JP3214106U - U字状結束線加工装置 - Google Patents

U字状結束線加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3214106U
JP3214106U JP2017004601U JP2017004601U JP3214106U JP 3214106 U JP3214106 U JP 3214106U JP 2017004601 U JP2017004601 U JP 2017004601U JP 2017004601 U JP2017004601 U JP 2017004601U JP 3214106 U JP3214106 U JP 3214106U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
guide
shaped binding
shaped
iron wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017004601U
Other languages
English (en)
Inventor
敏昭 大賀
敏昭 大賀
Original Assignee
有限会社大賀技研工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社大賀技研工業 filed Critical 有限会社大賀技研工業
Priority to JP2017004601U priority Critical patent/JP3214106U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3214106U publication Critical patent/JP3214106U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

【課題】装置構成が簡便でコンパクトであり、安価に製作可能なU字状結束線加工装置を提供する。【解決手段】ベーステーブル21と、ベーステーブル21上に回転自在に設置された、コイル状鉄線201が載置されるターンテーブル11と、コイル状鉄線201をターンテーブル11上に載置するための線材載置補助具26と、定尺の線材を得るためのストッパー31と、コイル状鉄線201の先端部をストッパー31に導くガイドパイプ41及びガイド具47と、位置決めされた鉄線を所定の位置で折り曲げる折り曲げ機61と、U字状部が形成された鉄線を切断する切断機71と、を備え、ストッパー31、ガイドパイプ41、ガイド具47、折り曲げ機61は、ベーステーブル21に取付けられている。【選択図】図1

Description

本考案は、牡蠣筏の組み立て・補修等に使用されるU字状結束線を加工するU字状結束線加工装置に関する。
牡蠣筏の組み立ては、孟宗竹などを例えば縦約10m、横約20mの格子状に配置し、格子部分に固縛用の針金(結束線)を巻きつけ、作業者がしの工具を用いて針金をねじり固定することで行われる。牡蠣筏では、通常、一台当たり約450箇所の格子部分があり、結束線もそれに対応した数が必要となる。
この結束線は、直径が4mm程度の針金をヘアピン状に折り曲げ加工し製造されたものであり、頭部がヘアピン状(U字状)で全体が湾曲しておりU字番線、U字状結束線と呼ばれる。図9に示すようにU字状結束線101は、U字状部102がZ軸方向に位置し、上下2つの線材がXY平面に平行に大きく湾曲している。U字状結束線101は、全体が大きく湾曲しているため牡蠣筏の格子部分の下を通し上に出し易くなっている。
牡蠣筏の固縛に使用するU字状結束線は、コイル状に巻かれた線材を用い、これを加工し製造されるが、直径が太く、さらにコイル状の線材をヘアピン状に折り曲げる必要があるため加工が容易ではない。牡蠣筏で使用する結束線を対象としたものではないが、これまでに線材を所定の形状に折り曲げ、切断する線材の折曲げ・切断装置が開発されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特開平6−312235号公報 特開2009−107001号公報
特許文献1及び特許文献2に記載の線材の折曲げ・切断装置は、線材の折り曲げ、切断を自動で行うことが可能とあるが、この装置を用いてU字状結束線を加工することはできない。特許文献1及び特許文献2に記載の線材の折曲げ・切断装置等を改造すればU字状結束線を加工することも可能かと思われるが装置が大掛かりとなる。
本考案の目的は、装置構成が簡便でコンパクトであり、安価に製作可能なU字状結束線加工装置を提供することである。
