JP3207112B2 - サーフェーサー - Google Patents

サーフェーサー

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JP3207112B2
JP3207112B2 JP10392096A JP10392096A JP3207112B2 JP 3207112 B2 JP3207112 B2 JP 3207112B2 JP 10392096 A JP10392096 A JP 10392096A JP 10392096 A JP10392096 A JP 10392096A JP 3207112 B2 JP3207112 B2 JP 3207112B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種被塗物への塗
装仕上げの際に、被塗物表面に塗付される水性の1層構
造用サーフェーサーに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、被塗物への塗装仕上げは、美装性の
付与や、被塗物の保護を目的とするものであった。この
ため塗装においては、その外観の色調、艶、模様や、物
理的、化学的耐久性を重視する傾向にある。これに対し
て、塗装が施される被塗物は、その種類や表面状態が多
岐に亘り、それらすべての被塗物に密着し、前述のごと
き美装性や、被塗物の保護機能を良好に維持するのは困
難であった。そこで被塗物への塗装仕上げに先駆け、被
塗物との密着性や被塗物の表面平滑化に優れた、ある種
の下塗材を塗付しておき、そのような下塗材の表面に塗
装を施す手法が考えられた。この方法では、被塗物の種
類や表面状態に影響されることなく、塗装仕上げを行え
るというメリットがあり、現在ではこのような下塗材を
用いることが一般に行われている。このような下塗材
は、シーラー、プライマー、サーフェーサーなどと呼ば
れるものであり、アクリル樹脂、塩化ビニル、塩化ゴム
等の一液形合成樹脂の有機溶剤溶液や、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂等の溶剤形二液反応硬化形樹脂から成るも
のが主として用いられていた。
【0003】一方、近年地球環境の保護を目的として、
大気汚染や悪臭の基になる有機溶剤を削減する努力がな
されている。塗料・塗装業界においてもこのような流れ
は例外ではなく、前述のような下塗材も水性への転換を
行っているのが実状である。このような水性化の基本技
術となるのが、水性合成樹脂エマルションである。
【0004】このような水性合成樹脂エマルションは、
水溶媒中において乳化重合等によって高分子量の合成樹
脂粒子を分散させたものであり、溶媒である水が蒸発す
ることにより、合成樹脂粒子間が接近し、最終的には接
触、融着して膜を形成するものである。さらに、このエ
マルションの合成樹脂粒子のモノマーとして、グリシジ
ル基とカルボキシル基、ヒドラジド基とカルボニル基、
エポキシ基とアミノ基等の架橋反応を生じる官能基を有
するモノマー(以下、官能基モノマーという。)を含有
させておくことにより、融着時の合成樹脂粒子の結合を
より強固にすることや、アクリルアミドなどの官能基モ
ノマーを含有し内部架橋を行い、形成される膜の耐久性
を向上させることも行われている。
【0005】このような下塗材に対して、仕上塗材の種
類は、大別して、水性形、溶剤形、の2種があるが、耐
久性および仕上り性の良さから、依然として溶剤形の使
用比率が高いのが現状である。前述のように、水性形の
下塗材、特に官能基モノマーを含有する架橋型エマルシ
ョンは、合成樹脂粒子の融着、架橋によって被膜を形成
するため、また、粒子内架橋により形成された被膜は、
このような溶剤形の仕上塗材によっては、容易に溶解さ
れ難く、建築物の新設下地においては、下塗材が水性形
で、仕上塗材が溶剤形という組み合わせにより塗装され
る場合もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶剤形、水性形下塗材はそれぞれ下記のような問題点を
有していた。すなわち、被塗物表面に、溶剤によって溶
解されるような既存塗膜が存在する場合の再塗装、つま
り改装時には、溶剤形二液反応硬化形樹脂、架橋型エマ
ルションを用いた下塗材の場合、仕上塗材として溶剤形
のものを用いると、その仕上塗材の溶剤によって、下塗
材は容易に溶解されることはないが、既存塗膜にまで浸
