JP3214350B2 - 高温強度に優れたCr−Mo系継目無鋼管の製造方法 - Google Patents

高温強度に優れたCr−Mo系継目無鋼管の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボイラー用等の
高温用途に使用される高温強度に優れたCr−Mo系継
目無鋼管を、従来法に比較して低コストで製造できるC
r−Mo系継目無鋼管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】巨大な設備を必要とする鉄鋼業界におい
ては、省プロセス、省エネルギー化の観点からオンライ
ンでの加工熱処理の適用によるプロセスの簡略化が種々
検討実施されている。継目無鋼管の製造においては、高
信頼性、高品質化の観点から、未だかなりの製品がオフ
ラインでの熱処理によって製造されているのが実状であ
り、製管ラインとは別に熱処理炉を設置し、焼ならし処
理後焼戻し処理し、または恒温変態熱処理等を実施する
のが一般的である。これに対して、オンラインでの熱処
理は、熱間加工後の素材が保有する熱を利用して直ちに
オーステナイト温度まで再加熱するもので、工業的に大
きなコストダウンを図ることができるため、オンライン
での熱処理プロセスを導入する動きがある。
【0003】高温強度に優れたCr−Mo系継目無鋼管
は、一般にビレットを傾斜圧延機であるピアサーを用い
て穿孔した中空素管を、プラグミルまたはマンドレルミ
ル等で延伸圧延したのち、サイザーまたはストレッチレ
デューサ等を用いて仕上加工を施し、冷却後、焼なら
し、焼戻し処理またはAc3点以上の温度でオーステナ
イト化し、冷却過程で所定の温度で一定時間保持し、高
温変態処理を実施することにより製造されているが、い
ずれも、一旦冷却した素材を再度加熱する必要があり、
経済的ではない。
【0004】低Cr−Mo系継目無鋼管の製造方法とし
ては、2基の直接加熱式熱処理炉を使用し、第1の熱処
理炉においては管の温度が880〜1000℃の範囲で
の一定温度で10分以上加熱し、第1の熱処理炉から抽
出後自然放冷もしくは強制冷却により650〜780℃
の範囲の温度で冷却したのち、第2の熱処理炉に装入し
て管の温度が680〜750℃の範囲での一定温度で6
0分以上加熱する方法(特開平4−168224号公
報)、仕上加工用素管を850〜1150℃に再加熱し
たのち、仕上加工用素管の断面積をAo(cm2)、仕
上管の断面積をA(cm2)とする時に、ε=ln(A
o/A)で表される仕上加工時の加工歪ε が0.1以
上である仕上加工を施す方法(特開平4−80350号
公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平4−168
224号公報に開示の方法は、間接加熱炉から直接加熱
炉に変更したものであるが、オフラインでの恒温変態処
理であるため、一旦冷却した素材を再度加熱する必要が
あり、経済的ではない。また、この方法では、オーステ
ナイト化処理時間が長く、直接加熱のためスケール成長
が大で、後工程で脱スケール処理が必要であるという欠
点を有している。
【0006】また、特開平4−80350号公報に開示
の方法は、再加熱したのち仕上加工を行うため、サイズ
によっては長手方向、円周方向の組織の均一性が得られ
ず、適用できない場合や、高Cr系の場合は、仕上加工
後放冷+焼戻しでは強度が高すぎて、高温クリープ特性
が低下することがある。
【0007】これらCr−Mo系継目無鋼管の熱処理
は、前記したとおりプロセスの合理化、省エネルギーの
観点から、製管ライン上で実施しようとする動きであ
り、直接熱処理プロセスはその代表的なものであるが、
恒温変態処理については大型炉となりすぎるため、実施
されていない。
【0008】この発明の目的は、上記従来技術の欠点を
解消し、鋼成分、熱間圧延と恒温変態熱処理条件を特定
することによって、製管ライン上で熱処理し、高温強度
に優れたCr−Mo系継目無鋼管の製造方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を重ねた。その結果、直接熱
処理プロセスであっても、鋼の成分系を特定し、さらに
穿孔および延伸圧延等仕上圧延の条件を規定し、適正な
加工熱処理を施すことによって、整粒された再結晶粒が
得られ、通常のオフライン熱処理をしたものと同等の機
械的性能が得られることを究明し、この発明に到達し
た。
【0010】この発明は、質量%で、C:0.04〜
0.20%、Si:1.0%以下、Mn:0.2〜1.
