JP3212548U - 穿刺針 - Google Patents

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Abstract

【課題】まっすぐ刺し入れることができる穿刺針を提供する。【解決手段】穿刺針0は、一軸方向に延びる中空部0aが設けられた筒体0において、一軸方向に対して鋭角な第1面1、一軸方向に対して第1面1と逆向きに鋭角な第2面2が設けられている。皮膚を介して先端0bを人体に刺し入れた際に第1面1が受ける反力の挿入方向に垂直な分力と第2面2が受ける反力挿入方向に垂直な分力とが略相殺するため、穿刺針0が挿入時に湾曲することが少なく、まっすぐ刺し入れることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、穿刺針に関する。
医療行為として、皮膚を介して穿刺針を体内に刺し入れ、これを介して薬液を体内に注入する、或いは採血することがある。例えば特許文献1に示す穿刺針である。ここで、穿刺針を体内に刺し入れる際に、通常はまっすぐに刺し入れることができないことが、例えば非特許文献1に示されるように、広く知られている。
この問題について、特許文献2には、束に集積固定された単針の集合体であり、先端が尖って皮膚に穿刺される部分の幅が100μm以下である集合強化針が開示されている。小径且つ細身であるため注射時の痛みを軽減し、シンプルな構造で注射針の折れや曲がりへの高い耐性が得られる。しかし、集合強化針であり、広く用いることのできるものではない。
特開2017−08007号公報 特開2014−46057号公報
注射針の曲がりはどのくらい!http://ictv.easymyweb.jp/member/ogawa1935/default.asp?c_id=33381
本考案は、まっすぐ刺し入れることができる穿刺針を提供することを課題とする。
本考案の穿刺針は、一軸方向に延びる中空部が設けられた筒体を備え、筒体は、一端側に、一軸方向に対して鋭角な第1面と、一軸方向に対して第1面と逆向きに鋭角な第2面と、第1面及び第2面が交わって形成される先端と、を有することを特徴とする。
これによれば、一軸方向に延びる中空部が設けられた筒体において、一端側に、一軸方向に対して鋭角な第1面と、一軸方向に対して第1面と逆向きに鋭角な第2面と、第1面及び第2面が交わって形成される先端と、が設けられていることで、皮膚を介して先端を人体に刺し入れた際に第1面が受ける力と第2面が受ける力とが逆向きであるため、穿刺針を刺し入れる際の第1面が受ける力を第2面が受ける力によって緩和し、まっすぐに刺し入れることができる。
本考案の穿刺針は、第1面及び第2面の一軸方向に対する角度をそれぞれθ1及びθ2として、θ1<θ2≦45度であることを特徴とする。
これによれば、第1面及び第2面は、筒体の直径方向に関して、それぞれ先端から中空部側及び先端から中空部の逆側に位置することで、相対的に大きな面積及び小さな面積を有し、一軸方向に対するそれぞれの角度がθ1<θ2であることで、皮膚を介して先端を人体に刺し入れた際に大きな面積の第1面に加わる力の直径方向成分と小さな面積の第2面に加わる力の直径方向成分とを相殺することができる。
本考案の穿刺針は、一軸方向に関して先端から中空部の開口端までの範囲内における第1面及び第2面の断面積をそれぞれS1及びS2として、0.8≦(S1・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.25であることを特徴とする。
これによれば、皮膚を介して先端を人体に刺し入れた際に第1面に加わる力の直径方向成分(S1・sinθ1・cosθ1に比例)と第2面に加わる力の直径方向成分(S2・sinθ2・cosθ2に比例)とをおおよそ相殺することができる。すなわち、先端近傍のみが刺し入れられている差し入れ開始時において、まっすぐに刺し入れることができる。
本考案の穿刺針は、第1面及び第2面の断面積をそれぞれS1及びS2として、0.8≦(S1・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.25であることを特徴とする。
これによれば、皮膚を介して先端から第1面及び第2面の全体を人体に刺し入れた際に第1面に加わる力の直径方向成分と第2面に加わる力の直径方向成分とをおおよそ相殺することができる。すなわち、針を深く刺し入れる時において、まっすぐに刺し入れることができる。
本考案の穿刺針は、一軸方向に直交し、第1面と第2面との交線に平行な方向に関して、先端の一側及び他側に、一軸方向に対して鋭角な第3面及び第4面を有することを特徴とする。
