JP3208179U - スプリングコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】製造が容易で、安定した通電性能が得られ、可動端子の接触面のセルフクリーニングが可能なスプリングコネクタを提供する。【解決手段】可動端子3A、3Bは、平行な2個の側面31、31を有する平板状で、対向する側面31、31が重ね合わされている。可動端子3A、3Bは、独立して上下方向に摺動可能で、摺動方向に平行な平面内(側面31に平行な平面内)で独立して揺動可能である。可動端子3A、3Bの上部32の上端には、円弧状凸部35が形成されている。円弧状凸部35の上端部(線接触部)36は、可動端子3A、3Bの下部33の幅W2の中心から距離αだけ離れて形成される。【選択図】図1
Description
本考案は、バッテリーとの接続や基板間の接続を、省スペースで行うことが可能なスプリングコネクタに関し、特に、安定した通電性能を備えたスプリングコネクタに関する。
スプリングコネクタは、バッテリーとの接続や基板間の接続を省スペースで行うことが可能な電気的接続機器であるが、安定した通電性能を備えることが必要である。特許文献1に示すスプリングコネクタは、導電性の筒状部材の開口部に形成した狭窄部の下部に、筒状部材の軸心に対して傾斜した円錐状面を形成し、導電性の可動端子が筒状部材の狭窄部から最も外方に突出した状態で、可動端子の突出部が軸心方向に対して傾斜した状態で突出する構造を採用している。従って、基板が突出部の先端に当たって可動端子を押し込むと、可動端子の傾斜角度が変化して、基板と突出部との接触位置が変化して、接触面をセルフクリーニングする。また、可動端子が狭窄部に強く押し当てられるため、可動端子と筒状部材の確実な電気的導通が得られる。しかし、特許文献1のスプリングコネクタは、可動端子の外形形状や筒状部材の開口部の形状が複雑であるため、製造コストが上昇する要因となっている。
本考案の目的は、製造が容易で、安定した通電性能が得られ、可動端子の接触面のセルフクリーニングが可能なスプリングコネクタを提供することにある。
前記課題は以下の手段によって解決される。
すなわち、本考案1のスプリングコネクタは、絶縁性材料で形成され矩形中空部を有するハウジングと、前記ハウジングの矩形中空部に挿入された導電性の矩形筒状の通電部材と、前記通電部材に上下方向に摺動可能で、かつ摺動方向に平行な平面内で揺動可能に支持され、前記揺動方向に平行な2個の側面を有する平板状で、対向する前記側面が重ね合わされ、独立して揺動可能な導電性の複数の可動端子と、前記複数の可動端子の上端に各々形成され、前記ハウジングの上端から突出して、前記可動端子と電気的に接続する端子と接触可能な線接触部を有する円弧状凸部と、前記通電部材に収納され、前記可動端子を常時上方に付勢するばね部材と、前記複数の可動端子の下端に各々形成され、前記ばね部材の押圧面に対して傾斜して形成された傾斜面とを備えたことを特徴とする。
すなわち、本考案1のスプリングコネクタは、絶縁性材料で形成され矩形中空部を有するハウジングと、前記ハウジングの矩形中空部に挿入された導電性の矩形筒状の通電部材と、前記通電部材に上下方向に摺動可能で、かつ摺動方向に平行な平面内で揺動可能に支持され、前記揺動方向に平行な2個の側面を有する平板状で、対向する前記側面が重ね合わされ、独立して揺動可能な導電性の複数の可動端子と、前記複数の可動端子の上端に各々形成され、前記ハウジングの上端から突出して、前記可動端子と電気的に接続する端子と接触可能な線接触部を有する円弧状凸部と、前記通電部材に収納され、前記可動端子を常時上方に付勢するばね部材と、前記複数の可動端子の下端に各々形成され、前記ばね部材の押圧面に対して傾斜して形成された傾斜面とを備えたことを特徴とする。
本考案2のスプリングコネクタは、本考案1において、前記可動端子上端の線接触部は、前記可動端子の側面の揺動方向の幅の中心から離れて形成されていることを特徴とする。
本考案3のスプリングコネクタは、本考案2において、前記通電部材は、一個の導電性の平板を折り曲げ、有底の矩形筒状に成形していることを特徴とする。
本考案4のスプリングコネクタは、本考案3において、前記ハウジングの一側面に形成された係合突起と、前記一側面に対向するハウジングの他側面に形成され、前記係合突起に係合可能な係合溝を有する係合溝突起を備え、複数のスプリングコネクタの係合突起と係合溝突起を係合させて、複数のスプリングコネクタを連結可能であることを特徴とする。
本考案のスプリングコネクタは、通電部材に案内されて、一対の可動端子が独立して摺動運動と揺動運動し、可動端子上端部の線接触部が可動端子の幅の中心から離れて形成されているため、一対の可動端子が通電部材に各々強く押し付けられて線接触する。従って、接触抵抗が安定し、安定した通電性能を得ることが可能となる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案の実施の形態のスプリングコネクタを示し、図1(a)は縦断面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。図2は図1(a)のP矢視図、図3は図1(a)のB−B断面図、図4は図1(a)のQ矢視図である。図5は図1の通電部材の斜視図、図6は図1のスプリングコネクタを下面側から見た斜視図である。図1から図6に示すように、本考案の実施の形態のスプリングコネクタ1は、六面体のハウジング2に取り付けられた可動端子3、圧縮コイルばね(ばね部材)4、通電部材5から構成されている。可動端子3、圧縮コイルばね(ばね部材)4、通電部材5は、図1(a)の左右方向に一対形成され、左右が同一構造であるため、一方の構造について詳細に説明する。
