JP3190698U - 装飾シート - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な物品を簡単かつ確実に装飾することができる装飾シートを提供する。
【解決手段】装飾シート1は、第1のシート10と、第1のシート10の表面に設けられた複数のストーン20と、第1のシート10の裏面に設けられた接着部材と、第1のシート10の裏面に接着部材を介して剥離可能に設けられた第2のシート40とを備える。ストーン20は、互いに所定の間隔で並ぶことにより文字、数字、記号あるいは図形Dを構成する。
【選択図】図1
【解決手段】装飾シート1は、第1のシート10と、第1のシート10の表面に設けられた複数のストーン20と、第1のシート10の裏面に設けられた接着部材と、第1のシート10の裏面に接着部材を介して剥離可能に設けられた第2のシート40とを備える。ストーン20は、互いに所定の間隔で並ぶことにより文字、数字、記号あるいは図形Dを構成する。
【選択図】図1
Description
本考案は、各種商品や内装などに付されることによって装飾性を向上させる装飾シートに関するものである。
従来、物品を装飾する装飾シートとして特許文献1のような装飾シートが知られている。
特許文献1の装飾シートは、上側に配置される透明又は半透明の第1のシートと、 下側に配置される第2のシートと、前記第1のシートと前記第2のシートの間に配置され、前記第1のシートおよび前記第2のシートに仮留め的に貼着している複数のストーンとからなり、前記第1のシートおよび前記第2のシートの間において複数の前記ストーンによりキャラクタの図柄が構成された装飾シートであって、前記ストーンは、金属製のストーン本体と、該ストーン本体の表面に塗布された塗装層と、該ストーン本体の裏面に設けられた熱圧着用の粘着層とからなることを特徴とする装飾シートである。
この装飾シートを使用するに際し、装飾シートから第2のシートを指先などを利用しながら丁寧に剥がし、次に、第1のシートを上側にした状態で物品表面の所定箇所に載置したあと、第1のシートの上側からアイロン等により熱を加えながら圧して、当該熱と圧力によりストーンの粘着層を液化させて物品表面に熱圧着させたあと、自然冷却により固化させて、物品表面を装飾する。
しかしながら、上記装飾シートでは、使用の際に第1のシートの上側からアイロン等により熱を加えながら圧して、当該熱と圧力によりストーンの粘着層を液化させて物品表面に熱圧着させるため、装飾できる物品が主に被服等に限られていた。
本考案は、上述の技術的背景に鑑みてなされたものであり、様々な種類の物品を簡単かつ確実に装飾することができる装飾シートを提供することを目的とする。
本考案は、上記目的を達成するために、第1のシートと、前記第1のシートの表面に設けられた複数のストーンと、前記第1のシートの裏面に設けられた接着部材と、前記第1のシートの裏面に前記接着部材を介して剥離可能に設けられた第2のシートとを備え、前記ストーンは、互いに所定の間隔で並ぶことにより文字、数字、記号あるいは図形を構成することを特徴とする。
これによれば、第1のシートから第2のシートを剥離し、露出した接着部材を物品の表面に押し当てることにより、第1のシートを物品の表面に貼着することができ、第1のシートの表面に配置された複数のストーンにより物品を簡単かつ確実に装飾することが可能となる。しかも、第1のシートを物品の表面に貼着する際に熱を加えないため、耐熱性の乏しい物品など、様々の物品を装飾することができる。
また、前記第1のシートは、表面に粒子状の光沢を有するグリッターシートであるのが好ましい。これによれば、該光沢部を背景として複数のストーンにより構成された図形等が強調されるため、装飾シートの装飾性を高めることができる。
また、前記ストーンは、熱圧着により前記第1のシートの表面に設けられるのが好ましい。これによれば、複数のストーンを第1のシートの表面に簡単かつ確実に設けることができる。
また、前記接着部材は、一方面が前記第1のシートに接着され、且つ他方面が前記第2のシートに接着された両面テープであり、前記第2のシートは合成樹脂製のフィルム素材からなる。これによれば第1のシートから第2のシートを容易に剥離することができる。
本考案によれば、第1のシートから第2のシートを剥離し、露出した接着部材を物品の表面に押し当てることにより、第1のシートを物品の表面に貼着することができ、第1のシートの表面に配置された複数のストーンにより物品を簡単かつ確実に装飾することが可能となる。また、第1のシートを物品の表面に貼着する際に熱を加えないため、耐熱性の乏しい物品など、様々な物品を装飾することができる。さらに、従来の装飾シートは被服業界や雑貨業界でしか使用されてこなかったが、イベント会場での内装の装飾、オリンピックなどのスポーツ競技会場での各国の国旗としてのイメージ、テレビに映る背景の装飾、店舗での集客用の看板などにも適用可能である。
