JP3214410B2 - 半導体配線装置 - Google Patents

半導体配線装置

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JP3214410B2 JP25518897A JP25518897A JP3214410B2 JP 3214410 B2 JP3214410 B2 JP 3214410B2 JP 25518897 A JP25518897 A JP 25518897A JP 25518897 A JP25518897 A JP 25518897A JP 3214410 B2 JP3214410 B2 JP 3214410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の配線
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体配線装置、特に上下2層の
配線間に空洞が存在する電極配線においては、その配線
構造として、空間配線の下に柱状の絶縁膜の柱を等間隔
で形成し、電極のたわみを低減した配線装置(特開平7
−193125号;以下第1の従来技術という)や、空
間配線のクロス部分の下層電極配線をメタルから半導体
活性層にして、下層電極配線の段差を最小限とし、より
上層電極配線との交差空間量をふやす配線装置(特開平
8−288384;以下第2の従来技術という)があ
る。
【0003】第1の従来技術は、図4に示すように半導
体基板11上に形成された第1の柱状絶縁膜14で支え
られる第1層配線13と、半導体基板11上に形成され
た第2の柱状絶縁膜18で支えられる第2層配線17と
を備えており、第2の柱状絶縁膜18の高さを第1の柱
状絶縁膜14の高さよりも高く設定し、第1層配線13
と半導体基板11との間、第2層配線17と半導体基板
11の間、第1層配線13と第2層配線17との間にそ
れぞれ空洞19が存在する構成としたものである。この
結果、第1および第2の各柱状絶縁膜14、18はそれ
ぞれ第1層配線13および第2層配線17の延設方向に
沿って等間隔で配設されることになる。
【0004】また、第2の従来技術においては、図5に
示すように基板21上に例えば厚み2μmの下部配線2
2と例えば厚み3μmのエアブリッジ配線27が形成さ
れ、下部配線22とエアブリッジ配線27の交差部分の
み、例えば厚み0.3μmの下層配線28を配置すると
いうものである。なお、下層配線28の例としては、ソ
ース、ドレイン電極、ゲート電極、あるいはMIM下地
電極等がある。この構成によれば、エアブリッジ配線
と、その直下の下層配線との間隔を従来と比べて大きく
したので、エアブリッジ配線がつぶれた場合にも下層配
線に接触しにくくショートを防止する効果が得られるよ
うである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1の従来
技術では、その問題点として、第1に空間配線の下に柱
状の絶縁膜柱を形成するのが困難である。その理由は、
その柱状の絶縁膜柱を形成するプロセスが煩雑であった
ためである。更に問題点の第2としては、微細な電極パ
ターンでは柱状の柱を形成するのが困難である。その理
由は、柱状の絶縁膜を形成するためよけいに面積が必要
となるからである。
【0006】また、第2の従来技術では、半導体装置の
特性が十分機能しないおそれがある。その理由は、空間
配線のクロス部分の下層電極配線が半導体活性層を用い
ているため、その部分の抵抗値が高く、これが余計な寄
生抵抗となってしまうからであり、またマイクロ波等高
周波を信号として使用する場合には、この部分で信号の
ロスを生じてしまうからである。
【0007】本発明の目的は、上層配線と下層配線の間
に空洞が存在する電極配線において、上層配線の特に数
十μm単位で形成された微細な電極パターンのたわみを
最小限とし、品質を保ちながら小型・軽量化を図ること
にある。
【0008】また、本発明の他の目的は、クロス配線の
下層配線部分の抵抗値を低減し、またマイクロ波等高周
波を信号として使用する場合においても、信号のクロス
を最小限とすることで、信号処理の高速化、伝送効率向
上及び低消費電力を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による半導体配線装置においては、半導体基
板上に第1層配線と第2層配線と突起とを有し、前記第
2層配線は上層配線、前記第1層配線は下層配線であ
り、両配線の交差部に空洞が形成され、前記突起は、第
2層配線に沿って第1層配線の一部に立上がらせ、前記
第2層配線の厚みよりも高く、低抵抗体により形成され
ているものである