本考案は、コイル状に巻かれた線材から定尺のU字状結束線を加工するためのU字状結束線加工装置であって、ベーステーブルと、前記ベーステーブル上に回転自在に設置された、コイル状に巻かれた線材が載置されるターンテーブルと、コイル状に巻かれた前記線材を前記ターンテーブル上に載置するための前記ベーステーブルに付設された線材載置補助具と、コイル状に巻かれた前記線材から定尺の線材を得るための位置決め手段と、前記ターンテーブル上に載置されたコイル状に巻かれた前記線材の先端部を前記位置決め手段に導くガイド手段と、コイル状に巻かれた前記線材に付いている曲がりを矯正することなく、前記位置決め手段により位置決めされた前記線材を所定の位置で折り曲げU字状部を作る折り曲げ機と、U字状部が形成された前記線材を所定の位置で切断する前記ベーステーブルに付設された切断機と、を備え、前記位置決め手段、前記ガイド手段及び前記折り曲げ機は、前記ベーステーブルに取付けられていることを特徴とするU字状結束線加工装置である。
本考案のU字状結束線加工装置において、前記ガイド手段は、コイル状に巻かれた前記線材が挿通する湾曲したガイドパイプと、前記ガイドパイプに前記線材を導く、前記ガイドパイプと近接した位置に取付けられたガイド具とを有し、前記切断機は、前記線材を前記ガイド具と前記ガイドパイプとの間で切断し、前記折り曲げ機は、前記ガイドパイプの出口に配置され、前記線材をガイドパイプの出口で折り曲げることを特徴とする。
本考案のU字状結束線加工装置において、前記ガイド手段は、さらに前記ガイドパイプを通過した前記線材を前記位置決め手段に導く線材倣いガイドを備えることを特徴とする。
本考案のU字状結束線加工装置において、前記ベーステーブルは、円板状のテーブルを有し、前記ターンテーブルは、前記ベーステーブルのテーブルよりも小さい円板状のテーブルと、該テーブルの外周部近傍に取付けられた枠体とを有し、前記位置決め手段、前記ガイド手段及び前記折り曲げ機は、前記ターンテーブルのテーブルよりも外側に位置する、前記ベーステーブルのテーブルに取付けられ、前記枠体の内径は、コイル状に巻かれた線材の外径と同一か僅かに大きいことを特徴とする。
本考案のU字状結束線加工装置において、前記位置決め手段は、ストッパーピンと、前記ストッパーピンが着脱可能に取付けられる取付穴とを有し、前記取付穴は、長さの異なる定尺の線材を得るべく位置を変え複数個設けられていることを特徴とする。
本考案によれば、装置構成が簡便でコンパクトであり、安価に製作可能なU字状結束線加工装置を提供することができる。
本考案の第1実施形態のU字状結束線加工装置1の平面図である。 本考案の第1実施形態のU字状結束線加工装置1からターンテーブル11及び折り曲げ機61を取り外して見た平面図である。 本考案の第1実施形態のU字状結束線加工装置1から折り曲げ機61及び切断機71を取り外して見た正面図である。 図1のU字状結束線加工装置1の折り曲げ機61の構成を示す図である。 図1のU字状結束線加工装置1の切断機71の構成を示す図である。 本考案の第2実施形態のU字状結束線加工装置2の平面図である。 本考案の第2実施形態のU字状結束線加工装置2からターンテーブル11及び折り曲げ機61を取り外して見た平面図である。 図6のU字状結束線加工装置2の切断機72の構成を示す図である。 U字状結束線101の外観図である。
図1は、本考案の第1実施形態のU字状結束線加工装置1の平面図、図2は、U字状結束線加工装置1からターンテーブル11及び折り曲げ機61を取り外して見た平面図、図3は、U字状結束線加工装置1から折り曲げ機61及び切断機71を取り外して見た正面図である。図4は、U字状結束線加工装置1の折り曲げ機61の構成を示す図、図5は、U字状結束線加工装置1の切断機71の構成を示す図である。
本考案の第1実施形態のU字状結束線加工装置1は、牡蠣筏の組み立て・補修等に使用される頭部がU字状(ヘアピン状)であり全体が湾曲したU字状結束線101(図9参照)を、コイル状に巻かれた鉄線201(以下、コイル状鉄線と記す)を加工し製造するための装置である。牡蠣筏の組み立て・補修等に使用されるU字状結束線101の代表的な大きさは、長さLが約1m、U字状部102の半径が約15mm、線径が約4mmである。
U字状結束線加工装置1は、U字状結束線101の素材であるコイル状鉄線201が載置されるターンテーブル11と、ターンテーブル11を支持するベーステーブル21、コイル状鉄線201をターンテーブル11上に載置するための鉄線載置補助具26と、位置決め手段であるストッパー31と、コイル状鉄線201の先端部をストッパー31に導くガイド手段と、コイル状鉄線201を折り曲げU字状結束線101のU字状部102を作る折り曲げ機61と、折り曲げられた鉄線201を切断する切断機71とを有する。
