JP7017898B2 - クッション体用充填剤及びクッション体 - Google Patents

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Description

本発明は、袋体に充填されて、枕やクッション、玩具などに用いられるクッション体用充填剤及びクッション体に関する。
従来、枕やクッション、玩具などに用いられるクッション体としては、袋体の中にビーズと呼ばれる発泡合成樹脂粒子を充填剤として封入したものが広く知られている。従来の充填剤には、一般的に発泡合成樹脂粒子が用いられているため、クッション体に荷重を加えるとビーズが変形して、ビーズの流動性が低下する。そのため、ビーズの流動性を向上させてクッション体の手触りや触感をよくするために、ビーズと共に流動促進剤を袋体に封入したクッション体が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
従来の充填剤は、長期間の使用によりビーズの気泡が破壊されたり形状が変形したりして、クッション体のボリューム感やクッション性が低下する、いわゆる「へたり」が発生していた。また、従来の充填剤は、クッション体の手触りや触感をよくするために、ビーズの粒子径を小さくしたり、流動促進剤を添加したりしてビーズの流動性を向上させたことにより、クッション体の安定感を損なっていた。
特許文献3には、袋体の中に、ポリスチレン樹脂を発泡させて成形した発泡ポリスチレンビーズと、低反発合成樹脂のポリウレタン樹脂を粉砕したポリウレタン粒子を充填し、いわゆる「へたり」を防止すると共に、安定感を向上させたクッション体が開示されている。
特開2004-223002号公報 国際公開第2003/32783号パンフレット 特開2009-225922号公報
クッション体において、ビーズの粒子径を小さくすると、ビーズの動きが滑らかになり触感が向上することは知られている。しかし、従来のクッション体は、ビーズに気泡を含む発泡合成樹脂粒子が用いられているため、ビーズの粒子径を微小に成形するのが困難であるのみならず、ビーズが変形して流動性の低下と「へたり」が生じ、触感が低下するという課題があった。
そこで、本発明は、極小ビーズによる肌触りの良さに加えて、しっとり感を兼ね備えた触感の良好なクッション体を実現できるクッション体用充填剤及びクッション体を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために、袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、平均粒子径0.05~1mmの合成樹脂粒子と、天然ゴム又は合成ゴムを発泡させた発泡体を粉砕した粉砕発泡体と、を含むクッション体用充填剤を提供するものである。
また、本発明は、袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、ポリスチレン樹脂を含む合成樹脂粒子と、ポリウレタン樹脂を発泡させた発泡体を粉砕した粉砕発泡体と、を含むクッション体用充填剤を提供するものである。
また、本発明のクッション体用充填剤は、前記合成樹脂粒子が未発泡状態の発泡性ポリスチレン樹脂粒子である。
また、本発明のクッション体用充填剤は、前記発泡体が1倍を超えて10倍以下の発泡倍率でポリウレタン樹脂を発泡させたものである。
また、本発明は、上記のクッション体用充填剤を、伸縮性を有する袋体に充填したクッション体を提供するものである。
本発明のクッション体用充填剤は、袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、平均粒子径0.05~1mmの合成樹脂粒子と、天然ゴム又は合成ゴムを発泡させた発泡体を粉砕した粉砕発泡体と、を含むことにより、極小合成樹脂粒子の滑らかな動きによる肌触りの良さに加えて、弾力性のある粉砕発泡体によって、しっとり感を兼ね備えた良好な触感を得ることができる効果がある。
また、本発明は、袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、ポリスチレン樹脂を含む合成樹脂粒子と、ポリウレタン樹脂を発泡させた発泡体を粉砕した粉砕発泡体と、を含むことにより、荷重を加えても変形し難い合成樹脂粒子による動きの滑らかさと、粉砕発泡体による弾力性によって、肌触りの良さとしっとり感を兼ね備えた良好な触感を得られると共に、粒子の「へたり」を防止することができる効果がある。
また、本発明のクッション体用充填剤は、前記合成樹脂粒子が未発泡状態の発泡性ポリスチレン樹脂粒子であることにより、合成樹脂粒子は軽量で剛性が高く、いわゆる「へたり」が生じ難く、触感の良さを持続することができる効果がある。
