JP3209698U - 自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に自転車の立管のショックアブソーバに装着して自己潤滑性を備える潤滑構造を提供する。【解決手段】自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造は、保護管10及び潤滑層11を有し、保護管10は、非円形状の金属チューブであり、その周囲の一側面の長手方向の全体に亘って隙間溝101が形成され、該潤滑層は、エンジニアリング・プラスチックからなり、その内部に非円形状の環装穴111が形成され、保護管10の内側面に設けられ、それによれば、保護管10を自転車の立管のショックアブソーバの外管に装着して使用すると、保護管10が潤滑層11を介して軸体に環装されることから、軸体が保護管10の環装穴111に沿ってスムーズに摺動することができる。【選択図】図1
Description
本考案は、特に自転車の立管のショックアブソーバに装着して自己潤滑性を備える潤滑構造に関するものである。
近年の自転車ブームで、自転車を利用する人が増えてくるため、自転車の乗り心地を向上させるために、自転車フレームのフロントフォークや、シートステイ、立管などに、ショックアブソーバが装着され、ショックアブソーバによって路面からの振動を吸収して緩和することができる。
既存のショックアブソーバは、外管及び軸体を有し、軸体が外管に貫設され、軸体と外管との間に圧縮可能な緩和装置が取り付けられ、軸体と外管との間に潤滑用のベアリングが環装され、そのベアリングがボールベアリングまたはローラーベアリングである。そのベアリングを有すれば、軸体が外管に対してスムーズに上下摺動することができる。
既存のショックアブソーバは、コストが高くて体積が大きいとの欠点を有するだけではなく、その軸体と外管との間にベアリングが環装されることによって、軸体が外管に対してスムーズに上下摺動することができるが、そのベアリングの寸法公差が小さいであれば、軸体が外管に対してスムーズに上下摺動することができなくなるため、ベアリングの寸法公差が大きくしなければならない。
しかしながら、既存のショックアブソーバは、外部からの衝撃を受ける場合に、バネなどの部材を圧縮することによって衝撃を緩和するため、ベアリングを高頻度で使用する結果、使用寿命を短縮になった。
上記の問題を解決するために、ショックアブソーバのメーカーは、オイレスベアリング(自己潤滑性軸受)、いわゆる、エンジニアリングプラスチックのチューブを、既存のベアリングの代わりに使用する。そのエンジニアリングプラスチックは、耐磨耗性、耐熱冷性、低摩擦係数などの利点を有し、コストの節約や、体積を小さくして小寸法公差にすることができる。
しかしながら、前記オイレスベアリングの強度が不足で強い衝撃を受けたら、破損しやすくて振動緩和の機能を失ってしまうため、使用寿命が短くて実用性が低下してしまう。オイレスベアリングの強度を増加するために、その厚さを厚くしては、体積が大きくなり、体積の小型化にすることができず、改良する必要があった。
しかしながら、前記オイレスベアリングの強度が不足で強い衝撃を受けたら、破損しやすくて振動緩和の機能を失ってしまうため、使用寿命が短くて実用性が低下してしまう。オイレスベアリングの強度を増加するために、その厚さを厚くしては、体積が大きくなり、体積の小型化にすることができず、改良する必要があった。
本考案に係る自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造は、非円形状の金属チューブであり、その周囲の一側面の長手方向の全体に亘って隙間溝が形成される、保護管及び、
その内部に非円形状の環装穴が形成され、前記保護管の内側面に設けられ、エンジニアリング・プラスチックからなる、潤滑層を有するものである。
その内部に非円形状の環装穴が形成され、前記保護管の内側面に設けられ、エンジニアリング・プラスチックからなる、潤滑層を有するものである。
かかる自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造において、前記潤滑層は、保護管の内側面にテフロン(登録商標)がメッキ加工されることが好ましい。
かかる自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造において、前記保護管が多角形の金属チューブであり、前記環装穴が多角形の穴であることが好ましい。
かかる自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造において、前記保護管は、金属プレートを折り曲げた金属チューブであり、前記潤滑層は、金属プレートを折り曲げる前に、保護管の表面に設けられることが好ましい。