透した溶剤が、既存塗膜を溶解させるため、下塗材膜が
ちぢみ、浮き上がる現象(以下、リフティング現象とい
う。)が発生していた。例えば、図1に示すように、既
存塗膜が一液溶剤形アクリル樹脂塗膜の場合、その表面
に二液反応硬化形ウレタン樹脂塗料を塗付した後に、溶
剤形仕上塗材を塗装した際に、その溶剤によって一液溶
剤形アクリル樹脂塗膜が再溶解されるのに対して、二液
反応硬化形ウレタン樹脂塗膜が溶剤に溶解しにくいた
め、その界面でちぢみとなって現れるものである。
【0007】また、一液合成樹脂有機溶剤溶液からなる
下塗材の場合には、特に溶剤形二液反応硬化形の仕上塗
材を用いた場合に、下塗材自身の表面が再溶解されるた
め、仕上塗材の1回の塗付は特に問題を生じないが、仕
上塗材の硬化後の再塗装(以下、リコートという。)の
場合には、下塗材自身が前述の既存塗膜と同じ状態にな
り、1回目の仕上塗材塗膜がリフティング現象を起こし
ていた。例えば、図2に示すように、既存塗膜が一液溶
剤形アクリル樹脂塗膜の場合、その表面に一液溶剤形低
分子量塩素化ポリオレフィン樹脂シーラーを塗装した後
に、溶剤形二液反応硬化形ウレタン樹脂塗料を塗装して
も、一液溶剤形アクリル樹脂塗膜および一液溶剤形低分
子量塩素化ポリオレフィン樹脂シーラー塗膜がそれぞれ
溶剤で再溶解するのみで、特に問題は生じないが、溶剤
形二液反応硬化形ウレタン樹脂塗料が完全硬化後に、さ
らに溶剤形二液反応硬化形ウレタン樹脂塗料をリコート
した場合には、一液溶剤形低分子量塩素化ポリオレフィ
ン樹脂塗膜が再溶解されるのに対して、溶剤形二液反応
硬化形ウレタン樹脂塗膜が溶剤に溶解しにくいため、そ
の界面でちぢみとなって現れるものである。さらに、既
存塗膜や仕上塗材が弾性を有する塗膜の際には、密着性
が不十分であり層間剥離を生じる場合がある。特に水性
形下塗材の場合には、一般に形成された塗膜の表面に極
性基の存在が少ないため、また、溶剤形の下塗材でも、
極性基を有さない合成樹脂から形成された塗膜の場合に
は、この傾向が顕著であった。したがって、本願発明が
解決しようとする課題は、昨今の環境保護の流れに沿っ
た水性形の下塗材でありながら、被塗物、被塗物表面の
既存塗膜、仕上塗材の種類を選ばず、溶剤形の仕上塗材
においてもリフティングを発生することなく、弾性の仕
上塗材や既存塗膜においても優れた密着性を示し、しか
も被塗物等の表面の凹凸や微妙なアンジュレーションを
平滑にできる効果を有する1層構造用サーフェーサー
得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、
本発明者らは鋭意研究の結果、特定の物性値の塗膜を形
成する水性合成樹脂エマルションが、被塗物、被塗物表
面の既存塗膜、仕上塗材の種類を選ばず、溶剤形の仕上
塗材においてもリフティングを発生しないことを見いだ
し、さらにそのような水性合成樹脂エマルションに特定
の官能基を付与することで、弾性の仕上塗材や既存塗膜
においても優れた密着性を示すことに想到し本発明を完
成した。すなわち本願発明は、 (1)形成される膜厚0.1〜0.3mmの被膜の、2
0℃、5時間浸漬におけるトルエン溶出率が、72〜9
0%となるような、ガラス転移温度(以下、Tgとい
う。)−20〜20℃で、非架橋の合成樹脂エマルショ
ンからなる水性樹脂組成物に、無機質粉体を配合して、
顔料容積濃度(以下、PVCという。)15〜60%に
調整したことを特徴とする1層構造用サーフェーサー。 (2)合成樹脂エマルションが、アルキルアクリレート
および/またはアルキルメタクリレートを、モノマーと
して含有することを特徴とする1.に記載の1層構造用
サーフェーサー。 (3)合成樹脂エマルションが、さらに塩素基を有する
モノマーを共重合モノマーとして含有することを特徴と
する2.に記載の1層構造用サーフェーサー。(4)合
成樹脂エマルションが、重量平均分子量300000以
上のアクリル系合成樹脂エマルションと、重量平均分子
量30000〜200000の塩素基含有合成樹脂エマ
ルションとの混合物であることを特徴とする1.に記載
1層構造用サーフェーサー。 (5)塩素基を有するモノマーが、塩化ビニルおよび/
または塩化ビニリデンであり、全体の樹脂固形分重量に
対して、塩素量が2.5〜15.0重量%であることを
特徴とする4.に記載の1層構造用サーフェーサー。 (6)酸モノマーを、全体の樹脂固形分重量に対して、
0.2〜10.0重量%含有することを特徴とする1.
