JP3209014B2 - Cmosバッファ回路 - Google Patents

Cmosバッファ回路

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JP3209014B2
JP3209014B2 JP24337994A JP24337994A JP3209014B2 JP 3209014 B2 JP3209014 B2 JP 3209014B2 JP 24337994 A JP24337994 A JP 24337994A JP 24337994 A JP24337994 A JP 24337994A JP 3209014 B2 JP3209014 B2 JP 3209014B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CMOS集積回路の
出力回路等に用いられるCMOSバッファ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、マスクROM等のCMOSメモ
リのブロック構成を示す。データが記憶されるメモリセ
ルアレイ91、このメモリセルアレイ91のデータを選
択するためのロウデコーダ92及びカラムデコーダ9
3、選択されたメモリセルデータを読み出すセンスアン
プ94、読み出されたデータを外部出力端子に取り出す
出力バッファ回路95等を有する。
【0003】この種のCMOSメモリの大規模化に伴っ
て、最近同時スイッチングによるグラウンド・バウンス
の影響が大きな問題になっている。図9のシステムにお
いて、8ビットあるいは16ビット等の複数系統のセン
スアンプ94が同時スイッチングしたときに、配線等の
インダクタに生じる起電力により、PMOSトランジス
タがオンするときにはPMOSトランジスタのソース電
位が低下し、NMOSトランジスタがオンする時にはN
MOSトランジスタのソース電位が上昇する。これらの
過渡的なソース電位変化が出力論理レベルや入力論理レ
ベルを変えるといったシステムの誤動作をもたらす。
【0004】上述のような同時スイッチングによるノイ
ズの影響を低減するために、例えば出力バッファ回路9
5を改良することが行われる。図10はそのような改良
型の出力バッファ回路の例を示している。この出力バッ
ファ回路は、PMOSトランジスタQP1とNMOSトラ
ンジスタQN1による第1のCMOSインバータ101
と、PMOSトランジスタQP2とNMOSトランジスタ
QN2による第2のCMOSインバータ102と、これら
のインバータ101,102によりそれぞれ駆動される
出力段PMOSトランジスタQP4とNMOSトランジス
タQN4を主たる構成要素とする。
【0005】第1のCMOSインバータ101のNMO
SトランジスタQN1のソース側には、ダイオード接続さ
れたクランプ用NMOSトランジスタQN3が挿入され、
同様に第2のCMOSインバータ102のPMOSトラ
ンジスタQP2のソース側にはダイオード接続されたクラ
ンプ用PMOSトランジスタQP3が挿入されている。こ
の様な構成は例えば、特開平4−330822号公報に
示されている。
【0006】この様な構成とすると、入力端子INが立
ち上がって第1のCMOSインバータ101の出力が低
下する時に、クランプ用NMOSトランジスタQN3がそ
の変化を鈍らせる働きをし、従って出力段PMOSトラ
ンジスタQP4の立上がりが抑制される。同様に、入力端
子INが立ち下がって第2のCMOSインバータ102
の出力が上昇する時に、クランプ用NMOSトランジス
タQP3がその変化を鈍らせる働きをし、従って出力段N
MOSトランジスタQN4の立上がりが抑制される。この
様に出力段MOSトランジスタの立上がりを抑制するこ
とにより、前段のセンスアンプの同時スイッチングによ
るノイズの影響を除くことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10の回路方式は、
同時スイッチングノイズの低減に効果があるが、これは
いわば動作速度を犠牲にした結果である。この動作速度
の低下は、特に電源電圧が低くなった場合には大きな問
題となる。例えば、最近は3V/5V電源共用型のメモ
リ等が作られているが、3Vの低電圧電源を用いたとき
に、図10の回路方式では動作速度低下の悪影響が著し
くなる。
【0008】この発明は上記事情を考慮してなされたも
ので、同時スイッチングノイズを低減しながら、電源電
圧が低下した時に動作速度低下を来さないようにしたC