また、本発明のクッション体用充填剤は、前記発泡体が1倍を超えて10倍以下の発泡倍率でポリウレタン樹脂を発泡させたことにより、発泡体の弾力性によって、しっとり感を得ることができる効果がある。
また、本発明のクッション体は、上記のクッション体用充填剤を、伸縮性を有する袋体に充填したことにより、流動性のよい微小粒子と相まって自在かつ速やかに変形するから、良好な触感を得ることができる効果がある。
本発明は、袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、平均粒子径0.05~1mmの合成樹脂粒子と、天然ゴム又は合成ゴムを発泡させた発泡体を粉砕した粉砕発泡体と、を含むものである。
また、本発明は、袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、ポリスチレン樹脂を含む合成樹脂粒子と、ポリウレタン樹脂を発泡させた発泡体を粉砕した粉砕発泡体と、を含むものである。
本発明のクッション体は、伸縮性を有する袋体に、球状に成形された合成樹脂粒子と、天然ゴム又は合成ゴムを発泡させた発泡体を粉砕した粉砕発泡体と、を充填したものである。
本実施例において、合成樹脂粒子には、未発泡状態の発泡性ポリスチレン樹脂粒子を用いている。発泡性ポリスチレン樹脂粒子は、軽量で剛性の高いポリスチレン樹脂を含んだものであればよく、ポリエチレン樹脂を加えて耐衝撃性を高めたものでもよい。
合成樹脂粒子には、未発泡状態の発泡性合成樹脂粒子の他、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの合成樹脂を球状に形成したものを用いてもよい。
本実施例において、粉砕発泡体は、ポリウレタン樹脂を発泡させた発泡体を細かく粉砕して形成したものである。発泡体は、1倍を超えて10倍以下の発泡倍率でポリウレタン樹脂を発泡させていることが好ましく、1倍を超えて5倍以下の発泡倍率で発泡させていることがより好ましい。また、粉砕発泡体は、発泡ポリウレタン樹脂を平均粒径0.07~0.2mmに粉砕していることが好ましい。
発泡体には、ポリウレタン樹脂やシリコンゴムなどの合成ゴム、又は天然ゴムを発泡させた発泡ゴムを用いてもよい。
クッション体には、合成樹脂粒子100重量部に対して、粉砕発泡体10重量部~40重量部を充填していることが好ましい。合成樹脂粒子100重量部に対して、粉砕発泡体が10重量部未満では、クッション体のしっとり感が充分ではなく、合成樹脂粒子100重量部に対して、粉砕発泡体が40重量部を超えると、合成樹脂粒子の流動性が低下して触感も低下する。本実施例において、クッション体には、未発泡状態の発泡性ポリスチレン樹脂粒子100重量部に対して、ポリウレタン樹脂を発泡させた発泡体を細かく粉砕した粉砕発泡体20重量部を充填している。
袋体は、クッション体用充填剤を収容することができるものであれば、どのような形態のものでもよいが、縦横に伸縮自在な伸縮性生地で構成されていることが好ましい。本実施例において、伸縮性生地には、約80重量%のナイロン樹脂と約20重量%のポリウレタン樹脂を含むポリウレタン弾性繊維が使用されている。袋体には、ポリウレタン樹脂を含んだ綿やナイロン樹脂などからなる他のポリウレタン弾性繊維を用いてもよい。
本発明のクッション体は、枕やクッション、玩具など様々な用途に用いることができる。

Claims (5)

  1. 袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、
    平均粒子径0.05~1mmの未発泡状態の発泡性合成樹脂粒子と、発泡ポリウレタン樹脂平均粒径0.07~0.2mmに粉砕した粉砕発泡体と、を含むクッション体用充填剤。
  2. 袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、
    ポリスチレン樹脂を含み、平均粒子径0.05~1mmの未発泡状態の合成樹脂粒子と、発泡ポリウレタン樹脂平均粒径0.07~0.2mmに粉砕した粉砕発泡体と、を含むクッション体用充填剤。
  3. 袋体に充填されるクッション体用充填剤であって、
    平均粒子径0.05~1mmの未発泡状態の発泡性ポリスチレン樹脂粒子と、発泡ポリウレタン樹脂を平均粒径0.07~0.2mmに粉砕した粉砕発泡体と、を含むクッション体用充填剤。
  4. 前記発泡ポリウレタン樹脂が1倍を超えて10倍以下の発泡倍率でポリウレタン樹脂を発泡させたものである請求項1乃至3の何れか一項に記載のクッション体用充填剤
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載のクッション体用充填剤を、伸縮性を有する袋体に充填したクッション体。
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