ハウジング2は合成樹脂等の絶縁性材料で形成された六面体で、矩形中空部21、21が図1(a)の左右方向に一対形成されている。矩形中空部21、21には矩形筒状の通電部材5、5が挿入されている。通電部材5は、金属等の導電性の平板を折り曲げて、有底の矩形筒状に成形され、金メッキが施されている。通電部材5の対向する側板51、51の下端は、内側に直角に折り曲げられて底板53、53が形成されている。また、残りの対向する側板52、52の下端は、外側に直角に折り曲げられてフランジ54、54が形成されている。組み立てが完了したスプリングコネクタ1を図示しない基板に装着した後、フランジ54、54を基板側に半田付けして電気的に接続する。
可動端子3は、同一形状の一対の可動端子3A、3Bで構成されている。可動端子3A、3Bは、平行な2個の側面31、31を有する平板状で、対向する側面31、31が重ね合わされている。可動端子3A、3Bは、金属等の導電性の平板をプレス成形して形成され、金メッキが施されている。可動端子3A、3Bは、ハウジング2上部の矩形の案内溝22に上下方向に摺動可能に挿入されている。図1(b)に示すように、可動端子3A、3Bは、上部32の幅W1よりも下部33の幅W2が広い逆L字形で、上部32の側面31、31が案内溝22に上下方向に摺動可能に案内され、上部32がハウジング2の上面24から突出している。また、下部33が通電部材5の側板52、52の内側面521、521に上下方向に摺動可能に案内される。
図1(b)に示すように、右側の側板52の上部55は、ハウジング2の案内溝22に挿入されてハウジング2の上面24まで延び、可動端子3A、3Bの上部32の右側面34を上下方向に摺動可能に案内する。また、ハウジング2の案内溝22には、可動端子3A、3Bの上部32の左側面38側に、面取り部23が形成されている。従って、可動端子3A、3Bは、独立して上下方向に摺動可能で、摺動方向に平行な平面内(側面31に平行な平面内)で独立して揺動可能である。
可動端子3A、3Bの上部32の上端には、円弧状凸部35が形成されている。円弧状凸部35は上方に凸の円弧形状である。バッテリーや基板をスプリングコネクタ1に装着を開始すると、バッテリーや基板等の端子6の下面61が円弧状凸部35の上端部(線接触部)36に線接触する。円弧状凸部35の上端部(線接触部)36は、可動端子3A、3Bの下部33の幅W2の中心から距離αだけ離れて形成される。
通電部材5の側板51、52で囲まれた矩形筒状の中空部56には、可動端子3A、3Bを常時上方に付勢する圧縮コイルばね(ばね部材)4が挿入されている。圧縮コイルばね4の下面は通電部材5の底板53によって保持されている。図1(b)に示すように、可動端子3A、3Bの下端には傾斜面37が形成されている。傾斜面37は圧縮コイルばね4の上端の押圧面41に対して右上がりに傾斜している。図5に示すように、通電部材5に圧縮コイルばね4、可動端子3A、3Bを組み込んだ後、図6に示すように、ハウジング2の下面25側から矩形中空部21に挿入すれば、スプリングコネクタ1の組み立てが完了する。
図7は、バッテリーや基板等の端子6をスプリングコネクタ1に装着が完了した状態を示す図1(b)相当図である。図7に示すように、バッテリーや基板等の端子6をスプリングコネクタ1に装着すると、可動端子3A、3Bが圧縮コイルばね4の付勢力に抗して距離Sだけ押し下げられる。端子6の下面61に線接触する円弧状凸部35の上端部36は、可動端子3A、3Bの下部33の幅W2の中心から距離αだけ右側に配置されている。従って、可動端子3A、3Bが圧縮コイルばね4の付勢力に抗して押し下げられると、可動端子3A、3Bは、通電部材5の側板52、52の内側面521、521に案内されて下方に摺動しながら、図7の時計方向に各々独立して揺動する。
従って、可動端子3A、3Bの下部33の左側面38、38が、通電部材5の左側の側板52の内側面521に各々強く押し付けられて線接触するため、接触抵抗が安定し、安定した通電性能を得ることが可能となる。また、可動端子3A、3Bは各々独立して揺動するため、左側の側板52の内側面521に各々線接触するため、接触不良を防止でき、安定した通電性能を得ることが可能となる。また、可動端子3A、3Bが図7の時計方向に各々独立して揺動すると、端子6の下面61に線接触する円弧状凸部35の上端部36が、図7の時計方向に揺動しながら右方に若干移動し、下面61との接触面をセルフクリーニングする。従って、接触面の異物や酸化皮膜が除去され、導通抵抗を小さくすることが可能となる。また、可動端子3、通電部材5は簡単な構造で、平板をプレス成形して製造できるため、製造コストを低減することが可能となる。
図8は本考案の実施の形態のスプリングコネクタの他の例を示し、図8(a)は一対のスプリングコネクタ100を分離した状態を示す斜視図、図8(b)は一対のスプリングコネクタ100を直列状に連結した状態を示す斜視図である。図8(a)に示すように、スプリングコネクタ100の絶縁性材料で形成されたハウジング200には、左側面201にT字状の係合突起203が形成されている。また、右側面202には係合突起203に係合可能なT字状溝(係合溝)が形成された係合溝突起204が形成されている。従って、左側のスプリングコネクタ100の係合溝突起204に右側のスプリングコネクタ100の係合突起203を係合すれば、2個のスプリングコネクタ100、100が直列状に連結されるため、4個の可動端子3が直列状に配置されたスプリングコネクタを簡単に作ることができる。このようにして、2個以上のスプリングコネクタを簡単に連結することが可能となる。
