JP3214221U - ペット用畳 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽くて、水洗ができ、ペット(特に猫)が好むような寝床、休憩場所となるペット用畳を提供する。【解決手段】下層から順に、裏面シート7、プラスチック段ボール6、発泡ポリスチレンボード5、低発泡ポリオレフィンボード4、畳表2という構成の簡易畳であって、その平面視の大きさが50cm×50cmの正方形に入るものであり、畳表がプラスチック製イグサを織ったもの。【選択図】図2
Description
本考案は、ペット用畳に関するものである。
最近、猫(ペットの代表として)を飼う家庭が増えてきている。この猫は、通常は室内で飼うため、家庭の中を自由に徘徊する。しかし、猫も自分の寝床のような場所は決めており、寝るときや、ゆっくり休むときはそこに良くことが多い。
動物の場合、その抜け毛等のため、その猫が休む場所は人間が手の届く、また清潔にしやすい所が好ましい。また、飼う人にとっては、飼い猫が喜ぶことはしてあげたいという気持ちがある。
よって、できるだけ猫が好むような寝床、休憩場所を作ってあげたいというのが本音である。
よって、できるだけ猫が好むような寝床、休憩場所を作ってあげたいというのが本音である。
上記のような問題点を考慮すれば、軽くて、水洗でき、且つ猫が好むような敷物が好ましい。よって、本考案はこれを提供するものである。
このような現状に鑑み、本考案者は鋭意研究の結果、本考案ペット用畳及びペット用ベッドを完成したものであり、その特徴とするところは、ペット用畳にあっては、下層から順に、裏面シート、プラスチック段ボール、発泡ポリスチレンボード、低発泡ポリオレフィンボード、畳表という構成の簡易畳であって、その平面視の大きさが50cm×50cmの正方形に入るものであり、該畳表がプラスチック製イグサを織った点にあり、ベッドにあっては、板に4本の足を付けたテーブルに上記のペット用畳を取り付けた点にあり、他の態様では、箱体の底に上記のペット用畳とペットの爪磨ぎ用段ボールを敷きつめた点にある。
ここでペットとは、猫や犬等の室内で飼う動物をいう。基本的には哺乳類である。よって、猫や犬だけに限らず、ウサギ、リス、イタチやフェレットその他の動物でもよい。
ここで裏面シートとは、通常の畳床の裏面に使用されるものであればよく、特にどのようなものというものではない。一般的にはPPクロスと呼ばれるポリプロピレンのテープを織ったものである。通常のものでよい。厚みとしては、0.2〜0.5mm程度である。
プラスチック段ボール(プラ段)は、段ボールのような構造をプラスチックで製造したもので市販されているものや特別作ったものでもよい。また、ハニカム構造ボードでよい。ハニカム構造ボードとは、プラ段の1種であるが、中がハニカム構造になったものである。即ち2枚のプラスチック板でハニカム構造を挟んだものである。勿論、ハニカムの6角形が板に平行になるものである。勿論、このようなものはすでに市販されている。本考案では、強度の観点から、このハニカムの6角形の1辺の長さは2〜6mm(2〜3mmがより好適)である。材質としては、自由であるがポリプロピレンのものが良かった。
厚みとしては、1〜2mm程度が好適であった。
厚みとしては、1〜2mm程度が好適であった。
発泡ポリスチレンボードは、独立発泡のポリスチレンであり、発泡倍率は、30〜50倍である。これが、全体の厚みを与え、芯になるものであり。厚みとしては、15〜25mmであるが、全体の厚みの65〜70%になるのがよい。
圧縮強度としては、20〜40N/cm2、密度としては20〜40kg/m3が好適である。この強度と軽さが重要であり、本考案の特徴となる部分である。
圧縮強度としては、20〜40N/cm2、密度としては20〜40kg/m3が好適である。この強度と軽さが重要であり、本考案の特徴となる部分である。
発泡ポリオレフィンボードは、ポリエチレン、ポリプロピレン等の発泡体である。なかでも、低発泡ポリプロピレンボードが好適である。低発泡ポリプロピレンボードとは、発泡倍率が2〜6倍の独立発泡の板状体である。これは軽くて丈夫であり、ある程度のクッション性も有するものである。厚みは、0.8〜3(1.0〜2.0がより好適)mmが好適である。
畳表は、プラスチック製イグサを織ったものである。これはすでに市販されているものでよい。構造的には、プラスチック製の筒(表面に皺がありイグサのような形状)を織ったものである。プラスチック製であるため水に強く、水洗いが可能である。
以上の構成要素をそれぞれどのように固着してもよいが、接着より全体を縫着するのがよい。全体を水洗いする時などは、糸を切って外すことも可能である。
本考案でいうペット用畳とは、ペットがその上に好んで居るものでペット自身が自分の場所と認識する考えられるものである。よって、大きさは、平面視の大きさが50cm×50cmの正方形に入るものである。ペットのサイズによって、20cm×40cm、15cm×30cm等自由である。下限としては、10cm×20cm程度である。形状は、通常は辺の長さが1対2の長方形であるが、正方形でもよい。
上記の低発泡ポリオレフィンボードの上に消臭シートを設けてもよい。例えば、プラスチック(ポリエチレンが好適)に炭(木炭等)や活性炭等の吸着粒子を練りこんだものをシート状にしたものである。プラスチックであるため水洗は可能である。厚みとしては、0.8mm〜1.5mmが好適である。このシートも市販されているものでよく、特別なものである必要はない。
この畳に、通常の畳縁を付けてもよい。普通は、イグサの長手方向に直交する端辺に畳縁を設ける。ペットが縁をどの程度認識するかは不明であるが、考案者の実験では縁のあるものを好むようであった。
更に、上記した本考案ペット用畳を、脚付きのテーブルの上に設けたものも好適である。これを本考案ではペット用ベッドと称する。ベッドといっても必ずしもここでペットが睡眠をとるという意味ではなく、休憩、睡眠等をするものという意味である。
このベッドは、上面は全面畳が好ましい。勿論、一部畳意外の部分を残し、ソファや枕等を置いてもよい。全体形状としては、小さいテーブルのようになっている。テーブル状であるため、自分の境界がわかりやすいのか、ペットは高さのないものよりは好むようである。
