JP3210515U - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収体端部からのポリマー漏れを防ぐエッヂ不織布の接着状態を工夫することによって、吸収体の端部をエッヂ不織布および外装材から未接着状態にして、エッヂ不織布本来の柔らかさを着用者に提供する吸収性物品を提供する。【解決手段】縦長の吸収性本体4と、該吸収性本体4の非肌当接面側に配された外装体101とを備えた吸収性物品であって、吸収性本体4の端部41,42を外装体101及びエッジ不織布121と接着していない非接着領域内とし、少なくとも吸収性本体4の肌当接面側のエッジ部41e、42eを含む端部41,42を被覆し、非接着領域を挟んで吸収性本体4の肌当接面側と外装体101の肌当接面側とに接着部を介して接着されたエッジ不織布121を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、吸収性物品に関する。
吸収性物品として、使い捨てのパンツ型おむつや使い捨て下着等が知られている。従来のパンツ型おむつとして、着用者の腹側および背側に配される外装体と、外装体の腹側と背側との間の着用者の股間部に配される股下部とを有し、股下部に吸収性本体が配されているものが知られている(例えば、特許文献1ないし3参照。)。
特許文献1には、吸収性物品として使い捨ておむつが開示されている。この使い捨ておむつは、吸収体を含む縦長の吸収性本体と該吸収性本体の非肌当接面側に接合された外包材とを備えている。外包材は、吸収性本体の長手方向両端それぞれから外方に延出する長さを有しており、外方に延出する部分それぞれが、吸収性本体側に折り返されている。外包材の折り返し部によって、吸収性本体の長手方向両端部における肌当接面側が被覆されている。折り返し部の存在領域における相対向する外包材間に、本体幅方向に延びる複数の線状の接着剤塗布部が、本体長手方向に間欠的に配されている。接着剤塗布部を介して、相対向する外包材間および折り返し部と吸収性本体との間がそれぞれ接合されている。
また特許文献2には、外装体とは別に設けた機能性シートが外装体の肌当接面側に腹側部から背側部にかけて配されていることが記載されている。機能シートはシート部材に接合領域を介して接合されている。接合領域は機能性シートの外周縁から内側に離間して配設されている。したがって、機能性シートの外周縁は非接合領域になっている。
さらに特許文献3には、外装体が、その前側端部および後側端部において内方向に向かって折り返されている吸収性物品が記載されている。この外装体の外方向に配置された折り元部と内方向に配置された折り返し部とが積層されている。折り返し部の前後方向における内側端部は、折り元部と接着されていない。また、吸収性本体の前後方向における外側端部は、外装体と接着されていない。
特開2009−118986号公報 特開2008−188182号公報 特開2013−128512号公報
特許文献1に記載の使い捨ておむつでは、折り返し部が、吸収体端部と接着がされていない。すなわち、外装体と吸収体端部が非接着である。しかし、特許文献1の図6から明らかなように、外包材からなる折り返し部が吸収体の端部、特に端部側面から肌面側にかけての吸収体のエッジ部を被覆していない。そして、吸収体端部近傍の折り返し部に対抗する外包材間に、接着剤塗布部が本体長手方向に間欠的に配されている。そのため、吸収体端部近傍の接着剤塗布部が配された領域の折り返し部の柔らかさをさらに柔らかくするように改善の余地があった。
特許文献2に記載された発明の機能シートは、吸収体の長手方向端部を被覆するものではない。そのため、吸収体端部の硬さを緩和させることができない。
特許文献3に記載された折り返し部は、吸収体端部を被覆するものではない。そのため、吸収体端部の硬さを緩和させることができない。
本考案は、吸収体端部からのポリマー漏れを防ぐエッヂ不織布の接着状態を工夫することによって、エッヂ不織布本来の柔らかさを使用者に提供する吸収性物品に関する。
本考案は、縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された外装体とを備えた吸収性物品であって、前記吸収性本体の長手方向の端部を外装体及びエッジ不織布と接着していない非接着領域内とし、少なくとも前記吸収性本体の肌当接面側のエッジ部を含む端部を被覆し、前記非接着領域を挟んで前記吸収性本体の肌当接面側と前記外装体の肌当接面側とに接着部を介して接着されたエッジ不織布を有する吸収性物品を提供する。
本考案の吸収性物品によれば、エッジ不織布本来の柔らかさを着用者に提供でき、履き心地のよい吸収性物品を提供することができる。
本考案に係る吸収性物品の好ましい一実施形態を示したパンツ型使い捨ておむつの斜視図である。 図1に示したパンツ型使い捨ておむつをサイドシール部において破断して展開し、肌当接面側から見た一部切欠展開平面図である。 吸収性本体とエッジ不織布と接着部の配置関係を模式的に示したパンツ型使い捨ておむつの部分断面図である。 エッジ不織布と接着部の配置関係を模式的に示したパンツ型使い捨ておむつの部分平面図である。 エッジ不織布と各ギャザーとの配置関係を模式的に示したパンツ型使い捨ておむつの展開平面図である。 エッジ不織布と各ギャザーとの配置関係を模式的に示したパンツ型使い捨ておむつの展開平面図である。 吸収性本体、エッジ不織布、接着部およびギャザーの弾性部材の配置関係を模式的に示したパンツ型使い捨ておむつの部分断面図である。 吸収性本体、エッジ不織布、接着部およびギャザーの弾性部材の配置関係を模式的に示したパンツ型使い捨ておむつの部分断面図である。 吸収性本体、エッジ不織布、接着部およびギャザーの弾性部材と非接着領域との配置関係を模式的に示したパンツ型使い捨ておむつの部分断面図である。 パンツ型使い捨ておむつのエッジ不織布の折り返し部を模式的に示した図面であり、(a)は部分平面図であり、(b)は部分断面図である。 パンツ型使い捨ておむつのエッジ不織布の折り返し部とサイドシール部との接着関係を模式的に示した部分平面図である。 パンツ型使い捨ておむつのエッジ不織布の折り返し部とサイドシール部との接着関係を模式的に示した部分平面図である。
