JP3206652U - クッション - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストであり、かつ長時間又は繰り返し使用した場合であっても優れたクッション性を維持できるクッションを提供する。【解決手段】クッションは、袋体と、袋体中に封入された多数の粒状充填物とを備えている。粒状充填物は、発泡ポリエチレンから構成される第1の発泡ビーズと、第1の発泡ビーズの粒径より小さい発泡ポリスチレンから構成される第2の発泡ビーズとを所定の容積混合比で含有してなる。【選択図】図2

Description

本考案は、袋体の中に多数の発泡ビーズを封入して構成されるクッションに関するものである。
布材等を縫製して形成される袋体の内部に、多数の発泡ビーズが充填されてなるクッションがよく知られている。この種のクッションは、使用時、内部に充填される発泡ビーズが体圧によって流動し、クッション自体が体形に沿うように変形して体圧を分散させるため、接触している身体部位に心地良い感触を与えることができる。
この種のクッションとして、例えば、特許文献1に記載されたクッションは、袋体の内部に充填物が詰められた長尺立体状の本体からなるクッションである。袋体の内部に詰められる充填物としては、発泡ポリスチレンビーズ又は発泡ポリエチレンビーズを主体とする混合物である。例えば、発泡ポリスチレンビーズは各種繊維の綿との混合物として用いることができ、特にポリエステル綿が好ましい。その他、ポリウレタンスポンジや羽毛なども充填物として使用することができる。
登録実用新案第3198304号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来のクッションは、充填物に発泡ポリスチレンビーズと各種繊維の綿との混合物を用いているため、へたり率が高く、押し込むと凹んだ状態からなかなか復元せず、クッション性に劣るという問題点があった。
ただし、発泡ポリスチレンビーズは安価であるためクッションの充填物としてできるだけ多く使用してクッションのコストを低減化することが望まれている。
従って、本考案の目的は、低コストであり、かつ長時間又は繰り返し使用した場合であっても優れたクッション性を維持できるクッションを提供することにある。
本考案によれば、クッションは、袋体と、袋体中に封入された多数の粒状充填物とを備えている。粒状充填物は、発泡ポリエチレンから構成される第1の発泡ビーズと、第1の発泡ビーズの粒径より小さい発泡ポリスチレンから構成される第2の発泡ビーズとを所定の容積混合比で含有してなる。
クッションの袋体の中に充填される粒状充填物は、発泡ポリエチレンからなる第1の発泡ビーズと、第1の発泡ビーズの粒径より小さい発泡ポリスチレンからなる第2の発泡ビーズとを所定の容積混合比で含有している。第2の発泡ビーズとして発泡ポリスチレンビーズを含んでいるため、低コスト化が可能であり、しかも、この容積混合比を適切に選ぶことにより、へたり率が低く、長時間又は繰り返し使用した場合であっても優れたクッション性を維持できるクッションを提供することができる。
第1の発泡ビーズの粒径が約1.3mm〜約1.5mmであり、第2の発泡ビーズの粒径が約0.4mmであることが好ましい。これにより、より低いへたり率と、高いクッション性とを得ることができる。
第1の発泡ビーズの容積/(第1の発泡ビーズの容積+第2の発泡ビーズの容積)で表す第1の発泡ビーズと第2の発泡ビーズとの容積混合比が、0.77以上、1.0未満であることが好ましい。これにより、7%程度の低いへたり率を確保することができる。
第1の発泡ビーズの発泡率が約40.9であり、第2の発泡ビーズの発泡率が約38.0であることが好ましい。これにより、より柔らかいクッション性を確保することができる。
本考案によれば、発泡ポリスチレンビーズを含んでいるため、低コスト化が可能であり、しかも、へたり率が低く、長時間又は繰り返し使用した場合であっても優れたクッション性を維持できる。
本考案の一実施形態におけるクッションの外観を概略的に示す外形斜視図である。 図1のクッションの内部構成を概略的に示す断面図である。 第1の発泡ビーズと第2の発泡ビーズとの容積混合比とへたり率との関係を示す図である。 発泡倍率とへたり率との関係を示す図である。
以下、本考案に係るクッションの実施形態を、図を参照して説明する。
図1は本考案の一実施形態におけるクッション100の外観を示しており、図2はこのクッション100の内部構成を断面で示している。
図1及び図2に示すように、本実施形態におけるクッション100は、所定形状を有する袋体10と、この袋体10内に充填された粒状充填物20とを備えている。
袋体10は、屈曲変形が自在で通気性を有する材質、例えば綿100%又は綿とポリエステル等合成繊維とを混紡してなる布材等を用いて、用途に応じた形状及び寸法に形成されている。形状としては、例えば、平面視形状が略正方形、略長方形、円形、楕円形、環状、動物の形状等を挙げることができる。
粒状充填物20は、発泡ポリエチレン(EPE)からなる第1の発泡ビーズ20aと、この第1の発泡ビーズ20aの粒径より小さい発泡ポリスチレン(EPS)からなる第2の発泡ビーズ20bとを所定の容積混合比で混合することにより形成されている。本実施形態において、例えば、第1の発泡ビーズの粒径は、約1.3〜1.5mmであり、第2の発泡ビーズの粒径は、約0.4mmである。また、第1の発泡ビーズの発泡率は、約40.9であり、第2の発泡ビーズの発泡率は、約38.0である。さらに、第1の発泡ビーズと第2の発泡ビーズのとの容積混合比は、第1の発泡ビーズの容積/(第1の発泡ビーズの容積+第2の発泡ビーズの容積)で表すと、0.77以上、1.0未満である。なお、粒状充填物20は、合成樹脂製の発泡ビーズのみを含有することに限定されるものでない。
