JP3207473U - 敷きパッド - Google Patents

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裕史 飛山
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Abstract

【課題】本考案は、簡単に交換ができ、滑り止め効果に優れる敷きパッドを提供することを目的とする。【解決手段】本考案に係る敷きパッドは、敷き布団やベッドマットの上に敷く、敷きパッドであって、表生地と裏生地と、表生地と裏生地とに挟まれた中綿とを有し、上記裏生地の敷き布団やベッドマットとの接触面に、ポリエステル樹脂が点在して配されており、上記接触面の単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合が5〜25%である。【選択図】 図1

Description

本考案は敷き布団やベッドマットの上に敷く、滑り止めを有する敷きパッドに関する。
就寝中は、寝汗をかくため、敷き布団やベッドマットは汚れることが多いが、敷き布団やベッドマットは、頻繁に洗うことができないため、従来から、汚れを防止する目的で、シーツが敷かれて使用されてきた。
しかしながら、シーツの交換作業は煩雑であり、負担の軽減が求められ、敷きパッドの使用が提案されている。敷きパッドは、シーツの代わりに、敷き布団やベッドマットの上に敷かれるものであり、シーツのように上下左右の端縁を折り込んで、布団やベッドマットを包み込むように敷く必要はないが、単に敷き布団やベッドマットの上に敷いているだけであるため、寝返りの際に、位置ズレを生じることが多かった。
そこで、位置ズレを防止するために、敷きパッドの四隅にゴムバンドを設け、敷き布団やベッドマットの四隅に固定することが試みられた。しかし、ゴムバンドが伸びればその効果を示さず、また特にベッドを壁に寄せて設置している場合、敷きパッドを交換する際には、ベッドを壁から離し、ゴムバンドを着脱する必要があり、その交換作業は依然として煩雑であった。
実用新案登録3067024号公報
そこで、本考案者は、上記の問題点に鑑み、簡単に交換ができ、滑り止め効果に優れる敷きパッドを提供することを課題とする。
なお、従来のインテリア用のマットでは、滑り止めとしてウレタン樹脂が用いられているが、ウレタン樹脂は圧力や熱に弱いという問題があった。
また、上記特許文献1において、アクリル樹脂を塗布した滑り止め付き敷き毛布が提案されているが、敷きパッドの裏生地に対して、アクリル樹脂を塗布した場合、安定した接着性が得られなかった。
本考案の請求項1に係る敷きパッドは、敷き布団やベッドマットの上に敷く、敷きパッドであって、表生地と裏生地と、表生地と裏生地とに挟まれた中綿とを有し、上記裏生地の敷き布団やベッドマットとの接触面に、ポリエステル樹脂が点在して配されており、上記接触面の単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合が5〜25%であることを特徴とするものである。
本考案の請求項2に係る敷きパッドは、上記ポリエステル樹脂の裏生地に対する垂直方向の厚さが、0.1〜2mmであることを特徴とするものである。
本考案の請求項3に係る敷きパッドは、上記ポリエステル樹脂が、それぞれ等間隔に配されていることを特徴とするものである。
本考案に係る敷きパッドは、敷きパッドの裏面側にポリエステル樹脂を点在して配し、裏面の単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合が5〜25%であることにより、通気性を確保しつつ、敷きパッドの交換の容易さと、滑り止め効果に優れる敷きパッドを提供することができる。
本考案の実施例に係る敷きパッドの模式平面図である。 本考案の実施例に係る敷きパッドの模式断面図である。 DS式織物摩擦係数試験機の模式図である。
次に本考案の実施形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る敷きパッド1は、図2に示すように、表生地2と裏生地4と、表生地2と裏生地4とに挟まれた中綿3とを有するものである。
上記表生地2としては、特に限定されず、敷きパッド1を使用する時期、地域等に応じて、従来から表生地2として使用されてきた生地を適宜選択することができる。表生地2の具体例としては、綿やポリエステル繊維を中心とした、布帛生地、シンカーパイル、シール織、パイル織等が挙げられる。
