JP3209078U - ラックの改良構造 - Google Patents

Abstract

【課題】ラックの改良構造を提供する。【解決手段】少なくとも四本の支柱１０と複数のスリーブ２０と組み合わせて四本の支柱に組み立てる棚板３０が少なくとも一つを含み、その中、該棚板はフレーム３１と物置板３２と組み合わせて構成される。該フレームの内側の表面に張り合わせ突起面を周りに設けられ、またフレームの四側辺の上、下端縁を折り曲げて互いに並行する水平リブ板３１２が設けられる。さらにフレームの各隅を曲げて内凹円弧槽３１４が構成される。これらの内凹円弧槽にそれぞれ組み合わせ円弧板３３が配置される。これらの組み合わせ円弧板は概ね半円弧状であるため、コストを大幅に削減できる。また該組み合わせ円弧板は両側の翼によってフレームの張り合わせ突起面に当てて溶接して固定されるため、組み合わせ円弧板とフレーム間の結合強度を向上させ、構造が組み立てて使用される際により安定性を持たせ、構造の使用寿命と丈夫さを確保できる。【選択図】図２

Description

本考案はラックに関し、特にラックの改良構造に関する。

ラックの棚板フレームの構造における改良は図８から図１１に示されるように、該ラックは少なくとも四本の支柱と複数のプラスチック部品が複数の棚板と組み合わせて構成される。該複数の棚板は物置シェルフ（図に未表示）と板状フレームから構成される。該棚板のフレームの上、下縁は一定幅の水平状プリーツ板のように折り曲げて成形させる。また、フレームの上、下プリーツ板の四隅部分にはスリーブをはめ込ませるための凹み槽を予め製作されるため、スリーブがフレームの四隅の凹み槽にはめ込まれ、それに超音波によってスリーブとフレームの組み立てを焼結して固定させる。これによって、構造が組み立てられる際、該四本の支柱が互いに並行する所でプラスチック部品を組み合わせ、さらに棚板の隅のスリーブを支柱にあるプラスチック部品に組み立てさせ、それからプラスチック部品をしっかりと四本の支柱に固定させることで、棚板と四本の支柱の組み立てが完成され、ラック構造が構成される。
しかし、上述の従来構造において不足する部分があることはわかりやすく、主な原因は以下である。従来の棚板のフレームは凹み槽によってテーパ穴の組み立てを提供し、焼結して固定される。テーパ穴を凹み槽に入れる際は凹み槽両側のプリーツ板の端縁に接触するだけで、平面と線の接触状態になり、構造は超音波によって焼結して固定されるが、実際に凹み槽とテーパ穴の接触面積が比較的小さいため、棚板をテーパ穴によって支柱に組み立てる時、棚板にかかる重量によって凹み槽とテーパ穴の間に剪断応力が生じやすく、破損、断裂の可能性があり、構造の強度を欠けるために安全性がなく、構造使用上の欠点である。
従って、本考案者は長年にわたって関係商品の製造開発と設計を携わった経験により、上述の目標について緻密に設計し、かつ慎重に検討した後、実用性を満ちた本考案を得た。

本考案が解決しようとする課題は現在の技術における上述の欠点を解決し、ラックの改良構造を提供する。

本考案のラックの改良構造は少なくとも四本の支柱と複数のスリーブと組み合わせて四本の支柱に組み立てる棚板が少なくとも一つを含み、その中で、該棚板はフレームと物置板と組み合わせて構成される。該フレームの内側の表面に張り合わせ突起面を周りに設けられ、またフレームの四側辺の上、下端縁を折り曲げて互いに並行する水平リブ板が設けられる。さらに両水平リブ板の端部分を内側に曲げて保護リップ部分が設けられる。またこれらの水平リブ板の両側はすべて連続せず、さらにフレームの各隅を曲げて内凹円弧槽が構成される。これらの内凹円弧槽にそれぞれ組み合わせ円弧板が配置される。これらの組み合わせ円弧板の両側はすべて外向けの翼が設けられ、翼を利用してフレームと溶接して固定させる。組み合わせ円弧板と内凹円弧槽との間の囲いによってテーパ穴部分が形成され、スリーブが合致固定されることを提供する。上述をまとめれば、ラック構造が構成される。
（一）本考案のラックの改良構造では、棚板を隅の端にある内凹円弧槽にそれぞれ組み合わせて円弧板が組み立てられ、これらの組み合わせ円弧板は概ね半円弧状であるため、コストを大幅に削減できる。また該組み合わせ円弧板は両側の翼によってフレームの張り合わせ突起面に当てて溶接して固定されるため、組み合わせ円弧板とフレーム間の結合強度を向上させ、構造が組み立てて使用される際により安定性を持たせ、構造の使用寿命と丈夫さを確保できる。
（二）本考案のラックの改良構造では、該棚板をテーパ穴部分を通してスリーブにはめ込ませる際、内凹円弧槽の端はさらにフレームの張り合わせ突起面によってスリーブとぴったりとくっ付き、スリーブと棚板のテープ穴部分間はすべて面と面の切迫状態となり、スリーブと支柱間の束縛強度を大幅に向上させ、構造を使用する際の安全性を確保できる。
（三）本考案のラックの改良構造では、棚板の水平リブ板の端部分をすべて内側に折り曲げて保護リップ部分が設けられるため、棚板を持ち上げ、組み立てる際に水平リブによる切り傷が防止でき、構造を組み立てる際の安全性も兼ねる。

