JP3206875U - 包装用ラベル - Google Patents

Abstract

【課題】包装用ラベルにおいて、印刷模様だけでは得られない新規な美感を呈するラベルを提供する。【解決手段】表面に模様印刷処理（文字２１，模様２２）を施し、裏面に接着層を設けた所望形状のラベル体２において、ラベル体の内方に模様形状（印刷模様の形状と対応、または地模様の形状に対応）となる抜き孔３を設け、商品包装体（ラベル貼着対象物）に貼着する。抜き孔３から当該商品包装体の表面が視認され従前と異なる美感を呈する。【選択図】図１

Description

本考案は、酒瓶、ワイン瓶やその他の商品包装体に使用する包装用ラベルに関するものである。

一般的な包装用ラベルは所定の印刷処理し、その外縁に合わせて切断され、所定の商品に貼着するものであり（特許文献１）、また予め裏面に接着剤や粘着剤を塗布したラベル原紙をラベル台紙（剥離台紙）に貼設しておき、ラベル原紙のラベル絵外輪のみ切断し、ラベル使用時に当該ラベルをラベル台紙から剥離して対象物品に貼着するものも知られている（特許文献２）。

実開平３−３１７７７４号公報。 特開２０１３−９５００５号公報。

ラベル（ラベル原紙）を所望形状に形成する際には、文字及び模様で構成されるラベルの外縁に添って型抜きしており、型抜きされたラベルをそのまま商品包装体（ラベル貼着対象物）に貼着すると、例えば酒瓶のような透明な包装用容器や地色を備えた商品包装体であっても、包装用容器が透明であるか否かに関わらず、ラベル自体の美的印象に変化はない。

そこで本考案は、ラベル体の表示模様を印刷処理のみとせずに新規な構造を付加した包装用ラベルを提案したものである。

本考案の請求項１に係る包装用ラベルは、表面に模様印刷処理を施し、裏面に接着層を設けた所望形状のラベル体において、ラベル体の内方に模様形状となる抜き孔を設けてなることを特徴とするものである。

而して前記ラベル体を包装部材に貼着すると、抜き孔から貼着対象物（商品包装体）の地色が視認され、特に酒瓶等においては、特異な美感を呈することになる。

また本考案の請求項２記載に係る包装用ラベルは、前記の抜き孔をラベル体に施された印刷模様に対応させて設けたもので、模様の一部を抜き孔とすることで、貼着後に抜き孔からの貼着対象物（商品包装体）の地色も印刷模様の一部を構成するように視認される。

また本考案の請求項３記載に係る包装用ラベルは、模様印刷されたラベル体において、地模様箇所に抜き孔で模様を形成してなるもので、貼着後に当該地模様に抜き孔による貼着対象物（商品包装体）の地色が模様として現れる。

本考案の構成は上記のとおりで、ラベル体の内方に抜き孔を備えたもので、酒瓶などの商品包装体に貼着使用することで、従前の包装用ラベルでは発揮する事ができない、当該抜き孔による装飾効果を奏するものである。

本考案の第一実施例の正面図。 同剥離状態を示す斜視図。 同第二実施例の正面図。 同剥離状態を示す斜視図。

次に本考案の実施形態について説明する。図１，２は第一実施例を示すもので、この包装用ラベルは、剥離台紙１とラベル体２で構成され、剥離台紙１は、ラベル体２の製造工程で裏面に接着剤や粘着剤を塗布したラベル原紙を貼設してなるラベル台紙で、ラベル使用時に接着剤や粘着剤をラベル体２から分離させること無く、剥離可能な材質（表面処理されている）で形成されている。

ラベル体２は、その外縁が所望形状に型抜きされているもので、表面に所定の文字２１及び色彩模様２２を印刷処理して表示したものであり、裏面には粘着層（接着層）２３が形成されている。

特に本考案に係る包装用ラベルは、前記のラベル体２における模様（図示例は麻模様）２２と一致する抜き孔３を設けたものである。

而して前記ラベル体２を剥離台紙１から分離して商品包装体（例えば酒瓶）に貼着すると、通常のラベル体と異なり、抜き孔３から商品包装体の地色（透明）が視認され、特異な美感を呈することになる。

図３，４は、第二実施例を示すもので、この実施例の包装用ラベルも前記第一実施例と同様に剥離台紙１とラベル体２ａで構成される。

ラベル体２ａは、外縁が所望形状に型抜きされており、表面に所定の文字２１ａ及び色彩模様２２ａ、及び所定の範囲に地模様２４が印刷表示されており、裏面には粘着層（接着層）２３ａが形成されている。

更にこの実施例はラベル体２ａにおける地模様２４に、抜き孔３ａを設けたもので、この抜き孔３ａは波模様のように所望の模様形状としたものである。

従って、前記ラベル体２ａを剥離台紙１ａから分離して商品包装体（例えばワイン瓶）に貼着すると、通常のラベル体と異なり、抜き孔３ａから商品包装体の地色（透明）が視認されると共に、当該抜き孔３ａが地模様２４に表示された模様として現出することになる。

尚本考案は前記実施例に限定されるものではなく、ラベル貼着対象の商品包装体に応じて任意の形状及び印刷模様が採用されると共に、抜き孔も配置、形状は任意に定めることができるものである。

１，１ａ 剥離台紙
２，２ａ ラベル体
２１，２１ａ 文字
２２，２２ａ 色彩模様
２３，２３ａ 粘着層（接着層）
２４ 地模様
３，３ａ 抜き孔

Claims (4)

1. 表面に模様印刷処理を施し、裏面に接着層を設けた所望形状のラベル体において、ラベル体の内方に模様形状となる抜き孔を設けてなることを特徴とする包装用ラベル。
2. 模様印刷されたラベル体において、当該模様に対応して抜き孔を設けてなる請求項１記載の包装用ラベル。
3. 模様印刷されたラベル体において、地模様箇所に抜き孔で模様を形成してなる請求項１記載の包装用ラベル。
4. 剥離台紙上に貼着してなる請求項１乃至３記載の何れかの包装用ラベル。