JP3208491B2 - 抄紙機の圧搾部 - Google Patents

抄紙機の圧搾部

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JP3208491B2 JP22970091A JP22970091A JP3208491B2 JP 3208491 B2 JP3208491 B2 JP 3208491B2 JP 22970091 A JP22970091 A JP 22970091A JP 22970091 A JP22970091 A JP 22970091A JP 3208491 B2 JP3208491 B2 JP 3208491B2
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    • D21F3/045Arrangements thereof including at least one extended press nip

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抄紙機の圧搾部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の圧搾部は、EP0107606
B1に開示されている。この公報の第1図によれば、そ
れぞれ1つのプレス隙間を形成する2つのプレスローラ
対が設けられており、帯状体から水分を吸収する無端の
フェルトベルト(以下単に″脱水フェルト″という)
が、各々のプレス隙間を通過して走行している。その他
では、両プレス隙間を順次通過して、幾つかの案内ロー
ラを経由して走行するベルト状の無端の弾性のプレス要
素が存在している。脱水すべき帯状体は、第1のプレス
隙間において弾性のベルトに接触し、その後、第2のプ
レス隙間内に導かれる。この構成によって、両脱水フェ
ルトは、両プレス隙間の直ぐ後方で脱水すべき帯状体か
ら離れるようになる。つまり、両プレス隙間後方での帯
状体の搬送には、両脱水フェルトはなんら関与しないの
である。これによって、脱水フェルトから帯状体への再
加湿は回避される。こうして、圧搾部の脱水能力を向上
させ、圧搾部を通過する際の帯状体の乾燥容量を増大さ
せようとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この公知の圧
搾部の欠点は、両プレス隙間において、帯状体の同一の
面が弾性のベルトと接触することにある。したがって、
帯状体の他方の面は両プレス隙間において脱水フェルト
と接触している。それゆえ、完成した帯状体(例えば帯
状紙)は、その両面において異なった性質、例えば異な
った平滑性又は吸湿性を有することになる。
【0004】未来指向の抄紙機を開発する場合には、圧
搾部に対して次の要求がある。 1.プレス隙間の数を、できるかぎり少なくすること。
つまり、その数は、できるかぎり2を越えないこと。 2.各プレス隙間において、帯状体は脱水フェルトと弾
性のプレス要素の間を走行すること。 3.みかげ石又は類似の石のローラ又は人造石のローラ
については、その使用を断念すること。多くの場合、吸
込みプレスローラの利用も避けること。 4.帯状体は、圧搾部を通過する際に、常に搬送手段、
例えばフェルトベルト又は弾性のプレス要素と接触して
いること(即ち自由な帯状体の列を伴わない閉じた帯状
体の案内)。 5.完成した製品の両面は、できるかぎり同一の性質を
有していること。 6.圧搾部の脱水能力を、従来と比べて可能なかぎり高
めること。即ち圧搾部を通過する際に、非常に高い稼働
速度(おおよそ2000m/min以上)にも拘らず、
帯状体の乾燥容量をできるかぎり増大させること。
【0005】本発明の基礎とする課題は、前述の各要求
が可能なかぎり満足されるように、冒頭に記載の公知の
圧搾部を改良することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、請求項1の
特徴事項、すなわち、2つの互いに独立した無端の弾性
のプレス要素、即ち第1及び第2のプレス要素が設けら
れており、第1のプレス隙間において、帯状体の一方の
面が第1のプレス要素と接触し、第2のプレス隙間にお
いて、帯状体の他方の面が第2のプレス要素と接触して
いることを特徴とする抄紙機の圧搾部によって解決され
る。帯状体の両面が、吸水性のフェルトベルトよりも吸
水性に劣る弾性のプレス要素と順に接触することが重要
である。弾性のプレス要素は、吸水性をまったく有して
いないのが望ましい。これによって、弾性のプレス要素
から帯状体への再加湿が回避され、帯状体の両面は順に
平らにされる。
【0007】脱水すべき帯状体が、脱水フェルトと非吸
水性の弾性のプレス要素との間に挟まれて、プレス隙間
を通過する場合には、個々のプレス隙間の脱水能力が、
二重フェルトプレスと比較して、相当に高いということ
は、既に知られている。言い換えると、単一フェルトプ
レスが、二重フェルトプレスよりも高い脱水能力を有し
ているということは公知である。また、直列に接続され
た2つの単一フェルトプレスが、単独の単一フェルトプ
レスの場合よりも高い脱水能力を有していることは自明
である。しかし、既に説明したように、両プレス隙間に
おいて帯状体の両面が弾性のプレス要素と順に接触する
ことによって、つまり、一方の脱水フェルトが帯状体の
