JP3213126B2 - インクジェット記録装置の印字ヘッド - Google Patents

インクジェット記録装置の印字ヘッド

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JP3213126B2
JP3213126B2 JP18106793A JP18106793A JP3213126B2 JP 3213126 B2 JP3213126 B2 JP 3213126B2 JP 18106793 A JP18106793 A JP 18106793A JP 18106793 A JP18106793 A JP 18106793A JP 3213126 B2 JP3213126 B2 JP 3213126B2
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置の印字ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置の印字ヘッドに
おけるインクの吐出方法には、熱による気泡の発生を利
用して吐出するものや、ポンプで印字ヘッドにインクを
供給し、吐出したインク滴を荷電して偏向させるもの
や、電界吸引力を利用してインクを吐出すものや、圧電
素子を利用してインクを吐出するもの等がある。
【0003】図13は、従来のインクジェット記録装置
の印字ヘッドの一例を説明するための図で、図中、1は
インク流路板、2は圧電セラミックス、3はインク流路
板1と圧電セラミックス2の間に介装された振動板、4
はインク液室、5はノズル板、6はノズル、7はインク
滴、8は基板で、圧電セラミックス2は、該圧電セラミ
ックス2の圧電定数がd31(圧電セラミックスの弾性波
が縦波で、かつ、横効果で作用する)で変位するように
配設されている。
【0004】上記印字ヘッドは、少なくともインク流路
板1、振動板3、圧電セラミックス2から構成され、画
像情報を変換した電気信号に応じて圧電セラミックス2
に電圧を印加し、圧電セラミックス2を変位させて、隣
接する振動板3を振動させ、インク流路板1に設けられ
た液室4のインクに圧力をかけて、インクをノズル6か
らインク滴7を吐出するものである。インク流路板1は
インク通過する流路を片面に形成したものであり、吐出
前のインクはこのインク流路板の一部に設けられたイン
ク液室4において振動波板から圧力が伝わり、ノズル6
から吐出する。ノズル6の形成には、ノズル板5にノズ
ル6を形成してノズル板とインク流路板1を接合する場
合と、インク流路板1の一部にノズル6を形成し、ノズ
ル板とインク流路板1を一体化する場合等がある。
【0005】振動板3はインク流路板1内のインクと圧
電セラミックス2の隔壁となる隔壁板でもあり、材質は
プラスチックや金属等が用いられ、必要に応じて表面処
理や表面薄膜コーティングが施される。また、振動板3
は、必ずしも、均一な厚みの板形状でなくても、圧電セ
ラミックスの変位が効率的に振動板を介して、インク流
路板1内のインクに伝わる形状であればよい。
【0006】圧電材料の圧電効果は4種類に分類出来
る。すなわち、弾性波が縦波で圧電効果が縦効果(縦波
−縦効果)と,縦波−横効果,横波−縦効果,横波−横
効果である。縦波−縦効果は電気軸に平行方向の伸縮で
あり、縦波−横効果は電気軸に直角方向の伸縮である。
横波−縦効果は電気軸に平行な面内のずれであり、横波
−横効果は電気軸に直角な面内のずれである。
【0007】圧電効果は一般に18の圧電定数であたえ
られる。縦波−縦効果の圧電定数はd11,d22,d33
あり、縦波−横効果の圧電定数はd12,d13,d21,d
23,d31,d32である。横波−縦効果の圧電定数は
15,d16,d24,d26,d34,d36であり、横波−横
効果の圧電定数はd14,d25,d36である。圧電材料が
正方晶系の圧電セラミックスの場合には、この中で存在
する圧電定数はd33,d31,d32,d15,d24,d36
14,d25である。
【0008】上述のように、ノズル板およびインク流路
板、振動板、圧電素子から構成され、圧電素子によりイ
ンクを吐出して画像を形成するインクジェットプリンタ
ーにおいては、印字ヘッドからインクを吐出する場合、
圧電素子に電圧を印加し、圧電素子が変位してインクに
圧力がかかり、電気信号にしたがってノズルからインク
