。このような構成
にすることによって、シート積載トレイ246が片持ち
になる給紙位置253や、待機位置252にあるとき
に、多数枚のシートがシート積載トレイ246上に載置
されても、シート積載トレイ246の先端が撓むことを
防止し、シート積載トレイ246の移動動作や、給紙動
作が安定して行われるようにしている。
【0108】図42は、給紙ユニット406側から見た
給紙装置1の断面図である。その複数段のトレイのうち
の1つの、本体正面側の詳細図が図43であり、奥側が
図44である。各々の図に示した通り、シート積載トレ
イ246の給紙ユニット406側の先端には、凸部26
7が設けられており、トレイガイド209,210の各
々に設けられた脱落防止部268,269に当該凸部2
67を嵌め込み、シート積載トレイ246上に大きな力
が作用した場合の脱落を防止している。
【0109】シート積載トレイ246のシート載置側の
面には、図37および図38に示すように給紙動作およ
びシート移動動作の妨げにならないような、μ=1以下
の低摩擦係数の弾性シート250が設けられている。こ
のようなシートを設けることによって、シート積載トレ
イ246のシートを載置する面の凹凸をなくすことがで
きる。すなわち、シート揃えを行うサイドフェンス33
0や、エンドフェンス350のシート積載トレイ246
に接する面の形状を、シート積載トレイ246の凹凸と
対応するような形状にする必要がなくなる。この弾性シ
ート250は、図37および図38に示すようにシート
給送方向の上流側と下流側をそれぞれリベット251で
止めることにより固定される。なお、図39は、シート
積載トレイ246に弾性シート250を取り付けた状態
を示す上面図である。弾性シート250を設ける際は、
図40示すように、多少たるませるように配置し、図4
1に示すようにシート積載トレイ246が移動して後端
が屈曲したときに、ちょうど張り付くようにしてある。
【0110】なお、給紙装置1内の複数段あるシート積
載トレイ246は、全て上述してきた構成と同じ構成に
なっており、その複数段設けられたシート収納部270
も、上述の引き出し可能な引き出しトレイ100の内部
と同様な構成になっている。また、各段のシート積載ト
レイ246は、全て、給紙装置1の本体正面側と奥側の
カバーに設けられた1対のトレイガイド209,210
によってガイドされ、給紙方向と平行な方向に移動自在
になっている。
【0111】シート積載トレイ246の上記の実施例以
外の構成としては、図45に示したようなシート積載ト
レイ246のシートを載置する部分を板金にプレス加工
をして、シートの給送方向のみに屈曲自在にしたもの
や、図46に示したように、芯金258にコの字型に成
形した摩擦係数の低い軟質部材259をかぶせて繋ぎ合
わせたもの、または一体に成形された凹凸を持った軟質
部材259をかぶせたもの、さらには、図47に示した
ように、図46の実施例の各凸部にリブ260を設け、
上側には屈曲しないようにしたものなどが挙げられる。
【0112】このように構成されたシート積載トレイ2
46の動作は、シート給送方向に移動自在である。給紙
装置1内に設けられている複数段のシート積載トレイ2
46は、各段とも共通にシート給送方向と平行に設けら
れたトレイガイド209,210によってガイドされ、
図48(イ)に示したように、給紙ユニット406から
離れた位置に、その移動のホームポジションを設け、こ
の位置をシート積載トレイ246の待機位置252と
し、シート補給口に相当する第1記録シート収納部27
0aのシート積載トレイ246aが格納されている引き
出しトレイ100のLOCK解除条件の1つに当たるシ
ート積載トレイ246aの停止位置、およびシート補給
を受けるための位置を待機位置252としている。
【0113】給紙装置1が給紙動作を行う際、選択され
たシートサイズのシートを収納している収納部270の
シート積載トレイ246は、図48(ロ)に示すように
1だけ給紙ユニット406側の給紙位置253に前進
し、給紙動作が開始される。ペーパーエンド時以外の給
紙動作終了時、または、他のシートサイズが選択された
場合は、シート積載トレイ246は再び待機位置252
に移動し、給紙ユニット406の移動に備える。待機位
置252から給紙位置253までの距離l1 は、給紙ユ
ニット406が移動する際に、シート積載トレイ246
が干渉しない距離が設定されている。
【0114】また、シートが移動する際は、図48
(ハ)、(ニ)に示すようにシート積載トレイ246は
給紙ユニット406に対して後退し、シートを載置して
いる面が全面開口するので、シートの下方がフリーにな
り、シートの移動が行えるようになる。トレイ246の
開口量l2 ,l3 は、載置されているシートのサイズに
よって変わるように制御されている。なお、シート移
動、及びその制御とその際のシート積載トレイ246の
移動の詳細については後述する。
【0115】シート積載トレイ246の後端部は、ガイ
ドにより下向きに強制的に屈曲させられており、後退し
たシート積載トレイ246は、機内に垂れ下がるように
されているので、従来の例えば特開昭64−29873
に提案されているようなシート収納部仕切り板開口シス
テムより省スペース化を図ることができる。後退したシ
ート積載トレイ246を機内に垂れ下がらせるときに、
各段のシート積載トレイ246は、図50に示したよう
なガイド210a,210b,210c,210d,2
10e,210f,210g,210h,210i,2
12によって、給紙装置1のシート給送方向下流側にあ
る各段共通のトレイスペースに収納されるように構成さ
れ、省スペース化が図られている。また、上方の数段の
シート積載トレイ246が後退した場合は、その後端部
は、給紙装置1の底面に到達しないが、中断以下のシー
ト積載トレイ246は底面に到達してしまうので、底面
の手前で再び屈曲させ、最下部のトレイ(本実施例では
246i)のトレイガイド209i、210iの下方に
トレイガイド214を設けて、最下部のシート積載トレ
イ246の下側に収納スペースを延長している。また、
上記の実施例のほかに、後退してきたシート積載トレイ
246を、シート積載トレイ246の後端部で巻き取
り、収納するように構成しても良い。
【0116】シート積載トレイ246は、後述する駆動
部を用いて駆動され、移動する。その際、先に述べた待
機位置252をホームポジションとして移動の制御がな
される。なお、各シート積載トレイ246のトレイ待機
位置検知センサ632、トレイ給紙位置検知センサ63
4からなるトレイ位置センサは、図49に示すように最
大シート幅l4 よりも外側に設けられている。したがっ
て、シート移動の妨げになったり、万一シートが脱落し
ても、破壊されることはない。
【0117】シート積載トレイ246は、各段のトレイ
とも、図51の要部斜視図に示すようにシート積載トレ
イ246のシート給送方向下流側の、下方向に屈曲を開
始する部分の下側に位置する図示しない軸の両端に設け
られたプーリ242に、給紙装置1内を上下に自在に移
動できる図53および図54に示した駆動ユニット22
2を介して、本体内に設けられた1つの駆動モータ22
0の出力を、各段のシート積載トレイ246に取り付け
られている2つのプーリ242のうち、本体奥側にある
プーリに伝達することによって行われる。シート積載ト
レイ246の表面の凹凸は、上述のようにシートを載置
する部分と、駆動手段とが噛み合う部分では、そのピッ
チを違えてあり、そのピッチが細かい部分にプーリ24
2が噛み合うように配置されている。なお、符号243
は、プーリ242が軸着されたシート積載トレイ246
の移動軸である。
【0118】上下に自在に移動できる駆動ユニット22
2は、駆動モータ220を駆動源とし、駆動ユニット内
のクラッチの切り替えによって、各段のシート給紙トレ
イ246に設けられたプーリ242の位置までの移動
と、シート積載トレイ246が移動するための駆動を伝
達する機能の両方を切り替えて行っている。
【0119】図53に示すように、給紙装置1の奥側の
ベース201付近に設けられている駆動モータ220の
出力は、モータ出力ギヤ266から、給紙装置1の天板
207付近に設けられたアイドラギヤ257の間に駆動
ベルト221を介して駆動ユニット222の入力ギヤ2
26に伝達している。駆動を伝達された駆動ユニット2
22は、動作を上下方向のみに規制するベース201と
天板207の間で、駆動ユニット222の前後に2本設
けられたガイド219に沿って移動する。なお、この移
動は、図54に示すように、駆動ユニット222とガイ
ドの間に設けられたローラ224を介して行われる。
【0120】駆動ユニット222の内部のギヤ及びクラ
ッチの配置を図52の概略構成図にに示す。
【0121】同図において、駆動を伝達された入力ギヤ
226は、上昇シャフト228に取り付けられている上
昇入力ギヤ227、上昇電磁クラッチ229、ギヤ23
0を介して、上昇ギヤ231を回転させ、ラック218
と噛合しながら、駆動ユニット222を上昇させる。そ
の際、下降電磁クラッチ234はONになっている。移
動させるシート積載トレイ246のプーリ242の位置
に駆動ユニット222が到達すると、上昇電磁クラッチ
229がOFFし、ギヤ230に駆動を伝達しなくなる
ので、上昇ギヤ231の回転は停止する。また、上昇ギ
ヤ231には、ワンウェイクラッチ232が備えられて
おり、下降電磁クラッチ234は、引き続きONの状態
にあるので、下降シャフト233がフリー状態になら
ず、また、上昇ギヤ231は駆動ユニット222の上昇
方向へのみに回転方向が規制させられているので、駆動
ユニット222の上昇は停止する。駆動ユニット222
が移動動作を行っているときは、移動電磁クラッチ23
7はOFFになっており、トレイ246を移動させるた
めの駆動部には、駆動力は伝達されない。
【0122】駆動ユニット222の移動動作が終了する
と、移動電磁クラッチ237がONし、入力ギヤ226
の回転を移動入力ギヤ235を介して、ギヤ238へ伝
達する。そして、ギア238から移動出力ギヤ239へ
駆動力は伝達され、シート積載トレイ246に対して段
数分だけ本体側に設けられている移動ギヤ241に駆動
力が伝達され、これによって移動軸243は回転し、さ
らにシート積載トレイ246の下側に設けられている移
動プーリ242が回転してシート積載トレイ246は移
動する。
【0123】駆動ユニット222側の移動軸243と、
シート積載トレイ246側の移動軸243は、各々図示
しないカップリング部材を具備し、駆動ユニット222
が所望の移動させるシート積載トレイ246の位置に到
達すると、カップリングが行われ、駆動力の伝達が可能
になる。また、カップリングの解除は、駆動ユニット2
22自体が上下の何れかの方向に移動することにより自
動的に行われる。
【0124】図55はシート積載トレイ246の駆動部
分を本体正面側より見た要部正面図、図56はその上面
図である。
【0125】シート積載トレイ246の移動動作は、待
機位置252から給紙位置253への移動動作と、開口
位置254から給紙位置252及び、給紙位置253へ
の移動動作が同方向であり、給紙位置253から待機位
置252への移動動作と、待機位置252及び、給紙位
置253から開口位置254(図48)への移動動作が
同方向である。
【0126】上記の移動動作方向は、反対向きであり、
この方向の切り替えは、駆動モータ220において正回
転、逆回転の切り替えを行い、出力ギヤ266の回転方
向を切り替えることにより行っている。
【0127】シート積載トレイ246の移動の制御につ
いては、後述の制御の項で詳しく述べるが、構造は、ギ
ヤ239と同一軸状に設けられたエンコーダ244がギ
ヤ239の回転により回転し、その回転量をトレイ駆動
部位置検知センサ635によりカウントすることによっ
て制御を行う。
【0128】また、シート積載トレイ246の下部には
図48に示すようにフィラー247が設けられており、
トレイ待機位置検知センサ632、トレイ給紙位置検知
センサ634によって、各々の位置を検知して制御が行
われる。
【0129】あるシート収納部270のシート積載トレ
イ246の移動動作が終了すると、駆動ユニット222
は、他の段のシート収納部270のシート積載トレイ2
46の移動動作を実行するため、その駆動部に駆動を伝
達していた移動電磁クラッチ237をOFFし、再び当
該駆動ユニット222自体の移動のため、駆動部に駆動
力を伝達する。これによって駆動ユニット222は移動
する。
【0130】上昇する場合は先述の通りであるが、下降
は、下降電磁クラッチ234をOFFして下降シャフト
233をフリーにし、ワンウェイクラッチ232の上昇
ギヤ231に対するロックを解除することにより実行さ
れる。この際、駆動モータ220は、駆動ユニット22
2が上昇する場合と反対側に回転し、出力ギヤ266を
上昇時と逆回転させている。
【0131】引き続き、シート積載トレイ246の他の
実施例について説明する。図59は他の実施例に係る画
像形成装置の斜視図、図60はその最上段のシート収納
部を示す要部斜視図、図61は最上段のシート収納部の
シート積載トレイ部分を特に示す正面図である。これら
の図において、複数段有るシート収納部270のうち最
上段のシート収納部270aは、給紙装置1′から引出
し自在に設けられている。
【0132】最上段のシート収納部270aは、シート
を載置し、シート給送方向に移動自在なシート積載トレ
イ246と、シート積載トレイ246を移動自在に支持
し、シート収納部270aの構造体をなす一体構造の支
持パイプ750と支持パイプ750に固設され、給紙装
置1′本体内に設置された図示しない駆動源からの駆動
力を受け、シート積載トレイ246を支持パイプ750
