JP3207502U - 空調装置を備えた家屋 - Google Patents

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Abstract

【課題】外壁内に敷設した通風路を冷暖房することで、室内を冷暖房できる完全気流循環式気密性住宅を提供する。【解決手段】室内壁の通風路3を起点として、床下を経由し天井裏まで通風路3を敷設させ、室内壁の通風路3はエア・コンディショナー吹き出し口カバー7と連結し、温度管理した気流を通風路3に吹き出し、最終的に前記エア・コンディショナーの吸込み口カバー8にて回収する。【選択図】図1

Description

本考案は、夏場の住宅外壁の温度上昇、冬場の住宅外壁の温度低下にともない前記外壁内に敷設した通風路をエア・コンディショナーにて冷暖房することで室内温度を冷暖房できる住宅に関する。
従来、各部屋に設置したエア・コンディショナーにて各部屋を温度管理しているが、夏場に西日が当たる外壁に面した部屋では冷房が効かない、また冬場では外壁で冷やされ暖房効率が落ちるという事例がある。
実用新案公報3032891号 公開特許公報2012−219598号 公開特許公報2014−51874号
前記、室内でのエア・コンディショナーによる各部屋の温度管理を補足するために外壁と内壁に通風路を敷設して室内温度の管理を行う技術があるが費用効果が十分に発揮できないばかりかランニングコスト削減までも至っていない。
具体的には、特許文献1にメッシュ管よりなる熱交換用パイプの一端を住宅外の地上と前記熱交換用パイプの他端を住宅の床下空間に敷設させ熱交換用パイプの中途を地中に所要の深さに埋設し、住宅の外壁の内面に断熱材をライニングして室内壁との空間を床下空間及び天井裏空間に連通させ、前記熱交換用パイプの他端に室内空気導入管の一端を接続して他端を室内に連通し、屋根裏空間に設置した第一の排気ファンで壁空間流通空気を吸引して住宅外へ排気するとともに、室内空気排出管の一端を室内に連通接続するとともに他端を屋根裏または天井裏に設置した第二の排気ファンの吸引口に連通接続し、第二の排気ファンで室内流通空気を吸引して住宅外へ排気するように構成したことを特徴とする住宅の地中熱利用冷暖房装置が提案されている。
しかしながら、前記特許文献1に於いては、長さ約20〜30メートル以上の熱交換用パイプの一部が住宅の床下の地中約1.5メートル深さに埋設されており当該熱交換用パイプの破損や故障が生じた際には、修理に対する費用面の課題が残る。
特許文献2は、床下に所定間隔の隙間を隔てて設置される蓄熱式暖房設備と前記隙間に連通して壁内に敷設される暖気流路と壁内に敷設されて前記暖気流路の屋外側に配置され、土台側および棟側において屋外に開放する外気流路とを有する住宅が提案されている。しかしながら、本発明に於いては蓄熱式暖房設備による暖気を住宅内に敷設された気流路を通して送風する構造であり消費電力の観点から経済的な問題が残る。
特許文献3に関しては、建築物を二重外壁構造にして、外側の壁に通気性を持たせ、内側の建築物に気密性をもたせ、且つ、床下を基礎断熱した気密性住宅を換気するシステムにおいて、前記床下基礎には、前記室内の空気を外部に排出する換気システム装置が設けられており、前記換気システム装置の排気量を調節することと、床下内及び小屋裏、又は小屋裏のみに1〜2台のエアコンを設置することにより、前記気密性をもたせた建築物の室内に空気が前記建築物に配設された調節付き通気口を通して建築物内の部屋に給気して、各部屋内部の空気を排気口から前記床下に集合させて、排気・給気する住宅が提案されている。
しかしながら、前記特許文献3は床下内及び小屋裏、又は小屋裏かに設置したエア・コンディショナーにて温度管理した気流を最終的には排気しているため新たに前記場所に設置したエア・コンディショナーの外気を吸込み熱交換するために電気代が嵩むというデメリットがある。
考案者は、前記特許文献の課題を解決するために実用新案登録3203177号に記載の外壁と内壁間に所定間隔の通風路が設置され、前記外壁の内側には断熱材と対向する内壁には気密性を持たせたシートが共に張り巡らされているとともに、前記断熱材と対向する内壁に気密性を持たせたシートからなる通風路構造が天井部を通して室内壁若しくは外壁から床下を経由するよう敷設され、前記外壁部に敷設された通風路からの気流が床下の通風路まで連通し、前記外壁部の通風路の始点にはエア・コンディショナーの吹き出し口が前記床下部の通風路である終点には前記エア・コンディショナーの吸込み口が連結されていることを特徴とする完全気流循環式気密性住宅を提案した。しかしながら、前記エア・コンディショナーを室外に取り付ける構造となっているために雨や雪の日に前記エア・コンディショナーの保護や設置が複雑となり現実的でないことが分かった。
上記課題に鑑み、考案者は誠意工夫の結果、前記エア・コンディショナーを室内に設置し室内壁の内側に通風路を敷設させ、前記通風路内の気流を前記エア・コンディショナーにて完全循環させることにより低価格でランニングコスト削減可能とする完全気流循環式気密性住宅を提供できることを見出した。
本考案によれば、外気の影響を受けやすい外壁側の小部屋の室内温度を低ランニングコストにて維持できる。
本考案の一実施例である通風路の構造を示す概念図である。 A−A’面(図1記載)の床面側の通風路断面構造を示す。 エア・コンディショナーと開口部を連結する他の実施例を示す。 通風路の気流を室内に取り入れるための構造を示す概念図である。