ターンテーブル11は、円板状のテーブル12と、テーブル12の外周縁の僅か内側にテーブル12を囲むように取付けられた枠体15とを有し、ベーステーブル21上に回転自在に取付けられている。テーブル12には、軽量化するための開口穴13が穿設されている。枠体15の内径Dは、コイル状鉄線201の外径dと同一か僅かに大きく、枠体15の高さHは、コイル状鉄線201の高さhの半分以下であり、ターンテーブル11上に載置されたコイル状鉄線201は枠体15内に入り込む(図3参照)。
ベーステーブル21は、円板状のテーブル22とテーブル22を支持する脚25とを有し、ターンテーブル11を回転自在に支持する。ターンテーブル11のテーブル12と、ベーステーブル21のテーブル22とは同心上に配置され、テーブル12の中心には、テーブル12とテーブル22とを回転自在に連結する回転軸17が設けられ、回転軸17の周囲にはテーブル22を軽量化するための開口穴23が穿設されている。
テーブル12とテーブル22との間であってテーブル12の外周縁近くには、テーブル12を回転自在支持するボールローラ18が複数個取付けられている。これらによりターンテーブル11は、ベーステーブル21に対して回転軸17を中心に時計回り、反時計回りに回転可能である。
テーブル22の外径は、ターンテーブル11のテーブル12の外径よりも大きく、平面視におけるテーブル12とテーブル22との間の領域Sが、ストッパー31、折り曲げ機61等を取付けるための設置スペースとなっている。ベーステーブル21の脚25の高さは、ターンテーブル11の枠体15の上端の設置面からの高さhがコイル状鉄線201の外径dよりも低く設定されている。
鉄線載置補助具26は、コイル状鉄線201をターンテーブル11に載せるためのものであり、ベーステーブル21に付設されている。鉄線載置補助具26は、コイル状鉄線201を滑らせるためのローラー27とローラー27を回転自在に支持する支持台28とを有し、支持台28は、ローラー27の上端がターンテーブル11の枠体15の上端と略同一高さとなるように設けられ、ベーステーブル21に連結材29を介して連結する。
ローラー27の上端の設置面からの高さがコイル状鉄線201の外径dよりも低いため、コイル状鉄線201を鉄線載置補助具26に対して斜めに立て掛けることが可能である(図3参照)。この状態で、コイル状鉄線201の上部がローラー27に接しているので、コイル状鉄線201の下部を持ち上げ、コイル状鉄線201をターンテーブル11側に押せば、コイル状鉄線201がローラー27上を滑り、コイル状鉄線201を簡単にターンテーブル11に載置させることができる。
ストッパー31は、U字状結束線101の長さLを決めるための部材である。U字状結束線101は、使用先、用途に応じ適切な長さのものが使用される。例えば、牡蠣筏に使用されるU字状結束線101は、筏に使用される竹が太い場合、長めのU字状結束線101を使用する必要がある。
このため本実施形態において、ストッパー31は、コイル状鉄線201の先端部が当接するストッパーピン32と、ストッパーピン32が着脱可能に螺合する取付穴33とで構成され、位置の異なる取付穴33が複数個設けられている。これにより長さLの異なるU字状結束線101を得ることができる。取付穴33は、ストッパーピン32が鉄線倣いガイド51の立設部52に接触するようにベーステーブル21の領域Sに設けられている。
ガイド手段は、コイル状鉄線201の先端部をストッパー31に当接するように導く部材であり、本実施形態ではコイル状鉄線201が挿通するガイドパイプ41と、ガイドパイプ41にコイル状鉄線201を導くガイド具47と、ガイドパイプ41を通過したコイル状鉄線201をストッパー31に導く鉄線倣いガイド51が該当する。
ガイドパイプ41は、テーブル12とテーブル22との中間の曲率半径を有する円弧状のパイプであり、長さは、テーブル22の外周の1/9〜1/12程度である。ガイドパイプ41は、取付具45を介してベーステーブル21の領域Sに固定されている。ガイドパイプ41の出口43には折り曲げ機61が設置され、ここでコイル状鉄線201が折り曲げられる。このためストッパーピン32とガイドパイプ41の出口43との間隔が、U字状結束線101の長さLとなる。
ガイド具47は、コイル状鉄線201をガイドパイプ41に導くための部材であり、中心に鉄線を誘い込むガイド穴が設けられた長さの短いパイプ状体である。ガイド具47は、ガイドパイプ41の入口42との間に切断機71の切断刃75が通過可能な間隔を空け、取付具(図示省略)を介してベーステーブル21のスペースSに固定されている。