図１は、本考案に係るラックの改良構造を示す立体図である。 図２は、本考案の棚板と四支柱の分解図である。 図３は、本考案に係るラックの改良構造を示す棚板分解図である。 図４は、本考案のフレームと組み合わせ円弧板の局部拡大分解図である。 図５は、本考案に係るラックの改良構造を示す組み立て断面図である。 図６は、本考案に係るラックの改良構造を示す違う角度からの組み立て断面図である。 図７は、本考案に係るラックの改良構造を示すまた違う角度からの組み立て断面図である。 図８は、従来の分解図である。 図９は、従来の局部拡大分解図である。 図１０は、従来の局部拡大組み立て図である。 図１１は、従来の組み立て断面図である。

まず、図１、２、３、４に示されるように、少なくとも四本の支柱１０と複数のスリーブ２０と組み合わせて四本の支柱１０に組み立てる棚板３０が少なくとも一つを含み、その中で、該棚板３０はフレーム３１と物置板３２と組み合わせて構成される。該フレーム３１の内側の表面に張り合わせ突起面３１１を周りに設けられ、またフレーム３１の四側辺の上、下端縁を折り曲げて互いに並行する水平リブ板３１２が設けられる。さらに両水平リブ板３１２の端部分を内側に曲げて保護リップ部分３１３が設けられる。またこれらの水平リブ板３１２の両側はすべて連続せず、さらにフレーム３１の各隅を曲げて内凹円弧槽３１４が構成される。これらの内凹円弧槽３１４にそれぞれ組み合わせ円弧板３３が配置される。これらの組み合わせ円弧板３３の両側はすべて外向けの翼３３１が設けられ、また組み合わせ円弧板３３の上端には水平に折り曲げられる当てリブ部分３３２があり、該当てリブ部分３３２は両側の翼３３１より高いため、翼３３１を利用してフレーム３１と溶接して固定させる。当てリブ部分３３２が両側の水平リブ板３１２を上へと支え、組み合わせ円弧板３３と内凹円弧槽３１４との間の囲いによってテーパ穴部分３４が形成され、スリーブ２０が合致固定されることを提供する。物置板３２はフレーム３１内に設けられ、そして上端縁の水平リブ板３１２に溶接して固定される。また該棚板３０の内部に少なくとも一つの補強棒３５が設けられ、該補強棒３５はフレーム３１の互いに平行する側の間につなげて固定される。その中で、補強棒３５の両端部分は結合凹み部３５１が設けられ、さらにフレーム３１の張り合わせ突起部３１１とはめ合わせられる。また両端部の上、下側にはめ込み槽３５２が設けられる。
構造の組み立てについては引き続き図３、４を参照されたい。該棚板３０のフレーム３１はそれぞれ隅にある内凹円弧槽３１４に組み合わせ円弧板３３が設けられ、これらの組み合わせ円弧板３３は両側の翼３３１よりフレーム３１内に伸ばされる。また翼３３１をフレーム３１の張り合わせ突起面３１１に当てて溶接して固定させる。同時に頂点にある当てリブ部分３３２によって内凹円弧槽３１４の両側の水平リブ板３１２を上へと支え、これで組み合わせ円弧板３３がフレーム３１の隅に固定される。さらに組み合わせ円弧板３３と内凹円弧槽３１４と合わせてテーパ穴部分３４が形成される。
該物置板３２は一般によく見られる板材でも、網状でも可能である。
該物置板３２はフレーム３１の上方に配置され、また四周辺にはそれぞれ水平リブ板３１２によって接合して固定される。また該フレーム３１内部にはさらに少なくとも一つの補強棒３５が設けられる。該補強棒３５はフレーム３１の互いに平行する側の間に跨り、さらに両端部の結合凹み部３５１と張り合わせ突起面３１１によってロックして固定されるため、補強棒３５は物置板３２の下方に当てられ、物置板３２の負荷できる重量が増加できる。以上の記述により、棚板３０の構造が完成される。
構造の実際の組み立て使用状態については引き続き図１、２と合わせて図５、６、７を参照されたい。該棚板３０は四本の支柱１０の間に組み合わせられる。四本の支柱１０には水平の位置にそれぞれスリーブ２０がはめられる。さらに棚板３０は隅のテーパ穴部分３４をそれぞれ四本の支柱１０に通した後にスリーブ２０にはめられることで、スリーブ２０と組み合わせ円弧板３３の端は互いに面と面の切迫状態となり、スリーブ２０はフレーム３１の張り合わせ突起面３１１とくっ付かれる。これによって確実に棚板３０がテーパ穴部分３４に通してスリーブ２０にはまって固定される。また、該支柱１０は概ね竹節筒の形とし、またスリーブ２０にはさらに内側に横向きのかみ合わせ突起リブ２１が設けられるため、スリーブ２０はテーパ穴部分３４の切迫により支柱１０にしっかり取り付けられる。これでラックの組み立てが完成される。
上述の具体的な実施例の構造によると以下の効果が得られる。（一）本考案のラックの改良構造は棚板３０が隅の端にある内凹円弧槽３１４にそれぞれ組み合わせ円弧板３３が組み立てられ、これらの組み合わせ円弧板３３は概ね半円弧状であるため、コストを大幅に削減できる。また該組み合わせ円弧板３３は両側の翼３３１によってフレーム３１の張り合わせ突起面３１１に当てて溶接して固定されるため、組み合わせ円弧板３３とフレーム３１間の結合強度を向上させ、構造が組み立てて使用される際により安定性を持たせ、構造の使用寿命と丈夫さを確保できる。
（二）本考案のラックの改良構造は該棚板３０がテーパ穴部分３４を通してスリーブ２０にはめ込ませる際、内凹円弧槽３１４の端はさらにフレーム３１の張り合わせ突起面３１１によってスリーブ２０とぴったりとくっ付き、スリーブ２０と棚板３０のテープ穴部分３４間はすべて面と面の切迫状態となり、スリーブ２０と支柱１０間の束縛強度を大幅に向上させ、構造を使用する際の安全性を確保できる。
（三）本考案のラックの改良構造は棚板３０の水平リブ板３１２の端部分をすべて内側に折り曲げて保護リップ部分３１３が設けられるため、棚板３０を持ち上げ、組み立てる際に水平リブ３１２による切り傷が防止でき、構造を組み立てる際の安全性も兼ねる。
以上は、本考案に係る実施例の一部に過ぎないため、本考案の実施範囲を制限するものではない。即ち、本考案の特許請求の範囲内で行われる変化、修飾なども本考案の範囲に属すべきである。