これによれば、先端部が第3面及び第4面によって点又はより短い線となり、刺し入れが容易になる。
本考案の穿刺針によれば、まっすぐ刺し入れることが可能となる。
図1は、穿刺針の構成を示す図である。(実施例1) 図2は、穿刺針に加わる力を示す図である。(実施例1) 図3は、穿刺針の先端近傍の構成を示す図である。(実施例2)
以下、本考案の実施例について説明する。
図1に、穿刺針0の構成を示す。ここで、図1(A)〜(D)は、それぞれ、穿刺針0の先端を含む一端側を上面視、側面視、背面視、及び正面視において示す。図1(A)〜(C)において筒体0の中心軸L(一軸方向に平行な軸の一例)とし、図1(B)における左右方向及び図1(D)における上下方向を縦方向(直径方向の一例)と呼び、図1(A)、(C)、及び(D)における左右方向を横方向(縦方向に直交する直径方向の一例)と呼ぶ。穿刺針0は、皮膚を介して体内に刺し入れ、これを介して薬液を体内に注入する、或いは採血するなどのために使用される医療器具であり、薬液、血液等が流動する中空部0aが内側に設けられた筒体0を備える。なお、図では、穿刺針0の基端側の図示を省略している。穿刺針0を刺し入れる際、横方向には直径の両側からほぼ均等な力が加わるが、縦方向には、傾斜面の受ける反力に基づいて直径の一側からの力と他側からの力の大きさが相違する。すなわち、穿刺針0が縦方向に湾曲する。
筒体0は、例えばステンレス等の金属、樹脂を用いて成形され、一端側に第1面1、第2面2、一端側の端面上に1つの先端0bを有する。第1面1は、筒体0の一端を中心軸Lに対して鋭角にカットすることで正面側に形成される略楕円環状の平面である。第2面2は、筒体0の一端を中心軸Lに対して第1面1と縦方向を逆向きに鋭角にカットすることで背面側に形成される略弓型形状の平面である。先端0bは、第1面1と第2面2とが交差することで筒体0の一端側の端面上に形成される。
図2に、穿刺針に加わる力を側面視において示す。図2(A)は、図1(B)における領域S2を拡大した図である。中心軸Lに平行な基準軸LLに対して、第1面1及び第2面2は、縦方向(図2における左右方向)に関して、それぞれ先端0bから中空部0a側(図面右側)及び先端0bから中空部0aの逆側の外縁側(図面左側)に位置する。また、第1面1及び第2面2の基準軸Lに対する角度をそれぞれθ1及びθ2(それぞれ45度以下)として、θ1<θ2である。それにより、第1面1及び第2面2は、相対的に大きな面積及び小さな面積を有することとなる。
第1面1及び第2面2のそれぞれに加わる力について検討する。皮膚を介して穿刺針0を人体に刺し入れた際に基準軸Lに直交する仮想的な一面上に加わる単位面積当たりの反力をFとする。すなわち、穿刺針0を人体に刺し入れることで、人体から、基準軸Lの方向に単位面積当たりFの反力(図に黒矢印で示す)を受ける。
また、第1面1及び第2面2の断面積をそれぞれS1及びS2とする。第1面1に垂直に加わる力はF・S1・sinθ1であり、第2面2に垂直に加わる力はF・S2・sinθ2である(それぞれ、図に網掛け矢印で示す)。
第1面1及び第2面2に垂直に加わる力の、縦方向に関する分力は、第1面1についてはF・S1・sinθ1cosθ1であり、第2面2についてはF・S2・sinθ2cosθ2である(それぞれ、図に白抜き矢印で示す)。
ここで、sinθ1cosθ1及びsinθ2cosθ2は、それぞれ、θ1=45度及びθ2=45度で最大となり、θ1=0度及びθ2=0度からθ1=45度及びθ2=45度まで単調に増加する。すなわち、θ1<θ2≦45度であれば、sinθ1cosθ1<sinθ2cosθ2である。
S1>S2であるので、sinθ1cosθ1<sinθ2cosθ2であることにより、(S1・sinθ1・cosθ1)≒(S2・sinθ2・cosθ2)とすること、すなわち第1面1の縦方向の分力と横方向の分力とをほぼ等しくすることができる。0.8≦(S1・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.25、好ましくは0.9≦(S1・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.11とすることで、穿刺針0を湾曲させずにまっすぐ刺し入れることができる。
ここで、S1について検討する。筒体0の全体でみれば、S1>S2である。一方、穿刺針0の刺し入れ開始直後には、第1面1はその一部のみが人体に差し入れられて反力を受け、他部は反力を受けない。図2(B)に、図1(A)と同様の図を示す。刺し入れ開始直後には、反力を受ける部分は、開口端0a0よりも先端0b側の、図において黒塗りした部分のみである。この部分の面積をS1aとする。