本考案に係る吸収性物品として、使い捨ておむつ(以下、単におむつともいう。)について、好ましい一実施形態を図1から4を参照しながら、以下に説明する。
本明細書においては、特に断らない限り、人体に接触する側を肌当接面側といい、これと反対側を非肌当接面側という。装着時に装着者の腹側部から排泄部対応領域を介して背側部に亘る方向を、吸収性物品の長手方向(Y方向)という。この長手方向と直交する方向を幅方向(X方向)という。また、吸収性物品の長手方向および幅方向に垂直な方向を厚み方向(Z方向)といい、Z方向における長さを厚みという。
なお、図2は本実施形態のおむつ100の展開状態を表している。ここで、展開状態とは、各部を伸長させて吸収性物品を平面状に拡げた状態をいう。
図1および2に示すように、本実施形態のおむつ100は、外装体101とその肌面に配される吸収性本体4とを備えている。外装体101は、おむつ100の外形を成している。すなわち、吸収性本体4の長手方向(Y方向)両端側から吸収性本体4の幅方向(X方向)の外方両側に延出し、腹側外装体101Fと背側外装体101Rを成している。
さらに吸収性本体4の端部41、42を非接着領域51内とする。そしてエッジ不織布121、122が、少なくとも吸収性本体4の肌当接面側のエッジ部41e、42eを含む端部41、42を被覆している。
上記おむつ100は、装着時において、着用者の腹側に配される腹側部F、着用者の背側に配される背側部R、および腹側部Fと背側部Rとの間に位置する股下部Cを有する。腹側部Fと背側部Rとが股下部Cを折り返し軸として向かい合わせにされている。また両側のサイドシール部103(103a)、103(103b)にて接合されて環状の胴回り部Dを成す。この構成により、おむつ100は、胴回り部Dの上端が開放されたウエスト開口部104と、胴回り部Dの下方の股下部Cの両側が開放された一対のレッグ開口部105(105a)、105(105b)とを有する。サイドシール部103は、ヒートシール、超音波シール等の任意の方法により形成される。
上記エッジ部41e(42e)とは、図3および図4に示すように、Y方向における端部41(42)の肌当接面側の面41a(42a)と端部の側面41s(42s)との境界をいう。以下、端部41のみが図示された場合には、端部42も端部41と同様の形態になることから、符号の記載は端部41側を主とし、端部42側の構成要素を示す符号は括弧書きにて記す。また、主に端部41側を説明する。
次に、代表して端部41側について説明する。端部42側は端部41側と同様の構成となる。
エッジ不織布121は、非接着領域51を挟んで、接着部52、53を介して、吸収性本体4および外装体101に接着されている。
接着部52は、エッジ不織布121と、吸収性本体4の肌当接面側および外装体101の肌当接面側との間に塗布された接着剤により構成されている。接着部53は、エッジ不織布121と、外装体101の肌当接面側との間に塗布された接着剤により構成されている。接着部52、53の接着剤の塗布形態は、種々の形態が挙げられ、例えばスパイラル状に連続塗布した形態が好ましい。接着部52、53の幅w(Y方向における幅)は、5mm以上であり、好ましくは12mm以上であり、さらに好ましくは14mm以上である。そして幅wは、25mm以下であり、好ましくは20mm以下であり、さらに好ましくは18mm以下である。また幅wは、5mm以上25mm以下であり、好ましくは12mm以上20mm以下であり、さらに好ましくは14mm以上18mm以下である。上記接着部52、53の幅が短すぎると、エッジ不織布121の接着が不十分となり、ポリマーの拡散を防ぎにくくなる。接着部52、53の幅が長すぎると、接着面積が大きくなり、接着剤の硬さにより、しなやかさが低下する。
また、吸収性本体4は接着部55を介して外装体101に接着されていてもよい。
上記のようにエッジ不織布121によって、エッジ部41e(42e)近傍の肌当接面側の面41a(42a)と端部の側面41s(42s)が被覆される。エッジ部41e、42eは、エッジ不織布121によって同様の形態に被覆される。ここで、近傍とは、端部形状に応じて、その端部位置から1mmから5mmの範囲とする。例えば、吸収性本体4を平面視した場合に、エッジ部41e(42e)から1mmから5mmの範囲をいう。
また、上記端部のエッジ部41e(42e)と接着部52とのY方向の距離d1は、1mm以上が好ましい。そして距離d1は、5mm以下であり、好ましくは4mm以下であり、さらに好ましくは3mm以下である。また1mm以上5mm以下であり、好ましくは1mm以上4mm以下であり、さらに好ましくは1mm以上3mm以下である。上記端部の側面41s(42s)と接着部53とのY方向の距離d2は、1mm以上である。そして距離d2は、5mm以下であり、好ましくは4mm以下であり、さらに好ましくは3mm以下である。また1mm以上5mm以下であり、好ましくは1mm以上4mm以下であり、さらに好ましくは1mm以上3mm以下である。
