JP3208341U - 排水管の清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】管内壁に付着堆積した土砂を排除する場合、上記の排水管が損傷し易い材質で形成されたパイプであってもこれを傷つける事を少なくでき、しかも、排水管の内壁に付着堆積した土砂の流動性を高めることにより、効率よく土砂を排除できる排水管の清掃装置を提供する。【解決手段】元部側の一端に高圧水用ホース64を接続するための接続部51を備える中空の軸体20の先部側においては、周壁の複数箇所に対して、適当な間隔を隔てて、掘起し用水噴出孔を周設させ、中空の軸体20の外周壁面の外周空間位置には、水車43における複数の羽根板を配列し、さらに軸体20の外周位置には、回転ブラシ36を配設し、回転ブラシ36は、水車43に連繋してあり、回転ブラシ36の外形寸法は、水車43の外形寸法よりも大きく構成してある。【選択図】図2

Description

本考案は、高速道路等に付設されている排水管の内部に堆積する土砂を除去する場合に利用することのできる排水管の清掃装置に関する。
従来より、高速道路等の自動車を走行させるための道路においては、周知のように、路上の雨水を排出するために路肩に任意の間隔を置いて排水枡(呑み口ともいわれている)を設置している。そして、上記各排水枡に集まった雨水は、夫々の排水枡に連繋されている排水管を通して任意の下水道に向けて流されている。
しかも斯かる場合、周知のように上記各排水枡に連繋されている個々の竪方向に向けた排水管は、図1に表れているように、道路の平面構造に対応させる等の諸々の事情によって、僅かな勾配を備える状態(水平に近い横設状態)で配設されている幹線となる排水管に夫々連繋されている。
このように、幹線となる排水管の勾配が小さくて、なだらかな場合は、周知のように幹線となる排水管の内部を流下する各排水枡からの排水中に含まれる土砂が排水管の管壁底部に沈殿付着し、経年に伴い排水管の管壁底部に堆積固化して、排水管内の有効流水断面積を80%から、60%、さらには50%へと、減少させることになる。
そこで道路管理者においては、定期的に排水管の管壁底部に堆積している土砂を排除する作業を行っている。
その手法の1例としては、周知のように排水管の内部に高圧水流を流すための下水管洗浄専用高圧ホースを挿入し、ホースの先部に備えるノズルから高圧水を前方に向けて噴射させて排水管の管壁内部に堆積している土砂を洗い流す手段が行われている。
また、他の手段としては、特許文献1に開示されているような管内清掃具を用いることが知られている。
特許文献1の管内清掃具は、管内壁に付着堆積した固着物を、本体先端にある円筒刃の振動によって破砕除去するための器具であって、該円筒刃に固定されこれを前後に振動させる振動体と、該振動体に固定された高圧水噴出チューブとを備え、管内壁に付着堆積した固着物を、本体先端にある円筒刃の振動によって破砕除去する構成を提供している。
特開平8−66668号公報
しかしながら、排水管の内部に高圧ホースを挿入し、ホースの先部のノズルから高圧水を前方に向けて噴射させて排水管の管壁底部に堆積している土砂を洗い流す手段は次のように排除効率が悪い問題点がある。
上記の手段においては、上記高圧ホースに可撓性があるため、ホースの先部に備えるノズルの先は、進行方向を向けての抵抗の少ない部分、即ち、排水管の上部の空間を通過する性質があり、管壁底部に堆積している土砂の上に載って、滑走状態で進行する性質を有する。
従って、ノズルから前方に向けて噴出する高圧水流は、「管壁底部に堆積している土砂」の上面に沿って、その上部を流れ、管壁底部に堆積している土砂の排除にはあまり役に立たず、土砂の排除効率は極めて悪いという問題点があった。
また、特許文献1のように、高圧水噴出チューブ本体の先端に、管内壁に付着堆積した固着物を、本体先端にある円筒刃の振動によって管内に堆積する土砂を破砕除去する構成を備える管内清掃具は、次のような事情によって利用できない問題点がある。
即ち、高速道路等の自動車を走行させるための道路に沿って付設してある排水管の多くは、周知のように「硬質塩化ビニル製等の合成樹脂製」であって、その管壁は、衝撃に対して比較的弱体な性質を備える。