上で移動させる移動用プーリ751と、シート積載トレ
イ246上に載置されたシートの側端面を揃え、シート
積載トレイ246から退避自在なサイドフェンス331
と、シートの後端面を備え、シート積載トレイ246か
ら退避自在なエンドフェンス350とから構成されてい
る。
【0133】シート収納部270aの構造体は、図62
の斜視図から分かるように中空円筒部材で一体に構成さ
れているため極めて強度的に頑丈なものとなっている。
すなわち、支持パイプ750は、シート給送方向に平行
状態で延伸し、シート積載トレイ246の両側端面を案
内支持する第1パイプ部750Aおよび第2パイプ部7
50Bと、シート給送方向と直交する方向に平行状態で
延伸し、第1および第2パイプ部750A,750Bに
連続する第3パイプ部750Cおよび第4パイプ部75
0Dとからなり、第1および第2パイプ部750A,7
50Bにはシート積載トレイ246を円滑に移動させる
ガイドレール部752が形成され、また、シート給送方
向に位置する第3パイプ部750Cは、シート収納部間
のシート移動の障害にならない所定の高さまでシート積
載トレイ246面に対して立ち上げ且つオペレータによ
るシートセットの邪魔にならないように所定の長さシー
ト給送方向に延伸する立ち上げ部750Eを有する。従
って、支持パイプ750は、シート積載面領域753お
よびシート給送領域754が全面開口状態にあるためシ
ートが下段のシート収納部270へ移動する際、円滑な
シート移動が実現できる。また、第3パイプ部750C
の両立ち上げ部750Eから形成される空間内には給紙
ユニットが待機する。
【0134】ここで、トレイ構造に係るシートの移動・
セット動作について前に一部ふれているが、ここで簡単
に触れておく。
【0135】記録シート収納部270aは、給紙装置本
体1′からオペレータによって引出され、オペレータ
は、シートを例えばシート給送方向に対して逆方向から
シート積載トレイ246上へ挿入し、サイドフェンス3
31、エンドフェンス350に夫々のシート端面を突き
当ててシート積載トレイ246上にセットする。セット
完了後、オペレータは引出し状態にあるシート収納部2
70aを給紙装置本体1′内へ装填する。装填完了後、
シート積載トレイ246は、一旦シート給送方向に移動
し、シート積載トレイ246上にセットされたシートも
シート給送方向に移動する。シート積載トレイ246
は、シート給送方向先端縁が図示しない垂直方向に移動
自在な給紙ユニット406に当接するまで移動し、当接
後停止する。次に、給紙ユニット406がシート先端縁
の所定箇所を挟持し、挟持後、シート積載トレイ246
は、シート給送方向に対して逆方向に退避する。更に、
給紙ユニット406はシート先端縁を挟持した状態のま
ま下段のシート収納部へ向けて下降する。このとき、シ
ート載置面領域753及びシート給送領域754は全面
開口状態にあるのでシートの移動上何等障害になるもの
はなく、円滑に下段のシート収納部270bへシートは
移動させられる。
【0136】次ぎに、シート給紙に関連する機構とその
制御について説明する。
【0137】給紙ユニット406は、図1からも分かる
ように画像形成装置2の下へ設置された給紙装置1の縦
方向を移動自在に配設されるもので、シート積載トレイ
246の段数にかかわらず1つで全ての段の給紙と、シ
ート移動をまかなう。
【0138】給紙ユニット406は、図63の正面図に
示すように呼出ローラ部435と、一対の分離ローラ部
450と、加圧レバー部453と、一対の搬送ガイド部
486と、シート先端揃え部472と、シートに関する
各検知部と、各ローラを駆動する駆動部484(図7
5)とから基本的に構成されている。
【0139】呼出ローラ部435は、図64及び図65
に示すように呼出ローラ436と、このローラ436を
保持するブラケット437と、このブラケット437を
支える補助ブラケット439とからなり、ブラケット4
37は回転中心497を中心として揺動可能に支持され
ている。ローラ436は、シート積載トレイ246上の
最上部シート98上に、これらの自重と図示しない引っ
張りスプリングの弾性力による所定圧で圧接(図65
(ハ))し、シート積載トレイ246上の最上部シート
98とその最上部シート98付近のシートを、次の搬送
部である一対の分離部450まで、図75に示すように
駆動源である駆動モータ407からの回転を駆動ベルト
409を介して給紙ユニット406内の駆動部484へ
伝え、給紙クラッチ485を介して呼出ローラ436を
回転させて搬送する。その後、図示しない給紙ソレノイ
ドによりレバーを介して呼出ローラ部435を上方44
5へ退避させ、シートから離脱する(図65(ニ))。
また、駆動モータ407の回転は、駆動ギア496、ア
イドラ495を介して駆動ローラ417へ伝達される。
なお、図64において、符号446は固定ソレノイド、
符号447はアーム、符号448はレバーである。
【0140】一対の分離ローラ部450は、呼出ローラ
436によって送られてきたシートの最上部シート98
のみを下側の他のシートから分け、駆動部484から前
記給紙クラッチを介して入力された駆動力を伝達してシ
ートを次の搬送手段以降へ搬送する。そして、それ以
降、シートは一対の分離ローラ部450手前で制止させ
ておくようにするため、図77に示すように上側にシー
ト搬送用の送りローラ451を、下側にシート分離用の
分離ローラ452をそれぞれ配置して駆動する。
【0141】加圧レバー部453は、図65に示すよう
に2つの支点458,462にそれぞれ別々に保持され
る2種のレバー457,461と、2種のレバー45
7,461がそれぞれ別々の支点459,463により
保持する加圧保持板468と、それらを駆動する専用駆
動モータ470(図68)からなり、シート積載トレイ
246上のシートを給紙ユニット406が画像形成装置
2へ供給する時に、シート積載トレイ246を下から支
える(図65(ハ))。また、それとは別に、シート積
載トレイ246上のシート束99をそれ以降のシート収
納部270のシート積載トレイ246へ移動する時に動
作する。
【0142】シート先端揃え部472は、図69及び図
70に示すように支点中心により回転してシート先端9
9aを揃えるアーム473と、アーム473の動作を行
わせるソレノイド476と、それらを繋ぐジョイント4
74と、常時アームをシート搬送に支障がでない位置ま
で、退避させておくための引っ張りスプリング475と
からなる。これにより、呼出ローラ部435と一対の分
離ローラ部450とによって画像形成装置2へのシート
の供給が終了し、シート積載トレイ246を図示しない
給紙位置から待機位置へ戻す前に、ソレノイド476の
動作によりジョイント474を介してアーム473を支
点を中心にして退避位置477からシート先端基準壁と
同面か、少し記録シート収納部270側へ出たところの
突き出し位置478まで回転させ、積載位置から一対の
分離ローラ部450手前まで飛び出していたシートを元
の積載位置まで戻し、シート先端を揃える。なお、図6
9において符号487は上ガイド板、符号488は下ガ
イド板である。
【0143】シートに関する各検知部は、シート積載ト
レイ246上のシート高92を、呼出ローラ部430と
共に検知するシート上限検知センサ480(図65)
と、シート積載トレイ246上のシートの有無を検知す
るシートエンド検知センサ481(図74)と、シート
積載トレイ246上のシート束99の残量を加圧レバー
部453と共に検知するシート残量検知センサ482
(図68)と、呼出ローラ部435と一対の分離ローラ
部450によってシート積載トレイ246上から、画像
形成装置2に向けて搬送するにあたり、シートが所定時
間内に搬送されたかどうかを検知するシート先端検知セ
ンサ483(図104)とからなる。なお、シートエン
ド検知センサ481は、一端がシート束99上に当接し
て回動するアクチュエータ498の他端の位置を検出す
ることによってシートエンドを検知する。
【0144】給紙ユニット406は、以下のようにして
移動する。
【0145】すなわち、図71及び図72に示すように
給紙ユニット406は、シートを給紙しようとする段
に、移動用モータ410と給紙ユニット406を前後で
繋ぐケーブル415を移動モータを駆動することによっ
て移動し、その段のシート積載トレイ246が待機位置
から給紙位置まで移動した後、給紙ユニット406内の
呼出ローラ436を、呼出ローラ436及び呼出ローラ
436を保持するブラケット437並びに補助ブラケッ
ト439による自重と、前述の引っ張りスプリングによ
る弾性力によって下限位置444にしておき、給紙ユニ
ット406を下方に移動させていく(図65(イ))。
やがて呼出ローラ436がシート積載トレイ246上の
最上部のシート98上に当るが、給紙ユニット406は
そのまま下がり続け(図65(ロ))、給紙ユニット4
06に対する下限位置444にあった呼出ローラ436
の位置が上限位置445に向かって移動を開始し、やが
て呼出ローラ436を支えているブラケット437のフ
ィラー438がシート上限検知センサー480を切って
給紙ユニット406が止まり給紙可能となる(図65
(ハ))。
【0146】給紙ユニット406によってシート積載ト
レイ246上のシート束99からシートを1枚ずつ多数
枚給紙すると、シート積載トレイ246上のシート高
(積み上げ高さ)92が、給紙した枚数に比例して減少
していく。これに応じて給紙ユニット406に対する呼
出ローラ436の位置が下がり、シート上限検知センサ
480を切っていた呼出ローラ436を保持するブラケ
ット437のフィラー438が切れなくなる。すると給
紙ユニット406を移動させる移動用モータ410が回
転し、給紙ユニット406の高さ位置を、呼出ローラ4
36を保持するブラケット437のフィラー438が再
びシート上限検知センサ480を切るまで下げて止め
る。
【0147】以上の動作を繰り返すことにより、シート
積載トレイ246上の最上部シート98と、給紙ユニッ
ト406に対する位置関係が、給紙可能なある一定範囲
以内に維持される。
【0148】加圧レバー部の構成は以下のようになる。
【0149】加圧レバー部453の双方の加圧レバーの
回転中心458,462は、加圧レバー作動可能範囲4
54の中間位置455の平行線上に設けることにより、
加圧レバー457,461を一定量回転させた時、作用
点459,462の垂直方向移動量誤差が最小になる
(図67(ロ))。双方の加圧レバー457,461
は、回転中心458,462から作用点459,463
までの最短距離が等しい2種のレバー457,461か
らなる。2本の加圧レバーの回転中心458,462に
は、中心を同じく円弧上の同モジュール・同基準ピッチ
円直径の扇型歯車460,465が1つずつ、加圧駆動
レバー457側は扇型駆動歯車460が加圧駆動レバー
中心458より、レバー中心458と作用点459を結
ぶ線の外側にくるよう、加圧従動レバー461側は扇型
従動歯車465が加圧従動レバー中心462より、レバ
ー中心462と作用点463を結ぶ線の内側にくるよう
それぞれ固定される(図67)。
【0150】前後2本の加圧レバー457,461の間
には、双方の扇型歯車460,465に噛み合い、加圧
駆動レバー457と加圧従動レバー461の回転中心4
58,462と双方の作用点459,463を結ぶ線が
平行になるように、また、双方の扇型歯車460,46
5と噛み合っていない時は自由に回転できるように中間
歯車466を1つずつ取り付け、加圧駆動レバー軸45
6に回転駆動を与え、加圧駆動レバー457側の扇型歯
車460および中間歯車466を介して、加圧従動レバ
ー461側の扇型歯車465を回転させ、加圧従動レバ
ー461を加圧駆動レバー457と同角度・同速度で連
れ回るようにする。なお、図66において、符号469
は重送防止板である。また、加圧駆動レバー軸456に
は図68に示すようにウォームホイール467が軸着さ
れ、専用駆動モータ470の回転をウォーム464から
ウォームホイール467に伝達し、このウォームホイー
ル467から回動が伝達される。
【0151】2本の加圧レバーの作用点459,463
には、2本の加圧レバーの回転中心間距離と同じ中心間
距離で、加圧保持板468が回転可能なように取り付け
られている。そのため2本の加圧レバー457,461
が回転しても、加圧保持板468は初期角を保ったまま
平行移動する。加圧レバー457,461は前述のよう
に図68に示すような専用駆動モータ470により駆動
され、給紙ユニット406が移動した量とほぼ同じ量、
加圧保持板468が給紙ユニット406が移動した方向
とは逆方向に移動するように回転し、加圧レバー45
7,461の先に取り付けられた加圧保持板468を上
昇させる。
【0152】給紙ユニット406は、上述のように異サ
イズ多段給紙システムにおける給紙装置1内のシート収
納部270から、シートを1枚ずつ画像形成装置2内に
供給するのを1つでまかなうため、給紙ユニット406
を円滑に上下方向へ移動ができ、かつ他の所から所定の
位置へ正確に移動する必要がある。そこで給紙ユニット
の前後に低摩擦部材から成る被ガイド部材433,43
4を、給紙ユニット本体431からアーム432を介し
て取り付け(図79)、本体骨格401に前後被ガイド
部材433,434が少量の隙間を持って嵌合するよう
なガイドレール403,404を前後に設けて(図8
0)、給紙ユニット406が規制された範囲以内を円滑
に移動できるようにする(図76)。また給紙ユニット
406を上下方向へ正確に移動させるための移動用モー
タ410をモータ取付ブラケット413を介して本体骨
格401に取り付け、移動用モータ410と給紙ユニッ
ト406を前後2本のケーブル415で繋ぎ移動する
(図71、図72)。