を吐出する。
【0009】従来、インクジェットプリンターの印字ヘ
ッドに用いられていた圧電セラミックスは主に圧電定数
がd31またはd33で変位する方向にインクを吐出してい
た。圧電定数がd31で変位させるには圧電セラミックス
の弾性波が縦波、且つ、横効果で作用するようにし、d
33で変位させるには圧電セラミックスの弾性波が縦波、
且つ、縦効果で作用するようにする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】圧電素子に印加する電
圧は高い方がインクの飛翔速度が速くなり、印字スピー
ドも速くなる。しかし、圧電素子の材料によっては印加
電圧を上げてもあまりインクの飛翔速度が速くならない
ものがある。圧電素子に印加する電圧は出来るだけ低電
圧が好ましい。低電圧であれば消費電力が低くて済む。
【0011】また、圧電素子に圧電セラミックスを用い
た場合には印加電圧が低電圧ならば圧電セラミックスの
駆動時に発生する音も小さくなる。圧電セラミックスに
電圧を印加すると微小な変位を生じ、この変位がインク
に対する圧力変動となる。同じ電圧の印加で変位量の大
きな圧電セラミックスがあれば印字スピードはさらに高
速になる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のごとき
実情に鑑みてなされたもので、特に(1)液室を有する
インク流路板と、圧電セラミックスと、該圧電セラミッ
クスと前記液室との間に介装された振動板から構成さ
れ、前記圧電セラミックスからの振動を前記液室に伝達
し、該液室内のインクをノズルから吐出させて画像を形
成するインクジェット記録装置の印字ヘッドにおいて、
前記振動板の裏面に正方晶系の圧電セラミックスの圧電
定数がd 36 で作用し、圧電セラミックスの弾性波が横
波、且つ、圧電効果が縦効果で作用して該振動板が変位
し、前記液室のインクを吐出するように前記圧電セラミ
ックスを配置したことを特徴とし、更には、(2)前記
振動板の裏面に正方晶系の圧電セラミックスの圧電定数
がd 36 で作用し、圧電セラミックスの弾性波が横波、且
つ、圧電効果が縦効果で作用して、該振動板が変位し、
前記液室のインクが吐出するように、柱状の圧電セラミ
ックスの側面を支持体に固定して、かつ、前記振動板に
対して反対側の端部面が何にも接していないこと、或い
、(3)柱状の振動板に正方晶系の圧電セラミックス
の圧電定数がd 36 で作用し、該柱状の圧電セラミックス
の弾性波が前記振動板と平行に横波、且つ、圧電効果が
縦効果で作用該圧電セラミックスの一方の端部が振
動板に垂直な方向に変位するように、他端を前記振動板
と垂直な面に固定し、圧電セラミックスの側面を振動
板と接して配置して、前記液室のインクを吐出するよう
にしたことを特徴としたものである。
【0013】
【作用】インクジェット記録装置の印字ヘッドにおい
て、圧電アクチュエーターとして圧電セラミックスを用
い、インクの吐出方向の振動板裏面に圧電セラミックス
の弾性波が横波、且つ、電圧効果が縦効果で作用して変
位するようにする。
【0014】
【実施例】前述のように、圧電材料には4種類の圧電効
果があるが、圧電セラミックスに上記の4種の圧電効果
で同電圧を印加し、電圧以外の条件を等しくすれば、そ
の変位量と力は弾性波が横波で圧電効果が縦効果(横波
−縦効果)の時に最も大きくなる。ここで存在する横波
−縦効果の圧電定数はd15(=d24)とd36である。
【0015】圧電セラミックスの変位量と力は圧電定数
と印加電圧の積に比例するのでインクジェットプリンタ
ーの印字ヘッドのアクチュエーター用圧電セラミックス
材料として、一般的には、圧電定数の大きな材料が望ま
しい。横波−縦効果の圧電定数は他の圧電定数より大き
く、変位量と力が大きくなるので圧電セラミックスのこ
の変位方向とインクの吐出方向を一致させるのが最も効
率が良い
【0016】インクジェットの記録装置の印字ヘッドの
インク吐出手段として圧電セラミックスを用いる場合
に、インクの吐出方向の振動板裏面に正方晶系の圧電セ
ラミックスの弾性波が横波、且つ、圧電効果が縦効果で
作用するように配置するのが最も効率が良い、すなわ
ち、圧電セラミックスの変位量と力が大きくなり、低電
圧駆動や印字スピードの高速化も可能になる。インクを