【0010】
【0011】また、突起は、第2層配線の両側に配置さ
れているものである。
【0012】また、第2層配線に沿ってその両側に形成
された突起間の距離は、第2層配線の空洞部分の長さよ
り短く、かつ第2層配線幅より長いものである。
【0013】
【0014】また、第1層配線は低抵抗体により形成さ
れているものである。
【0015】本発明は、半導体基板上に形成された下層
の第1層配線と、前記半導体基板上に形成された上層の
第2層配線とを備え、第1層配線と第2層配線の間に空
洞が存在する電極配線において、第1層配線の一部に、
第2層配線に沿って第2層配線の厚みより高い突起を両
側に配置し、この両側の突起間の距離を、第2層配線の
空洞部長より短くかつ第2層配線幅より長くすることに
より、数十μm単位で形成された微細な電極パターンに
おいても、上部から加えられる物理的圧力を突起が受止
めてその圧力を有効に低減するため、上層配線のたわみ
を最小限にできる。
【0016】また、第1層配線を低抵抗体により形成
し、更に低抵抗体厚膜の突起を第1層配線の電極に接す
る様にすることにより下層配線の抵抗値を低減し、また
マイクロ波等高周波を信号として使用する場合において
も、信号のロスを最小限とすることで、信号処理の高速
化、伝送効率向上及び低消費電力を図ることができる。
【0017】さらに、本発明では第2層配線の下に柱を
いれるようなことが無いため、最小の面積でかつ非常に
簡便なプロセスで効果をあげることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図によ
って説明する。図1において、半導体基板1上に下層配
線として第1層配線2が形成され、上層配線として第2
層配線4が、第1層配線2と直交する方向に形成され、
第2層配線4と第1層配線2との間には、図1(b)に
示すように空洞Sが形成されている。図中3は第1層配
線2に接続された第1電極、5は第2層配線4に接続さ
れた第2電極である。本発明は、第1層配線2の一部
に、突起6の厚膜を第2層配線4に沿ってその両側縁に
立上らせたものである。突起6の厚膜は低抵抗体、例え
ば貴金属である。突起6は、半導体基板1の上方から加
えられる物理的圧力を支えるものであり、突起6の立上
り高さ(図中d寸法)は、第2層配線4の厚み(図中e
寸法)より高く、更にこの両側の突起6、6間の距離
(図中a寸法)を、第2層配線4の空洞部分の長さ(図
中c寸法)より短くかつ第2層配線4の線幅(図中b寸
法)より長くすることにより、有効的に上層配線のたわ
みを抑えることができる。図からも明確な様に、本発明
では第2層配線4の下に柱をいれるようなことが無いた
め、最小の面積で効果を上げることができ、小型・軽量
化を図ることができる。
【0019】第1層配線2を低抵抗体、例えば貴金属に
より形成し、更に貴金属の突起6を第1の電極3に接す
る様にすることにより、下層配線の抵抗値を低減し、ま
たマイクロ波等高周波を信号として使用する場合におい
ても、信号のロスを最小限とすることで、信号処理の高
速化、伝送効率向上及び低消費電力を図ることができ
る。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について、その製法を
工程断面図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図2(a)〜(f)は本発明の第1の実施
例を示している。図2(a)には、半導体基板1上に、
第1層配線2を下層配線とし、第2層配線4を上層配線
として上下二層の配線を備え、第1層配線2と第2層配
線4の間に空洞Sが存在する電極配線を形成した断面図
である。
【0022】この構造は、有機溶媒に可溶な物質等を使
用し、第2層配線4を形成し、引き続き、例えばポリイ
ミド等の物質7を塗布し、第1、2層配線2、4共に埋
め込む(図2(b))工程と、第2層配線4に沿って両
側の箇所にスルーホールを形成(図2(c))する工程
とによって得られる。
【0023】本発明においては、引き続きTi−Pt−
Au等のメタルスパッタ膜8をスパッタ法により成長す
る(図2(d))。ここでTiは下地メタルとの密着性
を高めるため使用され、Ptは、特に下地半導体にGa
Asを用いた際には、下地のAs拡散を抑えるために使
用される。更に、メッキ法によりAu等をスルーホール
を埋め込む様に成長し(図2(e))、その後全面ドラ
イエッチングでエッチバックし、有機溶媒でポリイミド
を除去し、Auの突起6を第1配線2上に厚膜状に残し
て完成する(図2(f))。本実施例では第2層配線4
の下に柱をいれるようなことが無いため簡便なプロセス
で効果をあげることができる。