一方の面と接触し、他方の脱水フェルトが帯状体の他方
の面と接触することによって、脱水能力の一層の向上が
達成されるという事実は予測不可能である。
【0008】この有利な成果は、おそらく次の実情に起
因している。即ち、冒頭に記載の公知の圧搾部(EP0
107606B1)の場合には、帯状体は同一の面につ
いて2回続けて脱水され、その間、帯状体の他方の面は
弾性のベルトと接触している。したがって、帯状体の他
方の面が強く圧縮され、その結果、第2のプレス隙間の
脱水作用が低下してしまうのである。つまり、圧搾部の
理論上可能な100%の脱水能力は達成されていない。
それどころか、極端な場合には、帯状体が押し潰される
危険性がある。
【0009】これに対して、本発明の圧搾部によれば、
帯状体の両面の性質の本質的に高い同一性と、脱水能力
の予測不可能な向上とが同時に達成される。したがっ
て、この圧搾部は、極端に高い稼働速度(2000m/
min以上)に適している。
【0010】2つの公開明細書DE3718462,D
E3729723には、同様に帯状体の両面について高
い同質性を達成することを目的とした圧搾部が開示され
ている。この場合、一方のプレス隙間においては帯状体
の一方の面が、そして他方のプレス隙間においては帯状
体の他方の面が、滑らかなみかげ石、又は類似の石のロ
ーラ又は人造石のローラと接触するようになっている。
しかしその場合、一方から他方の滑らかなプレスローラ
への引渡し箇所において、帯状体の(たとえ短くても)
自由な列を用意する必要がある。
【0011】これに対して、本発明では公知の構成を帯
状体の自由な列を伴わずに維持することができる。硬質
のローラ、例えば石ローラの使用は更に別の欠点を伴
う。まずプレス面が硬いために比較的低い脱水能力しか
達成できない。次に石ローラは、高額な製造コストを必
要とする。その他高い稼働速度を達成しようとする場合
に事故発生率が高くなる。何故なら、石ローラ体の破損
は過負荷に起因して不意に発生するからである。
【0012】本発明によれば、個々の弾性のプレス要素
は、 a)プレス隙間において、プレスローラ又はプレスシュ
ーを経由し、更に案内ローラを経由して走行するプレス
ベルトとして、又は、 b)シュー−プレスユニットの、両端部において閉じら
れた液密性のプレスカバーとして、又は、 c)両端部において閉じられ、かつローラ体上をルーズ
に回転する液密性のプレスカバーとして、又は、 d)プレスローラの弾性のコーティングとして構成され
ている。 b)及びc)に記載のプレスカバーの構成は、DE38
05350(US4878281)に開示されている。
【0013】本発明の圧搾部には、2つの同一の弾性の
プレス要素を備えることも、2つの異なる弾性のプレス
要素を備えることも可能である。つまり、例えば第1の
プレス隙間には(ローラ上を回転する)プレスベルトを
取り付け、第2のプレス隙間には、両端部において閉じ
られたプレスカバーを取り付けることができる。この点
については、多くの変形例が考えられる。
【0014】しかしながら、本発明の種々の可能な実施
例を別の観点にしたがって、即ち脱水すべき帯状体を自
由な列を伴わずに、第1のプレス隙間から第2のプレス
隙間へ搬送する方法にしたがって分類することもでき
る。
【0015】第1グループの実施例では、帯状体を、第
1の弾性のプレス要素から直接第2の弾性のプレス要素
へ引き渡している(請求項4)。こうして両弾性のプレ
ス要素は搬送手段としても利用される。これによって、
多くの利点が同時に生ずる。すべての圧搾部の構成はと
りわけ簡単である。その上、冒頭に記載の公知の構成の
利点が維持される。即ち帯状体を、第1のプレス隙間か
ら第2のプレス隙間へ搬送する場合に、帯状体の再加湿
は完全に又はほぼ完全に排除されている。
【0016】勿論、一方の弾性のプレス要素から、他方
の弾性のプレス要素へ帯状体を引き渡す場合には、幾つ
かの問題を解決しなければならない。即ち時には、特別
な付加的な方策を用いなければ、帯状体を、第1の弾性
のプレス要素から第2の弾性のプレス要素へ実際に確実
に移動させることはできない。例えば、特に帯状体の縁
部が、第1の弾性のプレス要素と一緒に更に走行しよう
とする傾向を示すことがある。しかし、前記困難を克服
するために、さまざまな可能な方策が見いだされてい
る。これに関する方策は、請求項5〜12に記載されて
いる。
【0017】前記方策の多くは、別の関係においても適
用可能である。即ち帯状体が従来の滑らかな硬質のプレ
スローラ(例えば石ローラ)を経由して走行し、同プレ
スローラから弾性のプレス要素、例えばベルトへ移動す
るようになっている圧搾部においても適用可能である。
【0018】このような構成は、例えば次の場合に採用
される。つまり帯状体が(硬質のプレスローラと第1の
脱水フェルトによって構成される)第1のプレス隙間を
通過し、その後(いわゆる弾性のプレス要素と第2の脱
水フェルトによって構成される)、第2のプレス隙間を
通過して走行している従来の圧搾部を近代化することを
目的とした場合である。このような場合でも、まず最初
に、帯状体の一方の面が(例えば石ローラの)滑らかな
面と接触し、その後、帯状体の他方の面が(弾性のプレ
ス要素との接触により)滑らかな面と接触するのであ
る。
【0019】同様に、脱水は最初に一方向において行わ
れ、その後、他方向において行われる。前述の場合に
