JP3214330U - 弁当用食品容器 - Google Patents

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雅一 金子
雅一 金子
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【課題】弁当として出汁・ルー・シチュー等の汁物が封入されていても、これらの汁物が容器自体の傾斜その他によっても漏出することがない弁当用食品容器を提供する。【解決手段】主食・惣菜等を収納する主収納部2、汁物を収納する汁物収納部5を区画形成した容器本体1と、主収納部2を覆う主収納蓋部12、汁物収納部5を覆う汁物収納蓋部15を備えて容器本体1を施蓋する蓋体10とから成る。汁物収納部5の開口部は、汁物収納蓋部15を内嵌合式に嵌め入れることで密封状態となして閉塞するようにしてある。汁物収納部5と汁物収納蓋部15との内嵌合は、汁物収納部5の開口段部21、嵌合傾斜縁22、傾斜縁、上壁部24、外壁部25それぞれに、汁物収納蓋部15の当接縁部31、嵌合当接縁32、傾斜縁、上壁部34、外壁覆い部35それぞれが当接・対向し、嵌合傾斜縁22にはこれを外方に拡げるようにして嵌合当接縁32が密接する。【選択図】図1

Description

この考案は弁当用食品容器に係り、特に例えば粘性があるカレールー、麺類喫食時の液状の出汁、シチュー等の汁物を液漏れを生じさせずに封入状態で収容でき、和風、洋風、中華風その他のいずれの弁当であってもメニューの一つとして各種の汁物惣菜を提供できるようにした弁当用食品容器に関する。
従来から、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、総菜店等で、主食・副食等を所定容器に詰めた弁当が提供されている。その容器は、例えば合成樹脂製シートによって成形された容器本体とこの容器本体に被せられる蓋体とから成り、例えば容器本体には米飯等の主食を収納する米飯収納凹部、惣菜等の副食を収納する適数の惣菜収納凹部がそれぞれ形成されている。
これらの弁当用容器の蓋体は、容器本体の全体を覆うフラットタイプ、区画された収納凹部それぞれに対応して仕切り部を備えた仕切り区画タイプ等がある。前者のフラットタイプでは、収納凹部の上端縁が開放状であるために、例えば汁物惣菜を副食収納凹部に収納した場合、その汁分が主食収納凹部内に侵入することがあり、そのため米飯等の主食の味が損なわれたものとなったり、逆に汁物惣菜中に米飯が入り込んで惣菜の体裁を損なうものとなったりしている。
一方、仕切り区画タイプの包装容器としては例えば特許文献1に示されるように、蓋体に、容器本体における収納室の開口部外周に設けてある逆テーパ状凸条に嵌合する逆テーパ状凹条を設け、逆テーパ状の凸条、凹条相互を噛み合わせることで、汁物惣菜を収納した副食収納凹部からの汁成分の漏出を防止するようにしている。
実用新案登録第2559663号公報
ところがこの特許文献1の包装容器では、容器本体の収納室の開口部外周に設けた凸条に、蓋体に設けた凹条を嵌合するとし、また容器本体の外周に位置する開口部の周辺では、周辺に有するフランジにスカートを垂下形成してあって、このフランジ、スカートそれぞれに蓋体の周辺に形成した同様なフランジ、スカートを係合させるとしている。そうすると、容器本体の周辺ではフランジ、スカートそれぞれによる係合状態にすぎないから、収納室の全外周が嵌合された密封状態にはならないから、収納室内の汁分がフランジ、スカート相互の係合箇所から漏れることもあった。
