JP3209827U - チャイルドシート用ガイド材 - Google Patents

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正昭 戸谷
正昭 戸谷
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Abstract

【課題】シートにセットし易く、かつ、取り扱いにも便利なチャイルドシート用ガイド材を提供する。【解決手段】車両用シートの左右一対のアンカに対し、チャイルドシートの係止具を係止させる際に、係止具を案内可能に、シートバックとシートクッションとの間に差し込んで使用する。係止具を挿入可能で、シートバックとシートクッションとの間に差し込み可能な左右一対の本体12(L,R)と、左右の本体を連結する連結帯27と、を備える。本体は、係止具を挿入させる挿入口14を開口させ、左右の側壁17にアンカの横杆を挿入可能な挿入溝20を備える。連結帯は、伸長状態で、一対のアンカの横杆を、左右の本体の挿入溝に挿入可能な位置に、左右の本体を配置可能な長さ寸法Lとし、幅方向を、挿入口の開口面と略平行とした上下方向に沿わせて、本体12相互を連結するように、配設されている。【選択図】図1

Description

本考案は、車両のシートにおけるシートバックとシートクッションとの間に配置された左右一対のアンカに対し、チャイルドシートの左右一対の係止具を係止させる際に使用するチャイルドシート用ガイド材に関する。
従来、チャイルドシートを車両のシートに取り付ける仕様としては、国際標準規格ISO−FIXが設定されており、その規格は、車両のシートにおけるシートバックとシートクッションとの間に配置された左右一対のアンカに対し、チャイルドシートの左右一対の係止具を係止させて、チャイルドシートをシートに取付固定する構造であった。アンカは、左右方向に延びる横杆と、横杆の左右両端から後方に延びる左右一対の縦杆と、を備えて構成され、シートバックとシートクッションとの間の左右に離れた位置に、配設されていた。
そして従来、チャイルドシートの係止具をアンカに係止させる際、アンカがシートバックとシートクッションとに挟まれた位置に配置されており、取付作業を容易にするため、アンカの周縁を広げるように、ガイド材が使用されていた(例えば、特許文献1参照)。ガイド材は、シートバックとシートクッションとの間に差し込み可能な四角筒形状として、前端側を係止具を挿入させる挿入口とし、左右の側壁に、アンカの横杆を挿入させる挿入溝を後端から前方に延びるように、配設させていた。このガイド材では、予め、左右一対のアンカに対応させて、それぞれ、シートのシートバックとシートクッションとの間に差し込み、アンカの横杆を左右の側壁の挿入溝に挿入させておき、そして、チャイルドシートの左右一対の係止具を、それぞれ、左右のガイド材の挿入口から挿入させれば、四角筒形状の内周面に案内されて、左右一対の係止具が、それぞれ、アンカの横杆に係止されて、チャイルドシートが、アンカを介して、強固にシートに取付固定されることとなっていた。
意匠登録第1449140号公報
しかし、従来のガイド材は、左右一対のアンカに対して、左右一対の計二つ、必要であったが、それぞれ、別体として構成されており、左右一対のガイド材を、シートのシートバックとシートクッションとの間に差し込む際、二つの本体の向きや角度が相互にバラツキ、シートにセットし難かった。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、シートにセットし易く、かつ、取り扱いにも便利なチャイルドシート用ガイド材を提供することを目的とする。
本考案に係るチャイルドシート用ガイド材は、車両のシートにおけるシートバックとシートクッションとの間に配置された左右一対のアンカに対し、チャイルドシートの左右一対の係止具を係止させる際に、前記アンカに係止させる前記係止具を案内可能に、前記シートバックと前記シートクッションとの間に差し込んで使用するチャイルドシート用ガイド材であって、
それぞれ、前記左右一対の前記係止具をそれぞれ挿入可能で、かつ、前記シートバックと前記シートクッションとの間にそれぞれ差し込み可能な略四角筒形状の左右一対の本体と、左右一対の前記本体を連結する連結帯と、を備えて構成され、
左右の前記本体が、それぞれ、前端側に前記係止具を挿入させる挿入口を開口させるとともに、左右の側壁に、後端側から前方に延びて前記アンカの前端側の横杆を挿入可能な挿入溝を配設させて構成され、