は、第1のプレス隙間に、例えば二重フェルトの別のプ
レス隙間を接続することが考えられる。
【0020】その他の実施例においては、帯状体を、第
1プレスから第2プレスへ移送するために、吸込み吹付
けローラとして構成された引渡しローラ、又は付加的な
搬送フェルトが備え付けられている。あるいは、特別な
方策を用いて、第1プレスの脱水フェルトを、同時に搬
送フェルトとして利用することが考えられる。これに関
する方策は、請求項13〜15に記載されている。
【0021】本発明のすべての実施例は、高価な吸込み
プレスローラを用いることなく運転できる点で共通して
いる。しかし、必要な場合には、吸込みプレスローラを
使用した場合でも本発明を適用することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の幾つの実施例を図面に基づい
て説明する。
【0023】図1には、抄紙機の圧搾部における第1の
ローラ対(41)、(42)を有する第1プレス(I)
と、第2のローラ対(51)、(52)を有する第2プ
レス(II)が示されている。第1のローラ対(4
1)、(42)によって構成されるプレス隙間を通過し
て、第1のフェルトベルト(43)が走行している。こ
のフェルトベルト(43)は、脱水すべき帯状紙(点線
9で示す)を、抄網部の部分的に示された無端の網ベル
ト(8)から取上げ吸込みローラ(44)を用いて取り
上げている。フェルトベルト(43)は、周囲溝又は袋
穴(点線の円で象徴的に示している。)を有する上方の
プレスローラ(41)の回りを走行し、更に通常の案内
ローラ(45)を経由して走行している。
【0024】下方のプレスローラ(42)の象徴的な表
示は、このローラが撓み調節ローラとして構成されてい
ることを示唆している。例えば米国特許第455262
0号明細書又はWO88/08897に記載されている
ように強化繊維を組み込んだエラストマ−から成る第1
の無端の弾性のプレスベルト(47)が、前記プレスロ
ーラ(42)と案内ローラ(46)の回りを走行してい
る。ローラ対(41),(42)の直後に配置された案
内ローラ(45′)は、第1のプレスベルト(47)に
よって支持されて、第2プレス(II)に向かって更に
移動する帯状紙(9)から、第1のフェルトベルト(4
3)を素早く引き離すためのものである。
【0025】図1とは相違して、下方のプレスローラ
(42)を、プレスベルト(47)と直接摺接するプレ
スシューで代用することができる。
【0026】第1プレス(I)においては、帯状紙
(9)の下面が、第1の弾性のプレスベルト(47)と
接触するのに対して、第2プレス(II)においては、
帯状紙(9)の上面と接触する第2の上方に位置するプ
レスベルト(53)が備えられている。このプレスベル
トは、図示の例では、いわゆるシュー−プレスローラ
(51)の回りを走行する。このシュー−プレスローラ
(51)の本質的な構成要素は、静止した支持体(2
4)とチューブ状の弾性的なプレスカバー(10)と半
径方向に可動のプレスシュー(26)である。これらの
構成要素は、すべての実施例のシュー−プレスローラに
存在している。しかし、支持体は図1の(a)及び
(b)にのみ示されている。
【0027】プレスシュー(26)は、プレスカバー
(10)と第2のプレスベルト(53)を、下方のプレ
スローラ(52)に対して押し付けている。このプレス
ローラ(52)は、溝付きカバーを備えた撓み調節ロー
ラとして構成されている。
【0028】帯状紙(9)は、第2のプレスベルト(5
3)及び取上げローラ(54)によって、第1プレス
(I)のプレスベルト(47)から取り上げられる。こ
のため、第1のプレスベルト(47)が取上げローラ
(54)を幾らか包囲するように、プレスベルト(4
7)の1つの案内ローラ、即ち案内ローラ(46a)が
配置されている。言い換えると、両プレスベルト(4
7)及び(53)は、取上げローラ(54)の周囲の一
部分において、共通の走行区間(U)を有している。
【0029】しかし、この走行区間は、いずれは取上げ
ローラ(54)の周囲において互いに離れることにな
る。案内ローラ(46a)は、2重矢印で示唆するよう
に、垂直方向に沿って調節することができ、したがっ
て、両プレスベルト(47),(53)は、共通の走行
区間(U)の後方において、調節可能な角度で互いに分
岐することになる。
【0030】取上げローラ(54)の手前の第2のプレ
スベルト(53)の外側に加湿手段(50)(例えば噴
水管又は蒸気ノズル)を設けてもよい。プレスベルトの
外側面を、若干加湿することによって、第1のプレスベ
ルト(47)から、帯状紙(9)を確実かつ容易に取り
上げることができる。多くの場合、プレスベルト(5
3)の両縁部にのみ加湿手段(50)を設ければ十分で
ある。
【0031】第2のフェルトベルト(57)は、第2プ
レス(II)の下方のプレスローラ(52)の回りと案
内ローラ(56)を介して走行している。この第2のフ
ェルトベルトは、再加湿を避けるべく、ローラ対(5
1),(52)の後方で案内ローラ(56′)によっ
て、同様に可能なかぎり素早く帯状紙(9)から引き離
される。第2のフェルトベルト(57)が、第2のロー
ラ対(51),(52)の後方に一定の距離を置いて吸
込みローラ(58)を経由して走行している。こうし
て、帯状紙(9)は再び第2のプレスベルト(53)か