【0153】給紙装置1内の給紙ユニット406と右外
装405の間には、給紙ユニット406から送られてき
たシートを画像形成装置2内に搬送するための中間搬送
手段が設けられている。この中間搬送手段は、図75及
び図76に示すように3本の幅厚の静電搬送ベルト41
9と、下方に設けられた駆動ローラ417と、上方に設
けられた除電ローラ418及び帯電チャージャ420と
からなり、給紙ユニット406を保持する本体骨格40
1に固定され、給紙ユニット406を駆動する駆動モー
タ407を含む縦搬送部416が設けられている。な
お、符号16は前カバーである。
【0154】本体骨格401は4辺からなる構造物40
2に右外装405が固定されて形成されており、給紙装
置1の奥側の上下2ヵ所でヒンジ421により開閉自在
に取り付けられている。また、右外装405の手前側に
は、取っ手422と、取っ手に付設された図示しない引
っ掛けと、引っ掛けをロックする図示しないロック部と
が設けられている。なお、これらによって給紙ユニット
開閉部400が形成されている。
【0155】給紙ユニット開閉部400は、常時、図示
しない引っ張りスプリングにより図示しないレバーを介
して取っ手422に付設された引っ掛けをロックし、外
部から開閉ができないようにされている。しかし、
(1)シート収納部内のシートを他のシート収納部へ移
動中に、何らかの要因により動作不良が発生した時、
(2)シートを給紙装置から画像形成装置へ供給中に、
何らかの要因により給紙搬送不良が発生した時、(3)
画像形成装置や原稿自動送り装置で、何らかの要因によ
り動作不良が発生した時、にレバー直結された図示しな
いソレノイドが動作し、引っ掛けのロックを解除して給
紙ユニット開閉部400の開口を可能にする。そして、
上記3つの不具合発生時以外は給紙ユニット406が開
口できないようにして、ユーザ等による動作不良の誘発
を防止する。また上記3つの不具合が発生した時、一般
には搬送経路中にシートが存在するためそのシートを除
去しなければならない。そこでユーザが給紙ユニット開
閉部400の取っ手422を引くことにより、給紙ユニ
ット開閉部400を1工程で開けられ、その後の処理を
素早く行え、元のコピー作業にすぐに戻れるようにして
いる。またサービスマン等による給紙ユニット406や
縦搬送部416の消耗部品の交換や、メインテナンス時
も同様にして行えるため、企業やユーザが負担する工賃
の目安となる時間の短縮が可能となり、コストの削減に
寄与する。
【0156】異サイズ多段給紙システムにおいては、任
意で選んだシート収納部270中のシートを給紙ユニッ
ト406で1枚ずつ画像形成装置2へ供給していく際
に、シート収納部270のシート積載トレイ246は上
下方向に固定されたままなので、給紙ユニット406が
トレイ上のシート残量に応じて上下位置を変える。それ
とは別にシート収納部270には、シート送り方向先端
と後端、シート送り方向に平行な両側面の計4側面にト
レイ上のシートが所定範囲以内に収まるようにシート規
制壁が設けられている。しかし、この実施例では、シー
ト収納部270にシート先端基準壁が設けられていない
ので、給紙ユニット431側にシート先端基準壁493
を設けている(図69、図77、図78)。このシート
先端基準壁493は、分離ローラ部450よりシート収
納部270側であって分離ローラ部450の下側分離ロ
ーラ452側に設けられている。しかし、給紙ユニット
406内には、経時的に磨耗や劣化により本来の形状を
維持できない呼出ロータ436、送りローラ451、お
よび分離ローラ452などがあり、これらの各ローラを
磨耗や劣化により品質を満足できなくなったときには、
新しいローラへ短時間で容易に交換できることが望まれ
る。しかし、給紙ユニット406にシート先端基準壁4
93を設けることにより分離ローラの回りを塞いでしま
うため、磨耗や劣化により品質を満足できなくなったと
きに容易に交換できなくなる。そこで、図77に示すよ
うに、シート先端基準壁493の底部に支点489を設
けてその支点489を給紙ユニット本体431で回転可
能に支持し、また、シート先端基準壁493を磁性体で
製造してシート先端基準壁493の上部に対応する給紙
ユニット本体431部分にマグネット490を設けてあ
る。この場合、シート先端基準壁493とマグネット4
90との関係は、シート先端基準壁493がマグネット
490に密着するときにシート収納部270に収納され
たシート束99を規制し、シート先端基準壁493をマ
グネット490の吸着から離脱させたときには、反分離
ローラ側へ倒れるようにしてある。なお、シート先端基
準壁493と給紙ユニット本体431との間の回転支持
構造は、シート先端基準壁493が給紙ユニット本体4
31に対して回転可能に支持されておればよいので、設
計的に種々の変更が可能である。
【0157】このように構成することにより、分離ロー
ラ452を交換するときには、シート先端基準壁493
の上部を反分離ローラ側に引いてシート先端基準壁49
3をマグネットから離脱させ、支点489を中心に回転
させることにより、分離ローラ450を露出させて簡単
に交換作業が行えるようにする。
【0158】このように回転可能に構成しない場合に
は、図78に示すようにねじ491によってシート先端
基準壁493を給紙ユニット本体431に取り付け、分
離ローラ450の交換時には簡単に取り外すことができ
るようにしておいてもよい。
【0159】引き続き給紙ユニットの移動動作について
説明する。
【0160】給紙ユニット406は1つで給紙装置1内
の全てのシート収納部270a〜iをまかなうため、上
下移動するにあたって位置検知を行う必要がある。そこ
で、給紙ユニット開閉部400へ各段用に1つずつフィ
ラー494を、また、給紙ユニット406に給紙ユニッ
ト位置検知センサ492をそれぞれ設けて、ホームポジ
ションである最下段からのセンサ492がフィラー49
4を切った数によって、給紙ユニット406の位置を認
識する(図71)。
【0161】また給紙ユニット位置検知センサ492が
フィラー494を切った時のシート収納部270と給紙
ユニット406の位置関係は、呼出ローラ436を下限
位置444にしておいて(図65(イ))、かつ最上部
のシート98に呼出ローラ436が触れない全段共通な
ある一定高さを保つように、給紙ユニット406の給紙
ユニット位置検知センサ492に対するフィラー494
が設けられる(図71)。
【0162】ホームポジションの最下段だけには、正規
な位置のフィラー494の直前にもう1つフィラー49
4を取り付けて、正規のセンサon間時間よりも早くに
給紙ユニット位置検知センサ492を切ることにより、
次のフィラー494を切った所がホームポジションであ
ることを知らせる。この検出におけるタイミングチャー
トを図73に示す。
【0163】各シート収納部270中のシート残量は、
給紙ユニット406がその段の待機位置から呼出ローラ
部435のシート上限検知センサ480がonするまで
下がった移動量と同じ量を、加圧レバー部453の加圧
保持板468を上昇させるに当たり、加圧駆動レバー軸
456を回転させた量を駆動部に設けたエンコーダ47
1を使用し、シート残量検知センサ482によって検知
する(図68)。また給紙時に給紙ユニット406の加
圧レバー部453を使わずに行うモードについては、給
紙ユニット406がその段の待機位置から呼出ローラ部
435のシート上限検知センサ480がonするまで下
がった移動量を、給紙ユニット移動用モータ410から
ギヤトレインを介して、駆動シャフト413に取り付け
られたエンコーダ412を使用して検出する(図7
2)。
【0164】引き続きシートの移動の関連する構成、動
作及び制御について説明する。
【0165】この給紙装置1においては、シート補給口
は最上段の1ヵ所としているため、シートは、各トレイ
(シート収納部270)間を上から下へ移動可能な構成
になっている。本実施例では、シート移動手段がシート
給紙手段を兼ねることにより、省スペース化、及び低コ
スト化を実現している。
【0166】そこで、まず、シートを移動させる際に行
われるシート保持について説明を進める。シートを上下
方向から挟圧する場合、 (1)図81の斜視図に示すように上側シートホールド
部材550は対向部材として特に駆動せず、下側シート
ホールド部材551を駆動モータにより駆動してシート
をホールドする。
【0167】(2)図82に示すように下側シートホー
ルド部材551を対向部材とし、上側シートホールド部
材550を駆動してシートを保持する。
【0168】(3)図83に示すように上下のシートホ
ールド部材550,551を互いに駆動することによ
り、シートをホールドする。
【0169】の3通りが可能である。また、以下、シー
ト移動手段の装置全体をシート移動装置549と称す
る。
【0170】これらのシートホールド部材550,55
1に関しては、そのままではシートのホールド性が確保
しにくいため、少なくとも一方のシート挟圧部材のシー
ト接触部分に図84に示すようなポリウレタンゴムから
なる弾性部材552を設け、シートのホールド性を高め
ている。なお、シートホールド部材550,551が、
図81,82,83に示すように、一端を支点に自在の
位置に回転移動する場合、線接触状態でシートホールド
している場合が多い。しかし、これは必ずしも安定した
ホールド状態とはいえない。そこで、前記弾性部材55
2を設けると、シートをホールドする際、弾性部材55
2は弾性変形し、シートホールド面積が増え、あるニッ
プ幅でシートを水平状態でホールドすることになり、ホ
ールド状態を安定させることができる。
【0171】この外に、図85に示すように、少なくと
も一方のシート接触面に、高摩擦部材553を設けてホ
ールド力を増加させることもできる。この場合、シート
間の摩擦係数は0.3〜0.7程度、もしくは少なくて
もそれ以上の摩擦係数を持つ材質がよい。例えば、給紙
のフリクションパット等で用いられるコルクは、経時的
な摩擦係数の変動も少なく適度な摩擦力を持つため使用
可能であり、その他、各種ラバー類も使用することがで
きる。
【0172】さらに、他の例として、図86に示すよう
に、上下のシートホールド部材をほぼ同形状にすること
により、上下のシート当接面を一致させ、シートを撓ま
せることなくホールドしてホールド状態を安定させるこ
ともできる。
【0173】また、さらに他の例として図87に示すよ
うに、上下のシートホールド部材を同材質とすることに
より、シートとの摩擦力を同一にして、上下の保持状態
を均一にし、ホールド状態を安定させることもできる。
図88および図89に示す給紙ユニット、あるいは前述
の給紙ユニット406により、シートホールド機能を兼
用させることもできる。なお、図88は給紙ユニット4
06の側面図であり、図89は給紙ユニット406の平
面図である。この場合、呼出ローラ436をシートホー
ルド部材と兼用させることもできるし、加圧保持板46
8によって兼用させることもできるし、呼出ローラ43
6と加圧保持板468によってホールドさせることもで
きる。なお、呼出ローラ436には、前述したように上
昇量を制限する機構が設けられている。また、図88及
び図89に示すように、給紙時シートをガイドする上ガ
イド板487を分割し、固定部分487′と可動部分4
87″とに分ける。この可動式上ガイド板487によ
り、シートホールド部材と兼用することもできる。
【0174】以上示したようなシートホールド部材55
0,551により、シート束99の給送方向先端縁をホ
ールドする。ホールド箇所に付いては、図92に示すよ
うに、呼出ローラ436等によって1ヵ所でホールドし
ても良いし、図91(イ),(ロ)に示すように別途複
数箇所(L4〜L8)ホールド部材を設けても良い。ま
た、図90(イ)に示すように、シートホールド部材5
50(551)を中央(シート手前端面基準よりL1の
位置)に位置させ、シートサイズによらず一定の位置を
ホールドするようにすればシンプルな構成となる。ま
た、必要に応じて図90(ロ),(ハ)に示すようにシ
ートの端部方向をL2,L3位置でホールドするように
しても良い。
【0175】ただし、1ヵ所でホールドする場合、シー
ト幅方向の中央付近をホールドした方が安定性が高いた
め、シートサイズにより、ホールド位置を可変にするこ
とも考えられる。そこで、図92に示すように、シート
サイズにより、シートホールド部材の位置をL9及びL
10及びL11というように移動自在に設けても良い。
駆動については特に図示しないが、駆動モータを使用し
たワイヤ・プーリ駆動やラック・ピニオン駆動等が導入
できる。また、図93に示すように、複数個のシートホ
ールド部材550(551)を設けて、シートサイズに
応じてホールド箇所数を可変となるようにしても良い。
これにより大サイズになるに従ってホールド箇所を増や
し、より安定してホールドできるようにすることが可能
になる。
【0176】ここで、シートエンド時のシート補給動作
について、図を参照して説明する。
【0177】第1シート収納部270aはシート補給用
のトレイであるため、基本的にトレイ上にはシートはセ
ットされていない。そこで、2段目ないし9段目のトレ
イにシートエンドが発生した場合のシート補給方法につ
いて説明する。
【0178】まず、図94は、6段目のシート収納部2
70fがシートエンドの状態を示している。このように
シートエンドになると、エンドフェンス350はホーム
ポジションに戻る。次いで、図95に示すように給紙ユ
ニット406は5段目のシート収納部270eまで上昇
する。なお、加圧保持板468は最下部に引下げられ
る。この状態から、図96に示すように5段目のシート
積載トレイ246が待機位置から給紙位置まで平行移動
される。この場合、給紙位置とは、シートがシート先端
