JP3209057B2 - 流体紫外線処理装置 - Google Patents

流体紫外線処理装置

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JP3209057B2 JP25170395A JP25170395A JP3209057B2 JP 3209057 B2 JP3209057 B2 JP 3209057B2 JP 25170395 A JP25170395 A JP 25170395A JP 25170395 A JP25170395 A JP 25170395A JP 3209057 B2 JP3209057 B2 JP 3209057B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の殺菌処理、
その他の処理を行うことを目的として、流体を紫外線照
射処理する流体紫外線処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品工業、薬品工業、化学工業等
で使用される製造用水や、入浴場で使用される浴水等に
おいては、衛生上の観点から、これらを殺菌処理するこ
とが要請されており、このような事情から、紫外線を利
用して液体等の流体を殺菌処理する流体殺菌装置が使用
される。
【0003】図3は、例えば浴水等の液体を殺菌処理す
る従来の流体殺菌装置の一例における構成の概略を示す
説明図である。この図において、80は円筒状の流体処
理槽であって、この流体処理槽80の上部側面には、処
理すべき流体を当該流体処理槽80内に導入するための
導入路81が形成されており、その下端面には、殺菌処
理された流体を排出するための排出路82が形成されて
いる。83は石英ガラスよりなる円筒状の保護管であっ
て、流体処理槽80内にその軸方向に沿って上下に伸び
るよう配置されている。この保護管83の上端部分は、
流体処理槽80の上端の開口を液密に塞ぐよう設けられ
た円筒状の保持部材84の筒孔内に液密に嵌入されて固
定されている。85は殺菌作用を有する紫外線を放出す
る棒状の紫外線ランプであって、保護管83内に挿入さ
れて上下方向に伸びるよう配置されている。86は、保
持部材84の上端の開口を塞ぐよう設けられたキャップ
であり、このキャップ86により、保護管83内が密閉
された状態とされている。87は紫外線ランプ85の給
電用電線であって、キャップ86を貫通するよう設けら
れている。
【0004】上記の流体殺菌装置においては、処理すべ
き流体例えば浴水が、適宜の循環ポンプにより導入路8
1から流体処理槽80内に導入され、更に、当該流体処
理槽80内を下方に向かって流れ、その後、排出路82
から外部に排出される。そして、流体処理槽80内にお
いて、浴水が紫外線ランプ85から放出される紫外線に
よって殺菌処理される。
【0005】然るに、流体殺菌装置の運転中に保護管8
3が破損した場合には、浴水と共に保護管83の破片も
排出路82から外部に排出される危険があるため、直ち
に流体殺菌装置の運転を停止する必要がある。そこで、
上記の流体殺菌装置には、保護管23が破損したことを
検知するために、サーミスターよりなる棒状の温度検出
手段90が、キャップ86を貫通してその先端が保護管
83内に伸びるよう設けられている。すなわち、流体殺
菌装置の運転中においては、保護管83内は、紫外線ラ
ンプ85により加熱されて相当に高い温度例えば60〜
70℃となっており、温度検出手段90においては、通
常は、この保護管83内の温度が検出されているが、保
護管83が破損したときには、保護管83内の温度より
低い温度例えば42℃の浴水が保護管83の破損個所か
ら当該保護管83内に流入し、この流入した浴水が温度
検出手段90に到達すると、当該温度検出手段90によ
り浴水の温度が検出され、これにより、保護管83の破
損による異常を検知して液体殺菌装置の運転が停止され
る。
【0006】しかしながら、上記の流体殺菌装置におい
ては、運転中に保護管83が破損してもこれを確実に検
知することができないことがある。この原因を追求した
ところ、この流体殺菌装置においては、保護管83内に
配置される紫外線ランプ85の姿勢によって、温度検出
手段90に対する温度環境が大きく変わることにより、
測定の背景条件が大きく変動するため、当該温度検出手
段90の検出動作が不確実となる場合があることが判明
した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
運転中に保護管が破損した場合に、当該保護管が破損し
たことを確実に検知することができる流体紫外線処理装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の流体紫外線処理