ら取り上げられ、乾燥部の第1の乾燥グループ(59)
内に移送される。この第1の乾燥グループについては、
2つの乾燥シリンダ(59a)と2つの方向転換ローラ
(59b)のみが図示されている。
【0032】吸込みローラ(58)の吸込み区域は、第
2のフェルトベルト(57)の調節及び脱水に寄与する
第1の区域(a)と、プレスベルト(53)からの帯状
紙(9)の取り上げに寄与する第2の区域(b)とに分
割されている。各プレス(I),(II)において、プ
レスローラ(42),(52)は、モーター(M)によ
って駆動されており、同モーター(M)の回転数は、駆
動−制御手段(C)によって制御されている。例えば第
2プレス(II)の稼働速度を、第1プレス(I)の稼
働速度よりも若干高くすることができる。
【0033】したがって、第2のプレスベルト(53)
は、第1のプレスベルト(43)よりも幾らか早く走行
する。これによって、第1のプレスベルトから第2のプ
レスベルトへの帯状紙の移送が容易に行われる。しか
し、この方法(速度差の調整)は、たいていはその他の
方法(例えば第2のプレスベルトの緩みのない張り渡
し、又は第2のプレスベルトの加湿もしくは冷却)が有
効でない場合にのみ採用される。
【0034】図1(b)の構成は、図1(a)の構成と
比べると、本質的には第2プレス(II)の2つのロー
ラ(51),(52)が相互に置換されている点でのみ
相違している。即ち、シュー−プレスローラ(51′)
は、下方に位置する第2のフェルトベルト(57)のル
ープ内にあり、撓み調節ローラ(52′)(ここでは滑
らかなカバーを有している。)は上方に位置するプレス
ベルト(53)のループ内にある。これによって、ロー
ラ寸法が同じであれば、第2プレス(II)内で比較的
高い線圧力を適用することができる。何故なら今では撓
み調節ローラ(52′)のローラカバーにおいては、シ
ュー−プレスローラ(51′)の圧搾力と重力は相殺的
に作用し、したがってもはや図1(a)の構成のように
加算されないからである。
【0035】加湿手段(図1(a)の50)に代えて、
図1(b)では冷却ローラ(50′)が設けられてお
り、同冷却ローラ上を第2のプレスベルト(53)がそ
の外側面で接して走行している。
【0036】図2の構成は、図1の構成と比べると、本
質的には第1プレス(I)内に弾性のプレス要素として
シュー−プレスローラ(42A)が備えられている点で
のみ相違している。つまり、このシュー−プレスローラ
(42A)は、図1の下方のプレスローラ(42)、案
内ローラ(46),(46a)及び弾性のプレスベルト
(47)に代わるものである。また、図1(a)及び図
1(b)におけるシュー−プレスローラ(51),(5
1′)のプレスカバー(10)とは対照的に、プレスカ
バー(10)は帯状紙(9)と直接接触することにな
る。
【0037】以下で、更に図10に基づいて説明するよ
うに、例えば、図1(a)の(51)及び図2(a)の
(42A)のようなすべてのシュー−プレスローラのプ
レスカバー(10)は空気で膨らますことができる。こ
れによって、プレスカバー(10)は取上げローラ(5
4)の付近で第2プレス(II)のプレスベルト(5
3)にしばらくの間密着し、同プレスベルトと共に再び
短い共通の走行区間を形成する。上方のプレスローラ
(41A)は、ここでは溝付きプレスカバーを有する撓
み調節ローラとして構成されている。
【0038】図2(b)において、第1プレス(I)の
下方のプレスローラ(42B)は、いわゆるルーズ−カ
バー−プレスローラとして構成されている。このユニッ
トについては、以下で更に図11に基づいて説明する。
【0039】再び同様に、膨脹可能なプレスカバー(1
0′)が設けられているが、このプレスカバーは(プレ
スシュー(26)に代わる)回転可能なローラ体(3
4)によって上方のプレスローラ(41)に対して押し
付けられる。図示しないが、図2(a)に由来する別の
可能な変形例においては、シュー−プレスローラ(42
A)が、滑らかな外周面を有する硬質のプレスローラ、
例えば石ローラで代用されている。このローラから、第
2プレス(II)の弾性のプレス要素、例えばプレスベ
ルト(53)が帯状紙を、石ローラと直接接触すること
により、取り上げるようになっている。
【0040】図3の実施例の場合、第1プレス(I)内
には、図2のそれと同一の構成要素、特に上方のプレス
ローラ(41A)及び下方のシュー−プレスローラ(4
2A)が存在している。
【0041】この場合、第2プレス(II)は、上方に
位置するシュー−プレスローラ(51A)と下方に位置
するプレスローラ(52)によって構成されており、こ
のプレスローラ(52)の回りをフェルトベルト(5
7′)が走行している。両プレスローラ(41A)及び
(52)は同様に溝付きカバーを有する撓み調節ローラ
として構成されている。両シュー−プレスローラ(42
A)及び(51A)は、それぞれチューブ状の膨脹可能
なプレスカバー(10)を有している。
【0042】図3と図1の構成上のその他の相違点は、
第1の乾燥グループ(59)が、別個の支持ベルト(例
えば乾燥フィルター(59c))を有している点にあ
る。この支持ベルトは、帯状紙(9)を取上げ吸込みロ
ーラ(58′)を用いてシュー−プレスローラ(51
A)から取り上げた後、乾燥シリンダ(59a)と方向
転換ローラ(59b)を介して案内している。