そこでこの考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、例えば和風・洋風・中華風で提供される弁当として出汁・ルー・シチュー等の汁物が封入されていても、これらの汁物が容器自体の傾斜その他によっても漏出することがなく、また容器本体に対して密着嵌合状態にある蓋体であっても容器本体から簡単に取り外し開封でき、更には収納した汁物、惣菜、主食米飯等の重みによっても容器自体が撓むことなく、安心、安全に使用できるようにした弁当用食品容器を提供することにある。
上述した課題を解決するため、この考案にあっては、主食・惣菜等を収納する主収納部2、汁物を収納する汁物収納部5が区画されている容器本体1と、主収納部2を覆う主収納蓋部12、汁物収納部5を覆う汁物収納蓋部15を備えていて、容器本体1に施蓋される蓋体10とから成り、汁物収納部5の開口部は、汁物収納蓋部15が内嵌合式に嵌め入れられることで密封状態となって閉塞されるようにしてあることを特徴とする。
汁物収納部5の開口部は、汁物収納部5の内縁部に形成された開口段部21と、この開口段部21の外縁部位で上方に至るに伴い次第に内方にやや傾斜している嵌合傾斜縁22と、この嵌合傾斜縁22の上縁部位の傾斜縁23を介して連続した上壁部24を経て下方に垂設されていて、容器本体1の上壁に至る外壁部25とから断面でほぼ逆U字形状に形成されており、汁物収納蓋部15は、前記開口段部21面に当接する当接縁部31と、この当接縁部31の外縁部位で、前記嵌合傾斜縁22の内側面に宛がわれて、この内側面に当接するよう上方に立脚されている嵌合当接縁32と、嵌合当接縁32の上縁部位の傾斜縁33を介して連続した上壁部34を経て下方に垂設されていて、前記外壁部25の外側面に対向する外壁覆い部35とから断面でほぼ逆U字形状に形成されることで構成することができる。
主収納部2、汁物収納部5それぞれの底壁は平坦状に形成されていると共に、底壁の周縁には浅底状の断面でほぼ溝形状に形成された周縁溝部3,6が底壁の下方に向けて突出するようにして設けられていて、主収納蓋部12、汁物収納蓋部15それぞれは、平坦状にした天板部分に、前記周縁溝部3,6と嵌め合わせられる段状の嵌合凸部13,16を形成して構成することができる。
容器本体1に区画されている主収納部2と汁物収納部5とのそれぞれの縁部が近接している境界部分には、近接している方向に直交する方向に沿って波形状となって形成されている保形補強部29を設けることで構成することができる。
容器本体1に蓋体10が被せられたときに嵌め合わせられる汁物収納部5、汁物収納蓋部15それぞれの外縁部を相互に当接させるとき、その外縁部のいずれか一方を他方に対して若干の間隙が設定されている開放摘まみ19となして構成することができる。
以上のように構成されたこの考案に係る弁当用食品容器にあって、容器本体1における汁物収納部5に汁物が収納され、この汁物収納部5の開口部に蓋体10の汁物収納蓋部15が内嵌合で嵌め入れられることで、汁物収納部5は密閉状態で閉塞され、収納された汁物を汁物収納部5から漏れ出させない。
汁物収納部5と汁物収納蓋部15との内嵌合に際し、汁物収納蓋部15の嵌合当接縁32は汁物収納部5の嵌合傾斜縁22をやや強制的にでも拡開しながら密着状に当接し、汁物収納部5、汁物収納蓋部15それぞれが断面で逆U字形状であることと相俟ち、密閉状態を維持させる。
容器本体1における主収納部2、汁物収納部5それぞれの底壁に形成された周縁溝部3,6と、蓋体10の主収納蓋部12、汁物収納蓋部15それぞれに形成された段状の嵌合凸部13,16とが、容器本体1の蓋体10を介しての積み重ね時では互いに嵌め合わされ、上段に配置されている弁当容器を例えば傾斜によっても滑り落ちさせない。
主収納部2と汁物収納部5との境界部分に設けた保形補強部29は、主収納部2と汁物収納部5との近接方向に直交する方向に沿う波形状であることで、収納した主食・惣菜等、汁物等の荷重によっても容器本体1を撓ませない。