から5.の何れかに記載の1層構造用サーフェーサー。 (7)前記1.から6.の何れかに記載のサーフェーサ
を、塗装下地に下塗材として1層構造にて塗付し、溶
剤形の仕上塗材を塗付することを特徴とする改修、改装
または新築塗装仕上方法。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、膜厚0.1〜0.3m
mの被膜を形成した場合に、該被膜の20℃、5時間浸
漬におけるトルエン溶出率が、72〜90%となるよう
な、Tgが−20〜20℃で非架橋の合成樹脂エマルシ
ョンであれば特に限定されるものではない。本発明にお
けるトルエン溶出率とは、膜厚0.1〜0.3mmの被
膜を形成し、そのような被膜をトルエン中に浸漬した際
の重量減少分の比率であり、下記のような測定方法によ
って算出したものである。
【0010】(トルエン溶出率)各下塗材用樹脂組成物
を、200mm×150mm×5mmの清浄なガラス板
表面に広げ、温度20℃、相対湿度65%で、7日間乾
燥させ、厚さ0.1〜0.3mmの均一な被膜を形成す
る。このガラス板表面に形成した被膜を20±0.5℃
に調整したトルエン中に5時間浸し、取り出して風乾
し、デシケーター中で24時間放置した後、質量を量
り、次の式によりトルエン溶出率を算出する。この場合
ガラス板の質量W3 は予め測定されているものとする。
【0011】 L={(W1 −W2 )/(W1 −W3 )}×100 L :トルエン溶出率(%) W1 :トルエン浸漬前の全質量(g) W2 :トルエン浸漬後の全質量(g) W3 :ガラス板の質量(g)
【0012】トルエン溶出率が、90%より大きい場合
は、特に二液反応硬化形の仕上塗材を用いた場合に、下
塗材塗膜自身の表面が再溶解されるため、仕上塗材の1
回の塗付は特に問題を生じないが、リコートの場合に
は、下塗材自身が前述の既存塗膜と同じように溶解さ
れ、1回目の仕上塗材塗膜がリフティング現象を起こ
す。
【0013】また、本発明の非架橋型の合成樹脂エマル
ションは、そのTgが−20〜20℃である。20℃よ
り高いと、下塗材塗膜が固くなりすぎ、被塗物や被塗物
上の既存塗膜が弾性の場合に、下塗材自身がクラックを
発生するおそれがある。逆に−20℃より低いと、下塗
材塗膜自身が柔らかくなり、仕上塗材が硬質の場合に、
仕上塗材にクラックを発生しやすくなる傾向がでてく
る。
【0014】このような非架橋型の合成樹脂エマルショ
ンとしては、アルキルアクリレートおよび/またはアル
キルメタクリレートを、モノマーとして含有する非架橋
型合成樹脂エマルション(以下、(A)成分という。)
が好ましい。逆に従来のような架橋タイプのエマルショ
ンでは、リフティング現象が発生するからである。
【0015】また、本発明の非架橋型の合成樹脂エマル
ションには、アルキルアクリレートおよび/またはアル
キルメタクリレートに、さらに塩素基を有するモノマー
を共重合モノマーとして含有する塩素基含有エマルショ
ン(以下、(B)成分という。)が、弾性系既存塗膜へ
の密着性に優れる被膜を形成するという理由から好まし
く用いられる。
【0016】なお、(B)成分を単独で使用する場合に
は貯蔵安定性が不充分なため、(A)成分と混合して使
用することが望ましい。このような(A)、(B)成分
を混合する際には、(A)成分の重量平均分子量が30
0000以上、(B)成分の重量平均分子量が3000
0〜200000のものを混合するのが、前記、貯蔵安
定性の効果が顕著であり望ましい。なお、本発明におけ
る重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションク
ロマトグラフ)によって測定し、ポリスチレン換算した
値である。
【0017】このように非架橋型の合成樹脂エマルショ
ンの好適な例として、(A)、(B)成分の混合物を用
いる場合には、(A)、(B)両成分から形成される被
膜のTgが前記の規定範囲、すなわち−20〜20℃で
あることが必要である。
【0018】(A)成分は、前述の条件を満たせば特に
限定されるものではないが、一般的には、アルキルアク
リレートおよび/またはアルキルメタクリレート等を構
成モノマーとして含有する。ここでアルキルアクリレー
トとしては、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、イソブチルアクリレート、n−ペンチルアクリレー