基準壁493に突き当たる位置をいう。そして、給紙ユ
ニット406が下降しながら加圧保持板468が上昇す
ることによりシート束99を呼出ローラ436と加圧保
持板468により所定の圧力で保持する(図97)。こ
のようにしてシート束99の保持が行われた後、5段目
のシート積載トレイ246が給紙位置から退避位置へ向
けて平行移動を開始する。同時に給紙ユニット406が
図98に示すようにシート束99を保持した状態で、5
段目から6段目に向けて下降移動を開始する。このと
き、シート束99が滑らかに移動するように、給紙ユニ
ット406と5段目のシート積載トレイ246は予め設
定された相対速度で移動し、シート束99が6段目のシ
ート収納部270fに移動を完了した時点で、給紙ユニ
ット406は停止する(図99)。
【0179】給紙ユニット406は移動を停止した後上
昇し、加圧保持板468は下降する。これによってシー
ト束99の保持は図100に示すように解除される。そ
して、5番目のシート収納部270eのシート積載トレ
イ246は待機位置まで移動し、エンドフェンス350
はホームポジションに移動する。一方、6段目のシート
収納部270fのエンドフェンス350はシート束99
の後端に移動し、さらに、6段目のシート積載トレイ2
46は、シート束99とともに給紙位置から待機位置ま
で図101に示すように平行に移動する。このようにシ
ート束99のシート収納部270fへのセットが完了す
ると、給紙ユニット406は4段目のシート収納部27
0dまで上昇する(図102)。そして、この4段目の
シート収納部270dに対して同様の動作を行い、これ
を繰り返し、最終的に2段目のシート積載トレイ246
が空となり、1段目のシート収納部270aに積載され
たシート束99が2段目のシート収納部270bに移動
して、シート補給動作を終了する。
【0180】引き続き、実施例に係る画像形成装置の制
御モードの関連について説明する。まず、システムの基
本構成について説明する。
【0181】図103及び図104は、実施例に係る画
像形成装置の制御システムのブロック図で、これら2図
で1つの制御システムを構成している。
【0182】図103において、制御部(コントローラ
600)は、この複写機本体の制御を司るマイクロコン
ピユータを構成する中央処理装置(以下、「CPU」と
称す)601、タイマ602、CPU601を動作させ
るためのプログラムデータ等の固定データを格納するR
OM603、各種モードのセットフラグ、セット枚数、
綴じ代寸法といったテンポラリーなデータを一時的に格
納し、電源OFFにてデータが消失する揮発性RAM6
04、プロセス設定データ,ジャム回数,サービスマン
コール回数,通紙枚数といったロギングデータ、また各
シート収納部のサイズデータなどを格納し、電源OFF
にてもデータが消失しない不揮発性RAM605、CP
U601と操作部610、複写プロセス部613、給紙
制御部620、及びセンサ部630とのインターフェー
スを司るI/O606より構成され、ROM603に格
納された制御プログラムに基づいて複写シーケンスを総
括制御する。
【0183】また、CPU601は、I/O606を介
して各種表示及びオペレータからの各種入力情報を検知
する操作部610、帯電・現像といった画像形成を行な
う複写プロセス部613、給紙制御部620、各種複写
情報・マシン状態情報等を検知する各種のセンサ郡に連
なるセンサ部630と接続されている。
【0184】操作部610は、オペレータへ各種メッセ
ージ等を表示するCRTディスプレイ、LCD等による
表示部611と、オペレータからの各種入力情報(プリ
ントキー、モードキー等)を検知するキー入力部612
よって構成され、複写プロセス部613からの制御出力
は前述の帯電チャージャ8や現像装置9等を含む複写プ
ロセスを実行する各部614に送出されて、これらを制
御する。
【0185】また、図104に示すように給紙制御部6
20は、給紙ユニットを上下させる給紙ユニット移動用
モータを駆動する給紙ユニット駆動部621、エンドフ
ェンスを移動させるエンドフェンス駆動モータを駆動す
るエンドフェンス駆動部622、給紙ユニット内の分離
・搬送に関する各ローラ及び静電搬送不を駆動する給紙
・搬送駆動モータを駆動する給紙・搬送駆動部623、
トレイの移動をまかなうトレイ駆動モータを駆動するト
レイ駆動部624、給紙時及びシートを下段へシフトす
る時、加圧レバーを上昇させるための加圧レバー駆動モ
ータを駆動する加圧レバー駆動部625、サイドフェン
スを移動させるエンドフェンス駆動モータを駆動するエ
ンドフェンス駆動部626等より構成される。さらに、
センサ部630の各種センサ群の出力を、I/O606
を介してCPU601が検知し、ROM603に格納さ
れた制御プログラムに基づいて複写シーケンスを実行す
る。その時、給紙、ペーパーエンドといった給紙制御が
らみに関しては、給紙動作信号、ペーパーエンド処理信
号等の各種信号が、CPU601からI/O606を介
して給紙制御部612に送出される。給紙制御部612
は、これらの信号に基づいて図示しない各駆動部に駆動
信号を送出し、制御することにより、給紙、ペーパーエ
ンドといった処理を行なう。
【0186】さらに、センサ部630は、給紙時にその
段の用紙の有無を検知するシートエンド検知センサ48
1、給紙中の段のシート残量を数段階に分けて検知する
シート残量検知センサ482、ホームポジションからの
カウントで給紙が第何段目にいるかを検知する給紙ユニ
ット位置検知センサ492、シートを給紙時シートが正
しく給紙されたかなどの搬送をチェックするシート先端
検知センサ483、トレイのシート束の上限を検知する
シート上限検知センサ480、エンドフェンスの位置を
検出するエンドフェンス位置検知センサ357、引出し
トレイを出し入れした時シートの有無を検知するシート
検知センサ394、エンコーダとの組合せで引出しトレ
イを引き出すときそのオープン量を検知するトレイ開口
量検知センサ631、トレイのホームポジションを検知
するトレイ待機位置検知センサ632、オペレータの存
在を検知する人体検知センサ633、トレイの給紙位置
を検知するトレイ給紙位置検知センサ634、及びトレ
イ駆動部位置検知センサ635等より構成されている。
【0187】また、上記システムにおいては一連のCP
U601の判断動作をROM603および/または不揮
発性RAM605に予め記憶させておいてもよい。この
ことは後述される各制御動作においても同様である。
【0188】シートサイズ検知は、第1段のシート収納
部270aによって行なわれる。シートの横方向の寸法
の検知はエンドフェンス350により行なわれる。ま
ず、この検出は、まず、エンドフェンス350をホーム
ポジションに移動させ、この時、図示しないラックの下
側にあるフィラー354が図示しないエンドフェンス位
置検知センサ357を移動中切り続けて、センサを切っ
た数からセットされたシートの横方向の寸法を割り出
し、これによってシートサイズがCPU601で検知さ
れる。
【0189】まず、テーブルサイズ(以下、「tbl
size」と称する。)(i)は、図105に示すよう
にシートのサイズデータ、補給日データ、紙種データを
格納するテーブルであり、tbl size(i)は第
iシート収納部のテーブルデータであることを示してい
る。tbl size(i)は不揮発性RAM(60
5)上に設けられ、装置本体の電源を切ってもデータは
保持されている。またこのテーブルは、第1シート収納
部270aでシート束99がセットされると、第1シー
ト収納部270aで前述したようにシートのサイズ検知
が行なわれ、そのサイズデータが登録される。さらに各
シート収納部間で、シートの移動があるとtbl si
ze(i)のシートサイズデータ等はシート移動に応じ
て各々そのデータも変更される。以下、図106のシー
トサイズ検知及びシートサイズ登録について処理手順を
示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下の
フローチャートの説明において、Sの後の( )の中の
数字は図番を示し、該当する図におけるステップを(
)の後の数字で示す。
【0190】まず、S(106)0ステップで第i段シ
ート収納部から第i+1段シート収納部へのシートの移
動があったかの判定がCPU601にて行なわれる。N
oならS(106)2ステップに進み、第1段のシート
収納部270aにシート補給が有ったかどうかの判定が
CPU601にて行なわれる。Noなら本モードの対象
外なのでRetし、本モードを抜けて終了する。Yes
ならS(106)3ステップ以下に進み、tbl si
ze(i)に第1段のシート収納部270aで検知され
たシートサイズデータ等の登録を行なう。
【0191】次いで、S(106)4ステップでシート
補給日登録の要求があったか否かが判定される。また、
S(106)6ステップでは補給シートの紙種データの
登録要求があったか否かが判定される。そしてこれらの
条件に応じて各々S(106)5,S(106)7,S
(106)8の各ステップが実行される。つまりtbl
size(i)の、第1段シート収納部のテーブルデ
ータであるtbl size(1)にステップS(10
6)7ではシートのサイズデータと補給日データが図1
05のtbl size(1)の欄のように登録され
る。そして、各データが登録を終了すると本モードを終
了する。
【0192】一方、S(106)0ステップの第i段シ
ート収納部から第i+1段シート収納部へのシートの移
動があったかの判定でYesとなった場合、つまり第i
+1段シート収納部がペーパーエンドであるため、各シ
ート収納部間でシートの移動があった場合、テーブルt
bl sizeの所定のシートサイズデータ等はシート
移動に応じて各々そのデータも更新されることになる
(S(106)1ステップ)。テーブルtbl siz
eのデータ更新の様子を図105(a),(b)に示
す。仮に第2段シート収納部270bから第3段シート
収納部270cへのシートの移動があった場合、tbl
size(3)のテーブルデータはtblsize
(2)のデータにより書き換えられることになる。さら
にtbl size(2)のデータは、第2段シート収
納部が空となったため0によりクリアされることにな
る。
【0193】この操作により各シート収納部間でシート
の移動があった場合でも、テーブルtbl sizeの
所定のシートサイズデータ等はシート移動に応じて各々
そのデータも更新されるので、CPU601は、各シー
ト収納部270のシートサイズがデータテーブルtbl
sizeを参照することにより正しく認識できること
になる。
【0194】引き続き、加圧レバー453によりシート
をホールドする際の加圧レバー453の駆動モードの制
御に関して説明する。
【0195】まず、シートを給紙する際の給紙加圧モー
ドについて説明する。図107は制御手順を示すフロー
チャートである。この制御手順では、S(107)1ス
テップにおいて、オペレータまたは自動用紙選択等のモ
ードにより第i段のシート収容部がシートを給紙するた
めに選択されたとする。するとS(107)2ステップ
ではCPU601により給紙ユニット駆動部621を制
御して給紙ユニット406を第i段へ移動開始させ、移
動前の位置と移動開始してからの給紙ユニット移動用モ
ータ410のエンコーダパルスのカウント値から給紙ユ
ニット406が第i段の給紙ユニット基準位置に移動し
たかどうかを検知する。
【0196】S(107)3ステップではCPU601
により給紙ユニット406が第i段の給紙ユニット基準
位置に移動したかどうかが判定されて基準位置まで移動
していない時はS(107)2ステップに戻って給紙ユ
ニット406の移動が続けられ、基準位置まで移動して
いる時はS(107)4ステップに進んでCPU601
によりトレイ駆動部624を制御して第i段トレイ24
6を給紙位置へ移動開始させ、トレイ246の位置をト
レイ給紙位置検知センサ634により検知する。
【0197】そして、S(107)5ステップではCP
U601によりシート積載トレイ246が給紙位置に移
動したかどうかが判定され、給紙位置まで移動していな
い時はS(107)4ステップに戻ってシート積載トレ
イ246の移動を続け、給紙位置まで移動している時は
S(107)6ステップに進んで加圧レバー453によ
る加圧/非加圧が切り換えられ(図109)、S(10
7)7ステップではCPU601により加圧/非加圧の
どちらのモードが選択されたか判定する。
【0198】もし、非加圧モードが選択された場合はS
(107)12ステップに進んでCPU601により給
紙ユニット駆動部621を制御して給紙ユニット406
を下方に移動させ、シート上限検知センサ480により
給紙ユニット406がシートの上限まで移動したかどう
かの検知を行う。S(107)13ステップではCPU
601により給紙ユニット406がシートの上限まで移
動したかどうかが判定される。この判定で、給紙ユニッ
ト406がシートの上限まで移動していないと判定され
た場合はS(107)12ステップに戻って給紙ユニッ
ト406の下降を続けさせ、給紙ユニット406がシー
トの上限まで移動したと判定された場合は、適正な加圧
位置に給紙ユニット406が移動されたので制御を終了
する。
【0199】逆に加圧モードが選択された場合はS(1
07)8ステップに進み、CPU601により給紙ユニ
ット駆動部621を制御して給紙ユニット406を下方
に移動させてシート上限検知センサ480により給紙ユ
ニット406がシートの上限まで移動したかどうかの検
知を行う。それと同時にS(107)9ステップでCP
U601により加圧レバー駆動部625を制御して加圧
レバー453を上昇させる。S(107)10ステップ