吐出してインク滴を発生させる場合、変位量の大きな圧
電セラミックスはインク適量が多くなり、同じインク適
量を得るには低電圧で済む。また、変位する時の力が大
きい圧電セラミックスはインク滴速度を速めることが出
来、印字スピードの高速化が可能になる。
【0017】正方晶系の圧電セラミックスの中でPZT
系は圧電効果が大きく、温度変化に伴う性能変化が少な
く、時間経過に対する性能変化も少ないので、インクジ
ェットプリンターの印字ヘッドのアクチュエーター用圧
電セラミックス材料として非常に適している。
【0018】ここで、PZT系とは基本的にPbZrO
3−PbTiO3系のペロブスカイト型結晶構造の圧電セ
ラミックスのことであるが、PbまたはZr,Tiの一
部が他の元素で置き変わった複合のペロブスカイト型の
圧電セラミックスも、PZT系に属する。ペロブスカイ
ト型の圧電セラミックスは圧電定数が大きいのが特徴で
ある。
【0019】圧電セラミックスを圧電アクチュエーター
として使用するには積層構造にすることで、積層数に比
例して大きな変位量や力が得られる。また、個々の圧電
セラミックス層を薄くすることにより低電圧駆動が可能
である。したがって、前記の圧電セラミックスの弾性波
が横波で圧電効果が縦効果の圧電定数d 36で変位するよ
うに積層した圧電セラミックスを組み込むことによって
最大の変位量と力を得ることが可能である。
【0020】圧電セラミックスに電圧を加えた場合に極
性に応じて伸縮し、この繰り返し周波数が圧電セラミッ
クスの形状と固有振動数が一致したときに最も大きな振
幅の振動が得られる(共振現象)。したがって、積層し
た圧電セラミックスの種々の形状の中で、この共振現象
が高周波数で起こるものほど好ましく、上記の圧電セラ
ミックスの圧電効果は共振現象が起こる最適形状で効力
を発揮出来る。
【0021】次に、柱状の圧電セラミックスの固定方法
について説明する。圧電セラミックスの弾性波が横波、
且つ、圧電効果が縦効果で作用して、振動板を変位させ
る柱状の圧電セラミックスの固定方法は大きく二つに分
かれ、一つは、圧電セラミックスの横波−縦効果の変位
方向と平行な側面を固定し、変位方向と振動板の変位
向を一致させて固定する方法である。
【0022】もう一つは、圧電セラミックスの横波−縦
効果の変位方向の端部を振動板に垂直な支持体に固定
し、固定した支持体と平行に変位させ、その変位方向と
振動板の変位方向を一致させて固定する方法である。ど
ちらの固定方法でも効率的なインクの吐出をすることが
可能である。尚、後者の固定方法では柱状の圧電セラミ
ックスの側面全部ではなく、一部分を振動板に固定して
もよい。固定には接着剤が用いられる。
【0023】また、圧電セラミックスの固定方法がどち
らの場合にも、インクの吐出方向は限定されず、圧電セ
ラミックスの変位方向に一致させることなく、いずれの
方向に設定しても良い。
【0024】図1は、本発明によるインクジェット記録
装置の印字ヘッドの第1の実施例を説明するための図で
あるが、以下、全図を通して図13に示した従来技術と
同様の作用をする部分には図13の場合と同一の参照番
号を付してある。この実施例は、振動板3の裏面に正方
晶系の圧電セラミックス2の弾性波が横波、且つ、圧電
効果が縦効果で作用して変位し、その変位方向にインク
滴7が吐出するように圧電セラミックス2を配置したも
のである。すなわち、圧電セラミックス2の圧電定数が
36 で変位するよう配置した例である。
【0025】
【0026】
【0027】図は、本発明のインクジェット記録装置
の印字ヘッド断面図の一例を示す図で、図中、9は圧電
セラミックス支持体、10は圧電セラミックスのドライ
バー、11は流体抵抗で、この例は、圧電セラミックス
2の側面を支持体9に固定するようにしたものである
が、その形状は様々に設計が可能であり、必ずしも、こ
のような断面形状に限定されるものではない。
【0028】図は、本発明によるインクジェット記録
装置の印字ヘッドの他の実施例を示す断面図であり、こ
の実施例においては、インクの吐出方向の振動板裏面に
正方晶系の圧電セラミックスの弾性波が横波、且つ、圧
電効果が縦効果で効率的に作用するように柱状の圧電セ
ラミックス2の凸型形状の先端2aが垂直に接してお
り、圧電セラミックスの圧電定数がd 36 で変位するよう
に配置した例である。