【0043】この実施例の場合も、両プレスカバー(1
0)が両端部において閉じられていることが重要であ
る。これは潤滑油の漏出を阻止するためだけでなく、プ
レスカバーを空気で膨らますことができるようにするた
めでもある。こうして両プレスカバーは、第1プレスか
ら第2プレスへ帯状紙(9)を引き渡す短い共通の走行
区間(c)を形成する。引き渡し位置において、両プレ
スカバー(10)の一方を固定の条片(11)を用いて
支持することは有利である。
【0044】図3(a)において、両プレス(I)及び
(II)を逆に配置すると、図3(b)に示すようなプ
レスローラ(41B),(42B),(51B)を備え
た構成が得られる。
【0045】この構成の利点は、第1プレス(I)内の
下方のプレスローラ(41B)に集積する比較的大量の
水が回転するローラカバーと共に下方へ流れ得ることに
ある。更に図1(b)に基づいて既に説明しているよう
に、第2プレス(II)において、比較的高いプレス力
を適用することができる。その上、付加的な取上げ−吸
込みローラ(40a)と付属の案内ローラ(40b)と
を含む付加的な取上げ−フェルトベルト(40)をいず
れにせよ必要とする。
【0046】第1プレス(I)のフェルトベルト(43
B)は、取上げ吸込みローラ(44B)を利用して、取
上げフェルトベルト(40)から帯状紙(9)を受け取
る。第2のシュー−プレスローラ(51B)の周囲の下
部には、くず紙を排除するためにスクレーパ(39)が
設けられている。
【0047】図3(b)のプレス部の構成は、シュー−
プレスローラに代えてルーズ−カバー−プレスローラ
(図11)を用いて実現することもできる。その他の可
能な構成としては、シュー−プレスローラを、図3
(c)のように、ローラ体に固着された柔軟な弾性のコ
ーティングを有する通常のプレスローラ(42C)及び
(51C)で置き換えたものがある。それらの対向ロー
ラは、符号(41C)ないし(52C)で示されてい
る。この場合も、構成上の特徴は、第1プレス(I)か
ら第2プレス(II)へ帯状紙を引き渡すために、2つ
の弾性のプレス要素即ち前述の弾性のコーティングを互
いに接触させている点にある。
【0048】図4に示す実施例の場合、プレスローラ
(61),(62),(51),(72)の配置は、図
1のプレスローラ(41),(42),(51),(5
2)の配置とかなり一致している。しかし両プレス
(I),(II)において、フェルトベルトとプレスベ
ルトが互いに置き換えられている。上方に位置する第1
のプレスベルト(63)は、網ベルト(8)から帯状紙
(9)を取り上げる。このプレスベルトが、通気性をま
ったく有しない場合には、取上げローラ(64)は吸込
み手段を備えない通常のローラとして構成される。
【0049】しかし、若干の通気性を有し、それでい
て、第1のプレス隙間において決して水分を吸い取らな
い第1のプレスベルト(63)を使用することもあり得
る。このプレスベルトの帯状紙(9)と接触する外側面
は、水分を吸収しないようになっている。この場合、取
上げローラ(64)は今までと同様に吸込みローラとし
て構成することができる。
【0050】第1のフェルトベルト(67)がその回り
を走行するところの下方のプレスローラ(62)は、こ
こでは溝付きカバーを有する撓み調節ローラとして構成
されている。第2プレス(II)内では、上方に位置す
るシュー−プレスローラ(51)の回りを、第2のフェ
ルトベルト(73)が走行している。下方に位置する撓
み調節ローラ(72)の回りでは、第2の弾性のプレス
ベルト(77)が走行している。このプレスベルトは、
帯状紙(9)を第1のプレスベルト(63)(案内ロー
ラ(65)において)から取り上げ、そして第2のプレ
ス隙間を通過させ、更に第1の乾燥グループ(59)の
乾燥シリンダと方向転換ローラとを介して案内してい
る。
【0051】これに加えて、乾燥シリンダにおいて既に
蒸発が行われるように、第2のプレスベルト(77)が
通気性を有するならば有利である(しかし必要不可欠で
はない。)。
【0052】案内ローラ(65)の手前の第1のプレス
ベルト(63)の外側面付近には、放熱手段(60)が
備えられている。この放熱手段は、帯状紙(9)を暖め
て、第2のプレスベルトへの帯状紙の移送を容易にし、
更に第2プレス(II)での脱水効率を向上せしめるも
のである。この効率の向上は、乾燥シリンダのプレスベ
ルト(77)(図4)ないしフェルトベルト(57)
(図1)を加熱することによっても達成される。
【0053】図4の構成は、次のように変更することが
できる。即ち付加的な取上げ−吸込みローラ(40a)
を有する付加的な取上げフェルト(40)と第1プレス
(I)の下方に位置するフェルトベルト(67)(別の
取上げ吸込みローラ(44B)を含む)を、網ベルト
(8)から第1プレス(I)へ帯状紙(9)を移送する
ために使用することである(図4(b)参照)。
【0054】図4(a)のその他の可能な変更は、図4
(c)に示されている。そこでは下方に位置する弾性の
プレスベルト(77)は、第2プレス(II)のプレス
ローラ(72)と案内ローラを経由して走行している。
これに対して、第1の乾燥グループ(59)は、プレス
ベルト(77)から帯状紙(9)を取り上げる固有の支
持ベルト(59C)を有している。
【0055】図5は、図1の実施例の別の可能な変形例