従って、排水管の内部に堆積する土砂を除去する作業に際しては上記弱体な排水管の管壁を損傷しないようにしなければならないのであるが、特許文献1に開示されているような構成、即ち、本体先端にある円筒刃の振動によって排水管内に堆積する土砂を破砕除去する構成の管内清掃具は、上記「硬質塩化ビニル製等の合成樹脂製」である管壁を傷つける恐れがあり、特に、排水管に湾曲部が僅かでも形成されている場合は、ほとんどの場合、利用できない問題点がある。
本件出願の目的は、上記課題を解決するもので、管内壁に付着堆積した土砂の流動性を高めることにより、効率よく土砂を排除できるようにした排水管の清掃方法及び排水管の清掃装置を提供しようとするものである。
他の目的は、管内壁に付着堆積した土砂を排除する場合、上記の排水管が損傷し易い材質で形成されたパイプであってもこれを傷つける事少なくできる排水管の清掃方法及び排水管の清掃装置を提供しようとするものである。
他の課題、目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本考案の排水管の清掃装置は、元部側の一端に高圧水用ホース64を接続するための接続部51を備える円筒状の中空の軸体20の先部側においては、中空の軸体20の周壁の複数箇所に対して、適当な間隔を隔てて、夫々予定される排水管10の内壁に付着する土砂70に向けて高圧水を放水することを可能に、放射方向に向けて高圧水を放出するようにしてある掘起し用水噴出孔23を周設させ、
上記中空の軸体20の外周壁面20aと、軸体20の外周壁面から離れた周囲に位置させる排水管10の内壁面11との間の空間位置には、上記軸体20の軸芯と同軸位置で回動するように備えさせてある水車43における複数の羽根板45を配列し、上記放射方向に向けて放出される掘起し用水噴出孔23からの高圧水を羽根板45が受けて水車43が回動するように構成してあり、
さらに、上記水車43の外形寸法は、周囲に位置させる排水管10の内壁面11の内形寸法よりも小さく形成して、水車43の周囲に上記排水管10の内壁に付着する土砂70を残存させることができるに充分な間隙49が残るように構成し、
さらに、上記軸体20の外周位置には、上記軸体20の軸芯と同軸位置で回動するようにしてある回転ブラシ36を配設し、その回転ブラシ36は、上記水車43の後部側に位置させ、上記水車43によって駆動されるように水車43に連繋してあり、
さらに上記掘起し用水噴出孔23と、上記水車43の周囲に土砂70を残存させることができるに充分な間隙49とは、掘起し用水噴出孔23から排水管10の内壁面11に向けて放出される高圧噴水は上記水車43を回動させると共に、上記水車43の周囲の間隙49における上記排水管10の内壁に付着する土砂70に向かうようにして、土砂70を掘起し、土砂70に流動性を与えるようにしてあり、
さらに、上記回転ブラシ36の外形寸法は、周囲に位置させる排水管10の内壁面11の内形寸法に近づけた大きな寸法で、かつ、上記水車43の外形寸法よりも大きく構成し、
上記軸体20と、水車43と、回転ブラシ36とを、水車43が前部側に位置し、回転ブラシ36が後部側に位置する状態で排水管10の内部に挿入して、上記軸体20に備える掘起し用水噴出孔23からの高圧水23aを噴射させながら、前進させることにより、水車43の周囲における上記間隙49に位置する上記排水管10の内壁に付着する土砂70を次々と掘起し、続いて回転ブラシ36の回転により、土砂70に流動性を与えるように構成した。
また好ましくは、上記水車43の前側周縁43aに対して、水車43の前端が排水管10の内壁面11に当接する場合にでも内壁面11を傷付けるのを防止するように保護環46を付設したものであればよい。
また好ましくは、上記水車43の前側に対して、中央部65a、66aが突出して山形状になるようなブラシ65、66を付設したものであればよい。
また好ましくは、 上記回転ブラシ36の軸受け部材37aの内周面と、軸体20の外周面20aとの間には僅かな空間を備えさせ、そこには軸体20の内側の中空部21から高圧水を供給するようにしたものであればよい。