【0029】図は、本発明のインクジェットヘッド記
録装置の印字ヘッドの他の実施例を示す図であり、図
(a)はその要部の断面図,図(b)は図(a)の
圧電セラミックスの形状を変化した場合の例を示す図
で、振動板3と平行に正方晶系の圧電セラミックス2の
弾性波が横波、且つ、圧電効果が縦効果で作用し、その
作用方向と垂直に振動板3が変位し、インク滴7が吐出
するように柱状の圧電セラミックス2の側面を振動板3
と接して配置し、その端部を振動板と垂直な支持体に固
定したものである。図(b)は、圧電セラミックスの
形状が、先端2aを振動板側に凸型形状とした場合であ
る。
【0030】図は、本発明によるインクジェット記録
装置の印字ヘッドの他の実施例を示す断面図であり、こ
の実施例は柱状の圧電セラミックス2を振動板3に垂直
に接して配置し、圧電セラミックス2の変位方向、すな
わち、振動板3の変位方向をインクの吐出方向に対して
垂直にした場合である。
【0031】図は、本発明によるインクジェット記録
装置の印字ヘッドの他の実施例を示す断面図であり、こ
の実施例は柱状の圧電セラミックス2と振動板3を平行
に接して配置し、圧電セラミックス2の変位方向、すな
わち、振動板3の変位方向をインクの吐出方向に対して
垂直した場合である。
【0032】図は、本発明によるインクジェット記録
装置の印字ヘッドの他の実施例を示す断面図であり、積
層型圧電セラミックス2の一方の端部を振動板3に垂直
に接するようにした場合の実施例である。
【0033】図は、本発明によるインクジェット記録
装置の印字ヘッドの他の実施例を示す断面図であり、積
層型圧電セラミックス2の一方の端部を支持体9に固定
した場合の図である。
【0034】図10は、圧電セラミックスの弾性波が横
波、且つ、圧電効果が縦効果で変位するずれの発生を示
したものであり、図10(a)が電圧印加前で、図10
(b)が電圧印加後の状態である。ただし、斜線面2’
は電極である。
【0035】図11は、圧電セラミックス2の横波−縦
効果の変位方向と平行な側面を固定すると、ずれの変位
が発生することを示した図であり、このずれ方向にイン
クの吐出方向を一致させればよい。
【0036】図12は、圧電セラミックスの横波−縦効
果の変位方向の一方の端部を固定すると、もう一つの端
部が図示のように変位するので、この変位方向にインク
の吐出方向を一致させればよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、請求項1に対応する効果;インクジェットプ
リンターに本発明の印字ヘッドを適用することによっ
て、圧電アクチュエーターである圧電セラミックスの変
位や変位する力が大きくなり、従来より低い電圧で駆動
することが可能になり、高効率な印字ヘッドが得られ、
印字スピードの高速化が計れ、今まで以上の消費電力の
低下が望める請求項に対応する効果;振動板の裏面
に圧電セラミックスの弾性波が横波、且つ、圧電効果が
縦効果で作用するか、正方晶系の圧電セラミックスの圧
電定数がd 36で作用して変位し、その変位方向にインク
が吐出するように、柱状の圧電セラミックスの側面を支
持体に固定し、振動板に対して反対側の端部面が接しな
いようにすることによって、請求項1〜のインクジェ
ット記録装置の印字ヘッドと同様に本発明を実現出来
る。なお、この発明では圧電セラミックスは、ずり振動
を生じるため、従来のように、端部面を固定したので
は、振動板側の端部が変位しなくなってしまう請求項
に対応する効果;振動板と平行に圧電セラミックスの
弾性波が横波、且つ、圧電効果が縦効果で作用するか、
正方晶系の圧電セラミックスの圧電定数がd 36で作用し
て変位し、その変位方向と垂直にインクが吐出するよう
に柱状の圧電セラミックスの側面を振動板と接して配置
し、その端部が振動板と垂直な面に固定するようにした
ので、圧電セラミックスがインクの吐出方向に変位し、
変位や変位する力が大きくなり、低電圧駆動や印字スピ
ードの高速化が可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの一実施例を説明するための要部構成図である。
【図2】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの断面構成を説明するための図である。