ではCPU601により給紙ユニット406がシートの
上限まで移動したかどうかが判定されて、給紙ユニット
406がシートの上限まで移動していないと判定された
場合はS(107)8,S(107)9ステップに戻
り、給紙ユニット406の下降及び加圧レバー453の
上昇を続けさせ、逆に給紙ユニット406がシートの上
限まで移動したと判定された場合は、S(107)11
ステップに進んでCPU601により給紙ユニット40
6が下降している間の給紙ユニット移動用モータ410
のエンコーダパルスのカウント値から給紙ユニット40
6の下降量を求め、それに応じてCPU601により加
圧レバー駆動部625を制御して加圧レバー453が第
i段シート積載トレイ246の高さに来るように制御し
て適正な加圧位置に給紙ユニット406及び加圧レバー
453を移動させた後に制御を終了する。
【0200】次にシートを移動する際の移動加圧モード
について説明する。図108はこの制御の手順を示すフ
ローチャートである。このモードにおける制御では、ま
ず、S(108)1ステップにおいて第i+1段のシー
ト収納部270がシートエンドして第i段のシート収納
部のシートを移動させる必要が生じたとする。するとS
(108)2ステップでCPU601により給紙ユニッ
ト駆動部621を制御して給紙ユニット406の第i段
への移動を開始し、移動前の位置と移動開始してからの
給紙ユニット移動用モータ410のエンコーダパルスの
カウント値から給紙ユニット406が第i段の給紙ユニ
ット基準位置に移動したかどうかを検知する。
【0201】S(108)3ステップではCPU601
により給紙ユニット406が第i段の給紙ユニット基準
位置に移動したかどうかが判定され、基準位置まで移動
していない時はS(108)2ステップに戻って給紙ユ
ニット(406)の移動が続けられる。一方、基準位置
に移動している時はS(108)4ステップに進み、C
PU601によりトレイ駆動部624を制御して第1段
シート積載トレイ246の給紙位置への移動を開始さ
せ、シート積載トレイ246の位置をトレイ給紙位置検
知センサ634により検知する。そして、S(108)
5ステップではCPU601によりシート積載トレイ2
46が給紙位置に移動したかどうかを判定し、この判定
で給紙位置まで移動していない時はS(108)4ステ
ップに戻ってシート積載トレイ246の移動を続け、給
紙位置まで移動している時はS(108)6ステップで
給紙ユニット406の呼出ローラ436をロックして上
昇しないように固定する。
【0202】S(108)7ステップではCPU601
により給紙ユニット駆動部621を制御して給紙ユニッ
ト406を下方に移動させてシート上限検知センサ48
0により給紙ユニット406がシートの上限まで移動し
たかどうかの検知を行う。それと同時にS(108)8
ステップでCPU601により加圧レバー駆動部625
を制御して加圧レバー453を上昇させる。S(10
8)9ステップでは、CPU601により給紙ユニット
406がシートの上限まで移動したかどうかを判定し、
給紙ユニット406がシートの上限まで移動していない
と判定された場合は、S(108)7,S(108)8
ステップに戻って給紙ユニット406の下降及び加圧レ
バー453の上昇動作を持続させ、逆に給紙ユニット4
06がシートの上限まで移動したと判定された場合は、
S(108)10ステップに進んでさらに予め定められ
た量給紙ユニット406を下降させ、また加圧レバー4
53をシート積載トレイ246の高さよりも予め定めら
れた量、上の位置まで上昇を続けさせて加圧することに
より給紙加圧モードよりも強く加圧して制御を終了す
る。
【0203】このように制御することにより、給紙加圧
モード時には給紙ユニット406をシート上限の位置ま
で移動させて、また場合によっては加圧レバー453を
シート積載トレイ246の高さまで移動させることによ
り適正な加圧をシートに対して行うことができるのでシ
ートをスムーズに給紙することが可能となる。また、移
動加圧モード時は給紙ユニット406をシート上限の位
置よりも所定量下の位置まで移動させて、さらに加圧レ
バー453をシート積載トレイ246の高さよりも所定
量上の位置まで移動させることにより給紙加圧モード時
よりもシートに対して強く加圧できるので、しっかりと
シートをホールドすることができ、移動の際にシートが
バラけることを防ぐことができる。
【0204】次いで、加圧レバーの加圧/非加圧状態の
切換え制御について説明する。
【0205】まず最初に、給紙ユニット406を給紙動
作のために移動させてシートをホールドする際の制御に
ついて説明する。
【0206】図109はこの制御手順を示すフローチャ
ートである。同図において、S(109)1ステップで
CPU601により給紙ユニット駆動部621を制御
し、これからのコピー動作で使用する第i段シート収納
部に給紙ユニット406を移動させる。そしてS(10
9)2ステップで不揮発性RAM605に記憶されたシ
ート残量データから第i段シート収納部のシート残量を
検知し、S(109)3ステップでCPU601により
シート残量が予め定められた量より多いか少ないかを判
定する。そして予め定められた量よりも少ないと判定さ
れた場合には、S(109)4ステップでCPU601
により加圧レバー駆動部625を制御して、加圧レバー
453をシート積載トレイ246の高さまで上昇させ、
シートを下から支えて加圧する。逆に所定量よりも多い
と判定された場合には、S(109)5ステップで加圧
レバー453は不作動のまま非加圧状態にしておく。
【0207】次に給紙動作中にシートをホールドする際
の制御について説明する。図110はこの制御における
制御手順を示すフローチャートである。
【0208】同図において、S(110)1ステップで
現在シート残量が所定量より多く加圧レバー453が不
作動のまま非加圧状態で給紙動作を行っているとする。
するとシートが給紙されるにしたがって、シート残量が
減っていくので、S(110)2ステップでシート残量
検知センサ482によりシートの残量を常に検知してお
き、S(110)3ステップでCPU601によりシー
ト残量が予め定められた量より多いか少ないかを判定す
る。そして、予め定められた量よりも少ないと判定され
た場合には、S(110)4ステップでCPU601に
より加圧レバー駆動部625を制御し、加圧レバー45
3をシート積載トレイ246の高さまで上昇させてシー
トを下から支えて加圧する。逆に所定量よりも多いと判
定された場合には、S(110)5ステップで加圧レバ
ー453は不作動のまま非加圧状態にしておく。
【0209】このように制御することにより、給紙動作
のためにシートをホールドする際及び給紙動作中にシー
トの残量に応じて、シート残量が多い時は加圧レバー4
53を不作動として加圧を行わないので、加圧レバー駆
動モータ470の寿命が伸び、シート残量が少ない時は
加圧レバー453を動作させ加圧レバー453をシート
積載トレイ246の高さまで上昇させてシートを下から
支えて加圧するので給紙ユニット406の重みによりシ
ートがたわんでしまうことを防ぐことができる。
【0210】引き続きシートの移動タイミングに関して
説明する。まず始めにシート積載トレイ246の位置の
定義について説明する。
【0211】前述の図48図に示すようにシート積載ト
レイ246の位置には大きく分けて次の3種類ある。
【0212】1.給紙・移動位置(P1) 2.待機位置(P2) 3.開口位置(P3) ここで給紙・移動位置(P1)というのはコピー動作の
ためにシートを給紙したりシートの移動を行う際に給紙
ユニット406によりシートがホールドされる時の位置
である。待機位置(P2)というのはシート積載トレイ
246及びシート積載トレイ246に載置されているシ
ートの先端が給紙ユニット406の移動に邪魔にならな
いように移動した位置であり、以下、この位置を制御上
のホームポジションとする。開口位置(P3)というの
はシートの移動の際にシート積載トレイ246が後退し
て行き、シート積載トレイ246上に載置されたシート
の給紙方向のサイズよりも多く退避して、シートの後端
が抜け落ちる位置である。従って、P3はシートサイズ
により異なる。以下、これらの位置を用いてシートの移
動タイミングについて説明する。
【0213】図111はシートの移動タイミングを表す
タイミングチャートである。なお、このタイミングチャ
ートの最上欄に動作の順序がS0ないしS5で示してあ
る。これらのS0ないしS5は後述の動作のステップを
具体的に示したものである。
【0214】まず、A点において第n段目のシート積載
トレイ246にシートエンドが発生したとすると、第n
〜n−2段目の各シート積載トレイ246の位置は第n
段目がP1、第n−1段目及び第n−2段目がP2とな
っているはずである(ただし、第n−1段目、第n−2
段目にはシートエンドが発生していないとする。)。ま
た、給紙ユニット406の位置は第n段目、加圧レバー
453は給紙加圧モードの状態である。
【0215】そして、S(111)0ステップではCP
U601により給紙ユニット駆動部621を制御して給
紙ユニット406が第n段目に第n−1段目のシートを
移動させるために第n段目から第n−1段目に移動す
る。次いで、S(111)1ステップでCPU601に
よりトレイ駆動部624を制御して第n−1段目シート
積載トレイ246をP2→P1の位置に移動させる。そ
の後、S(111)2ステップでCPU601により加
圧レバー駆動部625を制御し、加圧レバー453によ
り第n−1段目のシート積載トレイ246上のシートを
シート移動加圧モードでホールドして移動の準備を行
う。
【0216】S(111)3ステップでは実際に移動を
開始し、CPU601によりトレイ駆動部624を制御
して第n−1段目のシート積載トレイ246をP1→P
3の位置に移動させ、かつ、給紙ユニット406をシー
トをホールドしたまま第n−1段目から第n段目に移動
させる。このS(111)3ステップが終了した時点で
シートは第n−1段目から第n段目に移動している。S
(111)4ステップではCPU601により加圧レバ
ー駆動部625を制御して加圧レバー453をシート解
除の状態にし、またCPU601によりトレイ駆動部6
24を制御して空になった第n−1段目シート積載トレ
イ246をP3→P1の位置に移動させる。ここで第n
−1段目シート積載トレイ246がP2ではなくP1の
位置に移動するのは前述したとおりシート積載トレイ2
46には切り込みが入っているのでP1の位置にあって
も給紙ユニット406の移動を妨げず、またP2の位置
にあるよりもP1の位置にあることによりシートの移動
時間の短縮が図れるためである。
【0217】そしてS(111)5ステップでは次の第
n−2段目から第n−1段目の移動に備えて給紙ユニッ
ト406が移動できるようにCPU601によりトレイ
駆動部624を制御して第n段目のシート積載トレイ2
46をP1→P2の位置に移動させる。以下、このS
(111)0〜S(111)5ステップを繰り返すこと
により、順次上の段のシート収納部270から下の段の
シート収納部270へシートの移動が行われる。
【0218】次にシートの移動タイミング、特に、移動
開始時のタイミングに関して説明する。
【0219】図112ないし図114は各々シートの移
動のタイミングを表すタイミングチャートである。今、
A点において第n段目のシート積載トレイ246にシー
トエンドが発生したとすると、図111を参照して説明
した通りS(111)0〜S(111)5ステップによ
りシートの移動が行われる。ここで、特に移動開始時の
タイミングについて、つまりS4ステップについて説明
する。図112は第n−1段目のシート積載トレイ24
6と給紙ユニット406が同時にスタートする場合であ
るが、この場合、給紙ユニット406はシート積載トレ
イ246が邪魔になるためすぐ下方に移動することはで
きないので一旦上昇し、その後、下降することになる。
このタイミングチャートを図115に示す。このような
移動制御では、まず、一旦上昇させることによってシー
トと第n−1段目のシート積載トレイ246との間の摩
擦を減らすことができるのでトレイ駆動部624の負荷
を低減し、また移動の際のシートのバラつきを抑えるこ
とができる。またシート積載トレイ246と給紙ユニッ
ト406が同時にスタートすることによって移動時間も
短縮することになる。
【0220】図116及び図117は第n−1段目のシ
ート積載トレイ246が給紙ユニット406よりも先に
スタートする場合を示している。この場合は、給紙ユニ
ット406の移動の仕方は2通ある。まず、給紙ユニッ
ト406を下方にのみ移動する場合のタイミングを図1
16に示す。このような移動制御を行うことにより、上
方に給紙ユニット406が移動しないので、その分、移
動時間が短縮でき、制御も簡単となる。また、シート積
載トレイ246の移動が先なので給紙ユニット406の
移動を妨げることがなくスムーズに移動することが可能
となる。
【0221】次に、給紙ユニット406が一端上昇し、
その後下降する場合のタイミングを図117に示す。こ
のような移動制御を行うと、まず、一旦上昇させること
によりシートと第n−1段目のシート積載トレイ246
との摩擦を減らすことができるのでトレイ駆動部624
の負荷を低減し、また移動の際のシートのバラつきを抑
えることができる。また、シート積載トレイ246の移
動が先に行われるので給紙ユニット406の移動を妨げ
ることなく、スムーズな移動が可能となる。
【0222】一方、第n−1段目のシート積載トレイ2
46よりも給紙ユニット406が先にスタートする場合
には、給紙ユニット406はシート積載トレイ246が
邪魔になりすぐ下方に移動することはできないので一旦