ト、イソアミルアクリレート、n−ヘキシルアクリレー
ト、2−メチルペンチルアクリレート、n−オクチルア
クリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−デ
シルアクリレート、n−ドデシルアクリレート、n−オ
クタデシルアクリレート等から選択される1種以上を、
アルキルメタクリレートとしては、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレ
ート、n−ペンチルメタクリレート、イソアミルメタク
リレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−メチルペ
ンチルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、
2−エチルヘキシルメタクリレート、n−デシルメタク
リレート、n−ドデシルメタクリレート、n−オクタデ
シルメタクリレート等から選択される1種以上を用いる
ことができる。この他にスチレン等の公知のモノマー
を、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜用いることも
できる。
【0019】このような(A)成分の製造法は、一般的
なエマルションの製造方法である乳化重合等によって行
うことが可能であり、特に限定されることはない。また
製造された合成樹脂エマルションの分子量も特に限定さ
れることはない。
【0020】次に、(B)成分は、塩素基含有モノマー
を共重合モノマーとして使用する以外は、前述した
(A)成分と同様の共重合モノマーを使用することがで
きる。塩素基含有モノマーとしては、塩化ビニル、塩化
ビニリデンがあげられる。
【0021】また、このような(B)成分の製造法も、
前述同様に乳化重合等の方法で可能であるが、ラテック
スの安定性を考慮すれば、塩化ビニル、塩化ビニリデン
を除く共重合モノマーのみを、最初に種ポリマーとして
重合するシード重合によることが望ましい。
【0022】(B)成分のような塩素基を有するエマル
ションを使用する場合には、その塩素量が、全樹脂固形
分重量に対して、2.5〜70重量%となるような比率
で、塩化ビニル、塩化ビニリデンが含まれていることが
望ましい。2.5重量%より、少ないと弾性系既存塗膜
への密着性の効果が不充分となり、70重量%より多く
なると、(B)成分が不安定となる。同様に(A)、
(B)成分を混合する場合における塩素量も(A)、
(B)両成分を合わせた全樹脂固形分重量に対して、
2.5〜15.0重量%となるような比率で、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデンが含まれるように、(A)、(B)
成分の混合比率を決定することが望ましい。
【0023】本発明における非架橋型の合成樹脂エマル
ションは、エマルションの機械攪拌安定性が向上すると
の理由から、その共重合モノマーとして、酸モノマー、
特にメタクリル酸を含有することが望ましい。このよう
な酸モノマーは、全樹脂固形分重量に対して、0.2〜
10.0重量%であることが望ましい。特にこの場合に
は、架橋反応を起こさないように配慮する必要がある。
【0024】本願発明は特定組成の水性樹脂組成物(以
下、下塗材用樹脂組成物とも称する)に、さらに無機質
粉体を配合することにより、前述の下塗材と同様の効果
を有する水性万能サーフェーサーとしたものである。こ
のような万能サーフェーサーは、良好な密着性や、リフ
ティングの起こり難さに加えて、被塗物表面の凹凸を平
滑に調整する下地調整効果を有するものである。
【0025】このような無機質粉体としては、重質炭酸
カルシウム、酸化チタン、カオリン、クレー、陶土、チ
ャイナクレー、けい藻土、ホワイトカーボン、タルク、
バライト、沈降性硫酸バリウム、炭酸バリウム、珪砂、
石英粉、ウオラストナイト等があげられる。このような
万能サーフェーサーの場合は、塗膜厚が比較的大きいの
でサーフェーサー自身がクラックを生じ難く、仕上塗材
が硬質の場合には、仕上塗材自身がクラックを生じない
ことが必要である。このような硬さのサーフェーサーと
なるには、PVCが15〜60%の範囲であることが好
ましい。
【0026】さらにこのようなサーフェーサーを用いた