以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案はこの実施の形態に限定されることはない。上記した実施の形態では、1個のハウジングに2個の可動端子が組み込まれているが、1個のハウジングに1個または3個以上の可動端子を組み込んでもよい。また、上記した実施の形態では、2個の可動端子3A、3Bを重ね合わせて可動端子3が構成されているが、2個以上の可動端子を重ね合わせて可動端子3を構成してもよい。
1…スプリングコネクタ
2…ハウジング
21…矩形中空部
22…案内溝
23…面取り部
24…上面
25…下面
100…スプリングコネクタ
200…ハウジング
201…左側面
202…右側面
203…係合突起
204…係合溝突起
3…可動端子
3A、3B…可動端子
31…側面
32…上部
33…下部
34…右側面
35…円弧状凸部
36…上端部(線接触部)
37…傾斜面
38…左側面
4…圧縮コイルばね(ばね部材)
41…押圧面
5…通電部材
51…側板
52…側板
521…内側面
53…底板
54…フランジ
55…上部
56…中空部
6…端子
61…下面
2…ハウジング
21…矩形中空部
22…案内溝
23…面取り部
24…上面
25…下面
100…スプリングコネクタ
200…ハウジング
201…左側面
202…右側面
203…係合突起
204…係合溝突起
3…可動端子
3A、3B…可動端子
31…側面
32…上部
33…下部
34…右側面
35…円弧状凸部
36…上端部(線接触部)
37…傾斜面
38…左側面
4…圧縮コイルばね(ばね部材)
41…押圧面
5…通電部材
51…側板
52…側板
521…内側面
53…底板
54…フランジ
55…上部
56…中空部
6…端子
61…下面
Claims (4)
- 絶縁性材料で形成され矩形中空部を有するハウジングと、
前記ハウジングの矩形中空部に挿入された導電性の矩形筒状の通電部材と、
前記通電部材に摺動可能で、かつ摺動方向に平行な平面内で揺動可能に支持され、前記揺動方向に平行な2個の側面を有する平板状で、対向する前記側面が重ね合わされ、独立して揺動可能な導電性の複数の可動端子と、
前記複数の可動端子の上端に各々形成され、前記ハウジングの上端から突出して、前記可動端子と電気的に接続する端子と接触可能な線接触部を有する円弧状凸部と、
前記通電部材に収納され、前記可動端子を常時上方に付勢するばね部材と、
前記複数の可動端子の下端に各々形成され、前記ばね部材の押圧面に対して傾斜して形成された傾斜面とを備えた
ことを特徴とするスプリングコネクタ。 - 請求項1に記載のスプリングコネクタにおいて、
前記可動端子上端の線接触部は、前記可動端子の側面の揺動方向の幅の中心から離れて形成されている
ことを特徴とするスプリングコネクタ。 - 請求項2に記載のスプリングコネクタにおいて、
前記通電部材は、
一個の導電性の平板を折り曲げ、有底の矩形筒状に成形している
ことを特徴とするスプリングコネクタ。 - 請求項3に記載のスプリングコネクタにおいて、
前記ハウジングの一側面に形成された係合突起と、
前記一側面に対向するハウジングの他側面に形成され、前記係合突起に係合可能な係合溝を有する係合溝突起を備え、
複数のスプリングコネクタの係合突起と係合溝突起を係合させて、複数のスプリングコネクタを連結可能である
ことを特徴とするスプリングコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004973U JP3208179U (ja) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | スプリングコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016004973U JP3208179U (ja) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | スプリングコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3208179U true JP3208179U (ja) | 2016-12-28 |
Family
ID=57708218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016004973U Active JP3208179U (ja) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | スプリングコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3208179U (ja) |
-
2016
- 2016-10-14 JP JP2016004973U patent/JP3208179U/ja active Active
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