上昇し、その後、下降することになる。このタイミング
チャートを図118に示す。このような移動制御を行う
ことにより、まず、一旦上昇させることによりシートと
第n−1段目のシート積載トレイ246との摩擦を減ら
すことができるので、前述の場合と同様に、トレイ駆動
部624の負荷を低減し、移動の際のシートのバラつき
を抑えることができる。
【0223】また、図115ないし図118において、
いずれの場合も給紙ユニット406が先に移動を終了し
ているが、これはつまりシート先端が最初に第n段目に
着地することを示しており、このようなシートの移動を
行うことによりシートの後端がシート積載トレイ246
に引っ掛かることもなく、スムーズに移動することが可
能となる。ただしシートの後端や中間部から着地しても
良いことは言うまでもない。
【0224】ペーパーエンド時の制御について、ペーパ
ーエンドシート収納部が複数発生した場合について説明
する。図119及び図120は、上記の条件時における
ペーパーエンドの制御手順を示すフローチャートであ
る。この制御手順では、まず、S(119)1ステップ
においてRAM604に設けられた各指標及びフラグの
初期値化を行なう。具体的には、ペーパーエンドシート
収納部が複数段連続して発生した場合に最上段のシート
収納部No.の指標を格納する変数top−peを0
に、S(119)2ステップ以降の第2から第nシート
収納部までのペーパーエンド検知を行なう時、ペーパー
エンドのシート収納部No.の指標を格納する変数iM
AXを0で初期化する。
【0225】次に、S(119)2ステップ以降で第2
シート収納部270bから第nシート収納部270n
(ただし、nはbからiの段数を示す。)のペーパーエ
ンド検知を行なう。そこで、通常時には用紙補給専用の
シート収納部として使用しているため、ペーパーエンド
検知の範囲外でありシート収納部No.の指標iは、i
=2とする(S(119)2ステップ)。
【0226】指標iを設定した後、S(119)3ステ
ップでi>nを判定し、i>nならば第2シート収納部
270bから第nシート収納部270nまでのペーパー
エンド検知が終了し、S(120)11ステップに進
む。
【0227】一方、i<=nなら第iシート収納部のペ
ーパーエンド検知(S(119)4ステップ)が、給紙
時、図104のシートエンド検知センサ481の検知結
果に基づき実施される。S(119)4ステップの判定
でNOなら第2シート収納部270bから第nシート収
納部270nまでのペーパーエンド検知を行なった時、
検知したシート収納部270がペーパーエンドである場
合にONするフラグflg−peをOFFにする(S
(119)9ステップ)。
【0228】一方、YESならペーパーエンドのシート
収納部No.の指標を格納するRAM604に設けられ
た変数iMAXにペーパーエンドのシート収納部No.
の指標を示すi(第i段シート収納部)を格納する(S
(119)5ステップ)。次に、検査したシート収納部
がペーパーエンドである場合にONするフラグflg−
peがもし前の状態でOFFであれば、前段(i−1
段)のシート収納部はペーパーエンドでないことを示
す。よってペーパーエンドシート収納部が複数段連続し
て発生した場合、最上段のシート収納部No.の指標を
格納する変数top−peにiの値が格納される(S
(119)7ステップ)。そして、S(119)8ステ
ップで第i段がペーパーエンドシート収納部であるので
フラグflg−peをONする。
【0229】引続き、S(119)10ステップに進み
シート収納部No.の指標iをカウントアップ(i=i
+1)し、次の段のシート収納部のペーパーエンド検知
を実施することになる。
【0230】このようにS(119)3ステップからS
(119)10ステップで各段のシート収納部270の
ペーパーエンド検知を行い、S(119)3ステップで
の判定終了時には、S(119)1ステップにおいて0
で初期化されたペーパーエンドのシート収納部No.の
指標を格納するRAM604に設けられた変数iMAX
には、ペーパーエンド発生したシート収納部270の中
でシート収納部No.の最大のものが格納されている
(即ちペーパーエンド発生したシート収納部の中で最下
段のシート収納部No.)ことになる。一方、ペーパー
エンドシート収納部が複数段連続して発生した場合に最
上段のシート収納部No.の指標である変数top−p
eには、ペーパーエンド発生したシート収納部270の
中で最下段のシート収納部270が非連続(1段のみ)
で存在する場合、iMAXと同じ値が格納される。ま
た、ペーパーエンド発生したシート収納部270の中で
最下段のシート収納部270が連続で(複数段)存在す
る場合にはtop−peにはtop−end<imax
となる値が格納されることになる。すなわち、ペーパー
エンドが発生したシート収納部の中で最下段であり、シ
ート収納部が連続で(複数段)存在するものの内最上段
のシート収納部No.が格納される。
【0231】S(119)3ステップからS(119)
10ステップで各段のシート収納部270のペーパーエ
ンド検知が終了すると、次にS(120)11ステップ
進む。S(120)11ステップでは、ペーパーエンド
のシート収納部No.の指標を格納するRAM604に
設けられた変数iMAXの値のチェックを行なう。この
チェックでiMAXが0ならば第2シート収納部270
bから第nシート収納部270nまででペーパーエンド
発生していないことになり、本ルーチンを抜ける。これ
は、S(119)1ステップにおいて0で初期化され、
またもし何れかのシート収納部270でペーパーエンド
が発生していたなら変数iMAXには、ペーパーエンド
が発生したシート収納部270の中でシート収納部N
o.の最大のものが格納されている(すなわち、ペーパ
ーエンド発生したシート収納部の中で最下段のシート収
納部No.)ためである。
【0232】一方、iMAXが0でなければ、そのシー
ト収納部270はペーパーエンド発生したシート収納部
270の中で最下段のシート収納部270となることを
示している。S(120)12ステップでは、最下段の
ペーパーエンドのシート収納部No.の指標を格納した
変数iMAXと、ペーパーエンドシート収納部270が
複数段連続して発生した場合に、最上段のシート収納部
No.の指標である変数top−peの比較をCPU6
01にて行なう。
【0233】ここで、iMAXには、ペーパーエンド発
生したシート収納部の中でシート収納部No.の最大の
ものが格納されている(すなわち、ペーパーエンドが発
生したシート収納部の中で最下段のシート収納部N
o.)。また、top−peには、ペーパーエンドが発
生したシート収納部270の中で最下段のシート収納部
270が非連続(1段のみ)で存在する場合、iMAX
と同じ値が格納される。また、ペーパーエンドが発生し
たシート収納部270の中で最下段のシート収納部27
0が連続で(複数段)存在する場合にはtop−peに
はtop−end<imaxとなる値が格納される。そ
こで (1)top−end(equal)imaxの場合 ペーパーエンド発生したシート収納部270の中で最下
段のシート収納部270が非連続(1段のみ)で存在す
る場合である。そこで、S(120)13に進み第im
ax段シート収納部へのシート移動を行なうため“第i
max段シート収納部へのシート移動処理ルーチン”を
実行する。
【0234】(2)top−end(not equa
l)imaxの場合 ペーパーエンド発生したシート収納部270の中で最下
段のシート収納部270が連続(複数段)で存在する場
合である。
【0235】そこで、S(120)14に進み第top
−pe段シート収納部へのシート移動を行なうため“第
imax段シート収納部へのシート移動処理ルーチン”
を実行する。
【0236】以上のフローチャートにおける設定値を図
121の例によって説明する。
【0237】(1)S(119)3ステップからS(1
19)10ステップでのペーパーエンド検知 第2シート収納部のペーパーエンド検知 i =2 flg−pe =OFF imax =0 top−pe =0 第3シート収納部のペーパーエンド検知 i =3 flg−pe =ON imax =3 top−pe =3 第4シート収納部のペーパーエンド検知 i =4 flg−pe =OFF imax =3 top−pe =3 第5シート収納部のペーパーエンド検知 i =5 flg−pe =ON imax =5 top−pe =5 第6シート収納部のペーパーエンド検知 i =6 flg−pe =OFF imax =5 top−pe =5 第7シート収納部のペーパーエンド検知 i =7 flg−pe =ON imax =5 top−pe =5 第8シート収納部のペーパーエンド検知 i =8 flg−pe =OFF imax =5 top−pe =5 第9シート収納部のペーパーエンド検知 i =9 flg−pe =OFF imax =5 top−pe =5 ここで図121(a)は、ペーパーエンドが発生したシ
ート収納部270の中で最下段のシート収納部270が
非連続(1段のみ)で存在する場合を示す(第5シート
収納部)。そこで、S(120)13ステップで第im
ax段シート収納部、すなわち、第5シート収納部27
0eへのシート移動を行なうため“第5段シート収納部
270eへのシート移動処理ルーチンを実行する。その
結果、図121(b)のようになる。引続き本ルーチン
を実行すると、図121(c)は、ペーパーエンドが発
生したシート収納部270の中で最下段のシート収納部
が連続(複数段第3シート収納部270c及び第4シー
ト収納部270dの2段)して存在する場合である。そ
こで、S(120)11ステップ時には、 imax =4 top pe =3 となり、S(120)14ステップを実行する。S(1
20)14ステップでは第imax段シート収納部では
なく、第top−pe段シート収納部、すなわち、第3
段シート収納部270cへのシート移動を行なうため
“第3段シート収納部へのシート移動処理ルーチン”を
実行する。その結果、図121(c)のようになる。
【0238】さらに、本ルーチンを実行すると、図12
1(c)は、ペーパーエンドが発生したシート収納部2
70の中で最下段のシート収納部が非連続(1段のみ)
で存在する場合である(第4シート収納部270d)。
よって図121(a)の形態と同じであり imax =4 top−pe =4 となりS(120)13ステップを実行する。S(12
0)13ステップでは第imax段シート収納部、すな
わち、第4段シート収納部270dへのシート移動を行
なうため“第4段シート収納部へのシート移動処理ルー
チン”を実行する。その結果、図121(d)のように
なる。
【0239】図121(d)までくると本ルーチンで
は、 imax =3 top−pe =2 となり第1シート収納部270aに用紙が有れば、引き
続き本ルーチンを実行し、全てのシート収納部270に
用紙がセットされた状態になる。第1シート収納部27
0aに用紙がなければ図121(d)の状態でストップ
し、S(120)14ステップで第1シート収納部27
0aへのシートセット要求処理等が行なわれることにな
る。
【0240】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、上述
のように構成された本発明によれば、以下のような効果
がある。
【0241】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
1つの記録シート収容手段に収容された記録シートを他
の記録シート収容手段へ一括して移送する記録シート移
送手段を備えているので、1枚の記録シートはもとより
複数枚の記録シートでも1つの束として他の記録シート
収容手段に一度に移送することが可能となり、これによ
ってシートの補給操作性の向上を図ることができる。
た、請求項2記載の発明によれば、シート載置手段に載
置された記録シートは、第1の移動手段によって非載置
位置に移動したシート載置手段の移動に対応して記録シ
ートを把持した把持手段を他の記録シート収容手段に移
動させるので、自動的に記録シートの記録シート収容手
段間での移動が可能になり、シートの補給操作性の向上
を図ることができる。また、把持した状態で記録シート
の移動を行うので、記録シートの不揃いを生じることな
くシート載置手段上に載置することもできる。
【0242】請求項記載の発明によれば、把持手段は
ペーパーエンドとなった記録シート収容手段に対応する
位置に移動する。これによって、この位置から直ぐ下の
記録シート収容手段に記録シートを移動することが容易
になり、シート補給の操作性の向上を図ることができ
る。
【0243】請求項記載の発明によれば、ペーパーエ
ンドとなった記録シート収容手段が複数段あるときに
は、下から2番目のペーパーエンドとなった記録シート
収容手段に把持手段によって記録シートを移動させるこ
とによってダウンタイムが短縮し、これによって補給操
作性の向上を図ることができる。
【0244】請求項記載の発明によれば、記録シート
の補給をシート補給段に設定された1つの記録シート収
容手段に対して行えばよいので、記録シートの補給が楽
になり操作性の向上を図ることができる。
【0245】請求項記載の発明によれば、シート補給
段を引き出して記録シートを補給することができるの
で、記録シートの補給が楽になり、操作性の向上を図る
ことができる。
【0246】請求項記載の発明によれば、シート補給
用開口部から記録シートを補給するればよいので、シー
ト補給段を引き出す必要がなくなって省スペース化を図
ることができるとともに、シート補給段に設定された1
つの記録シート収容段に記録シートを補給すればよいの
で、前述の理由により操作性の向上を図ることもでき