１０ 支柱
２０ スリーブ
２１ かみ合わせ突起リブ
３０ 棚板
３１ フレーム
３２ 物置板
３１１ 張り合わせ突起面
３１２ 水平リブ板
３１３ 保護リップ部分
３１４ 内凹円弧槽
３３ 組み合わせ円弧板
３３１ 翼
３３２ 当てリブ部分
３４ テーパ穴部分
３５ 補強棒
３５１ 結合凹み部
３５２ はめ込み槽
４０ 棚板
４１ フレーム板
４１１ 折り曲げ板
４１２ 凹み槽
４２ スリーブ

Claims (5)

1. 少なくとも四本の支柱と複数のスリーブと組み合わせて四本の支柱に組み立てる棚板が少なくとも一つを含むラックの構造であって、 上記ラックの構造は、棚板はフレームと物置板と組み合わせて構成され、該フレームの内側の表面に張り合わせ突起面を周りに設けられ、またフレームの四側辺の上、下端縁を折り曲げて互いに並行する水平リブ板が設けられ、さらに両水平リブ板の端部分を内側に曲げて保護リップ部分が設けられ、またこれらの水平リブ板の両側はすべて連続せず、さらにフレームの各隅を曲げて内凹円弧槽が構成され、これらの内凹円弧槽にそれぞれ組み合わせ円弧板が配置され、これらの組み合わせ円弧板の両側はすべて外向けの翼が設けられ、翼を利用してフレームと溶接して固定させ、組み合わせ円弧板と内凹円弧槽との間の囲いによってテーパ穴部分が形成され、スリーブが合致固定されることを提供することを特徴とするラックの改良構造。
2. 上記組み合わせ円弧板の上端には水平に折り曲げられる当てリブ部分があり、該当てリブ部分は両側の翼より高いことを特徴とする請求項１のラックの改良構造。
3. 上記物置板はフレーム内に設けられ、そして上端縁の水平リブ板に溶接して固定されることを特徴とする請求項１のラックの改良構造。
4. 上記棚板の内部に少なくとも一つの補強棒が設けられ、該補強棒はフレームの互いに平行する側の間につなげて固定されることを特徴とする請求項１または３のラックの改良構造。
5. 上記補強棒の両端部分は結合凹み部が設けられ、さらにフレームの張り合わせ突起部とはめ合わせられ、また両端部の上、下側にはめ込み槽が設けられることを特徴とする請求項４のラックの改良構造。