装置は、紫外線処理すべき流体が導入される流体処理槽
と、この流体処理槽内に設けられた保護管と、この保護
管内に、上下方向に伸びるよう配置された紫外線ランプ
とを具えてなる流体紫外線処理装置において、前記紫外
線ランプの上端に固定されたランプベースを具え、この
ランプベースに温度検出手段が取り付けられており、こ
の温度検出手段はその先端がランプベースの下端から突
出して紫外線ランプの一端側の電極の側方において封体
の外表面に接近した状態で位置するよう配置されている
ことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流体紫外線処理装
置の実施の形態を流体殺菌装置として構成する場合につ
いて詳細に説明する。図1は、本発明に係る流体殺菌装
置の一例における構成の概略を示す説明図であり、この
流体殺菌装置は、例えば浴水などの液体を殺菌処理する
ものである。
【0012】図1において、10は、下端に底部を有す
る円筒状の流体処理槽であって、例えば紫外線の反射率
が大きいステンレス若しくはアルミニウムなどの金属材
料により構成されている。この流体処理槽10の上部側
面には、処理すべき流体を導入するための導入路11が
形成されており、その下部側面には、処理された流体を
排出するための排出路12が形成されている。15は、
中央に貫通孔16を有する断面が円形の蓋材であって、
流体処理槽10の上端の開口を液密に塞ぐよう設けられ
ている。20は、石英ガラスよりなる円筒状の保護管で
あって、流体処理槽10内にその軸方向に沿って上下方
向に伸びるよう配置されている。この保護管20の上端
部分の外周には、例えば2つのO−リング22,23が
嵌合されており、これらのO−リング22,23を介し
て当該保護管20の上端部分が蓋材15の貫通孔16内
に液密に保持されている。また、この保護管20は上端
に開口21を有し、これにより、当該保護管20内が開
放された状態とされている。25は、殺菌作用を有する
紫外線例えば波長253.7nmにピークを有する紫外
線を放出する棒状の紫外線ランプであって、保護管20
内に挿入されて上下方向に伸びるよう配置されている。
【0013】紫外線ランプ25の一端部(図において上
端部)には、例えば円筒状のランプベース30が、当該
紫外線ランプ25の軸方向に沿って伸びるよう固定され
て設けられており、このランプベース30には、サーミ
スターよりなる棒状の温度検出手段35が紫外線ランプ
25の封体の外表面に接近した状態で取り付けられてい
る。具体的に説明すると、図2に示すように、ランプベ
ース30の筒孔31内には、紫外線ランプ25の一端部
が挿入されると共に、ランプベース30の内壁面と紫外
線ランプ25との間に、温度検出手段35が、その先端
がランプベース30の下端から突出して紫外線ランプ2
5の一端側の電極26の側方において封体の外表面に接
近した状態で位置するよう配置され、この状態で、固定
部材40により、紫外線ランプ25および温度検出手段
35がランプベース30の筒孔31内に固定されてい
る。
【0014】紫外線ランプ25および温度検出手段35
は、それぞれ給電用電線41,42および配線43を介
して動作制御機構に接続されている。
【0015】上記の流体殺菌装置においては、処理すべ
き流体例えば浴水が、適宜の循環ポンプにより導入路1
1から流体処理槽10内に導入され、更に、当該流体処
理槽10内を下方に向かって流れ、その後、排出路12
から外部に排出される。そして、流体処理槽10内にお
いて、浴水が紫外線25から放出される紫外線によって
殺菌処理される。以上において、保護管20の内部は、
紫外線ランプ25から放出される熱により加熱されてい
るため、温度検出手段35においては、相当に高い温度
例えば60〜70℃の温度が検出されている。そして、
流体殺菌装置の運転中に保護管20が破損した場合に
は、保護管20内の温度より低い温度例えば42℃の浴
水が保護管20の破損個所から当該保護管20内に流入
し、この流入した浴水が保護管20内を上昇して温度検
出手段35に到達するため、当該温度検出手段35によ
り浴水の温度が検出され、これにより、保護管20の破
損による異常が検知されて液体殺菌装置の運転が停止さ
れる。
【0016】上記の流体殺菌装置によれば、紫外線ラン
プ25の一端部に固定されたランプベース30に、温度
検出手段35が取り付けられているので、紫外線ランプ
25の姿勢が変化しても当該紫外線ランプ25に対する
温度検出手段35の位置が固定されているため、当該温
度検出手段35への環境的外乱因子が少なく、紫外線ラ
ンプ25の姿勢に関わらず温度検出手段35に対して常