【0024】図3は、本発明の他の実施例の製造工程断
面図である。図3(a)は、半導体基板1上に下層配線
として第1層配線2を、上層配線として第2層配線4を
備え、第1層配線2と第2層配線4の間に空洞Sが存在
する電極配線を形成した断面図である。この実施例にお
いては、引き続き、通常のポジレジスト10を塗布し
(図3(b))、第2層配線4に沿って両側の箇所を露
光、スルーホールパターンを形成し(図3(c))、引
き続きTi−Au等のメタルを蒸着法により成長する
(図3(d))。ここではTiは下地メタルとの密着性
を高めるため使用される。
【0025】最後に、リフトオフ法によりメタルをリフ
トオフし、Ti−Auの突起6を第1層配線2上に残し
て完成する(図3(e))。本実施例では、前実施例に
比べ更に非常に簡便なプロセスで効果をあげることがで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、半導体基板上に
上層配線,下層配線として第2層配線と第1層配線が形
成され、両層間に空洞を有する電極配線において、第1
層配線上に厚膜の突起を設けたものであり、特に、数十
μm単位で形成された微細な電極パターンにおいては、
パターン形成後の後工程、具体的にはペレットダイシン
グ、ペレットスクライブ−ペレッタイズ工程等でのウェ
ーハ固定等で配線パターンに上部から物理的圧力が加わ
ることにより上層配線のたわみが生じ、極端な場合には
下層配線と接触してしまうことさえあるが、本発明によ
れば、このような問題に対し、上部から物理的圧力を突
起上に受け止めて上層配線への負担を有効に低減でき
る。また、突起は、第2層配線の厚み(図中e寸法)よ
り高く、更にこの両側の突起構造間の距離(図中a寸
法)を、第2層配線の空洞部長(図中c寸法)より短く
かつ第2層配線(図中b寸法)より長くすることによ
り、有効に上層配線のたわみを抑えることができる。本
発明では第2層配線の下に柱をいれるようなことが無い
ため、最小の面積でかつ非常に簡便なプロセスで効果を
あげることができる。
【0027】更に突起,第1層配線層に貴金属のような
低抵抗体を用いて、クロス配線の下層配線部分の抵抗値
を低減し、またマイクロ波等高周波を信号として使用す
る場合においても、信号のロスを最小限とすることで、
信号処理の高速化、伝送効率向上及び低消費電力を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の構成を示す図、(b)は
(a)のA−A’線断面図、(c)は(a)のB−B’
線断面図である。
【図2】本発明の一実施例の製造工程を工程順に示すも
ので、図1(a)のA−A’に相当する部分の断面図で
ある。
【図3】本発明の他の実施例の製造工程を工程順に示す
もので、図1(a)のA−A’に相当する部分の断面図
である。
【図4】第1の従来技術を示す図である。
【図5】第2の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 第1層配線 3 第1電極 4 第2層配線 5 第2電極 6 Au突起 7 ポリイミド樹脂膜 8 Ti−Pt−Auスパッタ膜 9 Auメッキ膜 a 突起構造間の距離 b 第2層配線幅 c 第2層配線の空洞部の長さ d Au突起高さ e 第2層配線の厚み S 空洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1層配線と第2層配線
    と突起とを有し、 前記第2層配線は上層配線、前記第1層配線は下層配線
    であり、両配線の交差部に空洞が形成され、前記突起は、第2層配線に沿って第1層配線の一部に立
    上がらせ、前記第2層配線の厚みよりも高く、低抵抗体
    により形成されていることを特徴とする半導体配線装
    置。
  2. 【請求項2】 前記突起は、第2層配線の両側に配置さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の半導体配線
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第2層配線に沿ってその両側に形成
    された前記突起間の距離は、第2層配線の空洞部分の長
    さより短く、かつ第2層配線幅より長いことを特徴とす
    請求項2に記載の半導体配線装置。
  4. 【請求項4】 前記第1層配線は、低抵抗体により形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体配
    線装置。
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