また好ましくは、上記軸体20には、軸体20の内部に向けて送られてくる高圧水を後方に向けて噴出させるような清掃装置推進用水噴出孔25を備えさせた推進装置22を付設したものであればよい。
以上のように本考案は、ホースの先部が、排水管内に堆積している土砂の上面を通過する過程に於いては、ホースの先部から放出される高圧水の放出方向が、排水管の内壁方向に向けて放出されるから、上記排水管内に堆積している土砂は、上記ホースの先部から排水管の内壁方向に向けて放出させる高圧噴水によって掘り起こされる状態になり、排水管の管底に堆積していた土砂は、「充分な水を含む泥状乃至泥状に近い状態」になる特長がある。
しかも本考案は、引き続き、回転ブラシが上記泥状乃至泥状に近い状態になっている土砂の上側に到来して、上記泥状になっている土砂を掻き上げて排水管の周壁に飛散させる等、泥状になっている土砂の流動性を高めることができる。
このことは、排水管の流れ勾配が大きいときは、そのまま流動性の高くなっている泥状の土砂を下流に向けて流れ、排出させることを可能にし、排水管の流れ勾配が小さいときには、該排水管に水を流すことにより流動性の高くなっている泥状の土砂を、労少なく下流に向けて流すことを可能にする作業上の効果がある。
しかも本考案の構成によれば、ホースの先部の周囲に水車の羽根板を配設し、ホースの先部から放出させる高圧水の放出方向は、中央部から排水管の内壁方向に向けて放出させ、かつ、その上、水車の羽根板の後部側には、水車の外形よりも大きく形成してある回転ブラシを備え、上記の水車とは一体的に回転するように連繋してあるので、上記排水管の管壁が強度的に比較的弱体な材質、例えば「硬質塩化ビニル製」等の合成樹脂製であっても、排水管の管壁に当接するのは上記回転ブラシであるから、上記清掃装置の本体が、上記排水管の管壁に大きな衝撃を加えて、管壁を傷つける恐れはなく、安心して排水管の内部に堆積する土砂を除去する作業を行い得る特長がある。
高速道路の橋梁と、路面に備えられた排水枡と、排水管との関係を説明するための正面模式図。 排水管における竪管が接続されている緯管の内部に清掃装置を位置させて清掃方法を説明するための要部拡大断面図。 清掃装置におけるホースの接続具が接続される接続部は半断面とし、残る円筒状の中空の基軸、回転ブラシ、水車等は破断して示す要部断面図。 図3の清掃装置における先部側に位置する水車の前面側の異なる構成例を示すもので、山型状に構成したブラシを備えさせた例を示すものである。 図4の清掃装置における先部側に位置する水車の前面側の異なる構成例を示すもので、山型状に構成したブラシの変形例を示すものである。 図3における水車のVI−VI位置拡大断面図。
以下本考案の実施の形態を図面を用いて説明する。図1の符号4は周知の高速道路、例えば橋梁と称されるものを示す。5は主体部(橋桁部)、6は道路(床版)と称されるものであり、7は橋脚、9は、高速道路4の路面6に備えられた周知の排水枡を示す。10は排水枡9(呑み口とも称されている)に連なり、地上の水路(下水管)に向けて雨水を流下させるための周知の排水管で、複数の部材から構成されている。図において10aは排水枡9と緯管10bとを連通させる竪管、10bは複数の竪管10aを接続する緯管(横方向に延設された幹線状の排水管)、また、排水管10の途中を湾曲させるためのエルボ状のパイプ10c、複数の緯管10bからの雨水を集合させるための集合管10d等を備える。
上記排水管10(10a、10b、10c、10d等)は、多くの場合、硬質塩化ビニル製等の合成樹脂材で製造されている。
次に清掃装置18において、20は円筒状で、中空部21を有する軸体で、元部側の一端に高圧水用ホース64を接続するための接続部51を備えている。軸体20の先部側においては、中空の軸体20の周壁の複数箇所に対して、適当な間隔を隔てて、夫々予定される排水管10の内壁に付着する土砂70に向けて高圧水を放水することを可能に、放射方向に向けて高圧水を放出するようにしてある掘起し用水噴出孔23を任意複数(図示では4個を等間隔に配設してある)を備えさせている。