開放摘まみ19は、汁物収納部5に汁物収納蓋部15を嵌め入れたときに当接するそれらの外縁部相互間で設定される若干の間隙によって開放摘まみ19自体の摘まみ操作を容易にし、開放摘まみ19の引き上げは、内嵌合で嵌め入れられている汁物収納蓋部15を汁物収納部5の開口部から円滑に取り外させ、開放させる。
この考案は以上説明したように構成されているため、容器本体1に区画形成される汁物収納部5には、蓋体10の汁物収納蓋部15が内嵌合式で嵌め入れられていることで、汁物収納部5は密閉されるため、この汁物収納部5に例えば出汁、ルー、シチュー等の各種料理品の汁物が収納されても、これらが容器外に漏出することがなく、例えば各種弁当とするときのメニューにおいて汁物を含めることでバラエティーに富んだものとすることができる。
すなわちこれはこの考案において、容器本体1に区画形成されている汁物収納部5を蓋体10の汁物収納蓋部15で覆うときに、汁物収納蓋部15の開口部に、汁物収納蓋部15が内嵌合式に嵌め入れられることで密封状態となって閉塞されるようにしてあるからであり、これによって、汁物収納部5に各種の汁物が収納されていて、容器が例えば傾斜されても容器外部に汁物が漏出することが少ない。
また、汁物収納部5と汁物収納蓋部15との内嵌合に際し、汁物収納部5の開口段部21、嵌合傾斜縁22、傾斜縁23、上壁部24、外壁部25それぞれには、汁物収納蓋部15の当接縁部31、嵌合当接縁32、傾斜縁33、上壁部34、外壁覆い部35それぞれが当接し、嵌合傾斜縁22にはこれを外方に拡げるようにして嵌合当接縁32が密接することで、汁物収納部5の開口部が外部と密閉されるのである。
容器本体1における主収納部2、汁物収納部5の底壁には周縁溝部3,6と、蓋体10における主収納蓋部12、汁物収納蓋部15には段状の嵌合凸部13,16とは、容器本体1が施蓋状態で積み重ねられるときに互いに嵌合することで、例えば積み重ね時に傾斜させることがあっても、上段に位置する容器は位置ズレを生じることなく積み重ね状態をそのまま維持し、ずれ落ちることがない。そのため、例えば多数段で陳列されていても崩れることがなく、陳列販売時でも安定しており、更には購入後の積み重ね状態での持ち帰り時にもそのままの状態で運ぶことができる。
容器本体1において、主収納部2と汁物収納部5それぞれの近接している縁部相互間の境界には、保形補強部29が設けられていることで、主収納部2、汁物収納部5のいずれにも収納された例えば主食・惣菜等、汁物等に所定の荷重が負荷され、そのいずれか一方の主収納部2部分あるいは汁物収納部5部分で持ち上げても容器全体が撓むことがなく、安定した状態で持ち上げ、喫食することができる。
そして、汁物収納部5の開口部に汁物収納蓋部15が嵌め入れられたときに当接するそれらの外縁部相互間では、その外縁部のいずれか一方を他方に対して若干の間隙が設定されている開放摘まみ19となしてあるから、汁物収納部5の密封状態が維持されるように内嵌合式にしっかりと強力に嵌め入れられていても、開放摘まみ19の摘まみ操作が容易であることと相俟ち、開放摘まみ19を持ち上げることで、汁物収納蓋部15を汁物収納部5から簡単に取り外すことができる。そして、開放した汁物収納部5内の汁物に、主収納部2内の例えば主食・惣菜等を絡めて喫食すれば良く、保形補強部29によって容器本体1が歪まないことでもあって容易に喫食することができる。
尚、上記の課題を解決するための手段、考案の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。この考案は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
