JP3207925U - 機能性材料を内部に収納する包装形態 - Google Patents

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Abstract

【課題】機能性材料を内部に収納する包装形態において、接着剤を不用にする。【解決手段】この包装形態は、バリアー性の第2の袋体220の中に、ポケット100を含むシート状の支持体10と、ポケット100に収納した、機能性材料入りの第1の袋体210とを密閉状態に収納する形態である。この考案では、シート状であるという支持体10の特性を利用し、支持体10自体に、機能性材料が入った第1の袋体210を収納する空間領域となるポケット100を区画する。【選択図】図1

Description

この考案は、気化することにより、消臭、除菌、防虫、乾燥などの清浄化あるいは快適化のためのいずれかの機能を果たす機能性材料を内部に収納する包装形態に関し、特には、機能性材料を収納する第1の袋体と、その第1の袋体を支持するための支持体とを、機能性材料からの気化成分に対してバリアー性のある第2の袋体にまとめて収納するタイプの包装形態に関する。
この種の機能性材料からの気化成分を利用し、前記した清浄化や快適化を図る製品として、トイレや押入れなどのように、比較的に大きな容積をもつ空間を対象にするものと、靴やバッグなどのように、小さな空間を対象にするものとがある。それらのいずれにあっても、使用前における製品の包装形態には注意が必要である。なぜなら、気化成分を含む機能性材料を何らかの形で密閉状態にすることが必要であるからである。
たとえば、防虫剤容器に関する特許文献1では、防虫剤(2)が入った内袋(6)をバリアー性のカバー(8)によって被覆し、防虫剤(2)からの気化成分の拡散を防ぐようにしている。すなわち、特許文献1は、防虫剤(2)が入った内袋(6)を選択的にカバーするという考え方を示す。また、芳香剤、防虫剤、消臭剤などの拡散調節機能付き袋に関する特許文献2では、バリアー性の外袋によって、全体を被覆するという考え方を示している。なお、これらの特許文献1や2は、比較的に大きな容積をもつ空間を対象にした技術を示す。
それに対し、小さな空間を対象にしたものとして、この出願人が先に提案した特許文献3がある。特許文献3は、機能性材料を含む靴用挿入具であり、機能性材料を入れた袋をシート状の本体に支持させている。この靴用挿入具では、使い勝手を考慮して、シート状の本体と、その本体に支持した機能性材料入りの袋とをバリアー性の外袋にまとめて収納する包装形態を採る。
特開2003−189778号公報 特開平6−99991号公報 実用新案登録第3202131号公報
対象にする空間が靴のような小さな空間であろうと、トイレや押入れのような比較的に大きな空間であろうと、機能性材料を通気性の袋(第1の袋体)に入れ、その袋をシート状の支持体に支持させ、それらの支持体、袋および機能性材料を全体的にあるいはまとめてバリアー性の外袋(第2の袋体)に入れる形態は、使用者の使い勝手の点からすれば好ましい。
その形態を採るとき、機能性材料を入れた第1の袋体は、通例、接着剤によってシート状の支持体に接着する。ところが、製品化のための実験を繰り返し行ったところ、密閉された第2の袋体の中において、機能性材料から出る気化成分が支持のための接着剤を劣化させるおそれがあることが判明した。
このような接着剤の劣化の問題を解決する一般的な方法として、気化成分に対して大きな耐性をもつ接着剤を見出し、その見出した接着剤を用いることが考えられる。しかし、機能性材料に対し、清浄化や快適化のための高い機能を求めようとすればするほど、用いる接着剤はより大きな耐性をもつことが必要である。そのため、適切な接着剤を得ることが困難である。
そこで、この考案では、機能性材料やそれを支持する支持体をバリアー性の第2の袋体の中にまとめて収納する包装形態でありながら、接着剤を不用とした技術を提供することを目的とする。
また、この考案は、支持体を構成するシート状の材料の特性を生かしつつ、機能性材料からの気化成分の通り道を有効に確保することができる包装形態を提供することを他の目的とする。この考案のその他の目的については、今後の説明から明らかになるであろう。
この考案では、機能性材料が入った第1の袋体を、接着剤によって支持体に接着し支持する形態ではなく、シート状であるという支持体の特性を利用し、支持体自体に、機能性材料が入った第1の袋体を収納する空間あるいは領域を区画する。そして、その区画した空間に第1の袋体を収納して支持する形態にすることにより、結果的に今までのような接着剤を不用にする。
シート状の材料としては、紙あるいはプラスチックが好適であり、それを単層で用いることもできるし、2層あるいは3層の積層形態で用いることもできる。そのようなシート状の材料は、折ることにより、あるいはスリットにシート端を差し込むことにより、または、折りおよび差込みを組み合わせることにより、空間を区画する構造を得ることができる。しかも、シート状の材料は、折りなどにより変形させるとき、変形した部分が元に戻ろうとする弾性作用力を生じる。変形した折れ片が、弾性作用力を生じることから、折れ片の先を、空間を区画するシート状の材料の別の部分に当てることにより、支持体が区画する空間の容積を、折れ片あるいは折った小片がない場合に比べて、拡げることができる。また、折った小片を機能性材料が入った第1の袋体に当てるようにし、区画した空間の中において、機能性材料が入った第1の袋体と空間を区画する支持体の部分との間に適度な隙間を作ることができる。前者における拡大した空間に伴う余分な隙間、そしてまた、後者における隙間は、機能性材料から出る気化成分の通り道となり、気化成分を外部に有効に拡散させることができる。
使用者にとって最も使いやすいものは、バリアー性の外側の第2の袋体の中において、機能性材料が内側の第1の袋体の中にあり、しかも、その第1の袋体は、支持体が区画する空間の中に位置する形態である。その形態によれば、使用者は、外側の第2の袋体を開けることにより、機能性材料に触れることなく支持体を第2の袋体から取り出すことができ、そのまま所望の使用を行うことができる。
この考案の包装形態の一実施例であり、一部を切り欠いて示す模式図である。 この考案の包装形態における支持体の一実施例を示す展開図である。 図2の支持体にポケット型の空間を形成する一例を示す部分的な斜視図である。