を示している。第1プレス(I)から第2プレス(I
I)へ帯状紙(9)を移送するために引渡しローラ(7
9)が設けられている。この引渡しローラは、吸込み区
域(負符号で示す)でもってプレスベルト(47)から
帯状紙(9)を取り上げる。後続の吹付け区域(正符号
で示す)においては、第2プレス(II)のフェルトベ
ルト(57)がローラ(79)上をわずかだけ走行し、
それによって帯状紙を受け取っている。
【0056】図6の実施例は、本質的には図3(b)の
構成と一致している。ただしここでは、図5の場合と同
様に、引渡しローラ(79)が設けられている。この引
渡しローラは、第1プレス(I)のプレスカバーから第
2プレス(II)のフェルトベルト(57B)へ帯状紙
(9)を移送するものである。スクレーパ(図3(b)
の(39))の代わりに、スクレーパ(37)を有する
くず取りローラ(38)が備えられている。
【0057】引渡しローラ(79)に代えて、付加的な
取上げ吸込みローラ(81)を有する付加的な搬送フェ
ルト(80)を設けることもできる。この構成例は、図
7に示されているが、その他の点では、図1とほとんど
同じである。第2プレス(II)の下方に位置するフェ
ルトベルト(57)は、付加的な取上げ吸込みローラ
(56A)を用いて搬送フェルト(80)から帯状紙
(9)を取り上げ、同帯状紙を第2プレス(II)に供
給している。
【0058】この実施例は、図7(b)にしたがって更
に変更することができる。取上げ吸込みローラ(8
1′)の拡張された巻き付け区域内で帯状紙(9)を公
知の方法で暖める蒸気吹き出し箱(82)が示されてい
る。そのために、下方に位置する弾性のプレスベルト
(47)はローラ対(41),(42)の後方で、ほぼ
垂直に上下に位置している2つの案内ローラ(46
b),(46c)を経由して走行している。この2つの
案内ローラの間で、帯状紙(9)は搬送フェルト(8
0)によってプレスベルト(47)から取り上げられ
る。
【0059】第1プレス(I)から第2プレス(II)
へ帯状紙を移送するためのその他の方法が、図8に示さ
れている。図1の場合と同様に、第1プレス(I)の上
方に位置するフェルトベルト(43)は、プレス隙間の
直後で帯状紙(9)から引き離される。フェルトベルト
はフェルト吸引器(83)によって調節され、案内ロー
ラ(45b)を介して、取上げ吸込みローラ(45c)
に導かれる。この取上げ吸込みローラは、フェルトベル
ト(43)を再び帯状紙と接触させ、同帯状紙を下方に
位置するプレスベルト(47)から取り上げる。その
後、第2プレス(II)の下方に位置するフェルトベル
ト(57)は取上げ吸込みローラ(56a)を用いて帯
状紙(9)を受け取り、同帯状紙を、第2プレス(I
I)に供給する。
【0060】図8(b)は、次の点でのみ図8(a)と
相違している。即ち取上げ吸込みローラ(45C)は拡
張された巻き付け区域とそれに応じて拡張された吸引箱
とを有している。これによって、この取上げ吸込みロー
ラは、同時にフェルトベルト(43)の調節に寄与し得
る。そのために、吸込み区域は、図1の取上げ吸込みロ
ーラ(58)の場合とまったく同様に、第1の吸込み区
域(a)と第2の吸込み区域(b)とに分割される。
【0061】最後に、図9は、図3(b)の実施例のそ
の他の可能な変形を示している。図8の場合と同様に、
第1プレス(I)のフェルトベルト(43B)は、プレ
ス隙間の直後でフェルト吸引器(83)によって調節さ
れ、その後、案内ローラ(45b)を介して、シュー−
プレスローラ(42B)のプレスカバーに戻される。そ
こで、フェルトベルト(43B)は取上げ吸込みローラ
(84)を用いて帯状紙を再び受け取る。その巻き付け
区域は180゜以上あり、したがって、そこに再び蒸気
吹き出し箱(85)を配置することができる。その後、
第2プレス(II)のフェルトベルト(57B)は、別
の取上げ吸込みローラ(86)を用いて帯状紙を受け取
り、同帯状紙を第2プレス(II)のプレス隙間に案内
する。
【0062】各々のシュー−プレスローラ(例えば図1
(b)の(51′))は、図10に示すように、非回転
の支持体(24)を有している。この支持体は、その両
端部において(図面にはその一方のみが示されてい
る。)それぞれ1つのジャーナル(24a)によって軸
受ブラケット(25)内に支えられている。支持体は、
その外側面に凹部(24b)を有しており、同凹部内に
は、帯状紙(9)の幅にほぼ相当する長さのプレスシュ
ー(26)が配置されている。支持体(24)とプレス
シュー(26)の回りを無端のチューブ状のプレスカバ
ー(10)が移動する。圧力媒体を注入することよっ
て、プレスシュー(26)はプレスカバー(10)を対
抗ローラ(52)に対して押し付ける。
【0063】ローラの両端部のジャーナル(24a)に
は、軸受リング(14)が軸方向に移動可能であって回
転不可に配置されている。この軸受リング(14)に
は、カバー支持円板(12)がころ軸受(13)を介し
て回転可能に配置されている。プレスカバー(10)の
半径方向内向きに曲げられた縁部が、カバー支持円板
(12)の外端面に固定フランジ(15)とボルト(1
6)によって固着されている。
【0064】プレスカバー(10)とカバー支持円板
(12)とによって限定されたプレスローラの内部空間
を外部に対して密封するために、次の手段が講じられて
