JP3214174B2 - 演算増幅器 - Google Patents

演算増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に携帯用通信機等に
用いられる演算増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の演算増幅器10は、図5に示すよ
うに、差動増幅段1とカレントミラー段2を備え、差動
増幅段1は、上下に対称配置された第一、第二差動増幅
回路1a、1bで、カレントミラー段2は、上下に対称
配置された第一、第二カレントミラー回路2a、2bで
それぞれ構成されており、カレントミラー回路2a、2
bの共通出力に、バッファ回路3を接続して構成されて
いる。
【0003】すなわち、第一差動増幅回路1aは、一対
のNPN型のトランジスターQ1、Q2で、第二差動増
幅回路1bは、一対のPNP型のトランジスターQ4、
Q5でそれぞれ構成されている。
【0004】一方、第一カレントミラー回路2aは、P
NP型の3つのトランジスタQ7、Q8、Q9からな
り、また、第二カレントミラー回路2bは、NPN型の
3つのトランジスタQ10、Q11、Q12でそれぞれ
構成されている。
【0005】そして、上記の第一、第二差動増幅回路1
a、1bの一方のトランジスタQ1、Q4のベースは、
正相入力端子IN1 に、他方のトランジスタQ2、Q5
のベースは、逆相入力端子IN2 にそれぞれ共通に接続
されている。
【0006】また、第一差動増幅回路1aを構成するト
ランジスタQ1のコレクタは、第一差動増幅回路1aの
出力となり、第一カレントミラー回路2aの入力部に接
続され、トランジスタQ2のコレクタは正電源に接続さ
れ、トランジスタQ1、Q2のエミッタは第一定電流回
路4aに共通して接続されている。また、第二差動増幅
回路1bを構成するトランジスタQ4のコレクタは、第
二差動増幅回路1bの出力となり、第二カレントミラー
回路2bの入力部に接続され、トランジスタQ5のコレ
クタは負電源に接続され、トランジスタQ4、Q5のエ
ミッタは第二定電流回路4bに共通して接続されてい
る。なお、第一、第二定電流回路4a、4bは、たとえ
ば接合型のFETからなるものである。
【0007】そして、第一、第二カレントミラー回路2
a、2bの出力部となるトランジスタQ9、Q12のコ
レクタは、バッファ回路3入力部に共通に接続されると
ともに、正負電源にかけて位相補償用のコンデンサC
1、C2が接続されている。また、バッファ回路3は、
例えば、エミッタフォロワー等で構成され、その内部に
存在する入力インピーダンスが、第一、第二カレントミ
ラー回路2a、2bに対する負荷インピーダンスZ0
して作用する。
【0008】演算増幅器10は、第一、第二カレントミ
ラー回路2a、2bの動作電流が、第一、第二差動増幅
回路1a、1bのトランジスタQ1、Q2、Q4、Q5
のコレクタ電流で一義的に決定されるため、入力信号電
圧に応じた電流が負荷インピーダンスZ0 に流れ、電源
電圧の変動や温度変化の影響を受けにくく、安定した出
力特性が得られるとともに、比較的低電流で動作すると
いう利点を有するものである。しかし、さらなる低消費
電流化という市場ニーズに対応するためには、より低い
電流で動作する必要があった。
【0009】そのため、低消費電流で動作する演算増幅
器20として、図6に示すように、トランジスタQ2
1、Q22、Q25、Q26からなるダイヤモンド型の
バッファ回路13を用い、トランジスターQ21、Q2
2の電流源に定電流回路5a、5bを用いたものを開発
中であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近の携帯
用通信機等において、さらなる低消費電流化を行う必要
があり、微小電流で動作する演算増幅器が求められてい
る。しかしながら、上記従来例の演算増幅器20におい
ては、微小電流で動作させると、入力波形に対する出力
波形の応答性が低くなるという欠点があった。特に、波
形の立ち下がり部では、立ち下がり時間が長くなり高速
追従性が悪く波形歪が生じ、また、立ち下がり後も微小
な振動が残り回路の安定性を低下させていた。
【0011】本発明の目的は、低消費電流で回路の安定
性が高く高速な応答性を有する演算増幅器を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、一対のカレントミラー段と、