【図3】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの断面構成の他の例を説明するための図である。
【図4】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの更に他の実施例を説明するための要部構成図であ
る。
【図5】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの断面構成の他の例を説明するための図である。
【図6】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの断面構成の他の例を説明するための図である。
【図7】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの断面構成の他の例を説明するための図である。
【図8】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの断面構成の他の例を説明するための図である。
【図9】 本発明によるインクジェット記録装置の印字ヘ
ッドの断面構成の他の例を説明するための図である。
【図10】 圧電セラミックスの固定と変位方向の例を説
明するための図である。
【図11】 圧電セラミックスの固定と変位方向の例を説
明するための図である。
【図12】 圧電セラミックスの固定と変位方向の例を説
明するための図である。
【図13】 従来のインクジェット記録装置の印字ヘッド
の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…流路板、2…圧電セラミックス、3…振動板、4…
インク液室、5…ノズル板、6…ノズル、7…インク
滴、8…基板、9…圧電セラミックス支持体、10…ド
ライバー、11…流体抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−175168(JP,A) 特開 平5−77418(JP,A) 特開 昭64−84762(JP,A) 特開 昭59−211819(JP,A) 特開 昭60−124256(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液室を有するインク流路板と、圧電セラ
    ミックスと、該圧電セラミックスと前記液室との間に介
    装された振動板から構成され、前記圧電セラミックスか
    らの振動を前記液室に伝達し、該液室内のインクをノズ
    ルから吐出させて画像を形成するインクジェット記録装
    置の印字ヘッドにおいて、前記振動板の裏面に正方晶系
    の圧電セラミックスの圧電定数がd 36 で作用し、圧電セ
    ラミックスの弾性波が横波、且つ、圧電効果が縦効果で
    作用して該振動板が変位し、前記液室のインクを吐出す
    るように前記圧電セラミックスを配置したことを特徴と
    するインクジェット記録装置の印字ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記振動板の裏面に正方晶系の圧電セラ
    ミックスの圧電定数がd 36 で作用し、圧電セラミックス
    の弾性波が横波、且つ、圧電効果が縦効果で作用して、
    該振動板が変位し、前記液室のインクが吐出するよう
    に、柱状の圧電セラミックスの側面を支持体に固定し
    て、かつ、前記振動板に対して反対側の端部面が何にも
    接していないことを特徴とする請求項1に記載のインク
    ジェット記録装置の印字ヘッド。
  3. 【請求項3】 柱状の振動板に正方晶系の圧電セラミッ
    クスの圧電定数がd 36 で作用し、該柱状の圧電セラミッ
    クスの弾性波が前記振動板と平行に横波、且つ、圧電効
    果が縦効果で作用し、該圧電セラミックスの一方の端部
    が振動板に垂直な方向に変位するように、他端を前記振
    動板と垂直な面に固定し、該圧電セラミックスの側面を
    振動板と接して配置して、前記液室のインクを吐出する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置の印字ヘッド。
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