0%、Cr:0.8〜9.5%、Mo:0.2〜2.5
%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる
ビレットを、加熱して熱間で穿孔、圧延して継目無鋼管
を製造する方法において、穿孔に続いて、断面圧縮率が
40%以上の仕上圧延を仕上がり温度800〜1050
℃で行ったのち、直ちに下記に示すf1の値が2350
0〜26000となるように、温度Tで時間tの再加熱
を行い、ついで600〜850℃に降温した時点で恒温
熱処理炉に挿入し、650〜800℃の温度に保持し
恒温変態させることを連続してオンラインで行うことと
している。このように、仕上がり温度800〜1050
℃で断面圧縮率が40%以上の大きな加工歪を与え、さ
らに、仕上圧延後に850〜1100℃の温度域の温度
Tで時間tの再加熱を行い、下記f1の値を23500
〜26000とすれば、整粒された再結晶粒を得ること
ができ、通常のオフライン熱処理をしたものと同様の機
械的性能が得られる。また、再加熱後、空冷または強制
空冷によって600〜850℃まで冷却し、その後65
0〜800℃範囲の所定温度に保持して恒温変態させ冷
却する。 f1=(T+273)×(21+logt) ただ
し、T:850〜1100℃、t:(hr)
【0011】また、この発明は、穿孔工程にコーン型の
ロールを有する交叉穿孔機を用い、5°〜35°の交叉
角(ロールの軸線がパスラインの水平面または垂直面に
対してなす角度)で穿孔することとしている。このよう
に、交叉穿孔機を用い、5°〜35°の交叉角で穿孔す
ることによって、拡管薄肉穿孔が可能なため、得られる
中空素管の肉厚は、通常のバレル型ロールの傾斜型穿孔
機を用いて穿孔した場合よりも薄くすることができる。
したがって、次の延伸圧延と仕上加工の両者を一体化し
た仕上圧延での強加工が容易となる。このため、中空素
管の変形抵抗を下げるための再加熱処理を施さなくて
も、1050℃以下という比較的低温域での仕上り温度
で断面圧縮率40%以上の強加工が可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明における仕上圧延は、穿
孔後の延伸圧延で付与された加工歪が回復する前に連続
的に仕上加工を行えば、延伸圧延と仕上加工の両者を一
体化したものとすることができる。穿孔後の延伸圧延で
付与された加工歪が回復する前に仕上加工を行うために
は、例えば、従来独立して配置されていた延伸圧延機と
してのマンドレルミルと、仕上加工機としてのサイザー
を一体型の連続配置とすれば良い。
【0013】この発明において鋼の化学成分を限定した
理由は、以下のとおりである。なお、以降の%は全て質
量%を示す。Cは固溶硬化および炭化物の形成・析出に
より常温強度や高温強度を確保するのに必須の元素であ
るが、0.04%未満ではその効果が十分でなく、0.
20%を超えると焼入れ性が増し、強度が増加するが、
溶接性、加工性が劣化するため、0.04〜0.20%
とした。
【0014】Siは鋼の脱酸に必要な元素であるが、
1.0%を超えると鋼の靭性が低下するため、1.0%
以下とした。Mnは鋼の脱酸・脱硫に必要であり、かつ
鋼の強度、熱間加工性を改善し、適正な組織を得るため
に有用な元素であるが、0.2%未満ではその効果が十
分でなく、また、高強度Cr−Mo鋼の場合、1.0%
を超えると鋼の強度は上がるものの、溶接性、加工性が
劣化するため、0.2〜1.0%とした。
【0015】Crは鋼の耐高温酸化性、長時間高温強度
の向上のために添加する元素であるが、0.8%未満で
はその効果が十分に発揮できず、また、9.5%を超え
ると溶接性、加工性が劣化するため、0.8〜9.5%
とした。Moは鋼の高温長時間強度を著しく高め、鋼中
に固溶して強化するほか、炭化物を析出してクリープ強
度を向上させる元素であるが、0.2%未満ではその効
果が十分でなく、また、2.5%を超えるとその効果が
飽和し、かつ偏析等によって製管時の加工性を低下させ
るため、0.2〜2.5%とした。
【0016】この発明における素材のビレットの加熱温
度は、穿孔機で熱間穿孔できる温度であればよく、特に
限定されないが、最適温度は材質によって異なり、高温
延性と高温強度を考慮して決定すればよいが、通常は1
100〜1300℃の範囲である。
【0017】この発明における穿孔工程は、拡管薄肉穿
孔を可能とし、得られる中空素管の肉厚を通常のバレル
型ロールの傾斜型穿孔機を用いて穿孔圧延した場合より
も薄くし、次の延伸圧延と仕上加工の両者を合算した仕
上圧延での強加工を容易となすためには、コーン型ロー
