JP3208021B2 - 塗装方法 - Google Patents
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Description
型塗装ガンを配列方向に往復動させて自動車の車体塗装
を行う塗装方法に関する。
て、搬送装置にて搬送される車体の搬路上方に搬路と直
交する方向の直線上に複数の塗装ガンを配列し、これら
塗装ガンを配列方向に往復動させながら移動する車体に
塗装するような塗装方法が知られている。例えば特開平
1−297169号公報はかかる塗装方法を改良したも
のであり、複数の塗装ガンの相互間隔を調整可能にし
て、塗装幅を自由に変更し得るようにしている。
めて従来一般の塗装方法は、複数の塗装ガンの塗料吐出
量をすべて同一に設定しているため、中間部の塗膜が端
部に較べて厚くなる傾向がある。
本発明は、3基以上の回転霧化式塗装ガンを略同一直線
上に配列し、この配列方向に沿って前記回転霧化式塗装
ガンを往復動させて塗装するようにした塗装方法におい
て、回転霧化式塗装ガンのうち中間部の塗装ガンの塗料
吐出量を、両端の塗装ガンの塗料吐出量に較べて少なく
して塗装するようにした。そして、この少なくする割合
は、塗料やその他の塗装条件等によって異なるが、例え
ば塗装ガンが3基であれば、中央の塗装ガンの塗料吐出
量を5〜30%程度少なくするようにした。
る塗料が存在するのに対して、中間部の塗料には塗装範
囲外に逃げる塗料が少なく、しかも各塗装ガンに生じる
静電気分布や気流の流れの関係等によって中間部の塗膜
の厚みが厚くなると考えられる。そこで、この厚くなる
分だけ中間部の塗装ガンの塗料吐出量を減らして均一な
塗膜を形成するよう図る。
に基づいて説明する。ここで、図1は本塗装方法を採用
する自動車塗装装置の概要図、図2は塗装ガンによる塗
装パターンの模式的説明図である。自動車車体の塗装工
程では、図1に示すように搬送装置1によって搬送され
る車体Wに対して塗装装置2にて塗装を行うようにされ
ており、この塗装装置2は車体Wの上方に向けて延出す
るアーム3と、このアーム3に所定間隔置きに配列され
る3基のベル型塗装ガン4を備えている。そして、この
ベル型塗装ガン4は車体Wの搬路と直交方向に往復動可
能とされ、下向きに塗料を吹き付けることができるよう
にされている。
高速で回転させ、中央部に供給した塗料を遠心力の作用
によって回転円板の内面に沿って外周方向に広げた後周
縁部から接線方向に放出し、同時にこの塗料に電荷を与
え且つ周囲にシェーピングエアを吹き出して塗装パター
ンを整えながら塗装するものであり、一般的に塗着効率
の高い塗装方法として利用されている。そして、図2に
示すように、塗装ガン4の塗装パターンの周辺部は塗料
密度の低いダスト部となり、隣接し合う塗装ガン4、4
同士の間はお互いのダスト部が重なってダスト集中部と
なり、パターン部より塗料密度が低く、ダスト部より塗
料密度が高くなる。
列方向に沿って往復動させながら車体W上面に塗装を行
うと、塗料吐出量を同一にした場合には、図4の膜厚分
布の模式図に示すように中央部の膜厚t1が両端部の膜
厚t2に較べて厚くなる。この現象は、両端部の塗料パ
ターンには塗装範囲外に逃げるダスト部が存在するのに
対して、中間部の塗料パターンには塗装範囲外に逃げる
塗料が少なく、しかも各塗装ガン4に生じる静電気分布
や気流の流れの関係等によって生じるものと考えられ
る。
吐出量を両端部より少なくし、図3の膜厚分布模式図に
示すように端部の膜厚t2と中間部の膜厚t1を均一化す
るよう図る。そして、この少なくする量は各種塗装条件
等によって異なるが、約5〜30%程度削減するのが良
好である。
が、塗装ガン4が4基の場合は、図5(A)に示すよう
に、両端部の塗装ガン4、4の塗料吐出量を「中」にし
て中間部の塗装ガン4、4の塗料吐出量を「少」にする
ことが望ましく、また、塗装ガン4が5基の場合は、
(B)に示すように、両端部の塗装ガン4、4の塗料吐
出量を「中」にして中間部の塗装ガン4、4、4の塗料
吐出量を「少」にするか、又はより好ましくは、(C)
に示すように両端部の塗装ガン4、4の塗料吐出量を
「多」にしてその内側の塗装ガン4、4の塗料吐出量を
「中」にし、真中の塗装ガン4の塗料吐出量を「少」に
するのが効果的である。
について説明する。
ック1)は、光輝顔料としてアルミ4.7%(着色顔料
なし)を含み、その他、樹脂分、溶剤、添加剤等の成分
組成からなるメタリック塗料であるが、この塗料につい
て3基のベル型塗装機4、‥を配列方向に往復動させな
がら塗装した。この際、塗装を1パス、2パスと2段に