場合には、本願発明の特徴である被塗物や被塗物表面の
既存塗膜、並びに仕上塗材の種類を選ばないという特徴
に、さらに被塗物等の表面の凹凸や微妙なアンジュレー
ションを平滑にできる効果がある。
【0027】
【作用】本発明の1層構造用サーフェーサーは、トルエ
ン溶出率が特定範囲にあることで、溶剤への適度な溶解
性とシール性を維持することができるため、改修、改装
における既存塗膜が存在する場合での、各種溶剤形仕上
塗材の塗装時にも、リフティングを発生せず、リコート
性にも優れる。さらに、Tgも特定の範囲にあるため、
既存塗膜や仕上塗材が弾性を有するものであっても、比
較的硬質のものであっても、追従し、またクラックを発
生することもない。また、塩素基含有の合成樹脂エマル
ションの場合、または、塩素基含有の合成樹脂エマルシ
ョンを混合している場合、塩素による極性で各種の被塗
物表面に密着するとともに、剥がれを発生しやすい水性
弾性系の仕上塗材との密着に優れる。さらに被塗物等の
表面の凹凸や微妙なアンジュレーションを平滑にできる
効果をも有する。
【0028】
【実施例】(配合例1〜9) 表1に示した原料を使用して、表2に示した基本配合の
様に、分散剤、造膜助剤、増粘剤、消泡剤等の添加剤を
添加し、通常の塗料と同様の製造方法にて下塗材用樹脂
組成物を製造した。この下塗材用水性樹脂組成物につい
て、以下の貯蔵安定性、機械撹拌安定性試験を行ったと
ころ、それぞれ表3に示したような結果となった。この
結果から、塩素含有合成樹脂エマルションが、貯蔵安定
性において若干不安定さを有すること(配合例6)と、
酸モノマーの含有量が、比較的少量の合成樹脂エマルシ
ョンが、機械撹拌安定性において、若干増粘傾向を示す
こと(配合例)がわかった。但し、塩素含有エマルシ
ョンは、比較的分子量の大きな塩素を含有しないアクリ
ル系エマルションと混合することにより、貯蔵安定性が
向上することがわかった。(配合例9)
【0029】(貯蔵安定性試験)下塗材用樹脂組成物
を、250mlのポリ容器に8割程度入れ、BM型回転
式粘度計にて初期粘度を測定する。続いて、この容器を
密封して、50±1℃の恒温器中に7日間放置した後、
取り出し、標準状態下で温度が20±1℃になるまで放
置する。その後、同様に貯蔵後粘度を測定する。このと
き初期粘度と貯蔵後粘度を比較して、増粘しているかど
うかを確認する。 (機械攪拌安定性試験)下塗材用樹脂組成物200g
を、口径80mmの、600ml円筒型ポリ容器に秤量
する。これを直径5cmのインペラーを取り付けた混合
機を用い、ゆるやかに攪拌しながら、200gの8号珪
砂を徐々に添加する。投入終了後、毎分1000回転で
2分間攪拌後、一度攪拌を止め、BH型回転式粘度計に
て初期粘度を測定する。その後、同様に30分間攪拌を
続けた後、攪拌を止め、攪拌後粘度を測定する。このと
き初期粘度と攪拌後粘度を比較して、増粘しているかど
うかを確認する。
【0030】(実施例1) 表2に示した下塗材用樹脂組成物の配合例を使用して、
表4に示した仕上塗材を表5のような組合せにて積層塗
付して、以下の試験を行ったところ、既存塗膜が一液溶
剤形アクリル樹脂エナメルであり、仕上塗材が溶剤形二
液反応硬化形ウレタン樹脂エナメルにも関わらず、全く
リフティングを発生せず良好な塗膜外観を示した。ま
た、初期密着性に優れ、温冷繰り返し抵抗性試験におい
ても、何ら異常が認められなかった。
【0031】(試験体作製方法)300×300×6m
mのフレキシブルボードに、表4に示した仕上塗材を、
既存塗膜として表5の組み合わせのように下記の要領に
て塗装した。
【0032】(イ)既存塗膜の塗付 一液溶剤形アクリル樹脂エナメル「SKアクリルカラ
ー」(エスケー化研株式会社製)の場合 塗付量200g/m2 で刷毛塗りし、その後、常温で2
時間乾燥養生し、さらに塗付量200g/m2 で再度刷
毛塗りし、常温で7日間乾燥養生した。
【0033】防水形外装合成樹脂エマルション系薄付
け仕上塗材(一般名:単層弾性塗材)「弾性トップレス
ソフト」(エスケー化研株式会社製)の場合 一液溶剤形塩化ゴム系シーラー「EXシーラー」(エス
ケー化研株式会社製)を塗付量200g/m2 で刷毛塗
りし、2時間常温で乾燥後、「弾性トップレスソフト」
を塗付量800g/m2 、工程内間隔時間4時間で、ウ
ールローラーを用いて2回塗りし、その後、常温で7日
間乾燥養生した。