以下、本考案に係る実施の形態を図面により説明する。
本考案の戸建て住宅に適用した一実施例を図1に示す。外壁(1)と内壁(2)の間に所定間隔の通風路(3)が設置され、前記外壁の内側にはウレタン等の断熱材(4)と対向する内壁(2)の内側には気密性を持たせたシート(5)が共に張り巡らされており、前記通風路(3)の気流が室内壁の通風路を始点として床下部に通風され、前記床下部から外壁部若しくは他の室内壁を通り、天井部を経由して前記起点となる室内壁に戻るように敷設され、前記室内壁の通風路は始点部と終点部が間仕切り板(6)にて遮断されており、前記通風路の始点部の室内壁には開口部(7)と終点部の室内壁には開口部(8)が備わり、前記開口部(7)はエア・コンディショナー室内機(9)の吹き出し口を覆うカバー(10)にて連結、前記終点部の開口部(8)には前記エア・コンディショナー室内機(9)の吸込み口を覆うカバー(11)にて連結されている。
前記エア・コンディショナー(9)の吹き出し口と前記開口部(7)を連結する部品として前記吹き出し口を覆うカバー(10)と前記始点部の開口部(7)を接続することによりエア・コンディショナー(9)から噴出された気流が前記通風路(3)に流れ込み、前記通風路内に設置された送風機(12)により気流に淀みを生じることなく床下部に送風し、床下通風口から所定の位置に設置された送風機(13)により強制的に送風され前記終点部の開口部(8)から前記吸込み口カバー(11)を介して前記エア・コンディショナー(9)に回収される。
図2は、A−A’面(図1に記載)の床面側の通風路断面構造を示す。前記エア・コンディショナー(9)を設置した室内壁の通風路には床下から天井までを間仕切り板(14)が両側に立設しているためエア・コンディショナー(9)から噴出された気流は送風機(12)にて隣接する外壁通風路に送風することなく側の床下の通風路に送り出される構造となっている。床面(15)直下の通風路に送り出された気流は各外壁の通風路に設置した送風機(13)により天井の通風路に送り出された後に前記室内壁通風路終点部の開口部(8)から前記吸込み口カバー(11)を介して前記エア・コンディショナー(9)に回収される。
図3は、前記エア・コンディショナー(9)の吹き出し口と前記開口部(7)を連結する別の実施例であり、前記エア・コンディショナー(9)を収納するボックス(16)に固定されており、前記エア・コンディショナー(9)の吹き出し口側と吸込み口側を分離するために仕切り板(17)が取り付けらており、前記仕切り板は前記エア・コンディショナーの表面形状に倣い切込みが備わっている。また、前記仕切り板(17)の先端部が前記間仕切り板(6)に固定されている。
図4は、前記室内壁の上部に開口部(18)が備わり、前記開口部には通風路(3)の気流を室内に取り入れるための通風用の部品(19)が前記室内壁側から取り付けられ、前記部品(19)には風量を調整できる開閉式シェードが具備されている。同様に前記室内壁の下部にも開口部(20)が備わり、前記開口部には通風路(3)の気流を室内に取り入れるための通風用の部品(21)が前記室内壁側から取り付けられ、前記部品(21)には風量を調整できる開閉式シェードが具備されている。例えば、夏場には通風路内の冷風を室内に効率よく取り込むために前記上部の部品(19)を開状態にする。逆に冬場には前記下部の部品(21)を開状態にすれば良い。
前記エア・コンディショナー容量は市販されていないので専用エア・コンディショナーを製造すれば消電力も削減できるため小型太陽光パネルによる発生電力でも十分に対応可能となる。
尚、実施例に記載した本考案は一例に過ぎず、任意設計変更することが可能である。例えば、通風用部品のシェードの代わりにシャッター式に変更することも可能である。
1 外壁
2 内壁
3 通風路
4 断熱材
5 シート
6 間仕切り板
6 エア・コンディショナー室内機
7 開口部
8 開口部
9 エア・コンディショナー室内機
10 エア・コンディショナー吹き出し口カバー
11 エア・コンディショナー吸込み口カバー
12 送風機
13 送風機
14 間仕切り板
15 床
16 エア・コンディショナーを収納するボックス
17 仕切り板
18 開口部
19 通風用の部品
20 開口部
21 通風用の部品

Claims (3)

  1. 外壁と内壁間に所定間隔の通風路が設置され、前記外壁の内側には断熱材と対向する内壁の内側には気密性を持たせたシートが共に張り巡らされており、前記通風路の気流が室内壁の通風路を始点として床下部に通風され、前記床下部から外壁部若しくは他の室内壁を通り天井部を経由して前記起点となる室内壁に戻るように敷設され、前記室内壁の通風路は始点部と終点部が間仕切りされており、前記通風路の始点部および終点部の室内壁には開口部が備わり、前記始点部の開口部はエア・コンディショナーの吹き出し口が連結部材にて接続され、前記終点部の開口部には前記エア・コンディショナーの吸込み口が連結部材にて接続されていることを特徴とする完全気流循環式気密性住宅。
  2. 前記通風路内には複数の送風機が具備されていることを特徴とする請求項1記載の完全気流循環式気密性住宅。
  3. 前記室内壁に開口部が備わり、前記開口部には通風路を流れる気流を室内に取り込める送風用部品が取り付けられたことを特徴とする求項1記載の完全循環式気密性住宅。
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