MOSバッファ回路を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るCMOS
バッファ回路は、PMOSトランジスタまたはNMOS
トランジスタの少なくとも一方のソース側にダイオード
接続されたクランプ用MOSトランジスタが設けられた
入力段CMOSゲート回路と、この入力段CMOSゲー
ト回路の出力端子に入力端子が接続された出力段CMO
Sインバータと、前記クランプ用MOSトランジスタに
並列接続されたスイッチ用MOSトランジスタと、電源
電圧が所定レベル以下になったことを検出して前記スイ
ッチ用MOSトランジスタをオン駆動するスイッチ制御
回路とを備えたことを特徴としている。
【0010】この発明に係るCMOSバッファ回路はま
た、NMOSトランジスタのソース側にダイオード接続
されたクランプ用NMOSトランジスタが設けられた第
1のCMOSゲート回路と、PMOSトランジスタのソ
ース側にダイオード接続されたクランプ用PMOSトラ
ンジスタが設けられて前記第1のCMOSゲート回路と
入力端子が共通接続された第2のCMOSゲート回路
と、前記第1のCMOSゲート回路の出力により駆動さ
れる出力段PMOSトランジスタと前記第2のCMOS
ゲート回路の出力により駆動される出力段NMOSトラ
ンジスタとが直列接続された出力回路と、前記第1のC
MOSゲート回路のクランプ用NMOSトランジスタに
並列接続されたスイッチ用NMOSトランジスタと、前
記第2のCMOSゲート回路のクランプ用PMOSトラ
ンジスタに並列接続されたスイッチ用PMOSトランジ
スタと、電源電圧が所定レベル以下になったことを検出
して前記スイッチ用NMOSトランジスタ及びスイッチ
用PMOSトランジスタをオン駆動するスイッチ制御回
路とを備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】この発明においては、入力段のCMOSゲート
回路にはクランプ用MOSトランジスタが挿入され、同
時にこのクランプ用MOSトランジスタに並列に、これ
を選択的に短絡するためのスイッチ用MOSトランジス
タが設けられる。そして通常の電源電圧状態では、スイ
ッチ用MOSトランジスタはオフとすることにより、ク
ランプ用MOSトランジスタの働きにより、同時スイッ
チングノイズの影響を低減することができる。
【0012】電源電圧が低下した時には、スイッチ制御
回路がこれを検出してスイッチ用MOSトランジスタを
オン駆動する。この結果クランプ用MOSトランジスタ
が短絡されて、CMOSゲート回路のソースが直接接地
端子または電源端子に接続される。このクランプ機能の
解除によって、電源電圧低下に伴う動作速度低下がなく
なり、バッファ回路の高速性能が確保される。しかも電
源電圧が低下したときには同時スイッチングノイズも小
さくなるから、クランプ機能を解除することによる悪影
響はない。以上によりこの発明に係るCMOSバッファ
回路は、特に3V/5V電源共用型のCMOS集積回路
に適用したときに、耐ノイズ性及び高速性を両立させる
ことができて有効である。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るCMOS
出力バッファ回路の構成である。このCMOS出力バッ
ファ回路は例えば、図9に示したようなCMOSメモリ
に用いられる。なお以下の説明において、特にことわら
ない限り、MOSトランジスタはエンハンスメント型
(E型)とする。
【0014】このCMOS出力バッファ回路は、第1の
CMOSゲート回路11と第2のCMOSゲート回路1
2、及びこれらのCMOSゲート回路11、12の出力
によりそれぞれ駆動される出力段PMOSトランジスタ
QP31 、NMOSトランジスタQN31 を有する。出力段
のPMOSトランジスタQP31 、NMOSトランジスタ
QN31 は電源VDDと接地間に直列接続されて、ドレイン
が共通に出力端子OUTに接続されている。
【0015】第1のCMOSゲート回路11は、この実
施例では2入力NANDゲートであり、直列接続された
二つのNMOSトランジスタQN11 ,QN12 と、並列接
続された二つのPMOSトランジスタQP11 ,QP12 を
有する。NMOSトランジスタQN11 とPMOSトラン
ジスタQP11 のゲートは共通に入力端子INに接続さ
れ、NMOSトランジスタQN12 とPMOSトランジス
タQP12 のゲートは共通に出力イネーブル端子OENに