【0034】(ロ)下塗材用樹脂組成物の塗付 このようにして作製した塗装板の塗装面に、表2の配合
例1から配合例9の各下塗材用樹脂組成物を、表5の組
み合わせのように、塗付量が樹脂固形分で50g/m2
となるように適宜水希釈して、吹付塗装した後、常温で
24時間乾燥養生した。
【0035】(ハ)仕上塗材の塗付 更に、作製した塗装板に、表4に示した仕上塗材を表5
の組み合わせのように下記の要領にて塗装した。
【0036】溶剤形二液反応硬化形ウレタン樹脂エナ
メル「ウレタンカラー」(エスケー化研株式会社製)の
場合 塗付量150g/m2 にて刷毛塗りし、常温で2時間乾
燥養生し、さらに塗付量150g/m2 で刷毛塗りし、
常温にて乾燥養生した。
【0037】防水形外装合成樹脂エマルション系薄付
け仕上塗材(一般名:単層弾性塗材)「ニュートップレ
スクリーン」(エスケー化研株式会社製)の場合 下塗材を用いず「ニュートップレスクリーン」を直接、
塗付量800g/m2、工程内間隔時間4時間で、ウー
ルローラーを用いて2回塗りし、常温で乾燥養生した。 一液溶剤形アクリル樹脂エナメル「SKアクリルカラ
ー」(エスケー化研株式会社製)の場合 塗付量200g/m2 で刷毛塗りし、その後、常温で2
時間乾燥養生し、さらに塗付量200g/m2 で再度刷
毛塗りし、常温で乾燥養生した。
【0038】(評価方法) (1)リフティング(初期) 仕上塗材を塗付後24時間常温で乾燥し、リフティング
の発生の有無を目視で観察した。(○:リフティングな
し、×:リフティングあり) (2)初期密着性 仕上塗材を塗付後48時間常温で乾燥し、50℃の温水
に24時間浸漬し、引き上げて常温で乾燥し、テーピン
グ試験(JIS K 5400 8.5.2 碁盤目テープ法)により仕
上塗材が剥がれるかどうかを確認した。(○:剥がれな
し、×:剥がれあり) (3)リコート性(実施例6,7,8、比較例3,4,5
のみ実施) 仕上塗材を塗付後、1週間常温乾燥した試験体に、同じ
仕上塗材である「ウレタンカラー」(エスケー化研株式
会社製)を、塗付量150g/m2 で」刷毛塗りし、
常温で2時間養生し、さらに塗付量150g/m2 で
刷毛塗りし、常温で24時間乾燥し、リフティングの発
生の有無を目視で観察した。(○:リフティングなし、
×:リフティングあり) (4)温冷繰り返し抵抗性(JIS A 6909(1995)6.11に準
拠) 仕上塗材を塗付後7日間常温で乾燥した後に、試験体を
20±2℃の水中に18時間浸漬した後、直ちに−20
±3℃の恒温器中で3時間冷却し、次いで50±3℃の
別の恒温器中で3時間加温し、この24時間を1サイク
ルとする操作を10回繰り返した後、試験室に2時間静
置し、塗膜の剥がれ、ひび割れおよび膨れの有無を目視
によって調べる。(○:剥がれ,ひび割れ,膨れなし、
×:剥がれ,ひび割れ,膨れの何れかがあり)
【0039】(実施例2、3)表1に示した原料を使用
して、表2に示した配合にて下塗材用樹脂組成物を製造
した。この下塗材用樹脂組成物を用いて、表4に示した
仕上塗材を表5のような組み合わせにて塗付し、実施例
1と同様に評価を行った。この結果、表6のように、実
施例1と同様に仕上塗材が溶剤形二液反応硬化形ウレタ
ン樹脂エナメルにもかかわらず、全くリフティングを発
生せず良好な塗膜外観を示した。また、初期密着性に優
れ、温冷繰り返し抵抗性試験においても、何ら異常が認
められなかった。 (実施例4)表1に示した原料を使用して、表2に示し
た配合にて下塗材用樹脂組成物を製造した。この下塗材
用樹脂組成物を用いて、表4に示した仕上塗材を表5の
ような組み合わせにて塗付し、実施例1と同様に評価を
行った。この結果、表6のように、既存塗膜が水性の単
層弾性仕上塗材であるにもかかわらず、温冷繰り返し抵
抗性試験において何ら異常が認められず、既存塗膜への
追従性、および、密着性に優れていることがわかった。 (実施例5)表1に示した原料を使用して、表2に示し
た配合にて下塗材用樹脂組成物を製造した。この下塗材
用樹脂組成物を用いて、表4に示した仕上塗材を表5の
ような組み合わせにて塗付し、実施例1と同様に評価を
行った。この結果、表6のように、既存塗膜と仕上塗材
の両方が水性の単層弾性仕上塗材であるにもかかわら
ず、初期密着性、温冷繰り返し抵抗性試験において何ら
異常が認められず、既存塗膜および仕上塗材への追従