本考案の保護管を自転車の立管のショックアブソーバの外管に装着して使用する。ショックアブソーバの軸体が保護管の環装穴に貫設され、保護管の潤滑層によって、軸体が保護管の環装穴に沿ってスムーズに摺動することができる。
また、本考案の保護管及び潤滑層は、非円形状であることから、外管及び軸体に組み合わされては、互いに回動することはないため、外管が軸体に対して回転しないように上下摺動することができ、振動緩和装置が圧縮または引張することによって、路面からの振動を緩和することができる。
また、本考案の保護管及び潤滑層は、非円形状であることから、外管及び軸体に組み合わされては、互いに回動することはないため、外管が軸体に対して回転しないように上下摺動することができ、振動緩和装置が圧縮または引張することによって、路面からの振動を緩和することができる。
さらに、本考案の保護管の長手方向の全体に亘って細長状の隙間溝が形成されることから、隙間溝によって保護管が拡張したり弾性変形することが可能となるため、軸体の寸法公差を有しても、保護管が軸体の表面を挟持することができる。
一方、その潤滑層は、摩擦係数が小さいなエンジニアリング・プラスチックからなることから、コストが低くて体積が小さく、且つ寸法公差が小さいとの利点を備える。また、その潤滑層の外側に保護管を有することから、潤滑層を保護することができ、大きいな衝撃を受けても破損しなく、潤滑の機能を失うことはないため、使用寿命を延長することができる。
一方、その潤滑層は、摩擦係数が小さいなエンジニアリング・プラスチックからなることから、コストが低くて体積が小さく、且つ寸法公差が小さいとの利点を備える。また、その潤滑層の外側に保護管を有することから、潤滑層を保護することができ、大きいな衝撃を受けても破損しなく、潤滑の機能を失うことはないため、使用寿命を延長することができる。
図1及び図2に示すように、本考案に係る自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造は、保護管10及び潤滑層11を有し、そのうち、保護管10は、金属プレートを折り曲げて非円形状の金属チューブとなり、内側面102及び外側面103を備え、本実施例の保護管10は、六角形の金属チューブであり、その周囲に六面を備え、そのうちの一面に長手方向への細長状の隙間溝101が形成され、該一面を隙間溝101により区画され、該隙間溝101が保護管10の長手方向の全体に亘って形成される。
また、前記潤滑層11は、自己潤滑性を有する材料からなり、例えば、エンジニアリング・プラスチックからなってもよく、テフロン(登録商標)からなってもよい。前記潤滑層11は、メッキ加工によって保護管10の内側面102に設けられ、その内部に非円形状の環装穴111が形成される。本実施例における環装穴111が六角形を呈することが好ましい。
その保護管10及び潤滑層11を製造する方法は、保護管10を折り曲げるまえに、まず保護管10の表面に、自己潤滑性を備える材料からなる潤滑層11がメッキ加工され、その後、潤滑層11付きの保護管10を折り曲げて六角形のチューブにする。それによれば、潤滑層11が保護管10の内側面102に設けられることから、保護管10により潤滑層11を保護することができる。
その保護管10は、前記実施例のように、金属プレートを折り曲げて六角形の金属チューブに構成するだけではなく、管引き加工によって六角形の金属チューブに構成してもよい。その保護管10が管引き加工して構成する場合には、その一面に細長状の隙間溝101が切欠される。また、その潤滑層11は、保護管10の内側面102にテフロン(登録商標)がメッキ加工されてもよく、保護管10の内側面102にエンジニアリング・プラスチックが粘着されてもよい。
図3乃至図6に示すように、本考案に係る自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造を、自転車の立管のショックアブソーバ20に装着して使用する。そのショックアブソーバ20は、外管21と、軸体22と、振動緩和装置23を備え、そのうち、該外管21の底部の内周面に組立穴211が形成され、該組立穴211の形状が保護管10の外側面103の六角形に対応し、該軸体22は、その上半部が外管21の内部に位置するように、外管21の内部に挿設され、また、潤滑層11の環装穴111の六角形に対応する形状を有し、該振動緩和装置23は、外管21と軸体22との間に取り付けられ、圧縮可能または引張可能な部材を用いて外管21の内壁と軸体22の上端との間に取り付けられる。
本考案に係る自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造を、自転車の立管ショックアブソーバ20に装着する時、保護管10が外管21の組立穴211に嵌め込まれ、保護管10の外側面103が組立穴211の内壁に粘着され、軸体22が保護管10の環装穴111に貫設され、軸体22が環装穴111の内周面に沿って上下摺動することができる。