該カレントミラー段の共通出力に接続されるダイヤモン
ド型のバッファ回路とを備えた演算増幅器において、前
記バッファ回路の入力段トランジスタのベースとエミッ
タ間に、コンデンサを接続したことを特徴とするもので
ある。
【0013】また、一対のカレントミラー段と、該カレ
ントミラー段の共通出力に接続されるダイヤモンド型の
バッファ回路とを備えた演算増幅器において、前記バッ
ファ回路の入力段トランジスタのベースとエミッタ間
に、コンデンサを接続するとともに、前記バッファ回路
の電流源を、前記カレントミラー段の動作電流で制御し
たことを特徴とするものである。
【0014】また、正負の入力端子を有する一対の差動
増幅段と、該差動増幅段の出力に接続される一対のカレ
ントミラー段と、該カレントミラー段の共通出力に接続
されるダイヤモンド型のバッファ回路とを備えた演算増
幅器において、前記バッファ回路の入力段トランジスタ
のベースとエミッタ間に、コンデンサを接続したことを
特徴とするものである。
【0015】また、正負の入力端子を有する一対の差動
増幅段と、該差動増幅段の出力に接続される一対のカレ
ントミラー段と、該カレントミラー段の共通出力に接続
されるダイヤモンド型のバッファ回路とを備えた演算増
幅器において、前記バッファ回路の入力段トランジスタ
のベースとエミッタ間に、コンデンサを接続するととも
に、前記バッファ回路の電流源を、前記カレントミラー
段の動作電流で制御したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】上記の構成によれば、バッファ回路の入力段ト
ランジスタのベースとエミッタ間にコンデンサを接続す
ることにより、入力波形の過渡域での高速な電圧変化に
応じた電流を、バッファ回路に流し込むことで、入力波
形に対する出力波形の応答性を向上することができる。
また、バッファ回路に電流を供給する電流源を、入力信
号電圧に応じた電流が流れているカレントミラー段の動
作電流で制御するようにしたため、入力信号の電圧変化
に応じて、バッファ回路への供給電流が変化し、入力波
形に対する出力波形の応答性がより向上する。
【0017】
【実施例】以下、本発明による演算増幅器の実施例を図
面を用いて説明する。なお、従来例と同一もしくは相当
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0018】本発明は、入力波形の過渡域での高速な電
圧変化に応じた電流を、バッファ回路に流すことを特徴
とするものである。すなわち、図1に示すように、差動
増幅段1、カレントミラー段2およびバッファ回路23
からなり、バッファ回路23の入力段トランジスタQ2
1、Q22のベースとエミッタ間にコンデンサCA1、
CA2を接続して、演算増幅器30を構成している。
【0019】演算増幅器30は、コンデンサCA1、C
A2により、入力波形の立上がりおよび立ち下がりでの
高速な電圧変化に応じた電流が、バッファ回路23の出
力段のトランジスタQ25、Q26に流れ、入力波形に
対する出力波形の応答性が向上する。
【0020】本発明の演算増幅器30の効果を確認する
ため、図2に示す回路を用いて、従来例の演算増幅器2
0を用いた場合と、本発明の演算増幅器30を用いた場
合の波形の応答特性をシミュレーションした。その結果
を図3に示す。なお、図2の回路条件としては、演算増
幅器20および30の出力に2kΩの抵抗R1と10p
FのコンデンサC3を並列に接続し、電源電圧Vccを
±2.5v、動作電流を0.6mAとし、入力に1MH
zで3Vppの矩形波を加えたものである。
【0021】図3の特性は、図2の回路の出力波形をシ
ミュレーションしたもので、実線は本発明の演算増幅器
30の特性で、コンデンサCA1、CA2にそれぞれ5
pFを用いたものである。また、破線は従来例の演算増
幅器20の特性である。図3の特性から、本発明の演算
増幅器30では、立ち下がり部での波形の収束する時間
が従来例の演算増幅器20より短く、また、立ち下がり
後継続した振動も見られず、波形歪および安定性が改善
されていることが判る。
【0022】また、図4に示すように、バッファ回路3
3の入力段トランジスタQ21、Q22のベースとエミ
ッタ間にコンデンサCA1、CA2を接続するととも
に、NPN型トランジスタQ23を、そのコレクタをバ
