JP3211081B2 - 刷版搬送収納方法及びこれに用いる刷版搬送収納装置 - Google Patents

刷版搬送収納方法及びこれに用いる刷版搬送収納装置

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JP3211081B2
JP3211081B2 JP05565398A JP5565398A JP3211081B2 JP 3211081 B2 JP3211081 B2 JP 3211081B2 JP 05565398 A JP05565398 A JP 05565398A JP 5565398 A JP5565398 A JP 5565398A JP 3211081 B2 JP3211081 B2 JP 3211081B2
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昇 勝田
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第一工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新聞等の印刷工程
において製版機により作られた刷版を印刷機側へ搬送す
るための刷版搬送収納方法及びこれに用いる刷版搬送収
納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来製版機は印刷を行う印刷機例えば輪
転機とは離隔位置に置かれ、作られた刷版は人手によっ
て品種を確認しそれぞれの離隔位置のフロアに配設され
た輪転機まで人手で運搬していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、離
隔位置通常各階のフロアに配設された輪転機まで人手で
刷版を運搬するのは重労働であり、又仕分けの確認を人
手に頼っており、極めて非能率的であった。本発明は、
人手によらず製版機により作られた刷版を汚染、損傷す
ることなく急速に離隔位置の印刷機側まで搬送し、印刷
機側の要求する数が収納可能な高能率で、省力、省コス
トに資する刷版搬送収納方法及びこれに用いる刷版搬送
収納装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を得るため、請
求項1の発明にあっては、製版機で製版された刷版を、
水平搬送した後、垂直搬送部により上下垂直方向に移動
する引掛部に前記刷版の前端フック部を引掛け振止め部
で押さえて上昇し前記刷版の後端フック部をロック部で
ロックし、次いで前記垂直搬送部により引掛部、振止め
部及びロック部と共に下降し下方位置で停止し、ロック
解除部で後端フック部のロックを解除した後、横方向に
押出部により収納部内に押出して該収納部内に掛渡され
回転可能なコンベア表面に固着された収納バーに前記前
端フック部を係合し逐次該収納バーに吊下げて収納する
刷版搬送収納方法により解決した。請求項2の発明にあ
っては、水平搬送部に連設し進行方向に間隔をおいて並
列した複数列のベルトコンベア間に下方の流体圧シリン
ダーによって昇降可能な複数の細幅の滑り板を有する移
載部と、上下垂直方向に移動可能な並列するチェーンを
有する垂直搬送部と、刷版の前端フック部に係合可能な
断面略コ型の係合片及び板状体の押板をもった引掛部と
板状体の振止め部と揺動可能な左右レバーの後側及び中
部に固着された板状体の後側及び前側押板を有するロッ
ク部とを前記チェーン上方より間隔をおいて配設したハ
ンガー部と、前記垂直搬送部下方位置において前記レバ
ー後側と当接するコロを押圧可能な流体圧シリンダーを
有するロック解除部と、前記刷版を横方向に押出し可能
としたプッシャーを作動する流体圧シリンダーを有する
押出部と、ベルトコンベア表面全長に渡って同ピッチで
固着され前記刷版前端フック部が係合可能な側断面略コ
字形の収納バーを有する収納部とを備え、前記刷版を水
平搬送から前端フック部を前記係合片に引掛けて上昇し
後端フック部を前記後側及び前側押板によりロックして
下降し、前記ロック解除部でロックを解除した後、前記
プッシャーによって前記収納部に横方向に押出して前記