この考案による典型的な包装形態は、図1に示すように、紙あるいはプラスチックなどのシート状の材料製であり、一部にポケット100を含む支持体10と、その支持体10のポケット100の中に収納した、機能性材料入りの第1の袋体210とを内容物とし、それらの内容物をアルミニウムなどのバリアー性の第2の袋体220の中に密閉状態に収納する形態である。第2の袋体220としては、3方シールあるいは4方シールの一般的な袋を用いることができる。
用いる機能性材料は、清浄化あるいは快適化の具体的な目的に応じて、適切な材料を選択することができる。それらの各材料は、一般によく知られたものである。たとえば、靴の消臭などに用いる機能性材料として、徐効性にすぐれた、顆粒状二酸化塩素ガス発生剤(株式会社大阪ソーダ製)を挙げることができる。その場合に用いる第1の袋体210は、不織布製の袋である。
ここで、シート状の支持体10は、自らの形を保持することができる厚さをもつことが必要である。それにより、第1の袋体210をポケット100内に支持した、シート状の支持体10の一端を持ちながら、機能性材料が入った第1の袋体210の部分を、快適化あるいは清浄化をするための靴の中に入れることができる。たとえば、短靴の場合には、一対の支持体10を一体のまま左右の靴に対応させることができる。また、ブーツのような底の深い靴の場合には、一対の支持体10を二つに切り離し可能とし(後で述べる線分110の部分をミシン線とし、切り離し可能にすることなどができる。)、たとえば、支持体10の一方の端に紐を付けることにより、第1の袋体210を支持する支持体10をつり下げるような形態にすることができる。紐を付ける際、その紐の長さを調節し、妥当な長さに保持できるような紐止め機能をもつ保持具を付属させることもできる。
次に、図2および図3を参照しながら、シート状の支持体10の一例、およびポケット100の作り方について説明しよう。支持体10は、所定の形に裁断あるいは型抜きを行ったシートである。靴用の支持体10は、中心部の線分110に対して左右対称的な構成である。支持体10は、線分110に近い部分が頂部であり、その頂部から離れた側にポケット100を構成するための構成要素がある。
図1の展開図を見ると、シート状の支持体10の本体12の中には、実線で示す切り込み部と、破線で示す折り曲げ部とがある。中心部の線分110は折り曲げ部であり、それに近い丸孔112a、線分110から離れた位置にある斜めの細長い孔112b、およびその斜めの細長い孔112bよりもさらに遠い位置にある別の細長い孔112cは、すべて切断し抜いた孔である。また、斜めの細長い孔112bのある本体12の両側には、折り曲げ線113を挟んで長方形の片122がそれぞれ突き出ている。そして、各片122には、実線で示す切り込み部114a,114bおよび破線で示す折り曲げ部114cにより、付加的な折り曲げ小片1220が構成されている。なお、細長い孔112b,112cについては、他方のシート状の支持体10に示すように、完全な抜き孔とせずに、起立片の構成にすることもできる。そうすれば、起立片の起立の度合いを変えることにより、機能性材料から出る気化成分の外部への拡散の大きさをコントロールすることもできる。また、拡散の大きさをコントロールするため、シート状の支持部材10に、たとえばミシン線によりコントロール用の孔を複数設け、開ける孔数を変えることにより拡散の大きさをコントロールすることもできる。
さらに、シート状の支持体10の本体12には、ポケット100を区画するため、斜めの細長い孔112bのある部分に相当する大きさのシート部分124がある。シート部分124は、斜めの細長い孔112bのある部分との間に折り曲げ線116aを挟み、しかもまた、その折り曲げ線116aに対向する側に、別の折り曲げ線116bを挟んで台形の片126が突き出ている。そして、台形の片126には、折り曲げ線116aに平行する別の折り曲げ線116cが付加的に設けられている。
さて、このようなシート状の支持体10を用いることにより、ポケット100は、折り込みあるいは折る操作を繰り返すことにより形作ることができる。図3に示すように、斜めの細長い孔112bがある本体12の両側の片122を、折り曲げ線113に沿って矢印Fのように本体12上に折り曲げる。そしてまた、その折り曲げの前後いずれかに折り曲げ線114cに沿って小片1220を矢印Rのように反対方向に折り曲げる。
片122の部分の折り曲げを行った後、折り曲げた片122上に、別の細長い孔112cのあるシート部分124を折り曲げ線116bに沿って折り重ねる。その場合、その折り曲げの前後いずれかに台形の片126を矢印fのように本体12上に折り曲げ、しかもまた、その片126の先端部分1260を折り曲げ線116cに沿って矢印rのように反対方向に折り曲げる。この先端部分1260を含む片126は、ポケット100の口部分を構成する。
シート部分124を片122上に折り重ねるとき、折り曲げ小片1220を含む片122の先端は、折りによる弾性変形に伴う弾性作用力をシート部分124側に加える。その結果、斜めの細長い孔112bがある本体12、その両側の片122、および別の細長い孔112cのあるシート部分124によって、ポケット100が区画される。そのポケットに機能性材料入りの第1の袋体210を収納する。片126の先端部分1260は、弾性作用力を生じることから、収納した第1の袋体210の上面と、シート部分124との間に隙間を作るように機能する。その隙間は、機能性材料から出る気化成分の通り道となり、気化成分を外部に有効に拡散させることができる。上下の細長い孔112b,112cは、ポケット100の中から外側への気化成分の出口である。これらの各孔112b,112cは、ポケット100の中に、機能性材料入りの第1の袋体210が収納されているか否かを目視でチェックするためにも活用することができる。
10 支持体
100 ポケット(第1の袋体を入れる空間領域)
113 折り曲げ線
114a,114b 切り込み線
114c 折り曲げ部(折り曲げ線)
116a,116b,116c 折り曲げ線
122 片
1220 折り曲げ小片
124 シート部分
126 台形の片
210 第1の袋体
220 第2の袋体