その軸体22を保護管10に装着する時、保護管10が細長状の隙間溝101を備え、該隙間溝101によって保護管10が拡張したり弾性変形することが可能となるため、軸体22の寸法公差を有しても、保護管10が軸体22の表面を挟持することができる。
さらに、本考案の保護管10及び潤滑層11は、非円形状の六角形を呈することから、外管21及び軸体22に組み合わされては、互いに回動することはないため、外管21が軸体22に対して回転しないように上下摺動することができ、振動緩和装置23が圧縮または引張することによって、路面からの振動を緩和することができる。
その軸体22を保護管10に装着する時、保護管10が細長状の隙間溝101を備え、該隙間溝101によって保護管10が拡張したり弾性変形することが可能となるため、軸体22の寸法公差を有しても、保護管10が軸体22の表面を挟持することができる。
さらに、本考案の保護管10及び潤滑層11は、非円形状の六角形を呈することから、外管21及び軸体22に組み合わされては、互いに回動することはないため、外管21が軸体22に対して回転しないように上下摺動することができ、振動緩和装置23が圧縮または引張することによって、路面からの振動を緩和することができる。
本考案を有すれば、以下のメリットを提供する。
1.本考案の保護管10に隙間溝101が形成されることから、軸体22の寸法公差によって、保護管10が拡張または弾性変形することが可能で軸体22に環装されることができる。
2.本考案の潤滑層11は、摩擦係数が小さいなエンジニアリング・プラスチックからなることから、保護管10が潤滑層11を介して軸体22の周囲に環装されると、軸体22が保護管10の環装穴111に沿ってスムーズに摺動することができる。
3.本考案の潤滑層11は、エンジニアリング・プラスチックからなることから、コストが低くて体積が小さく、且つ寸法公差が小さいとの利点を備える。また、その潤滑層11の外側に保護管10を有することから、潤滑層11を保護することができ、大きいな衝撃を受けても破損しなく、潤滑の機能を失うことはないため、使用寿命を延長することができる。
1.本考案の保護管10に隙間溝101が形成されることから、軸体22の寸法公差によって、保護管10が拡張または弾性変形することが可能で軸体22に環装されることができる。
2.本考案の潤滑層11は、摩擦係数が小さいなエンジニアリング・プラスチックからなることから、保護管10が潤滑層11を介して軸体22の周囲に環装されると、軸体22が保護管10の環装穴111に沿ってスムーズに摺動することができる。
3.本考案の潤滑層11は、エンジニアリング・プラスチックからなることから、コストが低くて体積が小さく、且つ寸法公差が小さいとの利点を備える。また、その潤滑層11の外側に保護管10を有することから、潤滑層11を保護することができ、大きいな衝撃を受けても破損しなく、潤滑の機能を失うことはないため、使用寿命を延長することができる。
10 保護管
11 潤滑層
111 環装穴
101 隙間溝
102 内側面
103 外側面
20 ショックアブソーバ
21 外管
22 軸体
23 振動緩和装置
11 潤滑層
111 環装穴
101 隙間溝
102 内側面
103 外側面
20 ショックアブソーバ
21 外管
22 軸体
23 振動緩和装置
Claims (3)
- 非円形状の金属チューブであり、その周囲の一側面の長手方向の全体に亘って隙間溝が形成される、保護管及び、
その内部に非円形状の環装穴が形成され、前記保護管の内側面に設けられ、エンジニアリング・プラスチックからなる、潤滑層を有することを特徴とする自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造。 - 前記潤滑層は、保護管の内側面にテフロン(登録商標)がメッキ加工されることを特徴とする請求項1に記載の自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造。
- 前記保護管が多角形の金属チューブであり、前記環装穴が多角形の穴であることを特徴とする請求項1に記載の自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造。
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JP2016006250U JP3209698U (ja) | 2016-12-28 | 2016-12-28 | 自転車の立管のショックアブソーバの潤滑構造 |
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