穿刺針0を刺し入れ続けると、第1面1はその全体が人体に差し入れられて反力を受ける。図において網掛け部分も反力を受ける。この部分の面積をS1bとする。
S1の値は、S1=S1aからS1=S1a+S1bに増加していく。穿刺針0の刺し入れ開始直後に湾曲させないためには、0.8≦(S1a・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.25とすればよい。
また、穿刺針0を刺し入れ続ける際に湾曲させないためには、0.8≦((S1a+S1b)・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.25とすればよい。
穿刺針0の刺し入れ開始直後に湾曲させないための条件と、穿刺針0を刺し入れ続ける際に湾曲させないための条件とは、必ずしも両立しない。いずれを重視するかによって選択的に設計すればよい。
以上詳細に説明したように、本実施例の穿刺針0は、一軸方向に延びる中空部0aが設けられた筒体0において、一端側に、一軸方向に対して鋭角な第1面1、一軸方向に対して第1面1と逆向きに鋭角な第2面2、及び第1面1及び第2面2が交わって形成される先端0bが設けられている。皮膚を介して穿刺針0を人体に刺し入れた際に第1面1が受ける力と第2面2が受ける力とが略相殺するため、穿刺針0をまっすぐ刺し入れることができる。
なお、穿刺針0は医療行為として人体に刺し入れるために使用されるものとして説明したが、医療行為としての使用に限らず任意の目的に使用することができ、また人体に刺し入れるに限らず動物等の任意の生体、そのほかのものに刺し入れることもできる。
図3に、穿刺針1の先端近傍の構成を示す。図3は、図1(A)において破線S3で示す領域の拡大図である。本実施例は、図3に示す部分のみが実施例1と相違する。他の部分は実施例1と同様であり、詳細な説明を省略する。
実施例1の穿刺針0は、先端部0bが第1面1と第2面2との交線であり、厳密には点ではない。この点、先端部0bが点である又はより短い線である構成とすれば、穿刺針0を最初に刺し入れる際の皮膚からの抵抗が小さくなり、正確に刺し入れることができると考えられる。
そこで、基準軸Lに対して鋭角な第3面3及び第4面4を設け、先端0bを点(又は第3面3と第4面4との間のより短い線)とする。図に、実施例1における場合を破線で示す。第3面3及び第4面4は、図に示される面に垂直な平面である。
以上詳細に説明したように、本実施例の穿刺針0は、第3面3及び第4面4によって、先端1b0が点又はより短い線となり、容易かつ確実に、人体に刺し入れることができる。穿刺針0を人体に刺し入れた際に第1面1が受ける力と第2面2が受ける力とが略相殺することで、穿刺針0をまっすぐ刺し入れることができる点は、実施例1と同様である。
まっすぐ刺し入れることができる穿刺針である。多くの医療機関による利用が考えられる。
0 穿刺針(筒体)
0a 中空部
0a0 開口端
0b 先端
1 第1面
2 第2面
3 第3面
4 第4面

Claims (5)

  1. 一軸方向に延びる中空部が設けられた筒体を備え、
    前記筒体は、一端側に、前記一軸方向に対して鋭角な第1面と、前記一軸方向に対して前記第1面と逆向きに鋭角な第2面と、前記第1面及び前記第2面が交わって形成される先端と、を有することを特徴とする穿刺針。
  2. 前記第1面及び前記第2面の前記一軸方向に対する角度をそれぞれθ1及びθ2として、θ1<θ2≦45度であることを特徴とする、請求項1に記載の穿刺針。
  3. 前記一軸方向に関して前記先端から前記中空部の開口端までの範囲内における前記第1面及び前記第2面の断面積をそれぞれS1及びS2として、0.8≦(S1・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.25であることを特徴とする、請求項2に記載の穿刺針。
  4. 前記第1面及び前記第2面の断面積をそれぞれS1及びS2として、0.8≦(S1・sinθ1・cosθ1)/(S2・sinθ2・cosθ2)≦1.25であることを特徴とする、請求項2に記載の穿刺針。
  5. 前記一軸方向に直交し、前記第1面と前記第2面との交線に平行な方向に関して、前記先端の一側及び他側に、前記一軸方向に対して鋭角な第3面及び第4面を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の穿刺針。
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