ルの交叉穿孔機を用いる。この場合の交叉穿孔機の交叉
角は、5°未満では所望の薄肉の中空素管が得難く、後
段の仕上圧延で強加工をすることが難しくなり、また、
35°を超えると中空素管の後端が穿孔機から抜けなく
なるところのいわゆる「尻詰まり」が発生すると共に、
仕上圧延が不安定となるため、5°〜35°とした。
【0018】この発明における仕上圧延は、穿孔機で穿
孔された中空素管を延伸圧延および仕上加工して所望の
形状、寸法の継目無鋼管を製造する工程であって、穿孔
機での圧延に比べると比較的低温域での加工となるた
め、加工熱処理を考えた場合は有効な加工を付与する重
要な工程となる。特に、穿孔後の延伸圧延で付与された
加工歪が回復する前に仕上加工を行えば、この両者の加
工率を合算したものがいわゆる仕上圧延の加工率となる
ため、途中で中空素管を再加熱することなく、仕上圧延
で大きな加工率を付与することができる。
【0019】この発明においては、断面圧縮率にして4
0%以上の仕上圧延を仕上がり温度800〜1050℃
で行うことが必要である。断面圧縮率にして40%未満
の加工率の場合には、再結晶がスムーズに進行せず、微
細化効果が得られないことに加え、時として結晶粒が異
常成長することがあるからである。仕上圧延の加工率の
上限は、製管対象の材質やミルの能力によって異なるた
め特定することはできないが、加工率が大き過ぎると疵
が発生し易くなるため、80%を上限とすることが好ま
しい。
【0020】仕上圧延の仕上がり温度は、低温であるほ
ど再結晶粒が微細になる傾向があるが、800℃未満で
は中空素管の変形抵抗が大きくなって断面圧縮率40%
以上の強加工を施すことが困難となると共に、仕上圧延
後に所望のミクロ組織を得るために行う再加熱のための
エネルギー消費が大きくなり、また、1050℃を超え
ると、結晶粒が粗大化して所望の細粒組織が得られない
ので、800〜1050℃とした。
【0021】穿孔後の延伸圧延で付与された加工歪が回
復する前に仕上加工を行うためには、従来独立して配置
していた延伸圧延機と仕上加工機を、一体型の連続配置
とすればよい。このように延伸圧延機と仕上加工機を一
体型の連続配置とすれば、製造範囲の全てのサイズに対
して仕上圧延の加工率40%以上を安定して確保するこ
とができる。
【0022】この発明においては、仕上圧延と恒温変態
熱処理との間で再結晶処理を実施するのが大きな特徴で
あり、これによって加工と加熱との組合せで再結晶が誘
起され、結晶粒の整粒化が可能となる。この発明は、従
来技術の圧延途中での延伸圧延と仕上加工の間で再加熱
する場合と異なり、再加熱後に加工する必要がないの
で、再加熱温度を再結晶が進行する最低の温度に設定す
ることができ、整粒な再結晶粒が得られるのである。し
かも、仕上圧延と恒温変態熱処理との間での再結晶処理
により、継目無鋼管の長手方向(圧延方向)およびロッ
ト間の均熱性が保証され、性能バラツキが大幅に小さく
なるという副次的効果も得られるのである。
【0023】この発明における再加熱温度T(℃)とし
ては、この発明の対象としているCr−Mo鋼の場合、
850℃未満では再結晶するのに長時間を要して製管効
率が極めて低下し、一方、1100℃を超えると結晶粒
が大きく成長して粗粒化が甚だしくなるため、850〜
1100℃とした。
【0024】この発明における再加熱時間t(hr)
は、前記したf1の値を23500〜26000となる
ようにする必要がある。前記したf1の値が23500
未満では、再結晶が完全に終了せず、恒温変態熱処理後
の靭性が低下する。一方、f1の値が26000を超え
る場合は、結晶粒が大きく成長して粗粒化が甚だしく、
製品靭性が劣化すると共に、恒温変態熱処理の保持時間
が長くなるため、経済性に劣り、かつ、表面スケールの
成長が大であり、製品でのスケール除去のための酸洗ま
たはショット等の工程が必要となって経済性が劣る。
【0025】再加熱後の恒温熱処理炉挿入時の温度は、
600℃未満ではベイナイト組織が出始め、恒温変態熱
処理後の靭性が劣化し、また、850℃を超えると、恒
温熱処理炉に挿入した時に恒温変態熱処理温度に保持す
るのに時間がかかり、全体の熱処理時間が長くなるため
経済的でないので、600〜850℃とした。
【0026】恒温熱処理温度は、650〜800℃の範
囲外で均熱処理をすれば、オーステナイトがフェライト
変態完了するまでに長時間がかかること、均熱不足であ
れば、その後の冷却で一部または全てがベイナイトない
しはマルテンサイト変態するため、必要以上に高強度と
なり、靭性劣化および高温クリープ特性の低下となる。