性、および、密着性に優れていることがわかった。 (実施例6、7、8)表1に示した原料を使用して、表
2に示した配合にて下塗材用樹脂組成物を製造した。こ
の下塗材用樹脂組成物を用いて、表4に示した仕上塗材
を表5のような組み合わせにて塗付し、リフティングの
有無を確認した。次に初期密着性、温冷繰り返し抵抗性
試験を行った。この結果、表6のように、何れの試験体
も、初期のリフティングが認められず、かつ、初期密着
性、温冷繰り返し抵抗性試験の異常が認められなかっ
た。さらにリコート試験用の仕上塗材2の「ウレタンカ
ラー」(エスケー化研株式会社製)を塗付し、リコート
によるリフティングを確認したところ、リコートによる
リフティングも発生しなかった。
【0040】(比較例1)表1に示した原料を使用し
て、表2に示した配合にて下塗材用樹脂組成物を製造
し、実施例1と同様に試験を行ったところ、合成樹脂エ
マルション4は、内部架橋タイプであるため、溶剤形二
液反応硬化形ウレタン樹脂エナメルの溶剤の影響で、架
橋部分の塗膜がちぢみ、リフティング現象を生じた。
【0041】(比較例2)表1に示した原料を使用し
て、表2に示した配合にて下塗材用樹脂組成物を製造
し、実施例1と同様に試験を行ったところ、表6に示し
たように、耐リフティング性および初期密着性には問題
がなかったが、下塗材塗膜が固くなるため、温冷繰り返
し抵抗性試験において、弾性下地の表面において、下塗
材および仕上塗材のSKアクリルカラーがクラックを生
じることがわかった。
【0042】(比較例3)表1に示した原料を使用し
て、表2に示した配合にて下塗材用樹脂組成物を製造
し、実施例6と同様に試験を行ったところ、合成樹脂エ
マルション6のトルエン溶出率が、本発明の規定範囲の
上限を超えているため、全体として耐溶剤性が劣り、溶
剤形二液反応硬化タイプウレタン樹脂エナメルの最初の
塗装は問題を生じないが、長期経過後の再塗装(リコー
ト)の際には、溶剤によって下塗材塗膜自身が溶解し
て、最初の溶剤形二液反応硬化タイプウレタン樹脂エナ
メル塗膜がリフティングすることがわかった。
【0043】(比較例4)表1に示した原料を使用し
て、表2に示した配合にて下塗材用樹脂組成物を製造
し、実施例6と同様に試験を行ったところ、合成樹脂エ
マルション5のトルエン溶出率が、本発明の規定範囲の
上限を超えているため、全体として耐溶剤性が劣り、溶
剤形二液反応硬化タイプウレタン樹脂エナメルの最初の
塗装は問題を生じないが、長期経過後の再塗装(リコー
ト)の際には、溶剤によって下塗材塗膜自身が溶解し
て、最初の溶剤形二液反応硬化タイプウレタン樹脂エナ
メル塗膜がリフティングすることがわかった。
【0044】(比較例5)表1に示した原料を使用し
て、表2に示した配合にて下塗材用樹脂組成物を製造
し、実施例6と同様に試験を行ったところ、合成樹脂エ
マルション7のトルエン溶出量が、本発明の規定範囲の
上限を超えて、Tgが本発明の規定範囲の下限を超えて
いるため、下塗材塗膜の耐溶剤性が劣り、溶剤形二液反
応硬化タイプウレタン樹脂エナメルの最初の塗装は問題
を生じないが、長期経過後の再塗装(リコート)の際に
は、溶剤によって下塗材塗膜自身が溶解して、最初の溶
剤形二液反応硬化タイプウレタン樹脂エナメル塗膜がリ
フティングすることがわかった。
【0045】(実施例9)実施例1の下塗材用樹脂組成
物に、平均粒径3μmの炭酸カルシウム粉体を160重
量部配合し混練したところ、白色ペースト状のサーフェ
ーサーが製造された。このサーフェーサーを、300×
300×6mmのフレキシブルボードに、JIS A 6909
建築用仕上塗材 複層仕上塗材Eの「レナラック」(エ
スケー化研株式会社製)を下塗材の塗付量150g/m
2 、主材の塗付量1.5kg/m2で玉吹きし、上塗と
して一液溶剤形アクリル樹脂エナメル「SKアクリルカ
ラー」(エスケー化研株式会社製)を、塗付量350g
/m2 で吹き付け塗装した塗装板に、玉が隠れるように
塗付量1kg/m2 でウールローラーにて塗装し、平滑
な表面を形成した後、常温で24時間乾燥養生した。こ
のようにして作製した試験体に、溶剤形二液反応硬化形
ウレタン樹脂エナメル「ウレタンカラー」(エスケー化
研株式会社製)を塗付量150g/m2 にて吹き付け塗
装し、常温で2時間乾燥養生し、さらに塗付量150g
/m2 で吹き付け塗装し、常温にて24時間養生し、そ
の後試験体の塗装表面を目視したが、リフティング等の