この考案を実施するための一形態を示す分解斜視図である。 同じく蓋体で施蓋した状態の断面図である。 同じく汁物収納部における要部分解断面図である。 同じく容器を傾けたときの断面図である。 同じく図1におけるA−A線断面図である。 同じく手で持ったときの側面図である。 同じく重ね合わせ時の断面図である。 同じく他の形態における分解斜視図である。
以下、図面を参照してこの考案を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1はこの考案に係る弁当用食品容器の容器本体である。この容器本体1は、例えば米飯等の主食あるいは汁物と共に喫食される惣菜等を収納する主収納部2と、汁物である出汁・ルー・シチュー等を収納する汁物収納部5と、更には副食品等が収納される副収納部8等が所定の大きさ、配列によって所定肉厚の合成樹脂製シートによる例えば真空成形法等によってそれぞれが凹部状に形成されて成る。
容器本体1、この容器本体1を覆って施蓋される蓋体10等は、全体平面で例えば矩形状を呈して形成されているも、円形状としたり、多角形状としたり等の任意形状とすることは可能である。
汁物収納部5は、図1に示される実施の形態にあっては平面で円形状を呈し、図8に示される実施の形態にあっては平面で長円形状を呈しているも、これらの形状に限定されないことは勿論である。これに対応して、主収納部2も平面では、汁物収納部5に近接する縁部が汁物収納部5の湾曲状の縁部にほぼ平行するよう彎曲している、例えば台形状、長方形状を呈するように形成されている。
主収納部2、汁物収納部5それぞれは、底壁は平坦状に形成されていると共に、周壁は開口部に至るにしたがい次第に拡開するよう傾斜し、底壁の周縁には浅底状の断面でほぼ溝形状に形成された周縁溝部3,6が底壁の下方に向けて突出するようにして設けられていて、この周縁溝部3,6、拡開した傾斜周壁にはこれらの間で連続する補強溝部4,7が周壁の囲繞方向に沿って所定間隔で配列されている。
一方、容器本体1を覆う蓋体10は、容器本体1の周縁に形成されている立脚状の容器周縁部の外側面に当接することで容器本体1の全体を覆う蓋周縁部11と、主収納部2を覆う主収納蓋部12と、汁物収納部5の開口部を覆うよう、汁物収納部5の開口部に嵌め入れられることで汁物収納部5を密封する汁物収納蓋部15と、同様に副収納部8を覆う副収納蓋部18とを備えて成る。
主収納蓋部12、汁物収納蓋部15それぞれは、主収納部2、汁物収納部5それぞれを覆うとき、主収納部2、汁物収納部5それぞれの開口部面から所定高さで上方に膨出された膨出部を備えている。この膨出部の天板部分は平坦状になっていて、容器本体1の主収納部2、汁物収納部5それぞれの底壁の周縁に形成してある周縁溝部3,6と嵌め合わせられる段状の嵌合凸部13,16を形成してある。この嵌合凸部13,16は、周縁溝部3,6の内側にすっぽりと嵌め入れられるようになっており、例えばこの考案食品容器を多段的に重ね合わせられるようにしており、また、周縁溝部3,6と嵌合凸部13,16とが噛み合うように嵌め合わせられることで、重ね合わせ状態で傾斜させても上段側の食品容器が滑り落ちないように配慮してある(図7参照)。
そして、容器本体1において、汁物収納部5の開口部には、主収納部2の開口部に比し高くなっており、この高くなっている部分が本体側嵌合部20となっており、蓋体10における汁物収納蓋部15の蓋体側嵌合部30がいわゆる内嵌合式で密着状に嵌合するようにしてあって、汁物収納部5自体の内部は密封状態となって閉塞されることで覆われるようになっている。