収納バーに前記刷版前端フック部を係合し吊下収納可能
とした刷版搬送収納装置により解決した。請求項3の発
明にあっては、水平搬送部として製版機の搬出部下流側
の並列する複数のローラコンベアと接触しない位置に間
隔をおいて複数の幅狭のベルトコンベアを配設し、下方
の流体圧シリンダーに連結され間隙をおいた下部ローラ
と上部ローラ間に挟着され前記ベルトコンベアの下限位
置と上限位置の高低差にあわせた形状をもったカムと、
前記カムに沿って従動するロッド上端部に固着された昇
降フレームとを備え、前記流体圧シリンダーの作動によ
って前記カムを移動し前記ロッド及び昇降フレームを上
下して前記水平搬送部のローラコンベアにより搬送され
る刷版を直角方向に方向変換可能とし、前記水平搬送部
のベルトコンベアの上限位置と高さを合わせ下流側に同
一本数の幅狭のベルトコンベアを配設した待機用水平搬
送部を設けた請求項2に記載の刷版搬送収納装置とする
ことができる。請求項4の発明にあっては、振止め部及
び/又はロック部前側押板を前後方向位置調節可能とし
た請求項2又は3に記載の刷版搬送収納装置とするのが
好ましい。請求項5の発明にあっては、滑り板を平滑な
プラスチック製とした請求項2〜4のいずれかに記載の
刷版搬送収納装置とするのが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。以下の説明のおいて、製版機側を上流側と
し、本発明の刷版搬送収納装置の収納部側を下流側と
し、下流側が前、上流側を後、上流側から下流側に向か
って左右として説明する。図1は、本発明の刷版搬送収
納装置の一例を示す全体概略斜視図である。図2は、図
1の刷版搬送収納装置の水平搬送から垂直搬送に移る前
の状態を示す概略斜視図である。図3は、図1の刷版搬
送収納装置のハンガー部の引掛け完了状態を示す概略斜
視図である。図4は、図1の刷版搬送収納装置のハンガ
ー部のロック解除状態を示す概略斜視図である。図5
は、図1の刷版搬送収納装置の(a)収納部を示す概略
斜視図、(b)収納バーの概略側面図である。図6は、
図1の刷版搬送収納装置に用いる刷版の概略側面図であ
る。図7は、図1の刷版搬送収納装置の水平搬送部の
(a)概略側面図、(b)(a)の一部詳細図である。
図8は、図1の刷版搬送収納装置の移載部の概略側面図
である。図1において、本発明の刷版搬送収納装置A
は、刷版2を連続的に製造する製版機1の搬出部1′に
連設し、上流側より順次水平搬送部3、待機用水平搬送
部3′、移載部4、垂直搬送部5、ハンガー部10、ロ
ック解除部11及び押出部12を経て収納部6に達する
ように刷版2は矢印X、Y及びZ方向に順次搬送収納さ
れる。本発明の刷版搬送収納装置Aに用いる刷版2は図
6に示す通り、方形平板状の版面2aの前後両端部が裏
側に折曲げられフックが印刷機の仕掛けのために形成さ
れているが、前端フック部2bは一段の折曲げ、後端フ
ック部2cは2段の折曲げを有し、通常厚さ0.4mm
程度のアルミ板製で製版機1により版面2aの表面に印
刷版が作られ、ローラコンベアよりなる搬出部1′によ
り水平矢印X方向に搬出される。
【0006】水平搬送部3は、図1、図7(a)を参照
して、刷版2を矢印X方向に搬送するため矢印Y方向に
並列する多数のローラコンベア列よりなる製版機1の搬
出部1′に直交して矢印Y方向に方向転換可能なよう
に、矢印X方向の離隔位置に並列したプーリー3b、3
c間に平面よりみて各ローラコンベア(本例では4本)
と接触しない位置に間隔をおいて複数列(本例では4
本)の幅狭のベルトコンベア3aを長手矢印Y方向に掛
渡し、モーター3dからの動力によってプーリー3bを
矢印Q方向に駆動し、ベルトコンベア3aを矢印Y方向
に移動可能としている。図7(a)、(b)を参照し
て、ベルトコンベア3aの昇降駆動系統を説明する。図
7(b)は図7(a)の一部詳細図であるが、側面の視
点を反対側にしているので、モーター3dの位置が左右
入替わり、両図の矢印Y方向が逆向きで示されている。
搬出部1′の下流側ローラコンベア1′aはフレームに
固着された前後支持部材1′b、1′bに回転可能の軸
1′cによって軸支され該ローラコンベア1′a上に上