前記連結帯が、伸長状態で、左右一対の前記アンカの前記横杆を、それぞれ、左右一対の前記本体の前記挿入溝に挿入させる位置に、左右の前記本体を配置可能な長さ寸法とし、かつ、幅方向を、前記挿入口の開口面と略平行とした上下方向に沿わせて、左右一対の前記本体の相互に接近した前記挿入口の周縁相互を連結するように、配設されていることを特徴とする。
本考案に係るチャイルドシート用ガイド材では、シートのシートバックとシートクッションとの間に、左右の各本体を差し込み、そして、各本体の挿入溝に、左右のアンカの各横杆を挿入させて、シートにセットする。その後、各本体の挿入口にチャイルドシートの左右の係止具を挿入させれば、左右の係止具が対応するアンカの横杆を係止することから、チャイルドシートをシートに取付固定することができる。そして、ガイド材のシートへのセット時、左右一対の本体が、連結帯で分離せずに一体的に取り扱いでき、さらに、連結帯自体が、伸長状態で、左右一対のアンカの横杆を、それぞれ、左右一対の本体の挿入溝に挿入させる位置に、左右の本体を配置可能な長さ寸法としており、一方の本体の挿入溝に対応するアンカを挿入させ、そして、連結帯を曲げることなく平らに展開させておけば、他方の本体の挿入溝を、対応するアンカの横杆の配置位置に、配置させることができて、容易に、他方の本体をシートにセットできる。また、連結帯は、幅方向が挿入口の開口面と略平行とした上下方向に沿わせて、左右一対の本体の相互に接近した挿入口の周縁相互を連結するように、帯状に配設されており、上下に、ずれたりねじれたりし難いことから、連結帯を曲げることなく平らに展開させておけば、一方の本体を適正位置に配置させると、自動的に、他方の本体も適正位置に配置させることができて、容易に、ガイド材をシートにセットすることができる。
そして、本考案に係るチャイルドシート用ガイド材は、前記連結帯が、左右一対の前記本体における前記挿入口周縁の側縁に対して、前記本体の下側半分の領域内で連結されるとともに、下縁を、前記本体の底壁より上方側に配置させて、配設されていることが望ましい。
このような構成では、連結帯が、左右一対の本体の下側のエリアで、本体の底壁より上方側に配設されており、ガイド材がシートにセットされれば、連結帯がシートクッションに近い部位で、かつ、シートクッションから浮くような位置に配置される。そのため、係止具をアンカに係止させて、チャイルドシートがシートにセットされた状態が長期間にわたり、その際、ガイド材がシートにセットされたままで、チャイルドシートの重量が、係止具を介して、本体の底壁に掛かって、連結帯を押し下げても、連結帯が、本体の上部側に配置されている場合に比べて、シートバックにくせ付けするような凹部を形成し難い。すなわち、シートバックは、通常、前面を後上がりに傾斜させており、本体の挿入口の開口面がシートバックの前面に沿うように配置された状態で、係止具を介してチャイルドシートの重さにより本体がシートクッションを下方に押すように下がれば、連結帯は、シートバックの下隅部分を下方に押す態様となり、その際、連結帯が低い位置であれば、シートバックを押す位置が低く、シートバックを凹ます量が少ないが、連結帯が高い位置であれば、シートバックを押す位置が高く、シートバックを凹ます量が多くなって、シートバックにくせ付けするような凹部を形成し易くなってしまい、そのため、連結帯が低い位置であれば、シートバックを凹ます量を少なくできて、好ましい。さらに、連結帯が低い位置であれば、シートバックに凹みができても、その位置は、シートのシートバックとシートクッションとの間の隙間に接近して配置され、その隙間により、凹みを視認し難く目立たなくすることができる。また、連結帯は、下縁を本体の底壁より上方側に配置させており、係止具による本体の底壁の押下により、下方に変位しても、シートクッションの上面側に圧接し難く、シートクッション側へも、くせ付けするような凹部を形成し難い。その結果、このような構成のガイド材では、シートから取り外しても、シートのシートバックやシートクッションに付く凹みを付け難くすることができ、あるいは、凹みができても視認し難いことから、チャイルドシートの使用後のシートの見栄えを良好に維持できることに寄与できる。
また、本考案に係るチャイルドシート用ガイド材では、
前記側壁の後端に配置されて後方側に向かって上下に拡開する拡開挿入口部と、
該拡開挿入口部から前方側に延びる延設部と、
を備えるとともに、