テーブルの大きさは、上記した畳と同じか1〜3割程度大きいものである。高さは5〜30cm程度が好適である。テーブルは、金属、プラスチック、木、どのようなものでも可能であるが、木製がよかった。
上記のテーブルの周囲の上方に壁や枠を設けてもよい。壁や枠は、テーブルの長手方向端部の側が好ましい。人間のベッドで言えば、枕元と足先側である。ペットは周囲に囲いがあれば安心するため、一部でも壁のようなものがあるとより好んで入るようになる。枠とは、動物の檻のようなものやベビーベッドのようなもの、単なる木枠等であり、壁は単なる板である。これらを周囲又は1部に設けてもよいということである。これらの高さは、5cm〜40cm程度である
次に、ペット用ベッドの他の態様について説明する。これは箱体の底に上記したペット用畳を敷き、その横に爪磨ぎ用の段ボールを敷き詰めたものである。これは、ペットの中でも猫に適したものであるが、それに限定するものではない。上記したようにペットは周囲に壁があると安心するようであり、箱体の底に畳があるとより安心して好むようである。また、猫等は爪磨ぎが横にあればより好むと考えられる。当然、段ボールはその断面が底と平行になるようにする。爪を磨ぐため当然である。
また、箱体の深さは自由であるが、5〜50cm程度が好ましいが、ペットのサイズによるものである。
本考案には次のような効果がある。
(1) ペットが好んで乗る。
(2) 簡単で安価である。
(3) 水洗いができるため、清潔である。
(1) ペットが好んで乗る。
(2) 簡単で安価である。
(3) 水洗いができるため、清潔である。
以下実施例に従って本考案をより詳細に説明する。しかし実施例に限定するものではない。
図1は、本考案ペット(猫)用畳1の1例を示す斜視図である。以下、猫用を例にとって説明する。プラスチック製イグサを織った畳表2に縁3がついた、見た目は通常の薄畳である。この例のサイズは、縦40cm、横30cmである。図2は、図1の例の断面図(縁は省略)である。上から順に、畳表2、低発泡ポリプロピレンボード4、発泡ポリスチレンボード5、プラスチック段ボール6、裏面シート7から構成されている。
図3は、テーブル8に畳1がその上面に固定された猫用ベッドを示す斜視図である。単に置くだけでも、両面接着テープ等で簡単に固着してもよい。その程度なら、すぐに外すこともできる。脚9の高さは、この例では10cmである。
図4は、図3のようなベッドの前後に枠10を設けたものである。枠10があるため、人間にとっては持ちやすい。また、猫も四隅の柱状の枠があるため、何もないものよりは居心地がよさそうである。
図5は箱体を用いた例であり、(a)は箱体11のみの図であり、(b)は箱体11に猫用畳1と段ボール12を底に敷いた例の平面図である。
1 ペット用畳
2 畳表
3 畳縁
4 低発泡ポリプロピレンボード
5 発泡ポリスチレンボード
6 プラスチック段ボール
7 裏面シート
8 テーブル
9 脚
10 枠
11 箱体
12 段ボール
2 畳表
3 畳縁
4 低発泡ポリプロピレンボード
5 発泡ポリスチレンボード
6 プラスチック段ボール
7 裏面シート
8 テーブル
9 脚
10 枠
11 箱体
12 段ボール
Claims (7)
- 下層から順に、裏面シート、プラスチック段ボール、発泡ポリスチレンボード、低発泡ポリオレフィンボード、畳表という構成の簡易畳であって、その平面視の大きさが50cm×50cmの正方形に入るものであり、該畳表がプラスチック製イグサを織ったものであることを特徴とするペット用畳。
- さらに、消臭シートを該低発泡ポリオレフィンボードと該畳表の間に設けたものである請求項1記載のペット用畳。
- 該イグサの長手方向に直交する端辺に畳縁を設けたものである請求項1又は2記載のペット用畳。
- 板に4本の足を付けたテーブルに請求項1乃至3のいずれか1項に記載の猫用畳を取り付けたことを特徴とするペット用ベッド。
- 該テーブルの長手方向端部の上方に、枠又は壁を設けたものである請求項4記載のペット用ベッド。
- 箱体の底に請求項1乃至3のいずれか1項に記載のペット用畳と猫の爪磨ぎ用段ボールを敷きつめたことを特徴とするペット用ベッド。
- 該箱体の深さは、5cm〜50cmである請求項6記載のペット用ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004712U JP3214221U (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | ペット用畳 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017004712U JP3214221U (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | ペット用畳 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3214221U true JP3214221U (ja) | 2017-12-28 |
Family
ID=60860300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017004712U Active JP3214221U (ja) | 2017-10-17 | 2017-10-17 | ペット用畳 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3214221U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021023251A (ja) * | 2019-08-08 | 2021-02-22 | 株式会社若林化成 | 動物用爪とぎ具 |
-
2017
- 2017-10-17 JP JP2017004712U patent/JP3214221U/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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