JP3210413B2 - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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JP3210413B2
JP3210413B2 JP13688492A JP13688492A JP3210413B2 JP 3210413 B2 JP3210413 B2 JP 3210413B2 JP 13688492 A JP13688492 A JP 13688492A JP 13688492 A JP13688492 A JP 13688492A JP 3210413 B2 JP3210413 B2 JP 3210413B2
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武史 芳川
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Yokohama Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C11/12Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
    • B60C11/1259Depth of the sipe
    • B60C11/1263Depth of the sipe different within the same sipe

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として氷雪路で使用さ
れる空気入りラジアルタイヤに関し、特に横滑り防止性
能を維持しながらショルダー部ブロックの段差摩耗を防
止するようにした重荷重用の空気入りラジアルタイヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に氷雪路用タイヤは、トレッド面に
タイヤ周方向に延びる複数の主溝とタイヤ幅方向に延び
る複数の副溝を設けて複数のブロックを形成し、さらに
ブロックにタイヤ幅方向のカーフを主溝深さの50%以
上の深さで設けてエッジ効果を高めることにより、制動
性及び駆動性を向上させるようにしている。
【0003】一方、重荷重用の氷雪路用タイヤタイヤで
は、トレッドのショルダー部に配列するブロックにタイ
ヤ周方向に延びる細溝を形成するようにすると、氷雪路
での横滑り性能を向上させる効果がある。しかし、本発
明者の検討によれば、上記細溝による横滑り防止効果は
その溝深さによる影響が大きく、浅すぎては効果が低下
し、逆に深すぎても、乾燥路走行において、細溝により
分断された左右で段差摩耗になりやすい。更に、タイヤ
幅方向のカーフが細溝と交差することによって、上記段
差摩耗を一層複雑化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カー
フに基づく氷雪路での制動性及び駆動性とタイヤ周方向
の細溝による横滑り防止性能を最大に維持しながら、シ
ョルダー部ブロックの段差摩耗を防止するようにした空
気入りラジアルタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気入りラ
ジアルタイヤは、トレッド面にタイヤ周方向に延びる複
数の主溝とタイヤ幅方向に延びる複数の副溝を設けて複
数のブロックを形成し、これらブロックにタイヤ幅方向
のカーフを前記主溝深さの50%以上の深さで設けた空
気入りタイヤにおいて、ショルダー部に配置された前記
ブロックにタイヤ周方向に延びる細溝を前記主溝深さの
30〜40%の深さで形成すると共に、前記カーフが前
記細溝の溝底を横切るようにしたことを特徴とするもの
である。
【0006】このようにブロックに主溝深さの50%以
上の深さのカーフを設けることにより氷雪路での制動性
及び駆動性を最大の状態にすることができる。また、シ
ョルダー部のブロックにタイヤ周方向に延びる細溝を主
溝深さの30%以上の深さで形成したことにより、横滑
り防止性能を向上させることができ、しかもこの細溝の
溝底を上記カーフが横切るようにし、細溝によって分断
されたブロックの左右を一体的に挙動させると共に、溝
深さの上限を主溝深さの40%としたことにより、乾燥
路を走行した場合におけるブロック左右間の段差摩耗を
抑制することができる。
【0007】以下、本発明の構成について添付の図面を
参照して具体的に説明する。図1及び図2において、ト
レッド面1には、複数のジグザグ形状の主溝2がタイヤ
周方向に延びるように形成されていると共に、複数のジ
グザグ形状の副溝3がタイヤ幅方向に延びるように形成
されており、この主溝2及び副溝3によって複数のブロ
ック4(ショルダーブロック4aを含む)が分割形成さ
れている。各ブロック4にはタイヤ幅方向のカーフ5が
適宜設けられている。このカーフ5の深さD2 は主溝2
の深さD1 の50%以上になっている。
【0008】一方、トレッド面1のショルダー部に位置
するショルダーブロック4aには、ストレート形状の細
溝6がタイヤ周方向に延びるように形成されている。こ
の細溝6の深さD3 は主溝2の深さD1 の30〜40%
になっている。この細溝6に対して交差するカーフ5
は、その交差部分で底上げされることなく図2に示すよ
うに細溝6の溝底を横断している。
【0009】このようにショルダーブロック4aにタイ
ヤ周方向に延びる細溝6を形成したことにより、タイヤ
幅方向の横力に対するエッジ効果を高め、横滑り防止性
能を向上させることができる。また、カーフ5が細溝6
の溝底を横切るようにしたことにより、細溝6によって
分断されたブロック4aの挙動が細溝6の左右で同様に
なるので、乾燥路走行においてショルダー端部側の分断
ブロックが多く摩耗する段差摩耗を抑制することができ
る。
【0010】すなわち、図3に示すように、カーフ15
と細溝6とが交差する部分で、カーフ15を底上げして
細溝6の溝底を分断しない場合は、細溝6の左右でブロ
ックが互いに異なった挙動をするため、両者が異なった