軸体20の材質としては通常金属が用いられるが、通常用いられる下水管洗浄用の高圧水圧10〜20 MPaに充分に耐えうる材質であれば良い(なお本考案で用いられる他の材質についても、同様の考えで、技術常識に基づき材料を選定して用いれば良い)。30は軸体20の先端からの水漏れを防ぐための密閉用の蓋板。
次に推進装置22を説明する。この推進装置22は高圧ホース64から送られてくる高圧水を後方に向けて噴出させることにより、清掃装置18に対して前進方向への力を加えるようにしたものである。
図において26と27は噴出口29を形成するために、相互間に空間を隔てて2枚を並設した(夫々軸体20の外周面に固着してある)円板を示し、両者間の空間には清掃装置推進用水噴出孔25からの高圧水が噴射される。噴出孔25は任意複数(図示では4個を等間隔に配設してある)を備えさせている。28は後方へ向けて(矢印71方向へ向けて)の噴出口(複数の噴出孔であってもよいし、環状の噴出孔であっても良い)29を形成するための囲い板を示す。
このような構成により、清掃装置18は図2の状態において、後方へ向けての噴出口29から噴出する高圧水によって前方向に向けての推進力を得ることができ、高圧ホース64を前進操作することにより順次推進装置22によって清掃装置18は進行することができる。
次に36は回転ブラシを示し、37は回転ブラシ36における基枠で、中空筒状に形成してあり、軸体20に対して図3のように回転自在に装着してある。基枠37にあって、37aは軸体20の外周面20aに対向させた軸受け部材、37bは外周に周設してあって刷毛部材を保持してある刷毛保持部、37cは軸受け部材37aと刷毛保持部37bとを連結するための連繋部材、37dは、内側を軸受け部材37aに固着してあるドーナツ板状の補強部材を示す。
上記の軸体20の外周位置において上記軸体20の軸芯と同軸位置で回動するようにしてある回転ブラシ36は、水車43によって駆動されるように水車43に後述の如くして連繋してある。
さらに、上記回転ブラシ36の外形寸法は、図2からも理解できるように、周囲に位置させる排水管10の内壁面11の内形寸法に対応させ、排水管10の内壁面11の内形寸法に近づけた大きな寸法(図に表れているように、内壁面11の内側に残る土砂の抵抗により回転に支障が生じない程度に、周囲には適当な間隙を持たせる)寸法にしてある。
また、回転ブラシ36の外形寸法は、上記水車43の外形寸法よりも大きく構成して、図2のように管内を矢印73方向に前進させる場合、水車43が排水管10の内壁面に当たらないように(排水管10の内壁面を損傷させないように)構成してある。回転ブラシ36の刷毛40の数量、太さ、長さ及び素材(例えば合成樹脂製)等は、図2の土砂70を掻き出すにふさわしい弾力性のある刷毛40が得られるように周知の洗浄用ブラシに関わる技術的事項を利用すれば良い。39は軸体20の外周面20aと軸受け部材37aの内周面との間に形成される僅かな空間で、回転ブラシ36が回転するときに、ここに高圧水に基づく水膜が構成され、ベアリング効果ができる(軸体20の外周面と軸受け部材37aの内周面とが、実質的に機械的な摺擦なく回動することができる)ように構成してある。
24は、軸体20の内部から放射方向に向けて(空間39に向けて)高圧水を放出(噴出)するようにしてある軸受部潤滑用水噴出孔で、任意複数(図示では4個を等間隔に配設してある)を備えさせている。38a、38bは、基枠37の前後方向に向けての移動を阻止できるように配設したストッパーで、図に表れているように38aは軸体20の外周面に固着し、38bは軸体20の外周面に段部を設けて構成してある。
なお、上記軸受け部材37aとしては、図示のような構成を開示したが、周知の軸受け、例えば平軸受、玉軸受、転がり軸受等を選択的に用いても良い。
次に軸体20に連結してある水車43について説明する。図3、図6に良く表れている水車43の複数の羽根板45は、上記中空の軸体20の外周壁面20aの外周位置に存在し、図2のように、外周壁面20aと、軸体20の外周壁面から離れた周囲に位置させる排水管10の内壁面11との間の空間位置11aに位置するように配設されている。