接続される。
【0016】第2のCMOSゲート回路12は、2入力
NORゲートであり、直列接続された二つのPMOSト
ランジスタQP21 ,QP22 と、並列接続された二つのN
MOSトランジスタQN21 ,QN22 を有する。NMOS
トランジスタQN21 とPMOSトランジスタQP21 のゲ
ートは共通に入力端子INに接続され、NMOSトラン
ジスタQN22 とPMOSトランジスタQP22 のゲートに
は共通に出力イネーブル端子OENの信号がインバータ
Iにより反転されて供給される。
【0017】第1のCMOSゲート回路11の接地側の
NMOSトランジスタQN12 のソースと接地端子の間に
は、ダイオード接続されたクランプ用NMOSトランジ
スタQN13 が挿入されている。第2のCMOSゲート回
路12の電源側のPMOSトランジスタQP22 のソース
と電源VDDの間には、やはりダイオード接続されたクラ
ンプ用PMOSトランジスタQP23 が挿入されている。
【0018】一方のクランプ用NMOSトランジスタQ
N13 に対して並列に、スイッチ用NMOSトランジスタ
QN14 が接続され、他方のクランプ用PMOSトランジ
スタQP23 にも並列に、スイッチ用PMOSトランジス
タQP24 が接続されている。これらのスイッチ用NMO
SトランジスタQN14 ,PMOSトランジスタQP24は
通常の電源状態、例えばVDD=5Vのときは、オフ状態
に保たれる。
【0019】これらのスイッチ用NMOSトランジスタ
QN14 及びPMOSトランジスタQP24 を電源電圧があ
るレベル以下になったときに選択的にオン駆動するため
に、スイッチ制御回路13が設けられている。スイッチ
制御回路13は、ドレイン・ゲートを共通に電源VDDに
接続し、ソースを端子Aに接続したNMOSトランジス
タQN42 と、端子Aと接地端子の間にゲート・ソースを
共通接続して抵抗として挿入されたデプレション型(D
型)のNMOSトランジスタQN41 とからなる部分が電
源電圧センス回路131を構成している。即ち端子Aの
電位は、NMOSトランジスタQN42 のしきい値をVTH
として、VDD−VTHとなり、電源VDDに応じて変化する
出力が得られる。
【0020】端子Aには、NMOSトランジスタQN43
とPMOSトランジスタQP41 からなるCMOSインバ
ータの入力端子が接続され、更にその出力端子Bには、
NMOSトランジスタQN44 とPMOSトランジスタQ
P42 からなるCMOSインバータの入力端子が接続され
ている。これらCMOSインバータは、端子Aの電位が
所定レベル以下になったことを判定するしきい値回路1
32を構成している。そして、最初のインバータ出力端
子Bが第1のCMOSゲート回路11側のスイッチ用N
MOSトランジスタQN14 のゲートに接続され、次のイ
ンバータ出力端子Cが第2のCMOSゲート回路12側
のスイッチ用PMOSトランジスタQP24 のゲートに接
続されている。
【0021】この様に構成された出力バッファ回路の動
作を次に説明する。出力イネーブル端子OENが“L”
レベルのとき、第1のCMOSゲート回路11ではPM
OSトランジスタQP12 がオンであり、出力端子N1が
“H”レベルに保たれ、第2のCMOSゲート回路12
ではNMOSトランジスタQN22 がオンであり、出力端
子N2が“L”レベルに保たれる。従って出力段のPM
OSトランジスタQP31 及びNMOSトランジスタQN3
1 は共にオフ、即ち出力端子OUTは高インピーダンス
状態に保たれる。
【0022】出力イネーブル端子OENが“H”レベル
になると、入力端子INが“H”レベルになったとき、
第1のCMOSゲート回路11は、NMOSトランジス
タQN11 ,QN12 が共にオンであり、出力端子N1が
“L”レベルになる。また第2のCMOSゲート回路1
2は、NMOSトランジスタQN21 がオンになるから出
力端子N2が“L”レベルになる。これにより、出力段
PMOSトランジスタQP31 がオン、出力段NMOSト
ランジスタQN31 がオフになり、最終出力端子OUTに
“H”レベル出力が得られる。
【0023】出力イネーブル端子OENが“H”レベル
の状態で入力端子INが“L”レベルになると、第1の
CMOSゲート回路11は、NMOSトランジスタQN1
1 がオフになって出力端子N1が“H”レベルに、第2
のCMOSゲート回路12はPMOSトランジスタQP2
1 ,QP22 ともにオンになって出力端子N2が“H”レ