る。
【0247】請求項記載の発明によれば、シート載置
手段は、シート搬送方向に移動して退避するので、シー
ト載置手段の退避のためのスペースを割く必要がなくな
り、省スペース化を図ることができる。
【0248】請求項記載の発明によれば、記録シート
搬送方向に屈曲自在であり、記録シート搬送方向と直交
する方向には屈曲不能になっているので、記録シートを
載置したときの剛性を確保でき、これによって記録シー
トの不揃いの発生を防止できる。
【0249】請求項10記載の発明によれば、ジャバラ
構造体によってシート載置手段が構成されているので、
簡単な構造で請求項8の効果を奏することができる。
【0250】請求項11記載の発明によれば、シート載
置手段は、記録シートの給送と関係のない記録シートの
搬送方向と略垂直な方向に屈曲状態で退避するので、省
スペース化を図ることができる。
【0251】請求項12記載の発明によれば、シート載
置手段を第1の支持部材によって支持させた状態でシー
ト載置領域から退避させ、これによって記録シート移動
のための開放領域を第1及び第2の支持部材によって形
成される開放空間として形成できるので、特に移動のた
めの空間を設ける必要もなく、記録シートの移動を当該
開放空間から行うことにより、記録シートの不揃いを生
じることなく記録シートを移動させることができ、不揃
いの発生の防止と操作性の向上、および省スペース化を
図ることができる。
【0252】請求項13記載の発明によれば、シート載
置手段の位置を動作に応じて3つ設定し、これによって
各種動作が確実に行われ、記録シートの不揃いを生じる
ことなく、シートの確実な移動が実行され、不揃いの発
生の防止と操作性の向上を図ることができる。
【0253】請求項14記載の発明によれば、切欠部で
記録シートを把持することにより記録シートの不揃いの
発生を防止することができ、また、把持する位置が一定
となるので、異なるサイズの記録シートでも所定位置で
把持して確実に移動させることができる。。
【0254】請求項15記載の発明によれば、給紙ロー
ラと加圧手段とによって把持手段が構成され、両者によ
って記録シートの把持を行うとともに、給紙ローラによ
って最上位の記録シートを呼び出して給紙するので、記
録シートの不揃いの発生を招くことなく、記録シートの
移動と給紙が可能となり、記録シートの移動も確実に行
える。
【0255】請求項16記載の発明によれば、把持手段
の動作条件を記録シートの移動を行う場合と給紙を行う
場合の2つの移動モードに応じて適切に設定したので、
給紙も確実に行え、記録シートの移動に際して記録シー
トの不揃いが発生することもない。
【0256】請求項17記載の発明によれば、加圧手段
は、給紙ローラの下降量に応じて上昇し、適切な挟持圧
を保持するように制御されるので、確実な給紙が可能と
なる。
【0257】請求項18記載の発明によれば、弾性部材
によって弾性変形した状態で記録シートを把持するの
で、把持面積が多くなり、これによって安定した状態で
把持することが可能となり、記録シートの記録シート収
容部間の移動が確実に行える。
【0258】請求項19記載の発明によれば、高摩擦部
材によって大きな摩擦力で記録シートを把持することが
できるので、把持時の記録シートのずれが少なくなり、
安定した状態で把持することが可能となり、記録シート
の記録シート収容部間の移動が確実に行える。
【0259】請求項20記載の発明によれば、記録シー
トの当接面が同一材質によって同一形状に形成されてい
るので、記録シートの挟持部分の挟持圧力による変形が
防止でき、これによって記録シートの把持が確実となっ
て記録シートの記録シート収容部間の移動が確実に行え
る。
【0260】請求項21記載の発明によれば、どのよう
なサイズの記録シートでも、把持位置が一定の位置に設
定されているので、異なるサイズの記録シートでも記録
シート収容部間で確実に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る画像形成装置のシステム全体を示
す概略構成図である。
【図2】給紙装置の引き出しトレイを引き出した状態を
示す画像形成装置の斜視図である。
【図3】従来の給紙装置における給紙(引き出し)トレ
イの状態を示す画像形成装置の斜視図である。
【図4】シート積載トレイの移動時の基準となるホーム
ポジションを示す画像形成装置の正面図である。
【図5】オートローディング方式の引き出しトレイの例
を示す画像形成装置の斜視図である。
【図6】オートローディング方式の引き出しトレイの引
き出した状態を示す要部斜視図である。
【図7】オートローディング方式のシート引き出しトレ
イのパイプ状の構造体を示す斜視図である。
【図8】図7のピニオン部分とピニオンの回転量を検出
する回転量検出機構を示す要部斜視図である。
【図9】トレイ前カバーのロック機構を示す概略構成図
である。
【図10】オートローディング方式の引き出しトレイの
構造を示す要部正面図である。
【図11】シート補給用の開口部からシートを補給する
方式の給紙装置を備えた画像形成装置の内部の記録シー
ト収納部の積層状態を示す斜視図である。
【図12】シート補給用の開口部からシートを補給する
方式の給紙装置を備えた画像形成装置の外観を示す斜視
図である。
【図13】シート補給用の開口部からシートを補給する
方式の給紙装置を備えた画像形成装置の当該開口部から
シート束を補給するときの状態を示す画像形成装置の斜
視図である。
【図14】シート補給用の開口部からシートを補給する
方式の給紙装置の内部構造を示す概略構成図である。
【図15】最上段の記録シート収納部(補給段)にシー
ト束を補給するときの動作を説明するための概略構成図
である。
【図16】最上段の記録シート収納部(補給段)にシー
ト束を補給するときの動作を説明するための概略構成図
である。
【図17】最上段の記録シート収納部(補給段)にシー
ト束を補給するときの動作を説明するための概略構成図
である。
【図18】最上段の記録シート収納部(補給段)にシー
ト束を補給するときの動作を説明するための概略構成図
である。
【図19】給紙装置における引き出しトレイの概略を示
す斜視図である。
【図20】引き出しトレイの設置位置を示す給紙装置の
正面図である。
【図21】引き出しトレイを引き出した状態を示す平面
図である。
【図22】一方の支持部材を引き出しトレイの内側から
見た正面図である。
【図23】他方の支持部材を引き出しトレイの内側から
見た正面図である。
【図24】シート積載トレイの構造を示す要部正面図で
ある。
【図25】シート積載トレイの他の構造を示す要部正面
図である。
【図26】シート積載トレイの屈曲の状態を示す要部正
面図である。
【図27】シート積載トレイの屈曲の状態を示す要部正
面図である。
【図28】シート積載トレイの屈曲の状態を示す要部正
面図である。
【図29】シート積載トレイの平面図である。
【図30】図29のA−A線断面図である。
【図31】図29のB−B線断面図である。
【図32】図29のC−C線で断面した部分の一部を示
す図である。
【図33】図29のD−D線で断面した部分の一部を示
す図である。
【図34】シート積載トレイの側面図である。
【図35】図30の要部拡大図である。
【図36】図31の要部拡大図である。
【図37】シート積載トレイに弾性シートを取り付けた
状態を示す要部正面図である。
【図38】シート積載トレイに弾性シートを取り付けた
状態を示す要部正面図である。
【図39】シート積載トレイに弾性シートを取り付けた
状態を示す平面図である。
【図40】弾性シートが取り付けられたシート積載トレ
イが伸長している状態を示す正面図である。
【図41】弾性シートが取り付けられたシート積載トレ
イが屈曲している状態を示す正面図である。
【図42】給紙ユニット設置側からみた給紙装置の断面
構造の概略を示す図である。
【図43】図42におけるシート積載トレイの前面側の
取付構造を示す図である。
【図44】図42におけるシート積載トレイの背後側の
取付構造を示す図である。
【図45】シート積載トレイの他の実施例を示す要部斜
視図である。
【図46】シート積載トレイのさらに他の実施例を示す
要部斜視図である。
【図47】シート積載トレイのさらに他の実施例を示す
要部斜視図である。
【図48】シート積載トレイの動作を示す動作説明図で
ある。
【図49】シート積載トレイの位置を検出するトレイ位
置センサの取付位置を示す断面図である。
【図50】シート積載トレイの移動可能位置を示す概略
構成図である。
【図51】シート積載トレイの駆動機構の一部を示す要
部斜視図である。
【図52】シート積載トレイの駆動機構における駆動ユ
ニット内部のギア及びクラッチの配置を示す概略構成図
である。
【図53】駆動ユニットの駆動機構の概略を示す側面図
である。
【図54】図53の平面図である。
【図55】シート積載トレイの駆動部分の概略を示す側
面図である。
【図56】図55の平面図である。
【図57】引き出しトレイを引き出した状態を示す画像
形成装置システム全体を示す斜視図である。
【図58】引き出した引き出しトレイの平面図である。
【図59】他の実施例に係る画像形成装置システム全体
を示す斜視図である。
【図60】同他の実施例に係る給紙装置の引き出しトレ
イを引き出した状態を示す要部斜視図である。
【図61】同他の実施例に係る給紙装置の引き出しトレ
イの構造を示す概略構成図である。
【図62】同他の実施例に係る給紙装置のシート収納部
の構造体を示す斜視図である。
【図63】給紙ユニットの概略構成を示す正面図であ
る。
【図64】給紙ユニットの呼出ローラ部及びその関連機
構を示す斜視図である。
【図65】給紙ユニットのシート束を保持する動作を示
す動作説明図である。
【図66】給紙ユニットの加圧保持板及びその関連機構
を示す斜視図である。
【図67】加圧レバーの動作を示す動作説明図である。
【図68】加圧レバーの駆動機構の要部を示す斜視図で
ある。
【図69】シートの先端揃え機構の要部を示す正面図で
ある。
【図70】シートの先端揃え機構の要部を示す平面図で
ある。
【図71】給紙搬送部の概略構成を示す側面図である。
【図72】給紙搬送部の要部を示す要部拡大斜視図であ
る。
【図73】給紙ユニット位置検知センサの検知タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図74】シートエンド検知センサ取付位置近傍の機構
を示す概略構成図である。
【図75】給紙ユニットの駆動機構の要部を示す斜視図
である。
【図76】給紙搬送部の構成を示す要部斜視図である。
【図77】分離ローラ部の構成を示す要部正面図であ
る。
【図78】分離ローラ部の構成を示す要部斜視図であ
る。
【図79】給紙ユニットの支持機構の概略を示す側面図
である。
【図80】給紙ユニットの支持機構の概略を示す正面図
である。
【図81】シートホールド部材の斜視図である。
【図82】シートホールド部材の他の例を示す斜視図で
ある。
【図83】シートホールド部材のさらに他の例を示す斜
視図である。
【図84】シートホールド部材の挟圧面の一例を示す側
面図である。
【図85】シートホールド部材の挟圧面の他の例を示す
側面図である。
【図86】シートホールド部材の形状を示す図である。
【図87】シートホールド部材のさらに他の例を示す側
面図である。
【図88】給紙ユニットでシートをホールドした状態を
示す側面図である。
【図89】給紙ユニットの一例を示す平面図である。
【図90】シートホールド部材によるシートのホールド
位置を示す説明図である。
【図91】シートホールド部材を複数個設けた例を示す
平面図である。
【図92】シートホールド部材を移動可能に構成した例
を示す平面図である。
【図93】シートホールド部材を複数個設け、さらにホ
ールド位置を移動可能に構成した例を示す平面図であ
る。
【図94】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図95】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図96】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図97】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図98】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図99】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図100】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図101】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図102】シート移動動作を示す動作説明図である。
【図103】実施例に係る画像形成装置の基本システム
の一部を示すブロック図で、図104と一体となって一
つのシステムを構築する。
【図104】実施例に係る画像形成装置の基本システム
の他部を示すブロック図で、図103と一体となって一
つのシステムを構築する。
【図105】実施例に係る画像形成装置におけるシート
のサイズデータ、補給日データ、紙種データを格納する
テーブルを示す図である。
【図106】実施例におけるシートサイズ検知及びシー
トサイズ登録についての処理手順を示すフローチャート
である。
【図107】実施例におけるシートをホールドする際の
移動加圧モード時の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図108】実施例におけるシートを移動させる際の移