上記距離d1が短すぎると、エッジ不織布の吸収性本体4のエッジ部材41(42)の硬さを緩和して柔らかい感触を得るという効果が得られなくなる。上記距離d1が長すぎると、ポリマー漏れの可能性が高まる。また上記距離d2が短すぎると、エッジ不織布121(122)によって、吸収性本体4のエッジ部41(42)の硬さを緩和して柔らかい感触を得るという効果が得られなくなる。上記距離d2が長すぎると、ポリマー漏れの可能性が高まる。
エッジ不織布121は外装体101と別体にて構成されていることが好ましい。
したがって、エッジ不織布121を外装体101よりも厚く柔らかい別の不織布にて構成することが可能になる。これによって、吸収性本体4の端部のエッジ部41e、42eにおける肌触りがさらに改善され、履き心地がさらに向上する。
上記エッジ不織布121には、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、メルトブローン不織布など一般的な不織布が挙げられる。好ましくはエアスルー不織布やスパンボンド不織布が挙げられる。エッジ不織布121の坪量は、5g/m以上、好ましくは10g/m以上、さらに好ましくは15g/m以上であり、そして50g/m以下、好ましくは40g/m以下、さらに好ましくは35g/m以下である。また5g/m以上50g/m以下、好ましくは10g/m以上40g/m以下、さらに好ましくは15g/m以上35g/m以下である。
エッジ不織布121はおむつ100のウエスト回り全周にわたって配されていることが好ましい。これによって、吸収性本体4の端部41、42のみならず、外装体101のウエスト周り全周にわたってエッジ不織布121の柔らかさを創出することができる。すなわち、おむつ100のウエスト周りを柔らかな感触を有するものとすることができ、肌触りがさらに向上する。また、柔らかいから、おむつ100をはかせるときに指のひっかかりを軽減でき、履かせやすさが向上される。
エッジ不織布121を接着する接着部52、53はX方向に連続して配されていることが好ましい。以下、端部41について説明する。端部42も端部41と同様にエッジ不織布121に対して接着部52、53が配されている。
このように接着部52、53が配されていることから、吸収性本体4の端部41からの吸収体3中に配されたポリマーの漏れを防ぐことができる。それとともに、X方向に接着部52、53が連続して配されていることから、はがれの起点となりやすい非接着領域51と接着部52、53との境界がX方向にはない。そのため、エッジ不織布121が剥がれにくくなる。
また図示はしていないが、外装体101のウエスト部における接着部52、53の接着剤塗布パターンとして、吸収性本体4のX方向に延びる複数の線状の接着部52,53をY方向に間欠的に配してなるパターンを採用することが好ましい。上記線状とは、一方向に配された形態をいい、直線状の他に、一方向に配されたスパイラス状、ジグザグ状等の形態も含めていう。このようなパターンとすることにより、着用者の突き出した腹部によってウエスト開口部周縁端が下方向に圧迫されても、ウエスト部101wには、接着剤が塗布されていない非接着領域51を有している。この非接着領域51ではシート(外装体101)が本来有している柔軟性が損なわれていない。この非接着領域51が、圧迫方向(Y方向)に間欠的に配されているため、圧迫力を緩和させることができる。これにより、ウエスト部101wが外面側に折れ曲がるのを防止することができる。
さらに、エッジ不織布121が撥水性の不織布であることが好ましい。
エッジ不織布121が撥水性を有することから、吸収性本体4の端部41、42からの液漏れを防止することができる。
次に上記図1ないし2を参照して、上記おむつ100の主要構成部品について説明する。
吸収性本体4は、構成部材として、液透過性の表面シート1、撥水性の裏面シート2および両シート間に介在配置される吸収体3を含む。さらに表面シート1の肌当接面側の両側部には、サイドシート5が吸収性本体4のY方向に沿うように配されている。サイドシート5は表面シート1のX方向外方に延出してその非肌当接面側に捲き下げられ、吸収体3と裏面シート2との間、または裏面シート2の非肌当接面側に接合固定されている。また、吸収性本体4は図示していない台紙に被覆されていてもよい。
外装体101は、部材の厚み方向に見て、外層シート111と内層シート112とを積層して形成されている。外層シート111は外装体101の非肌当接面側に位置し、内層シート112は外装体101の肌当接面側に位置する。おむつ100の股下部C両側には、外層シート111と内層シート112との間にレッグギャザー形成用弾性部材113が伸長状態にして配置固定されている。これによりレッグ開口部105の周囲にレッグギャザーが形成され、おむつ100が着用者の足回りに密着できるようにされている。
外層シート111は、ウエスト開口部104周辺において、伸縮性シートからなる。該伸縮性シートは、着用者の胴回り方向、すなわち外装体101のX方向に伸縮性を有する。これにより、ウエスト開口部104にギャザーが形成され、おむつ100が着用者のウエスト回りに密着できるようにされている。この伸縮性シートに代えて、ウエスト開口部104周辺において、外層シート111または内層シート112との間に弾性部材を配してもよい。