ベルになる。これにより、出力段PMOSトランジスタ
QP31 がオフ、出力段NMOSトランジスタQN31 がオ
ンになり、最終出力端子OUTに“L”レベル出力が得
られる。以上が出力バッファ回路の基本動作である。
【0024】電源電圧VDDの大きさに応じて、第1のC
MOSゲート回路11側のスイッチ用NMOSトランジ
スタQN14 及び第2のCMOSゲート回路12側のスイ
ッチ用PMOSトランジスタQP24 のオン/オフが切替
え制御される。これにより、第1のCMOSゲート回路
11側のクランプ用NMOSトランジスタQN13 、第2
のCMOSゲート回路12側のクランプ用PMOSトラ
ンジスタQP23 の働きが制御される。この動作を図7を
参照して説明する。
【0025】図7は、電源電圧VDDが変化したときに、
これに応じてスイッチ制御回路13の端子Aの電位が変
化する様子と、この端子Aにより制御されるCMOSイ
ンバータの論理しきい値の関係を示している。D型NM
OSトランジスタQN41 はほぼ定抵抗動作するから、セ
ンス回路131の出力端子Aの電位は図示のように、ダ
イオード接続されたNMOSトランジスタQN42 のしき
い値分VTHだけ電源電圧VDDから下がった値になる。イ
ンバータ論理しきい値は電源電圧VDDにほぼ比例する。
【0026】従って例えば電源VDDが5V以上では、端
子Aの電位はCMOSインバータの論理しきい値より高
く、このとき端子Bは“L”レベル、端子Cは“H”レ
ベルである。これにより、第1のCMOSゲート回路1
1側のスイッチ用NMOSトランジスタQN14 、第2の
CMOSゲート回路12側のスイッチ用PMOSトラン
ジスタQP24 は共にオフである。
【0027】この状態では、出力イネーブル状態で、入
力端子INが立ち上がり、第1のCMOSゲート回路1
1の出力端子N1が立ち下がるとき、クランプ用NMO
SトランジスタQN13 の働きにより、出力端子N1の立
下がり速度、従って出力段PMOSトランジスタQP31
のターンオン速度が抑制される。同様に、入力端子IN
が立ち下がって、第2のCMOSゲート回路12の出力
端子N2が立ち上がるとき、クランプ用PMOSトラン
ジスタQP23 の働きにより、出力端子N2の立上がり速
度、従って出力段NMOSトランジスタQN31 のターン
オン速度が抑制される。この結果、同時スイッチングノ
イズの影響が抑制される。
【0028】電源電圧VDDが例えば、3Vになると、図
7に示すように、スイッチ制御回路13のセンス回路1
31の出力端子Aの電位は、CMOSインバータの論理
しきい値より低くなる。このとき、しきい値回路132
の端子Bは“H”レベル、端子Cは“L”レベルにな
る。従って、第1のCMOSゲート回路11側のスイッ
チ用NMOSトランジスタQN14 、第2のCMOSゲー
ト回路12側のスイッチ用PMOSトランジスタQP24
共にオンとなる。これによって、クランプ用のNMOS
トランジスタQN13 、PMOSトランジスタQP23 とも
に短絡されて、クランプ機能が解除される。このクラン
プ機能の解除によって、電源電圧低下に拘らず、出力バ
ッファ回路の高速性能が確保されることになる。
【0029】図2は、図1の実施例を僅かに変形した実
施例である。図1と異なるのは、スイッチ制御回路13
として、PMOSトランジスタQP43 とNMOSトラン
ジスタQN45 からなるCMOSインバータを1段追加し
たしきい値回路132aを用いた点である。そして、第
1のCMOSゲート回路11側のスイッチ用NMOSト
ランジスタQN14 のゲートを、端子Bに代わって最終段
出力端子Dにより駆動するようにしている。
【0030】図1の回路において、スイッチ制御回路1
3の端子Aの電位がもしインバータ論理しきい値より僅
かに低い状態であるとすると、端子Bは充分に“H”レ
ベルにならず、中間レベルにとどまる。そうするとスイ
ッチ用NMOSトランジスタQN14 が充分深くオンにな
らず、クランプ機能の解除が中途半端にとどまる。図2
の実施例によると、端子BがVDDまで出ていなくても、
更に2段のCMOSインバータを通すことで端子Dは充
分にVDDに近い値になる。従ってスイッチ用NMOSト
ランジスタQN14 のオン/オフ切替えが明確に行われ
る。
【0031】図3は、図2の実施例を変形した実施例で
ある。この実施例のスイッチ制御回路13は、センス回
路131aとして、E型NMOSトランジスタQN42 と
D型NMOSトランジスタQN41 の配置を図2のそれと