上記中綿3としては、特に限定されず、求められるクッション性、保温性、汗の吸収性等に応じて、適宜選択することができる。中綿3の具体例としては、ポリエステル、コットン等が挙げられる。また、これらの中綿3は、成形性の観点から、打綿した中綿に対して樹脂を塗布して成形したものであってもよい。
上記裏生地4としては、特に限定されず、後述するポリエステル樹脂との接着性等に応じて適宜選択することができる。裏生地4の具体例としては、ポリエステル、綿等の生地が挙げられる。
上記裏生地4の敷き布団やベッドマットとの接触面(以下、裏面ということもある)には、ポリエステル樹脂からなる滑り止め5が、点在して配されている。詳細には、図1に示すように、裏面側に上記滑り止め5が、それぞれ等間隔に配されている。
上記滑り止め5は、裏面の単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合が5〜25%であり、6〜15%であることが好ましく、8〜9%であることがさらに好ましい。裏面の単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合を、上記範囲とすることにより、通気性を確保しつつ、寝返りによる位置ズレ防止効果に優れたものとなる。また摩擦力が高過ぎず、適度な摩擦力を有することにより、敷きパッド1を交換する際に、敷き布団やベッドマットに引っかかるのを防止することができる。
上記滑り止め5の大きさは、特に限定されないが、直径が0.5〜3.0mmであることが好ましく、0.5〜1.0mmであることがより好ましく、裏生地4に対する垂直方向の厚さが0.1〜2.0mmであることが好ましく、0.2〜0.6mmであることがより好ましい。
上記滑り止め同士の間隔(隣接する滑り止めの端部同士の距離)は、上記ポリエステル樹脂が占める面積の割合や、滑り止め5の大きさに応じて、適宜選択することができる。
本考案に係る敷きパッド1の製造方法としては、例えば、従来の製造方法により得られた敷きパッドの裏面側に、スクリーンプリントの型枠を設置し、ポリエステル樹脂を型枠に流して塗布し、乾燥することによりポリエステル樹脂を固着するスクリーンプリント技法が挙げられる。
この時、スクリーンプリントの型枠の形状を変更することにより、ポリエステル樹脂が占める面積の割合や、滑り止め5の大きさを調整することができる。
以下、本考案の実施例を示すが、本考案はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例、比較例]
従来から敷きパッドの裏生地に使用されている生地として、ポリエステル100%の生地(糸番手:縦75d、横150d、密度:縦96本/インチ、横72本/インチ、目付:83g/m)を用意し、比較例とした。
また、ポリエステル80%、綿20%の生地(糸番手:縦45d、横45d、密度:縦88本/インチ、横60本/インチ、目付:120g/m)に対して、直径1mmの穴が2mm間隔で開いた、厚さ0.4mmの型枠を設置し、スクリーンプリント技法により、ポリエステル樹脂を均一に塗布し、乾燥することにより、滑り止め付きの生地が得られ、これを実施例とした。実施例に設けられた滑り止めは、直径1mm、厚さ0.4mmの半球状の滑り止めであり、滑り止め同士の間隔は2mm、単位面積あたりのポリエステル樹脂が占める面積の割合は、8.6%であった。
上記により得られた、実施例、比較例につき、以下の測定方法に従い、試料の縦糸方向と、横糸方向の静摩擦係数及び動摩擦係数を求めた。
[摩擦係数測定方法]
DS式織物摩擦係数試験機を用いて、摩擦係数を測定する。図3に示すように、滑り台(B)の上面に対象布(E’)、滑り片(A)の下面に試料(E)を張り、滑り台(B)の上に滑り片(A)を置く。次いで、滑り片(A)に荷重(D)を乗せる。測定部(C)に設けた荷重指針(G)を不図示の目盛でゼロ点に合わせ、滑り片(A)の指針を滑り台(B)に設けられた目盛でゼロ点に合わせた後、不図示の可動部により、7.5cm/minの速度で滑り台(B)を図3の矢印方向に引っ張り、測定を開始する。
測定開始直後は、滑り片(A)は滑り台(B)と共に移動し、それに伴い、荷重指針(G)が指す値は次第に上昇する。