前記延設部に、前記拡開挿入口部から挿入させた前記横杆を前後にずれた複数位置で係止可能な係止突起が、複数の係止位置に応じて、複数配設されていることが望ましい。
このような構成では、シートのシートクッションの厚さが、薄かったり厚かったりしても、横杆を、対応する延設部の係止突起に係止させれば、ガイド材を、ずれ移動することを防止してシートにセットすることができ、係止具を、ずれ移動しないガイド材の本体に挿入させて、アンカの横杆に迅速に係止させることができ、シートクッションの厚さの大小に影響されずに、チャイルドシートを円滑にシートに取付固定することができる。
この場合、本考案のチャイルドシート用ガイド材では、前記延設部が、前記拡開挿入口部から下方に曲がる屈曲部と、該屈曲部の下端から前方に延びる延設本体部と、を備えて構成されるとともに、
前記屈曲部の後縁側を最後端側の前記係止突起として、構成され、
前記連結帯が、前記延設本体部の配置領域の前方側と略一致した配置位置として前記挿入口周縁に配置されて、左右一対の前記本体を連結する構成としていることが望ましい。
このような構成では、アンカの横杆に係止具を係止させるように、シートにセット済みのガイド材の本体の挿入口から、係止具を挿入させる際、アンカの横杆自体が目視できなくとも、連結帯が、延設本体部の領域の係止突起に係止された横杆の配置位置の前方側に配置される状態となり、連結帯の配置位置を目標に、係止具を挿入させれば、横杆を視認し難くとも、横杆に容易に係止させることができ、チャイルドシートの係止具をアンカの横杆に係止させる作業を効率的に行える。
本考案に係るチャイルドシート用ガイド材では、連結帯により、本体相互をバラバラにせずに共にセットし易い向きに配置させることができて、シートにセットし易く、かつ、本体相互がバラバラとならずに紛失し難いことから、取り扱いにも便利となる。
本考案に係る一実施形態のガイド材の斜視図である。 実施形態のガイド材の本体を示す側面図である。 実施形態のガイド材の本体を示す正面図である。 実施形態のガイド材の使用状態を説明する概略斜視図である。 実施敬意のガイド材を、シートクッションの厚いシートにセットした状態で、チャイルドシートの係止具をアンカの横杆に係止させる状態を順に説明する概略断面図である。 実施敬意のガイド材を、シートクッションの薄いシートにセットした状態で、チャイルドシートの係止具をアンカの横杆に係止させる状態を順に説明する概略断面図である。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のガイド材11は、図1〜3に示すように、ポリプロピレン等の合成樹脂から形成される一体成形品として、略四角筒形状の左右一対の本体12(L,R)と、左右一対の本体12L,12Rを連結する連結帯27と、を備えて構成されている。
ガイド材11がセットされるシート1は、図4〜6に示すように、シートバック2とシートクッション3とを備えて構成され、シートバック2とシートクッション3との間には、左右に離隔して、ISO−FIXを構成するアンカ4(L,R)が配設されている。アンカ4L,4Rは、鋼材等の金属ロッドを曲げ加工して形成され、シートバック2とシートクッション3との間に配設されており、そして、前端側に配置されて左右方向に延びる横杆5と、横杆5の左右の端部から後方に延びて、シート1の図示しない所定のフレームに連結される縦杆6,6と、を備えて構成されている。
シート1に取付固定されるチャイルドシート8は、底部の後端側の左右に、後方に延びる一対の係止具9(L,R)が配設されている。係止具9L,9Rは、後端に、横杆5を係止する係止溝9aを前方側に延ばすように、配設させ、係止溝9aには、横杆5を係止する係止フック9bが配設されている(図5参照)。
ガイド材11の本体12L,12Rは、それぞれ、長方形に開口させた挿入口14を前端に配置させた筒状部13と、筒状部13の挿入口14の周縁の四方に鍔状に延びたフランジ部15と、を備えて構成されている。フランジ部15は、下縁15bが、斜め前方に屈曲して延び、他の上縁15aや左右の側縁15cは、挿入口14の開口面14aに沿って配設されている。筒状部13は、天井壁16と、天井壁16の左右の両縁から相互に対向して下方に延びる左右の側壁17,17と、側壁17,17の下縁を相互に連結するように、天井壁16に対向して配設される底壁18と、を備えて構成されている。