そして上記軸体20の軸芯と同軸位置で回動するようにしてある。図において、44a、44bは、複数の羽根板45を両側で支持した状態で回動するようにした環状の側板である。1枚の側板44aは、上記回転ブラシ36の連繋部材37cに対して図示のように隣接させて一体回動を自在に、任意の場所に固着部を備えて連結してある。
環状の側板44a、44bによって支持されている複数の羽根板45には、図6から理解できるように軸体20の周囲に備えさせてある複数の掘起し用水噴出孔23から放射方向に向けて放出される(噴出する)高圧水流23aが排水管の内面11に向かう過程で衝突し、水車43を矢印72方向に回動させるように構成してある。羽根板45の数量、ピッチ、傾斜角等は、高圧水の圧力、掘起し用水噴出孔23の数量、回転ブラシ36の外形寸法、回転ブラシ36の回転速度等の要求に対応して適正に定めれば良い。
さらに上記水車43の外形寸法は、図2のように周囲に位置させる排水管10の内壁面11の内形寸法よりも充分に小さく、かつ、上記回転ブラシ36の外形寸法よりも小さく形成して、水車43の外周面が排水管10の内壁面11に当たらないように(排水管10の内壁面11を傷つけないように)構成し、しかも、周囲には噴射対象の土砂70が残存することができるに充分な間隙49が残るように構成されている。
なお、複数の掘起し用水噴出孔23から放射方向に向けて放出された高圧水流23aは排水管の内面11に向かう過程で羽根板45に衝突し、管壁内面11に沿う方向に角度を変え、排水管の内面11に向かい、土砂70を掘り起こす力となる。また、図6の羽根板45の数量、ピッチ等は、掘起し用水流孔23からの放射方向に向けての水流のすべてが羽根板45に当たった後、土砂70に向かうようにしても良いし、水流孔23の数と、羽根板45の数量を変える(ピッチを変更する)ことによって、組み合わせを変更し、羽根板45に当たる水流(水車43を回転駆動する水流)もあれば、直接土砂70に勢い良く向かう水流もあるようにしても良い。
46は環状に形成した断面円形の保護環で、水車43の前端の周囲に突出する状態で周設し、水車43の前端が排水管10の内壁面11に直接当たって内壁面11を傷付けるのを防止するようにしてある。47は掘起し用水流孔23からの放射水を邪魔しないように設けられている空間。
51は上記中空の軸体20の後端に対して下水管洗浄専用高圧水用ホース64を接続するための接続部で、周知のように、中空の連結部材54の前端55を軸体20の後端に固着(例えば溶接付)し、連結部材54の後端に雌ねじ部52を備える。60は、周知の下水管洗浄専用高圧水用のホース接続具を示し、61は、上記雌ねじ部52に接離自在にしてある雄ねじ部、62は操作用のナット、63はホース64の先端部分を保護するための保護環を示す。従って、ホース64から送水される高圧水(例えば10〜20 MPaの高圧水)は、中空部53、軸体20の中空部21を経由して掘起し用水噴出孔23、軸受部潤滑用水噴出孔24、清掃装置推進用水噴出孔25から夫々噴出し、水車43を回したり、軸受け部材37aを浮上させたり、推進装置22の前進機能を発揮させたりする。
上記構成の排水管の清掃装置18を用いて排水管10の内部11aの清掃作業について説明する。上記下水管洗浄専用高圧水用ホース64に連なる軸体20と、水車43と、回転ブラシ36とを備える清掃装置18を図1の任意の排水枡9から図2に表れているように排水管10の内部11aに挿入する。次に周知のように、下水管洗浄用高圧水発生装置(図示外)に接続してある高圧水用ホース64を操作して清掃装置18を進行させる。この場合、推進装置22が存在すればその推進機能(噴出口29からの噴出力)を利用すると良い。推進装置22がない場合は高圧水用ホース64を操作して清掃装置18を進行させる。
清掃装置18の進行に伴い、上記軸体20に備える掘起し用水噴出孔23からの高圧水23aは直接又は水車43の羽根板45に当たって少し方向を変えて排水管10の内部11aに存在する土砂70に向けて噴射されることになる。またその場合、上記高圧水用ホース64は可撓性を備えるので、掘起し用水噴出孔23からの高圧水23aの排水管10の内壁11に付着する土砂70に向けての噴出方向は、ランダムとなり、排水管10の内壁11に付着する土砂70を適宜掘り起こし、土砂70に多量の水を含ませることになる。