図3は第1の発泡ビーズと第2の発泡ビーズとの容積混合比とへたり率との関係を示している。同図において、EPSは、発泡ポリスチレンビーズであり、EPE(大)は大きい粒径(1.5mm)の発泡ポリエチレンビーズであり、EPE(小)は小さい粒径(1.3mm)の発泡ポリエチレンビーズである。試験は、サンプル量の発泡ビーズ150ccをφ50の円筒形容器に投入し、押し込み速度500mm/minで押し込みを繰り返した。具体的には、力が印加されてから厚さ方向に30%の押し込みを50回繰り返し、その後に、試験後の体積を測定した。へたり率は、下式から求めた。
へたり率={(試験前の体積−試験後の体積)/試験前の体積}×100(%)
図3に示すように、第1の発泡ビーズ20a、即ち、発泡ポリエチレン(EPE)の量が多いほど、へたり率が低くなる。また、第1の発泡ビーズ(EPE)と第2の発泡ビーズ(EPS)のとの容積混合比を、第1の発泡ビーズがEPE(小)の場合、0.77(=115/150)以上、1.0(=150/150)未満とすることで、へたり率を7.0以下と充分満足できる低い値とすることができる。なお、第1の発泡ビーズがEPE(大)の場合、0.88(=132/150)以上、1.0(=150/150)未満とすることで、へたり率を7.0以下に抑えることができる。
図4は発泡倍率とへたり率との関係を示している。同図において、第1の発泡ビーズ20a(即ち、発泡ポリエチレン(EPE))と、第2の発泡ビーズ20b(即ち、発泡ポリスチレン(EPS))とを異なる配合比での実験結果を示している。図4に示すように、発泡倍率の高い第1の発泡ビーズ20aの配合量が多いほど、へたり率が低くなる。また、適量の第2の発泡ビーズ20bを配合することで、コストを抑えることが可能となる。
以上説明したように本実施形態のクッション100は、袋体10と、この袋体中に封入された多数の粒状充填物20とを備えている。粒状充填物20は、発泡ポリエチレンからなる第1の発泡ビーズ20aと、第1の発泡ビーズ20aの粒径より小さい発泡ポリスチレンからなる第2の発泡ビーズ20bとを所定の容積混合比で含有して構成されている。これにより、低コストで、かつへたり率が低く、長時間又は繰り返し使用した場合であっても、優れたクッション性を維持できるクッションが得られる。また、2種類の発泡ビーズが袋体10内で自在に移行するため、使用中における優れたフィット感や安定性が得られる。
第1の発泡ビーズの粒径は、約1.3mm〜約1.5mmであり、第2の発泡ビーズの粒径は、約0.4mmであるものを用いることで、低いへたり率、高いクッション性が得られる。
また、第1の発泡ビーズと第2の発泡ビーズのとの容積混合比を、0.77(=115/150)以上、1.0(=150/150)未満とすることで、へたり率を7.0以下と充分満足できる低い値とすることができる。
また、第1の発泡ビーズの発泡率は、約40.9であり、第2の発泡ビーズの発泡率は、約38.0であることで、より柔らかいクッション性を確保することができる。
なお、上述した本考案における実施形態のクッション100において、クッション100の形状は、略四角形形成されるが、本考案はこれに限定されるものではない。例えば、用途に応じた形状及び寸法に形成されても良い。
また、上述した本考案における実施形態のクッション100において、第1の発泡ビーズの粒径は、約1.3mm〜約1.5mmであり、第2の発泡ビーズの粒径は、約0.4mmであるものを用いた例を説明したが、本考案はこれに限定されるものではない。
以上述べた実施形態は全て本考案を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本考案は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10 袋体
20 粒状充填物
20a 第1の発泡ビーズ
20b 第2の発泡ビーズ
100 クッション

Claims (4)

  1. 袋体と、該袋体中に封入された多数の粒状充填物とを備えたクッションであって、
    前記粒状充填物は、発泡ポリエチレンから構成される第1の発泡ビーズと、前記第1の発泡ビーズの粒径より小さい発泡ポリスチレンから構成される第2の発泡ビーズとを所定の容積混合比で含有してなることを特徴とするクッション。
  2. 前記第1の発泡ビーズの粒径が約1.3mm〜約1.5mmであり、前記第2の発泡ビーズの粒径が約0.4mmであることを特徴とする請求項1に記載のクッション。
  3. 第1の発泡ビーズの容積/(第1の発泡ビーズの容積+第2の発泡ビーズの容積)で表す前記第1の発泡ビーズと前記第2の発泡ビーズとの容積混合比が、0.77以上、1.0未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載のクッション。
  4. 前記第1の発泡ビーズの発泡率が約40.9であり、前記第2の発泡ビーズの発泡率が約38.0であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクッション。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116003867A (zh) * 2022-10-28 2023-04-25 友达光电股份有限公司 发泡复合材料及其形成的包装缓冲材料

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