左右の側壁17,17は、下縁17bが上縁17aより後方に延びて、後端17cが、下端側を後方に尖らせたような形状として、本体12の尖らせた後端17c側をシート1のシートバック2とシートクッション3との間に差し込み易いように、形成されている。また、左右の側壁17,17は、後端17cから前方側に帯びるように、アンカ4の横杆5を挿入させる挿入溝20が形成されている。
実施形態の挿入溝20は、側壁17の後端17cに配置されて後方側に向かって上下に拡開する拡開挿入口部21と、拡開挿入口部21から前方側に延びる延設部22と、を備えて構成されている。延設部22には、拡開挿入口部21から挿入させた横杆5を前後にずれた複数位置で係止可能な係止突起25,26が、複数(実施形態では2箇所)の係止位置P1,P2に応じて、複数配設されている。特に、実施形態では、延設部22は、拡開挿入口部21から下方に曲がる屈曲部23と、屈曲部23の下端23aから前方に延びる延設本体部24と、を備えて構成されるとともに、屈曲部23の後縁側を最後端側の係止突起25として、構成されている。係止突起26は、後方から2番目のものであり、延設本体部24の上下の開口幅を狭めるように、下方へ隆起する上縁側の上側係止突起26aと、上方へ隆起する下縁側の下側係止突起26bと、を備えて構成されている。
連結帯27は、伸長状態で、左右一対のアンカ4L,4Rの横杆5を、それぞれ、左右一対の本体12L,12Rの挿入溝20に挿入させる位置に、左右の本体12L,12Rを配置可能な長さ寸法Lとし、かつ、幅方向を、挿入口14の開口面14aと略平行とした上下方向に沿わせて、左右一対の本体12L,12Rの相互に接近した挿入口14の周縁(側縁)15c相互を連結するように、配設されている。また、連結帯27は、左右一対の本体12L,12Rにおける挿入口14の周縁における左右の側縁15cに対し、本体12L,12Rの下側半分のエリア内で、かつ、下縁27bを、挿入口14の周縁の下縁15bより上方側で、特に、本体12L,12Rの底壁18より上方側に配置させて、配設されている。さらに、実施形態の連結帯27は、屈曲部23の下端から前方に延びる延設本体部24の配置領域の前方側と略一致した配置位置IPとして、挿入口14の周縁の側縁15cに配置されて、左右一対の本体12L,12Rを連結する構成としている。
実施形態の場合、連結帯27は、長さ寸法Lを242mm、厚さ寸法tを1mm、上下の幅寸法Wを10mm、挿入口14の開口面14aに沿った上下方向の中心C(本体12の上下方向の中心でもある)から連結帯27の上縁27aまでの上下方向の離隔距離d1(図3参照)を1mm(挿入口14の周縁の上縁15aから上縁27aまでの上下方向の離隔距離d0では35.5mm)、挿入口14の開口面14aに沿った本体12の底壁18の下面18bから連結帯27の下縁27bまでの上下方向の離隔距離u1(図2参照)を10mm(挿入口14の周縁の下縁15bから下縁27bまでの上下方向の離隔距離u0(図3参照)を15mm)としている。
実施形態のガイド材11の使用時には、図4のAに示すように、まず、シート1のシートバック2とシートクッション3との間に、左右の各本体12L,12Rを差し込み、そして、各本体12L,12Rの挿入溝20に、左右のアンカ4L,4Rの各横杆5を挿入させて、ガイド材11をシート1にセットする。その後、図4のBや図5,6に示すように、各本体12L,12Rの挿入口14にチャイルドシート8の左右の係止具9(L,R)を挿入させれば、左右の係止具9(L,R)が対応するアンカ4(L,R)の横杆5を係止することから、チャイルドシート8をシート1に取付固定することができる。
そして、実施形態では、ガイド材11のシート1へのセット時、左右一対の本体12L,12Rが、連結帯27で分離せずに一体的に取り扱いでき、さらに、連結帯27自体が、伸長状態で、左右一対のアンカ4(L,R)の横杆5を、それぞれ、左右一対の本体12L,12Rの挿入溝20に挿入させる位置に、左右の本体12L,12Rを配置可能な長さ寸法Lとしており、一方の本体12の挿入溝20に対応するアンカ4を挿入させ、そして、連結帯27を曲げることなく平らに展開させておけば、他方の本体12の挿入溝20を、対応するアンカ4の横杆5の配置位置に、配置させることができて、容易に、他方の本体12をシート1にセットできる。また、連結帯27は、幅方向が挿入口14の開口面14aと略平行とした上下方向に沿わせて、左右一対の本体12L,12Rの相互に接近した挿入口14の周縁(側縁)15c相互を連結するように、帯状に配設されており、上下に、ずれたりねじれたりし難いことから、連結帯27を曲げることなく平らに展開させておけば、一方の本体12を適正位置に配置させると、自動的に、他方の本体12も適正位置に配置させることができて、容易に、ガイド材11をシート1にセットすることができる。