Claims (5)

  1. 気化することにより、消臭、除菌、防虫、乾燥などの清浄化あるいは快適化のためのいずれかの機能を果たす機能性材料と、その機能性材料を内部に収納し、その機能性材料からの気化成分を外部に拡散可能な第1の袋体と、その第1の袋体を支持するための支持体と、前記気化成分に対してバリアー性をもち、それら支持体、第1の袋体および機能性材料を全体的に収納する第2の袋体とを備え、
    前記支持体は、シート状の材料製であり、折込み、差込みあるいはそれらの組合せによって、前記第1の袋体を収納する空間を区画しており、それにより、第1の袋体を支持するために接着剤を不用としたことを特徴とする、包装形態。
  2. 前記第2の袋体の中において、前記機能性材料は前記第1の袋体の中にあり、しかも、その第1の袋体は、前記支持体が区画する前記空間の中に位置する、請求項1の包装形態。
  3. 前記支持体は、一方向に折る第1の折り曲げ線と、その第1の折り曲げ線と平行であり、その第1の折り曲げ線とは反対の方向に折る第2の折り曲げ線とを含む、請求項1の包装形態。
  4. 前記第2の折り曲げ線に沿って折った小片によって、前記支持体が区画する前記空間の容積は、前記小片がない場合に比べて拡がっている、請求項3の包装形態。
  5. 前記支持体のシート状の材料は、紙あるいはプラスチックのいずれかである、請求項1の包装形態。
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