鉄線倣いガイド51は、ガイドパイプ41を通過したコイル鉄線201をストッパー31に導くための部材である。鉄線倣いガイド51は、テーブル12の外径と略同一の曲率半径を有する円弧状の立設部52と、鉄線倣いガイド51を固定するためのベース部54とを有する断面L字状の板体である。鉄線倣いガイド51は、ガイドパイプ41の出口43と距離を設け、立設部52がテーブル12と接するようにベーステーブル21の領域Sに固定されている。
折り曲げ機61は、コイル状鉄線201を所定の位置で折り曲げU字状結束線101のU字状部102を作る手動式の折り曲げ機であり、ガイドパイプ41の出口43に設置されている。折り曲げ機61は、コイル状鉄線201を折り曲げるための折り曲げ具62と折り曲げ具62を動かすためのレバー65と、折り曲げ具62を回動自在に支持する支持台66と、レバー65の受け台69とを有する。
支持台66は、ベーステーブル21の領域Sに固定される基台67と基台67の上部に取付けられた円筒状の支持ピン68とを有する。支持ピン68は、折り曲げ具62を支持すると共にU字状結束線101のU字状部102の大きさ(直径)を決める機能を有する。
折り曲げ具62は、先端部に円筒体63を備える基体64を有し、基体64には、コイル状鉄線201が嵌り込む溝(図示省略)が設けられている。折り曲げ具62は、支持ピン68と円筒体63との間をコイル状鉄線201が通過可能に、円筒体63が支持ピン68の真下に位置するように取付具を介して支持ピン68に回動自在に連結されている。レバー65は、基体64の反先端部側に取付けられている。
ガイドパイプ41は、出口43が円筒体63と支持ピン68との間に臨むように位置する。折り曲げ機61は、ガイドパイプ41の出口43の接線方向と折り曲げ具62の基体64に設けられたコイル状鉄線201が嵌り込む溝(図示省略)とが一直線上となるように配置されている(図1参照)。
受け台69は、コイル状鉄線201を折り曲げる前の折り曲げ具62を所定の位置に保持すべく、レバー65を保持する台であり、ベーステーブル21の領域Sに取付けられている。
切断機71は、折り曲げ機61で折り曲げられたコイル状鉄線201を切断する足踏み式の切断機であり、コイル状鉄線201を切断する切断刃75と、切断刃75を切断可能に移動させる第1アーム76及び第2アーム77と、第2アーム77に連結する足踏みレバー78と、足踏みレバー78を支持する支持台79とを有し、ガイドパイプの入口42とガイド具47との間でコイル状鉄線201を切断するように設置されている。
コイル状鉄線201を切断する切断刃75は、第1アーム76の先端部に取付けられ、第1アーム76は第2アーム77と連結ピン80を介して、第2アーム77は足踏みレバー78と連結ピン81を介して互いに回動自在に連結されている。足踏みレバー78は、先端部近傍が支持台79に連結ピン82を介して回動自在に取付けられている。
足踏みレバー78は、図示を省略したスプリングにより通常、水平状態に維持されており、コイル状鉄線201を切断するときに足踏みレバー78を踏み込み押し下げる。足踏みレバー78を踏み込むと、第1アーム76の先端部に取付けられた切断刃75が移動し、ガイドパイプの入口42とガイド具47との間でコイル状鉄線201を切断する。足踏みレバー78から足を離すとスプリングの作用により切断刃75がコイル状鉄線201を切断不能な位置に移動すると共に、足踏みレバー78が水平状態に復帰する。
U字状結束線加工装置1の使用方法について説明する。
鉄線載置補助具26のローラー27を利用しコイル状鉄線201をターンテーブル11の枠体15内に入れる。ターンテーブル11を動かし、コイル状鉄線201の先端をガイド具47及びガイドパイプ41に挿通させ、さらにコイル状鉄線201がガイドパイプ41を通過するようにターンテーブル11を回転させる。
ガイドパイプ41を通過したコイル状鉄線201は、コイル状鉄線201の曲率半径がガイドパイプ41の曲率半径よりも小さいため自然に鉄線倣いガイド51の立設部52に近づき、鉄線倣いガイド51の中間部分から後部では立設部52に沿って移動し、最終的にストッパーピン32に衝突する。
この状態でコイル状鉄線201を折り曲げるべく、折り曲げ機61のレバー65を持ち持ち上げる。レバー65を持ち上げるとガイドパイプ41を通過したコイル状鉄線201は、支持ピン68に巻き付くように折り曲げられる。これから分かるようにコイル状鉄線201は、自身に付いている大きく湾曲した曲がりぐせ(曲がり)は矯正されることなく、コイル状鉄線201自身の湾曲方向と直交する方向に折り曲げられる。レバー65を約180°回動させ、コイル状鉄線201の折り返し部が非折り返し部と略平行となった時点で折り曲げが終了する。