いる。つまり、プレスカバー(10)は液密性の合成樹
脂、例えばポリウレタンによって本質的に構成されてお
り、しかも有利には布地又は被覆された繊維で補強され
ている。シール面は符号(B)で示されており、Oリン
グは符号(23)で示されている。ころ軸受(13)の
外側には、軸シールリング(19)が備えられており、
同シールリングは、カバー支持円板(12)に固着され
たケーシングリング(20)内に収容されている。
【0065】図11は、弛んだプレスカバー(10′)
を有するいわゆるルーズ−カバー−プレスローラを示し
ている。図10との違いは、支持体が回転可能に支承さ
れており、したがって円筒形のローラ体(34)を構成
している点にある。このローラ体の軸(34a)は、必
要に応じて駆動装置と結合することができる。プレスカ
バー(10′)の基本形状は、図10のプレスカバー
(10)のそれと同一である。
【0066】プレスカバー(10)によって限定された
内部空間の端部側での液密的な閉鎖は、以下のように行
われる。即ち軸受リング(31)がローラ体(34)に
付設されており、その軸受リングの上に、ころ軸受(1
3′)及びシールリング(32)と共に、リング状のカ
バー支持要素(12′)が支承されている。カバー支持
要素(12′)の外側の端面には、プレスカバー(1
0′)が固定リング(15′)とボルト(16′)によ
って固着されている。
【0067】図11の上部には、対向ローラ(41)の
ほんの一部分が示されている。この対向ローラは、プレ
スローラと共にプレス隙間を形成している。プレス隙間
の外部では、プレスカバー(10′)とローラ体(3
4)との間に間隔(d)が生じている。何となれば、プ
レスカバー(10′)の内径はローラ体(34)の外径
よりも大きいからである。
【0068】
【発明の効果】本発明の圧搾部によれば、帯状体の両面
の性質の本質的に高い同一性と、脱水能力の予測不可能
な向上とが同時に達成される。したがって、この圧搾部
は、極端に高い稼働速度(2000m/min以上)に
適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)圧搾部の構成の概略図である。 (b)別の圧搾部の構成の概略図である。
【図2】(a)別の圧搾部の構成の概略図である。 (b)別の圧搾部の構成の概略図である。
【図3】(a)別の圧搾部の構成の概略図である。 (b)別の圧搾部の構成の概略図である。 (c)別の圧搾部の構成の概略図である。
【図4】(a)別の圧搾部の構成の概略図である。 (b)別の圧搾部の構成の概略図である。 (c)別の圧搾部の構成の概略図である。
【図5】別の圧搾部の構成の概略図である。
【図6】別の圧搾部の構成の概略図である。
【図7】(a)別の圧搾部の構成の概略図である。 (b)別の圧搾部の構成の概略図である。
【図8】(a)別の圧搾部の構成の概略図である。 (b)別の圧搾部の構成の概略図である。
【図9】別の圧搾部の構成の概略図である。
【図10】膨脹可能なプレスカバーを備える長隙間−プ
レスローラの部分的縦断面図である。
【図11】膨脹可能なプレスカバーを備える別の長隙間
−プレスローラの部分的縦断面図である。
【符号の説明】
(9)帯状体(帯状紙) (10),(1
0′)プレスカバー (43)第1のフェルトベルト (45b)補助案
内ローラ (45c)取上げ吸込みローラ (46a)案内ロ
ーラ (47)第1の弾性のプレス要素 (50)加湿手段 (53)第2の弾性のプレス要素 (54)取上げロ
ーラ (57)第2のフェルトベルト (60)帯状体を
加熱する手段 (63)第1の弾性のプレス要素 (79)引渡しロ
ーラ (80)搬送フェルト (81)取上げ吸
込みローラ (83)フェルト調節手段 (I)第1プレス
(第1のプレス隙間) (II)第2プレス(第2のプレス隙間) (C)駆動制御手段 (M)駆動装置 (U)走行区間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルブレヒト マイネッケ ドイツ国 デー7920 ハイデンハイム ハンス・ホルバイン・シュトラーセ 39 (72)発明者 カルル ガウゲンマイアー ドイツ国 デー7920 ハイデンハイム ヒンテレ カストル・シュトラーセ 15 (56)参考文献 特開 昭60−215893(JP,A) 特開 平3−8882(JP,A) 特公 平1−41758(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21F 3/00 - 3/10

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状体を脱水する抄紙機の圧搾部であっ
    て、 a)帯状体(9)から水分を吸い取る第1の無端のフェ
    ルトベルト(43)が第1のプレス隙間(I)を通過し
    て走行し、同様な第2のフェルトベルト(57)が第2
    のプレス隙間(II)を通過して走行しており、 b)帯状体(9)が絶えず少なくとも1つの搬送手段と
    接触するような配置になっており、 c)両プレス隙間(I),(II)において帯状体
    (9)が、フェルトベルト(43),(57)よりも吸
    水性に劣る、互いに独立した無端の弾性のプレス要素と
    接触している抄紙機の圧搾部において、 d)前記プレス要素が、第1及び第2のプレス要素(4