逆にしている。即ち、E型NMOSトランジスタQN42
のソースを接地し、ゲートとドレインを共通にして、ゲ
ートとソースを接続した抵抗としてのD型NMOSトラ
ンジスタQN41 を介して電源に接続した構成としてい
る。またこれに伴って、端子Cを第1のCMOSゲート
回路11側のスイッチ用NMOSトランジスタQN14 の
ゲートに接続し、端子Dを第2のCMOSゲート回路1
2側のスイッチ用PMOSトランジスタQP24 のゲート
に接続している。
【0032】スイッチ制御回路13の端子Aの電源依存
性は、図8に示すように、先の実施例の図7の場合とは
逆になる。即ち、このスイッチ制御回路13のセンス回
路131aでは、D型NMOSトランジスタQN41 の定
抵抗特性とダイオード接続されたE型NMOSトランジ
スタQN42 とによって、電源電圧VDDがある程度以上で
は、端子AはNMOSトランジスタQN42 のしきい値V
THで決まるほぼ一定電圧となる。インバータ論理しきい
値が電源電圧VDDに応じて変化することは、先の実施例
と同様である。
【0033】従って、例えば電源電圧VDDが5Vでは、
先の実施例と反対に端子Cが“L”レベル、端子Dが
“H”レベルとなる。このとき、第1のCMOSゲート
回路11側のスイッチ用NMOSトランジスタQN14 、
第2のCMOSゲート回路12側のスイッチ用PMOS
トランジスタQP24 共にオフである。電源電圧VDDが例
えば3Vになると、端子Cが“H”レベル、端子Dが
“L”レベルとなり、先の実施例と同様にクランプ機能
が解除される。
【0034】図4は、出力イネーブル端子OENをなく
した実施例の出力バッファ回路である。第1のCMOS
ゲート回路11aは、図1の実施例の第1のCMOSゲ
ート回路11から出力イネーブル端子OENにより制御
されるPMOSトランジスタQP12 及びNMOSトラン
ジスタQN12 を除いたCMOSインバータ・ゲートであ
る。同様に第2のCMOSゲート回路12aは、第2の
CMOSゲート回路12から出力イネーブル端子OEN
により制御されるPMOSトランジスタQP22及びNM
OSトランジスタQN22 を除いたCMOSインバータ・
ゲートである。
【0035】この実施例によっても、先の実施例と同様
に、電源レベルに応じてクランプ機能のオン/オフ制御
がなされ、従って先の実施例と同様の効果が得られる。
なお図4の実施例において、スイッチ制御回路13の部
分に、図2あるいは図3の実施例に示す構成のスイッチ
制御回路13を用い得ることは、いうまでもない。
【0036】図5は、図4の実施例を更に変形して、入
力段に第1のCMOSゲート回路11aのみを残したC
MOSバッファの実施例である。出力段MOSトランジ
スタQP31 ,QN31 のゲートは共通に入力段CMOSゲ
ート回路11aの出力端子N1に接続されている。この
実施例によると、入力端子INの立上がり時に一定の遅
延を持たせ、またクランプ回路による遅延機能を電源レ
ベルに応じてオン/オフできるようにした遅延バッファ
が得られる。
【0037】図6は、同様に図4の実施例を変形して、
入力段に第2のCMOSゲート回路12aのみを残した
CMOSバッファの実施例である。この実施例による
と、入力端子INの立下がり時に一定の遅延を持たせ、
またクランプ回路による遅延機能を電源レベルに応じて
オン/オフできるようにした遅延バッファが得られる。
なお図5及び図6の実施例において、図3の実施例に用
いた方式のスイッチ制御回路13を用いることも勿論可
能である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、入
力段CMOSゲート回路にはクランプ用MOSトランジ
スタが挿入され、このクランプ用MOSトランジスタに
並列にスイッチ用MOSトランジスタが設けられて、通
常の電源電圧状態ではクランプ用MOSトランジスタの
働きにより、同時スイッチングノイズの影響を低減する
ことができ、電源電圧が低下した時にはスイッチ用MO
Sトランジスタをオン駆動してクランプ機能を解除する
ことによって、電源電圧低下に拘らず高速性能が確保で
きるようにしたCMOSバッファ回路を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係るCMOS出力バッ
ファ回路を示す。
【図2】 この発明の別の実施例に係るCMOS出力バ
ッファ回路を示す。
【図3】 この発明の更に別の実施例に係るCMOS出
力バッファ回路を示す。