レバー65を当初の位置に戻した後、折り返されたコイル状鉄線201の先端部が、ガイド具47及びガイドパイプ41の入口42との間、つまり切断位置と一致するようにターンテーブル11を回転させる。折り返されたコイル状鉄線201の先端部を切断位置と一致させた後、足踏みレバー78を踏み込み、非折り返し部分のコイル状鉄線201を切断する。これにより両端の揃った所定の長さLのU字状結束線101が得られる。
以上のように第1実施形態のU字状結束線加工装置1は、構成が簡単でありながら確実に所定の長さLのU字状結束線101を製造することができる。U字状結束線加工装置1は、ストッパー31、ガイド手段であるガイドパイプ41及びガイド具47、折り曲げ機61がベーステーブル21に取付けられ、鉄線載置補助具26及び切断機71がベーステーブル21に付設されているのでU字状結束線加工装置1はコンパクトであり、安価に製作できる。
第1実施形態のU字状結束線加工装置1は、手動式の装置であるから電源のない場所でも使用できる。一方、U字状結束線加工装置1は、手動式の装置でありながらターンテーブル11、鉄線載置補助具26、レバーを備える折り曲げ機61、足踏み式の切断機71など機具を動作させるに大きな力を必要としないため女性でも簡単に扱え、U字状結束線101を簡単に製造することができる。
またU字状結束線加工装置1は、長さの異なるU字状結束線101を製造するに必要な位置決め手段を備えるので長さLの異なるU字状結束線101を容易に製造することができる。
図6は、本考案の第2実施形態のU字状結束線加工装置2の平面図、図7は、U字状結束線加工装置2からターンテーブル11及び折り曲げ機61を取り外して見た平面図、図8は、U字状結束線加工装置2の切断機72の構成を示す図である。図1から図5に示す本考案の第1実施形態のU字状結束線加工装置1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本考案の第2実施形態のU字状結束線加工装置2は、切断機72が電動式の切断機である点を除き、他の構成は本考案の第1実施形態のU字状結束線加工装置1と同じである。以下、切断機72の構成を中心に説明する。
切断機72は、電動式の切断機であり、切断機71と同様に、折り曲げ機61で折り曲げられたコイル状鉄線201を切断する。切断機72は、コイル状鉄線201を切断する切断刃75と、電動モーター85と、電動モーター85の回転軸86に連結するアーム87と、切断機72を起動させるためのスイッチ(図示省略)と、切断刃75の動作を制御する制御装置(図示省略)と、切断刃75の位置を検出するリミットスイッチ88と、電動モーター85等を支持する支持台89とを有する。
コイル状鉄線201を切断する切断刃75は、ガイドパイプの入口42とガイド具47との間でコイル状鉄線201を切断するようにアーム87の先端部に取付けられている。電動モーター85等は、支持台89で支持されベーステーブル21に付設されている。
切断刃75は、基本的に待機位置と切断位置の2つのポジションを取る。待機位置は、切断刃75がコイル状鉄線201に接触しない位置であり、スイッチが入りとなるまで待機している位置である。切断位置は、コイル状鉄線201を切断する位置である。
切断機72は、次のように動作する。スイッチが入ると、制御装置は電動モーター85を稼働させる。電動モーター85が稼働すると回転軸86の回転に伴いアーム87が、切断刃75を待機位置から切断位置に移動させる。制御装置は、リミットスイッチ88を介して切断刃75がコイル状鉄線201を切断し、切断刃75が待機位置まで戻ったことを検知した時点で電動モーター85を停止させる。切断機72は、再度、スイッチが入るまで停止状態である。
U字状結束線加工装置2の使用方法は、基本的にU字状結束線加工装置1と同じであり、コイル状鉄線201を切断する際に足踏みレバー78を踏み込む代わりに切断機72のスイッチをオンにすればよい。U字状結束線加工装置2もU字状結束線加工装置1と同様に、構成が簡単でコンパクトにまとめられ設置スペースも小さく、作用効果も基本的にU字状結束線加工装置1と同じである。
以上、第1及び第2実施形態のU字状結束線加工装置1、2を用いて本考案に係るU字状結束線加工装置を説明したが、本考案に係るU字状結束線加工装置は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変更して使用することができる。