流側の製版機1より搬送されて来た刷版2が載置され
る。下部フレーム3mには、下面を流体圧シリンダー3
iに連結され下部ローラ3gと上部ローラ3fの間隙に
挟着された下限位置と上限位置の高低差Hを前後2箇所
にもち相互に連結され左右間隔をおいて長手矢印Y方向
に並列された一対の板状カム3hと、上部ローラ3fの
上下と共に板状カム3hのカム面に沿って従動する4個
のロッド3eと、ロッド3eを案内し中部フレーム3k
に固着された4個のガイド3nと、各ロッド3eの上端
部に固着された昇降フレーム3jとを備え、昇降フレー
ム3jにプーリー3b、3c、モーター3d及びベルト
コンベア3aが装着され、流体圧シリンダー3iの作動
によって板状カム3hを前後に移動しロッド3eを昇降
して昇降フレーム3jを上下しその結果ベルトコンベア
3aの下限位置と上限位置の高さの差Hだけ上下可能と
している。ここで板状カム3hは、図示の如く長手矢印
Y方向でなく長手矢印X方向に前後に間隔をおいて並列
に配置し昇降フレーム3jを上下可能としてもよい。待
機用水平搬送部3′は、水平搬送部3の下流側にベルト
コンベア3a上限位置にベルトコンベア3′aの高さを
合わせて配設され、矢印X方向に離隔して並列したプー
リー3′b、3′c間に複数列(本例では4本)のベル
トコンベア3′aを掛渡し、モーター3′dからの動力
によってプーリー3′bを矢印Q方向に駆動し、ベルト
コンベア3′aを矢印Y方向に移動可能とされている。
【0007】移載部4は、図1、図8を参照して、上流
側の水平搬送部3′と下流側の垂直搬送部5を繋げる役
割をもち、水平搬送部3′の下流側にベルトコンベア
3′aにベルトコンベア4aの高さを合わせて配設さ
れ、矢印X方向に離隔して並列したプーリー4b、4c
間に間隔をおいて複数列(本例では4本)のベルトコン
ベア4aが掛渡され、モーター4dからの動力によって
プーリー4bを矢印Q方向に駆動し、ベルトコンベア4
aを矢印Y方向に移動可能とされている。下部フレーム
4hには一対の流体圧シリンダー4e、4eが上向きに
固着され、該流体圧シリンダー4e、4eのロッド4
f、4f上端に矢印Y方向に複数列(本例では4本)の
長手細幅の滑り板4gが相互に連結して固着され、流体
圧シリンダー4c、4cの作動によってロッド4f、4
fを昇降して各滑り板4gを一斉に下限位置と上限位置
で高さの差hだけ上下可能としている。滑り板4gは、
刷版2が滑り易いように表面摩擦係数の小さい平滑材料
例えばプラスチック製とするのが好ましい。
【0008】垂直搬送部5は、図1〜4及び8を参照し
て、フロアFを貫通し垂直に立設したゲート状フレーム
5aの上下端部に掛渡した各一対のスプロケット5c、
5dに鎖線で示した並列するチェーン5b、5bが係合
され、チェーン5b、5bは図示しないモーターによっ
てスプロケット5c又は5dが駆動されて上下垂直方向
z又はその反対方向に移動可能とされている。ハンガー
部10は、チェーン5b、5bに上から引掛部7、振止
め部8、ロック部9が順次間隔をおいて配設され、刷版
2の前端フック部2bと後端フック部2cの間隔に引掛
部7とロック部9の間隔を合わせてある。引掛部7は、
刷版2の前端フック部2bに係合可能な断面略コ型の係
合片7aと、軸7cを軸芯として揺動可能な左右アーム
7d、7dに左右端を固着された刷版2の版面2a幅全
体に渡る幅狭板状体の押板7bとを有している。係合片
7aは、一方の突出片71aはアーム7d、7dと当接
し、他方の突出片72aは先端部が突出片71aより僅
か下方におかれ押板7bとの間で挟み刷版2の前端フッ
ク部2bを係合可能な傾斜面を有している。振止め部8
は、刷版2の版面2a内側幅全体に渡って水平方向に当
接する幅狭板状体が前後にボルトにより位置調節可能に
設けられている。ロック部9は、軸9cを軸芯として揺
動可能で後端に傾斜面9cをもった左右のレバー9a、
9aと、レバー9a、9a中部に左右端を固着された支
持板9fから前後にボルトにより位置調節可能とされて
いる幅狭板状体の前側押板9dと、レバー9a、9aの
後側上方に固着された幅狭の板状体の後側押板9bとを
