JP3210004U - 組立式ロールペーパーケース - Google Patents

Abstract

【課題】打ち抜き加工された１枚の厚紙又はプラスチックシートから形成された部材から、使用者自身が組み立てる組み立て式のロールペーパーケースを提供する。【解決手段】１枚の打ち抜き加工された厚紙又はプラスチックシートを使用し、その他の部材や道具を使用することなく、容易に２つの部材１、２に切り離し、その２つの部材１、２に形成された係合片と切り込みが形成される。２つの部材１、２には係合片１Ａ〜１Ｎと、切り込み２Ａ〜２Ｎが対になるように備わっている。また、対になる片５、８には、それぞれ切り込み１Ｌ、２Ｌを備えており、それらを噛み合わせることにより固定される構造となっており、トイレ用ロールペーパー１個が入る多面体が形成される。【選択図】図１

Description

1枚のシート状の部材から組み立てるロールペーパー（トイレ用）を収納するケースに関するものである。

本来であればトイレにて使用するロールペーパーをティッシュペーパーの代わりとしてトイレ以外の部屋で使用する際に、そのままの状態では見た目のイメージが悪いため、遮蔽を目的としてケース等に収納して使用する場合が多いが、それらの多くは完成品として販売されている。

従来のロールペーパーを収納するケースは、プラスチックや布などを用い、そのまま使用できる完成品として製造されているものが多く、それらはイベント会場等で特典や販促物として不特定多数に無償提供するノベルティグッズとしての用途においてコスト面での限界があった。

本考案は、1枚の厚紙又はプラスチックシートを使用し、その他の部材や道具等を使用することなく、組み立てることができるのが特長である。図１に示す通り、1枚の厚紙又はプラスチックシートに打ち抜き加工及び折り筋加工を施し、数カ所設けられた脱落防止の為の結合部を除き、切り離された状態となっている。それらの結合部はハサミ等を使用することなく、僅かな力で引きちぎることができる程度の微細なものであり、切り離すと図２の示す通り２つの部材が形成される。図3に示す通り、折り筋を折り、対になっている係合片を切り込みに差し込むことにより、その他の部材及び糊、粘着テープ等を使用することなく使用者自身で組み立てられる構造となっている。そのため、製造コストを低く抑えることができるのに加え、より短い期間での提供が可能となる。

本考案では、ロールペーパーを収納するケースを使用者が使用する際に組み立てる組み立て式とすることで、組み立て済みの完成品を提供する場合に比べ、安価により早く提供できるため、ノベルティグッズとしての利用価値を高める効果が期待できる。

シート状の組立式ロールペーパーケースの平面図 本考案をシートから切り離した状態を示す図 本考案の組み立て方を示す図 本考案の使い方を示す図 本考案の組み立て方を示す図 組み立てた後の底面を示す斜視図 本考案の組み立て後の斜視図

以下、本考案の形態を図に基づいて説明する。

本考案の組立式ロールペーパーケースの実施例である図1は、1枚の厚紙又はプラスチックシートである。図１の厚紙又はプラスチックシートには打ち抜き加工及び折り筋加工が施されており、数カ所設けられた脱落防止のための微細な結合部を除き、切り離された状態になっているため、ハサミ等を使用することなく僅かな力で切り離すことができる。図2の示す通り、切り離すと部材1と部材2が形成される。部材1と部材2には係合片１A、1B、１C、１D、１E、１F、１G、１H、１I、１J、１K、１M、１Nと、切り込み２A、２B、２C、２D、２E、２F、２G、２H、２I、２J、２K、２M、２Nが対になるように備わっている。また、対になる片５と片８には、それぞれ切り込み１Lと２Lを備えており、それらを噛み合わせることにより固定される構造となっている。図3の示す通り、全ての折り筋を適度に折り、係合片１Aと切り込み２A、係合片１Bと切り込み２Bのように、対になっている各係合部を１Kと２Kまで順に差し込む。図4の示す通り底部が開口している状態で、芯を抜き取ったロールペーパーを挿入する。底部は、片5と片8を折り筋に沿って90度に折り、それぞれある切り込み１Lと２Lを噛み合わせる。片3と片6も同様に90度折り、次に片4と片7も同様に90度折り、片4にある係合片１Mと１Nを片7にある切り込み２Mと２Nにそれぞれ差し込むことで底部の組み立てが完成する。使用する際は、ロールペーパーをもともと芯のあった中心部より引き出し、さらに図7の示す通りケースの上端部の開口部から引き出す。

１ 部材
２ 部材
３ 片
４ 片
５ 片
6 片
７ 片
８ 片
１A 係合片
１B 係合片
１C 係合片
１D 係合片
１E 係合片
１F 係合片
１G 係合片
1H 係合片
１I 係合片
１J 係合片
１K 係合片
１L 切り込み
１M 係合片
１N 係合片
２A 切り込み
２B 切り込み
２C 切り込み
２D 切り込み
２E 切り込み
２F 切り込み
２G 切り込み
2H 切り込み
2I 切り込み
２J 切り込み
２K 切り込み
２L 切り込み
２M 切り込み
２N 切り込み

Claims (1)

1. 厚紙又はプラスチックシートに打ち抜き加工及び折り筋加工を施し形成された、係合片１A、１B、１C、１D、１E、１F、１G、１H及び切り込み２A、２Bを備えた部材1と、係合片１I、１J、１K、１M、１N及び切り込み２C、２D、２E、２F、２G、２H、２I、２J、２K、２M、２N及び切り込み１L、２Lを備えた部材2の折り筋を折り、それぞれ係合部を係合し、形成されたトイレ用のロールペーパー1個が入る程の大きさを有する底辺を六角形とする多面体であって、底部はそれぞれ並行する辺にある片５と片８、片3と片6、片4と片7を順に観音折りし、片4に形成された係合片１Mと１Nを片7に形成された２Mと２Nにそれぞれ差し込むことで固定され、上端部にロールペーパーを取り出すための穴が形成される事を特長とする組立式ロールペーパーケース。

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