次に、本考案の一実施形態について図1〜図5を参照しつつ説明する。
装飾シート1は、図1および図2に示すように、第1のシート10と、第1のシート10の表面に設けられた複数のストーン20と、第1のシート10の裏面に設けられた接着部材30と、第1のシート10の裏面に接着部材30を介して剥離可能に設けられた第2のシート40とを備える。
前記第1のシート10は、合成樹脂製のグリッターシートである。この第1のシート10は、表面に反射率の高い多数の微細粒子が設けられている。これにより第1のシートの表面が粒子状の光沢を有することとなり、装飾シート1の装飾性が向上する。
また、前記第1のシート10は、後述するように装飾シート1の作成の際に表面側(上側)からアイロン等により熱が加わるため、耐熱性の素材からなる。また、第1のシート10は可撓性を有しおり、表面が平面状の物品だけでなく表面が曲面状のワインボトルなどの物品Bにも容易に貼着することができる。
また、前記第1のシート10は、図1に示すように、ストーン20が構成する後述のキャラクタの図形Dの輪郭から外側に一定長さLだけ離れた輪郭を有する。これにより、第1のシート10の輪郭がキャラクタの図形Dに合致したデザイン性を有するものとなり、装飾シート1の装飾性が向上する。
前記ストーン20は、第1のシート10の表面において、互いに所定の間隔で並ぶことによりキャラクタの図形Dを構成する。本実施例では、図2に示すように、耳にリボンを付けた動物のキャラクタの図形Dを構成している。ストーン20の個数、配置箇所、色、大きさ、および形状は、特に限定されるものではなく、キャラクタの図形Dに応じて適宜選択される。なお、ストーン20は、合成樹脂、ガラス、あるいは金属などからなる。
また、ストーン20は、熱圧着により前記第1のシートの表面に設けられる。具体的には、図3に示すように、ストーン20の裏面にホットメルト接着層21が塗布されており、ストーン20がホットメルト接着層21を介して第1のシート10の表面に熱圧着されている。
前記接着部材30は、第1のシート10と第2のシート40を接着するための両面テープである。具体的には、この接着部材30は、一方面に第1の接着層31が形成され、該第1の接着層31を介して第1のシート10に貼着されている。また、接着部材30は、多方面に第2の接着層32が形成され、該第2の接着層32を介して第2のシート40に貼着されている。
前記第2のシート40は、第1のシート40の裏面に接着部材30を介して剥離可能に設けられた台紙である。この第2のシート40は、接着部材30から剥離容易な矩形状の合成樹脂製のフィルム素材からなる。
次に、上記装飾シート1の作成方法の一例について図4を参照しつつ説明する。
[1] まず、両面テープである接着部材30の一方の図示略の剥離材を剥がすことにより第1の接着層31を露出させ、接着部材30を第1の接着層31を介して第1のシート10の裏面に貼着する。
[2] 図4(a)に示すように、裏面にストーン40が仮止め的に配置された耐熱粘着シート50と第1のシート10の位置合わせを行い、耐熱粘着シート50の裏面と第1のシート10の表面を密着させる。そして、耐熱粘着シート50の表面側をアイロン等により熱を加えながら押圧する。これによりホットメルト接着層21が液化し、ストーン20がホットメルト接着層21を介して第1のシート10の表面に熱圧着される。
[3] 図4(b)に示すように、第1のシート10から耐熱粘着シート50を剥離すると、第1のシート10の表面にストーン40が設けられた状態となる。このストーン40は、互いに所定の間隔で並ぶことによりキャラクタの図形Dを構成している。
[4]図4(c)に示すように、キャラクタの図形Dの輪郭に沿って距離Lだけ離して第1のシート10を切り抜ぬくと、キャラクタの図形Dの輪郭に沿った形状の第1のシート40が完成する。
[5]図4(d)に示すように、両面テープである接着部材30の他方の図示略の剥離材を剥がして第2の接着層32を露出させ、接着部材30を第2の接着層32を介して第2のシート40の表面に貼着する。あとは、装飾シート1が所定の袋に封入されて出荷される。
而して、装飾シート1の使用に際しては、装飾シート1から第2のシート40を剥離して、両面テープである接着部材30の第2の接着層32を露出させたあと、該第2の接着層32を物品Bの表面に押し当てることにより、装飾シート1を物品Bの表面に貼着する。このとき、装飾シート1は、図5に示すように、ワインボトルのほか、スマートフォンなど電子機器の筺体、ペンケースなどの文具、かばんなどの雑貨、被服などの衣料品など、様々な物品に貼着することができる。