有し、刷版2の後端フック部2c部分を押板9b、9d
間に挟着しロック可能としている。振止め部及び/又は
ロック部前側押板は必ずしもを前後方向に位置調節可能
とせず固定してもよいが、刷版2の吊下げ姿勢を微調整
するには位置調節可能とした方が好ましい。
【0009】ロック解除部11は、図1、図4を参照し
て、垂直搬送部下方位置のフレーム5a下部で収納部6
が下流側に連設する位置に配設され、後端部にピン11
dと前端部にコロ11bがそれぞれ配設され中部の軸1
1cを軸芯として揺動可能なレバー11aと、一端部が
フレームに固着され他端部がピン11dでレバー11a
と連結された流体圧シリンダー11eとを左右各一対有
している。詳細は後述するが、ハンガー部10の下降に
より刷版2、引掛部7、振止め部8及びロック部9が下
端部に到達したときに流体圧シリンダー11eを作動せ
しめてレバー9aの傾斜面9eとコロ11bとが当接す
るようにされている。押出部12は、フレーム5aの下
部で収納部6に連設する位置に配設され、流体圧シリン
ダー12b(ここではロッドレスシリンダー)によって
水平に矢印X又はその反対方向にトラバースし刷版2を
押出し可能な垂直方向当板状のプッシャー12aとを有
している。
【0010】収納部6は、図1、図5を参照して、直方
体状のフレーム6g内に方向Xと平行する方向の離隔位
置にプーリー6c、6dを並列し、プーリー6c、6d
間にベルトコンベア6aを掛渡し、モーター6eからの
動力によってプーリー6cを矢印W方向に駆動し、ベル
トコンベア6a下面側を矢印Y方向に移動可能とされて
いる。コンベア6a表面全長に渡ってピッチpで収納バ
ー6bが長手を矢印方向xの幅方向に固着されている。
収納バー6bは側断面略コ字形で一方の突出片61aが
コンベア6a表面に固着され、他方の突出片62aは先
端部がコンベア6a表面より僅かな間隙をおき刷版2の
前端フック部2bが係合可能な傾斜面を有している。プ
ッシャー12aによって、刷版2はコンベア6a下面側
の最上流位置にある収納バー6bに矢印X方向に送込ま
れ前端フック部2bが突出片62aの傾斜面に係合し、
コンベア6aの移動によって刷版2は矢印Y方向に最大
コンベア6a下面側にある収納バー6bの数Nだけ吊下
移動可能とされている。プッシャー12aによる刷版2
の送込みとモーター6eによるコンベア6aの移動につ
いてはタイミングを調整することにより、収納バー6へ
の送込み位置を調節可能である。図5(a)では数Nは
簡略化して表示してあるが、この数に限定されず、印刷
機の必要に合わせて選択され例えば15個とか30個等
とされる。
【0011】流体圧シリンダー3i、4e、11e、1
2bは、空気圧、油圧等のシリンダーを用い得るが、空
気圧が最も使い勝手がよい。図1には、フロアFの上下
に刷版搬送収納装置Aが配設されたレイアウトが示され
ているが、これに限定されず、製版機1と収納部6の配
置、建物レイアウト如何によって、製版機1の搬出部
1′、水平搬送部3、待機用水平搬送部3′、を適宜選
択又は付加して配列することができ、ハンガー部10は
長さを適宜調整して配列することができる。
【0012】次に、本発明の刷版搬送収納方法につい
て、刷版搬送収納装置Aによる刷版2の搬送収納の作動
手順に基づき逐次説明する。製版機1により版面2aの
表面に印刷版で作られた刷版2は、搬出部1′の多数の
ローラコンベア列により水平矢印X方向に搬出され、下
流側ローラコンベア1′aに達すると、水平搬送部3の
流体圧シリンダー3iが作動し板状カム3hを前方に移
動してロッド3e及び昇降フレーム3jを上昇せしめ、
その結果ベルトコンベア3aを下限位置より高さ差Hだ
け上昇して刷版2をベルトコンベア3a上に移載せしめ
た後水平矢印Y方向に搬送する。次いで刷版2は、下流
側の待機用水平搬送部3′のベルトコンベア3′a上に
移載し、下流側の移載部4の先行の刷版2が満か空かの
確認をしてモーター3′dに搬送駆動か待機かを指示す
る。移載部4が先行の刷版2が空のときには、モーター
3′dが駆動開始し刷版2は移載部4のベルトコンベア
4a上に移載され、ハンガー部10の引掛部7の係合片