その後平衡に達すると、滑り片(A)は静止し、滑り台(B)のみが一定速度で移動する。この時、滑り片(A)に備え付けられた指針と、滑り台(B)に設けられた目盛とにより、滑り台(B)のみが移動し始めたことがわかる。この移動を始める瞬間の測定部(C)の荷重指針(G)が指す値が静摩擦力Fsである。
また、滑り片(A)が静止し、滑り台(B)のみが移動を始めると同時に荷重指針(G)は最高値より次第に降下し、滑り台(B)のみが移動をしている間一定の値を示す。この値が動摩擦力Fdである。
摩擦係数は、上記測定方法により得られた、静摩擦力Fs及び動摩擦力Fdから、次の式により求めることができる。
・静摩擦係数Us=Fs/W
・動摩擦係数Ud=Fd/W
なお、Wとは、荷重(D)の重さを示す。
〈測定条件〉
測定に使用した対象布及び荷重は以下の通りであり、各実施例、比較例において使用した対象布及び荷重は表1に示す。
・対象布1(綿布(金巾3号)、綿100%):
糸番手………縦:30/1、横:36/1
密 度………縦:73本/インチ、横:63本/インチ
目 付………96.5g/m
・対象布2(綿ブロード、綿100%):
糸番手………縦:40/1、横:40/1
密 度………縦:120本/インチ、横:60本/インチ
目 付………120g/m
・荷重:490.5cN(10.5mmHg)、980.7cN(21.0mmHg)
なお、敷きパッドの使用時において、敷きパッドに対してかかる荷重としては、就寝者の背中中央付近で20mmHg以上、臀部中央付近で30mmHg以上となることが多く、背中の全体における平均値は15〜25mmHgとなる。
Figure 0003207473
結果は、表1に示す通りであり、ポリエステル樹脂が裏面に点在して配された実施例1〜4は、比較例1〜4と比べて、静摩擦係数、及び動摩擦係数が大きく、滑り止め効果に優れていることが認められた。
変更例
上記実施形態においては、滑り止め5の形状が、半球状のものとしたが、これに限定されず、円錐状、三角錐状、四角錐状等であってもよい。
また上記実施形態においては、滑り止め5をそれぞれ等間隔に点在しているものとしたが、これに限定されず、単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合が5〜25%となる範囲内において、偏在させても良い。
以上、本考案の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、考案の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、考案の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、考案の範囲や要旨に含まれると同様に、実用新案登録請求の範囲に記載された考案とその均等の範囲に含まれるものである。
1………敷きパッド
2………表生地
3………中綿
4………裏生地
5………滑り止め
A………滑り片
B………滑り台
C………測定部
D………荷重
E………試料
E’……対象布
F………荷重リード線
G………荷重指針
H………カウンターバランス

Claims (3)

  1. 敷き布団やベッドマットの上に敷く、敷きパッドであって、
    表生地と裏生地と、表生地と裏生地とに挟まれた中綿とを有し、
    前記裏生地の敷き布団やベッドマットとの接触面に、ポリエステル樹脂が点在して配されており、
    前記接触面の単位面積あたりの、ポリエステル樹脂が占める面積の割合が5〜25%であることを特徴とする、敷きパッド。
  2. 前記ポリエステル樹脂の裏生地に対する垂直方向の厚さが、0.1〜2mmであることを特徴とする、請求項1に記載の敷きパッド。
  3. 前記ポリエステル樹脂が、それぞれ等間隔に配されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の敷きパッド。

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018080428A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 シードプランニング株式会社 滑り止め加工方法

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