外装体101を成す外層シート111の伸縮性シートとしては、伸縮性を有する各種のシートを採用できる。その伸縮性シートは、通気性を良好にする観点から、熱可塑性繊維からなる不織布から形成されているものが好ましい。また、風合いを良好にする観点から、積層シートからなり、少なくともその非肌当接面側の層がエアスルー不織布やスパンボンド不織布から形成されているものも好ましい。
一方、内側シートとしては、不織布、不織布と樹脂フィルムとの積層材、多孔性フィルム等が好ましい。通気性、風合いを良好にする観点から、熱可塑性繊維からなる不織布から形成されているものが好ましく、また、排泄物の漏れ防止の観点から、撥水性の不織布から形成されているものが好ましい。
また、外層シート111、内層シート112からなる外装体101は、防漏性の観点から液不透過性を有することが好ましく、おむつ内の過度の湿度の上昇を防ぐ観点から通気性および水蒸気の透過性を有することが好ましい。
吸収性本体4を成す表面シート1は、肌触りが良く液透過性の部材からなり、親水性不織布が好ましく、例えば、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、立体賦形不織布と呼ばれている不織布が挙げられる。その不織布の繊維は、ポリプロピレンの単繊維や、ポリプロピレンとポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維等であって親水化処理が施された繊維が好ましい。また、表面シート1の股下部分には、表面シート1の非肌当接面側に親水性穴開きフィルムや親水性不織布が部分的に重ねられていてもよい。
裏面シート2は、防水性があり透湿性を有していれば特に限定されない。裏面シート2は、吸収体3の非肌当接面側において液漏れを防ぐ観点から、液難透過性の部材からなる。例えば疎水性の熱可塑性樹脂と、炭酸カルシウム等からなる微小な無機フィラーまたは相溶性のない有機高分子等とを溶融混練してフィルムを形成し、フィルムを一軸または二軸延伸して得られる液不透過性の多孔性フィルムが挙げられる。前記熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィンが挙げられる。ポリオレフィンとしては、高密度ないし低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン等が挙げられ、これらを単独または混合して用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有することが好ましい。
吸収体3は、液保持性を有するものであれば、通常吸収性物品に用いられるものを用いることができる。
例えば、繊維集合体、または繊維集合体と吸水性ポリマーとを併用させたもの等が挙げられる。繊維集合体を構成する繊維としては、パルプ繊維等の親水性天然繊維や、合成繊維(好ましくは親水化処理を施したもの)等が挙げられる。パルプ繊維としては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプや木綿パルプ、ワラパルプ等の非木材パルプ等の天然セルロース繊維などが挙げられる。その他、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオフィレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等の合成樹脂からなる単繊維、これらの樹脂を2種以上含む複合繊維が挙げられる。また複合繊維には、アセテートやレーヨンなどの半合成繊維を一部に含んでもよい。吸収体3の坪量は特に限定されず、上述した通りである。
吸水性ポリマーとしては、この種の物品に通常使用されている各種のポリマー材料を用いることができる。吸水性ポリマーは、自重の20倍以上の水または生理食塩水を吸収して保持し得る性能を有するような超吸収性高分子化合物であることが好ましい。
上記おむつ100では、エッジ不織布121が、本来の作用である吸収性本体4からの図示していない吸水性ポリマーの拡散を防止する。それとともに、エッジ不織布121が吸収体両端の端部41、42の硬い部分であるエッジ部41e、42eを被覆する。したがって、エッジ不織布121によって、エッジ部41e、42eの硬さが緩和され、肌触りがよく、柔らかい感触が得られるものとなる。その結果、おむつ100の履き心地が向上される。
次に、エッジ不織布121と弾性部材を用いたギャザーの関係について、図5を参照して、以下に説明する。なお、図5、図6では、股下部に外装体が無いおむつの例を示した。本考案は、図1、図2に示した股下部に外装体がある形態のおむつであっても、図5、図6に示した股下部に外装体がない形態のおむつであっても、同様に適用することができる。
図5に示すように、上記おむつ100は各種ギャザーが配されている。外装体101は、着用者がおむつ100を着用した状態において、ウエスト周りに配されるウエストギャザー131、腸骨を通る胴周りに配される腸骨ギャザー133、腸骨ギャザーよりも股下部C側に配される胴周りギャザー135を有することが好ましい。さらに、背側外装体101Rの股下部C側には、ヒップカバーギャザー137が配されていることが好ましい。
ウエストギャザー131は、腸骨ギャザー133および胴周りギャザー135のそれぞれの伸縮力よりも低い低伸縮領域141を成している。また、低伸縮領域141はエッジ不織布121によって被覆されていることが好ましい。
このため、低伸縮領域141のウエスト周りの外装体101が柔らかく感じられる。また、低伸縮領域141はエッジ不織布121に被覆されていることから、吸収性本体4の端部41、42上のエッジ不織布121の部分は、いっそう柔らかく感じられる。