7aに前端フック部2bが当接する位置に達して停止し
た後、流体圧シリンダー4eが作動開始しロッド4fを
上昇せしめ、その結果滑り板4gを下限位置より高さh
だけ上昇して刷版2の中部以後部分を滑り板4g上に移
載する。次いでスプロケット5c又は5dをモーターに
より駆動開始しチェーン5b、5bを矢印Z方向の反対
方向に上昇せしめると突出片72aに前端フック部2b
が係合し吊下げられる。その際、刷版2は中部にある振
止め部8によって姿勢を片寄らないように押さえなが
ら、チェーン5b、5bを矢印Z方向の反対方向に更に
上昇すると、刷版2は摩擦係数の小さい滑り板4g上を
滑りながら突出片72aと前端フック部2bとの係合に
よって引張られ、後端フック部2cがロック部9に到達
する。ここで、刷版2の前端フック部2bを押板7bで
押圧して引掛部7を閉状態とし、後端フック部2c部分
を前側押板9dと後側押板9b間に挟着して閉状態とし
た後、ハンガー部10の引掛部7、振止め部8、ロック
部9をチェーン5b、5bの駆動によって矢印z方向に
下降せしめる。
【0013】ハンガー部10が下降し、刷版2は引掛部
7、振止め部8、ロック部9に係合されたままフロアF
を貫通して下の階のロック解除部11に向かって下降す
る。ロック解除部11に達したとき流体圧シリンダー1
1eを作動し、レバー9aの傾斜面9eとコロ11bと
が当接し加圧によって後端フック部2cの後側押板9b
によるロックが解除され、刷版2は前端フック2bが係
合片7aに吊下げられた状態となる。次いで、押出部1
2の流体圧シリンダー12bを作動させプッシャー12
aによって刷版2を矢印X方向に押出し、収納部6のコ
ンベア6a下面側の収納バー6bの突出片62aの傾斜
面に刷版2の前端フック部2bを係合せしめて吊下げた
後、コンベア6aをピッチpだけ矢印Y方向に移動し次
の刷版2の押出部12からの押出しに待機する。以後同
様の動作を繰返し最大コンベア6a下面側にある収納バ
ー6bの数Nだけ刷版2を吊下収納することができる。
以上詳述した通り、本発明の刷版搬送収納方法及びこれ
に用いる刷版搬送収納装置は人手によらず製版機により
作られた刷版を汚染、損傷することなく急速に離隔位置
の印刷機側まで搬送し、印刷機側の要求する数が収納可
能である。
【0014】
【発明の効果】本発明の刷版搬送収納方法及びこれに用
いる刷版搬送収納装置によれば、人手によらず製版機に
より作られた刷版を汚染、損傷することなく急速に離隔
位置の印刷機側まで搬送し、印刷機側の要求する数を収
納可能で、省力、省コストに資す所大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刷版搬送収納装置の一例を示す全体概
略斜視図である。
【図2】図1の刷版搬送収納装置の水平搬送から垂直搬
送に移る前の状態を示す概略斜視図である。
【図3】図1の刷版搬送収納装置のハンガー部の引掛け
完了状態を示す概略斜視図である。
【図4】図1の刷版搬送収納装置のハンガー部のロック
解除状態を示す概略斜視図である。
【図5】図1の刷版搬送収納装置の(a)収納部を示す
概略斜視図、(b)収納バーの概略側面図である。
【図6】図1の刷版搬送収納装置に用いる刷版の概略側
面図である。
【図7】図1の刷版搬送収納装置の水平搬送部の(a)
概略側面図、(b)(a)の一部詳細図である。
【図8】図1の刷版搬送収納装置の移載部の概略側面図
である。
【符号の説明】
1 製版機 1′搬出部 1′a ローラコンベア 1′b 支持部材 1′c軸 2 刷版 2a 版面 2b 前端フック部 2c 後端フック部 3 水平搬送部 3′待機用水平搬送部 3a、3′a、4a、6a ベルトコンベア 3e、4f ロッド 3f 上部ローラ 3g 下部ローラ 3h カム 3i、4e、11e、12b 流体圧シリンダー 3j 昇降アーム 3k 中部フレーム 3m 下部フレーム 3n ガイド 4 移載部 5 垂直搬送部 5a フレーム 5b チェーン 5c、5d スプロケット 6 収納部 6b 収納バー 61a、62a、71a、72a 突出片 7 引掛部 7a 係合片 7b、9b、9d 押板 7c、9c、11c 軸 7d アーム 8 振止め部 9 ロック部 9a、11a レバー 10 ハンガー部 11 ロック解除部 11b コロ 11d ピン 12 押出部 12a プッシャー A 刷版搬送収納装置 F フロア Q、X、Y、Z 方向