恒温熱処理時間は、材質により異なるが、通常30〜8
0分程度必要である。
【0027】
【実施例】表1に示す成分組成の鋼A〜Cを通常の方法
により溶解し、分塊圧延によって得た外径187mmの
ビレットを素材として用い、図1の概略工程図に示すと
おり、1230℃に加熱したのち、表2に示す試験条件
で、製管(穿孔および仕上圧延)、再加熱、恒温変態熱
処理を行って外径150mm、肉厚9.2mmの継目無
鋼管を製造した。得られた各継目無鋼管から試験片を切
り出し、常温ならびに550℃での引張試験を行うと共
に、加工性(へん平)ならびにオーステナイト結晶粒度
を測定した。その結果を表3に示す。なお、引張試験
は、JIS Z2241に規定の金属材料引張試験方法
ならびにJIS G0567に規定の鉄鋼材料および耐
熱合金の高温引張試験方法に準じて実施し、加工性のへ
ん平試験は、試験片を常温のまま2枚の平板間に挟み、
平板間の距離が下記式による値になるまで圧縮し、へん
平にしたとき、管の壁に疵、割れが生じたかどうかを調
べるもので、疵、割れが生じない場合を○、割れが生じ
た場合を×として表示した。 H={(1+e)t}/(e+t/D) ただし、
H:平板間の距離(mm)、t=管の厚さ(mm)、
D:管の外径(mm)、e:定数0.08 また、オーステナイト結晶粒度は、JIS G0551
に規定の鋼のオーステナイト結晶粒度試験方法に準じて
測定した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】表2に示す試験条件の試験No.1〜5
は、この発明の条件を満たす製造工程で、また、試験N
o.6〜10は、表2中の*印がこの発明の条件範囲を
外れた比較例の製造工程、さらに、試験No.11〜1
3は、従来のボイラー用低合金鋼管の製造に適用されて
いる代表的な熱処理条件である。表3に示すとおり、こ
の発明の条件を満たす試験No.1〜5は、いずれも従
来法の試験No.11〜13と同等のオーステナイト結
晶粒度5〜6.5で、かつ、へん平のない性能を有して
いるのに対し、試験No.6〜10の比較例は、*印で
示す項目が、いずれも従来法の試験No.11〜13と
同等の性能を確保できていない。
【0032】
【発明の効果】この発明は、素材の成分、仕上圧延であ
る延伸圧延および仕上加工と恒温変態熱処理条件を特定
することによって、製造工程の簡素化、製管能率の向上
による省エネルギーを達成でき、従来法より簡素化され
た工程で、安価に高温強度に優れたCr−Mo系継目無
鋼管を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における試験No.1〜10の試験条件
の概略工程図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C22C 38/00 302 C22C 38/00 302Z 38/22 38/22 (72)発明者 近藤 邦夫 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 8/00 - 8/10 C22C 38/00 - 38/60 B21B 3/02 B21B 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質量%で、C:0.04〜0.20%、
    Si:1.0%以下、Mn:0.2〜1.0%、Cr:
    0.8〜9.5%、Mo:0.2〜2.5%を含有し、
    残部がFeおよび不可避的不純物からなるビレットを、
    加熱して熱間で穿孔、圧延して継目無鋼管を製造する方
    法において、穿孔に続いて、断面圧縮率で40%以上の
    仕上圧延を仕上り温度800〜1050℃で行ったの
    ち、直ちに下記に示すf1の値が23500〜2600
    0となるように、温度Tで時間tの再加熱を行い、つい
    600〜850℃に降温した時点で恒温熱処理炉に挿
    入し、650〜800℃の温度に保持し恒温変態させ
    ることを連続してオンラインで行うことを特徴とする高
    温強度に優れたCr−Mo系継目無鋼管の製造方法。 f1=(T+273)×(21+logt) ただ
    し、T:850〜1100℃、t:(hr)
  2. 【請求項2】 交叉穿孔機を用いて穿孔を交叉角5〜3
    5°で行うことを特徴とする請求項1記載の高温強度に
    優れたCr−Mo系継目無鋼管の製造方法。
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