すなわち、容器本体1における汁物収納部5の開口部である本体側嵌合部20は、汁物収納部5の内縁部に形成された開口段部21と、この開口段部21の外縁部位で上方に至るに伴い次第に内方にやや傾斜している嵌合傾斜縁22と、この嵌合傾斜縁22の上縁部位の傾斜縁23を介して連続した上壁部24を経て下方に垂設されていて、容器本体1の上壁に至る外壁部25とから、断面でほぼ逆U字形状に形成されている。
一方、蓋体10における汁物収納蓋部15の蓋体側嵌合部30は、この汁物収納蓋部15の周縁に形成されていて、前記開口段部21面に当接する当接縁部31と、この当接縁部31の外縁部位で、前記嵌合傾斜縁22の内側面に宛がわれて、この内側面に当接するよう上方に立脚されている嵌合当接縁32と、嵌合当接縁32の上縁部位の傾斜縁33を介して連続した上壁部34を経て下方に垂設されていて、前記外壁部25の外側面に例えば傾斜状態で対向、必要があれば当接する外壁覆い部35とから、断面でほぼ逆U字形状に形成されている。
容器本体1の開口部を覆うように蓋体10を被せるとき、蓋体10の蓋体側嵌合部30は、容器本体1の本体側嵌合部20に嵌め合わせられ、その嵌合当接縁32は嵌合傾斜縁22をやや強制的にでも半ば押し広げるようにして嵌合傾斜縁22に密接し、当接縁部31は開口段部21に、傾斜縁33は傾斜縁23に、上壁部34は上壁部24にそれぞれ当接し、また外壁覆い部35は外壁部25に対向し、汁物収納部5の内外を遮断し密閉するようになっている。こうすることで、汁物を汁物収納部5に収納した状態で汁物収納蓋部15によって覆うことで汁物収納部5は密閉され、図4に示すように食品容器を傾けたときでも汁物収納部5から汁物が漏出することが少ない。
図示のように、容器本体1における汁物収納部5、蓋体10における汁物収納蓋部15それぞれは、平面で彎曲している円弧縁が容器本体1、蓋体10それぞれのほぼ直角形を呈する角隅部に位置するようにしてあることで、その円弧縁と角隅部の縁部との間には平面で三角形状を呈するやや大きく広がる平坦部分が形成されている。容器本体1における平坦部分は、容器本体1の周縁部面に比し段差を介して低くなるように高さが設定されていて、容器本体1に蓋体10が被せられて容器本体1と蓋体10との外縁部それぞれが当接されるとき、それぞれの外縁部の平坦部分の相互間に若干の間隙が形成されるようにしてある。こうすることで、この外縁部である平坦部分が開放摘まみ19となっていて、図示のようにやや大きくなっていることと相俟ち、開放摘まみ19を引き上げることで上記の内嵌合式できっちりと嵌め合わせられている汁物収納蓋部15を汁物収納部5から容易に取り外すことができるようにしている(図3参照)。
また図5に示すように、主収納部2と汁物収納部5との間、すなわち汁物収納部5の縁部の一部と主収納部2の縁部の一部とが近接している部位相互の間隙には、近接している方向に直交する方向に沿って波形状となって形成されている保形補強部29が設けられている。この保形補強部29自体は、主収納部2と汁物収納部5との境界部分である、近接するそれぞれの縁部の一部相互間に配置されていることで、主収納部2、汁物収納部5それぞれに主食、汁物等が収納されたとき、例えばその一方にて持ち上げたときのそれらの荷重で容器本体1自体が撓むのを防止し、食品容器の保形性、安定性等が得られるようにしてある(図6参照)。
この保形補強部29は波形状に形成されるも、近接している方向に直交する方向で、断面で凹状部分あるいは凸状部分が隣接して連続的に配列されていれば良く、それらの断面が彎曲形状であるも、角形状あるいは山形状等であるもいずれも任意であり、近接している方向に沿う容器本体1の撓みを防止すれば足りる。
