JP3213658B2 - プレート式液体殺菌装置 - Google Patents

プレート式液体殺菌装置

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JP3213658B2 JP24433093A JP24433093A JP3213658B2 JP 3213658 B2 JP3213658 B2 JP 3213658B2 JP 24433093 A JP24433093 A JP 24433093A JP 24433093 A JP24433093 A JP 24433093A JP 3213658 B2 JP3213658 B2 JP 3213658B2
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食品流体のプレート式液
体殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の食品流体のプレート式液体殺菌装
置の例を図2に示す。1は殺菌セクション、2は予熱・
冷却セクション、3はディバート冷却セクションを示
す。4は食品流体で、ポンプ5から流路切替弁6により
予熱・冷却セクション2を通り、または通らないで殺菌
セクション1に入り、熱水7によりプレートを介して間
接に加熱殺菌されるようになっている。
【0003】加熱殺菌後は流路切替弁8によりフォワー
ド側の殺菌液は流動しながら管式のホールドパイプ17
で殺菌温度を保持したまま殺菌に必要な時間ホールドさ
れる。ホールド後、予熱・冷却セクション2を通り製品
とされる。前記流路切替弁8により、ディバート(未殺
菌液)はディバート冷却セクション3で冷却され、排出
される。なお、図中の符号、TIAは温度指示警報計、
TICAは温度指示調節警報計、PVは背圧流調弁を示
す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように殺菌運転
中に何んらかの原因により、殺菌温度が低温あるいは運
転の中断になると、流路切替弁8としての三方自動弁
(FDV)は自動的にディバート側に切替わり、しかも
100℃以上の食品流体のフラッシュ防止のために、フ
ォワード側通路の冷却出口に設けられた背圧流調弁18
(PV1 )が閉まり、殺菌液は温度、圧力条件を保持し
たままホールドパイプ17内に液封され、殺菌状態を維
持することになる。
【0005】このような液封状態が長時間続くと、ホー
ルドされた殺菌液は高温により風味変化、着色等の品質
劣化を生じ、製品として不合格となり、廃棄を余儀なく
される。このような難点に対応する方法として、管式の
ホールドパイプを二重管構造にして水で冷却するか、あ
るいはホールドパイプ外面に水を散布して所定のホール
ド時間が経過した液封静止状態の食品流体を冷却するこ
とが考えられるが、前者は冷却効率が悪く、管式の構造
上からコスト高になり、後者は水の飛散等環境面の問題
があり採用し難い問題点があった。
【0006】本発明の目的は上記のような問題点を解消
するため、菌の死滅に必要な時間、食品流体をホールド
する管式のホールドパイプに代えて、伝熱板のプレート
によってホールドセクションを構成し、効率よくコンパ
クトにまとまり自動制御が可能なプレート式液体殺菌装
置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明では、プレート式熱交換器を用いた食品流
体用プレート式液体殺菌装置において、殺菌セクション
の出口に設けた三方自動弁を介して菌の死滅に必要な時
間食品流体をホールドするようプレートの一方側にホー
ルド流路を有するホールドセクションを構成したプレー
ト式液体殺菌装置とした。
【0008】第2発明では、食品流体を液封静止状態で
ホールドするよう伝熱板のプレートで構成したホールド
セクションで、ホールド用プレートの他方側に設けられ
た流路に、所定のホールド時間経過後、冷媒を流して液
封静止状態の食品流体を冷却する冷媒通路を設けたプレ
ート式液体殺菌装置とした。
【0009】
【作用】第1発明では、殺菌セクションから三方自動弁
を介して菌の死滅に必要な時間食品流体をホールドでき
るホールド流路を有するホールドセクションを設けたの
で、三方自動弁からフォワード側の殺菌液が殺菌温度を
保持したままホールドされ、その後、予熱・冷却セクシ
ョンを経て製品とされる。プレートを用いたホールド流
路としたので、従来例の管式と異なり、流路構成が容易
で、温度保持作用も十分に行なわれる。
【0010】第2発明では、何らかの原因で殺菌温度の
低下、運転中断等が生じ、三方自動弁がディバート側に
切替わった状態で、しかもホールド流路にある殺菌液は
フラッシュ防止のためフォワード側通路の冷却出口の背
圧流調弁により自動的に閉塞された場合でも、ホールド
流路とプレートを介して対応する冷媒通路があるので、
冷媒を導入して一定時間経過後、食品流体を均一に冷却
し、品質劣化を防止することができるようになった。
【0011】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を説明する。図1において、1は殺菌セクション、2は