したがって、実施形態のチャイルドシート用ガイド材11では、連結帯27により、本体12L,12R相互をバラバラとせずに共にセットし易い向きに配置させることができて、シート1にセットし易く、かつ、本体12L,12R相互がバラバラとならずに紛失し難いことから、取り扱いにも便利となる。
そして、実施形態のガイド材11は、連結帯27が、左右一対の本体12L,12Rにおける挿入口14の周縁の側縁15cに対して、本体12L,12Rの下側半分の領域内で連結されるとともに、下縁27bを、本体12の底壁18より上方側に配置させて、配設されている。
そのため、実施形態では、連結帯27が、左右一対の本体12L,12Rの下側のエリア内で、本体12L,12Rの底壁18より上方側に配設されており、ガイド材11がシート1にセットされれば、連結帯27がシートクッション3に近い部位で、かつ、シートクッション3から浮くような位置に配置される。そのため、係止具9をアンカ4に係止させて、チャイルドシート8がシート1にセットされた状態が長期間にわたり、その際、ガイド材11がシート1にセットされたままで、チャイルドシート8の重量が、係止具9を介して、本体12L,12Rの底壁18に掛かって、連結帯27を押し下げても、連結帯27が、本体12L,12Rの上部側に配置されている場合に比べて、シートバック2にくせ付けするような凹部を形成し難い。すなわち、シートバック2は、通常、前面2aを後上がりに傾斜させており、本体12L,12Rの挿入口14の開口面14aがシートバック2の前面2aに沿うように配置された状態で、係止具9を介してチャイルドシート8の重さにより本体12L,12Rがシートクッション3を下方に押すように下がれば、連結帯27は、シートバック2の下隅部分を下方に押す態様となり、その際、連結帯27が低い位置であれば、シートバック2を押す位置が低く、シートバック2を凹ます量が少ないが、連結帯27が高い位置であれば、シートバック2を押す位置が高く、シートバック2を凹ます量が多くなって、シートバック2にくせ付けするような凹部を形成し易くなってしまい、そのため、連結帯27が低い位置であれば、シートバック2を凹ます量を少なくできて、好ましい。さらに、連結帯27が低い位置であれば、シートバック2に凹みができても、その位置は、シート1のシートバック2とシートクッション3との間の隙間1aに接近して配置され、その隙間1aにより、凹みを視認し難く目立たなくすることができる。また、連結帯27は、下縁27bを本体12L,12Rの底壁18より上方側に配置させており、係止具9による本体12L,12Rの底壁18の押下により、下方に変位しても、シートクッション3の上面3a側に圧接し難く、シートクッション3側へも、くせ付けするような凹部を形成し難い。その結果、実施形態のガイド材11では、シート1から取り外しても、シート1のシートバック2やシートクッション3に付く凹みを付け難くすることができ、あるいは、凹みができても視認し難いことから、チャイルドシート8の使用後のシート1の見栄えを良好に維持できることに寄与できる。
また、実施形態のガイド材11では、側壁17の後端17cに配置された後方側に向かって上下に拡開する拡開挿入口部21と、拡開挿入口部21から前方側に延びる延設部22と、を備えるとともに、延設部22に、拡開挿入口部21から挿入させた横杆5を前後にずれた複数位置で係止可能な係止突起25,26が、複数の係止位置P1,P2に応じて、複数配設されている。
そのため、実施形態では、シート1のシートクッション3の厚さT1,T2(T1>T2)が、薄かったり厚かったりしても、図5,6に示すように、横杆5を、対応する延設部22の係止突起25,26に係止させれば、ガイド材11を、ずれ移動することを防止してシート1にセットすることができ、係止具9を、ずれ移動しないガイド材11の本体12(L,R)に挿入させて、アンカ4(L,R)の横杆5に迅速に係止させることができ、シートクッション3の厚さT1,T2の大小に影響されずに、チャイルドシート8を円滑にシート1に取付固定することができる。
なお、実施形態では、係止突起25,26を前後にずれた二箇所に配置させたが、係止位置をさらに増やすように、係止突起を三箇所や四箇所等と増やして配置させてもよい。