これにより、例えば食事後に腹部の膨らみがあっても、圧迫感を感じず、良好な装着感が得られる。
また、図6に示すように、エッジ不織布121、122は、上記ウエストギャザー131を被覆するとともに、上記腸骨ギャザー133のウエストギャザー131側の一部を被覆していてもよい。
このように、吸収体端部に近いところに高伸縮力の腸骨ギャザー133の一部が配置されていると、尿漏れを防ぐ観点から好ましい。
上記ウエストギャザー131は複数本の弾性部材132をY方向に所定の間隔にしてX方向に配して構成されている。
上記腸骨ギャザー133は複数本の弾性部材134をY方向に所定の間隔にしてX方向に配して構成されている。
上記胴回りギャザー135は複数本の弾性部材136をY方向に所定の間隔にしてX方向に配して構成されている。
締め付け力は、ウエストギャザー131より腸骨ギャザー133の方が、締め付け力が強いことがこのましい。またウエストギャザー131より胴回りギャザー135の方が、締め付け力が強いことが好ましい。また、各ギャザーの締め付け力は弾性部材の伸縮力によって調整される。各弾性部材132、134、136は、外装材101と内装シート112との間に伸長状態にして接着されて固定されている。
上記各弾性部材132、134、136の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、エチレン酢酸ビニル(EVA)、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性体の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、楕円形または多角形状等の糸状(糸ゴム等)、若しくは紐状(平ゴム等)のもの、またはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
糸状の弾性部材をウエストギャザー131の弾性部材132として用いる場合、その繊度は、伸長力と伸度の関係から、100dtex以上であり、好ましくは200dtex以上であり、さらに好ましくは300dtex以上である。上限に関しては肌にやさしく、違和感を与えない観点から、1500dtex以下であり、好ましくは1000dtex以下であり、さらに好ましくは800dtex以下である。また100dtex以上1500dtex以下であり、好ましくは200dtex以上1000dtex以下であり、さらに好ましくは300dtex以上800dtex以下である。
糸状の弾性部材を腸骨ギャザー133の弾性部材134として用いる場合、その繊度は、伸長力と伸度の関係から、300dtex以上であり、好ましくは400dtex以上であり、さらに好ましくは600dtex以上である。上限に関しては肌にやさしく、違和感を与えない観点から、1500dtex以下であり、好ましくは1300dtex以下であり、さらに好ましくは1000dtex以下である。また300dtex以上1500dtex以下であり、好ましくは400dtex以上1300dtex以下であり、さらに好ましくは600dtex以上1000dtex以下である。
糸状の弾性部材を胴回りギャザー135の弾性部材136として用いる場合、その繊度は、伸長力と伸度の関係から、300dtex以上であり、好ましくは400dtex以上であり、さらに好ましくは600dtex以上である。上限に関しては肌にやさしく、違和感を与えない観点から、1500dtex以下であり、好ましくは1300dtex以下であり、さらに好ましくは1000dtex以下である。また300dtex以上1500dtex以下であり、好ましくは400dtex以上1300dtex以下であり、さらに好ましくは600dtex以上1000dtex以下である。
図7に示すように、エッジ不織布121(122)が被覆する吸収性本体4の端部41(42)において、ウエストギャザー131の弾性部材132の少なくとも1本が非接着領域51内に配されていることが好ましい。図7では、一例として、1本の弾性部材132が配された状態を示した。なお、弾性部材132の断面は、プレカットされているものを区別しやすくするため、プレカットされている弾性部材の断面を小さく描いている。弾性部材132の実際の断面は、プレカットの有無にかかわらず、同一の断面積を有するものである。以下、図8においても同様である。
また、図8に示すように、エッジ不織布121(122)が被覆する吸収性本体4の端部41(42)において、ウエストギャザー131の弾性部材132の2本が非接着領域51内に配されていても好ましい。
このように、非接着領域51に上記弾性部材132の少なくとも1本が配されていることから、柔らかさをより感じられる低伸縮領域141と非接着領域51が重なる。この両領域の重なりにより、非接着領域51のエッジ不織布121の柔らかさをさらに感じるようになる。このため、吸収性本体の端部41、42の硬さが伝わらないため、硬さがより緩和されることになる。
さらに、図9に示すように、エッジ不織布121(122)が被覆する吸収性本体4の端部41(42)において、非接着領域51内にウエストギャザー131の弾性部材132が配されていなくとも好ましい。
このように、非接着領域51内に弾性力を維持した弾性部材61が配されないことから、吸収体端部を直接肌に押し当てる力が働かないため、吸収体端部の硬さは感じにくくなる。
