JP3206900U - 災害時用簡易トイレ - Google Patents

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一彦 大島
一彦 大島
阿部 靖
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【課題】 維持管理が簡単で、防水性や耐久性に優れ、使用環境を改善でき、製品バリエーションを任意に設定することができるマンホール型の災害時用簡易トイレを提供する。【解決手段】 地表G下の地中に埋設しておき災害発生時に使用するマンホール型の災害時用簡易トイレAであって、コンクリートにより一体成型されて上部が開口しており内部に排泄物を収納する空間Sの大部分を構成する有底略円筒形の下部貯留層体1と、この下部貯留層体1の上部に載置されて空間Sの一部を構成する略円筒形の上部貯留層体2と、この上部貯留層体2の上部開口個所に載置されて通常は空間Sを隠すと共に使用時には空間Sを確認できて排泄行為を可能とする蓋体3とを有し、下部貯留層体1の底1aの内側が少なくとも1カ所で窪んで凹部1bを有している。【選択図】図1

Description

本考案は、避難場所の地中に予め埋設しておき、災害発生時に利用するマンホール型の災害時用簡易トイレに関するものである。
地震、豪雨、津波などの災害発生時に、建物や住居などの施設が使用不可となったり、水道、電気などのライフラインが損傷したりすることで、トイレが使用できなくなる場合がある。
このような非常事態に備えて、公園、学校の校庭などの指定避難場所の地中に予め埋設しておき、通常は蓋をしておき、斯かる非常事態などの使用時にその蓋を開けて使用するマンホール型の災害時用簡易トイレが知られている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
特開2012−24328号公報 特開2000−175840号公報 実用新案登録第3040977号公報 特開平11−197058号公報
従来の災害時用簡易トイレは、内部に排泄物を収納する空間を有する貯留層が有底略円筒形であり、その底が平坦な面状であることから、後日、排泄物を除去するために例えばバキュームカーによる吸引作業を行う際において完全に排泄物を吸引することが困難であるばかりか、例えば高圧水洗浄装置による貯留層を行う際においても完全に内部を洗浄することが困難であるという維持管理の問題を有していた。
また、貯留層から排泄物が土中へ流出したり、あるいは反対に、土中の水分や土砂などが貯留層へ流入したりしないように、貯留層の内面または/および外面に防水塗料や防水シートなどの施行を行うという防水処理が必要であったが、長期間における耐久性維持に問題があるという防水性や耐久性の問題を有していた。
また、排泄物が貯留層に溜まることにより、臭気が貯留層から上方へ移動すると、使用時に不快な気分になるという使用環境の問題を有していた。
本考案は、このような従来の構成が有している問題を解決するものであり、維持管理が簡単で、防水性や耐久性に優れ、使用環境を改善でき、製品バリエーションを任意に設定することができるマンホール型の災害時用簡易トイレを実現することを目的とするものである。
本考案の災害時用簡易トイレは、前記目的を達成するために、地中に埋設しておき災害発生時に使用するマンホール型の災害時用簡易トイレであって、コンクリートにより一体成型されて上部が開口しており内部に排泄物を収納する空間の大部分を構成する有底略円筒形の下部貯留層体と、この下部貯留層体の上部に載置されて前記空間の一部を構成する略円筒形の上部貯留層体と、この上部貯留層体の上部開口個所に載置されて通常は前記空間を隠すと共に使用時には前記空間を確認できて排泄行為を可能とする蓋体とを有し、前記下部貯留層体の底の内側が少なくとも1カ所で窪んでいるものである。
上記構成により、排泄物を収納する空間の大部分を構成する下部貯留層体に前記排泄物が集中して収納されるため、例えばバキュームカーによる吸引作業を行う際において完全に排泄物を吸引することが容易になり、例えば高圧水洗浄装置による貯留層を行う際においても完全に内部を洗浄することができる。
また、少なくとも前記下部貯留層体と前記上部貯留層体は、コンクリートに防水剤を混成してなる材料にて成型されているものである。
上記構成により、防水塗料や防水シートなどの施行による構造に比べて長期間における耐久性維持が確実にできる。
また、地表上に立設して前記空間と連通可能な煙突状の臭気抜装置を装着するための地中に埋設された通気管体が前記上部貯留層体または前記下部貯留層体に備えられており、前記臭気抜装置が前記空間に収納可能とするものである。
上記構成により、臭気を大気中へ逃がすことができるので、使用時に不快な気分になるという使用環境を改善することができ、更に、通常は使用しない臭気抜装置の保管もできるので好適である。
また、前記下部貯留層体と前記上部貯留層体との間に挿入されて前記空間の容量を増加させるための略円筒形の中間貯留層体を有するものである。
上記構成により、前記下部貯留層体や前記上部貯留層体などは共通化して、前記中間貯留層体を選択することにより、前記空間の容量を想定利用状況に応じて任意に調整することが可能となるので、安価で異容量の製品バリエーションを実現することができる。
上述したように本考案に係る災害時用簡易トイレは、維持管理が簡単で、防水性や耐久性に優れ、使用環境を改善でき、製品バリエーションを任意に設定することができるものである。
本考案の実施形態を示す要部断面図 同上実施形態を示す説明図 同上実施形態を示す説明図 同上実施形態を示す説明図 同上実施形態を示す写真 同上実施形態の変更を示す要部断面図
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
地表G下の地中に埋設しておき災害発生時に使用するマンホール型の災害時用簡易トイレAは、コンクリートにより一体成型されて上部が開口しており内部に排泄物を収納する空間Sの大部分を構成する有底略円筒形(断面略U字状)の下部貯留層体1と、この下部貯留層体1の上部に載置されて空間Sの一部を構成する略円筒形の上部貯留層体2と、この上部貯留層体2の上部開口個所に載置されて通常は前記空間を隠すと共に使用時には前記空間を確認できて排泄行為を可能とする蓋体3とを有している(図1、図5参照)。
なお、上部留層体2の開口下方の口径は、下部留層体1の開口上部の口径と同寸法であるが、上部留層体2の開口下方の口径は、若干小さくなるように上部留層体2の筒状部分は下方へ広がる傾斜面形状となっている(図1、図5参照)。
また、上部留層体2と蓋体3との間には、マンホールでは一般的に使われている地表Gとの高さ調整用のコンクリートにより一体成型された略円筒形の調整リング体4を有しているが、災害時用簡易トイレAの機能としては必ずしも必要な部品ではなく、災害時用簡易トイレAの現物写真である図5では省略している。
斯かる災害時用簡易トイレAは、下部貯留層体1の底1aの内側が少なくとも1カ所で窪んで凹部1bを有しているため、排泄物を収納する空間Sの大部分を構成する下部貯留層体1に排泄物が集中して収納されるため、例えばバキュームカーBの吸引ホースHによる吸引作業を行う際において完全に排泄物を吸引することが容易になり、例えば高圧水洗浄装置Wで完全に空間Sの内部を洗浄することができる(図2参照)。
なお、下部貯留層体1の底1aの内側に設ける凹部1bは、少なくとも1カ所有れば良く、底1aの大きさに応じて複数個所有しても構わないもので、図面では、底1aが全体に逆円錐(すり鉢)状に成形されており、その中央(中心)部が凹部1bとなっている。
また、少なくとも下部貯留層体1と上部貯留層体2は、コンクリートに防水剤を混成してなる材料にて成型されているものである。
この構成により、防水塗料や防水シートなどの施行による構造に比べて長期間における耐久性維持が確実にできるが、必要に応じて従来と同様に防水塗料や防水シートなどの施行による防水処理を施しても良い。
また、地表G上に立設して空間Sと連通可能な煙突状の臭気抜装置5を装着するための地中に埋設された通気管体6が上部貯留層体2に備えられており(図3参照)、臭気抜装置5が空間Sに収納可能としている(図4参照)が、図3および図4において、蓋体3は、簡略化して記載している。
なお、通気管体6は、空間S内の排泄物の影響を受けにくくするためにできるだけ災害時用簡易トイレAの上方に配置することが望ましく、この実施形態では上部貯留層体2に設置している。
上記構成により、臭気を大気中へ逃がすことができるので、使用時に不快な気分になるという使用環境を改善することができ、災害時用簡易トイレAの非使用時において臭気抜装置5の保管もできるので好適である。
更に、災害時用簡易トイレAの使用時に周囲から隔離した空間であるトイレブースを構成するためのテント状の覆い体Cを設置することはプライバシーの観点から望ましいが、この覆い体Cも災害時用簡易トイレAの非使用時において空間Sに収納しておくことができる(図3、図4参照)。
また、実施形態の変更を示すものとして、下部貯留層体1と上部貯留層体2との間に挿入されて空間Sの容量を増加させるためのコンクリートにより一体成型された略円筒形の中間貯留層体7を組み合わせることができる(図6参照)。
上記構成により、下部貯留層体1や上部貯留層体2などは共通化して、中間貯留層体7を選択することにより、空間Sの容量を想定利用状況に応じて任意に調整することが可能となるので、安価で異容量の製品バリエーションを実現することができる。
上述したように、本考案に係る災害時用簡易トイレAは、状来の類似品に比して、維持管理が簡単で、防水性や耐久性に優れ、使用環境を改善でき、製品バリエーションを任意に設定することができるものである。
1 下部貯留層体
1a 底
1b 凹部
2 上部貯留層体
3 蓋体
4 調整リング体
5 臭気抜装置
6 通気管体
7 中間貯留層体
A 災害時用簡易トイレ
G 地表
S 空間
B バキュームカー
H 吸引ホース
W 高圧水洗浄装置
C 覆い体