また、一度に大量のストーン40を第1のシート10に接着できるので、従来のようにストーンを1個づつという作業をせずに、熱圧着等のプレスを行うことで1度に多数(例えば数千個も可能)のストーン40を第1のシート10に接着することができ、効率的にストーン40が設けられた装飾シート1を作製することが可能となる。これにより従来の方法ではコストがかかっており、事実上、小さいサイズの装飾シートしか作製することができなかったが、本方法によると大きいサイズの装飾シートを低コストで作製することができる。しかも、それらの装飾シートを互いにつなぎ合わせることにより、極めて大きなサイズの装飾シートを作製することができる。
また、装飾シートを内装に使用する場合、内装業者等が装飾シート1から第2のシート40を剥がして、壁面やボードの所望箇所に装飾シート1を貼り付けるだけで、壁面やボードを簡単かつ確実に装飾することができる。このため、従来の装飾シートは被服業界や雑貨業界でしか使用されてこなかったが、イベント会場での内装の装飾、オリンピックなどのスポーツ競技会場での各国の国旗としてのイメージ、テレビに映る背景の装飾、店舗での集客用の看板などにも適用可能である。
なお、本実施形態では、接着部材30として両面テープを用いたが、その他の接着部材であってもよい。
また、装飾シート1の作成方法は上述のものに限定されるものではなく、その他の作成方法であってもよい。
また、第1のシート10は、表面に粒子状の光沢を有するグリッターシートであるとしたが、例えば、表面が光沢を有さず無模様のシートなどその他のシートであってもよい。
また、第2のシート30は、フィルム素材で形成されているものとしたが、例えば、その他の素材で形成されてもよい。
また、ストーン20は、キャラクタの図形Dを構成するものとしたが、その他の図形を構成したり、あるいは文字、数字又は記号を構成してもよい。
また、ストーン20は、ホットメルト接着層21を介して第1のシート10の表面に熱圧着されたが、その他の方法により第1のシート10の表面に設けられてもよい。
以上、図面を参照して本考案の実施形態を説明したが、本考案は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本考案と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…装飾シート
10…第1のシート
20…ストーン
30…接着部材
40…第2のシート
10…第1のシート
20…ストーン
30…接着部材
40…第2のシート
Claims (4)
- 第1のシートと、
前記第1のシートの表面に設けられた複数のストーンと、
前記第1のシートの裏面に設けられた接着部材と、
前記第1のシートの裏面に前記接着部材を介して剥離可能に設けられた第2のシートとを備え、
前記ストーンは、互いに所定の間隔で並ぶことにより文字、数字、記号あるいは図形を構成することを特徴とする装飾シート。 - 前記第1のシートは、表面に粒子状の光沢を有するグリッターシートである請求項1に記載の装飾シート。
- 前記ストーンは、熱圧着により前記第1のシートの表面に設けられた請求項1または請求項2に記載の装飾シート。
- 前記接着部材は、一方面が前記第1のシートに接着され、且つ他方面が前記第2のシートに接着された両面テープであり、前記第2のシートは合成樹脂製のフィルム素材からなる請求項1から請求項3のいずれかに記載の装飾シート。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3190698U true JP3190698U (ja) | 2014-05-22 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170024783A (ko) * | 2015-08-26 | 2017-03-08 | 김흥기 | 핫픽스를 이용한 장식액자 및 이의 제조방법 |
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---|---|---|---|---|
KR20170024783A (ko) * | 2015-08-26 | 2017-03-08 | 김흥기 | 핫픽스를 이용한 장식액자 및 이의 제조방법 |
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