図10に示すように、エッジ不織布121は、Y方向にける両側部がY方向内側に折り返された折り返し部121a、121bを有している。この折り返し部121a、121bが、それぞれの少なくともX方向の一方側において、Y方向に対向する腹側外装体101Fと図示していない背側外装体どうしを接合するサイドシール部103のいずれかにおいて接合されている。本図では、折り返し部121a、121bのX方向両端がサイドシール部103に接続されている状態のものを示した。
サイドシール部103において、エッジ不織布121が折り返されて接合されていることにより、エッジ不織布121によってサイドシール部103が柔らかな感触になる。
またエッジ不織布121の折り返し部121a、121bがサイドシール部103にて接合されていることから、折り返し部121a、121bのサイドシール部103にて接合されている以外の部分は非接着状態としても折り返し形態が維持される。
上記折り返し形態は、生産工程でのプレスや、パッケージ袋によって圧縮されるために、折り返し部121a、121bがサイドシール部103にて接合されてさえいれば維持される。
上記折り返し部121a、121bの折り返し幅は、2mm以上であり、好ましくは3mm以上であり、さらに好ましくは4mm以上である。そして20mm以下であり、好ましくは8mm以下であり、さらに好ましくは7mm以下である。また2mm以上20mm以下であり、好ましくは3mm以上8mm以下であり、さらに好ましくは4mm以上7mm以下である。折り返し幅が長すぎると、脱着時の指のひっかかりや、装着時の違和感に繋がる。折り返し幅が短すぎると、折り返しの効果が得られにくくなる。なお、接着部52、53からエッジ不織布121のY方向端縁までの距離が長いとエッジ不織布121が内側に折れやすくなる。したがって、上記のような折り返し部121a、121bを必要としない場合には、距離を短くすることが好ましい。
また、吸収性本体4上の折り返し部121aにおいてエッジ不織布が2層になっている。上記折り返し部121aにおけるエッジ不織布の2層部分は接着部52と平面視重なっていることが好ましい。同様に、外装体101上の折り返し部121bにおいてエッジ不織布が2層になっている。上記折り返し部121bにおけるエッジ不織布121の2層部分は接着部53と平面視重なっていることが好ましい。
したがって、接着部52、53の硬さが2層のエッジ不織布によって緩和される。そのため、さらに肌触りが向上し、履き心地の優れたものとなる。
また外装体101をエッジ不織布の2層部分にて被覆することにより、被覆された外装体101の部分は、非常に柔らかな感触を得ることができる。そのため、外装体101のウエスト開口部付近の肌触りが向上し、外装体101がウエストに当たる部分が柔らかく感じられるようになる。
また、図11に示すように、上記折り返し部121aの一端側のみがサイドシール部103に接合されていてもよい。この場合、折り返し部121aの他端側はサイドシール部103に接合されていないため、折り返し形態が平面視三角形になっている。
また、図12に示すように、折り返し部121a、121bが、サイドシール部103のおける接合部を除いて非接着となっていることが好ましい。
これにより、折り返し部121a、121bの柔らかさが接着部によって阻害されることなく、維持される。このため、吸収性本体4の端部41(42)の硬さをより軽減できることはもとより、外装体101のウエスト周りの柔らかさをさらに高めることができる。
上記おむつ100では、エッジ不織布121が、本来の作用である吸収性本体4からの吸水性ポリマーの拡散を防止するとともに、吸収体3両端の端部41、42の硬い部分であるエッジ部41e、42eを被覆する。これにより、硬い部分であるエッジ部41e、42eの肌触りがエッジ不織布121によって柔らかい感触が得られるものとなり、おむつ100の履き心地が向上される。さらに、指のひっかかりを軽減でき、履かせやすさを向上させることができる。
上述した実施形態に関し、本考案はさらに以下の吸収性物品を開示する。
<1>縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された外装体とを備えた吸収性物品であって、
前記吸収性本体の端部を外装体及びエッジ不織布と接着していない非接着領域内とし、少なくとも前記吸収性本体の肌当接面側のエッジ部を含む端部を被覆し、前記非接着領域を挟んで前記吸収性本体の肌当接面側と前記外装体の肌当接面側とに接着部を介して接着されたエッジ不織布を有する吸収性物品。
<2>前記エッジ不織布は前記外装体と別体にて構成されている<1>に記載の吸収性物品。
<3>前記エッジ不織布は前記吸収性物品のウエスト回り全周にわたって配されている<1>または<2>に記載の吸収性物品。
<4>前記エッジ不織布を接着する前記接着部は前記吸収性本体の幅方向に連続して配されている<1>から<3>のいずれか1に記載の不織布。
<5>前記エッジ不織布が撥水性の不織布である<1>から<4>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<6>前記外装体は、着用者が前記吸収性物品を着用した状態にて、ウエスト周りに配されるウエストギャザー、腸骨を通る胴周りに配される腸骨ギャザー、前記腸骨ギャザーよりも下肢側に配される胴周りギャザーを有し、
前記ウエストギャザーは、前記腸骨ギャザーおよび胴周りギャザーのそれぞれの伸縮力よりも低い低伸縮領域を成し、
前記低伸縮領域の少なくとも一部は前記エッジ不織布に被覆されている<1>から<5>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<7>前記ウエストギャザーの弾性部材の少なくとも1本が前記非接着領域内に配されている<6>に記載の吸収性物品。