Claims (4)

  1. 地中に埋設しておき災害発生時に使用するマンホール型の災害時用簡易トイレであって、コンクリートにより一体成型されて上部が開口しており内部に排泄物を収納する空間の大部分を構成する有底略円筒形の下部貯留層体と、この下部貯留層体の上部に載置されて前記空間の一部を構成する略円筒形の上部貯留層体と、この上部貯留層体の上部開口個所に載置されて通常は前記空間を隠すと共に使用時には前記空間を確認できて排泄行為を可能とする蓋体とを有し、前記下部貯留層体の底の内側が少なくとも1カ所で窪んでいることを特徴とする災害時用簡易トイレ。
  2. 少なくとも前記下部貯留層体と前記上部貯留層体は、コンクリートに防水剤を混成してなる材料にて成型されていることを特徴とする請求項1に記載の災害時用簡易トイレ。
  3. 地表上に立設して前記空間と連通可能な煙突状の臭気抜装置を装着するための地中に埋設された通気管体が前記上部貯留層体または前記下部貯留層体に備えられており、前記臭気抜装置が前記空間に収納可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の災害時用簡易トイレ。
  4. 前記下部貯留層体と前記上部貯留層体との間に挿入されて前記空間の容量を増加させるための略円筒形の中間貯留層体を有することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の災害時用簡易トイレ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109758016A (zh) * 2019-03-04 2019-05-17 中国人民解放军总医院第六医学中心 医用空气加压高压氧舱专用坐便套
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