予熱・冷却セクション、3はディバート冷却セクショ
ン、4は食品流体、5はポンプ、6は流路切替弁、7は
熱水、8は流路切替弁で、三方自動弁を示す。これらは
従来例の構成と同様である。三方自動弁8のディバート
側(未殺菌液)はディバート冷却セクション3より排出
される。本実施例では三方自動弁8のフォワード側で、
プレートの一方側にホールド流路9を有するホールドセ
クション10を設けたことを特徴とする。
【0012】三方自動弁8からの殺菌液は、前記ホール
ド流路9に入り菌の死滅に必要な時間、殺菌温度を保持
しつつホールドされるようになった。11は背圧流調弁
(PV1 )で、通常の運転時には開成されているが、何
んらかの原因で殺菌温度の低下または運転の中断が生じ
た場合、ホールド流路9のフラッシュ防止のため閉じる
ようになっている。
【0013】通常の運転では殺菌液はホールドセクショ
ン10で一定時間ホールドされた後、予熱・冷却セクシ
ョン2を通り、製品として次工程へ送液される。12は
冷媒通路で、前記ホールドセクション10のプレートの
他方側に設けられ、冷媒13が入口弁14(AV)を介
して導入できるようになっている。したがって、ホール
ドセクション10にホールドされる殺菌液が上記のよう
に背圧流調弁11が閉じたような場合、一定時間経過
後、冷媒13を流してホールド液の高温による風味変化
や着色を防止することができ、品質のよい殺菌作用がで
きるようになった。
【0014】三方自動弁8はTICAによる温度制御に
より自動的に殺菌液をフォワード側にするか、ディバー
ト側にするかを切替えられるようになっており、フォワ
ード側の背圧流調弁11の閉成も自動化され、全体的に
自動制御により運転できるようになっている。なお、ホ
ールドセクション10がプレート式熱交換器を利用した
ので、流路構成が容易であり、管式のホールドパイプと
比較してコンパクトに構成でき、冷却の必要時にも伝熱
板の他方側を利用して迅速に冷却を行なうことができる
等の効果を有している。
【0015】尚、図中の符号15は三方自動弁8のディ
バート側の未殺菌液がディバート冷却セクション3を経
て排出される時の背圧流調弁(PV2 )を示す。16は
冷媒である。
【0016】
【発明の効果】従来の管式のホールドパイプに代えて、
プレート式熱交換器としてのプレートの一方側をホール
ド流路としたので、流路構成が容易で、コンパクトに構
成され、万一冷却を必要とする場合にもプレートの他方
側を利用して冷媒通路を設けることにより、殺菌液の風
味変化や着色等のない品質のよいプレート式液体殺菌装
置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示すフローチャート図
【図2】従来例のフローチャート図
【符号の説明】
1 殺菌セクション 4 食品流体 8 三方自動弁 9 ホールド流路 10 ホールドセクション 12 冷媒通路 13 冷媒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−182950(JP,A) 特開 平5−284951(JP,A) 特開 平7−87944(JP,A) 特開 平5−76330(JP,A) 特開 平3−94663(JP,A) 特開 平6−98734(JP,A) 特開 平1−199568(JP,A) 特開 平3−280872(JP,A) 実開 平5−51088(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 3/00 - 3/3598

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート式熱交換器を用いた食品流体用
    プレート式液体殺菌装置において、殺菌セクションの出
    口に設けた三方自動弁を介して菌の死滅に必要な時間食
    品流体をホールドするようプレートの一方側にホールド
    流路を有するホールドセクションを構成したことを特徴
    とするプレート式液体殺菌装置。
  2. 【請求項2】 食品流体を液封静止状態でホールドする
    よう伝熱板のプレートで構成したホールドセクション
    で、ホールド用プレートの他方側に設けられた流路に、
    所定のホールド時間経過後、冷媒を流して液封静止状態
    の食品流体を冷却する冷媒通路を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のプレート式液体殺菌装置。
JP24433093A 1993-09-30 1993-09-30 プレート式液体殺菌装置 Expired - Fee Related JP3213658B2 (ja)

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JPH0795869A JPH0795869A (ja) 1995-04-11
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