に安定した測定環境条件が得られる。従って、運転中に
保護管20が破損した場合には、当該保護管20の破損
による異常を確実に検知することができ、温度検出手段
35について高い信頼性が得られる。
【0017】また、紫外線ランプ25の封体の外表面は
相当に高い温度となっているが、この紫外線ランプ25
の電極26の側方位置において温度検出手段35が封体
の外表面に接近した状態で設けられているので、検出す
べき浴水の温度との差が大きくなり、これにより、高い
検出精度が得られる。
【0018】また、保護管20は、開口21によりその
内部が開放されているために外気圧と同じ状態に保圧さ
れているが、保護管20内に流入した浴水は、循環ポン
プにより外気圧より大きな圧力であるために極めて短い
時間で確実に温度検出手段35に到達し、その結果,保
護管20の破損を極めて短い時間で確実に検知すること
ができる。
【0019】本発明においては、上記の流体殺菌装置に
限られず、例えば次のような種々の変更を加えることが
できる。
【0020】また、処理すべき流体を流体処理槽の下方
から導入して上方から排出してもよい。また、処理すべ
き流体は液体に限られず、気体もしくは粉体を紫外線処
理する流体紫外線処理装置を構成することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の流体紫外線処理装置によれば、
温度検出手段が、紫外線ランプに対して固定された位置
に取り付けられているので、当該温度検出手段への環境
的外乱因子が少なく、紫外線ランプの姿勢に関わらず温
度検出手段に対して常に安定した測定環境条件が得られ
る。従って、運転中に保護管が破損した場合には、当該
保護管の破損による異常を確実に検知することができ、
温度検出手段について高い信頼性が得られる。
【0022】そして、温度検出手段が紫外線ランプの電
極の側方位置において、紫外線ランプの封体の外表面に
接近した状態で設けられていることにより、検出すべき
流体の温度との差が大きくなり、これにより、高い検出
精度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流体紫外線処理装置の実施の形態の一
例における構成の概略を示す説明用断面図である。
【図2】図1に示す流体紫外線処理装置のランプベース
を示す説明用断面図である。
【図3】流体殺菌処理装置として利用される従来の流体
紫外線処理装置の一例における構成の概略を示す説明図
である。
【符号の説明】
10 流体処理槽 11 導入路 12 排出路 20 保護管 21 開口 22,23 O−リング 25 紫外線ランプ 26 電極 30 ランプベース 31 筒孔 35 温度検出手段 40 固定部材 41,42 給電用電線 43 配線 80 流体処理槽 81 導入路 82 排出路 83 保護管 84 保持部材 85 紫外線ランプ 86 キャップ 87 給電用電線 90 温度検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−184389(JP,A) 特開 昭55−143162(JP,A) 特開 平7−24450(JP,A) 特開 昭63−156590(JP,A) 実開 平1−151896(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/32 A61L 2/10 C02F 1/72

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線処理すべき流体が導入される流体
    処理槽と、この流体処理槽内に設けられた保護管と、こ
    の保護管内に、上下方向に伸びるよう配置された紫外線
    ランプとを具えてなる流体紫外線処理装置において、前記紫外線ランプの上端に固定されたランプベースを具
    え、このランプベースに温度検出手段が取り付けられて
    おり、この温度検出手段はその先端がランプベースの下
    端から突出して紫外線ランプの一端側の電極の側方にお
    いて封体の外表面に接近した状態で位置するよう配置さ
    れている ことを特徴とする流体紫外線処理装置。
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JP4549950B2 (ja) * 2005-08-22 2010-09-22 ハリソン東芝ライティング株式会社 無電極放電灯装置および光化学洗浄装置
CN102728293A (zh) * 2010-10-04 2012-10-17 特洁安科技有限公司 套筒支持器装置
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