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版機で製版された刷版を、水平搬送し
    た後、垂直搬送部により上下垂直方向に移動する引掛部
    に前記刷版の前端フック部を引掛け振止め部で押さえて
    上昇し前記刷版の後端フック部をロック部でロックし、
    次いで前記垂直搬送部により引掛部、振止め部及びロッ
    ク部と共に下降し下方位置で停止し、ロック解除部で後
    端フック部のロックを解除した後、横方向に押出部によ
    り収納部内に押出して該収納部内に掛渡され回転可能な
    コンベア表面に固着された収納バーに前記前端フック部
    を係合し逐次該収納バーに吊下げて収納することを特徴
    とする刷版搬送収納方法。
  2. 【請求項2】 水平搬送部に連設し進行方向に間隔をお
    いて並列した複数列のベルトコンベア間に下方の流体圧
    シリンダーによって昇降可能な複数の細幅の滑り板を有
    する移載部と、上下垂直方向に移動可能な並列するチェ
    ーンを有する垂直搬送部と、刷版の前端フック部に係合
    可能な断面略コ型の係合片及び板状体の押板をもった引
    掛部と板状体の振止め部と揺動可能な左右レバーの後側
    及び中部に固着された板状体の後側及び前側押板を有す
    るロック部とを前記チェーン上方より間隔をおいて配設
    したハンガー部と、前記垂直搬送部下方位置において前
    記レバー後側と当接するコロを押圧可能な流体圧シリン
    ダーを有するロック解除部と、前記刷版を横方向に押出
    し可能としたプッシャーを作動する流体圧シリンダーを
    有する押出部と、ベルトコンベア表面全長に渡って同ピ
    ッチで固着され前記刷版前端フック部が係合可能な側断
    面略コ字形の収納バーを有する収納部とを備え、前記刷
    版を水平搬送から前端フック部を前記係合片に引掛けて
    上昇し後端フック部を前記後側及び前側押板によりロッ
    クして下降し、前記ロック解除部でロックを解除した
    後、前記プッシャーによって前記収納部に横方向に押出
    して前記収納バーに前記刷版前端フック部を係合し吊下
    収納可能としたことを特徴とする刷版搬送収納装置。
  3. 【請求項3】 水平搬送部として製版機の搬出部下流側
    の並列する複数のローラコンベアと接触しない位置に間
    隔をおいて複数の幅狭のベルトコンベアを配設し、下方
    の流体圧シリンダーに連結され間隙をおいた下部ローラ
    と上部ローラ間に挟着され前記ベルトコンベアの下限位
    置と上限位置の高低差にあわせた形状をもったカムと、
    前記カムに沿って従動するロッド上端部に固着された昇
    降フレームとを備え、前記流体圧シリンダーの作動によ
    って前記カムを移動し前記ロッド及び昇降フレームを上
    下して前記水平搬送部のローラコンベアにより搬送され
    る刷版を直角方向に方向変換可能とし、前記水平搬送部
    のベルトコンベアの上限位置と高さを合わせ下流側に同
    一本数の幅狭のベルトコンベアを配設した待機用水平搬
    送部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の刷版搬
    送収納装置。
  4. 【請求項4】 振止め部及び/又はロック部前側押板を
    前後方向位置調節可能としたことを特徴とする請求項2
    又は3に記載の刷版搬送収納装置。
  5. 【請求項5】 滑り板を平滑なプラスチック製としたこ
    とを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の刷版搬
    送収納装置。
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