JP3211043B2 - 簡易波高スケール - Google Patents

簡易波高スケール

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JP3211043B2 JP16617393A JP16617393A JP3211043B2 JP 3211043 B2 JP3211043 B2 JP 3211043B2 JP 16617393 A JP16617393 A JP 16617393A JP 16617393 A JP16617393 A JP 16617393A JP 3211043 B2 JP3211043 B2 JP 3211043B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、海上または水上作業
を行う際、作業が可能であるかどうかを知るための簡易
波高スケールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、波高計または潮位計においては、
面下に設置された検出部内に波浪または潮位によって
生じる微小な圧力の変化を電気的に検出し、電池または
陸上の電源を用いて電子回路を介して記録紙を巻付けた
ドラムに記録する精密な計測計器によって波高等を知る
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の波
高計等は、海面下において生じる海水の微小な圧力の変
化を電気的な変化として取り出し、これを電気回路を通
してペンを作動させ記録紙のグラフ上に記録させる計測
計器であるため精密工作を必要とし、したがってその価
格も高価なものとなること、また計測結果を知るために
は記録紙を取り外し詳細なグラフを読み取る必要がある
ため面倒であり、簡単な目視によって直ちに波高を知る
ことができない欠点があった。
【0004】この発明は、前記の欠点を解消し、海上保
安庁が海上作業の中止基準として指導している波高1.
5m以上(作業中止基準には、視程1000m以下、風
速10m/sec以上等がある)のように高度の精密さ
を要しない海上(水上を含む)作業の基準においては、
10cm程度以上の精度を必要としないので、海面(水
面を含む)上の浮き体を目視するだけで直ちに波高1.
5m以上であるかどうかを知ることができるものであれ
ば十分であり、そのような海上(水上)作業に用いるた
めの構造簡単で安価な簡易波高スケールを提供するこ
とを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の課題を
解決するため、上部の少なくとも水上作業中止基準であ
る1.5m程度の範囲を、交互に一定長さの赤色および
白色等の明確な識別色とし、各色を同一の長さ交互に配
色した棒材を水底に固定し、この棒材に識別色の長さと
同一の長さを厚さとする浮き体を水面の昇降に従って
下動するように嵌挿し、そのほかには如何なる波高検出
計をも備えていない簡易波高スケールからなる手段を講
じるものである。
【0006】
【実施例】この発明の1実施例について図面を参照して
説明する。図1は簡易波高スケールの使用状態を示すも
ので、簡易波高スケールは、水深より2m程度長い長さ
のステンレス製の棒材(棒材はステンレス製に限らずこ
の棒材と同程度の強度を有するものであれば適宜の材質
の棒材を使用することができる。)1の下方に、円盤状
または角盤状のコンクリート製のおもり体2を埋設し、
その周囲に4本程度のステンレス製の棒材3(材質は前
記棒材1と同じ)の上端部4を溶接等によって固着して
その下方を拡開させ、おもり体2を抱えるように折り曲
げ、これと棒材1の下端に固着した支承板5上におもり
体2を載置した状態で固定する。支承板5の下面には4
本程度の固定脚6が設けられ、おもり体2を抱えた棒材
3も固定脚6としてその下方へ延長されている。
【0007】おもり体2の中心を通る棒材1には10c
m〜0cm間隔で赤色(または赤色系統の色)7と白
色(または白色系統の色)8とのように海(または水)
の色との識別が容易な色に交互に色別されており、図2
に示すように、中心に棒材1の径より大径の孔9を有す
る硬質プラスチック製その他の耐腐食性材料の中空円筒
体からなる黄色(その他、海水と区別しやすい色)の
浮き10の前記孔9を棒材1に上下動自在に嵌挿す
る、この場合浮き10の高さ(厚さ)は、赤色7また
は白色8等の識別色の長さと同一にするのが望ましい。
棒材1の上端11にはステンレス製等の環12が取付け
られ、この環12に吊り降ろし吊り揚げ用のワイヤーロ
ープ14のシヤックル13が嵌合されてなるものであ
る。
【0008】この簡易波高スケールを使用するには、作
業領域の外周にワイヤーロープ14で吊り上げられた簡
易波高スケールを所要数吊り下ろし、固定脚6を水底
5に50cm程度突き刺し、おもり体2を水底15に固
定させる。このとき、棒材1に嵌挿された浮き10は
の浮力によって面16上に浮かび波によって棒材1
の交互に別された赤色または白色の間を上下動する。
今赤色および白色の部分の長さが20cmあるとする
と、図1において浮き10より上方の赤色と白色の数
は5個であるが、1個は浮き体10に隠されているので
実際は6個であるので面16より上の棒材1の高さは
1.2mあることになり、波により浮き体10が環12
の直下まで上っても波高は作業中止基準の1.5mに達
しないことが判り、岸壁や船舶の泊地からの資材運搬作
業を行うことができることが識別色の数を一目見ただ
けたで判明するものである。
【0009】また、図1とは異なり識別色の長さが40
cmあるとし、浮き体10より上方の赤色と白色の数が
3個である場合、浮き体10の高さが40cmであれば
実際は浮き体10に隠されている部分を入れると4個で
あるから、面16より上の棒材1の高さは1.6mで
あり、浮き体10の上下動による赤色と白色の数が3個
と3/4あれば波の高さは1.5mとなり、この場合は
安全基準ぎりぎりであるから作業は中止する方がよいと
判断される。この判断は浮き10の高さが目測により
3/4を越えたかどうかが判るからであるが、これは浮
き体10の高さと識別色の長さが同一の時に始めてわか
ることである。
【0010】
【発明の効果】この発明は、材料として普通の棒材とコ
ンクリートおよび適宜のプラスチック材を用い、プラス
チック材で浮き体を成型しこれらを組み立て、棒材を一
定の長さの赤白等の色に識別するだけのきわめて簡単な
作業で製作することができ、構造が簡単であるので、従
来の電気回路を有し精密加工を必要とする波高計に比べ
ると約1/10程度の価格で提供でき、かつ記録をする
必要がなく、まして記録紙を取り外してグラフを詳細に
検討する面倒な操作を必要とせず、その取扱は識別色の
数を目測により数えるだけで、きわめて簡単に作業中止
基準内かどうかを知ることができ、きわめて便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例を示すもので、海底部以下
を切断した正面図である。
【図2】図2(A)は浮き体の斜視図であり、(B)は
その平面図である。
【符号の説明】
1 棒材 2 おもり体 7 赤色 8 白色 10 浮き体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部を少なくとも水上作業中止基準であ
    る1.5m程度の範囲に、10cm〜40cmの赤色
    (7)と白色(8)等の識別が容易な色を各色を同一の
    長さ交互に配色した棒材(1)を水底に固定し、棒材
    (1)に識別色の長さと同一の長さを厚さとする浮き体
    (10)を水面の昇降に従って上下動するように嵌挿
    、そのほかには如何なる波高検出計をも備えていない
    簡易波高スケール。
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