    7)(53)よりなり、第1のプレス隙間(I)におい
    て、帯状体の一方の面が第1のプレス要素(47)と接
    触し、第2のプレス隙間(II)において、帯状体の他
    方の面が第2のプレス要素(53)と接触していること
    を特徴とする抄紙機の圧搾部。
  2. 【請求項2】少なくとも一方の弾性のプレス要素(4
    7)(53)の帯状体と接触する外面には、どのような
    開口も細孔も存在しない請求項1記載の圧搾部。
  3. 【請求項3】少なくとも一方の弾性のプレス要素が、両
    端部において閉じられたプレスカバー(10)又は(1
    0′)として構成されている請求項1記載の圧搾部。
  4. 【請求項4】2つの無端の弾性のプレス要素(47)
    (53)が、帯状体の引渡しを目的として、2つのプレ
    ス隙間(I)(II)の間で、互いに接触している請求
    項1ないし3のいずれかに記載の圧搾部。
  5. 【請求項5】第2の弾性のプレス要素(53)の帯状体
    に接触する外面が、第1の弾性のプレス要素(47)の
    帯状体に接触する外面よりも良好な平滑性を有している
    請求項4記載の圧搾部。
  6. 【請求項6】第2の弾性のプレス要素(53)の帯状体
    に接触する外面が、第1の弾性のプレス要素(47)の
    帯状体に接触する外面よりも高い硬度を有している請求
    項4又は5記載の圧搾部。
  7. 【請求項7】帯状体を引渡す箇所の手前に、第2の弾性
    のプレス要素(53)を加湿するための手段(50)が
    設けられている請求項4ないし6のいずれかに記載の圧
    搾部。
  8. 【請求項8】加湿手段(50)が、第2の弾性のプレス
    要素(53)の両縁部付近にのみ設けられている請求項
    7記載の圧搾部。
  9. 【請求項9】帯状体を引渡す箇所の手前に、第2の弾性
    のプレス要素(53)を冷却するための手段(50)が
    設けられている請求項4ないし8のいずれかに記載の圧
    搾部。
  10. 【請求項10】帯状体を引渡す箇所の手前に、帯状体
    (9)又は第1の弾性のプレス要素(63)を加熱する
    ための手段(60)が設けられている請求項4ないし9
    のいずれかに記載の圧搾部。
  11. 【請求項11】両プレス(I)(II)のためのそれぞ
    れ1つの駆動装置(M)と、両プレス(I)(II)間
    の速度差を調節するための1つの駆動−制御装置(C)
    とを備える請求項4ないし10のいずれかに記載の圧搾
    部において、第2の弾性のプレス要素(53)が、第1
    の弾性のプレス要素(47)よりも大きな速度で駆動可
    能であることを特徴とする圧搾部。
  12. 【請求項12】プレス要素(53)と(47)の間の速
    度差が、1%から5%の間である請求項11記載の圧搾
    部。
  13. 【請求項13】第1プレス(I)の搬送手段から、第2
    プレス(II)の搬送手段へ帯状体を引渡すために、吸
    込み・吹付けローラとして構成された引渡しローラ(7
    9)が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記
    載の圧搾部。
  14. 【請求項14】 第1プレスから第2プレスへ帯状体を
    引渡すために、取上げ吸込みローラ(81)を有する付
    加的な搬送フェルト(80)が設けられている請求項1
    ないし3のいずれかに記載の圧搾部。
  15. 【請求項15】a)第1のフェルトベルト(43)が、
    第1プレス(I)から第2プレス(II)への搬送フェ
    ルトとして同時に利用され、 b)第1のプレス隙間の後方において、第1のフェルト
    ベルト(43)が、帯状体(9)を伴わずに、補助案内
    ローラ(45b)を経由して、第1の弾性のプレス要素
    (47)に隣接した取上げ吸込みローラ(45c)へと
    走行しており、 c)フェルト調節手段(83)が、補助案内ローラ(4
    5b)の近傍に又は予備吸込み区域(a)として、取上
    げ吸込みローラ(45c)内に設けられている、請求項
    1ないし3のいずれかに記載の圧搾部。
  16. 【請求項16】気体の通過を許容する微細な孔を有して
    いる第2の弾性のプレス要素(77)が、第2のプレス
    隙間(II)の後方で帯状体(9)を伴って、乾燥シリ
    ンダと方向転換ローラを交互に経由して走行し、その結
    果同帯状体が乾燥シリンダと接触することになる請求項
    1ないし15のいずれかに記載の圧搾部。
  17. 【請求項17】両弾性のプレス要素(47),(53)
    の共通の走行区間(U)が、第2のプレス要素(53)
    のループ内に位置する取上げローラ(54)の周囲に形
    成されており、更に両プレス要素は前記取上げローラ
    (54)の周囲付近で互いに離されており、その離され
    た位置の後方に形成された両プレス要素間の角度は、第
    1のプレス要素(47)のループ内に位置する案内ロー
    ラ(46a)の移動調節に基づいて可変である請求項4
    記載の圧搾部。
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