分けて行い、インターバルを80secに設定した。そし
て、1パス目は両端の塗装ガン4、4(G−1、G−
3)の塗料吐出量を95cc/minに設定し、中央の塗装ガ
ン4(G−2)の塗料吐出量を85cc/minと約1割減に
設定するとともに、塗装ガン4の回転数を20,000
回転として塗装した。その後2パス目として塗料吐出量
は1パス目と同じ条件で塗装ガン4の回転数を10,0
00回転に下げて塗装した。この結果、目標膜厚13μ
に対して12〜14μの膜厚で塗装され、また、塗膜の
配分は端部と中間部で5:5に均一化された。
タリック2)は、光輝顔料としてアルミ5.5%、着色
顔料0.5%、その他樹脂分、溶剤、添加剤等からなる
メタリック塗料であるが、これについても両端部の塗装
ガン4、4(G−1、G−3)の塗料吐出量125cc/m
inに対して中央の塗装ガン4(G−2)の塗料吐出量を
100cc/minと約2割減で2パス塗装したところ、塗膜
配分は5:5に均一化された。
は、光輝顔料として着色P5.9%、着色顔料として
2.8%、その他樹脂分、溶剤、添加剤等からなるメタ
リック塗料であるが、これについても両端部の塗装ガン
4、4(G−1、G−3)の塗料吐出量130cc/minに
対して中央の塗装ガン4(G−2)の塗料吐出量を12
0cc/minと約1割弱減で2パス塗装したところ、塗膜配
分は5:5に均一化された。勿論、塗料はメタリック塗
料に限定されるものではなく、ソリッド塗料等にも適用
されるものである。
パス目を比較的低速回転にしているのは、1パス目であ
る程度高速回転にすることで、吹き付けた塗料成分から
溶剤等の揮発成分を吹き飛ばし粘度を急速に高めてアル
ミフレーク等の光輝顔料のランダムな動きを抑え込み、
且つ下層の硬度を早期に安定させることで2パス目の光
輝顔料を配向しやすくするとともに、2パス目を比較的
低速にすることで光輝顔料の並びを良好にすることがで
きるからである。
3基以上の塗装ガンを略同一直線上に配列し、配列方向
に沿って塗装ガンを往復動させながら塗装する塗装方法
において、中間部の塗装ガンの塗料吐出量を両端部の塗
装ガンの塗料吐出量より少なくして塗装するようにした
ため、膜厚を均一に塗装することができる。
例を説明する説明図
塗装ガン、W…車体。
Claims (1)
- 【請求項1】 3基以上の回転霧化式塗装ガンを略同一
直線上に配列し、この配列方向に沿って前記回転霧化式
塗装ガンを往復動させて被塗物に塗装するようにした塗
装方法において、前記回転霧化式塗装ガンのうち中間部
の塗装ガンの塗料吐出量を、両端に位置する塗装ガンの
塗料吐出量に較べて少なくすることを特徴とする塗装方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25255094A JP3208021B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25255094A JP3208021B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112565A JPH08112565A (ja) | 1996-05-07 |
JP3208021B2 true JP3208021B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=17238937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25255094A Expired - Fee Related JP3208021B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3208021B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4387313B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2009-12-16 | 中島硝子工業株式会社 | 酸化チタン薄膜で被覆されたガラス板の製造方法 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25255094A patent/JP3208021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08112565A (ja) | 1996-05-07 |
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