さらに、実施形態のガイド材11では、延設部22が、拡開挿入口部21から下方に曲がる屈曲部23と、屈曲部23の下端23aから前方に延びる延設本体部24と、を備えて構成されるとともに、屈曲部23の後縁側を最後端側の係止突起25として、構成され、連結帯27が、延設本体部24の配置領域の前方側と略一致した配置位置IPとして挿入口14の周縁(側縁)15cに配置されて、左右一対の本体12L,12Rを連結する構成としている。
そのため、実施形態では、アンカ4(L,R)の横杆5に係止具9を係止させるように、シート1にセット済みのガイド材11の本体12L,12Rの挿入口14から、係止具9を挿入させる際、アンカ4の横杆5自体が目視できなくとも、連結帯27が、延設本体部24の領域の係止突起25若しくは係止突起26に係止された横杆5の配置位置の前方側に配置される状態となり、連結帯27の配置位置を目標に、係止具9を挿入させれば、横杆5を視認し難くとも、横杆5に容易に係止させることができ、チャイルドシート8の係止具9をアンカ4の横杆5に係止させる作業を効率的に行える。
1…シート、2…シートバック、3…シートクッション、4(L,R)…アンカ、5…横杆、8…チャイルドシート、9(L,R)…係止具、11…(チャイルドシート用)ガイド材、12(L,R)…本体、18…底壁、14…挿入口、14a…開口面、15a…上縁、15b…下縁、15c…側縁、17…側壁、17c…後端、20…挿入溝、21…拡開挿入口部、22…延設部、23…屈曲部、23a…下端、24…延設本体部、25,26…係止突起、27…連結帯、27a…上縁、27b…下縁、L…(連結帯の)長さ寸法、W…(連結帯の)幅寸法、d1…(本体の中心から連結帯の上縁までの上下方向の)離隔距離、u1…(本体の底壁から連結帯の下縁までの上下方向の)離隔距離。

Claims (4)

  1. 車両のシートにおけるシートバックとシートクッションとの間に配置された左右一対のアンカに対し、チャイルドシートの左右一対の係止具を係止させる際に、前記アンカに係止させる前記係止具を案内可能に、前記シートバックと前記シートクッションとの間に差し込んで使用するチャイルドシート用ガイド材であって、
    それぞれ、前記左右一対の前記係止具をそれぞれ挿入可能で、かつ、前記シートバックと前記シートクッションとの間にそれぞれ差し込み可能な略四角筒形状の左右一対の本体と、左右一対の前記本体を連結する連結帯と、を備えて構成され、
    左右の前記本体が、それぞれ、前端側に前記係止具を挿入させる挿入口を開口させるとともに、左右の側壁に、後端側から前方に延びて前記アンカの前端側の横杆を挿入可能な挿入溝を配設させて構成され、
    前記連結帯が、伸長状態で、左右一対の前記アンカの前記横杆を、それぞれ、左右一対の前記本体の前記挿入溝に挿入させる位置に、左右の前記本体を配置可能な長さ寸法とし、かつ、幅方向を、前記挿入口の開口面と略平行とした上下方向に沿わせて、左右一対の前記本体の相互に接近した前記挿入口の周縁相互を連結するように、配設されていることを特徴とするチャイルドシート用ガイド材。
  2. 前記連結帯が、左右一対の前記本体における前記挿入口周縁の側縁に対して、前記本体の下側半分の領域内で連結されるとともに、下縁を、前記本体の底壁より上方側に配置させて、配設されていることを特徴とする請求項1に記載のチャイルドシート用ガイド材。
  3. 左右一対の前記本体の前記挿入溝が、
    前記側壁の後端に配置されて後方側に向かって上下に拡開する拡開挿入口部と、
    該拡開挿入口部から前方側に延びる延設部と、
    を備えるとともに、
    前記延設部に、前記拡開挿入口部から挿入させた前記横杆を前後にずれた複数位置で係止可能な係止突起が、複数の係止位置に応じて、複数配設されていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のチャイルドシート用ガイド材。
  4. 前記延設部が、
    前記拡開挿入口部から下方に曲がる屈曲部と、
    該屈曲部の下端から前方に延びる延設本体部と、を備えて構成されるとともに、
    前記屈曲部の後縁側を最後端側の前記係止突起として、構成され、
    前記連結帯が、前記延設本体部の配置領域の前方側と略一致した配置位置として前記挿入口周縁に配置されて、左右一対の前記本体を連結する構成としていることを特徴とする請求項3に記載のチャイルドシート用ガイド材。

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