ッファ回路33のトランジスタQ21のエミッタとQ2
6のベースの接続点に接続し、エミッタを負電源に接続
し、ベースを第二カレントミラー回路2bのトランジス
タQ10とQ11の共通ベースに接続する。さらに、P
NP型トランジスタQ24を、そのコレクタを、バッフ
ァ回路33のトランジスタQ22のエミッタとQ25の
ベースの接続点に接続し、エミッタを正電源に接続し、
ベースを第一カレントミラー回路2aのトランジスタQ
7とQ8の共通ベースに接続して、演算増幅器40を構
成してもよい。
【0023】演算増幅器40は、トランジスタQ23、
Q24が、バッファ回路33の電流源となり、各カレン
トミラー回路2a、2bによりその動作電流が制御さ
れ、入力信号の電圧変化に応じて、バッファ回路33の
トランジスタQ21、Q22の動作電流およびトランジ
スタQ25、Q26のベース電流を供給するため、コン
デンサCA1、CA2の効果と重なって、入力波形に対
する出力波形の応答性がより向上する。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる演
算増幅器によれば、微小な動作電流でも出力波形の応答
性が向上するとともに、波形歪みが改善された演算増幅
器を得ることができ、携帯用通信機等の低消費電流化に
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による演算増幅器の回路図であ
る。
【図2】波形の応答特性測定回路図である。
【図3】本発明の実施例による演算増幅器の波形の応答
特性図である。
【図4】第二の実施例による演算増幅器の回路図であ
る。
【図5】第一の従来例の演算増幅器の回路図である。
【図6】第二の従来例の演算増幅器の回路図である。
【符号の説明】
1 差動増幅段 1a、1b 第一、第二差動増幅回路 2 カレントミラー段 2a、2b 第一、第二カレントミラー回路 4a、4b 定電流回路 23、33 バッファ回路 30、40 演算増幅器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 3/30 H03F 1/02 H03F 3/45

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対のカレントミラー段と、該カレントミ
    ラー段の共通出力に接続されるダイヤモンド型のバッフ
    ァ回路とを備えた演算増幅器において、前記バッファ回
    路の入力段トランジスタのベースとエミッタ間に、コン
    デンサを接続したことを特徴とする演算増幅器。
  2. 【請求項2】一対のカレントミラー段と、該カレントミ
    ラー段の共通出力に接続されるダイヤモンド型のバッフ
    ァ回路とを備えた演算増幅器において、前記バッファ回
    路の入力段トランジスタのベースとエミッタ間に、コン
    デンサを接続するとともに、前記バッファ回路の電流源
    を、前記カレントミラー段の動作電流で制御したことを
    特徴とする演算増幅器。
  3. 【請求項3】正負の入力端子を有する一対の差動増幅段
    と、該差動増幅段の出力に接続される一対のカレントミ
    ラー段と、該カレントミラー段の共通出力に接続される
    ダイヤモンド型のバッファ回路とを備えた演算増幅器に
    おいて、前記バッファ回路の入力段トランジスタのベー
    スとエミッタ間に、コンデンサを接続したことを特徴と
    する演算増幅器。
  4. 【請求項4】正負の入力端子を有する一対の差動増幅段
    と、該差動増幅段の出力に接続される一対のカレントミ
    ラー段と、該カレントミラー段の共通出力に接続される
    ダイヤモンド型のバッファ回路とを備えた演算増幅器に
    おいて、前記バッファ回路の入力段トランジスタのベー
    スとエミッタ間に、コンデンサを接続するとともに、前
    記バッファ回路の電流源を、前記カレントミラー段の動
    作電流で制御したことを特徴とする演算増幅器。
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JP4690887B2 (ja) * 2005-12-28 2011-06-01 株式会社アドバンテスト 電力増幅回路および試験装置
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