<8>前記ウエストギャザーの弾性部材の2本が前記非接着領域内に配されている<6>に記載の吸収性物品。
<9>糸状の弾性部材を前記ウエストギャザーの弾性部材として用いる場合、その繊度は、伸長力と伸度の関係から、100dtex以上であり、好ましくは200dtex以上であり、さらに好ましくは300dtex以上である<6>から<8>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<10>糸状の弾性部材を前記ウエストギャザーの弾性部材として用いる場合、その繊度は、1500dtex以下であり、好ましくは1000dtex以下であり、さらに好ましくは800dtex以下である<6>から<9>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<11>糸状の弾性部材を前記腸骨ギャザーの弾性部材として用いる場合、その繊度は、伸長力と伸度の関係から、300dtex以上であり、好ましくは400dtex以上であり、さらに好ましくは600dtex以上である<6>から<10>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<12>糸状の弾性部材を前記腸骨ギャザーの弾性部材として用いる場合、その繊度は、1500dtex以下であり、好ましくは1300dtex以下であり、さらに好ましくは1000dtex以下である<6>から<11>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<13>糸状の弾性部材を前記胴回りギャザーの弾性部材として用いる場合、その繊度は、伸長力と伸度の関係から、300dtex以上であり、好ましくは400dtex以上であり、さらに好ましくは600dtex以上である<6>から<12>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<14>糸状の弾性部材を前記胴回りギャザーの弾性部材として用いる場合、その繊度は、1500dtex以下であり、好ましくは1300dtex以下であり、さらに好ましくは1000dtex以下である<6>から<13>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<15>前記エッジ不織布が前記長手方向内側に折り返された折り返し部を有し、該折り返し部の少なくとも一方側が前記長手方向に対向する前記外装体の延出部どうしを接合するサイドシール部において接合されている<1>から<14>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<16>前記折り返し部の折り返し幅は、2mm以上であり、好ましくは3mm以上であり、さらに好ましくは4mm以上である<15>に記載の吸収性物品。
<17>前記折り返し部の折り返し幅は、20mm以下であり、好ましくは8mm以下であり、さらに好ましくは7mm以下である<15>または<16>に記載の吸収性物品。
<18>前記吸収性本体上の前記折り返し部において前記エッジ不織布が2層になっている<15>から<17>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<19>前記外装体上の前記折り返し部において前記エッジ不織布が2層になっている<15>から<18>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<20>前記折り返し部におけるエッジ不織布の2層部分は前記接着部と平面視重なっている<15>から<19>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<21>前記折り返し部が前記サイドシール部を除く部分にて非接着である<15>から<20>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<22>前記接着部は、前記エッジ不織布と、前記吸収性本体の肌当接面側および前記外装体の肌当接面側との間に、スパイラル状に連続して塗布された接着剤により構成されている<1>から<21>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<23>前記接着部は、前記エッジ不織布と、前記外装体の肌当接面側との間に、スパイラル状に連続して塗布された接着剤により構成されている<1>から<21>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<24>接着部の幅w(Y方向における幅)は、5mm以上であり、好ましくは12mm以上であり、さらに好ましくは14mm以上である<1>から<23>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<25>接着部の幅w(Y方向における幅)は、25mm以下であり、好ましくは20mm以下であり、さらに好ましくは18mm以下である<1>から<23>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<26>前記エッジ不織布によって、前記エッジ部の近傍の肌当接面側の面と前記吸収性本体の端部の側面が被覆される<1>から<25>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<27>前記エッジ部と前記接着部とのY方向の距離d1は、