例えば第1及び第2実施形態のU字状結束線加工装置1、2では鉄線倣いガイド51を使用するが、鉄線倣いガイド51を使用することなく、代わりにターンテーブル11の枠体15の外壁面をガイド手段として利用してもよい。また上記実施形態では、ターンテーブル11のテーブル12の外周縁から少し内側に入った位置に枠体15が取付けられているが、枠体15をテーブル12の外周縁に沿うように取付けてもよい。また枠体15は、ターンテーブル11の外周に部分的に設けてもよい。
また上記実施形態では、U字状結束線101の素材となる線材に鉄線を使用するが、線材は鉄線に限定されるものではなく、銅線など種々の線材を使用することができる。また線材の太さも特に限定されるものではない。また本実施形態では、U字状結束線として牡蠣筏の組み立て・補修等に使用されるU字状結束線101を示したが、U字状結束線は、他の用途に使用されるものであってもよいことは当然である。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲内で種々の変更及び修正を容易に想定するであろう。従って、そのような変更及び修正は、請求の範囲から定まる考案の範囲内のものと解釈される。
1、2 U字状結束線加工装置
11 ターンテーブル
12 テーブル
15 枠体
21 ベーステーブル
22 テーブル
26 鉄線載置補助具
27 ローラー
31 ストッパー
32 ストッパーピン
33 取付穴
41 ガイドパイプ
42 ガイドパイプ入口
43 ガイドパイプ出口
47 ガイド具
51 鉄線倣いガイド
52 立設部
61 折り曲げ機
62 折り曲げ具
65 レバー
68 支持ピン
69 受け台
71、72 切断機
75 切断刃
78 足踏みレバー
85 電動モーター
87 アーム
101 U字状結束線
102 U字状部
201 コイル状鉄線
D 枠体の内径
d コイル状鉄線の外径
L U字状結束線の長さ
S 領域

Claims (5)

  1. コイル状に巻かれた線材から定尺のU字状結束線を加工するためのU字状結束線加工装置であって、
    ベーステーブルと、
    前記ベーステーブル上に回転自在に設置された、コイル状に巻かれた線材が載置されるターンテーブルと、
    コイル状に巻かれた前記線材を前記ターンテーブル上に載置するための前記ベーステーブルに付設された線材載置補助具と、
    コイル状に巻かれた前記線材から定尺の線材を得るための位置決め手段と、
    前記ターンテーブル上に載置されたコイル状に巻かれた前記線材の先端部を前記位置決め手段に導くガイド手段と、
    コイル状に巻かれた前記線材に付いている曲がりを矯正することなく、前記位置決め手段により位置決めされた前記線材を所定の位置で折り曲げU字状部を作る折り曲げ機と、
    U字状部が形成された前記線材を所定の位置で切断する前記ベーステーブルに付設された切断機と、
    を備え、
    前記位置決め手段、前記ガイド手段及び前記折り曲げ機は、前記ベーステーブルに取付けられていることを特徴とするU字状結束線加工装置。
  2. 前記ガイド手段は、コイル状に巻かれた前記線材が挿通する湾曲したガイドパイプと、前記ガイドパイプに前記線材を導く、前記ガイドパイプと近接した位置に取付けられたガイド具とを有し、
    前記切断機は、前記線材を前記ガイド具と前記ガイドパイプとの間で切断し、
    前記折り曲げ機は、前記ガイドパイプの出口に配置され、前記線材をガイドパイプの出口で折り曲げることを特徴とする請求項1に記載のU字状結束線加工装置。
  3. 前記ガイド手段は、さらに前記ガイドパイプを通過した前記線材を前記位置決め手段に導く線材倣いガイドを備えることを特徴とする請求項2に記載のU字状結束線加工装置。
  4. 前記ベーステーブルは、円板状のテーブルを有し、
    前記ターンテーブルは、前記ベーステーブルのテーブルよりも小さい円板状のテーブルと、該テーブルの外周部近傍に取付けられた枠体とを有し、
    前記位置決め手段、前記ガイド手段及び前記折り曲げ機は、前記ターンテーブルのテーブルよりも外側に位置する、前記ベーステーブルのテーブルに取付けられ、
    前記枠体の内径は、コイル状に巻かれた線材の外径と同一か僅かに大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のU字状結束線加工装置。
  5. 前記位置決め手段は、ストッパーピンと、前記ストッパーピンが着脱可能に取付けられる取付穴とを有し、
    前記取付穴は、長さの異なる定尺の線材を得るべく位置を変え複数個設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のU字状結束線加工装置。