次にこれの使用の一例を説明すると、洋風、和風、中華風、麺、アジアン等の各種料理に対応した弁当となるように、容器本体1の主収納部2、汁物収納部5それぞれに米飯、惣菜、これらに組み合わせられる例えばルー、出汁、シチュー等の汁物をそれぞれに分けて収納し、蓋体10によって覆い施蓋すれば良い。収納に際し、汁物は容器本体1における汁物収納部5に収納され、蓋体10における汁物収納蓋部15を汁物収納部5に内嵌合式に嵌め合わせ、密閉状態として覆うのである。
収納後は、必要があればラッピング包装されて店頭で陳列販売され、例えば電子レンジ機器で加熱後、喫食される。陳列販売されるとき、周縁溝部3,6、嵌合凸部13,16相互間の嵌め合いで多段的に積み重ねたときの位置ズレを防止すると共に、保形補強部29によって収納した米飯、惣菜その他の荷重による歪形を阻止して、取り扱いを容易にしている。喫食に際しては、開放摘まみ19によって容器本体1から蓋体10を容易に取り外すことができ、保形補強部29と相俟って容器本体1を持ち上げても歪まないことで喫食をも容易にする。
1…容器本体
2…主収納部
3…周縁溝部
4…補強溝部
5…汁物収納部
6…周縁溝部
7…補強溝部
8…副収納部
10…蓋体
11…蓋周縁部
12…主収納蓋部
13…嵌合凸部
15…汁物収納蓋部
16…嵌合凸部
18…副収納蓋部
19…開放摘まみ
20…本体側嵌合部
21…開口段部
22…嵌合傾斜縁
23…傾斜縁
24…上壁部
25…外壁部
29…保形補強部
30…蓋体側嵌合部
31…当接縁部
32…嵌合当接縁
33…傾斜縁
34…上壁部
35…外壁覆い部

Claims (5)

  1. 主食・惣菜等を収納する主収納部、汁物を収納する汁物収納部が区画されている容器本体と、主収納部を覆う主収納蓋部、汁物収納部を覆う汁物収納蓋部を備えていて、容器本体に施蓋される蓋体とから成り、汁物収納部の開口部は、汁物収納蓋部が内嵌合式に嵌め入れられることで密封状態となって閉塞されるようにしてあることを特徴とする弁当用食品容器。
  2. 汁物収納部の開口部は、汁物収納部の内縁部に形成された開口段部と、この開口段部の外縁部位で上方に至るに伴い次第に内方にやや傾斜している嵌合傾斜縁と、この嵌合傾斜縁の上縁部位の傾斜縁を介して連続した上壁部を経て下方に垂設されていて、容器本体の上壁に至る外壁部とから断面でほぼ逆U字形状に形成されており、汁物収納蓋部は、前記開口段部面に当接する当接縁部と、この当接縁部の外縁部位で、前記嵌合傾斜縁の内側面に宛がわれて、この内側面に当接するよう上方に立脚されている嵌合当接縁と、嵌合当接縁の上縁部位の傾斜縁を介して連続した上壁部を経て下方に垂設されていて、前記外壁部の外側面に対向する外壁覆い部とから断面でほぼ逆U字形状に形成されている請求項1に記載の弁当用食品容器。
  3. 主収納部、汁物収納部それぞれの底壁は平坦状に形成されていると共に、底壁の周縁には浅底状の断面でほぼ溝形状に形成された周縁溝部が底壁の下方に向けて突出するようにして設けられていて、主収納蓋部、汁物収納蓋部それぞれは、平坦状にした天板部分に、前記周縁溝部と嵌め合わせられる段状の嵌合凸部を形成してある請求項1または2に記載の弁当用食品容器。
  4. 容器本体に区画されている主収納部と汁物収納部とのそれぞれの縁部が近接している境界部分には、近接している方向に直交する方向に沿って波形状となって形成されている保形補強部を設けてある請求項1乃至3のいずれかに記載の弁当用食品容器。
  5. 容器本体に蓋体が被せられたときに嵌め合わせられる汁物収納部、汁物収納蓋部それぞれの外縁部を相互に当接させるとき、その外縁部のいずれか一方を他方に対して若干の間隙が設定されている開放摘まみとなしてある請求項1乃至4のいずれかに記載の弁当用食品容器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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