また上記噴射により、上記高圧水23aは水車43の羽根板45に当たって水車43を回動させることになるので、その水車43の回動は、これと一体回動するようにしてある回転ブラシ36を回転させることになる。
回転ブラシ36が回転すると、上記掘起し用水噴出孔23からの高圧水23aを吹き付けて水を含ませてある土砂70を攪拌して、これに流動性を与えることになる。
排水管10の内側においては、上記掘起し用水噴出孔23と、軸受部潤滑用水噴出孔24と、清掃装置推進用水噴出孔25等から吹き出した水が存在し、これらの大量の水が下流に向けて流下するので、上記流動性が与えられた土砂70も一緒に流下することになる。なお土砂が大量で、充分に流下させることができない場合は、別途周知の手段、即ち、下水管洗浄用高圧水発生装置(図示外)から、洗浄用の水を流し、土砂を流下させればよい。
次に、図4の65は、清掃装置18の先頭に備えさせた先頭用回転ブラシで、図3における環状に形成した断面円形の保護環46とは構成の点において異なる実施例を示すものである。なお、本考案の実施例を示す図4及び図5の説明に当り、図1、図2、図3、図6を用いて説明した技術的事項の符号に関わる技術的事項に関しては、以下の説明に於て加える新規な部材構成、組合せ等の説明に係わる事項を除き、前述の図と同符号を用いた構成、部材等の機能、性質、特徴等とは同旨であるから、以下重複する説明は省略する。
図4の先頭用回転ブラシ65は水車43の前端が排水管10の内壁面11に直接当たって内壁面11を傷付けるのを防止するようにしたものである。
図4において、67は、周囲の部材67bをやや傾斜させて後退させ、山形状に形成した刷毛基板で、これの前面側の周囲の基板67bの表面における環状位置(ドーナツ状の位置)には、夫々斜め外周方向に向けて突出させた前述した刷毛と同質の刷毛40aが周設させてある。よって、刷毛基板の中央位置67aにおいては刷毛は存在しない。基板67aにおける孔67cは、中空の軸体20における蓋板30に備えさせた孔30aから噴出する高圧水が前方に向けて噴出することを許容するための透孔である。
上記構成にあっては、前述したと同様に(図1、図2、図3、図6を用いて説明したと同様に)図4に表れている清掃装置18を図2に表れているようにして用いる。この場合、先頭に位置する先頭用回転ブラシ65の存在により、排水管10に湾曲部が存在しても水車43の前端には刷毛40aが環状に配置され、ぐるぐると水車43と一緒に回転するものであるから、水車43の先頭が排水管10の内壁面11に直接当たって内壁面11を傷付けるのを防止する。また、蓋板30に備えさせた孔30aから噴出する高圧水が前方の土砂70に向けて噴出するので、土砂70を柔らかくする効果もある。
図5の先頭用箱状回転ブラシ66は水車43の前端が排水管10の内壁面11に直接当たって内壁面11を傷付けるのを防止するようにしたものである。
図5において、67(67a、67b)は図5に表れているように断面形状が箱型になるように形成してある刷毛基板で、これの前面側(67a)および4周の側面側(67b)の周囲の基板の表面には、夫々基板に垂直する状態で外周方向に向けて前述した刷毛と同質の刷毛40c、40dが突出状態で周設させてある。
上記構成にあっては、前述したと同様に(図1、図2、図3、図6を用いて説明したと同様に)図5に表れている清掃装置18を図2に表れているようにして用いる。この場合、先頭に位置する先頭用箱状回転ブラシ66の存在により、排水管10に湾曲部が存在しても水車43の前端には刷毛40c、40dが夫々外周に向けて、夫々突出する方向に配置され、ぐるぐると水車43と一緒に回転するものであるから、水車43の先頭が排水管10の内壁面11に直接当たって内壁面11を傷付けるのを防止する。
4・・・橋梁、
5・・・主体部(梁部)、
6・・・道路(路盤)、
7・・・橋脚、
9・・・排水枡(呑み口)、
10・・・排水管、
10a・・・竪管、
10b・・・緯管(横方向に延設された幹線状の排水管)、
10c・・・エルボ状のパイプ、
10d・・・集合管、
11・・・排水管の内面、
18・・・清掃装置、
20・・・円筒状の中空の軸体、
21・・・中空部、