問題は生じず、平滑な塗装面で仕上がっていた。さらに
この試験体をJIS A 6909 6.11 温冷繰り返し試験に基づ
き、試験を行ったが、塗膜の剥がれ、クラック、膨れや
変色及び光沢低下も認められず、優れた塗膜性能を有し
ていることが確認された。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】
【0051】
【表6】
【0052】
【発明の効果】本発明の効果は、従来の溶剤形、水性形
下塗材のように、被塗物表面に、溶剤によって溶解され
るような既存塗膜が存在する場合の再塗装において、仕
上塗材として溶剤形のものを用いた場合にも、リフティ
ング現象を発生せず、特に二液反応硬化形の仕上塗材を
用いた場合におけるリコートにおいてもリフティング現
象を起こさない。さらに、既存塗膜や仕上塗材が弾性を
有する塗膜の場合にも、密着性が十分であり層間剥離を
生じない。したがって、本発明のサーフェーサーは、被
塗物、被塗物表面の既存塗膜、仕上塗材の種類を選ば
、しかも1層構造にて被塗物等の表面の凹凸や微妙な
アンジュレーションを平滑にできる効果を有し、万能に
用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一液溶剤形アクリル樹脂エナメル塗膜上での、
二液反応硬化形ウレタン樹脂シーラーの、溶剤形仕上塗
材によるリフティング現象を示す断面図
【図2】一液溶剤形アクリル樹脂エナメル塗膜上での、
低分子量塩素化ポリオレフィンの、二液反応硬化形ウレ
タン樹脂エナメルによるリコート時のリフティング現象
を示す断面図
【符号の説明】
a 基材 b 一液溶剤形アクリル樹脂エナメル塗膜塗膜(既存塗
膜) c 二液反応硬化形ウレタン樹脂シーラー塗膜 d 溶剤形仕上塗材塗膜 e リフティング(ちぢみ)現象 f 溶剤による再溶解部 g 一液溶剤形低分子量塩素化ポリオレフィン樹脂シー
ラー塗膜 h 二液反応硬化形ウレタン樹脂エナメル塗膜

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形成される膜厚0.1〜0.3mmの被
    膜の、20℃、5時間浸漬におけるトルエン溶出率が、
    72〜90%となるような、ガラス転移温度−20〜2
    0℃で非架橋型の合成樹脂エマルションからなる水性樹
    脂組成物に、無機質粉体を配合して、顔料容積濃度(以
    下、PVCという。)15〜60%に調整したことを特
    徴とする1層構造用サーフェーサー
  2. 【請求項2】 合成樹脂エマルションが、アルキルアク
    リレートおよび/またはアルキルメタクリレートを、モ
    ノマーとして含有することを特徴とする請求項1に記載
    1層構造用サーフェーサー
  3. 【請求項3】 合成樹脂エマルションが、さらに塩素基
    を有するモノマーを共重合モノマーとして含有すること
    を特徴とする請求項2に記載の1層構造用サーフェーサ
  4. 【請求項4】 合成樹脂エマルションが、重量平均分子
    量300000以上のアクリル系合成樹脂エマルション
    と、重量平均分子量30000〜200000の塩素基
    含有合成樹脂エマルションとの混合物であることを特徴
    とする請求項1に記載の1層構造用サーフェーサー
  5. 【請求項5】 塩素基を有するモノマーが、塩化ビニル
    および/または塩化ビニリデンであり、全体の樹脂固形
    分重量に対して、塩素量が2.5〜15.0重量%であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の1層構造用サーフ
    ェーサー
  6. 【請求項6】 酸モノマーを、全体の樹脂固形分重量に
    対して、0.2〜10.0重量%含有することを特徴と
    する請求項1から請求項5の何れかに記載の1層構造用
    サーフェーサー
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の何れかに記載の
    サーフェーサーを、塗装下地に下塗材として1層構造に
    塗付し、溶剤形の仕上塗材を塗付することを特徴とす
    る改修、改装または新築塗装仕上方法。
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