【図4】 この発明の更に別の実施例に係るCMOS出
力バッファ回路を示す。
【図5】 この発明の別の実施例に係るCMOSバッフ
ァ回路を示す。
【図6】 この発明の別の実施例に係るCMOSバッフ
ァ回路を示す。
【図7】 図1の実施例の回路動作を説明する為の図で
ある。
【図8】 図3の実施例の回路動作を説明する為の図で
ある。
【図9】 CMOSメモリのブロック構成を示す。
【図10】 従来のCMOSメモリの出力バッファ回路
を示す。
【符号の説明】
11…第1のCMOSゲート回路、12…第2のCMO
Sゲート回路、13…スイッチ制御回路、131,13
1a…電源電圧センス回路、132,132a…しきい
値回路、QP31 …出力段PMOSトランジスタ、QN31
…出力段NMOSトランジスタ、QN13 …クランプ用N
MOSトランジスタ、QP23 …クランプ用PMOSトラ
ンジスタ、QN14 …スイッチ用NMOSトランジスタ、
QP24 …スイッチ用PMOSトランジスタ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PMOSトランジスタまたはNMOSト
    ランジスタの少なくとも一方のソース側にダイオード接
    続されたクランプ用MOSトランジスタが設けられた入
    力段CMOSゲート回路と、 この入力段CMOSゲート回路の出力端子に入力端子が
    接続された出力段CMOSインバータと、 前記クランプ用MOSトランジスタに並列接続されたス
    イッチ用MOSトランジスタと、 電源電圧が所定レベル以下になったことを検出して前記
    スイッチ用MOSトランジスタをオン駆動するスイッチ
    制御回路とを備えたことを特徴とするCMOSバッファ
    回路。
  2. 【請求項2】 NMOSトランジスタのソース側にダイ
    オード接続されたクランプ用NMOSトランジスタが設
    けられた第1のCMOSゲート回路と、 PMOSトランジスタのソース側にダイオード接続され
    たクランプ用PMOSトランジスタが設けられて前記第
    1のCMOSゲート回路と入力端子が共通接続された第
    2のCMOSゲート回路と、 前記第1のCMOSゲート回路の出力により駆動される
    出力段PMOSトランジスタと前記第2のCMOSゲー
    ト回路の出力により駆動される出力段NMOSトランジ
    スタとが直列接続された出力回路と、 前記第1のCMOSゲート回路のクランプ用NMOSト
    ランジスタに並列接続されたスイッチ用NMOSトラン
    ジスタと、 前記第2のCMOSゲート回路のクランプ用PMOSト
    ランジスタに並列接続されたスイッチ用PMOSトラン
    ジスタと、 電源電圧が所定レベル以下になったことを検出して前記
    スイッチ用NMOSトランジスタ及びスイッチ用PMO
    Sトランジスタをオン駆動するスイッチ制御回路とを備
    えたことを特徴とするCMOSバッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ制御回路は、 ゲートとドレインが共通に電源に接続されたしきい値が
    VTHのエンハンスメント型NMOSトランジスタと、こ
    のトランジスタのソースと接地間に接続された抵抗とか
    ら構成されて、電源電圧VDDに対して電圧VDD−VTHを
    出力するセンス回路と、 このセンス回路の出力電圧を所定の論理しきい値で判定
    するしきい値回路とを有することを特徴とする請求項1
    または2記載のCMOSバッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ制御回路は、 ソースが接地され、ゲートとドレインが共通に抵抗を介
    して電源に接続されたしきい値がVTHのエンハンスメン
    ト型NMOSトランジスタにより構成されて、電源電圧
    の変動範囲内で電圧VTHを出力するセンス回路と、 このセンス回路の出力電圧を所定の論理しきい値で判定
    するしきい値回路とを有することを特徴とする請求項1
    または2記載のCMOSバッファ回路。
JP24337994A 1994-09-12 1994-09-12 Cmosバッファ回路 Expired - Fee Related JP3209014B2 (ja)

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