1mm以上である<1>から<26>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<28>前記エッジ部と前記接着部とのY方向の距離d1は、5mm以下であり、好ましくは4mm以下であり、さらに好ましくは3mm以下である<1>から<27>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<29>前記吸収性本体の端部の側面と前記接着部とのY方向の距離d2は、1mm以上である<1>から<28>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<30>前記吸収性本体の端部の側面と前記接着部とのY方向の距離d2は、5mm以下であり、好ましくは4mm以下であり、さらに好ましくは3mm以下である<1>から<29>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<31>前記外装体のウエスト部における前記接着部の接着剤塗布パターンは、前記吸収性本体のX方向に延びる複数の線状の接着部をY方向に間欠的に配してなるパターンである<1>から<30>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<32>前記外装体は、前記吸収性物品を着用した状態にて、ウエスト周りに配されるウエストギャザーを有し、前記エッジ不織布が被覆する前記吸収性本体の端部において、前記非接着領域内に前記ウエストギャザーの弾性部材が配されていない<1>から<31>のいずれか1に記載の吸収性物品。
1 表面シート
2 裏面シート
3 吸収体
4 吸収性本体
41,42 端部
41e,42e エッジ部
41a,42a 肌当接面側の面
41s,42s 端部の側面
51 非接着領域
52,53,55 接着部
100 吸収性物品(おむつ)
101 外装体
101F 腹側外装体
101R 背側外装体
103(103a、103b) サイドシール部
104 ウエスト開口部
105(105a,105b) レッグ開口部
111 外層シート
112 内層シート
121,122 エッジ不織布
121a、121b 折り返し部
131 ウエストギャザー
132,134,136 弾性部材
133 腸骨ギャザー
135 胴周りギャザー
137 ヒップカバーギャザー
141 低伸縮領域
C 股下部
F 腹側部
R 背側部
d1 端部のエッジ部と接着部52とのY方向の距離
d2 端部の側面と接着部53とのY方向の距離

Claims (11)

  1. 縦長の吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に配された外装体とを備えた吸収性物品であって、
    前記吸収性本体の長手方向の端部を外装体及びエッジ不織布と接着していない非接着領域内とし、少なくとも前記吸収性本体の肌当接面側のエッジ部を含む端部を被覆し、前記非接着領域を挟んで前記吸収性本体の肌当接面側と前記外装体の肌当接面側とに接着部を介して接着されたエッジ不織布を有する吸収性物品。
  2. 前記エッジ不織布は前記外装体と別体にて構成されている請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記エッジ不織布は前記吸収性物品のウエスト回り全周にわたって配されている請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記エッジ不織布が接着された前記接着部は前記吸収性本体の幅方向に連続して配されている請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記エッジ不織布が撥水性の不織布である請求項1から4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記外装体は、着用者が前記吸収性物品を着用した状態にて、ウエスト周りに配されるウエストギャザー、腸骨を通る胴周りに配される腸骨ギャザー、前記腸骨ギャザーよりも下肢側に配される胴周りギャザーを有し、
    前記ウエストギャザーは、前記腸骨ギャザーおよび胴周りギャザーのそれぞれの伸縮力よりも低い低伸縮領域を成し、
    前記低伸縮領域の少なくとも一部は前記エッジ不織布に被覆されている請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記ウエストギャザーの弾性部材の少なくとも1本が前記非接着領域内に配されている請求項6に記載の吸収性物品。
  8. 前記エッジ不織布が前記長手方向内側に折り返された折り返し部を有し、該折り返し部の少なくとも一方側が前記長手方向に対向する前記外装体の延出部どうしを接合するサイドシール部において接合されている請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  9. 前記吸収性本体上の前記折り返し部において前記エッジ不織布が2層になっている請求項8に記載の吸収性物品。
  10. 前記外装体上の前記折り返し部において前記エッジ不織布が2層になっている請求項8または9に記載の吸収性物品。
  11. 前記折り返し部が前記サイドシール部を除く部分にて非接着である請求項8から10のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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