段差摩耗になるのである。本発明において、カーフ5の
深さD2 を主溝2の深さD1 の50%以上にすることに
より、タイヤ進行方向のエッジ効果を高めて氷雪路用と
しての制動性及び駆動性を向上させるようにしている
が、その上限は主溝2の深さD1 の70%にすることが
好ましい。これは、カーフ5の深さD2 が主溝2の深さ
1 の70%を超えると、ショルダーブロック4aの剛
性が低下してヒールアンドトウ摩耗を発生しやすくなる
からである。
【0011】また、細溝6の深さD3 は主溝2の深さD
1 の30〜40%にする。細溝6の深さD3 が主溝2の
深さD1 の30%未満であると氷雪路での横滑り防止性
能の向上効果が得られず、逆に40%を超えるとショル
ダーブロック4aの剛性が低下するために横滑り防止性
能を損なってしまう。
【0012】
【実施例】タイヤサイズを10.00R20 14PR
とし、図1に示すトレッドパターンにおいて主溝及び副
溝の深さをそれぞれ20mmにすると共に、ショルダー
ブロックの細溝及びカーフの深さをそれぞれ下記のよう
に異ならせた7種類の空気入りラジアルタイヤを製作し
た。本発明タイヤ (図2参照) 細溝の深さ 7mm カーフの深さ 12mm(細溝との交差部分に底上げな
し)比較タイヤ1 細溝の深さ 0mm(細溝なし) カーフの深さ 12mm(細溝との交差部分に底上げな
し)比較タイヤ2 細溝の深さ 5mm カーフの深さ 12mm(細溝との交差部分に底上げな
し)比較タイヤ3 細溝の深さ 9mm カーフの深さ 12mm(細溝との交差部分に底上げな
し)比較タイヤ4 細溝の深さ 12mm カーフの深さ 12mm(細溝との交差部分に底上げな
し)比較タイヤ5 (図3参照) 細溝の深さ 7mm カーフの深さ 12mm(細溝との交差部分に底上げ部
6mm)比較タイヤ6 細溝の深さ 7mm カーフの深さ 7mm(細溝との交差部分に底上げな
し) これら7種類のタイヤについて、それぞれ下記の試験方
法によって横滑り防止性能、ショルダー部の耐偏摩耗性
及び制動性を評価し、その結果を表1に示した。
【0013】横滑り防止性能試験 大型車に試験タイヤをそれぞれ装着し、半径40mの氷
結路面を初速度0km/hから加速して走行し、その所
要時間を測定した。その評価結果は、本発明タイヤを1
00とする指数によって示した。この指数が大きいほど
横滑り防止性能が優れている。
【0014】耐偏摩耗性試験 大型車に試験タイヤをそれぞれ装着し、コーナーが数多
く設けられて制動・駆動の頻度が高いコースを2000
0km走行した後、細溝の左右におけるショルダーブロ
ックの段差量を測定した。その評価結果は、本発明タイ
ヤを100とする指数によって示した。この指数が大き
いほど耐偏摩耗性が優れている。
【0015】制動性試験 主溝の深さが12mmになるまで摩耗させた試験タイヤ
をそれぞれ大型車に装着し、圧雪路にて速度40kmの
状態から制動させ、その制動距離を測定した。その評価
結果は、本発明タイヤを100とする指数によって示し
た。この指数が大きいほど制動性が優れている。
【0016】 この表1から明らかなように、本発明タイヤは圧雪路で
の制動性、ショルダー部の耐偏摩耗性及び横滑り防止性
能が共に優れていた。これに対して、ショルダーブロッ
クの細溝の深さが本発明の規定範囲から外れる比較タイ
ヤ1〜4は、いずれも横滑り防止性能が本発明タイヤよ
りも劣っていた。また、カーフが細溝と交差する部分に
底上げ部を設けた比較タイヤ5は、耐偏摩耗性が本発明
タイヤよりも劣っていた。更に、カーフの深さが本発明
の規定範囲から外れる比較タイヤ6は、制動性が本発明
タイヤよりも劣っており、氷雪路用として好ましいタイ
ヤではなかった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
レッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝とタイヤ幅
方向に延びる複数の副溝を設けて複数のブロックを形成
し、これらブロックにタイヤ幅方向のカーフを前記主溝
深さの50%以上の深さで設けた空気入りタイヤにおい
て、ショルダー部に配置される前記ブロックにタイヤ周
方向に延びる細溝を前記主溝深さの30〜40%の深さ
で形成すると共に、前記カーフが前記細溝の溝底を横切
るようにしたから、カーフに基づく氷雪路での制動性及
び駆動性とタイヤ周方向の細溝による横滑り防止性能を
最大に維持しながら、ショルダー部ブロックの段差摩耗
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気入りラジアルタイヤのトレッ
ド面のショルダー部を示す部分拡大図である。
【図2】本発明に係る空気入りラジアルタイヤのショル
ダーブロックにおける周方向断面図である。
【図3】比較として示したショルダーブロックにおける
周方向断面図である。
【符合の説明】
1 トレッド面 4a ショルダーブロ
ック 2 主溝 5 カーフ 3 副溝 6 細溝 4 ブロック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数
    の主溝とタイヤ幅方向に延びる複数の副溝を設けて複数
    のブロックを形成し、これらブロックにタイヤ幅方向の
    カーフを前記主溝深さの50%以上の深さで設けた空気
    入りタイヤにおいて、ショルダー部に配置された前記ブ
    ロックにタイヤ周方向に延びる細溝を前記主溝深さの3
    0〜40%の深さで形成すると共に、前記カーフが前記
    細溝の溝底を横切るようにした空気入りラジアルタイ
    ヤ。
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JP6046471B2 (ja) 2012-12-07 2016-12-14 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ
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