JP2017004601U 2017-10-06 2017-10-06 U字状結束線加工装置 Active JP3214106U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004601U JP3214106U (ja) 2017-10-06 2017-10-06 U字状結束線加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004601U JP3214106U (ja) 2017-10-06 2017-10-06 U字状結束線加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3214106U true JP3214106U (ja) 2017-12-21

Family

ID=60688665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004601U Active JP3214106U (ja) 2017-10-06 2017-10-06 U字状結束線加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3214106U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114700401A (zh) * 2022-04-25 2022-07-05 南通利燕德建材有限公司 一种建筑五金生产用折弯装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114700401A (zh) * 2022-04-25 2022-07-05 南通利燕德建材有限公司 一种建筑五金生产用折弯装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5936268B2 (ja) 巻線装置及び線材の端子への絡げ方法
JP6970282B2 (ja) U字型の電気導体の変形方法と装置
US8267343B2 (en) Winding machine and method for controlling a winding machine
JP6417772B2 (ja) 鉄筋結束機
JP2008535226A (ja) 矩形状にワイヤを巻く装置
CA2464401A1 (en) Multiple wire feed for spring coiling machine and method
JP6436569B2 (ja) コイル製造装置
JP6315792B2 (ja) コイル製造装置
JP3214106U (ja) U字状結束線加工装置
JP2015126166A (ja) 巻線装置及び巻線方法
JP4693283B2 (ja) コイル製本用コイル送り装置
US6409116B1 (en) Rapidly adjustable wire control mechanism
JP6173093B2 (ja) 巻線装置及び巻線方法
JP2010166799A (ja) コイル成形方法及びコイル成形装置
CN207767744U (zh) 配备有活动引导元件的理发设备
CN207091622U (zh) 一种用于生产针刺毡的整经装置
JP3986330B2 (ja) 巻線方法及び巻線装置
JPS6094641A (ja) 糸のテクスチヤー加工用の空気ジエツト
JP5830825B2 (ja) 環状同芯撚りコードの製造装置およびそれに用いるカセット
JP2001347418A (ja) 管材の切断装置及びそれを備えた加工装置
JP4081272B2 (ja) 巻線装置及び巻線方法
US5473811A (en) Apparatus and method for striping insulated wire
US4417699A (en) Apparatus for winding a wire or thread on C-shaped cores
US3228627A (en) Support for spools containing wire to facilitate unwinding wire
JP3079591U (ja) 針金自動折曲機

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3214106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250