23・・・掘起し用水噴出孔、
24・・・軸受部潤滑用水噴出孔、
25・・・清掃装置推進用水噴出孔、
22・・推進装置、
26・・・円板、
27・・・円板、
28・・・囲い板、
29・・・噴出口、
30・・・蓋板、
36・・・回転ブラシ、
37・・・回転ブラシの基枠、37a・・・軸受け部材、
37b・・・刷毛保持部、
37c・・・連繋部材、
37d・・・補強部材、
38・・・ストッパー、
39・・・水室、
40・・・刷毛、
43・・・水車 、
44・・・側板、
45・・・羽根板、
46・・・保護環、
47・・・空間、
49・・・間隙、
51・・・接続部、
52・・・雌ねじ部、
53・・・中空部、
54・・・連結部材、
55・・・溶接手段による接続部、
60・・・接続具、
61・・・雄ねじ部、
62・・・ナット、
63・・・保護環、
64・・・下水管洗浄専用高圧水用ホース、
65、66・・・ブラシ、
70・・・土砂

Claims (5)

  1. 元部側の一端に高圧水用ホースを接続するための接続部を備える円筒状の中空の軸体の先部側においては、中空の軸体の周壁の複数箇所に対して、適当な間隔を隔てて、夫々予定される排水管の内壁に付着する土砂に向けて高圧水を放水することを可能に、放射方向に向けて高圧水を放出するようにしてある掘起し用水噴出孔を周設させ、
    上記中空の軸体の外周壁面と、軸体の外周壁面から離れた周囲に位置させる排水管の内壁面との間の空間位置には、上記軸体の軸芯と同軸位置で回動するように備えさせてある水車における複数の羽根板を配列し、上記放射方向に向けて放出される掘起し用水噴出孔からの高圧水を羽根板が受けて水車が回動するように構成してあり、
    さらに、上記水車の外形寸法は、周囲に位置させる排水管の内壁面の内形寸法よりも小さく形成して、水車の周囲に上記排水管の内壁に付着する土砂を残存させることができるに充分な間隙が残るように構成し、
    さらに、上記軸体の外周位置には、上記軸体の軸芯と同軸位置で回動するようにしてある回転ブラシを配設し、その回転ブラシは、上記水車の後部側に位置させ、上記水車によって駆動されるように水車に連繋してあり、
    さらに上記掘起し用水噴出孔と、上記水車の周囲に土砂を残存させることができるに充分な間隙とは、掘起し用水噴出孔から排水管の内壁面に向けて放出される高圧噴水は上記水車を回動させると共に、上記水車の周囲の間隙における上記排水管の内壁に付着する土砂に向かうようにして、土砂を掘起し、土砂に流動性を与えるようにしてあり、
    さらに、上記回転ブラシの外形寸法は、周囲に位置させる排水管の内壁面の内形寸法に近づけた大きな寸法で、かつ、上記水車の外形寸法よりも大きく構成し、
    上記軸体と、水車と、回転ブラシとを、水車が前部側に位置し、回転ブラシが後部側に位置する状態で排水管の内部に挿入して、上記軸体に備える掘起し用水噴出孔からの高圧水を噴射させながら、前進させることにより、水車の周囲における上記間隙に位置する上記排水管の内壁に付着する土砂を次々と掘起し、続いて回転ブラシの回転により、土砂に流動性を与えるように構成したことを特徴とする排水管の清掃装置。
  2. 上記水車の前側周縁に対して、水車の前端が排水管の内壁面に当接する場合にでも内壁面を傷付けるのを防止するように保護環を付設したことを特徴とする請求項1記載の排水管の清掃装置。
  3. 上記水車の前側に対して、中央部が突出して山形状になるようなブラシを付設したことを特徴とする請求項1記載の排水管の清掃装置。
  4. 上記回転ブラシの軸受け部材の内周面と、軸体の外周面との間には僅かな空間を備えさせ、そこには軸体の内側の中空部から高圧水を供給するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至3記載の排水管の清掃装置。
  5. 上記軸体には、軸体の内部に向けて送られてくる高圧水を後方に向けて噴出させるような清掃装置推進用水噴出孔を備えさせた推進装置を付設したことを特徴とする請求項1乃至4記載の排水管の清掃装置。
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