動加圧モード時の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図109】実施例における加圧レバーの加圧/非加圧
状態の切り換え制御の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図110】実施例における加圧レバーの加圧/非加圧
状態の切り換え制御の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【図111】実施例におけるシートの移動タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図112】実施例におけるシートの移動タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図113】実施例におけるシートの移動タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図114】実施例におけるシートの移動タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図115】実施例における給紙ユニットとシート積載
トレイの移動タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図116】実施例における給紙ユニットとシート積載
トレイの移動タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図117】実施例における給紙ユニットとシート積載
トレイの移動タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図118】実施例における給紙ユニットとシート積載
トレイの移動タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図119】実施例におけるペーパーエンド時のシート
移動処理の制御手順を示すフローチャートで、図120
と一体となって1つの処理を示す。
【図120】実施例におけるペーパーエンド時のシート
移動処理の制御手順を示すフローチャートで、図119
と一体となって1つの処理を示す。
【図121】シート積載トレイのシートの積載状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 2 画像形成装置 3 原稿自動送り装置 99 シート束 110 パイプ構造体 172 シート補給用開口部 173 ドア 209,210 トレイガイド 220 駆動モータ 222 駆動ユニット 242 シート積載トレイの駆動手段 246 シート積載トレイ 270 記録シートシート収納部 271 給送方向に平行な支持部材 273 幅方向の支持部材 406 給紙ユニット 435 呼出ローラ部 436 呼出ローラ 453 加圧レバー部 468 加圧保持板 481 シートエンド検知センサ 484 ローラの駆動部 600 制御部(コントローラ) 601 中央処理装置(CPU) 610 操作部 620 給紙制御部 621 給紙ユニット駆動部 623 給紙・搬送駆動部 624 トレイ駆動部 625 加圧レバー駆動部 630 センサ部 750 支持パイプ 750A 第1パイプ部 750B 第2パイプ部 750C 第3パイプ部 750D 第4パイプ部 752 ガイドレール部 753 シート載置面領域 754 シート給送領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木▲崎▼ 修 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 小幡 正人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 来住 文男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 谷山 裕之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭64−29873(JP,A) 特開 平3−152036(JP,A) 特開 昭63−66037(JP,A) 特開 平4−101934(JP,A) 特開 昭49−92751(JP,A) 特開 昭62−111831(JP,A) 特開 昭52−78595(JP,A) 特開 平6−239476(JP,A) 実開 昭58−161928(JP,U) 実開 昭63−192341(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/30 B65H 3/44

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に付設され、垂直方向に並
    設された複数の記録シート収容手段のそれぞれから給紙
    手段を介して画像形成装置に記録シートを給紙し、当該
    記録シートに画像を形成させる給紙装置において、 1つの記録シート収容手段に収容された記録シートを他
    の記録シート収容手段へ一括して移送する記録シート移
    送手段を備えていることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に付設され、垂直方向に並
    設された複数の記録シート収容手段のそれぞれから給紙
    手段を介して画像形成装置に記録シートを給紙し、当該
    記録シートに画像を形成させる給紙装置において、 記録シート収容手段内で前記記録シートを載置するシー
    ト載置手段と、 シート載置手段に載置された記録シートの一端側を上下
    方向から把持する把持手段と、 把持手段によって記録シートを把持した状態で、前記シ
    ート載置手段を記録シート載置状態から非載置状態に移
    動させる第1の移動手段と、 第1の移動手段によるシート載置手段の移動に連動して
    前記把持手段を1つの記録シート収容手段から他の記録
    シート収容手段に移動させる第2の移動手段と、 第2の移動手段による把持手段の移動完了後、前記把持
    手段による記録シートの把持を解除する解除手段と、 を備えていることを特徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】 紙無しとなった記録シート収容手段を検
    出するペーパーエンド検出手段をさらに備え、前記第2
    の移動手段による把持手段の移動位置は、ペーパーエン
    ドとなった1つの記録シート収容手段の1段上の他の記
    録シート収容手段に対応する位置であることを特徴とす
    る請求項2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記ペーパーエンド検出手段によって検
    出される紙無しとなった記録シート収容手段が複数ある
    かどうかを判別する判別手段と、この判別手段によって
    紙無しとなった記録シート収容手段が複数あると判別さ
    れたとき、前記把持手段を紙無しとなった下から2番目
    の記録シート収容手段に記録シートを移動させる移動制
    御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項3記
    載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 複数の記録シート収容手段のうちの1つ
    がシート補給段に設定されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記シート補給段が装置本体から引き出
    し自在に設けられていることを特徴とする請求項5記載
    の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記シート補給段に記録シートを補給す
    るための1つのシート補給用開口部を備えていることを
    特徴とする請求項5記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の移動手段によるシート載置手
    段の記録シート載置状態から非載置状態への移動が、シ
    ート搬送方向であって、把持手段による記録シートの移
    動経路から退避した位置まで行われるように設定されて
    いることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 前記シート載置手段は、記録シート搬送
    方向に屈曲自在であり、記録シート搬送方向と直交する
    方向には屈曲不能に形成されていることを特徴とする請
    求項2または8記載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記シート載置手段は、ジャバラ構造
    体によって形成されていることを特徴とする請求項9記
    載の給紙装置。
  11. 【請求項11】 前記シート載置手段は、記録シート給
    送方向と対向する方向に屈曲状態で、かつ、記録シート
    給送方向に対して略垂直な方向に退避自在に設けられて
    いること特徴とする請求項2、9または10記載の給紙
    装置。
  12. 【請求項12】 前記記録シート収容手段は、シート搬
    送方向に延伸する複数の第1の支持部材と、シート搬送
    方向と直交する方向に延伸し、前記第1の支持部材と結
    合した第2の支持部材とからなり、前記シート載置手段
    は、前記第1の支持部材上をシート搬送方向に移動可能
    であって、シート載置手段の移動により第1の支持部材
    と第2の支持部材によって形成される記録シート載置領
    域が全面開口可能に設定されていることを特徴とする請
    求項2記載の給紙装置。
  13. 【請求項13】 前記シート載置手段は、前記把持手段
    が記録シートを把持する際の第1の位置と、前記第2の
    移動手段によって把持手段が各記録シート収容手段間を
    移動するときに設定される第2の位置と、記録シートが
    各記録シート収容手段間を移動するときに設定される第
    3の位置とを移動可能に構成され、前記第1の位置は前
    記第2の位置の、第2の位置は第3の位置のそれぞれ記
    録シート給送方向上流側に設定され、さらに、第3の位
    置は、前記シート載置手段が記録シート載置領域から退
    避した位置に設定されていることを特徴とする請求項2
    記載の給紙装置。
  14. 【請求項14】 前記シート載置手段は、記録シート給
    送方向先端縁に切欠部を備えていることを特徴とする請
    求項2または13記載の給紙装置。
  15. 【請求項15】 前記把持手段は、記録シート上端面に
    当接し、記録シートを分離給送する呼出ローラと、記録
    シート下端面に当接し、記録シートを加圧する加圧手段
    とからなることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  16. 【請求項16】 前記把持手段を駆動制御する制御手段
    を備え、当該制御手段は、記録シート収容手段間の記録
    シートの移動を行う第1の移動モードと、記録シート収
    容手段からの搬送のために記録シートを引き出して給紙
    する第2の移動モードとを有し、第1の移動モード設定
    時には、前記加圧手段をシート載置手段の高さまで上昇
    させ、第2の移動モード設定時には、前記加圧手段を予
    め設定された加圧位置まで上昇させるように当該加圧手
    段を駆動することを特徴とする請求項15記載の給紙装
    置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、前記第2の移動モー
    ドの実行の際に、前記加圧手段を前記呼出ローラの下降
    量に応じて上昇させるように設定されていることを特徴
    とする請求項16記載の給紙装置。
  18. 【請求項18】 前記把持手段が、記録シート上端面に
    当接する第1の挟持部材と、記録シート下端面に当接す
    る第2の挟持部材とからなり、少なくとも一方の挟持部
    材の記録シートとの当接面には弾性部材が設けられてい
    ることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  19. 【請求項19】 前記把持手段が、記録シート上端面に
    当接する第1の挟持部材と、記録シート下端面に当接す
    る第2の挟持部材とからなり、少なくとも一方の挟持部
    材の記録シートとの当接面には高摩擦部材が設けられて
    いることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  20. 【請求項20】 前記把持手段が、記録シート上端面に
    当接する第1の挟持部材と、記録シート下端面に当接す
    る第2の挟持部材とからなり、第1および第2の挟持部
    材の記録シートのと当接面は同一材質によって略同一形
    状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の給
    紙装置。
  21. 【請求項21】 前記把持手段によって把持される記録
    シートの一端側は、記録シート給紙方向の先端縁である
    ことを特徴とする請求項2、15、18、19または2
    0のいずれかに記載の給紙装置。
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